JPH06173641A - パティキュレートフィルタの再燃焼制御装置 - Google Patents

パティキュレートフィルタの再燃焼制御装置

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Publication number
JPH06173641A
JPH06173641A JP4325353A JP32535392A JPH06173641A JP H06173641 A JPH06173641 A JP H06173641A JP 4325353 A JP4325353 A JP 4325353A JP 32535392 A JP32535392 A JP 32535392A JP H06173641 A JPH06173641 A JP H06173641A
Authority
JP
Japan
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particulate filter
amount
temperature
secondary air
setting
Prior art date
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Pending
Application number
JP4325353A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kato
恵一 加藤
Nobushi Yasuura
信史 保浦
Naoharu Morita
尚治 森田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP4325353A priority Critical patent/JPH06173641A/ja
Publication of JPH06173641A publication Critical patent/JPH06173641A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再燃焼時のクラックや燃え残りを防止してパ
ティキュレートフィルタを確実に再生し、かつ、2次空
気の供給量の制御を簡単なロジックで実現して、製造コ
ストを低減する。 【構成】 フィルタの再燃焼時においては、ファジィ推
論によりパティキュレート捕集量Qtrap及びその時間的
変動分−ΔQtrapに基づくルールにおける所属度が算出
されて、その所属度から過熱や立ち消えが発生しない目
標排気温の増分ΔTref が推論される。そして、実際の
排気温が増分ΔTref から求めた目標排気温となるよう
に、エアポンプによる2次空気の供給量が制御される。
このように供給量が最適値に制御されるためフィルタが
適切な温度に保たれ、かつ、ファジィ推論に必要なルー
ルやメンバシップ関数はごく容易に設定可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパティキュレートフィル
タの再燃焼制御装置に関するものであり、特に、ディー
ゼルエンジン等の排気ガス中に含まれてパティキュレー
トフィルタに捕集されたパティキュレートを再燃焼し
て、パティキュレートフィルタを再生する再燃焼制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ディーゼルエンジンの排
気ガス中に含まれるパティキュレートは、微粒の炭化化
合物からなり人体に有害の虞があることから、これを捕
集するためのパティキュレートフィルタの研究が広く実
施されている。そして、このパティキュレートフィルタ
は、パティキュレートの捕集堆積に伴って次第に排気通
路を塞ぐ傾向があるため、可燃性を有するパティキュレ
ートの性質を利用して再燃焼させて、パティキュレート
フィルタを再生する装置が研究されている。
【0003】従来のこの種のパティキュレートフィルタ
の再燃焼制御装置として、例えば、特開平2−2568
13号公報に記載のものを挙げることができる。
【0004】この再燃焼制御装置は、ヒータにてパティ
キュレートを着火して再燃焼を開始させるとともに、ブ
ロアによりパティキュレートフィルタに2次空気を供給
して全てのパティキュレートが燃焼するまで再燃焼を継
続させている。そして、このときのブロアの2次空気の
供給量は、再燃焼を開始する際のパティキュレートフィ
ルタの入口温度等に応じて決定し、再燃焼中は常に一定
量に制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のパティキュレー
トフィルタの再燃焼制御装置は、上記のように再燃焼中
の2次空気の供給量を一定量に制御している。しかしな
がら、2次空気の供給量はパティキュレートの燃焼状態
に多大な影響を与えるものであり、これが過大であると
きには過熱によりパティキュレートフィルタにクラック
が発生し、また、過小であるときには燃焼の立ち消えに
より燃え残りが生じてしまう不具合がある。
【0006】その対策として、例えば、パティキュレー
トの捕集量やその時間的な変動分等に応じて2次空気の
供給量を制御することも考えられるが、それを実現する
にはロジックが複雑化すると共に、そのマッチングにも
莫大な工数を必要としてコストアップするという別の不
具合が発生する。
【0007】そこで本発明は、再燃焼時の過熱によるク
ラックや立ち消えによる燃え残り等の発生を未然に防止
して、パティキュレートフィルタを常に確実に再生でき
るとともに、その再燃焼時における2次空気の供給量の
制御を簡単なロジックで実現して、ひいては製造コスト
を低減することができるパティキュレートフィルタの再
燃焼制御装置の提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
パティキュレートフィルタの再燃焼制御装置は、図1に
示すように、内燃機関M1の排気通路に設けられたパテ
ィキュレートフィルタM2の捕集量を判定する捕集量判
定手段M3と、前記捕集量判定手段M3にて判定された
捕集量が所定値以上のときに、捕集されたパティキュレ
ートに着火して再燃焼を開始させる着火手段M4と、前
記パティキュレートフィルタM2の再燃焼を継続させる
べく2次空気を供給する2次空気供給手段M5と、前記
再燃焼中のパティキュレートフィルタM2の温度を検出
するフィルタ温度検出手段M6と、前記再燃焼中のパテ
ィキュレートフィルタM2の過熱や立ち消えが発生しな
いように、前記捕集量及び捕集量の時間的変動分に基づ
いて目標温度を設定する複数のルールと、前記複数のル
ールにおける捕集量及び捕集量の時間的変動分を所定の
範囲の集合に区分して各集合の所属度を設定する関数と
を記憶する目標温度設定用記憶手段M7と、前記複数の
ルールにおけるそれぞれの所属度を算出し、所属度から
前記パティキュレートフィルタM2の目標温度を設定す
る目標温度設定手段M8と、前記フィルタ温度検出手段
M6にて検出されたパティキュレートフィルタM2の実
際の温度が、前記目標温度設定手段M8にて設定された
目標温度となるように、前記2次空気供給手段M5の2
次空気の供給量を制御する供給量制御手段M9とを具備
するものである。
【0009】請求項2の発明かかるパティキュレートフ
ィルタの再燃焼制御装置は、図2に示すように、内燃機
関M1の排気通路に設けられたパティキュレートフィル
タM2の通過空気量を検出する通過空気量検出手段M1
0と、前記パティキュレートフィルタM2の前後差圧を
検出する前後差圧検出手段M11と、前記通過空気量検
出手段M10にて検出された通過空気量と前後差圧検出
手段M11にて検出された前後差圧とから判定されたパ
ティキュレートフィルタM2の捕集量が所定値以上のと
きに、捕集されたパティキュレートに着火して再燃焼を
開始させる着火手段M4と、前記パティキュレートフィ
ルタM2の再燃焼を継続させるべく2次空気を供給する
2次空気供給手段M5と、前記再燃焼中のパティキュレ
ートフィルタM2の温度を検出するフィルタ温度検出手
段M6と、前記再燃焼中のパティキュレートフィルタM
2の過熱や立ち消えが発生しないように、前記通過空気
量及び通過空気量の時間的変動分と前後差圧及び前後差
圧の時間的変動分とに基づいて目標温度を設定する複数
のルールと、前記複数のルールにおける通過空気量、通
過空気量の時間的変動分、前後差圧及び前後差圧の時間
的変動分を所定の範囲の集合に区分して各集合の所属度
を設定する関数とを記憶する目標温度設定用記憶手段M
7と、前記複数のルールにおけるそれぞれの所属度を算
出し、所属度から前記パティキュレートフィルタM2の
目標温度を設定する目標温度設定手段M8と、前記フィ
ルタ温度検出手段M6にて検出されたパティキュレート
フィルタM2の実際の温度が、前記目標温度設定手段M
8にて設定された目標温度となるように、前記2次空気
供給手段M5の2次空気の供給量を制御する供給量制御
手段M9とを具備するものである。
【0010】請求項3の発明かかるパティキュレートフ
ィルタの再燃焼制御装置は、前記供給量制御手段を、フ
ィルタ温度検出手段にて検出されたパティキュレートフ
ィルタの実際の温度が、前記目標温度設定手段にて設定
された目標温度となるように、実際の温度と目標温度と
の温度差、及び温度差の時間的変動分に基づいて前記2
次空気供給手段による2次空気の供給量を設定する複数
のルールと、前記複数のルールにおける温度差及び温度
差の時間的変動分を所定の範囲の集合に区分して各集合
の所属度を設定する関数とを記憶する供給量設定用記憶
手段と、前記複数のルールにおけるそれぞれの所属度を
算出し、所属度から前記2次空気供給手段の供給量を設
定する供給量設定手段とを具備するようにしたものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1及び請求項2の発明においては、内燃
機関M1に設けられたパティキュレートフィルタM2の
捕集量は、捕集量判定手段M3にて判定されたり、或い
は通過空気量検出手段M10が検出した通過空気量と前
後差圧検出手段M11が検出した前後差圧とから判定さ
れたりし、その捕集量が所定値以上のときには着火手段
M4にてパティキュレートの再燃焼が開始される。この
再燃焼時においては目標温度設定用記憶手段M7に記憶
されたパティキュレートフィルタM2の捕集量及びその
時間的変動分に基づくルール、或いはパティキュレート
フィルタM2の通過空気量及びその時間的変動分と前後
差圧及びその時間的変動分とに基づくルールにおける所
属度が目標温度設定手段M8にて算出されて、その所属
度から過熱や立ち消えが発生しないパティキュレートフ
ィルタM2の目標温度が設定される。そして、フィルタ
温度検出手段M6にて検出された実際のパティキュレー
トフィルタM2の温度が前記した目標温度となるよう
に、供給量制御手段M9により2次空気供給手段M5の
供給量が制御される。
【0012】したがって、再燃焼の進行に伴ってパティ
キュレートフィルタM2の捕集量が次第に減少すると、
その時々に応じた最適な2次空気の供給量に制御され
て、パティキュレートフィルタM2は常に適切な温度に
保たれ、過熱によるクラックや立ち消えによる燃え残り
等の発生が未然に防止される。そして、目標温度を設定
するに当たって必要なルールや関数はごく容易に設定で
きるため、この2次空気の制御を極めて簡単なロジック
で実現可能である。
【0013】請求項3の発明においては、供給量設定用
記憶手段に記憶された各ルールにおける所属度が供給量
設定手段にて算出され、その所属度からパティキュレー
トフィルタの実際の温度を目標温度とするための2次空
気の供給量が設定されて、2次空気供給手段が制御され
る。そして、目標温度の設定と同様に、この2次空気の
供給量を設定するに当たって必要なルールや関数はごく
容易に設定できるため、2次空気の制御をより一層簡単
なロジックで実現可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0015】図3は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置を示す概略構成図であ
る。
【0016】図に示すように、ディーゼルエンジン1に
は機関回転数Ne を検出する回転数センサ2が設けら
れ、そのディーゼルエンジン1の吸気通路3にはエアク
リーナ4、吸気圧Pm0を検出する吸気圧センサ5、及び
吸気温TH を検出する吸気温センサ6が設けられてい
る。また、ディーゼルエンジン1の排気通路7には排気
ガス中のパティキュレートを捕集するためのパティキュ
レートフィルタ8が設けられ、このフィルタ8には再生
時にパティキュレートに着火するためのヒータ9が内蔵
されている。排気通路7のパティキュレートフィルタ8
より上流側にはバイパス通路10の一端が接続され、接
続箇所にはバイパス通路10を開閉するバイパス用バル
ブ11が設けられている。なお、図示はしないが、バイ
パス通路10の他端はパティキュレートフィルタ8を迂
回して排気通路7のより下流側の箇所と接続されてい
る。排気通路7のバイパス通路10より下流側にはポン
プ通路12を介して2次空気を供給するエアポンプ13
が接続され、接続箇所にはパティキュレートフィルタ8
側とエアポンプ13側とを選択的に開閉するポンプ用バ
ルブ14が設けられている。
【0017】前記排気通路7のパティキュレートフィル
タ8の上流側及び下流側には、それぞれ排気ガスの圧力
(以下、単に『前圧Pm1』『後圧Pm2』という)を検出
する前圧センサ15と後圧センサ16が設けられ、ま
た、フィルタ8の下流側には排気温Texを検出する排気
温センサ17が設けられている。そして、前記した回転
数センサ2、吸気圧センサ5、吸気温センサ6、前圧セ
ンサ15、後圧センサ16及び排気温センサ17等の各
センサ類と、ヒータ9、バイパス用バルブ11、エアポ
ンプ13及びポンプ用バルブ14等の各アクチュエータ
類は、この再燃焼制御装置の動作を制御する電子制御装
置18(以下、単に『ECU』という)に接続されてい
る。
【0018】図4は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置のECUを示す概略構
成図である。
【0019】図に示すように、前記ECU18は、中央
処理装置19(以下、単に『CPU』という)、リード
オンリメモリ20(以下、単に『ROM』という)、ラ
ンダムアクセスメモリ21(以下、単に『RAM』とい
う)、入力回路22及び出力回路23から構成されてい
る。CPU19は入力回路22を介して各センサからの
信号を入力して、予めROM20に格納されたプログラ
ムに従い演算処理を実行し、その演算結果に基づいて出
力回路23を介して各アクチュエータを駆動する。ま
た、RAM21はCPU19の演算途中のデータや演算
結果を一時的に記憶する。なお、詳細は説明しないが、
本実施例のCPU19は再燃焼制御装置の制御のみなら
ず、各センサからの信号に基づいてディーゼルエンジン
1自体の運転をも制御する。
【0020】次に、このように構成されたパティキュレ
ートフィルタ8の再燃焼制御装置のCPU19が実行す
る処理を説明する。なお、CPU19の処理としては、
パティキュレートフィルタ8の再生時期を判定する処理
と再生を制御する処理とに大別でき、まず、再生時期判
定処理を説明する。
【0021】図5は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置のCPUが実行するフ
ィルタ再生時期判定ルーチンを示すフローチャートであ
る。図に示すルーチンは所定時間毎、例えば1秒毎に起
動される。CPU19はステップS100で再生要求フ
ラグFがセットされているか否かを判定し、セットされ
ているときにはパティキュレートフィルタ8の再生制御
を実行するために、一旦このルーチンを終了する。ま
た、再生要求フラグFがクリアされているときには、ス
テップS101でECU18の出力回路23に信号を出
力して、図3に実線で示すようにバイパス用バルブ11
を閉じるとともに、ポンプ用バルブ14をエアポンプ1
3側を閉鎖するように切り換える。したがって、排気ガ
スはパティキュレートフィルタ8を通過して外部に排出
され、その際に排気ガス中のパティキュレートがフィル
タ8に捕集される。
【0022】次いで、CPU19はステップS102以
降の処理でパティキュレート捕集量Qtrapの算出処理を
実行する。まず、ステップS102で次式に示すよう
に、回転数センサ2にて検出された機関回転数Ne と吸
気圧センサ5にて検出された吸気圧Pm0とから、ディー
ゼルエンジン1の吸入吸気量U0 を算出する。
【0023】U0 =f(Ne ,Pm0) 更に、ステップS103でディーゼルエンジン1内での
燃焼による体積膨張を考慮した上で、次式に示すように
吸入空気量U0 、前圧センサ15にて検出された前圧P
m1、及び排気温センサ17にて検出された排気温Texか
ら、パティキュレートフィルタ8の通過空気量Uを算出
する。
【0024】U=f(U0 ,Pm1,Tex) その後、ステップS104で次式に示すように、前圧P
m1と後圧センサ16にて検出された後圧Pm2とから、パ
ティキュレートフィルタ8の前後差圧ΔPを算出する。
【0025】ΔP=Pm1−Pm2 そして、ステップS105で次式に示すように、通過空
気量Uと前後差圧ΔPとからパティキュレート捕集量Q
trapを算出する。
【0026】Qtrap=f(U,ΔP) つまり、パティキュレート捕集量Qtrapの増加に伴いフ
ィルタ8が目詰まりを発生して、通過空気量Uは減少傾
向に、前後差圧ΔPは増加傾向に変動するため、この現
象を利用して捕集量Qtrapを算出しているのである。
【0027】次いで、CPU19はステップS106で
算出結果のパティキュレート捕集量Qtrapが、パティキ
ュレートフィルタ8の限界付近の捕集量として予め設定
された設定限界捕集量Qreg を越えたか否かを判定し、
設定限界捕集量Qreg 以下(Qtrap≦Qreg )のときに
は、未だ再生処理を要しないとしてステップS107で
再生要求フラグFをクリアし、このルーチンを終了す
る。また、パティキュレート捕集量Qtrapが設定限界捕
集量Qreg を越えている(Qtrap>Qreg )ときには、
再生処理を要するとしてステップS108に移行する。
【0028】そして、ステップS108で現在の排気温
Texが、パティキュレートフィルタ8が耐え得る限界付
近の温度として予め設定された設定限界排気温Treg 未
満か否かを判定し、設定限界排気温Treg 以上(Tex≧
Treg )のときには、パティキュレートフィルタ8が既
に高温であり、再生処理を実行すると過熱によるクラッ
ク発生の虞があるとして、ステップS107で再生要求
フラグFをクリアする。また、排気温Texが設定限界排
気温Treg 未満(Tex<Treg )のときには、フィルタ
8の温度がそれほど高くなく再生処理を実行可能である
として、ステップS109で再生要求フラグFをセット
し、このルーチンを終了する。
【0029】次いで、CPU19が実行するパティキュ
レートフィルタ8の再生制御処理を説明する。
【0030】図6は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置のCPUが実行するフ
ィルタ再生制御ルーチンを示すフローチャートである。
【0031】図に示すルーチンは所定時間毎、例えば、
1秒毎に起動される。CPU19はステップS200で
再生要求フラグFがセットされているか否かを判定し、
クリアされているときにはパティキュレートフィルタ8
の再生処理を要しないとして、一旦このルーチンを終了
する。また、再生要求フラグFがセットされているとき
にはステップS201で、図3に破線で示すようにバイ
パス用バルブ11を開くとともに、ポンプ用バルブ14
をパティキュレートフィルタ8側を閉鎖するように切り
換える。したがって、排気ガスはパティキュレートフィ
ルタ8を迂回してバイパス通路10を経て外部に排出さ
れる。
【0032】次いで、CPU19はステップS202で
バルブ11,14の開閉操作後から予め設定された初期
着火時間Tk が経過したか否かを判定し、未だ経過して
いないときにはステップS203でヒータ9を通電す
る。更に、ステップS204で2次空気の供給量Uapを
着火に最適な一定の値に設定し、ステップS205で供
給量Uapをエアポンプ13の駆動デューティ値Dに変換
して出力回路23に出力し、エアポンプ13の実際のデ
ューティ値をこの駆動デューティ値Dに制御する。以上
の処理によりパティキュレートフィルタ8に捕集された
パティキュレートは着火して再燃焼を開始する。
【0033】そして、前記ステップS202で初期着火
時間Tk が経過すると、パティキュレートの着火が完了
したと見做してステップS206でヒータ9の通電を中
止する。パティキュレートフィルタ8は自己燃焼状態に
至って燃焼を継続し、CPU19はステップS207で
パティキュレート捕集量Qtrapを算出する。この算出処
理は前記したフィルタ再生時期判定ルーチンのステップ
S102乃至ステップS105の処理と同様であり、ま
ず、次式に示すように、エアポンプ13の2次空気供給
量Uap、前圧Pm1、及び排気温Texからパティキュレー
トフィルタ8の通過空気量Uを算出する。
【0034】U=f(Uap,Pm1,Tex) 更に、次式に示すように、通過空気量Uとパティキュレ
ートフィルタ8の前後差圧ΔPとからパティキュレート
捕集量Qtrapを算出する。
【0035】Qtrap=f(U,ΔP) なお、この場合のパティキュレート捕集量Qtrapは、未
だ燃焼されずパティキュレートフィルタ8に捕集された
残量を表し、再燃焼の進行に伴って次第に減少するもの
である。
【0036】次いで、CPU19はステップS208で
算出結果のパティキュレート捕集量Qtrapが0を越えて
いるか否かを判定し、0を越えているとき(Qtrap>
0)には、残量がありパティキュレートフィルタ8の再
生処理が完了していないとして、ステップS209でパ
ティキュレート捕集量Qtrapとその時間的変動分−ΔQ
trap(前記のように再生処理中の捕集量Qtrapは必ず減
少方向であるため負の値となる)とから、後述するよう
にファジィ推論によりパティキュレートフィルタ8の過
熱によるクラックや立ち消えによる燃え残り等が発生し
ないような目標排気温Tref を算出する。
【0037】更に、ステップS210で次式に示すよう
に、目標排気温Tref と実際の排気温Texとから温度差
eを算出する。
【0038】e=Tref −Tex その後、ステップS211で温度差eとその時間的変動
分Δeから、後述するようにファジィ推論により、実際
の排気温Texを目標排気温Tref に接近させて温度差e
を0に収束させる2次空気の供給量Uapを算出する。そ
して、ステップS205で供給量Uapをエアポンプ13
の駆動デューティ値Dに変換して出力回路23に出力
し、エアポンプ13の実際のデューティ値をこの駆動デ
ューティ値Dに制御する。
【0039】そして、この再生処理によりパティキュレ
ート捕集量Qtrapが次第に減少して、前記ステップS2
08でパティキュレート捕集量Qtrapが0以下(Qtrap
≦0)になると、ステップS212に移行して再生要求
フラグFをクリアし、このルーチンを終了する。したが
って、CPU19はフィルタ再生時期判定ルーチンのス
テップS100からステップS101に移行してバイパ
ス用バルブ11を閉じるとともに、ポンプ用バルブ14
をエアポンプ13側を閉鎖するように切り換える。よっ
て、排気ガスはパティキュレートフィルタ8を通過して
外部に排出され、再びパティキュレートの捕集が開始さ
れる。
【0040】以上のように再生処理中においては、再燃
焼の進行に伴ってパティキュレート捕集量Qtrapが次第
に減少すると、その時々に応じた最適な2次空気の供給
量UapがステップS209乃至ステップS211で順次
算出されてエアポンプ13が制御される。よって、再生
中のパティキュレートフィルタ8は常に適切な温度に保
たれて、過熱によるクラックや立ち消えによる燃え残り
等が発生するのが未然に防止される。
【0041】一方、前記したステップS209で実行さ
れる目標排気温Tref のファジィ推論の手順を説明す
る。
【0042】図7は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分を
ファジィ推論する際のルールを示す説明図、図8は本発
明の一実施例であるパティキュレートフィルタの再燃焼
制御装置の目標排気温の増分をファジィ推論する際のメ
ンバシップ関数を示す説明図である。
【0043】目標排気温Tref は、その増分ΔTref を
ファジィ推論により求めて、次式に示すように順次加算
して算出する。
【0044】Tref =Tref +ΔTref また、目標排気温Tref の増分ΔTref は、パティキュ
レート捕集量Qtrapとその時間的変動分−ΔQtrapとに
基づいて実行されるルールにより設定される。以下に示
すように、このルールは数式ではなく論理式によって表
現されており、このルールにおいてパティキュレート捕
集量Qtrapとその時間的変動分−ΔQtrapは、ゼロ
(Z)、中位(M)、大きい(B)の3段階で表現さ
れ、また、目標排気温Tref の増分ΔTref は、負で大
きい(NB)、負で小さい(NS)、ゼロ(Z)、正で
小さい(PS)、正で大きい(PB)の5段階で表現さ
れる。そして、例えば、パティキュレート捕集量Qtrap
が大きく(B)、かつ、時間的変動分−ΔQtrapがゼロ
(Z)の場合には、目標排気温Tref の増分ΔTref を
正で大きい(PB)値とし、以下のように表現する。
【0045】IF Qtrap=B & −ΔQtrap=Z
THEN ΔTref =PB このようなルールを複数作成し、図7に示すようにまと
めて表現する。なお、上記した例のルールは、図中の太
線部分に相当している。そして、これらのルールは、パ
ティキュレートフィルタ8の再生時に、過熱によるクラ
ックや燃焼の立ち消えによる燃え残り等を防止可能な最
適な目標排気温Tref が推論できるように設定されてい
る。
【0046】以上のように区分した場合、パティキュレ
ート捕集量Qtrap、その時間的変動分−ΔQtrap、及び
目標排気温Tref の増分ΔTref の各段階への所属度
(グレード)を表したメンバシップ関数は図8に示すよ
うになる。ここで、入力変数Qt1,Qt2,−ΔQt1,−
ΔQt2,−ΔT1,−ΔT2,ΔT3,ΔT4 はディーゼルエ
ンジン1やパティキュレートフィルタ8の特性に応じて
予め決定される値である。そして、以上の各ルールとメ
ンバシップ関数は予めROM20に記憶されており、こ
れらに基づいてCPU19によりファジィ推論が実行さ
れる。
【0047】ここで、目標排気温Tref のファジイ推論
の手順を図9のフローチャートに沿って説明する。
【0048】図9は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分を
ファジィ推論する際にCPUが実行する目標排気温算出
ルーチンを示すフローチャート、図10乃至図14は本
発明の一実施例であるパティキュレートフィルタの再燃
焼制御装置の目標排気温の増分をファジィ推論する際の
推論例を示す説明図である。ここで、図10乃至図14
の各図の関係を説明すると、図10は推論に用いられる
ルールを示し、同様に図11はルールを、図12は
ルールを、図13はルールを示しており、図14は
これらのルールに基づく推論結果を示している。
【0049】今、パティキュレート捕集量Qtrapがゼロ
(Z)と中位(M)の両方に属するxであり、その時間
的変動分−ΔQtrapが中位(M)と大きい(B)の両方
に属するyであると仮定して、目標排気温Tref の増分
ΔTref を推論する。
【0050】フィルタ再生制御ルーチンのステップS2
09で目標排気温算出ルーチンがコールされると、CP
U19はステップS300でパティキュレート捕集量Q
trapが当てはまる集合(ゼロ(Z)と中位(M))を選
択し、ステップS301で時間的変動分−ΔQtrapが当
てはまる集合(中位(M)と大きい(B))を選択す
る。次いで、ステップS302で該当するルールを実行
して、それぞれのルールにおける目標排気温Tref の増
分ΔTref の所属度を選択する。
【0051】つまり、前記したパティキュレート捕集量
Qtrapとその時間的変動分−ΔQtrapとの集合を共に含
むルール乃至ルールを選択して実行する。
【0052】 IF Qtrap=Z & −ΔQtrap=M THEN
ΔTref =NS IF Qtrap=M & −ΔQtrap=B THEN
ΔTref =Z IF Qtrap=Z & −ΔQtrap=B THEN
ΔTref =NB IF Qtrap=M & −ΔQtrap=M THEN
ΔTref =Z ここで、図10乃至図13に示すように、ルールにお
いては、パティキュレート捕集量Qtrapがゼロ(Z)の
所属度は0.7、その時間的変動分−ΔQtrapが中位
(M)の所属度は0.8であり、その結果の目標排気温
Tref の増分ΔTref が負で小さい(NS)の所属度
は、2つの所属度の内の小さい方である0.7とする。
同様に、ルールにおいては、パティキュレート捕集量
Qtrapが中位(M)の所属度は0.3、その時間的変動
分−ΔQtrapが大きい(B)の所属度は0.2であり、
その結果の目標排気温Tref の増分ΔTref がゼロ
(Z)の所属度は、2つの所属度の内の小さい方である
0.2とする。また、ルールにおいては、パティキュ
レート捕集量Qtrapがゼロ(Z)の所属度は0.7、そ
の時間的変動分−ΔQtrapが大きい(B)の所属度は
0.2であり、その結果の目標排気温Tref の増分ΔT
ref が負で大きい(NB)の所属度は、2つの所属度の
内の小さい方である0.2とする。更に、ルールにお
いては、パティキュレート捕集量Qtrapが中位(M)の
所属度は0.3、その時間的変動分−ΔQtrapが中位
(M)の所属度は0.8であり、その結果の目標排気温
Tref の増分ΔTref がゼロ(Z)の所属度は、2つの
所属度の内の小さい方である0.3とする。
【0053】その後、CPU19はステップS303で
ルール乃至ルールの結果を図形として合成し、ステ
ップS304で合成後の図形の重心を求めて、このルー
チンを終了する。その結果、図14に示すように、目標
排気温Tref の増分ΔTrefとしてzという値が推論さ
れ、その増分ΔTref に基づいて目標排気温Tref が算
出される。
【0054】次いで、前記したステップS211で実行
される2次空気の供給量Uapのファジィ推論の手順を説
明する。
【0055】図15は本発明の一実施例であるパティキ
ュレートフィルタの再燃焼制御装置の2次空気の供給量
の増分をファジィ推論する際のルールを示す説明図、図
16は本発明の一実施例であるパティキュレートフィル
タの再燃焼制御装置の2次空気の供給量の増分をファジ
ィ推論する際のメンバシップ関数を示す説明図である。
【0056】2次空気の供給量Uapは、その増分ΔUap
をファジィ推論により求めて、次式に示すように順次加
算して算出する。
【0057】Uap=Uap+ΔUap また、2次空気の供給量Uapの増分ΔUapは、目標排気
温Tref と実際の排気温Texとの温度差e、及びその時
間的変動分Δeに基づいて実行されるルールにより設定
される。このルールにおいて温度差e、その時間的変動
分Δe、及び2次空気の供給量Uapの増分ΔUapは、負
で大きい(NB)、負で小さい(NS)、ゼロ(Z)、
正で小さい(PS)、正で大きい(PB)の5段階で表
現され、例えば、温度差eが正で大きく(PB)、か
つ、時間的変動分Δeが負で大きい(NB)の場合に
は、2次空気の供給量Uapの増分ΔUapをゼロ(Z)と
し、以下のように表現する。
【0058】IF e=PB & Δe=NB THE
N ΔUap=Z このようなルールを複数作成し、図15に示すようにま
とめて表現する。なお、上記した例のルールは、図中の
太線部分に相当している。そして、これらのルールは、
実際の排気温Texを目標排気温Tref に接近させて、温
度差eを0に収束可能な2次空気の供給量Uapが推論で
きるように設定されている。
【0059】以上のように区分した場合、温度差e、そ
の時間的変動分Δe、及び2次空気の供給量Uapの増分
ΔUapの各段階への所属度を表したメンバシップ関数は
図16に示すようになる。ここで、入力変数−e1,−e
2,e3,e4,−Δe1,−Δe2,Δe3,Δe4,−ΔU1,−Δ
U2,ΔU3,ΔU4 はディーゼルエンジン1やパティキュ
レートフィルタ8或いはエアポンプ13の特性に応じて
予め決定される値である。そして、以上の各ルールとメ
ンバシップ関数は予めROM20に記憶されており、こ
れらに基づいてCPU19によりファジィ推論が実行さ
れる。
【0060】ここで、2次空気の供給量Uapのファジイ
推論の手順を図17のフローチャートに沿って説明す
る。
【0061】図17は本発明の一実施例であるパティキ
ュレートフィルタの再燃焼制御装置の2次空気の供給量
の増分をファジィ推論する際にCPUが実行する2次空
気供給量算出ルーチンを示すフローチャート、図18は
本発明の一実施例であるパティキュレートフィルタの再
燃焼制御装置の2次空気の供給量の増分をファジィ推論
する際の推論例を示す説明図である。
【0062】今、目標排気温Tref と実際の排気温Tex
との温度差eが負で小さい(NS)とゼロ(Z)の両方
に属するxであり、その時間的変動分Δeが正で小さい
(PS)と正で大きい(PB)の両方に属するyである
と仮定して、2次空気の供給量Uapの増分ΔUapを推論
する。
【0063】フィルタ再生制御ルーチンのステップS2
11で2次空気供給量算出ルーチンがコールされると、
CPU19はステップS400で温度差eが当てはまる
集合(負で小さい(NS)とゼロ(Z))を選択し、ス
テップS401で時間的変動分Δeが当てはまる集合
(正で小さい(PS)と正で大きい(PB))を選択す
る。次いで、ステップS402で該当するルールを実行
して、それぞれのルールにおける供給量Uapの増分ΔU
apの所属度を選択する。
【0064】つまり、前記した温度差eとその時間的変
動分Δeとの集合を共に含むルール及びルールを選
択して実行する。
【0065】 IF e=NS & Δe=PS THEN ΔU
ap=Z IF e=Z & Δe=PB THEN ΔU
ap=PS ここで、図18に示すように、ルールにおいては、温
度差eが負で小さい(NS)の所属度は0.7、その時
間的変動分Δeが正で小さい(PS)の所属度は0.2
であり、その結果の供給量Uapの増分ΔUapがゼロ
(Z)の所属度は、2つの所属度の内の小さい方である
0.2とする。同様に、ルールにおいては、温度差e
がゼロ(Z)の所属度は0.3、その時間的変動分Δe
が正で大きい(PB)の所属度は0.8であり、その結
果の供給量Uapの増分ΔUapが正で小さい(PS)の所
属度は、2つの所属度の内の小さい方である0.3とす
る。
【0066】その後、CPU19はステップS403で
ルールとルールの結果を図形として合成し、ステッ
プS404で合成後の図形の重心を求めて、このルーチ
ンを終了する。その結果、供給量Uapの増分ΔUapとし
てzという値が推論され、その増分ΔUapに基づいて2
次空気の供給量Uapが算出される。
【0067】このように、再生中のパティキュレートフ
ィルタ8の目標排気温Tref と、実際の排気温Texを目
標排気温Tref に接近させるために必要な2次空気の供
給量Uapとは共にファジィ推論により求められる。そし
て、周知のように、ファジィ推論を実施するに当たって
必要なルールやメンバシップ関数はごく容易に設定でき
るため、このエアポンプによる2次空気の制御を極めて
簡単なロジックで実現可能である。
【0068】以上のように本実施例では、内燃機関M1
としてディーゼルエンジン1が機能し、パティキュレー
トフィルタM2としてパティキュレートフィルタ8が、
捕集量判定手段M3としてステップS102乃至ステッ
プS105、及びステップS207の処理を実行すると
きのCPU19が、着火手段M4としてヒータ9が、2
次空気供給手段M5としてエアポンプ13が機能する。
また、フィルタ温度検出手段M6として排気温センサ1
7が、目標温度設定用記憶手段M7としてROM20
が、目標温度設定手段M8としてステップS209の処
理を実行するときのCPU19が、供給量制御手段M9
としてステップS210、ステップS211及びステッ
プS205の処理を実行するときのCPU19がそれぞ
れ機能する。
【0069】また、供給量設定用記憶手段としてROM
20が機能し、供給量設定手段としてステップS211
の処理を実行するときのCPU19が機能する。
【0070】このように本実施例のパティキュレートフ
ィルタの再燃焼制御装置は、ディーゼルエンジン1の排
気通路7に設けられたパティキュレートフィルタ8のパ
ティキュレートに着火して再燃焼を開始させるヒータ9
と、前記パティキュレートフィルタ8の再燃焼を継続さ
せるべく2次空気を供給するエアポンプ13と、前記再
燃焼中のパティキュレートフィルタ8の排気温Texを検
出する排気温センサ17と、前記再燃焼中のパティキュ
レートフィルタ8の過熱や立ち消えが発生しないよう
に、前記パティキュレートフィルタ8のパティキュレー
ト捕集量Qtrap及びその時間的変動分−ΔQtrapに基づ
いて目標排気温Tref を設定する複数のルールと、前記
複数のルールにおけるパティキュレート捕集量Qtrap及
びその時間的変動分−ΔQtrapを所定の範囲の集合に区
分して各集合の所属度を設定するメンバシップ関数とを
記憶するROM20と、前記パティキュレート捕集量Q
trapを算出して、捕集量Qtrapが所定値以上のときに、
前記ヒータ9にてパティキュレートに着火するととも
に、前記ROM20に記憶された複数のルールにおける
それぞれの所属度を算出して、所属度から前記目標排気
温Tref を設定し、前記排気温センサ17にて検出され
たパティキュレートフィルタ8の実際の排気温Texが前
記目標排気温Tref となるように、前記エアポンプ13
による2次空気の供給量Uapを制御するCPU19とを
具備している。この構成は請求項1の発明の実施例に相
当するものである。
【0071】したがって、再燃焼の進行に伴ってパティ
キュレート捕集量Qtrapが次第に減少すると、その時々
に応じた最適な2次空気の供給量Uapに制御されて、パ
ティキュレートフィルタ8は常に適切な温度に保たれ
る。よって、パティキュレートフィルタ8の過熱による
クラックや立ち消えによる燃え残り等の発生を未然に防
止して常に確実に再生することができる。
【0072】しかも、再生中のパティキュレートフィル
タ8の目標排気温Tref をファジィ推論により求めてい
ることから、そのファジィ推論を実施するに当たって必
要なルールやメンバシップ関数をごく容易に設定でき
る。その結果、エアポンプ13による2次空気の制御を
極めて簡単なロジックで実現でき、ひいては再燃焼制御
装置の製造コストを低減することができる。
【0073】また、本実施例のパティキュレートフィル
タの再燃焼制御装置は、排気温センサ17にて検出され
たパティキュレートフィルタ8の実際の排気温Texが目
標排気温Tref となるように、実際の排気温Texと目標
排気温Tref との温度差e、及び温度差eの時間的変動
分Δeに基づいてエアポンプ13による2次空気の供給
量Uapを設定する複数のルールと、前記複数のルールに
おける温度差e及びその時間的変動分Δeを所定の範囲
の集合に区分して各集合の所属度を設定するメンバシッ
プ関数とを記憶するROM20と、前記ROM20に記
憶された複数のルールにおけるそれぞれの所属度を算出
して、所属度から前記エアポンプ13の供給量Uapを設
定するCPU19とを具備している。この構成は請求項
3の発明の実施例に相当するものである。
【0074】したがって、再生中のパティキュレートフ
ィルタ8の実際の排気温Texを目標排気温Tref とする
ためのエアポンプ13の供給量Uapをファジィ推論によ
り求めていることから、そのファジィ推論を実施するに
当たって必要なルールやメンバシップ関数をごく容易に
設定できる。その結果、2次空気の制御をより一層簡単
なロジックで実現でき、ひいては再燃焼制御装置の製造
コストを更に低減することができる。
【0075】ところで、上記実施例では、パティキュレ
ートフィルタ8の通過空気量Uと前後差圧ΔPとからパ
ティキュレート捕集量Qtrapを算出し、パティキュレー
ト捕集量Qtrap及びその時間的変動分−ΔQtrapに基づ
いてファジィ推論により目標排気温Tref を算出した。
しかしながら、ファジィ推論を利用した目標排気温Tre
f の推論手順はこれに限定されるものではなく、例え
ば、パティキュレート捕集量Qtrapの算出処理を省略し
て、パティキュレートフィルタ8の通過空気量Uと前後
差圧ΔPに基づいてファジィ推論により直接的に目標排
気温Tref を算出することも可能である。
【0076】以下、この推論手順を実行する場合につい
て説明すると、このときのROM20には予め、パティ
キュレートフィルタ8の通過空気量U及び通過空気量U
の時間的変動分と前後差圧ΔP及び前後差圧ΔPの時間
的変動分とに基づいて、再燃焼中のパティキュレートフ
ィルタ8の過熱や立ち消えが発生しないような目標排気
温Tref を設定する複数のルール(上記実施例の図7に
相当する)と、これらのルールにおける通過空気量U、
その時間的変動分、前後差圧ΔP及びその時間的変動分
を所定の範囲の集合に区分して所属度を設定するメンバ
シップ関数(上記実施例の図8に相当する)とが記憶さ
れる。そして、CPU19は上記実施例の図9と同様の
手順に沿って、各ルールにおけるそれぞれの所属度を算
出し、所属度からパティキュレートフィルタ8の目標排
気温Tref を推論する。
【0077】そして、この別例においては、通過空気量
検出手段M10として上記実施例で説明した図5のステ
ップS102及びステップS103の処理を実行すると
きのCPU19が機能し、前後差圧検出手段M11とし
てステップS104の処理を実行するときのCPU19
が機能する。
【0078】このように、このファジィ推論の別例を用
いたパティキュレートフィルタの再燃焼制御装置は、デ
ィーゼルエンジン1の排気通路7に設けられたパティキ
ュレートフィルタ8のパティキュレートに着火して再燃
焼を開始させるヒータ9と、前記パティキュレートフィ
ルタ8の再燃焼を継続させるべく2次空気を供給するエ
アポンプ13と、前記再燃焼中のパティキュレートフィ
ルタ8の排気温Texを検出する排気温センサ17と、前
記再燃焼中のパティキュレートフィルタ8の過熱や立ち
消えが発生しないように、前記パティキュレートフィル
タ8の通過空気量U及び通過空気量Uの時間的変動分と
前後差圧ΔP及び前後差圧ΔPの時間的変動分とに基づ
いて目標排気温Tref を設定する複数のルールと、前記
複数のルールにおける通過空気量U、その時間的変動
分、前後差圧ΔP及びその時間的変動分を所定の範囲の
集合に区分して各集合の所属度を設定するメンバシップ
関数とを記憶するROM20と、前記通過空気量U及び
前後差圧ΔPからパティキュレート捕集量Qtrapを算出
して、捕集量Qtrapが所定値以上のときに、前記ヒータ
9にてパティキュレートに着火するとともに、前記RO
M20に記憶された複数のルールにおけるそれぞれの所
属度を算出して、所属度から前記目標排気温Tref を設
定し、前記排気温センサ17にて検出されたパティキュ
レートフィルタ8の実際の排気温Texが前記目標排気温
Tref となるように、前記エアポンプ13による2次空
気の供給量Uapを制御するCPU19とを具備してい
る。この構成は請求項2の発明の実施例に相当するもの
である。
【0079】したがって、上記実施例と同じく、再燃焼
中の2次空気の供給量Uapを最適な値に制御し、パティ
キュレートフィルタ8のクラックや燃え残り等の発生を
未然に防止して常に確実に再生することができる。しか
も、目標排気温Tref のファジィ推論に当たって必要な
ルールやメンバシップ関数はごく容易に設定できるた
め、2次空気の制御を極めて簡単なロジックで実現で
き、ひいては再燃焼制御装置の製造コストを低減するこ
とができる。
【0080】一方、上記実施例では、パティキュレート
捕集量Qtrap及びその時間的変動分−ΔQtrapに基づい
て目標排気温Tref を推論したが、加えて時間的変動分
−ΔQtrapの時間的変動分−Δ2 Qtrapを考慮し、例え
ば、 IF Qtrap=B & −ΔQtrap=Z & −Δ2 Qtrap=Z THEN ΔTref =PB のようなルールを設定して目標排気温Tref を推論して
もよい。
【0081】同様に、上記実施例では、目標排気温Tre
f と実際の排気温Texとの温度差e、及び温度差eの時
間的変動分Δeに基づいてエアポンプ13による2次空
気の供給量Uapを推論したが、加えて時間的変動分Δe
の時間的変動分Δ2 eを考慮し、例えば、 IF e=PB & Δe=NS & Δ2 e=Z T
HEN ΔUap=Z のようなルールを設定して2次空気の供給量Uapを推論
してもよい。
【0082】そして、このように新たに時間的変動分−
Δ2 Qtrapや時間的変動分Δ2 eを考慮することで、目
標排気温Tref や2次空気の供給量Uapの推論精度を向
上させることができる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項2の
発明のパティキュレートフィルタの再燃焼制御装置によ
れば、再燃焼時のパティキュレートフィルタを常に適切
な温度に保ち、過熱によるクラックや立ち消えによる燃
え残り等の発生を未然に防止して常に確実に再生するこ
とができる。しかも、目標温度を設定するに当たって必
要なルールや関数をごく容易に設定できるため、この2
次空気の制御を極めて簡単なロジックで実現して、ひい
ては再燃焼制御装置の製造コストを低減することができ
る。
【0084】また、請求項3の発明のパティキュレート
フィルタの再燃焼制御装置によれば、2次空気の供給量
を設定するに当たって必要なルールや関数をごく容易に
設定できるため、2次空気の制御をより一層簡単なロジ
ックで実現でき、ひいては再燃焼制御装置の製造コスト
を更に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は請求項1の発明に対応する実施例の内容
を概念的に示したクレーム対応図である。
【図2】図2は請求項2の発明に対応する実施例の内容
を概念的に示したクレーム対応図である。
【図3】図3は本発明の一実施例であるパティキュレー
トフィルタの再燃焼制御装置を示す概略構成図である。
【図4】図4は本発明の一実施例であるパティキュレー
トフィルタの再燃焼制御装置のECUを示す概略構成図
である。
【図5】図5は本発明の一実施例であるパティキュレー
トフィルタの再燃焼制御装置のCPUが実行するフィル
タ再生時期判定ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図6は本発明の一実施例であるパティキュレー
トフィルタの再燃焼制御装置のCPUが実行するフィル
タ再生制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図7は本発明の一実施例であるパティキュレー
トフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分をファ
ジィ推論する際のルールを示す説明図である。
【図8】図8は本発明の一実施例であるパティキュレー
トフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分をファ
ジィ推論する際のメンバシップ関数を示す説明図であ
る。
【図9】図9は本発明の一実施例であるパティキュレー
トフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分をファ
ジィ推論する際にCPUが実行する目標排気温算出ルー
チンを示すフローチャートである。
【図10】図10は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分を
ファジィ推論する際の推論例を示す説明図である。
【図11】図11は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分を
ファジィ推論する際の推論例を示す説明図である。
【図12】図12は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分を
ファジィ推論する際の推論例を示す説明図である。
【図13】図13は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分を
ファジィ推論する際の推論例を示す説明図である。
【図14】図14は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の目標排気温の増分を
ファジィ推論する際の推論例を示す説明図である。
【図15】図15は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の2次空気の供給量の
増分をファジィ推論する際のルールを示す説明図であ
る。
【図16】図16は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の2次空気の供給量の
増分をファジィ推論する際のメンバシップ関数を示す説
明図である。
【図17】図17は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の2次空気の供給量の
増分をファジィ推論する際にCPUが実行する2次空気
供給量算出ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】図18は本発明の一実施例であるパティキュ
レートフィルタの再燃焼制御装置の2次空気の供給量の
増分をファジィ推論する際の推論例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
M1 内燃機関 M2 パティキュレートフィルタ M3 捕集量判定手段 M4 着火手段 M5 2次空気供給手段 M6 フィルタ温度検出手段 M7 目標温度設定用記憶手段 M8 目標温度設定手段 M9 供給量制御手段 M10 通過空気量検出手段 M11 前後差圧検出手段 1 ディーゼルエンジン 8 パティキュレートフィルタ 9 ヒータ 13 エアポンプ 17 排気温センサ 19 CPU 20 ROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に設けられたパティ
    キュレートフィルタの捕集量を判定する捕集量判定手段
    と、 前記捕集量判定手段にて判定された捕集量が所定値以上
    のときに、捕集されたパティキュレートに着火して再燃
    焼を開始させる着火手段と、 前記パティキュレートフィルタの再燃焼を継続させるべ
    く2次空気を供給する2次空気供給手段と、 前記再燃焼中のパティキュレートフィルタの温度を検出
    するフィルタ温度検出手段と、 前記再燃焼中のパティキュレートフィルタの過熱または
    立ち消えが発生しないように、前記捕集量及び捕集量の
    時間的変動分に基づいて目標温度を設定する複数のルー
    ルと、前記複数のルールにおける捕集量及び捕集量の時
    間的変動分を所定の範囲の集合に区分して各集合の所属
    度を設定する関数とを記憶する目標温度設定用記憶手段
    と、 前記複数のルールにおけるそれぞれの所属度を算出し、
    所属度から前記パティキュレートフィルタの目標温度を
    設定する目標温度設定手段と、 前記フィルタ温度検出手段にて検出されたパティキュレ
    ートフィルタの実際の温度が、前記目標温度設定手段に
    て設定された目標温度となるように、前記2次空気供給
    手段の2次空気の供給量を制御する供給量制御手段とを
    具備することを特徴とするパティキュレートフィルタの
    再燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気通路に設けられたパティ
    キュレートフィルタの通過空気量を検出する通過空気量
    検出手段と、 前記パティキュレートフィルタの前後差圧を検出する前
    後差圧検出手段と、 前記通過空気量検出手段にて検出された通過空気量と前
    後差圧検出手段にて検出された前後差圧とから判定され
    たパティキュレートフィルタの捕集量が所定値以上のと
    きに、捕集されたパティキュレートに着火して再燃焼を
    開始させる着火手段と、 前記パティキュレートフィルタの再燃焼を継続させるべ
    く2次空気を供給する2次空気供給手段と、 前記再燃焼中のパティキュレートフィルタの温度を検出
    するフィルタ温度検出手段と、 前記再燃焼中のパティキュレートフィルタの過熱または
    立ち消えが発生しないように、前記通過空気量及び通過
    空気量の時間的変動分と前後差圧及び前後差圧の時間的
    変動分とに基づいて目標温度を設定する複数のルール
    と、前記複数のルールにおける通過空気量、通過空気量
    の時間的変動分、前後差圧及び前後差圧の時間的変動分
    を所定の範囲の集合に区分して各集合の所属度を設定す
    る関数とを記憶する目標温度設定用記憶手段と、 前記複数のルールにおけるそれぞれの所属度を算出し、
    所属度から前記パティキュレートフィルタの目標温度を
    設定する目標温度設定手段と、 前記フィルタ温度検出手段にて検出されたパティキュレ
    ートフィルタの実際の温度が、前記目標温度設定手段に
    て設定された目標温度となるように、前記2次空気供給
    手段の2次空気の供給量を制御する供給量制御手段とを
    具備することを特徴とするパティキュレートフィルタの
    再燃焼制御装置。
  3. 【請求項3】 前記供給量制御手段は、 フィルタ温度検出手段にて検出されたパティキュレート
    フィルタの実際の温度が、前記目標温度設定手段にて設
    定された目標温度となるように、実際の温度と目標温度
    との温度差、及び温度差の時間的変動分に基づいて前記
    2次空気供給手段による2次空気の供給量を設定する複
    数のルールと、前記複数のルールにおける温度差及び温
    度差の時間的変動分を所定の範囲の集合に区分して各集
    合の所属度を設定する関数とを記憶する供給量設定用記
    憶手段と、 前記複数のルールにおけるそれぞれの所属度を算出し、
    所属度から前記2次空気供給手段の供給量を設定する供
    給量設定手段とを具備することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のパティキュレートフィルタの再燃
    焼制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090324A (ja) * 2004-09-25 2006-04-06 Robert Bosch Gmbh 内燃機関の排気領域内に配置されている粒子フィルタの作動方法および装置
US7841169B2 (en) 2004-03-11 2010-11-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Regeneration controller for exhaust purification apparatus of internal combustion engine
DE102013201196B4 (de) * 2012-03-15 2019-03-21 Ford Global Technologies, Llc Sicheres Betreiben eines Partikelfilters

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