JPH06173214A - 鉄道用踏切 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短期間に構築および補修が可能であり、構造
的な強度が高く、経済的で、耐久力、安全性に優れた鉄
道用踏切を提供する。 【構成】 上面に適宜間隔で固着された係止金具を備え
るとともに踏切路盤に設定深さに平行敷設された任意数
の鋼製枕木と、前記係止金具に嵌着された所定数の断面
溝型伏臥支承盤と、該伏臥支承盤上に敷設されるととも
に締結金具を介して前記鋼製枕木に両側縁が踏面と連続
した断面鍵状のプレス成型体として構成されている鉄道
用踏切。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は鉄道と道路の交差点に設
けられる鉄道用踏切に関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のとおり、鉄道用の踏切は、枕木お
よび該枕木に締結された軌条上を通行するものであるた
め、たとえば道路端と枕木間および軌条間に堰材を敷設
してバラスを充填するか、コンクリート製の敷板を置き
アスファルト材を充填するなど、人や車輛の通行に支障
を与えないように平坦化するとともに鉄道車輛の通過も
妨げないよう構造的に丈夫で安全なものとするため、種
々の構築手段が採用されている。

【０００３】しかし、近時交通量の増加にともない前記
周知構造の踏切は比較的早く損傷し補修費が嵩むことと
補修工期が長いことから、本発明者等は鋼材を主材とす
る鉄道用踏切を開発し、先に特開平４−４９３０１号公
報（以下先願発明と云う）として出願した。

【０００４】該先願発明は、図１２の部分概略断面図に
示すように、上面１に適宜間隔で固着された係止金具２
ａ〜２ｄを備えるとともに、踏切路盤に設定深さに平行
敷設された任意数の鋼製枕木３と、前記係止金具２ａ〜
２ｄに嵌着された所定数の断面溝型伏臥支承盤４ａ〜４
ｃと、該伏臥支承盤４ａ〜４ｃ上に敷設されるとともに
締結金具５ａ，５ｂを介して前記鋼製枕木３に両側縁６
ａ，６ｂが挾持された鋼製踏板７から構成された鉄道用
踏切８であって、短期間に構築可能であり、さらに構造
的な強度が高く、建設、補修が容易であるため広く採用
され始めた。図１２において、符号９ａ〜９ｄは前記係
止金具２ａ〜２ｄと伏臥支承盤４ａ〜４ｃとの嵌着部を
示し、１０ａ，１０ｂは前記鋼製踏板７の両端縁部を、
１１ａ，１１ｂは軌条を示す。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】先願発明にかかる鉄道
用踏切８は、前述のように迅速な施工と補修が可能であ
り、構造的にも頑丈であるが、長期間実用の結果、前記
鋼製踏板７の固定について改善が必要であることが判明
した。図１３は前記鋼製踏板７の一方の側縁６ｂにかか
る部分切欠き概略図であり、前記側縁６ｂは、先端部１
２がフック状に曲げられた逆Ｌ字型の躯体金具１３の上
端部１４を、鋼製踏板７の端縁部１０ｂよりやや内側の
該鋼製踏板７の裏面１５に溶着することにより構成され
ており、さらに前記躯体金具１３は、該躯体金具１３お
よび鋼製踏板７の裏面１５に溶着された補強用スチフナ
ー１６で曲げや振動に対して対抗可能に補強されてい
る。

【０００６】さて、前記側縁６ｂは先端部１２が締結金
具５ｂを介して挾持されることにより、鋼製踏板７を保
持しているが、主として通行する車輛により前記躯体金
具１３自体および鋼製踏板７との溶接部に加えられる衝
撃と繰返し曲げ作用によって、長期間使用した場合破損
することが判明した。

【０００７】そこで、図１４（ａ）の部分概略説明図に
示すように、鋼製踏板７の平坦な端縁部１０ｂに躯体金
具１３を溶着し、トラス形の補強用スチフナー１６で補
強する構成や図１４（ｂ）の部分概略説明図に示すよう
に、鋼製踏板７において下方に僅少屈曲せしめた端縁部
１０ｂに躯体金具１３を溶着し、短冊形の補強用スチフ
ナー１６を用いて補強する構成など種々の手段を試みた
が、数百万回〜数千万回に及ぶ繰返し曲げ作用の加わる
ような長期間使用ではやはり信頼性の点で課題が残るこ
とが判った。本発明の目的は、短期間に構築および補修
が可能であり、さらに構造的な強度が高く、経済的で、
さらに耐久力、安全性の点で優れた鉄道用踏切を提供す
ることにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を克
服し課題を解消するため、上面に適宜間隔で固着された
係止金具を備えるとともに踏切路盤に設定深さに平行敷
設された任意数の鋼製枕木と、前記係止金具に嵌着され
た所定数の断面溝型伏臥支承盤と、該伏臥支承盤上に敷
設されるとともに締結金具を介して前記鋼製枕木に両側
縁が挾持された鋼製踏板から構成された鉄道用踏切にお
いて、前記鋼製踏板の両側縁が踏面と連続した断面鍵状
のプレス成型体として構成されている鉄道用踏切を提供
するものである。

【０００９】さらに本発明は上面に適宜間隔で固着され
た係止金具を備えるとともに踏切路盤に設定深さに平行
敷設された任意数の鋼製枕木と、前記係止金具に嵌着さ
れた所定数の断面溝型伏臥支承盤と、該伏臥支承盤上に
敷設されるとともに締結金具を介して前記鋼製枕木に両
側縁が挾持された鋼製踏板から構成された鉄道用踏切に
おいて、前記鋼製踏板の両側縁が踏面と連続した断面鍵
状のプレス成型体として構成され、さらに前記鋼製踏板
と伏臥支承盤間に衝撃緩和材が介装されている鉄道用踏
切を提供するとともに、前記鉄道用踏切であって、鋼製
踏板の両側縁裏面に所定数の補強用スチフナーが溶着さ
れている鉄道用踏切を提供し、また前記鉄道用踏切であ
って、鋼製枕木が、軌条支承部において軌道中心方向に
所定角度傾斜した上面を有する受台を備えている鉄道用
踏切を提供するものである。

【００１０】

【作用】まず、本発明において、最も特徴的な構成につ
いて説明する。図１５は、本発明にかかる前記鋼製踏板
７の側縁６ｂにかかる部分説明図で、該側縁６ｂは踏面
１７と連続し先端１８がフック状の断面鍵状のプレス成
型体１９として形成されている。前述のように鋼製踏板
７の側縁６ｂと端縁部１０ｂとは一体の場合と溶接合成
体の場合があるが、本発明における側縁６ｂとは、図１
５に示すように踏面１７と連続した一体的なプレス成型
体１９であって、溶接や鍛接をしていない構成を云う。
また、プレス成型体１９は全体としてＬ字状で、挾持の
目的を満足させるため先端１８が前述のようにフック状
に形成されているが、かかる構成を本発明では前記鋼製
踏板の両側縁が踏面と連続した断面鍵状のプレス成型体
として構成されていると定義する。

【００１１】また、前記側縁６ｂは鉛直方向に垂下して
いる場合と、図１５に示すように軌道の中心方向に傾斜
している場合があるが、これは後述するように締結金具
による挾持構成に対応する必要があるためで、目的を逸
脱しない範囲において前記側縁６ｂの形態的な自由度は
大きいと理解せられるべきである。さて、前記側縁６ｂ
を前述のように一体的なプレス成型体１９とし、数百万
回〜数千万回に及ぶ繰返し曲げ作用の加わるような交通
量の多い試験用踏切に長期間使用した結果、故障が極め
て少なく所期の目的を達成することができた。

【００１２】つぎに、本発明にかかる鉄道用踏切の総合
的な作用について説明する。本発明の鉄道用踏切は、上
面に適宜間隔で固着された係止金具を備えるとともに踏
切路盤に設定深さに平行敷設された任意数の鋼製枕木を
用いるものであるが、該鋼製枕木は大量生産が可能で、
構造的に頑丈であり、均一な品質のものを容易に入手で
きるので敷設が容易である。また、敷設以前にあらかじ
め断面溝型伏臥支承盤係止用の係止金具を溶着している
ため、現地において所定数の断面溝型伏臥支承盤を前記
係止金具に嵌着することで、係止作業を極めて能率的に
実施することができる。前記断面溝型伏臥支承盤は鋼製
枕木と同様に圧延法により生産される鋼材であり、品質
が優れ長期的な使用に耐え過酷な繰返し重荷重を克服で
きるので、安全性の高いことが要求される踏切に十分対
応できる。

【００１３】さらに、鋼製踏板は、両側縁が踏面と連続
した断面鍵状のプレス成型体として構成されているた
め、締結金具を介してしっかりと挾持され前記伏臥支承
盤上に緊密に接触敷設することが可能であり、さらに両
側縁は亀裂および損傷の原因になりやすい熱影響あるい
は歪を有する溶接部や接続部がないため、繰返し曲げや
衝撃に対して強い耐力を有する。

【００１４】また、上面に適宜間隔で固着された係止金
具を備えるとともに、踏切路盤に設定深さに平行敷設さ
れた任意数の鋼製枕木と、前記係止金具に嵌着された所
定数の断面溝型伏臥支承盤と、該伏臥支承盤上に敷設さ
れるとともに締結金具を介して前記鋼製枕木に両側縁が
挾持された鋼製踏板から構成された鉄道用踏切におい
て、前記鋼製踏板の両側縁が踏面と連続した断面鍵状の
プレス成型体として構成され、さらに前記鋼製踏板と伏
臥支承盤間に衝撃緩和材が介装されている鉄道用踏切で
は、前述の作用効果に加えて、重車輛通行によって鋼製
踏板と伏臥支承盤に加えられる衝撃や荷重による破壊作
用が衝撃緩和材により緩和され、さらに金属相互の接触
によって発生する騒音などが著しく減少するため、踏切
としての有用性が高くなり、環境に悪影響を及ぼす恐れ
が少ない。

【００１５】さらに、鋼製踏板の両側縁裏面に所定数の
補強用スチフナーが溶着されている鉄道用踏切では、両
側縁の機械的な強度が向上するので、踏切の寿命が長く
なる。前記鋼製枕木が、軌条支承部において移動中心方
向に所定角度傾斜した上面を有する受台を備えている鉄
道用踏切では、車輪を介して軌条に加えられる遠心力作
用に基づく水平方向のベクトルが減少するため、締結金
具がずれたり、破壊される度合いが少なくなるので、締
結金具による鋼製踏板の保持作用が良好に保たれる。

【００１６】

【実施例】図１は本発明にかかる鉄道用踏切の概略断面
図で、バラスからなる踏切路盤２０に設定深さに平行敷
設された任意数の鋼製枕木３の上面には、符号２ｂで代
表せしめる係止金具が適宜間隔で固着されており、さら
に符号４ｂで代表せしめる断面溝型伏臥支承盤が所定数
前記係止金具２ｂに嵌着固定されている。

【００１７】つぎに、鋼製踏板７ａ，７ｂ，７ｃが前記
断面溝型伏臥支承盤４ｂ上に密着敷設され、符号２１で
代表せしめる衝撃緩和材たとえばゴムやプラスチックス
あるいは有機繊維圧縮材など適宜な材質から構成された
衝撃緩和材が前記鋼製踏板７ａ，７ｂ，７ｃと断面溝型
伏臥支承盤４ｂ間に介装されている。前記衝撃緩和材２
１は、前記鋼製踏板７ａ，７ｂ，７ｃの裏面もしくは断
面溝型伏臥支承盤４ｂに、あらかじめ接着しておくと作
業が容易になる。実施例では耐候性のあるゴム板を採用
して良い結果を得たが、これに限定するものではない。

【００１８】また、２２ａ，２２ｂはアスファルト舗装
を示し、２３は軌条１１ｂと鋼製踏板７ｃ間の間隙が大
きい場合に用いる間隙充填材で、発泡充填材やアスファ
ルト充填材、木材、金属材など踏切に要望される機能に
応じて適当な材質および形態のものを選定する。前記間
隙充填材は周知であるので詳細な説明は省略する。

【００１９】つぎに、図２は前記鋼製踏板７ｃの概略断
面図で、符号２４は補強用スチフナーである。さらに本
実施例では、側縁６ｂは軌条１１ａを鋼製枕木３に締結
する締結金具２５でともに挾持されているが、別に締結
金具を設けて挾持しても差し支えない。また、係止金具
２ｂと断面溝型伏臥支承盤４ａとの嵌着については、既
に周知であり、断面溝型伏臥支承盤４ａの弾性を利用し
て係止金具２ｂの係止溝に嵌着する手段によって両者を
固着するため、両者は極めて緊密に結合することができ
るとともに、着脱が必要な場合には極めて円滑に着脱す
ることが可能である。

【００２０】図３および図４は、前記鋼製踏板７ｃと７
ｂの概略部分切欠図で、本発明では補強用スチフナー２
４の取り付け位置について制限条件が少ないので、最も
補強効果のある位置を選んで溶着することができる。ま
た、符号２６は鋼製踏板７ｂの端部に溶着された縁板
で、雨水や塵埃の侵入を防止し、鋼製踏板７ｂの機械的
強度を高める機能を有する。前記補強用スチフナー２４
および縁板２６などは必要に応じて適宜に採用する。

【００２１】つぎに、図５は鋼製枕木３の概略平面図
で、係止金具２ｂは前述の如く配置すべき断面溝型伏臥
支承盤に応じてあらかじめ適宜間隔で所定数溶着する。
さらに、符号２７ａ，２７ｂは軌条支承部において軌道
中心方向に所定角度たとえば１／４０勾配で傾斜した上
面を有する鋼板製の受台で、鋼製枕木３の上面に溶接固
定する。本発明では枕木３が鋼製であり、あらかじめか
かる加工を準備できるので、現地作業を極めて少なくす
ることが可能である。

【００２２】つぎに図６は、前記鋼製枕木３を所定数敷
設した踏切の概略平面図で、所望数の断面溝型伏臥支承
盤４ｂを嵌着している状況を示す。図７（ａ），
（ｂ）、図８（ａ），（ｂ）は鋼製踏板７ｃ，７ｂの概
略平面図および側面図で、補強用スチフナー２４の配置
を破線で示す。図９は前記断面溝型伏臥支承盤４ｂ上に
鋼製踏板７ａ〜７ｃを敷設した状況を示す概略平面図で
ある。前記鋼製踏板７ａ〜７ｃとしては、一般構造用鋼
板を始め、溶接構造用鋼板、耐候性鋼板など適宜に利用
できるが、縞鋼板など表面に滑り止めのある鋼板を用い
ると、通行の安全性を高くすることができる。なお、鋼
製踏板７ａ〜７ｃ表面に滑り止め塗料などの被覆を施す
ことも自由である。

【００２３】さて、図６および図９で明らかなように、
本発明にかかる鉄道用踏切は、現地における溶接やコン
クリート充填など周知の踏切で必要とされる作業がな
く、組立が容易であり工期は極めて短くてすみ、省力化
効果による経済性が高い。

【００２４】図１０および図１１は、本発明の実施例で
用いたレールクリップ式締結装置として、周知の締結装
置５ａを用い軌条１１ａを締結している状況を示す概略
平面図および側面図で、２８はレールクリップ、２９は
絶縁ショルダー、３０はタイパッド、３１はレールクリ
ップの固定座盤である。鋼製踏板７ｃの側縁６ｂの先端
は、レールクリップ２８と固定座盤３１間に挾持されて
いる。

【００２５】前記レールクリップ１８は、図１０および
図１１で明らかなように、側縁６ｂとともに絶縁ショル
ダー２９を介して軌条１１ａを押圧しており、このよう
に軌条１１ａと側縁６ｂを同時に挾持可能な手段は取り
付け取り外し作業が容易で能率的なことは云うまでもな
いが、本発明において前記レールクリップ式締結手段に
限定はしない。すなわち、軌条締結装置としては前記レ
ールクリップ式締結装置以外にボルト、ナットおよびク
リップを用いた装置など多様な締結装置があり、本発明
においても目的を逸脱しない範囲においてそれらの装置
を採用できるからである。

【００２６】

【発明の効果】本発明の鉄道用踏切は、構造体として強
度が高く、耐久性に優れ、安全性も高いので踏切として
信頼性の点で極めて優良であり、加えて構築、補修が簡
単であり多くの人手を要せず工期も短くて済むため経済
的な実用効果は非常に大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる鉄道用踏切の概略断面図であ
る。

【図２】本発明にかかる鋼製踏板の概略断面図である。

【図３】本発明にかかる鋼製踏板の概略部分切欠図であ
る。

【図４】本発明にかかる鋼製踏板の概略部分切欠図であ
る。

【図５】本発明にかかる鋼製枕木の概略平面図である。

【図６】本発明にかかる鋼製枕木を所定数敷設した踏切
の概略平面図である。

【図７】（ａ），（ｂ）は本発明にかかる鋼製踏板の概
略平面図および側面図である。

【図８】（ａ），（ｂ）は本発明にかかる鋼製踏板の概
略平面図および側面図である。

【図９】本発明にかかる断面溝型伏臥支承盤上に鋼製踏
板を敷設した状況を示す概略平面図である。

【図１０】本発明の実施例にかかるレールクリップ式締
結装置の締結状況を示す概略平面図である。

【図１１】本発明の実施例にかかるレールクリップ式締
結装置の締結状況を示す概略側面図である。

【図１２】周知の鉄道用踏切の部分概略断面図である。

【図１３】周知の鉄道用踏切における鋼製踏板の一方の
側縁にかかる部分切欠き概略図である。

【図１４】（ａ），（ｂ）は鋼製踏板の端縁部を補強用
スチフナーで補強する構成の部分概略説明図である。

【図１５】本発明にかかる鋼製踏板の側縁が踏面と連続
した断面鍵状プレス成型体として形成されている構成を
示す部分説明図である。

【符号の説明】

１ 上面 ２ａ〜２ｄ 係止金具 ３ 鋼製枕木 ４ａ〜４ｃ 断面溝型伏臥支承盤 ５ａ，５ｂ 締結金具 ６ａ，６ｂ 側縁 ７ 鋼製踏板 ８ 鉄道用踏切 ９ａ〜９ｄ 嵌着部 １０ａ，１０ｂ 端縁部 １１ａ，１１ｂ 軌条 １２ 先端部 １３ 躯体金具 １４ 上端部 １５ 裏面 １６ 補強用スチフナー １７ 踏面 １８ 先端 １９ 断面鍵状プレス成型体 ２０ 踏切路盤 ２１ 衝撃緩和材 ２２ａ，２２ｂ アスファルト舗装 ２３ 間隙充填材 ２４ 補強用スチフナー ２５ 締結金具 ２６ 縁板 ２７ａ，２７ｂ 受台 ２８ レールクリップ ２９ 絶縁ショルダー ３０ タイパッド ３１ 固定座盤

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 一彦 東京都大田区西蒲田４丁目22番１−307 (72)発明者 池永 勝則 北九州市八幡東区川淵町９−27 太平工業 株式会社八幡支店内 (72)発明者 山田 英行 君津市君津１番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 嶋田 陽一 君津市君津１番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面に適宜間隔で固着された係止金具を
   備えるとともに、踏切路盤に設定深さに平行敷設された
   任意数の鋼製枕木と、前記係止金具に嵌着された所定数
   の断面溝型伏臥支承盤と、該伏臥支承盤上に敷設される
   とともに締結金具を介して前記鋼製枕木に両側縁が挾持
   された鋼製踏板から構成された鉄道用踏切において、前
   記鋼製踏板の両側縁が踏面と連続した断面鍵状のプレス
   成型体として構成されている鉄道用踏切。
2. 【請求項２】 鋼製踏板の両側縁が踏面と連続した断面
   鍵状のプレス成型体として構成され、さらに前記鋼製踏
   板と伏臥支承盤間に衝撃緩和材が介装されている請求項
   １記載の鉄道用踏切。
3. 【請求項３】 鋼製踏板の両側縁裏面に所定数の補強用
   スチフナーが溶着されている請求項１または２記載の鉄
   道用踏切。
4. 【請求項４】 鋼製枕木が、軌条支承部において軌道中
   心方向に所定角度傾斜した上面を有する受台を備えてい
   る請求項１または２記載の鉄道用踏切。