JPH06172577A - 熱可塑性ポリカーボネートの発泡成形方法 - Google Patents

熱可塑性ポリカーボネートの発泡成形方法

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JPH06172577A
JPH06172577A JP4353732A JP35373292A JPH06172577A JP H06172577 A JPH06172577 A JP H06172577A JP 4353732 A JP4353732 A JP 4353732A JP 35373292 A JP35373292 A JP 35373292A JP H06172577 A JPH06172577 A JP H06172577A
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エルンスト・グリガツト
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ボルフガング・エベルト
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ブルクハルト・ケーラー
Wolfgang Behr
ボルフガング・ベール
Ralf Dujardin
ラルフ・デユヤルデイン
Klaus Dr Horn
クラウス・ホルン
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリカーボネート + 多糖類の全重量に対し
て 0.01 ないし10 重量%のアミド基含有多糖類を含有
する熱可塑性芳香族ポリカーボネートを混合し、押出し
機中で負圧を適用することなく 180℃ ないし 320℃ の
温度で押出し成形して発泡成形体を得るか、または、射
出成形機中、190℃ ないし 330℃の温度で射出成形して
発泡成形体を得ることを特徴とする熱可塑性芳香族ポリ
カーボネートの発泡成形方法。 【効果】 本発明の方法により得られるポリカーボネー
ト発泡体は変色せず、高度の粘着性、低い密度および良
好なセル構造を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、発泡性の熱可塑性成形用組成
物に、より特定的には多糖類を含有する組成物を基剤と
するポリカーボネートに関するものである。
【0002】
【発明の概要】熱可塑性芳香族ポリカーボネートの発泡
成形方法が記載されている。本件方法によれば、ポリカ
ーボネート樹脂をポリカーボネート樹脂と多糖類との全
重量に対する百分率で 0.01 ないし 10 %の特定の多糖
類と混合し、ついで、この混合物を押出し成形機で、負
圧を適用することなく、180℃ ないし 320℃ の温度で、
または射出成形機で、190℃ ないし 330℃ の温度で熱
可塑的に加工して発泡した成形品を得る。
【0003】
【発明の背景】高分子量のポリカーボネート発泡プラス
チックは公知物質である(たとえばDE-AS 1,031,50
7 を参照)。発泡剤には、たとえば CO2 を遊離する
物質、または不活性気体、たとえば N2 もしくは CO2
が可能である。
【0004】ポリカーボネートはアミドの存在下におい
て激しく分解する(たとえばシュネル(H. Schnell),
ポリカーボネートの化学と物理(Chemistry and Physic
s ofPolycarbonates),インターサイエンス出版(Inte
rscience Publishers,NewYork)1964,184 ページを参
照)。
【0005】ポリカーボネートを発泡させるための天然
物質の使用は、上記の技術文献には示唆されていない。
【0006】本発明は、熱可塑性芳香族ポリカーボネー
トを、ポリカーボネート + 多糖類の全重量に対して
0.01 ないし10 重量%の、好ましくは 0.05 ないし 4
重量%の、特に 0.1 ないし 2 重量%のアミド基含有多
糖類と混合し、押出し機中で負圧を適用することなく、
180℃ ないし 320℃ の温度で押出し成形して発泡成形
体を得るか、または、射出成形機中、190℃ ないし 330
℃ の温度で射出成形して発泡成形体を得ることを特徴
とする熱可塑性芳香族ポリカーボネートの発泡成形方法
に関するものである。
【0007】完全に予期しなかったことであるが、アミ
ド含有多糖類を添加することにより、熱可塑性ポリカー
ボネートの分子量を有意に減少させることなくポリカー
ボネートを発泡させ得ることが見いだされた。
【0008】本発明記載の方法により得られるポリカー
ボネート発泡体は変色せず、高度の粘着性、低い密度お
よび良好なセル構造を有している。
【0009】したがって、本発明はまた、アミド基含有
多糖類の熱可塑性芳香族ポリカーボネートの発泡用の使
用に関するものでもある。
【0010】本発明はまた、本発明記載の方法により得
られるポリカーボネート発泡成形体に関するものでもあ
る。
【0011】本発明記載の多糖類はアミド基またはアミ
ノ基を含有する多糖類または寡糖類である。これらは天
然の原材料からも合成手段によっても得られる。
【0012】本件多糖類は、好ましくはキチンまたはキ
チン誘導体たとえばキトサン、特に好ましくはキチンで
ある。本発明記載の意味におけるキチンは、以下の構造
を有する 2-アセタミド-2-デオキシ-D-ブドウ糖の(1
→4)-β-重合体である:
【0013】
【化1】
【0014】キチン 本発明に従って使用するキチンは 2 − 15 重量%の、
好ましくは 5 − 11 重量%の水の残留水分含有量を有
するものである。キチンとポリカーボネートとの水分含
有量は合計でも発泡させるのに十分なものではなく、し
たがって、水は好ましい発泡剤ではない。本発明記載の
キチンの窒素含有量は 6.0 ないし 7.0 重量%であり、
アセチル化度は 85 ないし 100 %である。灰分含有量
(900℃)は0.1− 1.3 重量%である。本発明記載のキ
チンは 10,000 − 1,000,000 の、好ましくは 100,000
− 600,000 の分子量を有する。
【0015】天然には、キチンは主として菌・カビ類、
藻類、原生動物、刺胞動物、袋形動物、内肛動物、コケ
ムシ類、ホウキムシ類、腕足類、ユムシ類、環形動物、
軟体動物、有鬚動物および特に節足動物(甲殻類、昆虫
類、クモ形類および唇脚類)の細胞壁または外殻の成分
として存在する。キチンの存在および生合成に関しては
ムザレーイ(R. A. Muzarelli),キチン(Chitin),
パーガモンプレス(Pergamon Press,Oxford),1977,
5 ページ以下を参照されたい。キチンの全ての改質体お
よびその混合物、特に甲殻類から得られる物質は、本発
明記載の発泡成形に適している。
【0016】2 cm 以内の端長と1mm 以内の厚さとを有
するキチンの薄片、または特に、微細に磨砕した材料が
本発明記載のポリカーボネートの発泡成形に適してい
る。発泡剤は通常の計量装置に溶液で、もしくは好まし
くは固体形状で、またはポリカーボネート中の、もしく
は他のポリカーボネートと混和し得るプラスチック中の
濃縮顆粒として添加する。
【0017】たとえば魚もしくはカニからの、または同
種の工業からの廃物を原料とする不純なキチンも本発明
記載の発泡成形に使用することができる。廃物のキチン
含有量は乾燥材料の 40 ないし 100 重量%、好ましく
は 70 − 100 重量%が可能であり、残余はキチン源と
して使用される動物または植物の生来の残留物である。
キチンまたはキチン生成物に関する網羅的な情報は、ム
ザレーイ,キチン,パーガモンプレス,1977;アスピナ
ル(G. O. Aspinall),多糖類(The Polysaccharide
s),3 巻,アカデミックプレス(Academic Press,Orl
ando),1985;ウッド(W. A. Wood)、ケログ(S. T.
Kellog),酵素学の方法(Methods in Enzymology),1
61 巻;生物体量(Biomass),部門 B(リグニン、ペ
クチンおよびキチン(Lignin,Pectin,and Chitin),
アカデミックプレス(Academic Press,San Diego),1
988:スキャク-ブレーク(G. Skjak-Braek)、アントン
ソン(T. Antonson)、スタンドフォード(P. Standfor
d)(編),キチンおよびキトサン(Chitin and Chitos
an),エルゼヴィア(Elsevier,London/New York),198
9 に見られる。
【0018】本発明記載のキトサンは 0 − 85 %の、
好ましくは 30 − 60 %のアセチル化指数を有する部分
的に、または完全に脱アセチル化したキチンである。そ
の他の詳細に関しては上掲の諸文献を参照されたい。
【0019】本発明記載のキチン誘導体には、たとえば
N-アシルキトサン、N-カルボキシアルキル(アリー
ル)キトサン、O-カルボキシルアルキルキトサンおよ
びキチン、糖単位の組み入れまたは交換により得られる
誘導体、金属イオンキーレート、キチンまたはキトサン
へのグラフト共重合体、およびその他のキチンまたはキ
トサンの化学改質体が含まれる。
【0020】本発明記載の不純なキチン、キトサン、ま
たはキチン誘導体は、キチンの場合に記述したものと同
様な計量導入手法で添加することができる。
【0021】本発明記載の熱可塑性芳香族ポリカーボネ
ートは、ジフェノールとカーボネート供与剤とから、文
献より公知の通常の方法(たとえばシュネル,ポリカー
ボネートの化学と物理,インターサイエンス出版,196
4;米国特許 3,028,365 およびドイツ公開明細書 3,83
2,396 を参照)で製造したポリカーボネートである。
【0022】これらのポリカーボネートに対するジフェ
ノールには、たとえばハイドロキノン、レゾルシノー
ル、ジヒドロキシジフェノール、ビス-(ヒドロキシフェ
ニル)-アルカン類、ビス-(ヒドロキシフェニル)-シクロ
アルカン類、ビス-(ヒドロキシフェニル)-スルフィド
類、ビス-(ヒドロキシフェニル)-エーテル類、ビス-(ヒ
ドロキシフェニル)-ケトン類、ビス-(ヒドロキシフェニ
ル)-スルホン類、ビス-(ヒドロキシフェニル)-スルホキ
シド類、α,α'-ビス-(ヒドロキシフェニル)-ジイソプ
ロピルベンゼンまたはそのアルキル化環化合物もしくは
ハロゲン化環化合物が可能である。
【0023】以下のものは、好ましいジフェノールの例
である:4,4'-ジヒドロキシジフェニル、2,2-ビス-(4-
ヒドロキシフェニル)-プロパン、2,4-ビス-(4-ヒドロキ
シフェニル)-2-メチルブタン、1,1-ビス-(4-ヒドロキシ
フェニル)-p-ジイソプロパノールベンゼン、2,2-ビス-
(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)-プロパン、2,2-ビス
-(3-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)-プロパン、ビス-
(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシメチル)-メタン、2,2-ビス
-(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)-プロパン、ビ
ス-(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)-スルホン、
2,4-ビス-(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)-2-メ
チルブタン、1,1-ビス-(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフ
ェニル)-p-ジイソプロピルベンゼン、2,2-ビス-(3,5-
ジクロロ-4-ヒドロキシフェニル)-プロパン、2,2-ビス-
(3,5-ジブロモ-4-ヒドロキシフェニル)-プロパンまたは
1,1-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチル
シクロヘキサン。
【0024】以下のものは、特に好ましいジフェノール
の例である:2,2-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-プロパ
ン、2,2-ビス-(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)-
プロパン、2,2-ビス-(3,5-ジクロロ-4-ヒドロキシフェ
ニル)-プロパン、2,2-ビス-(3,5-ジブロモ-4-ヒドロキ
シフェニル)-プロパン、1,1-ビス-(4-ヒドロキシフェニ
ル)-シクロヘキサンもしくは 1,1-ビス-(4-ヒドロキシ
フェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、(2-ヒド
ロキシフェニル)-(4-ヒドロキシフェニル)-メタン、ビ
ス-(4-ヒドロキシフェニル)-メタン、ビス-(4-ヒドロキ
シフェニル)-スルフィドまたはビス-(4-ヒドロキシフェ
ニル)-スルホン。
【0025】上記のジフェノールは、単独で使用するこ
とも相互に混合して使用することもできる。すなわち、
単独重合ポリカーボネートおよび共重合ポリカーボネー
トの双方が含まれる。ジフェノールは文献より公知の物
質であるか、または文献より公知の方法で製造し得る物
質である。
【0026】少量の、好ましくは使用するジフェノール
のモル数に対して 0.05 ないし 2.0モルの量の三官能性
の、または四官能性以上の化合物、より特定的には 3
個または 4 個以上のフェノール性水酸基を有する化合
物を使用することもできる。以下のものは、3 個または
4 個以上のフェノール性水酸基を有する使用可能な若
干の化合物の例である:フロログルシノール、4,6-ジメ
チル-2,4,6-トリ-4-(4-ヒドロキシフェニル)-ヘプタン-
2、4,6-ジメチル-2,4,6-トリ-(4-ヒドロキシフェニル)-
ヘプタン、1,3,5-トリ-(4-ヒドロキシフェニル)-ベンゼ
ン、1,1,1-トリ-(4-ヒドロキシフェニル)-エタン、トリ
-(4-ヒドロキシフェニル)-フェニル-メタン、2,2-ビス-
[4,4-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-シクロヘキシル]-
プロパン、2,4-ビス-(4-ヒドロキシフェニルイソプロピ
ル)-フェノール、2,6-ビス-(2-ヒドロキシ-5'-メチルベ
ンジル)-4-メチルフェノール、2-(4-ヒドロキシフェニ
ル)-2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-プロパン、ヘキサ-
(4-(4-ヒドロキシフェニルイソプロピルフェニル)-フェ
ニル)-オルトテレフタル酸エステル、テトラ-(4-ヒドロ
キシフェニル)-メタン、テトラ-(4-(4-ヒドロキシフェ
ニルイソプロピル)-フェノキシ)-メタンおよび 1,4-ビ
ス-(4', 4"-ジヒドロキシトリフェニル)-メチルベンゼ
ン。
【0027】2,4-ジヒドロキシ安息香酸、トリメシン
酸、シアヌル酸塩化物および 3,3-ビス-(3-メチル-4-ヒ
ドロキシフェニル)-2-オキソ-2,3-ジヒドロインドール
が他の可能な枝分かれ剤である。
【0028】任意に付加的に使用される、ジフェノール
に対して 0.05 ないし 2 モルの枝分かれ剤は、ジフェ
ノール自体および分子量調節剤とともに水性アルカリ性
相で供給することもでき、また、有機溶媒に溶解させて
ホスゲン化の前に添加することもできる。
【0029】分子量調節剤には公知の物質、好ましくは
モノフェノールが可能である。
【0030】本発明記載の芳香族ポリカーボネートは、
5,000 ないし 50,000 の、好ましくは 15,000 ないし 3
5,000 の重量平均分子量 Mw(ゲル透過クロマトグラフ
ィーにより得た値)を持つべきである。
【0031】対応する溶液中での粘性は、ジクロロメタ
ン中(0.5 g/100 ml)で測定して1.15 ないし 1.35 で
ある。
【0032】本発明の意味での熱可塑性芳香族ポリカー
ボネートには、熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネー
ト、すなわち、そのカーボネート構造単位の 50 モル以
内の部分が公知の様式で芳香族ジカルボン酸単位により
置き換えられている“ポリカーボネート”が含まれる。
【0033】以下のものは適当な芳香族ジカルボン酸の
例である:オルトフタル酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、第 3 ブチルイソフタル酸、3,3'-ジフェニルジカル
ボン酸、4,4'-ジフェニルジカルボン酸、4,4'-ジフェニ
ルエーテルジカルボン酸、4,4'-ベンゾフェノンジカル
ボン酸、3,4'-ベンゾフェノンジカルボン酸、4,4'-ジフ
ェニルスルホンジカルボン酸、2,2-ビス-(4-カルボキシ
フェニル)-プロパンまたはトリメチル-3-フェニルイン
ダン-4,5-ジカルボン酸。
【0034】芳香族ジカルボン酸の中では、テレフタル
酸および/またはイソフタル酸が特に好ましい。
【0035】ポリカーボネートの製造に関して上に挙げ
たジフェノールが好適である。
【0036】同様のことが、枝分かれ剤およびモノフェ
ノール性連鎖停止剤にも適用されるが、この場合には、
たとえばその酸塩化物またはエステルの形状の芳香族モ
ノカルボン酸を使用することもできる。
【0037】選択した製造方法、すなわちポリエステル
カーボネートの製造を界面縮重合法によるか、熔融エス
テル交換法によるかに応じて、COCl2 を経由して、
または炭酸ジフェニルを経由して二酸化炭素をポリエス
テルカーボネート中に組み入れることもできる。
【0038】同様のことが芳香族ジカルボン酸にも適用
される。芳香族ジカルボン酸は、二相界面法においては
芳香族ジカルボン酸二塩化物の形状で、また、熔融エス
テル交換法においてジカルボン酸ジエステルの形状で使
用する。連鎖停止剤としてモノカルボン酸を使用するな
らば、これにも同様のことが適用される。
【0039】本発明記載の発泡成形用のポリエステルカ
ーボネートは通常の方法で、たとえば既に述べた界面法
または熔融エステル交換法により製造する。
【0040】したがって、発泡成形用のポリエステルカ
ーボネートは直鎖のものであっても公知の様式で枝分か
れしているものであってもよい。
【0041】本発明記載の芳香族ポリエステルカーボネ
ートは、5,000 ないし 50,000 の、好ましくは 15,000
ないし 35,000 の重量平均分子量 Mw(ゲル透過クロマ
トグラフィーにより測定した値)を有する。
【0042】対応する溶液中の粘性は、ジクロロメタン
中(0.5 g/100 ml)で測定して1.15 ないし 1.35 であ
る。
【0043】本発明記載の発泡成形用のポリエステルカ
ーボネート中のカーボネート単位の芳香族ジカルボン酸
単位に対するモル比は少なくとも約 50:50、好ましく
は約75:25、特に約 90:10 である。
【0044】本発明記載の発泡成形方法に使用するポリ
カーボネートは乾燥状態のものであっても、非乾燥状態
のものであってもよいが、好ましくは非乾燥状態のもの
である。すなわち、本件ポリカーボネートは好ましくは
0.01 ないし 0.1 重量%のH2O 含有量を有する。
【0045】本発明記載の発泡成形方法においては、通
常の発泡用の添加剤、たとえば強化用材料たとえばガラ
ス繊維および/または造核剤および/または難燃剤およ
び/または離型剤および/または染料および/または顔
料たとえばルチルもしくはカーボンブラックおよび/ま
たは熱、UV 照射および水分に対する安定剤を使用す
ることもできる。
【0046】以下のものは、ポリカーボネートの含有量
に対して 10 重量%以内の比率で使用する、適当な難燃
剤の例である:単独の、またはポリ-(テトラフルオロエ
チレン)粉末と混合した、テトラクロロフタル酸無水
物、テトラブロモフタル酸無水物、テトラクロロビスフ
ェノール-A(単量体もしくはオリゴマー)、テトラブ
ロモビスフェノール-A(単量体もしくはオリゴマ
ー)、またはパーフルオロブタンスルホン酸の Na も
しくは K 塩。
【0047】したがって本発明は、通常の添加剤を添加
したのちの熱可塑性芳香族ポリカーボネートをポリカー
ボネート + 多糖類の全重量に対して 0.01 ないし 10
重量%の、好ましくは 0.05 ないし 4 重量%の、特に
0.1 ないし 2 重量%のアミド基含有多糖類と混合し、
押出し機中で負圧を適用することなく 180℃ ないし320
℃ の温度で押出し成形して発泡成形体を得るか、また
は、射出成形機中、190℃ ないし 330℃の温度で射出成
形して発泡成形体を得ることを特徴とする、通常の添加
剤を含有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートの発泡成
形に関するものでもある。
【0048】本発明はまた、上記の本発明記載の方法に
より得られる添加剤含有ポリカーボネートの発泡成形体
に関するものでもある。
【0049】本発明記載の方法はまた、他の熱可塑物を
発泡成形するポリカーボネートと混合することにより拡
張することもでき、本発明に従う発泡成形用のポリカー
ボネートの比率は、ポリカーボネートと他の熱可塑物と
の混合物の重量に対して 10ないし 100 重量%、好まし
くは 20 ないし 100 重量%、特に 50 ないし 100重量
%にすることができる。
【0050】他の熱可塑物は好ましくは熱可塑性ポリエ
ステル、好ましくは熱可塑性ポリアルキレンテレフタレ
ート、または ASS 重合体、SAN 重合体、ポリス
ルホンもしくはポリアミド、好ましくは微結晶性(“無
定形”)ポリアミドもしくはポリオレフィンである。
【0051】本件発泡成形工程は、これらの他の熱可塑
物の存在により不利益な効果を受けない。
【0052】したがって本発明は、熱可塑性芳香族ポリ
カーボネートをそれぞれの重量比率の他の熱可塑物と混
合したところで本発明に従って発泡成形することを特徴
とする、ポリカーボネートと他の熱可塑物の全混合物に
対して 90 重量%以内の、好ましくは 80 重量%以内
の、特に 50 重量%以内の他の熱可塑物と混合した熱可
塑性芳香族ポリカーボネートの発泡成形に関するもので
もある。
【0053】上記の通常の添加剤は、この場合にも使用
することができる。
【0054】本発明はまた、上記の本発明記載の方法に
より得られる、他の熱可塑物を含有し、また任意に通常
の添加剤をも含有するポリカーボネートの発泡体に関す
るものでもある。
【0055】公知の衝撃強度改良剤、たとえば水素化ブ
タジエン-スチレン共重合体またはアクリル酸エステル
グラフトゴムを通常の比率で、たとえばポリカーボネー
トの重量に対して 10 重量%まで、本発明記載の発泡成
形用のポリカーボネートに添加することもできる。
【0056】したがって本発明は、実際の発泡成形操作
の前に衝撃強度改良剤を、ポリカーボネートの 10 重量
%以内の比率でポリカーボネートに添加することを特徴
とする、上に開示した全ての変法における熱可塑性芳香
族ポリカーボネートの発泡成形に関するものでもある。
【0057】本発明はまた、上記の方法により得られる
ポリカーボネート発泡成形体に関するものでもある。
【0058】これも本発明に従って使用される熱可塑性
ポリアルキレンテレフタレートは、たとえばエチレング
リコール、プロパン-1,3-ジオール、ブタン-1,4-ジオー
ル、ヘキサン-1,6-ジオールまたは 1,4-ビスヒドロキシ
メチルシクロヘキサンを基剤とするものである。これら
のポリアルキレングリコールテレフタレートの分子量
(Mw)は 10 000 ないし 80 000 である。ポリアルキ
レングリコールテレフタレートは公知の方法で、たとえ
ばテレフタル酸ジアルキルエステルと対応するジオール
とからエステル交換法により得られる。たとえば、出発
物質はテレフタル酸の低級アルキルエステル、好ましく
はジメチルエステルであり、これを適当な触媒の存在下
に過剰のジオールでエステル化してテレフタル酸のビス
ヒドロキシアルキルエステルを得る。この工程におい
て、温度は初期の 140℃ から 210 −220℃ に上昇させ
る。遊離したアルコールは蒸留除去する。ついで、210
− 280℃ の温度で縮合を起こさせるが、圧力は徐々に
1トル以下にまで低下させ、過剰のジオールを蒸留除去
する。
【0059】これも本発明に従って使用する熱可塑性
ABS 重合体は、スチレン、メタクリル酸メチルまた
は、95 − 50 重量%のスチレン、α-メチルスチレン、
メタクリル酸メチルもしくはその混合物と 5 − 50 重
量%のアクリロニトリル、メタクリル酸メチル、マレイ
ン酸無水物、N-置換マレイミドもしくはその混合物と
の単量体混合物の系列から選択した単量体がゴム上にグ
ラフト重合した物質である。このゴムには、より特定的
にはポリブタジエン、30 重量%以内のスチレンが重合
により組み入れられたブタジエン/スチレン共重合体、
20 重量%以内のアクリロニトリルを有するブタジエン
とアクリロニトリルとの共重合体、または20 重量%以
内のアクリル酸もしくはメタクリル酸の低級アルキルエ
ステル(たとえばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸メチルもしくはメタクリル酸エチル)
を有するブタジエンの共重合体が可能である。
【0060】上記のグラフト共重合体は 5 − 80 重量
%の、より特定的には 20 − 70 重量%のゴムと 95 −
20 重量%の、より特定的には 80 − 30 重量%のグラ
フト重合した単量体とを含有する。これらのグラフト共
重合体において、ゴムは少なくとも部分的に架橋した、
0.09 ないし 5 μm の、より特定的には 0.1 ないし1
μm の平均寸法を有する粒子の形状である。これらのグ
ラフト共重合体はスチレン、α-メチルスチレン、アク
リロニトリル、メタクリル酸メチルおよびマレイン酸無
水物の系列から選択した単量体の、グラフトすべきゴム
の存在下における遊離基グラフト共重合により得られ、
周知されている。これらのグラフト共重合体の好ましい
製造方法は乳化重合、溶液重合、塊状重合または懸濁重
合である。これも本発明に従って使用される熱可塑性 S
AN 重合体は 95 − 50 重量部のスチレン、α-メチル
スチレン、メタクリル酸メチルまたはその混合物と 5
−50 重量部のアクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、メタクリル酸メチルまたはその混合物との共重合体
である。これらの共重合体の中では、約 80 − 60 重量
%のスチレンと 20 − 40 重量%のアクリロニトリルと
から得られる生成物、または対応する α-メチルスチレ
ンの共重合体が特に好ましい。
【0061】これも本発明に従って使用されるポリスル
ホンは、たとえば、とりわけ主鎖にスルホン単位を含有
し、1,000 ないし 200,000 の分子量(ゲルクロマトグ
ラフィーにより測定した値)を有する、通常の方法(た
とえばフーベン・ワイル(Houben-Weyl),“有機化学
の方法(Methoden der Organischen Chemie),巻 E2
0,第 2 部,1467 ページ以下,チーメ出版(Thieme Ve
rlag,Stuttgart)1987のイデル(K. Idel)の論文を参
照)により製造される縮重合体である。
【0062】これも本発明に従って使用されるポリアミ
ドは、主鎖に繰り返しのカルボン酸アミド基を有する重
合体、たとえば 1,000 ないし 100,000 の分子量(ゲル
クロマトグラフィーにより測定した値)を有するジアミ
ンとジカルボン酸との縮重合体またはラクタムの縮重合
体であり、通常の方法(たとえばフーベン・ワイル,
“有機化学の方法,巻 E20,第 2 部,1497 ページ以
下,チーメ出版 1987 のマチース(P. Matthies),マイ
ヤー(R. V. Meyer)の論文を参照)により製造される
が、低結晶性の物質が好ましい。
【0063】これも本発明に従って使用される熱可塑性
ポリオレフィンは、通常の方法、たとえば遊離基重合に
より得られる、1,000 ないし 3,000,000 の重量平均分
子量Mw(ゲルクロマトグラフィーにより測定した値)
を有する脂肪族不飽和炭化水素、たとえばエチレン、プ
ロピレン、ブチレンまたはイソブチレンの重合体であ
る。高圧法ポリオレフィンおよび低圧法ポリオレフィン
の双方とも使用することができる。また、上記の不飽和
炭化水素を他のビニル単量体、たとえば酢酸ビニルと、
公知の様式で共重合させることもできる。
【0064】上記の個々の成分、すなわちポリカーボネ
ート、アミド基含有多糖類、通常の添加剤、他の熱可塑
物および/または衝撃強度改良剤は、公知の手法で、種
々の温度で、好ましくは室温であらかじめ混合しておく
ことができる。
【0065】上記の各成分は、たとえば溶液中で、塩化
メチレン中で、または、好ましくは基剤中で混合するこ
とができ、多糖類を使用する場合には、これは微細に磨
砕して使用する。
【0066】また、高濃度(たとえば本発明記載の多糖
類の 3 ないし 7 重量%)の発泡剤をポリカーボネート
またはポリカーボネートと混和し得る熱可塑性重合体に
組み入れて造粒し、この混合物を濃縮形状で、通常の計
量手段を用いて、本発明に従って発泡成形するポリカー
ボネートに添加することもできる。
【0067】ついで、本発明記載の発泡成形方法を通常
の装置、たとえば単スクリュー押出し機で実施する。適
当な方法は、冷却補正を行うか否かに拘わりなく自由発
泡、または内部発泡、すなわちセルカ(Celuka)法であ
る。
【0068】本発明に従って得られる発泡したプラスチ
ックは、必要に応じて鋳型成形することも、発泡後に所
要の寸法に切断することもできる。鋳型成形体には、た
とえば任意に染色した、被覆した、またはワニス加工し
た管、板および広範な種類の部品が可能である。これら
は発泡後に所要の寸法に切断することも、機械的に、ま
たは熱的に成形することも、他の手段で加工することも
できる。
【0069】本発明に従って得られる発泡成形体は、ラ
ンプの大面積の覆い、包装容器もしくは事務用機器の製
造に、または大面積要素、たとえば戸棚の部品もしくは
窓枠のような部品、または自動車もしくは建築分野の構
造部品の製造に有利に使用することができる。
【0070】
【実施例】
【0071】
【実施例1】99 重量%の 2,2-ビス-(4-ヒドロキシフェ
ニル)-プロパンからの単独重合ポリカーボネート(η
rel = 1.283;塩化メチレン中 0.5 %)と1重量%の
キチンとの混合物を押出し成形した。押出し成形は単ス
クリュー押出し機で実施した。温度は 240℃ であっ
た。自由発泡の方法により、補正を行うことなく発泡を
実施した。結果物は、0.6 g/cm3 の密度を有する微細孔
密閉セル発泡体であった。この発泡体の相対粘性は η
rel = 1.288(塩化メチレン中 0.5 %)であった。
【0072】
【実施例2】98 重量%の 2,2-ビス-(4-ヒドロキシフェ
ニル)-プロパンからの単独重合ポリカーボネート(η
rel = 1.282;塩化メチレン中 0.5 %)と 2 重量%の
キチンとの混合物を押出し成形した。押出し成形は単ス
クリュー押出し機で実施した。温度は 230℃ であっ
た。自由発泡の方法により、補正を行うことなく発泡を
実施した。結果物は、0.75 g/cm3 の密度を有する微細
孔密閉セル発泡体であった。この発泡体の相対粘性は η
rel = 1.284(塩化メチレン中 0.5 %)であった。
【0073】
【実施例3】99.5 重量%の 2,2-ビス-(4-ヒドロキシフ
ェニル)-プロパンからの単独重合ポリカーボネート(η
rel = 1.282;塩化メチレン中 0.5 %)と 0.5 重量%
のキチンとの混合物を押出し成形した。押出し成形は単
スクリュー押出し機で実施した。温度は 260℃ であっ
た。自由発泡の方法により、補正を行うことなく発泡を
実施した。結果物は、0.76 g/cm3 の密度を有する微細
孔密閉セル発泡体であった。この発泡体の相対粘性は
ηrel = 1.276(塩化メチレン中 0.5 %)であった。
【0074】
【実施例4】99 重量%の、2,2-ビス-(4-ヒドロキシフ
ェニル)-プロパンからの衝撃強度改良、ガラス繊維強化
単独重合ポリカーボネート(ηrel = 1.282;塩化メチ
レン中 0.5 %)と1重量%のキチンとの混合物を 310
℃ で、双スクリュー射出成形機で加工した。得られた
射出成形発泡体を 0.9 kg/l の密度に調整した。この射
出成形発泡体は微細孔の均一な発泡構造体で鋳型を効率
的に充填し、この発泡体は ηrel = 1.25 の相対粘性
を有し、耐火性等級 VO が得られた。
【0075】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0076】1. ポリカーボネート + 多糖類の全重
量に対して 0.01 ないし10 重量%のアミド基含有多糖
類を含有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートを混合
し、押出し機中で負圧を適用することなく 180℃ ない
し 320℃ の温度で押出し成形して発泡成形体を得る
か、または、射出成形機中、190℃ ないし 330℃の温度
で射出成形して発泡成形体を得ることを特徴とする熱可
塑性芳香族ポリカーボネートの発泡成形方法。
【0077】2. アミド基含有多糖類の熱可塑性ポリ
カーボネートの発泡成形用の使用。
【0078】3. 1 の方法により得られるポリカーボ
ネート発泡成形体。
【0079】4. 通常の添加剤を添加したのちに上記
の熱可塑性芳香族ポリカーボネートを発泡させることを
特徴とする 1 記載の方法。
【0080】5. 4 記載の方法により得られる添加剤
含有ポリカーボネート発泡成形体。
【0081】6. ポリカーボネートと他の熱可塑物と
の全混合物に対して 90 重量%以内の他の熱可塑物と混
合したところで上記の熱可塑性芳香族ポリカーボネート
を発泡させることを特徴とする 1 および 4 記載の方
法。
【0082】7. 他の熱可塑物を含有し、かつ任意に
通常の添加剤をも含有する、6 記載の方法により得られ
るポリカーボネート発泡成形体。
【0083】8. ポリカーボネートの重量に対して 10
重量%以内の比率の衝撃強度改良剤を発泡成形前にポ
リカーボネートに添加することを特徴とする 1、4 およ
び 6記載の方法。
【0084】9. 8 記載の方法により得られるポリカ
ーボネート発泡成形体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルクハルト・ケーラー ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエルト 11・ミユンデルハイマーシユトラーセ94 (72)発明者 ボルフガング・ベール ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ハイエンフエルトベーク132 (72)発明者 ラルフ・デユヤルデイン ドイツ連邦共和国デー4156ビリツヒ−アン ラート・ホーホハイデベーク35 (72)発明者 クラウス・ホルン ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ボーデルシユビングシユトラーセ12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネート + 多糖類の全重量に
    対して 0.01 ないし10 重量%のアミド基含有多糖類を
    含有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートを混合し、押
    出し機中で負圧を適用することなく 180℃ ないし 320
    ℃ の温度で押出し成形して発泡成形体を得るか、また
    は、射出成形機中、190℃ ないし 330℃の温度で射出成
    形して発泡成形体を得ることを特徴とする熱可塑性芳香
    族ポリカーボネートの発泡成形方法。
  2. 【請求項2】 通常の添加剤を添加したのちに上記の熱
    可塑性芳香族ポリカーボネートを発泡させることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ポリカーボネートと他の熱可塑物との全
    混合物に対して 90重量%以内の他の熱可塑物と混合し
    たところで上記の熱可塑性芳香族ポリカーボネートを発
    泡させることを特徴とする請求項1および 2 記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 ポリカーボネートの重量に対して 10 重
    量%以内の比率の衝撃強度改良剤を発泡成形前にポリカ
    ーボネートに添加することを特徴とする請求項1、2 お
    よび 3 記載の方法。
JP4353732A 1991-12-20 1992-12-15 熱可塑性ポリカーボネートの発泡成形方法 Pending JPH06172577A (ja)

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