JPH06172360A - マイトマイシン誘導体 - Google Patents

マイトマイシン誘導体

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JPH06172360A
JPH06172360A JP32317892A JP32317892A JPH06172360A JP H06172360 A JPH06172360 A JP H06172360A JP 32317892 A JP32317892 A JP 32317892A JP 32317892 A JP32317892 A JP 32317892A JP H06172360 A JPH06172360 A JP H06172360A
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JP
Japan
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compound
chloroform
solvent
methanol
brs
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32317892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Arai
仁 新井
Yutaka Kanda
裕 神田
Masaji Kasai
政次 河西
Hiromitsu Saito
博満 斉藤
Tadashi Ashizawa
忠 芦沢
Katsunari Gomi
克成 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH06172360A publication Critical patent/JPH06172360A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抗腫瘍剤として有用な新規マイトマシシン誘
導体を提供する。 【構成】 式(I) 【化8】 (式中、WはSまたはSeを表し、Xはメトキシまたは
アミノを表し、Yは水素またはメチルを表し、Zは水素
またはメチルを表し、R1 およびR2 は一方がカルバモ
イルオキシメチルで他方が水素を表すかまたは一体とな
ってメチレンを表し、R3 は低級アルキル、置換もしく
は非置換のアリールまたは置換もしくは非置換のヘテロ
アリールを表す)で表されるマイトマイシン誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗腫瘍活性を有する新
規なマイトマイシン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】マイトマイシン類は、抗菌活性、抗腫瘍
活性を有する抗生物質として知られている。一般に、こ
れらマイトマイシン類は、6位にメチル基を有する化合
物である。6位に上記以外の官能基を導入したマイトマ
イシン誘導体としては、6位に置換メチルを有する化合
物(特開平2−167282号公報)が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、6位にセレ
ノ基あるいはチオ基を有する新規なマイトマイシン誘導
体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【0005】
【化2】
【0006】(式中、WはSまたはSeを表し、Xはメ
トキシまたはアミノを表し、Yは水素またはメチルを表
し、Zは水素またはメチルを表し、R1 およびR2 は一
方がカルバモイルオキシメチルで他方が水素を表すかま
たは一体となってメチレンを表し、R3 は低級アルキ
ル、置換もしくは非置換のアリールまたは置換もしくは
非置換のヘテロアリールを表す)で表されるマイトマイ
シン誘導体に関する。
【0007】以下、式(I)で表される化合物を化合物
(I)という。他の式番号の化合物についても同様であ
る。式(I)の各基の定義において、低級アルキルとし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、sec −ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル
等の炭素数1〜6の直鎖または分枝状のアルキル基があ
げられる。
【0008】アリールとしては、フェニル、ナフチル等
があげられる。ヘテロアリールとしては、チアゾリル、
ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリ
ル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリジル、ピ
リミジル等があげられる。アリールもしくはヘテロアリ
ール上の置換基としては、同一または異なって置換数1
〜3の低級アルキル、低級アルコキシ、ビニル、アリ
ル、1−プロペニル、2−プロペニル等の炭素数2〜6
のアルケニル、フェニル、ナフチル等のアリール、フッ
素、塩素、臭素等のハロゲン、ヒドロキシおよびニトロ
等があげられる。置換基の定義において、低級アルキル
および低級アルコキシにおける低級アルキル部分は、前
記低級アルキルと同義である。
【0009】次に、化合物(I)の製造法について説明
する。 製造法1 化合物(I)は、次に説明する工程に従い製造すること
ができる。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】 (式中、nは2または3を表し、Za はメチルまたはア
セチルを表し、W、R1、R2 、R3 、Y、Zは前記と
同義である)
【0013】工程1:化合物(II)(特開昭64−70
490号公報記載)を、反応に不活性な溶媒中、二級ア
ミンの存在下に、次式
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R3 は前記と同義である)で示さ
れる化合物(V)、あるいは次式
【0016】
【化7】
【0017】(式中、R3 は前記と同義であり、Lは塩
素または臭素を表す)で示される化合物(VI)と反応さ
せることにより、化合物(III a)および化合物(IV)
を得ることができる。化合物(III a)および化合物
(IV)の生成率は、化合物(II)あるいは化合物
(V)、(VI)の種類、当量、溶媒等の反応条件によっ
て変化する。
【0018】反応に用いられる溶媒としては、エーテ
ル、テトラヒドロフラン、アセトン、ジクロロメタン、
クロロホルム、ジメチルホルムアミド等、反応に不活性
な溶媒であればいずれでもよく、これらは単独もしくは
混合して用いられる。二級アミンとしては、例えば、ジ
メチルアミン、ジエチルアミン、ベンジルメチルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、ピロリジン、ピペリジン、
モルフォリン等があげられる。
【0019】化合物(V)あるいは化合物(VI)は、通
常、化合物(II)に対して2当量以上、好ましくは2〜
5当量用いられる。また、反応は通常0〜30℃の範囲
で、30分〜10時間で終了する。
【0020】工程2:化合物(Ia)は、化合物(III
)とメタノールを、塩基の存在下に反応させることに
より得ることができる[化合物(III )のうち、WがS
eである化合物(III b)は、特開平3−14582号
公報中に記載の公知化合物である]。メタノールは、溶
媒を兼ねて、化合物(III )に対して過剰量用いられ
る。塩基としては、Rc −O−M(式中、Rc は炭素数
1〜4の低級アルキルを表し、Mはアルカリ金属もしく
はアルカリ土類金属を表す)で示される塩基、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属もしくはア
ルカリ土類金属の水酸化物、炭酸カリウム、炭酸水素ナ
トリウム等の炭酸塩もしくは重炭酸塩、トリエチルアミ
ン等の第三級アミン、水酸化テトラブチルアンモニウム
等の第四級アンモニウム塩があげられる。
【0021】塩基の量は、化合物(III )に対して0.
001〜10当量、好ましくは0.01〜3当量であ
る。反応は0〜30℃で、1〜24時間で終了する。
【0022】工程3:化合物(Ib)は、化合物(III
)とアンモニアを反応に不活性な溶媒中で反応させる
ことにより得ることができる。溶媒は、化合物(III )
を溶解するものであればいずれでもよく、メタノール、
エタノール等のアルコール類、エーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム
等のハロゲン化アルカン類、アセトニトリル、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を単独もしくは
混合して用いることができる。反応は0〜30℃で、1
〜48時間で終了する。
【0023】工程4:化合物(Iaa)は、化合物(I
V)とメタノールを、塩基およびジメドンの存在下で反
応させることによっても得ることができる。メタノール
は、溶媒を兼ねて、化合物(IV)に対して過剰量用いら
れる。反応に用いられるジメドンの量は、化合物(IV)
に対して1当量以上である。塩基としては、工程2と同
一の無機塩基あるいは有機塩基があげられ、用いられる
塩基の量は、ジメドンに対して過剰量、好ましくは1.
5〜3当量である。反応は0〜50℃、好ましくは0〜
30℃で、1〜72時間で終了する。
【0024】工程5:化合物(Iba)は、化合物(I
V)とアンモニアを溶媒中、ジメドンの存在下で反応さ
せることによっても得ることができる。溶媒は、工程3
と同様のものが用いられる。ジメドンは、化合物(IV)
に対して過剰量、好ましくは2〜5当量用いられ、反応
は0〜30℃で、1〜24時間で終了する。
【0025】なお、工程2〜5において、Za がアセチ
ルで表される化合物(III )あるいは化合物(IV)から
は、上記の反応条件により、同時に脱アセチル化反応も
起こるため、それぞれ、対応する化合物(Ia)、(I
b)、(Iaa)、(Iba)においてZが水素原子で
表される化合物が得られる。
【0026】上述した製造法における中間体および目的
化合物は、有機合成化学で常用される精製法、例えば、
中和、濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種ク
ロマトグラフィー等に付して単離精製することができ
る。また、中間体においては、特に精製することなく次
の反応に供することも可能である。また、化合物(I)
は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で存在すること
もあるが、これら付加物も本発明に包含される。
【0027】上記製造法によって得られる化合物(I)
の具体例を第1表に示した。なお、化合物番号は、実施
例番号に対応している。
【0028】
【表1】
【0029】次に、代表的な化合物(I)の抗腫瘍活性
の試験例を示した。 試験例1. HeLaS3 細胞生育阻害試験:96穴マイクロタイタ
ープレートの各ウエルに10%牛胎児血清および2mMグ
ルタミンを含むMEM培地で3×104 個/mlに調製し
たHeLaS3 細胞を0.1mlずつ分注した。
【0030】炭酸ガスインキュベーター内で一晩、37
℃で培養後、培養液により適宜希釈した試験化合物を
0.05mlずつ加えた。炭酸ガスインキュベーター内で
細胞を1時間培養後、培養上清を除去し、リン酸緩衝液
生理食塩水[PBS(−)]で1回洗浄後、新鮮な培地
を0.1mlずつ各ウエルに加え、炭酸ガスインキュベー
ター内にて37℃で、72時間培養した。培養上清を除
去後、0.02%ニュートラルレッドを含む培養液を
0.1mlずつ各ウエルに加え、37℃で1時間炭酸ガス
インキュベーター内で培養し細胞を染色した。培養上清
を除去後、生理食塩水で1回洗浄し、0.001N塩酸
/30%エタノールで色素を抽出後、マイクロプレート
リーダーにより、550nmの吸光度を測定した。無処理
細胞と試験化合物(各種濃度)で処理した細胞の吸光度
より、次式に従って細胞の増殖阻止率を算出した。
【0031】
【数1】
【0032】得られた増殖阻止率から、細胞の増殖を5
0%阻害する試験化合物濃度を算出し、IC50値とし
た。結果を第2表に示した。
【0033】
【表2】
【0034】試験例2. サルコーマ180固形腫瘍に対する試験化合物の抗腫瘍
活性:5×106 個のサルコーマ180細胞をddYマ
ウスの腹腔内に移植し、移植後7日目の腹水から細胞を
採取し、滅菌生理食塩水で1回洗浄後、滅菌生理食塩水
で5×107 個/mlの該細胞浮遊液を作製した。該細胞
浮遊液0.1mlを体重20±2gのddY雄性マウスの
右腋窩部皮下に移植した。
【0035】試験化合物を生理食塩水またはポリオキシ
エチレンソルビタンモノラウレート含有生理食塩水に溶
解し、腫瘍移植後24時間目に、1群5匹のマウス静脈
内に0.1〜0.2mlを投与した。試験化合物の抗腫瘍
活性は、移植後7日目に腫瘍の長径(a)と短径(b)
から腫瘍体積に相当するa×b2 /2の値を求め、薬物
非投与の対照群の体積(C)に対する試験化合物投与群
の体積(T)の比T/C値を求めて表した。結果を第3
表に示した。
【0036】
【表3】
【0037】また、抗腫瘍活性のED50値は次のように
算出した。縦軸に通常目盛でT/C値、横軸に対数目盛
で投与量を表したグラフに、各投与量におけるT/C値
をプロットし、投与量とT/C値の関係を最小二乗法に
より直線として求め、得られる直線の回帰式からT/C
=0.5を示す投与量をED50値とした。結果を第4表
に示した。
【0038】
【表4】
【0039】本発明により得られる化合物は、抗腫瘍剤
として有用であり、そのままあるいは各種の投与形態で
用いることができる。例えば、化合物(I)を注射剤と
して用いる場合には、希釈剤としてこの分野で常用され
ているもの、例えば、生理食塩水、ブドウ糖注射液、乳
糖注射液、マンニット注射液等に溶解して用いるか、ま
たは日本薬局方に基づいた凍結乾燥注射剤もしくは塩化
ナトリウム等と混合した粉末注射剤として用いてもよ
い。また、これらの注射剤にポリエチレングリコール、
HCO−60(界面活性剤;日光ケミカル社製)等の補
助剤、エタノールおよび/またはリポソーム、シクロデ
キストリン等の担体を加えて用いてもよい。これらの注
射剤は、通常、静脈内投与に供せられるが、動脈内投
与、腹腔内投与、胸腔内投与も可能である。
【0040】化合物(I)と適当な賦形剤、崩壊剤、結
合剤、潤沢剤等を常法により混合成形して錠剤、粒剤、
粉剤、シロップ等とすることにより、経口剤として用い
ることもできる。さらには、化合物(I)と常用される
担体とを常法により混合成形して坐剤とし、直腸投与す
ることも可能である。投与量は、投与方法、化合物
(I)の種類、年齢、症状等によって異なり、また投与
方法も、症状や投与量によって変えることができる。例
えば、週1回あるいは3週間に1回の間隔で0.06〜
6mg/kgの範囲で投与することも可能である。以下に、
本発明の実施例を示す。
【0041】
【実施例】化合物の物理化学的データは、次の機器類に
よって測定した。 TLC:シリカゲル Merck Art5719、5
7151 H NMR:ブルーカー AM−400(400MH
z) 日本分光 JNM−GX270(270MHz) 日本分光 JNM−EX270(270MHz) バリアン EM−390(90MHz) MS:日本分光 JMS−D300(FAB法により測
定) 日本分光 JMS−SX−102(FAB法により測
定) 島津 QP−1000(EI法により測定) IR:日本分光 IR−810(KBr法により測定) 堀場 FT−200(KBr法により測定)
【0042】実施例1. 6−デメチル−6−(フェニルセレノ)マイトマイシン
A(化合物1) 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−
(フェニルセレノ)マイトマイシンA(特開平3−14
582号公報)147mgをメタノール10mlに溶解し、
炭酸カリウム30mgを加え、室温で19時間攪拌した。
【0043】反応混合物をクロロホルムで希釈した後、
リン酸緩衝液(pH7)、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥させ、乾燥剤を濾別後、減圧下で溶媒
を留去した。得られた残渣を分取用TLC(シリカゲ
ル;クロロホルム:アセトニトリル:n−ヘキサン=
5:5:1)で精製し、目的物の画分を分取した。これ
らの画分に対し、常法による抽出操作を行い、溶媒留
去、n−ヘキサン−クロロホルムによる粉末化、溶媒留
去、真空下での十分な乾燥を順次施すことにより、茶色
粉末状の化合物1を12.2mg(収率9.5%)得た。 TLC:Rf=0.42 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 491/493(2:3)(M + +1), 492/494
(2:1)(M + +2); C21H21N3O 6 78Se=4901 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 約2.1(br
s, 1H), 2.72(brs, 1H),3.12(brs, 1H), 3.19(s, 3H),
3.51(d, J=12Hz, 1H), 3.95〜4.05(m, 1H), 3.97(s, 3
H), 4.16(d, J=12.3Hz, 1H), 5.03(brt, J=11Hz, 1H),
5.35(dd, J=4.3,10.5Hz, 1H), 7.1〜7.8(m, 7H)
【0044】実施例2. 6−デメチル−6−(フェニルセレノ)マイトマイシン
C(化合物2) 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−
(フェニルセレノ)マイトマイシンA(特開平3−14
582号公報)300mgをメタノール20mlに溶解し、
アンモニアのメタノール溶液(6.1M)2.0mlを加
え、室温で45時間30分攪拌した。
【0045】反応混合物の溶媒を減圧下で留去し、得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ク
ロロホルム:メタノール=15:1)で精製し、茶色の
画分を得た。この画分の溶媒を留去後、n−ヘキサン−
クロロホルムによる粉末化、溶媒留去、真空下での十分
な乾燥を順次施すことにより、茶色粉末状の化合物2を
100mg(収率40%)得た。 TLC:Rf=0.37 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 475/477(M + +1), 476/478(M + +
2), 477/479(M + +3); C2 0H20N4O5 78Se=4741 H NMR:δ, ppm (400MHz, ピリジン−d5) (主なピ
ーク)2.72 (dd, J=2.0,4.4Hz, 1H), 3.11(d, J=4.4Hz,
1H), 3.19(s, 3H), 3.58(dd, J=2.0, 12.8Hz,1H), 4.0
3(dd, J=4.2, 11.1Hz, 1H), 4.53(d, J=12.8Hz, 1H),
5.03(brt, J= 約11Hz, 1H), 5.35(dd, J=4.2, 10.3Hz,
1H), 7.06〜7.12 (m, 3H), 7.42〜7.45(m, 2H), 7.1〜
7.9(br, 2H), 8.28(brs, 1H), 8.72(brs, 1H)
【0046】実施例3. 6−デメチル−6−(フェニルセレノ)マイトマイシン
D(化合物3) 7−デメトキシ−6−デメチル−6,7−ジヒドロ−
7,7−(エチレンジオキシ)−6−(フェニルセレ
ノ)マイトマイシンB(特開平3−14582号公報記
載の方法に準じて合成)58.8mgをメタノール5.0
mlに溶解し、アンモニアのメタノール溶液(6.1M)
0.50mlを加え、室温で22時間50分攪拌した。
【0047】反応混合物の溶媒を減圧下で留去し、得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ク
ロロホルム−メタノール=9:1)で精製し、茶色の画
分を得た。この画分の溶媒を留去後、n−ヘキサン−ク
ロロホルムによる粉末化、溶媒留去、真空下での十分な
乾燥を順次施すことにより、茶色粉末状の化合物3を1
9.7mg(収率37%)得た。 TLC:Rf=0.23 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 475/477(M + +1), 476/478(M + +
2), 477/479(M + +3); C2 0H20N4O5 78Se=474 IR:cm-1 3420, 3330, 3050, 1710, 1580, 1550, 148
0, 1450, 1420, 1340, 1290, 10701 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 2.13(s, 3
H), 2.24(dd, J=1.8, 4.8Hz, 1H), 2.49(d, J=4.8Hz, 1
H), 3.70(dd, J=2.0, 13.0Hz, 1H), 4.33(dd, J=3.6, 1
0.4Hz, 1H), 4.45(d, J=13.0Hz, 1H), 5.28(t, J=10.5H
z, 1H), 5.58(dd,J=3.6, 10.5Hz, 1H), 7.05 〜7.15(m,
3H), 7.3〜7.4(m, 2H), 7.3 〜7.8(br,2H), 8.35(bs,
1H), 8.5〜8.8(br, 2H)
【0048】実施例4. 6−デメチル−6−(フェニルチオ)マイトマイシンA
(化合物4) 参考例1で得られる化合物a277mgをメタノール40
mlに溶解し、炭酸カリウム235mgを加え、室温で23
時間撹拌した。
【0049】反応混合物をリン酸緩衝液(pH4)で希釈
し、クロロホルム抽出を行なった。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、乾燥剤の濾
別、溶媒留去を順次行なった。こうして得た残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム−メ
タノール=40:1から30:1)で精製し、赤紫色の
画分を得た。この画分の溶媒を留去後、残渣にクロロホ
ルム−n−ヘキサンによる粉末化、溶媒留去、真空下で
の十分な乾燥を順次施すことにより、褐色粉末状の化合
物4を65.2mg(収率27%)得た。 TLC:Rf=0.52 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 445(M + +2); C21H21N3O6S=443 IR:cm-1 3400, 2880, 1750, 1740, 1690, 1660, 163
0, 1580, 1570, 1470, 1430, 1370, 1280, 1240, 1100,
10701 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 2.18(brs,
1H), 2.73(brs, 1H), 3.15(brs, 1H), 3.20(s, 3H),
3.48(brd, J=12.4Hz, 1H), 4.02(dd, J=4.3, 11.4Hz, 1
H), 4.14(s, 3H), 4.17(d, 1H, 他のピークと重複), 5.
06(brt, J= 約11Hz, 1H), 5.38(dd, J=4.3, 10.4Hz, 1
H), 7.1 〜7.3(m, 3H), 7.2 〜8.0(br, 2H),7.4〜7.5
(m, 2H)
【0050】実施例5. 6−デメチル−6−(フェニルチオ)マイトマイシンC
(化合物5) 参考例1で得られる化合物a226mgをメタノール20
mLに溶解し、アンモニアのメタノール溶液(6.8M)
4.0mlを加え、室温で2時間30分静置した。
【0051】反応混合物の溶媒を減圧下で留去後、得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ク
ロロホルム−メタノール=30:1)で精製し、紫色の
画分を得た。この画分の溶媒を留去し、残渣にクロロホ
ルム−n−ヘキサンによる粉末化、溶媒留去、真空下で
の十分な乾燥を順次施すことにより、褐色粉末状の化合
物5を108mg(収率58%)得た。 TLC:Rf=0.41 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 429(M + +1); C20H20N4O5S=428 IR:cm-1 3430, 3300, 3270, 3200, 2950, 1720, 171
0, 1590, 1560, 1550, 1540, 1480, 1450, 1440, 1340,
1320, 1290, 10701 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 2.18(brs,
1H), 2.74(brs, 1H), 3.15(brs, 1H), 3.21(s, 3H),
3.59(brd, J= 約13Hz, 1H), 4.10(dd, J=4.5, 11.4Hz,
1H), 4.56(d, J=12.9Hz, 1H), 5.03(brt, J= 約11Hz, 1
H), 5.44(dd, J=4.5, 10.4Hz, 1H), 7.0 〜7.4(m, 5H),
7.3 〜7.9(br, 2H), 8.91(brs, 1H), 8.98(brs, 1H)
【0052】実施例6. 6−デメチル−6−(p−メトキシフェニルチオ)マイ
トマイシンC(化合物6) 参考例2で得られる化合物c181mgをメタノール20
mlに溶解し、アンモニアのメタノール溶液(6.8M)
4.0mlを加え、室温で1時間20分静置した。
【0053】反応混合物の溶媒を減圧下で留去し、得ら
れた残渣を分取用TLC(シリカゲル;クロロホルム−
メタノール=9:1)で精製し、目的物の画分を分取し
た。この画分を展開溶媒で抽出し、溶媒留去、クロロホ
ルム−n−ヘキサンによる粉末化、溶媒留去、真空下で
の十分な乾燥を順次施すことにより、褐色粉末状の化合
物6を87.2mg(収率57%)得た。 TLC:Rf=0.40 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 460(M + +2); C21H22N4O6S=458 IR:cm-1 3450, 3300, 3200, 2930, 1720, 1710, 159
0, 1560, 1550, 1490, 1450, 1330, 1290, 1240, 1170,
10701 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 2.15(brs,
1H), 2.73(brs, 1H), 3.14(brs, 1H), 3.20(s, 3H),
3.57(s, 3H), 3.59(brd, J=約13Hz, 1H), 4.06(dd, J=
4.2, 11.1Hz, 1H), 4.57 (d, J=12.9Hz, 1H), 5.10(br
t, J=約10Hz, 1H), 5.40(dd, J=4.5, 10.4Hz, 1H), 6.7
9(d, J=8.9Hz, 2H), 7.2 〜7.9(br, 2H), 7.41(d, J=8.
9Hz, 2H), 8.78(brs, 1H), 8.87(brs, 1H)
【0054】実施例7. 6−(p−クロロフェニルチオ)−6−デメチルマイト
マイシンC(化合物7) 参考例3で得られる化合物d180mgをメタノール20
mlに溶解し、アンモニアのメタノール溶液(6.8M)
4.0mlを加え、室温で4時間45分静置した。
【0055】反応混合物の溶媒を減圧下で留去し、得ら
れた残渣を分取用TLC(シリカゲル;クロロホルム−
メタノール=9:1)で精製し、目的物の画分を分取し
た。この画分を展開溶媒で抽出し、溶媒留去、クロロホ
ルム−n−ヘキサンによる粉末化、溶媒留去、真空下で
の十分な乾燥を順次施すことにより、褐色粉末状の化合
物7を67.0mg(収率44%)得た。 TLC:Rf=0.35 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 464(M + +2); C20H19 35ClN4O5S=46
2 IR:cm-1 3420, 3300, 3200, 2950, 1720, 1710, 159
0, 1560, 1550, 1540, 1480, 1450, 1340, 1330, 1290,
1090, 10701 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 2.17(s, 1
H), 2.75(brs, 1H), 3.14(brs, 1H), 3.22(s, 3H), 3.5
9(brd, J= 約13Hz, 1H), 4.07(dd, J=4.2, 11.1Hz, 1
H), 4.55(d, J=12.9Hz, 1H), 5.09(brt, J= 約11Hz, 1
H), 5.40(dd, J=4.0,10.4Hz, 1H), 7.10〜7.23(m, 4H),
7.6(brs, 2H), 9.03(brs, 2H)
【0056】実施例8. 6−デメチル−6−(p−ニトロフェニルチオ)マイト
マイシンC(化合物8) 参考例4で得られる化合物g55.2mgをアンモニアの
メタノール溶液(6.8M)10mlに溶解し、ジメドン
23.0mgを加え、室温で1時間15分撹拌した。
【0057】反応混合物を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムによる乾燥、乾燥剤の濾別、溶媒留去を順
次行ない、得られた残渣を分取用TLC(シリカゲル;
クロロホルム−メタノール=9:1)で精製し、目的物
の画分を分取した。この画分を展開溶媒で抽出し、溶媒
留去、クロロホルム−n−ヘキサンによる粉末化、溶媒
留去、真空下での十分な乾燥を順次施すことにより、褐
色粉末状の化合物8を9.9mg(収率27%)得た。 TLC:Rf=0.31 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 475(M + +2); C20H19N5O7S=473 IR:cm-1 3420, 3370, 3260, 3150, 1750, 1730, 162
0, 1600, 1590, 1540, 1370, 11001 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 2.25(brs,
1H), 2.79(brs, 1H), 3.20(brs, 1H), 3.26(s, 3H),
3.63(brd, J= 約13Hz, 1H), 4.13(dd, J=4.0, 10.9Hz,
1H), 4.59(d, J=12.9Hz, 1H), 5.14(brt, J=10.6Hz, 1
H), 5.45(dd, J=4.0, 11.4Hz, 1H), 7.25(d, J=8.9Hz,
2H), 7.4〜7.9(br, 2H), 7.94(d, J=8.9Hz,2H), 9.28(b
rs, 1H), 9.36(brs, 1H)
【0058】実施例9. 6−デメチル−6−[(2−チアゾリル)チオ]マイト
マイシンC(化合物9) 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−メ
チレンマイトマイシンA(特開昭64−70490号公
報)426mg(純度約80%)をジクロロメタン40ml
に溶解し、ジエチルアミン110μl を加え、室温で撹
拌下、参考例5で得られる化合物h251mgを加え、そ
のまま2時間撹拌した。反応混合物を飽和食塩水で2回
洗浄し、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、乾燥剤の濾別、
溶媒留去を順次施した。得られた残渣をメタノール40
mlに溶解し、アンモニアのメタノール溶液(6.8M)
8.0mlを加え、室温下で3時間20分静置した。
【0059】反応混合物の溶媒を減圧下で留去した後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロ
ホルム−メタノール=30:1から10:1)で精製
し、赤色の画分を得た。溶媒留去後、クロロホルム−n
−ヘキサンによる粉末化、溶媒留去、真空下での十分な
乾燥を順次施すことにより、赤色粉末状の化合物9を1
00mg(収率28%)得た。 TLC:Rf=0.24 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 437(M + +2); C17H17N5O5S2=435 IR:cm-1 3400, 3340, 3220, 3150, 2870, 1750, 163
0, 1590, 1580, 1480, 1360, 1340, 1330, 11001 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 2.21(brs,
1H), 2.76(brs, 1H), 3.17(brs, 1H), 3.23(s, 3H),
3.60(brd, J=13.4Hz, 1H), 4.09(dd, J=4.2, 11.1Hz, 1
H), 4.57(d, J=12.9Hz, 1H), 5.05(brt, J=約11Hz, 1
H), 5.42(dd, J=4.2,10.6Hz, 1H), 7.21(1H, 他のピー
クと重複), 7.64(d, J=3.0Hz, 1H), 7.3〜8.0(br, 2H),
9.33(brs, 1H), 9.67(brs, 1H)
【0060】実施例10. 6−[(2−ベンゾチアゾリル)チオ]−6−デメチル
マイトマイシンC(化合物10) 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−メ
チレンマイトマイシンA(特開昭64−70490号公
報)421mg(純度約80%)をジクロロメタン40ml
に溶解し、ジエチルアミン105μl を加え、室温で撹
拌下、参考例6で得られる化合物i335mgを加え、そ
のまま30分間撹拌した。反応混合物を飽和食塩水で2
回洗浄し、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、乾燥剤の濾
別、溶媒留去を順次施した。得られた残渣をメタノール
30mlに溶解し、アンモニアのメタノール溶液(6.8
M)6.0mlを加え、室温下で3時間静置した。
【0061】反応混合物の溶媒を減圧下で留去した後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロ
ホルム−メタノール=30:1から10:1)で精製
し、赤色の画分を得た。溶媒留去後、クロロホルム−n
−ヘキサンによる粉末化、溶媒留去、真空下での十分な
乾燥を順次施すことにより、赤色粉末状の化合物10を
172mg(収率44%)得た。 TLC:Rf=0.32 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 486(M + +1); C21H19N5O5S2=485 IR:cm-1 3470, 3370, 3200, 2920, 1720, 1600, 157
0, 1550, 1460, 1440, 1370, 1330, 10601 H NMR:δ, ppm (270MHz, ピリジン−d5) 2.28(brs,
1H), 2.80(brs, 1H), 3.20(brs, 1H), 3.28(s, 3H),
3.64(brd, J=12.6Hz, 1H), 4.17(dd, J=4.1, 11.1Hz, 1
H), 4.61(d, J=12.8Hz, 1H), 5.19(brt, J=10.5Hz, 1
H), 5.49(dd, J=4.2,10.4Hz, 1H), 7.20(m, 1H), 7.33
(m, 1H), 7.4 〜8.0(br, 2H), 7.73(m, 1H),7.85(m, 1
H), 9.89(brs, 1H), 9.56(brs, 1H) 以下に、参考例を示す。参考例化合物の構造は第5表に
示した。
【0062】
【表5】
【0063】参考例1. 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−
(フェニルチオ)マイトマイシンA(化合物a)および
1a−アセチル−6,6−ビス(フェニルチオ)−7−
デメトキシ−6−デメチル−6,7−ジヒドロ−7,7
−(エチレンジオキシ)マイトマイシンA(化合物b) 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−メ
チレンマイトマイシンA(特開昭64−70490号公
報)1.27g(純度約80%)をジクロロメタン90
mlに溶解し、ジエチルアミン315μl を加え、室温で
撹拌下、臭化フェニルスルフェニルのジクロロメタン
3.0mlの溶液(450μl のチオフェノールおよび6
40mgのN−ブロモこはく酸イミドより調製)を3回に
分けて加え、そのまま5時間撹拌した。反応混合物を飽
和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、
乾燥剤の濾別、溶媒留去を順次施した。得られた残渣を
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム
−アセトニトリル=2:1から1:1)で精製し、黄土
色の画分を得た。この画分の溶媒を減圧下で留去し、残
渣に、クロロホルム−n−ヘキサンによる粉末化、溶媒
留去、真空下での十分な乾燥を順次施すことにより、黄
土色粉末状の化合物aを677.8mg(収率55%)得
た。本化合物は、6位に関するジアステレオマーの平衡
混合物で得られ、その比は1H NMR(重クロロホルム)よ
り約2:1であった。なお、同時に、黄色粉末状の化合
物bを111.4mg(収率7.4%)得た。
【0064】化合物a TLC:Rf=0.62 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 516(M + +1); C24H25N3O8S=515 IR:cm-1 3450, 3300, 3200, 3050, 2950, 2900, 173
0, 1710, 1700, 1650, 1570, 1430, 1330, 1260, 1180,
1090, 10701 H NMR :δ, ppm (270MHz, 重クロロホルム) [メジャー]:2.18(s, 3H), 3.21(s, 3H), 3.25(dd, J
=1.9, 4.5Hz, 1H), 3.42(dd, J=1.9, 13.0Hz, 1H), 3.5
1(d, J=4.5Hz, 1H), 3.74(dd, J=4.9, 11.1Hz, 1H), 3.
91(d, J=13.0Hz, 1H), 3.96(s, 1H), 4.0 〜4.4(m, 4
H), 4.20(t, J=10.9Hz, 1H), 4.77(brs, 2H), 4.94(dd,
J=4.9, 10.9Hz, 1H), 7.1〜7.4(m, 3H), 7.4 〜7.6(m,
2H) [マイナー]:2.11(s, 3H), 3.15 〜3.2(1H, 他のピー
クと重複), 3.4〜3.5(1H, 他のピークと重複), 3.48(d,
J=4.5Hz, 1H), 3.49(s, 3H), 3.71(dd, J=11.9Hz, 1H,
他のピークと重複), 4.0〜4.4(m, 7H), 4.77(brs, 2
H), 4.85(dd, J=4.7, 10.6Hz, 1H), 7.1 〜7.4(m, 3H),
7.4 〜7.6(m, 2H)
【0065】化合物b TLC:Rf=0.65 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 624(M + +1); C30H29N3O8S2=623 IR:cm-1 3450, 3350, 3200, 3050, 2950, 2900, 173
0, 1710, 1700, 1660, 1580, 1440, 1330, 1260, 1180,
1090, 1070, 1040, 10301 H NMR :δ, ppm (270MHz, 重クロロホルム) 2.21(s,
3H), 3.16(s, 3H), 3.21(dd, J=2.0, 4.7Hz, 1H), 3.3
0(dd, J=2.0, 13.4Hz, 1H), 3.45(d, J=4.7Hz, 1H), 3.
52(d, J=13.4Hz, 1H), 3.68(dd, J=4.7, 11.1Hz, 1H),
4.0 〜4.4(m, 4H), 4.23(t, J=10.9Hz, 1H), 4.80(brs,
2H), 4.94(dd, J=4.7, 11.1Hz, 1H), 7.2〜7.7(m, 10
H)
【0066】参考例2. 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−
(p−メトキシフェニルチオ)マイトマイシンA(化合
物c) 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−メ
チレンマイトマイシンA(特開昭64−70490号公
報)430mg(純度約80%)をジクロロメタン30ml
に溶解し、ジエチルアミン105μl を加え、室温で撹
拌下、塩化p−メトキシベンゼンスルフェニルのジクロ
ロメタン1.0mlの溶液[130μl のp−メトキシチ
オフェノールおよび145mgのN−クロロこはく酸イミ
ド(NCS)より調製]を数回に分けて加え、そのまま
2時間撹拌した。反応混合物を飽和食塩水で2回洗浄
し、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、乾燥剤の濾別、溶媒
留去を順次施した。得られた残渣をカラムクロマトグラ
フィー(シリカゲル;クロロホルム−アセトニトリル=
3:1から2:1)で精製し、黄土色の画分を得た。こ
の画分の溶媒を減圧下で留去し、残渣に、クロロホルム
−n−ヘキサンによる粉末化、溶媒留去、真空下での十
分な乾燥を順次施すことにより、黄土色粉末状の化合物
cを202.4mg(収率45%)を得た。本化合物は、
6位に関するジアステレオマーの平衡混合物で得られ、
その比は1H NMR(重クロロホルム)より約2:1であっ
た。 TLC:Rf=0.37 (クロロホルム−アセトニトリル−n
−ヘキサン=5:5:1) FAB−MS:m/z; 546(M + +1); C25H27N3O9S=5451 H NMR :δ, ppm (270MHz, 重クロロホルム) [メジャー]:2.20(s, 3H), 3.20(s, 3H), 3.27(dd, J
=2.0, 4.8Hz, 1H), 3.44(dd, J=2.0, 13.2Hz, 1H), 3.5
0(d, J=4.8Hz, 1H), 3.70(dd, J=4.8, 10.9Hz, 1H), 3.
80 or 3.82(s, 1H), 3.81(s, 3H), 3.9 〜4.5(m, 4H),
3.92(d, J=13.2Hz, 1H), 4.14(t, J=11.1Hz, 1H), 4.81
(brs, 2H), 4.90(dd, J=4.8, 10.9Hz, 1H), 6.8 〜6.9
(m, 2H), 7.4 〜7.5(m, 2H) [マイナー]:2.10(s, 3H), 3.21(s, 3H), 3.23(dd, J
=2.0Hz, 1H, 他のピークと重複), 3.48(d, 1H, 他のピ
ークと重複), 3.68(dd, J=11.4Hz, 1H, 他のピークと重
複), 3.80 or 3.82(s, 3H), 3.9 〜4.5(m, 7H), 4.33
(d, J=12.9Hz, 1H),4.81(brs, 2H), 4.82(dd, 1H, 他
のピークと重複), 6.8〜6.9(m, 2H), 7.4 〜7.5(m, 2H)
【0067】参考例3. 1a−アセチル−6−(p−クロロフェニルチオ)−7
−デメトキシ−6−デメチル−6,7−ジヒドロ−7,
7−(エチレンジオキシ)マイトマイシンA(化合物
d)および1a−アセチル−6,6−ビス(p−クロロ
フェニルチオ)−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)マイトマ
イシンA(化合物e) 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−メ
チレンマイトマイシンA(特開昭64−70490号公
報)424mg(純度約80%)をジクロロメタン30ml
に溶解し、ジエチルアミン105μl を加え、室温で撹
拌下、塩化p−クロロベンゼンスルフェニルのジクロロ
メタン1.5mlの溶液(225mgのp−クロロチオフェ
ノールおよび216mgのNCSより調製)を2回に分け
て加え、そのまま4時間撹拌した。
【0068】反応混合物を飽和食塩水で2回洗浄し、無
水硫酸ナトリウムでの乾燥、乾燥剤の濾別、溶媒留去を
順次施した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル;クロロホルム−アセトニトリル=2:1
から1:1)で精製し、黄土色の画分を得た。この画分
の溶媒を減圧下で留去し、残渣に、クロロホルム−n−
ヘキサンによる粉末化、溶媒留去、真空下での十分な乾
燥を順次施すことにより、黄土色粉末状の化合物dを9
2.4mg(収率21%)得た。本化合物は、6位に関す
るジアステレオマーの平衡混合物で得られ、その比は1H
NMR(重クロロホルム)より約2:1であった。なお、
同時に、黄色粉末状の化合物eを59.7mg(収率11
%)得た。
【0069】化合物d TLC:Rf=0.53 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 550/552(2:1)(M + +1); C24H24 35C
lN3O8S=549 IR:cm-1 3450, 3350, 3200, 3050, 2950, 2900, 173
0, 1710, 1700, 1660, 1570, 1470, 1330, 1260, 1180,
1090, 10101 H NMR :δ, ppm (270MHz, 重クロロホルム) [メジャー]:2.18(s, 3H), 3.22(s, 3H), 3.27(dd, 1
H, 他のピークと重複),3.43(dd, J=2.0, 13.2Hz, 1H),
3.52(d, J=4.5Hz, 1H), 3.75(dd, J=4.5, 10.9Hz, 1
H), 3.92(s, 1H), 3.95(d, J=13.2Hz, 1H), 4.0〜4.4
(m, 4H), 4.22(t, J=10.9Hz, 1H), 4.77(brs, 2H), 4.9
6(dd, J=5.0, 10.9Hz, 1H), 7.1〜7.4(m, 2H), 7.4 〜
7.6(m, 2H) [マイナー](主なピーク): 2.11(s, 3H), 3.2 〜3.
3 (1H, 他のピークと重複), 3.4〜3.5(1H, 他のピーク
と重複), 3.48(d, J=4.5Hz, 1H), 3.49(s, 3H),3.71(d
d, J=4.5, 10.9Hz, 1H), 4.0〜4.4(m, 7H), 4.77(brs,
2H), 4.86(dd, J=5.0, 10.9Hz, 1H), 7.1 〜7.4(m, 2
H), 7.4 〜7.6(m, 2H)
【0070】化合物e TLC:Rf=0.58 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 692/694/696(4:3:1)(M + +1); C30
H27 35Cl2N3O8S2=691 IR:cm-1 3450, 3350, 3200, 3050, 2950, 2900, 173
0, 1710, 1700, 1650, 1590, 1570, 1490, 1450, 1330,
1240, 1170, 1080, 10201 H NMR :δ, ppm (270MHz, 重クロロホルム) 2.20(s,
3H), 3.17(s, 3H), 3.27(dd, J=1.9, 4.7Hz, 1H), 3.3
4(dd, J=1.9, 12.9Hz, 1H), 3.50(d, J=4.5Hz, 1H), 3.
62(d, J=12.9Hz, 1H), 3.70(dd, J=5.0, 10.9Hz, 1H),
4.0 〜4.4(m, 4H), 4.21(t, J=10.9Hz, 1H), 4.89(brs,
2H), 4.96(dd, J=5.0, 10.9Hz, 1H), 7.21 〜7.32(m,
4H), 7.42 〜7.51(m, 4H)
【0071】参考例4. 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−
(p−ニトロフェニルチオ)マイトマイシンA(化合物
f)および1a−アセチル−6,6−ビス(p−ニトロ
フェニルチオ)−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)マイトマ
イシンA(化合物g) 1a−アセチル−7−デメトキシ−6−デメチル−6,
7−ジヒドロ−7,7−(エチレンジオキシ)−6−メ
チレンマイトマイシンA(特開昭64−70490号公
報)846mg(純度約80%)をジクロロメタン60ml
に溶解し、ジエチルアミン410μl を加え、室温で撹
拌下、塩化p−ニトロベンゼンスルフェニルのジクロロ
メタン4.0mlの溶液(624mgのp−ニトロチオフェ
ノールおよび567mgのNCSより調製)を3回に分け
て加え、そのまま4時間撹拌した。反応混合物を飽和食
塩水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、乾燥
剤の濾別、溶媒留去を順次施した。得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム−メ
タノール=40:1から30:1)で精製し、黄土色か
ら黄色の3画分を得た。これらの画分の溶媒を減圧下で
留去し、残渣に、クロロホルム−n−ヘキサンによる粉
末化、溶媒留去、真空下での十分な乾燥を順次施すこと
により、黄土色粉末状の化合物fを190mg(収率21
%)得た。本化合物は、6位に関するジアステレオマー
の平衡混合物で得られ、その比は1H NMR(重クロロホル
ム)より約2:1であった。なお、同時に、黄色粉末状
の化合物gを243mg(収率21%)および両者の混合
物を113mg(約1:1)得た。
【0072】化合物f TLC:Rf=0.51 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 561(M + +1); C24H24N4O10S=560 IR:cm-1 3450, 3350, 3200, 3050, 2950, 2900, 173
0, 1710, 1700, 1660, 1570, 1450, 1390, 1370, 1330,
1080, 10301 H NMR :δ, ppm (270MHz, 重クロロホルム) [メジャー]:2.20(s, 3H), 3.21(s, 3H), 3.26(dd, J
=1.8, 4.5Hz, 1H), 3.42(dd, J=1.8, 13.2Hz, 1H), 3.5
1(d, J=4.5Hz, 1H), 3.74(dd, J=4.9, 10.6Hz, 1H), 3.
85(d, J=13.2Hz, 1H), 4.0〜4.5(m, 4H), 4.03(s, 1H),
4.20(t, J=10.9Hz, 1H), 4.77(brs, 2H), 4.93(dd, J=
4.9, 10.9Hz, 1H), 7.2 〜7.4(m, 2H), 7.5 〜7.7(m, 2
H) [マイナー]:2.10(s, 3H), 3.2〜3.3(1H, 他のピーク
と重複), 3.21(s, 3H),3.40(dd, J=2.5, 13.4Hz, 1H),
3.47(d, J=4.5Hz, 1H), 3.68(dd, J= 5.0, 11.6Hz, 1
H), 4.0〜4.5(m, 6H), 4.28(d, J=13.4Hz, 1H), 4.77(b
rs, 2H), 4.84(dd,J=5.0, 11.4Hz, 1H), 7.2 〜7.4(m,
2H), 7.5 〜7.7(m, 2H)
【0073】化合物g TLC:Rf=0.55 (クロロホルム−メタノール=9:
1) FAB−MS:m/z; 714(M + +1); C30H27N5O12S2=713 IR:cm-1 3450, 3350, 3200, 3050, 2950, 2900, 173
0, 1710, 1700, 1660, 1570, 1450, 1390, 1370, 1330,
1080, 10301 H NMR :δ, ppm (90MHz, 重クロロホルム) 2.19(s,
3H), 3.21(s, 3H), 3.26(dd, 1H, 他のピークと重複),
3.42(dd, J=2, 11Hz, 1H), 3.50(d, J=4Hz, 1H), 3.77
(dd, J=5, 11Hz, 1H), 4.0〜4.5(m, 5H), 4.25(t, J=11
Hz, 1H), 4.73(brs, 2H), 4.99(dd, J=5, 11Hz, 1H),
7.5〜7.8(m, 4H), 8.0 〜8.2(m, 4H)
【0074】参考例5. ビス(2−チアゾリル)ジスルフィド(化合物h) 2−メルカプトチアゾール359mg(3.07mmol)を
クロロホルム2.5mlに溶解し、酢酸タリウム(III )
1.5水和物412mg(1.01mmol;1.0当量)を
数回に分けて加え、室温で1時間30分撹拌した。反応
の進行につれて、混合物の色は黄色もしくはオレンジ色
へ変化した。
【0075】反応混合物中の不溶物を濾別し、濃縮後、
再度クロロホルム溶液とし濾過を行ない、得られた溶液
を濃縮した。これを真空下で十分乾燥し、目的物を25
2mg(収率71%)得た。 EI−MS:m/z; 232(M +); C6H4N2S4=232
【0076】参考例6. ビス(2−ベンゾチアゾリル)ジスルフィド(化合物
i) 2−メルカプトベンゾチアゾール502mgをクロロホル
ム5.0mlに溶解し、酢酸タリウム(III )1.5水和
物410mgを数回に分けて加え、室温で40分間撹拌し
た。反応の進行につれて、混合物の色は黄色もしくはオ
レンジ色へ変化した。
【0077】反応混合物中の不溶物を濾別し、濃縮後、
再度クロロホルム溶液とし濾過を行ない、得られた溶液
を濃縮した。これを真空下で十分乾燥し、目的物を得
た。 EI−MS:m/z; 332(M +); C14H8N2S4=332
【0078】
【発明の効果】本発明により、優れた抗腫瘍活性を有す
る新規マイトマイシン誘導体が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五味 克成 静岡県裾野市伊豆島田553−12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、WはSまたはSeを表し、Xはメトキシまたは
    アミノを表し、Yは水素またはメチルを表し、Zは水素
    またはメチルを表し、R1 およびR2 は一方がカルバモ
    イルオキシメチルで他方が水素を表すかまたは一体とな
    ってメチレンを表し、R3 は低級アルキル、置換もしく
    は非置換のアリールまたは置換もしくは非置換のヘテロ
    アリールを表す)で表されるマイトマイシン誘導体。
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