JPH06171583A - 水上走行する板状の乗物または海上用救命具 - Google Patents

水上走行する板状の乗物または海上用救命具

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JPH06171583A
JPH06171583A JP4330205A JP33020592A JPH06171583A JP H06171583 A JPH06171583 A JP H06171583A JP 4330205 A JP4330205 A JP 4330205A JP 33020592 A JP33020592 A JP 33020592A JP H06171583 A JPH06171583 A JP H06171583A
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plate
shaped
water
solar cell
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JP4330205A
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Osamu Shiono
修 塩野
Shigehiro Shimoyashiki
重広 下屋敷
Hisamichi Inoue
久道 井上
Moriaki Tsukamoto
守昭 塚本
Mitsuo Hayashibara
光男 林原
Asako Koyanagi
阿佐子 小柳
Takeshi Hiranuma
平沼  健
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • B63H21/12Use of propulsion power plant or units on vessels the vessels being motor-driven
    • B63H21/17Use of propulsion power plant or units on vessels the vessels being motor-driven by electric motor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B32/00Water sports boards; Accessories therefor
    • B63B32/10Motor-propelled water sports boards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • B63H11/02Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
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    • B63H21/17Use of propulsion power plant or units on vessels the vessels being motor-driven by electric motor
    • B63H2021/171Use of propulsion power plant or units on vessels the vessels being motor-driven by electric motor making use of photovoltaic energy conversion, e.g. using solar panels

Abstract

(57)【要約】 【構成】電力供給源5の出力を調節する電気回路部8を
板状の構成素材9の前方部、電力供給源5を構成素材9
の中央部に各々一つ、推進機部1を構成素材9の後方部
に二つ、設けた水上走行する板状の乗物または海上用救
命具である。なお、電力供給源5の位置は二つの推進機
部1の間にあっても良い。この構造をとると各々の推進
機部の出力を調節することにより自由に方向転換をする
ことができる。 【効果】従来のものに比べて、人力による労力を省いて
推進力を得られる。また、利用者が容易に乗物に掴まる
ことができ、さらに利用者が乗物に乗らなくても外部か
ら自由に乗物を操作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗物または人命救助の
道具に係り、特に、水上を走行する板状の乗物や海上用
救命具や非常用電源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の乗物として例えば、サーフボ
ードが挙げられる。これは発泡ウレタンの表面にガラス
繊維を被覆して、ひれを付けたものである。海で使用す
る場合、沖に向かうときは手で水を押し出した反作用、
つまり人力によって推進力を得、岸に向かうときは前記
の人力または波の力によって推進力を得ている。人力を
動力源とする水上走行する板状の乗物の大半がこれに相
当する。
【0003】また、海上用救命具としては浮き輪が挙げ
られる。これはビニール,ゴム,木等の材質を用いて人
が掴まれるように輪形をしたもので、材質に気体を詰め
るかまたは材質そのものの浮力によって水上に浮くこと
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来形状の水
上走行する板状の乗物の動力は人力であるので推進力を
得るために労力がいる。そして、人力では乗物の速度を
自由に制御するということは難しい。
【0005】また、水上走行する板状の乗物を海上用救
命具として利用する場合、この乗物の表面は滑らかなの
で、溺れている人が容易に乗物に掴まることは難しい。
【0006】また、海で使用する場合、波で板状の乗物
が流されてしまったとき乗物の位置まで利用者が向わな
ければならない。そして、従来形状の海上用救命具は溺
れている人の所まで救助員が救命具を持って行かなけれ
ばならない。
【0007】また、人力の代わりに電気エネルギを利用
して動力を得る場合にも、電力供給源に電力を補充する
必要がある。
【0008】そして、補充源として太陽電池を併用した
場合、太陽電池の温度が上がると出力低下が生じるとい
う問題がある。
【0009】さらに、乗物を駆動させる動力源に太陽電
池を使用するだけでは、太陽電池の分散型独立電源とし
ての機能を生かしきっていない。
【0010】そして、太陽電池の電気容量が大きけれ
ば、より大規模な分散型独立電源として利用できる。
【0011】本発明の第1の目的は、動力として電気エ
ネルギを利用する水上走行する板状の乗物または海上用
救命具を提供することにある。
【0012】第2の目的は、利用者が容易に掴まること
のできる水上走行する板状の乗物または海上用救命具を
提供することにある。第3の目的は、利用者が外部から
自由に乗物の動作を制御できる水上走行する板状の乗物
または海上用救命具を提供することにある。
【0013】第4の目的は、自ら走行するエネルギを生
み出して動作する水上走行する板状の乗物または海上用
救命具を提供することにある。
【0014】第5の目的は、太陽電池の温度上昇による
出力低下を抑えて、太陽電池で生じるエネルギを電力供
給源として利用できる水上走行する板状の乗物または海
上用救命具を提供することにある。
【0015】第6の目的は、太陽電池の出力を多種多様
に利用できる水上走行する板状の乗物または海上用救命
具を提供することにある。
【0016】第7の目的は、大規模分散型電源として活
用できる水上走行する板状の乗物または海上用救命具を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る手段は、水上走行する板状の乗物または海上用救命具
に推進機部と電力供給源と電力供給源の出力を調節する
電気回路部を設けることである。
【0018】上記第2の目的を達成する手段は、水上走
行する板状の乗物または海上用救命具の構成素材に人間
が足から貫通できる孔を設けるか、または表面に縄を這
わすことである。
【0019】上記第3の目的を達成する手段は、水上走
行する板状の乗物または海上用救命具に電力供給源の出
力を調節する電気回路部として電波を用いる制御機構を
設けることである。
【0020】上記第4の目的を達成する手段は、電力供
給源として太陽電池を主電源または補助電源に用いるこ
とである。
【0021】上記第5の目的を達成する手段は、太陽電
池を水上走行する板状の乗物または海上用救命具の構成
素材に取り付ける際に、太陽電池と水上走行する板状の
乗物または海上用救命具の構成素材の間に少なくとも一
部間隙と、この間隙を流れる流体の出入口となる孔を設
けることである。
【0022】上記第6の目的を達成する手段は、水上走
行する板状の乗物または海上用救命具の構成素材の一部
に電力取り出し用の端子を設けることである。
【0023】上記第7の目的を達成する手段は、太陽電
池を水上走行する板状の乗物または海上用救命具の内部
または下部に収納できるようにすることである。
【0024】
【作用】本発明の水上走行する板状の乗物または海上用
救命具は第1の手段により、人力に頼らずに推進力を得
られる。
【0025】第2の手段により、利用者が容易に乗物ま
たは救命具に掴まることができる。第3の手段により、
利用者が外部から自由に乗物の動作を制御できる。
【0026】第4の手段により、自ら走行に必要なエネ
ルギを製造できる。
【0027】第5の手段により、太陽電池を冷却するこ
とができる。
【0028】第6の手段により、推進力の動力源として
の機能だけではなく、分散型独立電源としても活用でき
る。
【0029】第7の手段により、走行時に太陽電池が邪
魔にならず、さらに大規模の分散型独立電源としてより
多くの電力を供給できる。
【0030】
【実施例】図1ないし図12は本発明の第1実施例であ
る。これらの図において、水上走行する板状の乗物また
は海上用救命具の構成素材は加工し易く、浮力のある発
泡ウレタン,発泡スチロール,木材等の物質であれば良
い。構成素材に発泡ウレタンや発泡スチロール等の強度
的に弱いものを用いた場合、これらの材質の表面にガラ
ス製やエポキシ製の物質を被覆して表面を硬化させる。
この構成素材に、スクリューとモータとスクリューを通
って流体が流れる水路を成分とする推進機部と、モータ
を駆動させる電力供給源と、電力供給源の出力を調節す
る電気回路部を一体化したものまたは個々の要素とした
構成物を挿入する凹部を設ける。この凹部に少なくと
も、一体化したものの一組または各々の構成物を挿入す
る。
【0031】ここで推進機部は図3または図4のように
プラスティック,アクリル,FRP,金属等の軽い材質
で作った容器19,20にスクリュー23とモータ26
を入れ、材質でスクリューを通って流体が流れる水路3
0,31を形成しても良い。電力供給源と電力供給源の
出力を調節する電気回路部も同様に材質でできた容器に
入れて成しても良い。また、構成素材をそのまま容器と
して用いれば、特に容器を作る必要はない。電力供給源
とモータと電力供給源の出力を調節する電気回路部を結
ぶ配線用ケーブルは構成素材の内部を通すかまたは構成
素材の表面に這わす。この電力供給源の出力を調節する
電気回路部のスイッチは電気回路系統全体を切ったりつ
ないだりする接点型スイッチでも可変抵抗のように出力
を変えられるスイッチでも良い。そして、スイッチは防
水処理または防水加工を施したものを用いる。
【0032】また、これらの凹部の位置は構成素材の表
面の何処にあっても良い。図1は電力供給源5の出力を
調節する電気回路部8を板状の構成素材9の前方部、電
力供給源5を構成素材9の中央部に各々一つ、推進機部
1を構成素材9の後方部に二つ、設けた水上走行する板
状の乗物または海上用救命具である。なお、電力供給源
5の位置は二つの推進機部1の間にあっても良い。この
構造をとると各々の推進機部の出力を調節することによ
り自由に方向転換をすることができる。
【0033】また、図2は輪形状の構成素材10に電気
回路部8,電力供給源5,推進機部1を設けた水上を走
行する乗物または海上用救命具である。この輪形状の構
成素材10には木材や、前述同様に発泡ウレタンや発泡
スチロールを用いる。以下に例を挙げる。
【0034】図5と図6は図1において、容器に入れた
電力供給源だけを対象にして構成素材に取り付けたもの
である。図5は容器21上部と構成素材11の表面が隙
間なく合うように取り付けたものである。この構造をと
ると電力供給源6として一次電池を用いた場合、容器2
1の上部に開閉式の蓋を設けることによって使用済み電
池の交換を簡単に行うことができる。容器21上部と開
閉式の蓋の間の防水対策として、容器21と上蓋の間に
ゴム状の物質をはさんでねじで締め付ける。
【0035】図6は容器22全体を構成素材11の内部
に埋めて、上から構成素材11で蓋をして取り付けたも
のである。この構造をとると電力供給源6に対して防水
処理または防水加工を施す必要がなくなる。
【0036】また、図7と図8は図1において容器に入
れた推進機部だけを対象にして構成素材に取り付けたも
のである。図7はスクリュー23とスクリューを通って
流体が流れる水路30が構成素材11の外部にあるよう
に推進機部2を取り付けたものである。なお、この場
合、モータ26は構成素材11の内部に合っても外部に
合ってもどちらでも良い。これは船舶で行われているも
ので、構成素材11への取り付けが容易である。
【0037】図8は推進機部3を構成素材11の内部に
取り付けたものである。この構造をとると、推進機部3
の有無が分からず、外見的に単純化できる。また、これ
らの推進機部は構成素材の何処にあっても良く、例え
ば、図9のように構成素材11の中央や図10のように
構成素材12の横に付いていても良い。
【0038】以上の図5ないし図8を組み合わせれば、
前述した図9や図10のように色々な種類の水上走行す
る板状の乗物または海上用救命具ができる。
【0039】さらに、図11は図1の推進機部1を1個
にしたものである。この構造をとると、水上走行する板
状の乗物または海上用救命具の構造を簡単化することが
できる。また、方向舵を設けて操作することにより、自
由に方向転換をすることもできる。
【0040】図12は推進機部1と電力供給源5を一体
化したもの33を構成素材9に設けた水上走行する板状
の乗物または海上用救命具である。この構造をとること
により、電力供給源5とモータを配線するスペースを省
略することができ、構造的に簡略化できる。また、さら
に電力供給源5の出力を調節する電気回路部8も含んで
一体化しても良い。
【0041】以上、これらは板状構成素材を基にしてい
るが、輪形状の構成素材を用いても良い。なお、以下に
示す、実施例においても同様である。また、本発明の水
上走行する板状の乗物または海上用救命具で実施例に示
した図には、構成素材の下部にひれ16〜18を取り付
けてある。これはこの走行物の直進性を良くするための
ものであり、直進性を重視しなければ、特に付ける必要
はない。
【0042】図13,図14は本発明の第2実施例であ
る。これらは第1実施例における図において、海上用救
命具として使用するときに溺れている人が救命具に容易
に掴まることができるようにしたものである。
【0043】図13は図1において、板状構成素材9に
人間が足から貫通することができる孔62を設けたもの
である。この構造をとると、従来の浮き輪のように、孔
62から体を出して構成素材9に掴まったり、孔62に
腕を通してしがみつくこともできる。
【0044】図14は図1において、板状構成素材9の
表面に縄63を這わしたものである。この構造をとる
と、手で縄63をつかむことにより、簡単に救命具を掴
まえることができる。また、図13と異なり、孔を開け
る必要がないので構成素材自身の浮力減少もなく、救命
具に施す細工が簡単である。
【0045】次に、図15ないし図17は本発明の第3
実施例である。これらは第1実施例において電力供給源
の出力を調節する電気回路部に電波を使用した制御機構
を用いたものである。この電気回路部は送信機と受信機
とアンプから成り立つ。そして、送信機は送信用アンテ
ナ、受信機は受信用アンテナも含んでいる。受信用アン
テナは空中線アンテナやヘリカルアンテナ等を用いる。
また、受信用アンテナに収縮や脱着や折り畳み機能を設
ければ、アンテナを壊すことなく、この乗物または救命
具を持ち運びやすくすることができる。
【0046】なお、受信用アンテナの位置は構成素材の
何処でも良く、以下に示す実施例では受信用アンテナ5
0を構成素材9の上部前方に取り付け、同軸ケーブルを
介して、受信用アンテナを除いた受信機とアンプ部34
にある受信機の受信信号入力部に接続している。次に、
電力供給源と受信機はアンプに接続され、電力供給源で
生じる電力によってアンプと受信機を動作させる。そし
て、送信機から発した信号の度合いを受信機が受けるこ
とによってアンプからの出力を調節して、モータに電力
を伝える。
【0047】図15は図1に電力供給源5の出力を調節
する電気回路部の一部である送信機44を、構成素材9
に固定して組み込んだものである。このとき、送信機4
4の操作レバーには防水処理または防水加工を施し、そ
れ以外の送信機44の電気回路系はすべて構成素材9の
内部に取り付けてある。この構造をとると水上走行する
板状の乗物または海上用救命具に乗る利用者が自由に電
力供給源5の出力を連続的に変えられ、細かな速度調節
ができる。また、前述したように方向舵を取り付け、こ
の電気回路部を用いて方向舵とモータの出力を制御すれ
ば方向転換をすることもできる。
【0048】さらに、図16は図15の送信機44を構
成素材9から脱着できるようにしたものである。なお、
この送信機45には防水処理または防水加工を施してあ
る。この構造をとると水上走行する板状の乗物または海
上用救命具に乗らなくても外部から送信機45を用いる
ことによって自由に乗物を操作することができる。これ
は例えば、海で溺れている人の所まで、外部から操縦し
て水上走行する板状の乗物または海上用救命具を運び、
溺れている人が操作するなり、外部から操作するなりし
て岸まで運ぶことができ、浮き袋の代わりとなる海上用
救命具として利用できる。また、波で板状の乗物または
海上用救命具が流されてしまったとき板状の乗物または
海上用救命具の位置まで使用者が向わなくても、外部か
ら操作して、使用者の所まで板状の乗物または海上用救
命具を呼び寄せることもできる。また図17は電気回路
部の要素である受信機とアンプ34を構成素材9の内部
に取り付け、構成素材9の表面には電力供給源5の出力
を調整する機能を外し、外部からのみ送信機45を用い
て水上走行する板状の乗物または海上用救命具を操作で
きるようにしたものである。
【0049】図18〜図20に本発明の第4実施例を示
す。
【0050】図18は第1実施例の図1において、電力
供給源5の電源として太陽電池35を用いたものであ
る。この太陽電池35は薄いフィルム状や軽い形状のも
のが良い。そして、太陽電池35の電池面に人や物が乗
る場合、太陽電池35の素子が破損しないように電池表
面を透明の膜状または板状の物質で強化または被覆して
保護すると良い。この構造をとると、太陽エネルギを電
気エネルギに変換した電力を用いるので、電力供給源の
電源を交換する必要がない。また、水上走行する板状の
乗物または海上用救命具、自らエネルギを生産して推進
力とすることができる。
【0051】図19は図18において電力供給源の補助
電源として太陽電池35を用いたものである。この構造
をとると電力供給源の主電源40として蓄電池を用いた
場合、太陽電池35によって得られる電気エネルギをモ
ータ駆動用として用いるだけでなく、主電源40の充電
用として用いることもできる。
【0052】図20は図19における電力供給源の補助
電源として太陽電池35を用いた水上走行する板状の乗
物または海上用救命具の電気回路系統を示すブロック図
である。電力供給源の主電源41と太陽電池36は並列
に接続され、スイッチ52を介して二つのアンプ42の
入力部に並列に接続される。アンプ42にはそれぞれ入
力部に受信機43,出力部にモータ28が接続されてい
る。なお、太陽電池36には主電源41からの電流が入
り込まないように逆流防止ダイオード49が設けてあ
る。スイッチ52がオンの場合、主電源41と太陽電池
36によって生じる両方の電力がアンプ42を通じて、
モータ28を駆動させる。そして、スクリュー25を回
す。このとき送信機47から送られてくる信号を受信機
43が受けて、信号に応じてアンプ42が出力を調節す
る。スイッチ52がオフの場合、太陽電池36で生じた
電力は主電源41である蓄電池に充電される。
【0053】図21ないし図23は本発明の第5実施例
である。これは第4実施例における図において、太陽電
池を構成素材に取り付ける際、太陽電池と構成素材の間
に間隙を設け、さらにこの間隙を流れる流体の出入口と
なる孔を設けたものである。通常、太陽電池の表面温度
が高くなると太陽電池の出力は減少する。しかし、この
構造をとると、走行時にこの間隙に流体が流れ込むこと
によって太陽電池に生じた熱を流体が奪い、太陽電池を
冷却する効果がある。
【0054】図21は太陽電池35の裏面または構成素
材9の表面の少なくとも一部に高さ数ミリから数センチ
のブロック状の構造材60をはさんで構成素材9と電池
の裏面との間に間隙57を設け、この間隙57と、間隙
57を流れる流体の出入口となる孔54を設けたもので
ある。このとき太陽電池35の電池面と構成素材9の表
面は、流体の出入口となる孔54以外は隙間なく合うよ
うに取り付ける。
【0055】図22は太陽電池37の側面に構成素材1
3に引っかかるように爪56が出ていて、構成素材13
の凹部の低面と太陽電池37の裏面との間に間隙58が
生じるようにしたものである。このとき太陽電池37の
電池面と構成素材13の表面は前記のように、流体の出
入口となる孔以外は隙間なく合うように取り付ける。な
お、太陽電池37の電池面に硬度のある透明の薄膜また
は板状の物質55を用いれば、太陽電池37の強度を補
うブロック状のものを間隙58の間に挿入する必要はな
い。
【0056】また、図23のように太陽電池38の裏面
と構成素材13の凹部低面が隙間なく合うように取り付
け、電池面の上面の一部に高さ数ミリから数センチのブ
ロック状の構造材61をはさみ、さらにその構造材61
の上に電池面を保護する透明な板状の物質55を設けて
も良い。この構造をとると、太陽電池38の電池面と電
池面を保護する透明の板状の物質55の間に間隙ができ
るので、直接電池面を冷却できる。
【0057】図24〜図26は本発明の第6実施例であ
る。これは第4実施例において、太陽電池の出力を取り
出す端子を構成素材の表面または内側に少なくとも一ヶ
所設けたものである。この構造をとると、電力供給源の
出力を水上走行する板状の乗物または海上用救命具の推
進力だけに利用できるばかりではなく、分散型独立電源
としても活用することができる。これは海上用救命具と
して用いた場合、非常用電源として役立てることができ
る。また、前述した電力供給源を内部に配置した水上走
行する板状の乗物または海上用救命具において、この端
子を用いて供給源の主電源に電力を充電することもでき
る。なお、端子は防水処理または防水加工を施してお
く。
【0058】図24は第3実施例の図19に分散型独立
電源の機能をもたせた水上走行する板状の乗物または海
上用救命具の電気回路系統を示すブロック図である。こ
れは図17に示したスイッチ52を3方向型スイッチ5
3に代えたものである。接点につないだとき、スイッ
チ52のオン状態、接点につないだときにスイッチオ
フの状態に相当する。接点につないだとき、電力供給
源の主電源41である蓄電池と太陽電池36の出力が電
力取り出し端子65から取り出すことができる。
【0059】なお、この電力取り出し端子の位置は何処
でも良い。以下に例を示す。
【0060】図25は電力取り出し端子66を板状構成
素材9の上面に設けたものである。この端子66は開閉
式のシャッタ67を設けて、走行時には端子66が流体
に接しないようにしてある。
【0061】また、図26は電力取り出し端子66を構
成素材9の側面に設けたものである。端子部には端子6
6に蓋をする防水カバー69を設けて、走行時に端子が
流体に接しないようにしてある。
【0062】図27,図28は本発明の第7実施例であ
る。これは第4及び第6実施例において、太陽電池を構
成素材の内部または下部に収納する機能を設けたもので
ある。なお、走行に必要な電力は主電源から供給され、
主電源としては蓄電池を用いる。この構造をとることに
より、走行時には太陽電池を収納し、分散型独立電源と
して利用するときには太陽電池を出して、電池で生じる
電気エネルギをより多く活用することができる。以下に
一例を示す。
【0063】図27は太陽電池35を板状構成素材9の
側部に収納するものである。このとき、板状の乗物また
は海上用救命具の左右の側部に設けた太陽電池収納部7
0は太陽電池35が1枚ずつ収納できるようになってい
る。なお、太陽電池35の収納枚数は、厚みが薄い電池
を用いればさらに増やすことができる。また、太陽電池
35を収納したとき、電池同士が上下に重なり合うよう
に太陽電池収納部70を設けても良い。また、図28は
板状構成素材14の下部に太陽電池収納部71があり、
太陽電池39同士が上下に重なり合うように収納する。
これは前述した太陽電池収納部70に比べて構造が簡略
化できる。
【0064】
【発明の効果】本発明の水上走行する板状の乗物または
海上用救命具は従来のものに比べて、人力による労力を
省いて推進力を得られる。また、利用者が容易に乗物に
掴まることができ、さらに利用者が乗物に乗らなくても
外部から自由に乗物を操作することができる。そして、
自ら走行に必要な電気エネルギを製造でき、太陽電池を
冷却する機能も備えている。さらに、動力源の電源とし
ての機能だけではなく、大規模の分散型独立電源として
より多くの電力を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図。
【図2】本発明の第2実施例の斜視図。
【図3】推進機部の一実施例の断面図。
【図4】推進機部の第二実施例の断面図。
【図5】電力供給源を取付けた素材の一実施例の断面
図。
【図6】電力供給源を取付けた素材の第二実施例の断面
図。
【図7】推進機部を取付けた一実施例の断面図。
【図8】推進機部を取付けた第二実施例の断面図。
【図9】推進機部を取付けた第三実施例の断面図。
【図10】推進機部を取付けた第三実施例の上面図。
【図11】推進機部を取付けた第三実施例の斜視図。
【図12】推進機部を取付けた一実施例の斜視図。
【図13】人間が貫通する孔をもった救命具の斜視図。
【図14】表面に縄をはわした救命具の斜視図。
【図15】送信機を固定した救命具の斜視図。
【図16】送信機が脱着可能な救命具の斜視図。
【図17】送信機を素材外に設けた救命具の斜視図。
【図18】太陽電池を主電源とした救命具の斜視図。
【図19】太陽電池を補助電源とした救命具の斜視図。
【図20】図19の救命具の電気系統のブロック図。
【図21】太陽電池を冷却する機能をもつ救命具の斜視
図。
【図22】太陽電池を冷却する機能をもつ救命具の断面
図。
【図23】太陽電池を冷却する機能をもつ救命具の断面
図。
【図24】本発明の第六実施例の救命具の電気系統のブ
ロック図。
【図25】電力取出し端子をもつ救命具の斜視図。
【図26】電力取出し端子をもつ救命具の斜視図。
【図27】分散型電源として活用できる救命具の斜視
図。
【図28】分散型電源として活用できる救命具の上面
図。
【符号の説明】
1〜4…推進機部、5〜7…電力供給源、8…電気回路
部、9〜14…板状または輪形状の構成素材、16〜1
8…ひれ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 守昭 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 林原 光男 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 小柳 阿佐子 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 平沼 健 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリューとモータと前記スクリューを通
    って流体が流れる水路から成る推進機部と、前記モータ
    を動かす電力供給源と、前記電力供給源の出力を調節す
    る電気回路部とを一体化するかまたは個々の要素とした
    構成物において、板状または輪形状の構成素材の表面に
    凹部を設け、少なくとも一組または各々一つずつ構成物
    を前記凹部に挿入して構成されることを特徴とする水上
    走行する板状の乗物または海上用救命具。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記板状または輪形状
    の構成素材に、人間が足から貫通できる孔を設けるか、
    または前記構成素材の表面に縄を這わした水上走行する
    板状の乗物または海上用救命具。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記電力供給
    源の出力を調節する電気回路部を成す要素の少なくとも
    一部が、前記板状または輪形状の構成素材から脱着可能
    または単独で前記構成素材以外に有する水上走行する板
    状の乗物または海上用救命具。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、前記電力
    供給源の主電源または補助電源として太陽電池を用いた
    水上走行する板状の乗物または海上用救命具。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記太陽電池の光エネ
    ルギを吸収して電気エネルギに変換する受光面またはそ
    の裏面と、それを取り付ける前記板状または輪形状の構
    成素材の間に少なくとも一部間隙を設け、この間隙と、
    間隙を流れる流体の出入口となる孔を備えた水上走行す
    る板状の乗物または海上用救命具。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記太陽電池の出力を
    取り出す端子を前記板状または輪形状の構成素材の表面
    または内側に少なくとも一ヶ所設けた水上走行する板状
    の乗物または海上用救命具。
  7. 【請求項7】請求項4または6において、前記太陽電池
    を前記板状または輪形状の構成素材の内部または下部に
    収納する機構を有する水上走行する板状の乗物または海
    上用救命具。
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