JPH06170014A - ゴルフボールおよびその製造方法 - Google Patents
ゴルフボールおよびその製造方法Info
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- JPH06170014A JPH06170014A JP4352542A JP35254292A JPH06170014A JP H06170014 A JPH06170014 A JP H06170014A JP 4352542 A JP4352542 A JP 4352542A JP 35254292 A JP35254292 A JP 35254292A JP H06170014 A JPH06170014 A JP H06170014A
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- JP
- Japan
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- coating
- coating film
- golf ball
- thickness
- dimples
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/12—Special coverings, i.e. outer layer material
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0022—Coatings, e.g. paint films; Markings
- A63B37/00222—Physical properties, e.g. hardness
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B45/00—Apparatus or methods for manufacturing balls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
- B05B5/04—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴルフボールの表面を被覆する塗膜を均一に
して、ディンプルが持つ飛行性能を安定して引き出す。 【構成】 50,000V以上の電圧を印加した塗料を
15,000以上の回転速度で回転するディスクに供給
して霧化し、その霧化した塗料をゴルフボールの表面に
塗装して、厚さ5〜60μmの範囲内で最大塗膜厚/最
小塗膜厚が2以下1以上の塗膜を形成する。
して、ディンプルが持つ飛行性能を安定して引き出す。 【構成】 50,000V以上の電圧を印加した塗料を
15,000以上の回転速度で回転するディスクに供給
して霧化し、その霧化した塗料をゴルフボールの表面に
塗装して、厚さ5〜60μmの範囲内で最大塗膜厚/最
小塗膜厚が2以下1以上の塗膜を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディンプルが持つ飛行
性能を安定して引き出し得るゴルフボールおよびその製
造方法に関する。
性能を安定して引き出し得るゴルフボールおよびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボールは、外観をきれいに保つと
共に汚れの付着を防止するために、その表面にエナメル
ペイントとクリアーペイントの両方またはクリアーペイ
ントのみからなる塗膜を形成して表面を被覆している。
共に汚れの付着を防止するために、その表面にエナメル
ペイントとクリアーペイントの両方またはクリアーペイ
ントのみからなる塗膜を形成して表面を被覆している。
【0003】また、ゴルフボールの表面にはディンプル
と呼ばれる凹部が形成されていて、そのディンプルで一
定の飛距離を出すようにしている。
と呼ばれる凹部が形成されていて、そのディンプルで一
定の飛距離を出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このディンプ
ルが持つ飛行性能を安定して引き出すには、ゴルフボー
ルの表面を被覆する塗膜が均一でなければならない。た
とえば、従来から採用されている塗装技術の一つである
エアガン塗装では、ディンプル内の塗膜を均一に形成す
ることができない。特に少数回の塗装で厚塗りする場合
には、ディンプルのエッジ部の塗膜が薄くなってしま
う。また、ボール内の各部分での塗膜厚のバラツキも大
きい。
ルが持つ飛行性能を安定して引き出すには、ゴルフボー
ルの表面を被覆する塗膜が均一でなければならない。た
とえば、従来から採用されている塗装技術の一つである
エアガン塗装では、ディンプル内の塗膜を均一に形成す
ることができない。特に少数回の塗装で厚塗りする場合
には、ディンプルのエッジ部の塗膜が薄くなってしま
う。また、ボール内の各部分での塗膜厚のバラツキも大
きい。
【0005】そこで、上記エアガン塗装に代えて、静電
塗装によりゴルフボールの表面を塗装することが行なわ
れているが、これまでの静電塗装方法では、塗膜が厚く
なりすぎてディンプルが持つ飛行性能を正確に引き出す
ことができなかった。
塗装によりゴルフボールの表面を塗装することが行なわ
れているが、これまでの静電塗装方法では、塗膜が厚く
なりすぎてディンプルが持つ飛行性能を正確に引き出す
ことができなかった。
【0006】本発明は、上記のような従来技術における
問題点を解決し、ディンプルが持つ飛行性能を安定して
引き出し得る塗膜を備えたゴルフボールおよびその製造
方法を提供することを目的とする。
問題点を解決し、ディンプルが持つ飛行性能を安定して
引き出し得る塗膜を備えたゴルフボールおよびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴルフボール
の表面を被覆する塗膜を5〜60μmの範囲内で、その
最大塗膜厚の最小塗膜厚に対する比を2以下1以上にす
ることによって、ディンプルが持つ飛行性能を安定して
引き出し得るようにし、かつ、そのような均一な厚さの
塗膜を50,000V以上の電圧を印加した塗料を1
5,000rpm以上の回転速度で回転するディスクに
供給して霧化し、その霧化した塗料をゴルフボールの表
面に塗装することによって形成するようにしたものであ
る。
の表面を被覆する塗膜を5〜60μmの範囲内で、その
最大塗膜厚の最小塗膜厚に対する比を2以下1以上にす
ることによって、ディンプルが持つ飛行性能を安定して
引き出し得るようにし、かつ、そのような均一な厚さの
塗膜を50,000V以上の電圧を印加した塗料を1
5,000rpm以上の回転速度で回転するディスクに
供給して霧化し、その霧化した塗料をゴルフボールの表
面に塗装することによって形成するようにしたものであ
る。
【0008】まず、ゴルフボールの表面を被覆する塗膜
の厚みおよびその均一性について述べると、塗膜の厚み
が5μmより薄い場合には、塗膜が耐久性に欠け、数回
の打撃によって光沢を失ってしまう。また、塗膜の厚み
が60μmより厚くなると、たとえ均一に塗装されてい
ても、ディンプルが塗膜形成前の形状を失ってしまうた
めに飛行性能が変化してしまう。
の厚みおよびその均一性について述べると、塗膜の厚み
が5μmより薄い場合には、塗膜が耐久性に欠け、数回
の打撃によって光沢を失ってしまう。また、塗膜の厚み
が60μmより厚くなると、たとえ均一に塗装されてい
ても、ディンプルが塗膜形成前の形状を失ってしまうた
めに飛行性能が変化してしまう。
【0009】したがって、本発明では、塗膜の厚みを5
〜60μmの範囲内に特定しているが、この塗膜の厚み
は特に10〜30μmの範囲が好ましい。また、塗膜の
最大塗膜厚の最小塗膜厚に対する比(最大塗膜厚/最小
塗膜厚)は塗膜の均一性を示すが、この比が2より大き
くなると、塗膜の均一性が損なわれ、ディンプルが塗膜
形成前の形状を失ってしまうために飛行性能が変化して
しまう。
〜60μmの範囲内に特定しているが、この塗膜の厚み
は特に10〜30μmの範囲が好ましい。また、塗膜の
最大塗膜厚の最小塗膜厚に対する比(最大塗膜厚/最小
塗膜厚)は塗膜の均一性を示すが、この比が2より大き
くなると、塗膜の均一性が損なわれ、ディンプルが塗膜
形成前の形状を失ってしまうために飛行性能が変化して
しまう。
【0010】つぎに、塗膜の形成方法について述べる。
【0011】塗膜形成のための塗装方法としてはエアガ
ン塗装があるが、このエアガン塗装で上記塗膜を形成す
るには、2〜3μmの厚さで数回に分けて塗装しなけれ
ばならず、そのためレベリング性が低下し、外観が悪く
なる。
ン塗装があるが、このエアガン塗装で上記塗膜を形成す
るには、2〜3μmの厚さで数回に分けて塗装しなけれ
ばならず、そのためレベリング性が低下し、外観が悪く
なる。
【0012】また、従来の静電塗装ではディスクの回転
速度を10,000rpm以上にすることができなかっ
たため、塗装機で霧化する塗料粒子が充分に小さくなら
ず、その結果、ディンプルのエッジ部分の塗膜が他の部
分より薄くなって、5〜60μmの範囲内では均一な塗
膜が得られない。
速度を10,000rpm以上にすることができなかっ
たため、塗装機で霧化する塗料粒子が充分に小さくなら
ず、その結果、ディンプルのエッジ部分の塗膜が他の部
分より薄くなって、5〜60μmの範囲内では均一な塗
膜が得られない。
【0013】そこで、本発明では、50,000V以上
の電圧を印加した塗料を15,000rpm以上の回転
速度で回転するディスクに供給して霧化し、その霧化し
た塗料をゴルフボールの表面に塗装することによって塗
膜を形成する。
の電圧を印加した塗料を15,000rpm以上の回転
速度で回転するディスクに供給して霧化し、その霧化し
た塗料をゴルフボールの表面に塗装することによって塗
膜を形成する。
【0014】つまり、本発明では、回転速度が15,0
00rpm以上という高速で回転するディスクに塗料を
供給して塗料の霧化を行なうので、微細な塗料粒子が得
られ、それによって、ディンプルのエッジ部分も他の部
分と同様の厚さに形成することができるようになり、厚
さ5〜60μmの範囲内で最大塗膜厚の最小塗膜厚に対
する比が2以下の均一な塗膜が得られるようになるので
ある。
00rpm以上という高速で回転するディスクに塗料を
供給して塗料の霧化を行なうので、微細な塗料粒子が得
られ、それによって、ディンプルのエッジ部分も他の部
分と同様の厚さに形成することができるようになり、厚
さ5〜60μmの範囲内で最大塗膜厚の最小塗膜厚に対
する比が2以下の均一な塗膜が得られるようになるので
ある。
【0015】本発明において、静電塗装の実施にあた
り、塗料に印加する電圧は50,000V以上であり、
特に80,000V以上、とりわけ90,000〜12
0,000Vにすることが好ましく、ディスクの回転速
度は15,000rpm以上であり、特に25,000
〜35,000rpmにすることが好ましい。
り、塗料に印加する電圧は50,000V以上であり、
特に80,000V以上、とりわけ90,000〜12
0,000Vにすることが好ましく、ディスクの回転速
度は15,000rpm以上であり、特に25,000
〜35,000rpmにすることが好ましい。
【0016】そして、被塗物であるゴルフボールは帯電
した塗料粒子を吸着しやすいように導電剤などをその表
面に塗装しておくことが好ましい。この導電剤として
は、ゴルフボールに塗装された後、空気中の水分を吸着
するような四級アミンなどが好ましい。
した塗料粒子を吸着しやすいように導電剤などをその表
面に塗装しておくことが好ましい。この導電剤として
は、ゴルフボールに塗装された後、空気中の水分を吸着
するような四級アミンなどが好ましい。
【0017】帯電した塗料は、ゴルフボールを包むよう
に塗装されることが好ましく、特にゴルフボールの下部
から塗装されることが好ましい。また、塗装時にゴルフ
ボールが回転されていることが好ましい。
に塗装されることが好ましく、特にゴルフボールの下部
から塗装されることが好ましい。また、塗装時にゴルフ
ボールが回転されていることが好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ゴルフボールの表面を
被覆する塗膜を均一にすることができ、それによってデ
ィンプルが持つ飛行性能を安定して引き出すことができ
る。
被覆する塗膜を均一にすることができ、それによってデ
ィンプルが持つ飛行性能を安定して引き出すことができ
る。
【0019】
実施例1〜4および比較例1〜8 下記の仕様でゴルフボールの表面にディンプルを形成
し、塗装を行なって、その特性を評価した。
し、塗装を行なって、その特性を評価した。
【0020】1.使用するゴルフボール:ゴム組成物を
加硫成形して得られたコアにアイオノマー樹脂を主材と
するカバーを被覆したツーピースゴルフボール。
加硫成形して得られたコアにアイオノマー樹脂を主材と
するカバーを被覆したツーピースゴルフボール。
【0021】2.ゴルフボールに形成されるディンプル
数: A:432 B:342 の2通り
数: A:432 B:342 の2通り
【0022】3.塗装方法: C:静電塗装 ディスク径 80mm D:静電塗装 ディスク径 200mm E:エアガン塗装 1回塗り F:エアガン塗装 2回塗り G:静電塗装 ディスク径 200mm
【0023】C、D、Gの静電塗装で塗料に印加する電
圧はいずれも90,000Vであり、ディスクの回転速
度は後記の表1に示すように、Cは25,000〜3
5,000rpmの範囲、Dは7,000〜9,000
rpmの範囲、Gは9,000rpmである。
圧はいずれも90,000Vであり、ディスクの回転速
度は後記の表1に示すように、Cは25,000〜3
5,000rpmの範囲、Dは7,000〜9,000
rpmの範囲、Gは9,000rpmである。
【0024】静電塗装時のボールの回転速度は50rp
mであり、塗装後50℃以下の温度で24時間乾燥し
た。また、C、D、Gでは、静電塗装にあたり、導電剤
としてカシュー製プラスチック導電剤NC(商品名)を
イソプロピルアルコールで濃度1%になるように希釈し
たものをボール表面に塗装しておいた。そして、E、F
のエアガン塗装では、塗装時の圧力はE、Fとも2kg
/cm2 である。
mであり、塗装後50℃以下の温度で24時間乾燥し
た。また、C、D、Gでは、静電塗装にあたり、導電剤
としてカシュー製プラスチック導電剤NC(商品名)を
イソプロピルアルコールで濃度1%になるように希釈し
たものをボール表面に塗装しておいた。そして、E、F
のエアガン塗装では、塗装時の圧力はE、Fとも2kg
/cm2 である。
【0025】4.塗料: クリアーペイントのみ使用 ボールへの塗料の塗着量は、C〜Eはいずれも塗装1分
後で200mg、Fは100mg、Gは500mg
後で200mg、Fは100mg、Gは500mg
【0026】5.評価方法:外観、塗膜厚、最大塗膜厚
/最小塗膜厚、飛行性能の4項目で評価する。
/最小塗膜厚、飛行性能の4項目で評価する。
【0027】外観:それぞれ12個のゴルフボールに
ついて外観を肉眼で観察し、その結果を下記の評価基準
で表す。 ○:全体に均一な色であり、ディンプルの形状がはっき
りしている。 △:ディンプルのエッジ部が他の部分に比べて若干薄い
色になっているが、ディンプルの形状がはっきりしてい
る。 ×:ディンプルのエッジ部が他の部分に比べて異なる色
で目立つ。または、ディンプルの形状がはっきりしてい
ない。
ついて外観を肉眼で観察し、その結果を下記の評価基準
で表す。 ○:全体に均一な色であり、ディンプルの形状がはっき
りしている。 △:ディンプルのエッジ部が他の部分に比べて若干薄い
色になっているが、ディンプルの形状がはっきりしてい
る。 ×:ディンプルのエッジ部が他の部分に比べて異なる色
で目立つ。または、ディンプルの形状がはっきりしてい
ない。
【0028】塗膜厚:12個のゴルフボールを試料と
し、個々のゴルフボールについて各3カ所ずつ、図1の
H、I、J、Kで示す4つの位置で測定し、4つの位置
での塗膜厚の平均値をその測定箇所での塗膜厚とし、そ
れに基づいて各ゴルフボールにおける平均値を求め、さ
らに12個のゴルフボールについて平均値を求める。評
価は全体の平均値およびR(最大値と最小値の差)で示
す。
し、個々のゴルフボールについて各3カ所ずつ、図1の
H、I、J、Kで示す4つの位置で測定し、4つの位置
での塗膜厚の平均値をその測定箇所での塗膜厚とし、そ
れに基づいて各ゴルフボールにおける平均値を求め、さ
らに12個のゴルフボールについて平均値を求める。評
価は全体の平均値およびR(最大値と最小値の差)で示
す。
【0029】図1について説明すると、図1はゴルフボ
ール表面のディンプルとその周囲を模式的に示してお
り、図中のH、I、J、Kはそれぞれ下記の位置を示し
ている。
ール表面のディンプルとその周囲を模式的に示してお
り、図中のH、I、J、Kはそれぞれ下記の位置を示し
ている。
【0030】H:ディンプルの中心、すなわち、最深部 I:ディンプルのエッジ部 J:ディンプルの中心とエッジ部との中間部 K:ディンプル周囲の表面部
【0031】最大塗膜厚/最小塗膜厚:の塗膜厚の
測定結果に基づいて算出し、その平均値とRで示す。
測定結果に基づいて算出し、その平均値とRで示す。
【0032】飛行性能:それぞれ12個のゴルフボー
ルを試料とし、ツルーテンパー製スイングロボットを使
用して、ウッド1番クラブによりヘッドスピード45m
/sでボールを打ち出し、キャリー、弾道高さを調べ
る。結果は平均値とRで示す。試験時の条件は無風、2
4℃である。
ルを試料とし、ツルーテンパー製スイングロボットを使
用して、ウッド1番クラブによりヘッドスピード45m
/sでボールを打ち出し、キャリー、弾道高さを調べ
る。結果は平均値とRで示す。試験時の条件は無風、2
4℃である。
【0033】弾道高さは最高点と打出地点とを直線で結
び、その直線と水平線とのなす角度で表す。
び、その直線と水平線とのなす角度で表す。
【0034】外観の評価結果、塗膜厚の測定結果、最大
塗膜厚/最小塗膜厚の結果を表1に、飛行性能の測定結
果を表2に示す。
塗膜厚/最小塗膜厚の結果を表1に、飛行性能の測定結
果を表2に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】表1に示すように、実施例1〜4はいずれ
も外観が良好であり、塗膜厚が5〜60μmの範囲内
で、かつ最大塗膜厚/最小塗膜厚が2以下の範囲内にあ
って、塗膜の均一性が優れている。その結果、表2に示
すように、実施例1〜4はそれぞれ同じディンプル数の
比較例と比較したときにキャリーが大きく、ディンプル
が持つ飛行性能を安定して引き出している。
も外観が良好であり、塗膜厚が5〜60μmの範囲内
で、かつ最大塗膜厚/最小塗膜厚が2以下の範囲内にあ
って、塗膜の均一性が優れている。その結果、表2に示
すように、実施例1〜4はそれぞれ同じディンプル数の
比較例と比較したときにキャリーが大きく、ディンプル
が持つ飛行性能を安定して引き出している。
【0038】これに対して、比較例1〜8は、いずれも
外観が悪く、比較例1〜7は塗膜厚こそ5〜60μmの
範囲内に入っているものの、最大塗膜厚/最小塗膜厚が
2より大きく、塗膜の均一性が欠けていた。また、塗膜
厚が大きい比較例8は、ディンプルが塗膜形成前の形状
を失い、その結果、表2に示すように飛行性能が低下し
ていた。
外観が悪く、比較例1〜7は塗膜厚こそ5〜60μmの
範囲内に入っているものの、最大塗膜厚/最小塗膜厚が
2より大きく、塗膜の均一性が欠けていた。また、塗膜
厚が大きい比較例8は、ディンプルが塗膜形成前の形状
を失い、その結果、表2に示すように飛行性能が低下し
ていた。
【図1】ゴルフボール表面のディンプルとその周囲を模
式的に示す図である。
式的に示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 C、D、Gの静電塗装で塗料に印加する
電圧はいずれも90,000Vであり、ディスクの回転
速度は後記の表1に示すように、Cは25,000〜3
5,000rpmの範囲、Dは7,000〜9,000
rpmの範囲、Gは7,000〜9,000rpmであ
る。
電圧はいずれも90,000Vであり、ディスクの回転
速度は後記の表1に示すように、Cは25,000〜3
5,000rpmの範囲、Dは7,000〜9,000
rpmの範囲、Gは7,000〜9,000rpmであ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 静電塗装時のボールの回転速度は50r
pmであり、塗装後50℃以下の温度で24時間乾燥し
た。また、C、D、Gでは、静電塗装にあたり、導電剤
としてカシュー製プラスラック導電剤NC(商品名)を
イソプロピルアルコールで濃度1%になるように希釈し
たものをボール表面に塗装しておいた。そして、E、F
のエアガン塗装では、塗装時の圧力はE、Fとも2kg
/cm2である。
pmであり、塗装後50℃以下の温度で24時間乾燥し
た。また、C、D、Gでは、静電塗装にあたり、導電剤
としてカシュー製プラスラック導電剤NC(商品名)を
イソプロピルアルコールで濃度1%になるように希釈し
たものをボール表面に塗装しておいた。そして、E、F
のエアガン塗装では、塗装時の圧力はE、Fとも2kg
/cm2である。
Claims (2)
- 【請求項1】 表面が厚さ5〜60μmの塗膜で被覆さ
れ、かつその最大塗膜厚の最小塗膜厚に対する比が2以
下1以上であることを特徴とするゴルフボール。 - 【請求項2】 50,000V以上の電圧を印加した塗
料を15,000rpm以上の回転速度で回転するディ
スクに供給して霧化し、その霧化した塗料をゴルフボー
ルの表面に塗装して塗膜を形成することを特徴とするゴ
ルフボールの製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4352542A JPH06170014A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | ゴルフボールおよびその製造方法 |
AU52198/93A AU676216B2 (en) | 1992-12-09 | 1993-12-07 | Golf ball and method of manufacturing the same |
DE69308111T DE69308111T2 (de) | 1992-12-09 | 1993-12-09 | Verfahren zur Herstellung eines Golfballs |
EP93309922A EP0601861B1 (en) | 1992-12-09 | 1993-12-09 | Method of manufacturing a golf ball |
US08/553,830 US5552190A (en) | 1992-12-09 | 1995-11-06 | Golf ball and method of manufacturing the same |
US08/606,035 US5743818A (en) | 1992-12-09 | 1996-02-22 | Golf ball |
AU24779/97A AU701846B2 (en) | 1992-12-09 | 1997-06-06 | Golf ball and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4352542A JPH06170014A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | ゴルフボールおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170014A true JPH06170014A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18424777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4352542A Pending JPH06170014A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | ゴルフボールおよびその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0601861B1 (ja) |
JP (1) | JPH06170014A (ja) |
AU (1) | AU676216B2 (ja) |
DE (1) | DE69308111T2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3259799B2 (ja) * | 1993-12-29 | 2002-02-25 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボールの塗装方法 |
JPH0810356A (ja) * | 1994-07-04 | 1996-01-16 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 塗装ゴルフボール |
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