JPH06169933A - 金属義歯部品製造方法 - Google Patents

金属義歯部品製造方法

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JPH06169933A
JPH06169933A JP41768690A JP41768690A JPH06169933A JP H06169933 A JPH06169933 A JP H06169933A JP 41768690 A JP41768690 A JP 41768690A JP 41768690 A JP41768690 A JP 41768690A JP H06169933 A JPH06169933 A JP H06169933A
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JP
Japan
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mold
conductive layer
tooth
denture
positive
Prior art date
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Pending
Application number
JP41768690A
Other languages
English (en)
Inventor
Hornich Wolfgang
ヴォルフガンク・ホルニッヒ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Prodenta AG
Original Assignee
Prodenta AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】製造方法をもっと単純化し、それによって金属
義歯製造のコストをかなり軽減する。 【構成】金属義歯製作のために、処理されるあご、また
は、歯から非導電材料を介して型を作り、次に、型の内
壁に導電性層をつけ、その後、型と導電性層の内部空間
に充填材を注ぎ入れ、その中に少なくとも1本の支持棒
を入れ、次に、導電性層と充填材により作られた陽型を
型よりはずす。充填材としては、熱によりその体積が膨
張する非導電性のプラスチックを使用し、その後、陽型
を加熱した電解液の中につけ、高溶融性金属もしくは貴
金属製の一つもしくは複数の層を陽型上の導電性層の上
に電気メッキする。続いて、この電気メッキされた層の
ついた陽型を電解液から出し、室温程度で冷却した後、
高溶融貴金属もしくは貴金属製の義歯を形成しているこ
の電気メッキ層を陽型より取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処置されるべき歯また
はあごから非導電性材料により型が作られ、続いて型の
内壁には導電性層をつけ、その後、型と導電性層の空間
には充填材が注入され、その中に、少なくとも1本の支
持棒が入れられ、その後、導電層と充填材によって作ら
れる陽型を型からはずすという、歯冠、ブリッジ、プロ
テーゼベースのような金属義歯製作のための方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この様な方法は、DE−PS 36 0
7 915により周知である。この場合、容易にしかも
低コストの高度に精密な義歯を作るには、第一型から複
雑な方法で第二型を作り、そしてそれに基づいて義歯を
作るということが不必要で、卑金属製の中間層を陽型に
電気メッキし、その後、この中間層の上に、高溶融金属
もしくは貴金属の層を1層もしくは多層にして金属メッ
キし、その後、充填材を最も内側の導電性層と中間層か
ら除去し、場合によっては、このようにしてできる義歯
に磁器および/もしくはプラスチックが塗られる。
【0003】これによって、金属の高い均質性を示し、
鋳造法と比べて70〜80%重量を減らすことのできる
義歯の製造が可能になった。後処理が不要となるため、
かなりのコストを節約することができ、同時に鋳造法の
場合、加熱の際の金属の膨張、および冷却の際の収縮に
より生ずる欠陥源も同時になくすことができる。
【0004】本発明の課題は、このような方法をもっと
単純化し、それによって金属義歯製造のコストをかなり
軽減することにある。
【0005】
【課題を解決する手段および作用効果】この課題を解決
するために、最初に詳しく挙げたタイプの方法より、加
熱作用がある場合、体積が膨張する非導電性材料を充填
材として用いること、加熱された電解液に陽型を入れ、
その中で高溶融金属もしくは貴金属製の一つもしくは複
数の層を陽型上の導電性層の上に電気メッキすること、
続いて、電解液から貴金属メッキされた層をもつ陽モデ
ルを取り出し、室温程度に冷却し、義歯を形作っている
高溶融もしくは貴金属製の金属メッキ層を陽モデルか
ら、これを損なうことなく分離するという考えが出てく
る。
【0006】好ましくは、導電性材料でできた棒があ
り、これが型の内壁上の導電性層に先端が触れるまで充
填材中に入れられる。
【0007】前述の実施例の場合、電解液に入れる前
に、陽モデルの下側から突き出ている支持棒の端部が収
縮管を介して、導電ケーブルの端部と結合されているテ
フロン製もしくは他の無着色の浴剤にあった材料ででき
ている管を収縮管として使用することができる。
【0008】管の内壁への導電層としては、導電性ラッ
カーをスプレーすることができるが、充填材としてはポ
リスチロールが好都合で適している。また、貴金属とし
ては主に金を使って金属メッキされる。
【0009】完成した義歯を陽型からはずすことは圧搾
空気によって非常に簡単に行われる。
【0010】この発明に従った方法は、特に簡単に速や
かに実施することができるものである。約60〜80℃
に加熱した電解液に陽型を入れた後、充填材となるポリ
スチロールのようなプラスチックは、その表面につけら
れた導電性ラッカーと一緒に膨張する。従って、このよ
うな体積の増大により、義歯を永続的に固定するために
後になって必要なセメントすき間が生じる。陽型を冷却
した後、このようにしてできる金属義歯を特に簡単に圧
搾空気を用いて型からはずすことができ、陽型は少しも
傷つけずにすむ。
【0011】このような方法でも、義歯は最初の型から
作られ、複数ミスは生じない。
【0012】
【実施例】以下において、この発明を添付図面に基づい
て詳しく説明する。図1〜図8は、発明による金属義
歯、特に歯冠の製造方法を段階的に図示したものであ
る。
【0013】図1は、歯の型の断面図で、この場合、型
1は非導電性の従来の材料から成る。図2が示すよう
に、この型の内壁には導電性層3がつけられている。こ
の層は、例えば、スプレーできるようないくらか弾性を
もつ導電性ラッカーから成る。
【0014】図3によって、次に型1と導電性層3の内
部空間は非導電性材料による充填材4を流し込んで埋め
られることが分かる。この充填材の中には、それが硬化
しない間に、1本もしくは2本の支持棒2を入れる。支
持棒2の先端5が充填材4を完全に貫通するまで、しか
も、導電性層3に触れるまで、もしくはこの層を貫通す
るまで入れる。
【0015】充填材4と導電性層3により作られる陽型
を型1よりはずした後、図に従い、導電性層3を貫通し
ている支持棒2の先端を、例えば、切断または研磨によ
り取り除く。ここで、図5に従い、歯肉により生じる陽
型3、4の基部を取り囲む隆起6を大部分切断する。従
って、陽型は本質的には図5に示された形をとらない。
続いて、図6に従い、陽型3、4の金属メッキの準備の
ために、導電性材料より成る支持棒2を、導電体8の絶
縁材を取り除いた端部7と結合するが、この端部7なら
びにケーブル8の一部、導電性支持棒2の充填材から突
き出ている端部を収縮管9で取り囲むようにする。
【0016】次に、このようにして準備された陽型3、
4を約60〜80℃に加熱した小型電気メッキ装置の電
解液の中にいれ、ケーブル8のあいている方の端部を電
源のマイナス極とつなぐ。例えば、ポリスチロールのよ
うに、充填材用材料を適切に選択した場合には、これは
電解液中での加熱のために、被覆された導電性層3と一
緒に、上昇温度の関数として一定の値だけ膨張し、従っ
て、電気メッキ装置を流れる電流が最大になった場合、
高溶融金属もしくは貴金属製、主として金の一つもしく
は複数の層10(図7)の分離が生じる。十分な厚みの
この層10が分離した後(もしくは、例えば色々なメッ
キ装置につけて、次々とつけられた複数の層)、陽型を
分離した層10と一緒に電解液から取り除き、その後、
室温で冷却する。これによって充填材4は、それにつけ
られた導電性層3と共に収縮し、従って、例えば、歯冠
のような義歯10を、大した苦労もなく、主として圧搾
空気を送ることで取りはずすことができるだけでなく、
その後の歯の残根への歯冠10の取り付けのために必要
なセメントすき間も同時に生じていることになる。歯冠
10は陽型3、4の膨張のために幾分大きく作られてい
るからである。
【0017】図8は、陽型からはずした後の完成した義
歯10を図示したものである。この図より、義歯10の
取りばすしにより陽型3、4に傷がつくことは全くない
ことが分かる。義歯は隆起6の境界に基づいて上の方に
はずすことができ、そこにははずした跡形を残さないか
らである。
【0018】本発明の方法は図で示したような歯冠の製
作に適しているたけでなく、ブリッジやプロテーゼベー
スのような他の金属義歯の製作にも適しており、この場
合にも、歯冠のように橋脚はアナログな方法で作られ
る。ブリッジのために必要な中間構成要素のはめ込み
は、この場合、従来通りの方法で行われる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月5日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属義歯の製造方法の第一段階を
図示したものである。
【図2】本発明による金属義歯の製造方法の第二段階を
図示したものである。
【図3】本発明による金属義歯の製造方法の第三段階を
図示したものである。
【図4】本発明による金属義歯の製造方法の第四段階を
図示したものである。
【図5】本発明による金属義歯の製造方法の第五段階を
図示したものである。
【図6】本発明による金属義歯の製造方法の第六段階を
図示したものである。
【図7】本発明による金属義歯の製造方法の第七段階を
図示したものである。
【図8】本発明による金属義歯の製造方法の第八段階を
図示したものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理されるべき歯ないしはあごから非導
    電性材料により型が作られ、続いて型の内壁には導電性
    層がつけられ、次に、型と導電性層の内部空間には充填
    材が注がれ、その中に少なくとも1本の支持棒が入れら
    れ、その後、導電層と充填材によって形成される陽型を
    型から外す、歯冠、ブリッジ、プロテーゼベースのよう
    な金属義歯製作の為の方法において、充填材として、熱
    の作用により体積が膨張する、できればプラスチックの
    ような電解液溶剤に適した非導電性材料を使い、陽型を
    加熱した電解液の中につけ、高溶融金属もしくは貴金属
    の一つ、または複数の層を陽型の上の導電層上に電気メ
    ッキし、次に、その電気メッキされた層のついた陽型を
    電解液から出し、室温程度で冷却し、その高溶融金属製
    もしくは貴金属製の義歯を形成している電気メッキを陽
    型からその陽型に傷をつけずにはずすことを特徴とする
    金属義歯部品製造方法。
  2. 【請求項2】 導電性材料製の支持棒を少なくとも、そ
    の先端が型内壁上の導電性層にふれるまでは充填材の中
    に入れることを特徴とする、請求項第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】 歯の残根を導電性材料で閉塞し、残根の
    ところの調整限界が正の段の形状を有しており、従って
    互いに入り込む部分が生じないことを特徴とする、請求
    項第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】 電解液につける前に、陽型の下側から突
    き出た支持棒の端部を収縮管を介して導電ケーブルの端
    部と結合することを特徴とする、請求項第1項または第
    2項記載の方法。
  5. 【請求項5】 収縮管としては、加熱作用により収縮す
    る、無着色のプラスチック製の管を使用することを特徴
    とする請求項第3項記載の方法。
  6. 【請求項6】 型の内壁への導電性層として導電性ラッ
    カーが使用され、充填材としてはポリスチロールが使用
    され、貴金属として金がメッキされることを特徴とす
    る、請求項第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 完成した義歯は圧搾空気により陽型から
    はずされることを特徴とする、請求項第1項ないし第6
    項のいずれか1項に記載の方法。
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