JPH06169319A - Atm交換機における信号処理装置 - Google Patents

Atm交換機における信号処理装置

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JPH06169319A
JPH06169319A JP4320517A JP32051792A JPH06169319A JP H06169319 A JPH06169319 A JP H06169319A JP 4320517 A JP4320517 A JP 4320517A JP 32051792 A JP32051792 A JP 32051792A JP H06169319 A JPH06169319 A JP H06169319A
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JP
Japan
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signal
cell
vci
lapd
unit
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JP4320517A
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Inventor
Yoshihiro Watabe
良浩 渡部
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号セルをATMスイッチを介さず信号処理
部に入力し、システム立ち上げやフェーズ再開時の処理
を簡単に行なえ、立ち上げを高速に行なう。 【構成】 ATMスイッチ21の前段に加入者から送出
される信号セルを抽出する信号セル抽出部22a〜22
nを設け、信号正規化部23a〜23nで抽出された信
号セルに含まれる情報を組立ててプロセッサ24に出力
し、プロセッサは各信号正規化部から入力される情報に
基づいて呼制御処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加入者からの信号を処理
するATM交換機における信号処理装置に関する。音声
通信、データ通信だけでなく動画像通信も含めたマルチ
メディア通信のニーズが高まりつつあり、そのような広
帯域(broadband)の通信の実現手段として、非同期転送
モード(Asynchronous Transfer Mode:ATM)を基本
とするB−ISDN(Broadband−ISDN)の交換技
術がCCITTで合意され、研究が進められている。
【0002】
【従来の技術】ATM方式では物理回線上に多重に論理
リンクを張ることにより回線を複数の呼に割り当てる。
そして、各呼に応じた端末からの画像データや音声デー
タ等を固定長の情報単位(セルという)に分解し、順次
回線に送り出して多重化を実現する。セルは図14に示
すように、53バイトの固定長ブロックで構成され、そ
の内5バイトがヘッダ部HD、48バイトがインフォメ
ーションフィールド(情報部)DTである。ヘッダ部H
Dには、データがブロックに分解された後でも宛先が判
るように呼識別用の仮想チャンネル番号(Virtual Chan
nel Identifier:VCI)が含まれ、そのほか仮想チャ
ンネル番号を幾つかまとめて生成した仮想パスの識別子
(Virtual Path Identifier:VPI)や、リンク間の
フロー制御に用いられるジェネリックフローコントロー
ルGFC(Generic Flow Control)や、ペイロードPT
(Payload Type)やヘッダのエラー訂正用符号HEC(H
eader Error Control)等が含まれている。
【0003】図15はATM方式を説明するためのAT
M網の概略構成図であり、11a,11bは端末装置、
13はATM網である。ATM網13は、データセルを
伝送する情報網13aと制御信号を伝送する信号網13
bを備え、情報網13aにおける各ATM交換機13c-
1〜13c-nのCPU13d-1〜4d-nは信号網13bと接
続されている。発信端末11aが着信端末11bを呼び
出すための発呼操作を行うと、発信端末内のセル組立部
は着信番号や端末の種別、属性等を含むデータをセル単
位に分割し、各分割データに信号用VCI(端末毎に予
め定まっている)を付して信号セルを生成し、該信号セ
ルをATM網13に送り出す。
【0004】ATM交換機(発信側交換機)13c-1の
図示しない信号装置は信号セルを受信すれば、該信号セ
ルに含まれる情報を組立ててCPU13d−1に通知す
る。CPUは発信者端末の識別処理、発信者サービス分
析処理、着信者数字翻訳処理等の呼処理を行なうと共
に、着番号、その他のデータを含む接続情報を信号網1
3bに送出する。これにより、信号網13bは呼制御を
行って発信側交換機13c-1から着信端末が接続された
ATM交換機(着信側交換機)13c-nまでの上りパス
及び中継ATM交換機13c-2,13c-3,・・・を決定す
る。各ATM交換機は呼の中継局となると、該呼に対し
て自分のVCIを決定して信号網13bに送り、信号網
13bは発番号、着番号等と共に該ATM交換機のVC
Iを次段の中継ATM交換機に通知する。
【0005】着信側交換機13c-nは発番号、着番号、
前段ATM交換機のVCIを含む接続情報を受信すれ
ば、着信端末に所定VCIを割り当てると共に、着信端
末11bが通話可能であるか調べる。通話可能であれ
ば、信号網13bは上りパスの場合と同様に通話可能な
旨を、下りパスを決定しながら発信側交換機13c-1に
通知し、発信側交換機は発信端末11aに所定のVCI
を割り当てる。パス上の各ATM交換機13c-1〜13c
-nは下りパス及び上りパス毎に、前段ATM交換機のV
CIに対応させて、(1) 該VCIを有するセルの出力パ
ス(出ハイウェイ)を特定するための接続情報と、(2)
出力するセルに付加する新たなVCI(自分のVCI)
を内蔵のルーチングテーブルに登録する。
【0006】以上により、発信端末11aと着信端末1
1b間にパスが形成されると、発信端末11aは送信す
べきデータを所定バイト長に分解すると共に、前記割り
当てられたVCIを含むヘッダを付けてセルを生成し、
該セルをATM網13に送り出す。各ATM交換機13
c-1〜13c-nは前段交換機から所定の入ハイウェイを介
してセルが入力されると、ルーチングテーブルに基づい
て該入力されたセルのVCIを付け変えると共に所定の
出ハイウェイに送り出す。この結果、発信端末11aか
ら出力されたセルは呼制御で決定したパスを介して着信
側交換機13c-nに到達する。着信側交換機13c-nはル
ーチングテーブルに基づいて、入力されたセルに付加さ
れているVCIを着信端末に割り当てたVCIに付け変
えた後、着信端末11bが接続されている回線に送出す
る。
【0007】以後、発信端末11aはセルを順次着信端
末11bに送り、着信端末は受信したセルに含まれる情
報部DTを組立て、元のデータを復元する。以上は、1
つの呼に対する場合であるが、端末−ATM交換機間及
び隣接ATM交換機間の各回線の両端で互いに持ち合う
VCI値を変えることにより、1つの回線に多数の呼に
応じた論理リンクを張ることができ、これにより高速多
重通信が実現される。ATM方式によれば、画像、デー
タ、音声等異なる伝送速度をもつ情報源の情報を多重化
することができるため1本の伝送路を有効に使え、しか
も、パケット交換でソフト的に行っているような再送制
御や複雑な通信手順が不要となり、150Mbpsの超
高速のデータ伝送が可能となる。
【0008】図16はATM交換機の概略構成図であ
り、131はATMスイッチ、132はATMスイッチの
出口に設けられた信号装置、133は呼処理プロセッ
サ、134はバス、135は入線、136は出線である。
各入線には多数の加入者端末141〜14nが接続されて
いる。各加入者端末には予め個々の信号セル用のVCI
が設定されており、又、ATMスイッチ131内に設け
られたルーチングテーブル(図示せず)には、各信号セ
ル用VCIに対応させて該VCIを有するセルの出力パ
ス(出線)137を特定するための接続情報が設定され
ている。従って、加入者端末から信号セルが送られてく
るとATMスイッチ131は該信号セルを出線137にル
ーチングして信号装置132に入力する。信号装置13 2
は信号セルを受信すれば、加入者毎に信号セルに含まれ
る情報を組立てて(フレーム化して)呼処理プロセッサ
133に通知する。呼処理プロセッサ133は発信者端末
の識別処理、発信者サービス分析処理、着信者数字翻訳
処理等の呼処理を行なうと共に、着番号、その他のデー
タを含む接続情報を信号網に送出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のATM交換機で
は信号装置がATMスイッチの出口に設けられているた
め(後置式)、ルーチングテーブルに各信号セル用VC
Iに対応させて信号装置への接続情報を設定して信号セ
ルのパスを確立する処理(信号セル用VCI、VPIの
捕捉、帯域の捕捉、端末から信号装置へのパスの設定、
信号装置から端末へのパスの設定等の処理)が必要とな
る。このため、システム立ち上げ時やフェーズ再開時
(システムダウン時の再立ち上げ)、ルーチングテーブ
ルに個々の信号用VCIに対応させて接続情報を再設定
する必要があり、立ち上げ時の処理が複雑化して立ち上
げに時間がかかる問題があった。
【0010】以上から本発明の目的は、信号セルのパス
確立を不要にできる、すなわち、ATMスイッチを介さ
ず信号セルを信号装置に入力できるATM交換機の信号
処理装置を提供することである。本発明の別の目的は、
信号セルに関するパスの設定やVCIの捕捉、帯域管理
などの処理を行なう必要がないATM交換機の信号処理
装置を提供することである。本発明の更に別の目的は、
システム立ち上げやフェーズ再開時の立ち上げを高速に
行なえるATM交換機の信号処理装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。21はATMスイッチ、22a〜22nは加
入者から送出される信号セルを抽出する信号セル抽出
部、23a〜23nは抽出された信号セルに含まれる情
報を組立ててレイヤ2処理を施して出力する信号正規化
部、24は各信号正規化部から出力される情報に基づい
て呼制御処理を行なうプロセッサである。
【0012】
【作用】ATMスイッチ21の前段に加入者から送出さ
れる信号セルを抽出する信号セル抽出部22a〜22n
を設け、信号正規化部23a〜23nで抽出された信号
セルに含まれる情報を組立ててレイヤ2処理を施してプ
ロセッサ24に出力し、プロセッサは各信号正規化部か
ら入力される情報に基づいて呼制御処理を行なう。この
ように、ATMスイッチの前段で信号セルを分離すれば
該信号セルをATMスイッチを介さずに信号正規化部及
びプロセッサに入力できるため、信号セルに関するパス
の設定やVCIの捕捉、帯域管理などの処理を不要にで
きる。又、信号用VCIに関する接続情報をルーチング
テーブルに設定する必要がなくなり、システム立ち上げ
やフェーズ再開時の処理を簡単に行なえ、立ち上げを高
速に行なうことができる。更に、メタシグナリング手順
を用いて加入者端末の信号用VCIを網と端末間で簡単
に決定することができる。
【0013】又、信号セル抽出部を、信号セル判別部
とセル振り分け部で構成し、あるいは、信号セルであ
れば当該セルに”1”のビットを付加する信号セル識別
ビット付加部と付加ビットの”1”,”0”に基づいて
セルを振り分けるセル振り分け部で構成する。このよう
に構成すれば、信号セル用のVPI、VCIを例えばV
PI=0,VCI=000000000DDDDDDD
(D:ドントケア)と定めておくことにより、信号セル
抽出部はVPI=0とVCIの上位9ビットの0を判別
して信号用セルか否かの判別を行なうだけでセルの振り
分けを簡単にでき、又、システム再立ち上げにおける設
定が不要であり、立ち上げを高速に行なえる。更に、信
号正規化部を、セル組立・分離部と信号終端装置で構
成し、あるいは、信号セル分配部と信号終端装置で構
成すれば既存のハードを利用できる。
【0014】又、信号正規化部よりプロセッサに送り出
す情報に該信号正規化部を特定する番号とLAPD番号
を付加し、プロセッサに信号正規化部番号とLAPD番
号の組に対応させて加入者電話番号を特定するテーブル
を持たせることにより、プロセッサは該テーブルを参照
して簡単に発信加入者を特定することができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明のATM交換機の実施例構成図
である。全体の構成 21はATMスイッチ、22a〜22nはATMスイッ
チの前段に設けられ、加入者から送出される信号セルを
抽出する信号セル抽出部、23a〜23nは抽出された
信号セルに含まれる情報を組立ててレイヤ2処理を施し
て出力する信号正規化部、24は各信号正規化部から出
力される情報に基づいて呼制御処理を行なうプロセッ
サ、25はバス、26a〜26nは入ハイウェイ(入
線)、27a〜27mは出ハイウェイ(出線)である。
各信号セル抽出部22a〜22n、信号正規化部23a
〜23n、プロセッサ24により信号処理部が構成され
る。31a〜31nは1つの入線(加入者線)に接続さ
れた加入者端末であり、それぞれ個々の信号用VCIが
予め設定されている。信号用VPI、VCIとしては、
CCITTの勧告による値、例えばVPI=0、VCI
=000000000DDDDDDD(Dはドントケ
ア)が用いられ、Dには加入者毎に異なる値が設定され
る。
【0016】信号セル抽出部 信号セル抽出部22a〜22nは、図3又は図4に示す
構成を有している。図3において、22aは信号セル抽
出部、221はセルCLのヘッダHD上のVPI、VC
Iが信号セル用のVPI、VCI(VPI=0、VCI
=000000000DDDDDDD)であるか判断
し、振り分け指示信号CDSを出力する信号セル判別
部、222は振り分け指示信号CDSに基づいて信号セ
ルの場合には当該セルを信号正規化部23aに入力し、
データセルの場合にはATMスイッチ21に入力するセ
ル振り分け部である。
【0017】図4において、22aは信号セル抽出部、
223は加入者から入力されるセルに1ビット(AB)
を付加し、該セルのヘッダHD上のVPI、VCIが信
号セル用のVPI、VCI(VPI=0、VCI=00
0000000DDDDDDD)であれば当該セルに付
加されたビットに”1”を立て、信号セル用のVPI、
VCIでなければ付加されたビットに”0”を立てる信
号セル識別ビット付加部、224は信号セル識別ビット
ABを調べ、”1”が立っている場合には当該セル(信
号セル)を信号正規化部23aに入力し、”0”が立っ
ている場合には当該セル(データセル)をATMスイッ
チ21に入力するセル振り分け部である。
【0018】信号正規化部 信号正規化部23a〜23nは図5又は図6に示す構成
を有している。図5において、23aは信号正規化部、
41は信号セルに含まれる情報をフレーム化して送り出
すセル組立・分離装置(CLAD:Cell Assembry Deas
sembry)、42は情報にレイヤ2の処理を施してプロセ
ッサに送り出す信号終端装置である。セル組立・分離装
置41は、信号セル抽出部から送られてくる信号セルを
VCI毎に分離する分離部41aと、個々の信号用VC
I毎に設けられ、信号セルに含まれる情報を組み立てる
(フレーム化する)フレーム化部41b1〜41bnと、
各フレーム化部41b1〜41bnに対応するタイムスロ
ットTS1〜TSnに情報フレームを載せて送出する多重
化部を備えている。
【0019】信号終端装置42は、各フレーム化部41
1〜41bnに対応して設けられ、対応するフレーム化
部から送出されてくる情報にレイヤ2の処理を施してプ
ロセッサ24に送り出すLAPD(Link Access Proced
ure on the D-channel)部42a1〜42anと、セル組
立・分離装置41より多重化されて送られてくる情報フ
レームをタイムスロット毎に分離して所定のLAPD部
42a1〜42anに入力する分離部42bと、バスイン
ターフェース42cを備えている。尚、レイヤ2の処理
とは、基本インターフェースあるいは一次群速度インタ
ーフェースのDチャネルにおける論理リンク上で、種々
の信号(レイヤ3情報あるいはレイヤ2の制御情報)を転
送するためのプロトコル処理である。
【0020】図6において、23aは信号正規化部、4
3は信号セル抽出部から送られてくる信号セルをVCI
毎に分離する信号セル分配装置、44は分配された信号
セルに含まれる情報をフレーム化すると共にフレーム情
報にレイヤ2の処理を施してプロセッサ24に送り出す
信号終端装置である。信号終端装置44はVCI毎に設
けられ、分配された信号セルに含まれる情報をフレーム
化するフレーム化部44a1〜44anとフレーム情報に
レイヤ2の処理を施してプロセッサに送り出すLAPD
部44b1〜44bnと、バスインターフェース44cを
備えている。尚、図6の構成によれば、フレーム化部と
LAPD部の機能を一体に構成できるためハード量が削
減できる効果がある。
【0021】信号セル入力時の信号処理 所定の加入者端末31aが発呼操作を行うと、加入者端
末のセル組立部は着信番号や端末の種別、属性等を含む
データをセル単位に分割し、各分割データに信号用VP
I、VCI(端末毎に予め定まっている)を付して信号
セルを生成し、該信号セルをATM交換機に送り出す。
信号セル抽出部22nは入力されたセルが信号セルかど
うかをチェックし、この場合、信号セルであるから信号
正規化部23nに入力する。
【0022】信号正規化部23nは、VCI毎に信号セ
ルに含まれる情報を組み立てる(フレーム化)と共に、
組立られた情報に基づいてレイヤ2の処理を施してプロ
セッサ24に送り出す。この場合、信号正規化部23n
は、プロセッサ24に送り出す情報(着信番号、ベアラ
情報、・・・)に、該信号正規化部23nを特定する
番号(SIG#No.)と、レイヤ2処理を施して情報を送り
出すLAPD部を特定するLAPD番号(LAPD#No.)を付
加する。以後、プロセッサ24は図7に示す呼処理を実
行する。尚、プロセッサ24には、信号正規化部番号SI
G#No.とLAPD番号LAPD#No.から加入者電話番号を特
定するための第1、第2のテーブルTBL1,TBL2
が用意されている。第2テーブルTBL2には、信号正
規化部毎にLAPD番号LAPD#No.と発信者電話番号の対
応表TBL21,TBL22,・・・が記憶され、又、第1
テーブルTBL1には信号正規化部番号SIG#No.と参照
すべき対応表TBLijの対応が記憶されている。
【0023】さて、プロセッサ24は、信号正規化部2
3nより呼情報を受信すれば(ステップ101)、該情
報に含まれている信号正規化部番号SIG#No.とLAPD
番号LAPD#No.に基づいて、第1、第2テーブルTBL
1,TBL2を参照して加入者の電話番号を求める(ス
テップ103)。ついで、プロセッサ24は識別した発
信者電話番号に基づいて発信者サービス分析処理を行な
うと共に(ステップ105)、着信者数字翻訳処理等の
呼処理を行なう(ステップ107)。以後、着番号、そ
の他のデータを含む接続情報を信号網に送出して相手と
のパスを決定させる。
【0024】メタシグナリング手順による信号用VCI
の決定処理 信号用VCIは契約時に端末毎に指定する場合と、端末
をソケットに差し込んで網に接続した時にメタシグナリ
ング手順により網側でダイナミックに指定する場合があ
る。図8はメタシグナリング手順による信号用VCI登
録処理の説明図である。メタシグナリング手順を用いて
加入者端末の信号用VCIを決定するには、予め信号処
理プロセッサ24に、 信号用VCIとLAPD番号LAPD#No.との対応を記憶
する第1のテーブルTB1と、 LAPD番号LAPD#No.と、該LAPD番号に割当てた
加入者電話番号と、その空き/塞がりの対応を記憶する
第2のテーブルTB2i(第2テーブルは信号正規化部
毎に設けられている)、 信号正規化部番号SIG#No.と参照すべき第2テーブル
TB2iとの対応を記憶する第3のテーブルTB3が用
意されている。
【0025】図9は信号用VCIとLAPD番号LAPD#N
o.の対応テーブルTB1の説明図である。LAPD#1に応じ
たVCI値(0000000000000001)はメタシグナリング用
VCI、LAPD#2〜LAPD#33に応じたVCI値は契約信号
用VCI、LAPD#34〜LAPD#65に応じたVCI値は自動割
当信号用VCI(メタシグナリング手順により割当可能
なVCI)である。所定の加入者端末31a(図2参
照)を網に接続すると、該端末のセル組立部は、図10
に示すように、ヘッダ部HDにメタシグナリング専用の
VPI、VCI(VPI=0,VCI=00000000000000
01)を付加すると共に、ペイロードPTに電話番号を付
加してなる信号セルをATM交換機に送出する。信号セ
ル抽出部22nは入力されたセルが信号セルかどうかを
チェックし、この場合、信号セルであるから信号正規化
装置23nに入力する。
【0026】信号正規化部23nは、メタシグナリング
用フレーム化部41b1(図5参照)でフレーム化と共
に、メタシグナリング用の第1LAPD部42a1に収
容してレイヤ2の処理を施してプロセッサ24に送り出
す。このとき、信号正規化部23nは、プロセッサ24
に送り出す情報(発信者電話番号、・・・)に、該信
号正規化部23nを特定する番号(SIG#No.)と、レイ
ヤ2処理を施して情報を送り出すメタシグナリング用の
第1LAPD部42a1を特定するLAPD番号(LAPD#N
o.1)を付加する。プロセッサ24は、信号正規化部23
nよりLAPD#No.1を伴う情報を受信すれば(ステップ2
01)、該情報に含まれている信号正規化部番号SIG#N
o.に基づいて第3テーブルTB3より参照すべき第2テ
ーブル(TB21とする)を求める。ついで、該第2テ
ーブルTB21をスキャンし、LAPD番号LAPD#34〜L
APD#65の中から空きのLAPD番号(LAPD部)を捜
す。
【0027】空きLAPD番号(LAPD#34が空きとす
る)が求まれば、第2テーブルTB21において該LA
PD番号(LAPD#34)に対応させて発信者電話番号を書
き込むと共に塞がりとする。ついで、第1テーブルTB
1を参照してLAPD#34に応じた信号用VCI(図9参
照:0000000000110000)を求める(ステップ203)。
加入者端末の信号用VCIが求まれば、プロセッサ24
は図11に示すように、ヘッダ部HDにメタシグナリン
グ専用のVPI、VCI(VPI=0,VCI=000000
0000000001)を付加すると共に、ペイロードPTに加入
者電話番号と加入者端末の信号用VCI(000000000011
0000)を付加してなる信号セルをATM交換機を介して
加入者端末31aに通知する(ステップ205)。加入
者端末31aは通知された信号用VCIを内蔵のメモリ
に記憶し、以後、ATM網に送出する信号セルに該信号
用VCIを付加する。
【0028】メタシグナリング手順によるVCI登録の
全体説明 図12及び図13はメタシグナリング手順によるVCI
登録の全体説明図であり、加入者端末がメタシグナリン
グ手順を用いて信号用VCIを網側に求めてきている場
合を示している。信号セル抽出部22aは図4に示すも
のを用い、セルの先頭に信号セルであることを示す”
1”を付与し、自動的に信号正規化部23aに入力され
る方式を採用している。信号正規化部23aとしては、
セル組立・分離部(CLAD)とLAPD部を一体化し
た図6に示す方式を採用している。
【0029】メタシグナリング用セルはLAPD番号#
1にセルが収容され、フレーム化、レイヤ2処理を施さ
れた後、プロセッサ24に渡される。プロセッサ24
は、テーブルTB21において空きLAPD部を検索し
(LAPD番号#36とする)、該テーブルのLAPD
番号#36の位置に該当端末の電話番号2−6141を
記入すると共に、LAPD番号#36に対応するVCI
をテーブルTB1より検索する。しかる後、端末側にL
APD番号#36に対応するVCI=0000000001100010
を通知するために、帰りのセル情報にその信号用VCI
値を書き込み、端末側に返送する。
【0030】以上により、以後、当該端末が信号を送出
する時には、VCI=0000000001100010を利用してSE
TUP信号等を送出し、交換機側がそれを認識すること
ができる。以上、本発明を実施例により説明したが、本
発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の
変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものでは
ない。
【0031】
【発明の効果】以上本発明によれば、ATMスイッチの
前段に加入者から送出される信号セルを抽出する信号セ
ル抽出部を設け、信号正規化部で抽出された信号セルに
含まれる情報を組立てて信号処理プロセッサに出力し、
プロセッサは各信号正規化部から入力される情報に基づ
いて呼制御処理を行なうように構成したから、信号セル
をATMスイッチを介さず信号正規化部やプロセッサに
入力できるため、信号セルに関するパスの設定やVCI
の捕捉、帯域管理などの処理を不要にできる。又、本発
明によれば、信号用VCIに関する接続情報をルーチン
グテーブルに設定する必要がなくなり、システム立ち上
げやフェーズ再開時の処理を簡単に行なえ、立ち上げを
高速に行なうことができる。
【0032】更に、本発明によれば、メタシグナリング
手順を用いて加入者端末の信号用VCIを網と端末間で
簡単に決定することができる。更に、本発明によれば、
信号セル抽出部を、信号セル判別部とセル振り分け部
で構成し、あるいは、信号セルであれば当該セルに”
1”のビットを付加する信号セル識別ビット付加部と付
加ビットの”1”,”0”に基づいてセルを振り分ける
セル振り分け部で構成したから、信号セル用のVPI、
VCIを例えばVPI=0,VCI=00000000
0DDDDDDD(D:ドントケア)と定めておくこと
により、信号セル抽出部はVPI=0とVCIの上位9
ビットの0を判別して信号用セルか否かの判別を行なう
だけでセルの振り分けが簡単にでき、しかも、システム
再立ち上げにおける再設定が不要であり、立ち上げを高
速に行なえる。
【0033】又、本発明によれば、信号正規化部を、
セル組立・分離部と信号終端装置で構成し、あるいは、
信号セル分配部と信号終端装置で構成するから、既存
のハードを利用できる。更に、正規化信号処理部よりプ
ロセッサに送り出す情報に該信号正規化部を特定する番
号とLAPD番号を付加し、プロセッサに信号正規化部
番号とLAPD番号の組に対応させて加入者電話番号を
特定するテーブルを持たせたから、プロセッサは該テー
ブルを参照して簡単に発信加入者を特定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例構成図である。
【図3】信号セル抽出部の第1の構成図である。
【図4】信号セル抽出部の第2の構成図である。
【図5】信号正規化部の第1の構成図である。
【図6】信号正規化部の第2の構成図である。
【図7】プロセッサ信号処理の説明図である。
【図8】メタシグナリング手順による信号用VCI登録
処理の説明図である。
【図9】信号用VCIとLAPD番号の対応説明図であ
る。
【図10】メタシグナリング用信号セルの内容説明図で
ある。
【図11】メタシグナリング端末への応答セルの内容説
明図である。
【図12】メタシグナリング手順によるVCI登録処理
の全体説明図(その1)である。
【図13】メタシグナリング手順によるVCI登録処理
の全体説明図(その2)である。
【図14】ATMセルの構成図である。
【図15】ATM網の概略説明図である。
【図16】ATM交換機の概略構成図である。
【符号の説明】
21・・ATMスイッチ 22a〜22n・・信号セル抽出部 23a〜23n・・信号正規化部 24・・信号処理のプロセッサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者からの信号を処理するATM交換
    機における信号処理装置において、 ATMスイッチの前段に設けられ、加入者から送出され
    る信号セルを抽出する信号セル抽出部と、 抽出された信号セルに含まれる情報を組立てて出力する
    信号正規化部と、 信号正規化部から出力される情報に基づいて呼制御処理
    を行なうプロセッサを備えたことを特徴とするATM交
    換機における信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記信号セル抽出部は、セルのヘッダ上
    のVPI、VCIが信号セル用のVPI、VCIである
    か判断する信号セル判別部と、信号セルの場合には当該
    セルを信号正規化部に入力し、データセルの場合にはA
    TMスイッチに入力するセル振り分け部を有することを
    特徴とする請求項1記載のATM交換機における信号処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記信号セル抽出部は、加入者から入力
    されるセルに1ビット付加し、該セルのヘッダ上のVP
    I、VCIが信号セル用のVPI、VCIであれば当該
    セルに付加されたビットに”1”を立て、信号セル用の
    VPI、VCIでなければ付加されたビットに”0”を
    立てる信号セル識別ビット付加部と、 信号セル識別ビットを調べ、”1”が立っている場合に
    は当該セルを信号正規化部に入力し、”0”が立ってい
    る場合にはATMスイッチに入力するセル振り分け部を
    有することを特徴とする請求項1記載のATM交換機に
    おける信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記信号正規化部は、 信号セル抽出部から送られてくる信号セルをVCI毎に
    分離する分離部と、VCI毎に設けられ、信号セルに含
    まれる情報をフレーム化するフレーム化部と、各フレー
    ム化部に対応するタイムスロットに情報フレームを載せ
    て送出する多重化部を備えたセル組立・分離部と、 各フレーム化部に対応して設けられ、対応するフレーム
    化部から送出されてくる情報にレイヤ2の処理を施して
    プロセッサに送り出すLAPD部と、前記多重化されて
    送られてくる情報フレームをタイムスロット毎に分離し
    て所定のLAPD部に入力する分離部を備えた信号終端
    装置と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のAT
    M交換機における信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記信号正規化部は、信号セル抽出部か
    ら送られてくる信号セルをVCI毎に分離する信号セル
    分配部と、 VCI毎に設けられ、分配された信号セルに含まれる情
    報をフレーム化するフレーム化部とフレーム情報にレイ
    ヤ2の処理を施してプロセッサに送り出すLAPD部の
    機能を備えた信号終端装置と、を有することを特徴とす
    る請求項1記載のATM交換機における信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記信号正規化部は、プロセッサに送り
    出す情報に該信号正規化部を特定する番号とレイヤ2処
    理を施したLAPD部を特定するLAPD番号を付加
    し、 プロセッサに信号正規化部番号とLAPD番号の組に対
    応させて加入者電話番号を特定するテーブルを持たせ、 プロセッサは信号正規化部から情報を受信した時、該テ
    ーブルを参照して発信加入者電話番号を特定することを
    特徴とする請求項4又は請求項5記載のATM交換機に
    おける信号処理装置。
  7. 【請求項7】 メタシグナリング手順を用いて加入者端
    末の信号用VCIを網と端末間で決定する場合、プロセ
    ッサにLAPD番号と信号用VCIとの対応を記憶する
    第1のテーブルと、LAPD番号と該LAPD番号を割
    当てた加入者電話番号との対応を記憶する第2のテーブ
    ルを持たせ、 加入者端末から、ヘッダ部にメタシグナリング専用のV
    PI、VCIが付加され、かつ、ペイロード部に電話番
    号が付加された信号セルが入力された時、信号正規化部
    はプロセッサに送出する情報に、該信号正規化部を特定
    する番号とメタシグナリング専用の信号セルを収容する
    LAPD部を特定するLAPD番号とを付加し、 プロセッサは該情報にメタシグナリング専用の信号セル
    を収容するLAPD部を特定するLAPD番号が含まれ
    ている時、第2のテーブルを参照して空きのLAPD番
    号を検索し、 該第2のテーブルにおける前記空きのLAPD番号位置
    に端末の電話番号を書き込むと共に、該LAPD番号に
    対応する信号用VCIを第1のテーブルを参照して求
    め、 メタシグナリング手順を用いて該信号用VCIを加入者
    端末に通知することを特徴とする請求項4又は請求項5
    記載のATM交換機における信号処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08186579A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Mitsubishi Electric Corp 交換機アダプタ及び計算機及びデータ交換方法

Cited By (2)

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US5867677A (en) * 1994-12-28 1999-02-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Switching adapter and method for a computer system

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