JPH06168Y2 - 長尺板搬送用サイドガイド装置 - Google Patents
長尺板搬送用サイドガイド装置Info
- Publication number
- JPH06168Y2 JPH06168Y2 JP1987190676U JP19067687U JPH06168Y2 JP H06168 Y2 JPH06168 Y2 JP H06168Y2 JP 1987190676 U JP1987190676 U JP 1987190676U JP 19067687 U JP19067687 U JP 19067687U JP H06168 Y2 JPH06168 Y2 JP H06168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- plate
- guide body
- cylinder
- guide device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、鋼板（帯）等の長尺板を、例えば熱間圧延さ
れたストリップを巻取機に巻取る前のサイドガイドのよ
うに、移動中の長尺板の両側端と摺接しながらガイドす
るサイドガイド装置に関するものである。
れたストリップを巻取機に巻取る前のサイドガイドのよ
うに、移動中の長尺板の両側端と摺接しながらガイドす
るサイドガイド装置に関するものである。
（従来の技術） 例えば鋼板を製造する連続熱間圧延ラインのサイドガイ
ド装置においては、古くからガイド本体とガイド側板を
貫通式ボルトによって長手方向に数箇所固定する方式が
用いられている。
ド装置においては、古くからガイド本体とガイド側板を
貫通式ボルトによって長手方向に数箇所固定する方式が
用いられている。
（考案が解決しようとする問題点） 上記の如き従来のガイド装置においては、次の如き問題
点があった。
点があった。
従来古くから用いられていた、貫通式ボルトにてガイド
側板とガイド本体とを固定する方式においては、ライン
長手方向に１側板あたり２〜３本前後のボルトを配置
し、ボルト自体で通板材の通板抵抗を負担しなければな
らないため、ボルトサイズが大きくなり、摩耗が生じた
場合のガイド側板交換作業において、ボルト取替に長時
間を要し、しかも全てを人力によって行っていたため
に、多くの作業要員を必要とする等の問題があった。
側板とガイド本体とを固定する方式においては、ライン
長手方向に１側板あたり２〜３本前後のボルトを配置
し、ボルト自体で通板材の通板抵抗を負担しなければな
らないため、ボルトサイズが大きくなり、摩耗が生じた
場合のガイド側板交換作業において、ボルト取替に長時
間を要し、しかも全てを人力によって行っていたため
に、多くの作業要員を必要とする等の問題があった。
本考案の目的は、通板材のガイド装置において、通板材
と接触するガイド側板のガイド装置本体へ取付・接続を
極めて簡便且つ短時間に行い、その交換時間を大幅に短
縮するところにある。
と接触するガイド側板のガイド装置本体へ取付・接続を
極めて簡便且つ短時間に行い、その交換時間を大幅に短
縮するところにある。
又、本考案の他の目的は、ガイド側板の接続を簡便にす
ることによって作業要員の人数を減らし、自動化された
ラインにおいて迅速に対応することを可能としたところ
にある。
ることによって作業要員の人数を減らし、自動化された
ラインにおいて迅速に対応することを可能としたところ
にある。
（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するための本考案のサイドガイド装置
は、次のように構成される。すなわち、 搬送ラインの両側部に設けられ、水平状態で搬送される
長尺板の左右両端部と摺接しつつ上記長尺板をガイドす
る垂直壁状ガイド板を備えたサイドガイド装置におい
て、 上記垂直壁状ガイド板はガイド本体に有頭ピンにより支
持され且つ有頭ピンは有頭ピン後端部とガイド本体に固
定したシリンダーのシリンダーロッド先端部との双方に
設けた脱着機構を介してシリンダーに連結されており、
ガイド本体とガイド板とは平面断面で見てガイド板には
長尺材通板方向において段状部が形成されており、ガイ
ド本体には上記ガイド面の段状部と組合わさる段状部を
有し通板時の接触抵抗によるガイド板の移動を阻止する
機能を有していることを特徴とする長尺板搬送用サイド
ガイド装置である。
は、次のように構成される。すなわち、 搬送ラインの両側部に設けられ、水平状態で搬送される
長尺板の左右両端部と摺接しつつ上記長尺板をガイドす
る垂直壁状ガイド板を備えたサイドガイド装置におい
て、 上記垂直壁状ガイド板はガイド本体に有頭ピンにより支
持され且つ有頭ピンは有頭ピン後端部とガイド本体に固
定したシリンダーのシリンダーロッド先端部との双方に
設けた脱着機構を介してシリンダーに連結されており、
ガイド本体とガイド板とは平面断面で見てガイド板には
長尺材通板方向において段状部が形成されており、ガイ
ド本体には上記ガイド面の段状部と組合わさる段状部を
有し通板時の接触抵抗によるガイド板の移動を阻止する
機能を有していることを特徴とする長尺板搬送用サイド
ガイド装置である。
以下本考案を図面に従い詳細に説明する。
第１図〜第５図において、10は鋼板（ストリップ）等通
板材12に通板力を与えるロールである。又、１はガイド
装置を示し、ガイド側板２はピン４（第１〜４図）又は
ボルト13（第５図）によってガイド本体３に図示のよう
に固定される。通板材12は、これらロール10及びガイド
装置１によって案内され矢印の方向へ運ばれ前方へ移動
する。
板材12に通板力を与えるロールである。又、１はガイド
装置を示し、ガイド側板２はピン４（第１〜４図）又は
ボルト13（第５図）によってガイド本体３に図示のよう
に固定される。通板材12は、これらロール10及びガイド
装置１によって案内され矢印の方向へ運ばれ前方へ移動
する。
通板材12は、ロール10又はガイド後方（ライン長手方
向）に位置する巻取装置によって通板力を付加され、更
に通板材12の通板性を保つためにガイド装置１によって
案内されている。通板材12は案内を受けるガイド側板２
に接触しながら巻取られていくために、ガイド側板２に
は大きな通板抵抗が生じる。ここで、この大きな通板抵
抗をガイド本体３に伝えるためには、第５図に示す従来
方式のガイドにおいては、ガイド側板２をガイド本体３
に固定する方法としてボルト13を用い、そのボルト13の
剪断抵抗によって通板抵抗に抗している。又一方ガイド
側板２の長手方向位置を固定するために、ボルト13とガ
イド側板２及びガイド本体３の貫通穴14は０．５mm前後
の隙間しか許されない。このようなことからボルトサイ
ズが大きくなると共に、ボルト着脱に長時間を要する結
果となっている。
向）に位置する巻取装置によって通板力を付加され、更
に通板材12の通板性を保つためにガイド装置１によって
案内されている。通板材12は案内を受けるガイド側板２
に接触しながら巻取られていくために、ガイド側板２に
は大きな通板抵抗が生じる。ここで、この大きな通板抵
抗をガイド本体３に伝えるためには、第５図に示す従来
方式のガイドにおいては、ガイド側板２をガイド本体３
に固定する方法としてボルト13を用い、そのボルト13の
剪断抵抗によって通板抵抗に抗している。又一方ガイド
側板２の長手方向位置を固定するために、ボルト13とガ
イド側板２及びガイド本体３の貫通穴14は０．５mm前後
の隙間しか許されない。このようなことからボルトサイ
ズが大きくなると共に、ボルト着脱に長時間を要する結
果となっている。
これに対し、第１図〜第４図に示す本考案のガイド装置
においては、 (1) 先に述べた、通板抵抗に抗す機構として、第１
図，第２図のア部に示すように、ガイド本体３及びガイ
ド側板２の先端部（通板方向の先端）においてお互いが
向い合う段付構造を設けることによって、通板方向に生
じる通板抵抗を受けている。即ち、図示する如く、ガイ
ド本体３とガイド側板２とは平面断面で見てガイド側板
２には通板方向において段状部が形成されており、ガイ
ド本体３には上記ガイド側板２のガイド面の段状部と組
合わさる段状部を有し、これらの組合わせにより通板時
の接触抵抗によるガイド側板２の移動を阻止する機能を
有している。
においては、 (1) 先に述べた、通板抵抗に抗す機構として、第１
図，第２図のア部に示すように、ガイド本体３及びガイ
ド側板２の先端部（通板方向の先端）においてお互いが
向い合う段付構造を設けることによって、通板方向に生
じる通板抵抗を受けている。即ち、図示する如く、ガイ
ド本体３とガイド側板２とは平面断面で見てガイド側板
２には通板方向において段状部が形成されており、ガイ
ド本体３には上記ガイド側板２のガイド面の段状部と組
合わさる段状部を有し、これらの組合わせにより通板時
の接触抵抗によるガイド側板２の移動を阻止する機能を
有している。
(2) また、ガイド本体３とガイド側板２を接続する方
法として、第３図に示すごとく細めの有頭ピン４をガイ
ド本体３及びガイド側板２に貫通させた穴に通し、ガイ
ド本体３の外側に設置した引張シリンダー７によって、
シリンダー７のシリンダーロッド６先端部と有頭ピン４
後端部との双方に設けた着脱機構を介して有頭ピン４を
ガイド本体後方に引付けることによって、ガイド本体３
とガイド側板２を固定している。
法として、第３図に示すごとく細めの有頭ピン４をガイ
ド本体３及びガイド側板２に貫通させた穴に通し、ガイ
ド本体３の外側に設置した引張シリンダー７によって、
シリンダー７のシリンダーロッド６先端部と有頭ピン４
後端部との双方に設けた着脱機構を介して有頭ピン４を
ガイド本体後方に引付けることによって、ガイド本体３
とガイド側板２を固定している。
これらによって、本考案のガイド装置においては、通板
材の進行方向に生じる通板抵抗を簡易な段付構造によっ
て受け、着脱機構を介してピンに接続したシリンダーに
よってガイド側板２とガイド本体３を接続し、且つピン
４とガイド本体３の嵌合をルーズにするとともに、ピン
の締付をシリンダーを用いて自動化することによって、
従来方式の問題点を解決している。
材の進行方向に生じる通板抵抗を簡易な段付構造によっ
て受け、着脱機構を介してピンに接続したシリンダーに
よってガイド側板２とガイド本体３を接続し、且つピン
４とガイド本体３の嵌合をルーズにするとともに、ピン
の締付をシリンダーを用いて自動化することによって、
従来方式の問題点を解決している。
第１図から第４図に示す実施例は、熱延鋼板製造ライン
における鋼板ガイド装置である。この実施例ではピン４
をシリンダー７で固定する方法として第４図に示すごと
く、有頭ピン４の後端部にＴ字状突起部を形成すると共
にシリンダーロッド先端に上記Ｔ字状突起部の回転で脱
着するＴ字状空間を形成した固定金具を設け第４図(a)
で細めのピン４を挿入し(a)の状態でピン４を90゜回転さ
せピン４の先端をＴ字状にして形成した引掛突起部Ｔを
シリンダーロッド６の先端に固定した金具５によって引
掛け、シリンダーを後方へ引くことによって、ピン４を
所定位置に移動させ、ガイド本体３とガイド側板２を固
定している。
における鋼板ガイド装置である。この実施例ではピン４
をシリンダー７で固定する方法として第４図に示すごと
く、有頭ピン４の後端部にＴ字状突起部を形成すると共
にシリンダーロッド先端に上記Ｔ字状突起部の回転で脱
着するＴ字状空間を形成した固定金具を設け第４図(a)
で細めのピン４を挿入し(a)の状態でピン４を90゜回転さ
せピン４の先端をＴ字状にして形成した引掛突起部Ｔを
シリンダーロッド６の先端に固定した金具５によって引
掛け、シリンダーを後方へ引くことによって、ピン４を
所定位置に移動させ、ガイド本体３とガイド側板２を固
定している。
このピンをシリンダーで固定する方法としては、第６図
に示すように、鉛直方向にピンの貫通口Ｋを設けコッタ
ー16をシリンダー（図示せず）を用いて鉛直方向の動か
し、シリンダーと有頭ピンの脱着並びにピン移動を行な
いガイド本体３とガイド側板２を固定する等の方法を用
いることも可能である。
に示すように、鉛直方向にピンの貫通口Ｋを設けコッタ
ー16をシリンダー（図示せず）を用いて鉛直方向の動か
し、シリンダーと有頭ピンの脱着並びにピン移動を行な
いガイド本体３とガイド側板２を固定する等の方法を用
いることも可能である。
本考案のガイド装置によれば、従来方式のガイドで作業
要員４人〜５人、作業時間（取替）１時間が必要であっ
たものを、作業要員１人〜２人、作業時間（取替）15分
程度にすることができる。
要員４人〜５人、作業時間（取替）１時間が必要であっ
たものを、作業要員１人〜２人、作業時間（取替）15分
程度にすることができる。
（考案の効果） 以上説明した本考案においては、通板材の進行方向に生
じる通板抵抗をガイド板先端部の段付構造によりガイド
本体で受けとめるようにしたので、ガイド板とガイド本
体の固定は貫通孔内をルーズに通した有頭ピンで済み、
しかも有頭ピンの固定をガイド本体に固定したシリンダ
ーで着脱機構を介して行なうために組立て、取外しが簡
単で少ない人手で短時間で行なえる効果がある。
じる通板抵抗をガイド板先端部の段付構造によりガイド
本体で受けとめるようにしたので、ガイド板とガイド本
体の固定は貫通孔内をルーズに通した有頭ピンで済み、
しかも有頭ピンの固定をガイド本体に固定したシリンダ
ーで着脱機構を介して行なうために組立て、取外しが簡
単で少ない人手で短時間で行なえる効果がある。
第１図〜第４図は本考案の実施例の説明図で、第１図は
サイドガイド装置の全体説明図、第２図は第１図の組立
説明図、第３図は第２図におけるピン結合部の横断面
図、第４図(a)，(b)は第３図のピン及び金具の取付方法
を示す部分断面図、第５図は従来方式ガイドの横断面
図、第６図は他の実施例を表わす断面図である。 １…サイドガイド装置、２…ガイド側板、 ３…ガイド本体、 ４…ピン、 ５…金具、 ６…シリンダーロッド、 ７…シリンダー、 ８…取付ボルト（シリンダー）、 ９…金具取付ボルト、 10…ロール、 11…ガイド駆動ロッド、12…通板材、 13…側板取付ボルト、 14…貫通穴、 15…側板固定ナット、 16…コッター。
サイドガイド装置の全体説明図、第２図は第１図の組立
説明図、第３図は第２図におけるピン結合部の横断面
図、第４図(a)，(b)は第３図のピン及び金具の取付方法
を示す部分断面図、第５図は従来方式ガイドの横断面
図、第６図は他の実施例を表わす断面図である。 １…サイドガイド装置、２…ガイド側板、 ３…ガイド本体、 ４…ピン、 ５…金具、 ６…シリンダーロッド、 ７…シリンダー、 ８…取付ボルト（シリンダー）、 ９…金具取付ボルト、 10…ロール、 11…ガイド駆動ロッド、12…通板材、 13…側板取付ボルト、 14…貫通穴、 15…側板固定ナット、 16…コッター。
Claims (1)
- 【請求項１】搬送ラインの両側部に設けられ、水平状態
で搬送される長尺板の左右両端部と摺接しつつ上記長尺
板をガイドする垂直壁状ガイド板を備えたサイドガイド
装置において、 上記垂直壁状ガイド板はガイド本体に有頭ピンにより支
持され且つ有頭ピンは有頭ピン後端部とガイド本体に固
定したシリンダーのシリンダーロッド先端部との双方に
設けた脱着機構を介してシリンダーに連結されており、
ガイド本体とガイド板とは平面断面で見てガイド板には
長尺材通板方向において段状部が形成されており、ガイ
ド本体には上記ガイド面の段状部と組合わさる段状部を
有し通板時の接触抵抗によるガイド板の移動を阻止する
機能を有していることを特徴とする長尺板搬送用サイド
ガイド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987190676U JPH06168Y2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 長尺板搬送用サイドガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987190676U JPH06168Y2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 長尺板搬送用サイドガイド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0196206U JPH0196206U (ja) | 1989-06-26 |
| JPH06168Y2 true JPH06168Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31481627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987190676U Expired - Lifetime JPH06168Y2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 長尺板搬送用サイドガイド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06168Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101148942B1 (ko) * | 2009-05-26 | 2012-05-22 | 현대제철 주식회사 | 측면안내장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54165532U (ja) * | 1978-05-10 | 1979-11-20 |
-
1987
- 1987-12-17 JP JP1987190676U patent/JPH06168Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101148942B1 (ko) * | 2009-05-26 | 2012-05-22 | 현대제철 주식회사 | 측면안내장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0196206U (ja) | 1989-06-26 |
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