JPH0616861U - 酸素センサ - Google Patents

酸素センサ

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JPH0616861U
JPH0616861U JP5391592U JP5391592U JPH0616861U JP H0616861 U JPH0616861 U JP H0616861U JP 5391592 U JP5391592 U JP 5391592U JP 5391592 U JP5391592 U JP 5391592U JP H0616861 U JPH0616861 U JP H0616861U
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JP
Japan
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terminal
cap
seal cap
lead harness
harness
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Pending
Application number
JP5391592U
Other languages
English (en)
Inventor
典之 阿部
Original Assignee
日本電子機器株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0616861U publication Critical patent/JPH0616861U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リードハーネス17が引っ張られた場合のシ
ールキャップ15接合面の剥離,シール性の低下を防止
し、かつターミナル18のコンタクトピン11への挿入
を容易にする。 【構成】 ターミナル18を備えたリードハーネス17
がシールキャップ15成形時にモールドされ、該シール
キャップ15と一体化されている。リードハーネス17
先端のターミナル18は、リードハーネス17の径より
拡大した肩部18dを有し、該肩部18dがターミナル
支持凹部19の底面19aに当接しているとともに、タ
ーミナル支持凹部19に嵌合して固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車用内燃機関の排気中の酸素濃度の検出などに用いら れる酸素センサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば内燃機関の空燃比フィードバック制御システムにおいては、排気管に酸 素センサが配設され、排気中の残存酸素濃度の検出を行っているが、この酸素セ ンサを車両床下位置などに配置する場合には、路面の雨水等がかかり易いことか ら、酸素センサに高い防水性能が要求される。
【0003】 従来、酸素センサの本体部分から引き出されるリードハーネスは、センサ端部 をシールする合成樹脂製のシールキャップの貫通孔に対しテーパ状のゴム製ブッ シュを介してシールされていたが、このゴム製ブッシュでは高温下での劣化が早 く、十分なシール性能が得られない。そこで、本出願人は、先に、リードハーネ スを合成樹脂製シールキャップの成形時に金型内に配して一体にモールド成形す るようにしたシール構造を提案している(実開平2−91955号公報参照)。
【0004】 図3は、このシール構造を適用した酸素センサの要部を分解状態で示すもので 、絶縁材21を囲む円筒状をなす金属製のインナキャップ22の端部に、同じく 金属製のアウタキャップ23が嵌合装着され、かつかしめ止めされるようになっ ている。アウタキャップ23内には、略円柱状をなすシールキャップ24が固定 され、インナキャップ22との間をシールしている。シールキャップ24は、例 えばふっ素樹脂からなり、その成形時に3本のリードハーネス25が一体にモー ルド成形されている。このリードハーネス25は、それぞれ先端に金属片からな るターミナル26を備えており、インナキャップ22端部に突出する棒状のコン タクトピン27が各ターミナル26に挿入されるようになっている。尚、シール キャップ24のフランジ部24aとアウタキャップ23との間には、グラファイ トからなるシールリング28が介装されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記リードハーネス25の皮覆は例えばシールキャップ24と同様のふっ素樹 脂から構成されているが、このものをシールキャップ24成形時にモールドした としても、両者の接合強度は比較的低い。そのため、シールキャップ24と一体 となったリードハーネス25が強く引っ張られると、シールキャップ24との接 合面で剥離が生じることがあり、両者間のシール性が急激に失われてしまう、と いう問題がある。またアウタキャップ23をインナキャップ22に組み付ける際 に、ターミナル26をコネクトピン27に対し圧入してやる必要があるが、上記 構成では、ターミナル26を具備したリードハーネス25が撓み変形するので、 挿入時の作業性が悪く、かつ誤組付の虞れもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案は、円筒状をなすインナキャップの端部にアウタキャップを 嵌合装着し、かつ該アウタキャップ内に固定される合成樹脂製のシールキャップ にリードハーネスを貫通させるとともに、上記アウタキャップから突出したコン タクトピンが挿入されるターミナルを上記リードハーネス先端に設けた酸素セン サにおいて、上記リードハーネスを上記シールキャップと一体にモールド成形す るとともに、リードハーネスの径よりも拡大したターミナルの肩部をシールキャ ップ内壁面に当接させたことを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記構成では、ターミナルの肩部がシールキャップ内壁面に当接しているので 、リードハーネスが引き抜き力を受けたとしても、その当接部で物理的な係合力 が得られ、リードハーネスとシールキャップとの接合面が剥離することはない。 また、ターミナルがシールキャップに固定された形となり、コネクトピンの挿入 が確実かつ容易となる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】 図2は、この考案に係る酸素センサの全体の構成を示している。図において、 1はジルコニア等のセラミックスからなる一端が閉塞されたチューブ状のセンサ 素子であり、このセンサ素子1は、金属製のホルダ2中央部に嵌合して保持され ている。センサ素子1の外周は、スリット状の通気孔を有する保護管3によって 覆われている。またセンサ素子1の基端側はセラミックス製の中間絶縁材4によ って押さえ付けられており、該中間絶縁材4に更に基端側絶縁材5が連接されて いる。尚、センサ素子1基端と中間絶縁材4との間には、出力信号取出のための コンタクトプレート6が挾持されており、該コンタクトプレート6に、ワイヤ状 をなす出力端子7先端が導通している。また、センサ素子1中空部内に達するよ うに棒状のセラミックスヒータ8がセンサ中心軸に沿って配置されており、該セ ラミックスヒータ8基端部に、ワイヤ状をなすヒータ用端子9先端が導通してい る。また、これらの他に同じくワイヤ状をなすアース端子10が設けられている (図1参照)。これらの各端子7,9,10は、基端側絶縁材5の基端部を貫通 して配置されており、それぞれ棒状のコンタクトピン11として突出している。
【0010】 上記の絶縁材4,5の外周は、ホルダ2にレーザー溶接された円筒状の金属製 インナキャップ12によって覆われている。そして、このインナキャップ12の 基端部内側には皿ばね13が配置され、絶縁材4,5をセンサ素子1側へ押し付 けている。また、インナキャップ12基端部には、更に円筒状のアウタキャップ 14が嵌合装着されている。このアウタキャップ14はインナキャップ12と同 様の金属製のもので、インナキャップ12に嵌合した大径部14aが外周の数箇 所でインナキャップ12に対しかしめ止めされている。そして、このアウタキャ ップ14内に、センサ基端部をシールする略円柱状のシールキャップ15が固定 されている。尚、シールキャップ15のフランジ部15aとアウタキャップ14 の大径部14a内壁面との間には、グラファイト製のシールリング16が介装さ れている。
【0011】 上記シールキャップ15は、耐熱性に優れたPTFE等のふっ素樹脂にて成形 されたもので、その成形時に、金型の所定位置に3本のリードハーネス17がセ ットされて、該リードハーネス17が一体にモールド成形されている。上記リー ドハーネス17は、芯線をふっ素樹脂にて皮覆したものであって、先端に金属片 からなるターミナル18が取り付けられている。このターミナル18は、図1に 詳示するように、リードハーネス17の芯線を挾持するように偏平な円筒状に折 り曲げられたハーネス接続部18aと、コンタクトピン11を挾持するように互 いに対向する一対のピン接続部18bとからなり、かつピン接続部18b先端に は、更に内側へ折り曲げられた係止片18cが設けられている。上記ハーネス接 続部18aはリードハーネス17と略同様の太さに形成されているが、ピン接続 部18bはリードハーネス17の径よりも拡大している。そして、シールキャッ プ15内側に凹設されたターミナル支持凹部19内にピン接続部18bが嵌合し た形となっており、リードハーネス17の径よりも拡大したピン接続部18bの 肩部18dがシールキャップ15内壁面つまりターミナル支持凹部19の底面1 9aに当接している。
【0012】 従って上記構成によれば、シールキャップ15とリードハーネス17の皮覆と が一体に成形されているので、酸素センサのシール性の上で問題となるリードハ ーネス17とシールキャップ15との間が確実にシールされ、かつ耐久性の点で も優れたものとなる。そして、リードハーネス17が強く引っ張られたような場 合でも、リードハーネス17先端のターミナル18がシールキャップ15に物理 的に係合しているので、リードハーネス17とシールキャップ15との接合面に 引き抜き力が作用することがなく、両者間の剥離が確実に防止される。つまりリ ードハーネス17が強く引っ張られた際にシール性の低下を来すことがない。ま た各ターミナル18がシールキャップ15のターミナル支持凹部19において固 定されているため、シールキャップ15を保持したアウタキャップ14をインナ キャップ12に組み付けるに際して、アウタキャップ14を単に押し込むだけで 各ターミナル18がコンタクトピン11に確実に装着されるようになり、その作 業性が向上する。しかも、ターミナル18の誤組付も防止される。
【0013】 尚、上記実施例では、ターミナル18の支持を一層確実なものとするために、 ターミナル18がターミナル支持凹部19に嵌合しているが、シールキャップ1 5の形状を単純化するためにシールキャップ15内壁面を平坦面とし、ここにタ ーミナル18の肩部18dを当接させるようにしても良い。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、この考案に係る酸素センサにおいては、シール キャップとリードハーネスとの間のシールが確実なものとなり、リードハーネス が強く引っ張られた場合でも、両者間のシール性が低下することがない。また、 シールキャップを備えたアウタキャップとインナキャップとの組付に際して、タ ーミナルとコンタクトピンとの挿入作業が確実かつ容易なものとなり、作業性が 向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る酸素センサの要部を分解状態で
示す断面図。
【図2】酸素センサ全体の構成を示す断面図。
【図3】従来における酸素センサの要部を分解状態で示
す断面図。
【符号の説明】
11…コンタクトピン 12…インナキャップ 14…アウタキャップ 15…シールキャップ 17…リードハーネス 18…ターミナル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状をなすインナキャップの端部にア
    ウタキャップを嵌合装着し、かつ該アウタキャップ内に
    固定される合成樹脂製のシールキャップにリードハーネ
    スを貫通させるとともに、上記アウタキャップから突出
    したコンタクトピンが挿入されるターミナルを上記リー
    ドハーネス先端に設けた酸素センサにおいて、上記リー
    ドハーネスを上記シールキャップと一体にモールド成形
    するとともに、リードハーネスの径よりも拡大したター
    ミナルの肩部をシールキャップ内壁面に当接させたこと
    を特徴とする酸素センサ。
JP5391592U 1992-07-31 1992-07-31 酸素センサ Pending JPH0616861U (ja)

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JP5391592U JPH0616861U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 酸素センサ

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JP5391592U JPH0616861U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 酸素センサ

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JPH0616861U true JPH0616861U (ja) 1994-03-04

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ID=12956010

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JP5391592U Pending JPH0616861U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 酸素センサ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10505428A (ja) * 1995-06-30 1998-05-26 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 測定センサに用いられる接続ライン
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