JPH0616765B2 - Nmr装置 - Google Patents
Nmr装置Info
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- JPH0616765B2 JPH0616765B2 JP2217286A JP21728690A JPH0616765B2 JP H0616765 B2 JPH0616765 B2 JP H0616765B2 JP 2217286 A JP2217286 A JP 2217286A JP 21728690 A JP21728690 A JP 21728690A JP H0616765 B2 JPH0616765 B2 JP H0616765B2
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- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
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Description
関する。更に具体的に云えば、この発明は送信RF励振
磁界の均質性並びに受信NMR信号の均質性を測定する
装置に関する。
びパルス状無線周波磁界の組合せを用いて、作像しよう
とするサンプルの選ばれた領域内にある核スピンからの
NMR作像情報を求める。典型的には、サンプルは、正
味の磁気モーメントを持つ核スピンを分極させる様に作
用する静磁界の中に位置ぎめされ、より多くの数のスピ
ンが分極磁界と整合し、相加わって正味の磁化を発生す
る様にする。個々の分極した核スピン、従って正味の磁
化Mが、分極磁界の軸線の周りに、磁気回転定数に磁界
の大きさを乗じた値に等しい周波数で共鳴、即ち歳差運
動をする。この関係はラーモアの関係と呼ばれている。
各々のNMR同位元素は固有の磁気回転比を持つ。水素
の原子核(生体で最も豊富な原子核)では、磁気回転比
は約42.58MHz/テスラである。例えば、磁界が約
1.5テスラであると、このラーモアの関係から予測さ
れる水素の原子核に対する共鳴周波数は約63.9MHz
になる。
極磁界の軸線と一致する状態から離す様に回転させる。
この回転は、ラーモアの関係によって決定されるのと同
じ周波数の無線周波励振磁界を用いて行なわれる。正味
の磁化が回転する角度すなわちフリップ角は、無線周波
励振信号の磁界の強度とその持続時間とに関係する。無
線周波励振パルスの終りに、原子核は、通常のスピン状
態に緩和する際、励振に使ったのと同じ無線周波の減衰
信号を発生する。このNMR信号を受信コイルで拾い、
増幅し、NMR装置によって処理する。
波磁界の強度と持続時間とに関係する。一般的にNMR
作像には、正味の核の磁化をある特定された角度だけ回
転することが要求される。この特定の角度とは違った角
度に回転すると、再生像に種々の問題が起ることがあ
る。こう云う問題の詳しい説明並びにその1つの解決策
が、米国特許第4,443,760号に記載されてい
る。
信信号にゴーストと云う人為効果(アーチファクト)を
加える他に、受信NMR信号の振幅を大幅に減少する。
受信される無線周波NMR信号はよい場合でも小さいか
ら、それが減少し、それに伴って信号対雑音比が悪くな
ることは望ましいことではない。
波磁界の強度及びパルスの持続時間の組合せは、作像す
る対象によって変わる。一般的に、作像する対象の質量
が大きければ大きい程、磁界の強度並びに/又はパルス
の持続時間が増加する。更に、必要な磁界の強度及び持
続時間は、作像する物質を励振する為に、その中を励振
用の無線周波パルスが通らなければならない物質の種類
によっても変化する。作像する対象が例えば人体の一部
分である場合、無線周波磁界による励振は、患者の体
重、作像する身体の部分、並びに身体の脂肪の割合に取
分け影響される。
のラーモア周波数である様に保証する為、RF送信機及
び受信機の周波数を調節するのが普通である。この手順
が米国特許第4,806,866号に記載されており、
この米国特許には、各々のNMR走査の始めに、最善の
RF送信機及び受信機の周波数を自動的に決定する較正
順序が説明されている。
界パルスによって正確な90゜及び180゜のフリップ
角が生ずる様に、送信されるRF励振磁界の強度及びR
F受信機の利得を調節するのが普通である。
R信号を引出すのに最適の周波数、強度及び持続時間を
持つことが保証されるが、これは必ずしも、予想される
RF励振磁界が関心のある領域全体にわたって一様に作
られること、又はその結果得られるNMR信号が関心の
ある領域の中の全ての場所から一様に受信されることを
意味するものではない。事実、検査される対象を負荷と
する大抵の送信コイルによって発生されるRF磁界は均
質ではなく、同様に、大抵の受信コイルの受信磁界も均
質ではない。これは、人体の特定の領域を作像する様に
設計された比較的小さいコイルである所謂表面コイルの
場合、特にそうである。送信及び受信コイルの磁界が均
質であっても、対象の中に入るRF磁界の浸透は関心の
ある領域全体にわたって一様ではないことがあり、対象
物又は検査されるサンプルは一様でない形でコイルの負
荷となることがある。更に、送信及び受信コイルの間の
相互インダクタンスが、送信及び受信磁界に一層の非均
質性を招くことがある。
と、望ましくない低周波数の像の強度の陰影を招く。こ
れは、再生像中で、露出不足の写真と似た暗い領域又は
露出過剰の写真と似た明るい領域となって現れる場合が
多い。
に、RF受信磁界の受信度のマップを作る方法と手段に
関する。更に具体的に云えば、この発明は、各々の配列
が相異なるRF励振磁界の強度で実施されたNMR走査
によって発生される様にして、1組の強度配列を発生す
る手段と、1組の強度配列中の対応するデータ要素の各
組に曲線を当はめる手段と、当はめた各々の曲線に於け
るピークを決定して、該ピークから、送信配列及び受信
配列中の対応するデータ要素を発生する手段と、RF磁
界の非均質性をデータ要素の強度によって示す磁界マッ
プを発生する手段とを有する。
均質性を定量的に示す表示を作ることである。受信配列
のデータをいろいろな方法で組合せて、RF受信磁界の
非均質性を表わす磁界マップを作ることが出来る。同様
に、RF送信磁界の非均質性を表わす送信配列のデータ
から、別個の磁界マップを作ることが出来る。
RF励振磁界及びRF受信磁界の非均質性の検出及び評
価を容易にする様な手順と装置を提供することである。
この発明は、それ自身のRF装置を較正し、検査し又は
その問題を診断する様にNMR装置によって実行するこ
とが出来る手順を提供する。これは、NMR装置に使わ
れるRF励振コイル及びRF受信コイルの性能と、その
性能がNMR走査の対象によって並びに相互によってど
の様に影響されるかを評価するのに特に役立つ。
性による、収集されたNMRデータに対する影響から、
RF送信磁界の非均質性による、収集されたNMRデー
タに対する影響を分離する手段を提供することである。
RFの非均質性の「組合せ」の影響は、均質な対象を走
査することによって発生される像の陰影として容易に認
められる。この発明は、RF送信磁界の非均質性だけ又
はRF受信磁界の非均質性だけを表わす別々の像を作る
ことが出来る様にする。この為、RFの問題を一層明確
に且つ別々に区別することが出来る。
説明から明らかになろう。この説明で図面を参照し、こ
の図面には例としてこの発明の好ましい実施例を示して
あるが、この実施例は必ずしもこの発明の範囲全体を表
わすものではなく、この発明の範囲の解釈に当たっては
特許請求の範囲を参照されたい。
イから「シグマ」の商標名で販売される、この発明を用
いた好ましいNMR装置の主な部品がブロック図で示さ
れている。装置の全体的な動作は、全体を100で示し
たホスト・コンピュータ・システムによって制御され
る。このシステムは主コンピュータ101(例えばデー
タ・ゼネラルMV4000)を含む。コンピュータには
インターフェース102が付設されており、これを介し
て複数個のコンピュータの周辺装置及びNMR装置のそ
の他の部品が結合されている。コンピュータの周辺装置
の中には磁気テープ駆動装置104があり、これは患者
データ及び像をテープを記録する為に、主コンピュータ
の指示のもとに利用することが出来る。処理済み患者デ
ータは110で示した像ディスク記憶装置にも記憶する
ことが出来る。データの予備処理及び像の再生の為にア
レー・プロセッサ106を利用する。像プロセッサ10
8の機能は、拡大、像の比較、グレースケールの調節及
び実時間のデータ表示の様な対話形の像の表示の操作を
行なうことである。コンピュータ・システムが、112
で示したディスク・データ記憶装置を利用して生のデー
タ(即ち像を構成する前のデータ)を記憶する手段を備
えている。オペレータ・コンソール116もインターフ
ェース102を介してコンピュータに結合されていて、
患者の検査に関するデータ、並びに較正、走査の開始と
終了の様なNMR装置の正しい動作に必要なこの他のデ
ータを入力する手段をオペレータに提供する。オペレー
タ・コンソールは、ディスク又は磁気テープに記憶され
た像を表示する為にも使われる。
び勾配増幅器装置128を介してNMR装置に対する制
御作用を行なう。コンピュータ100が周知の形で(イ
ーサネット回線の様な)直列ディジタル通信回線103
を介して、システム制御装置118と連絡する。システ
ム制御装置118は、パルス制御モジュール(PCM)
120、無線周波トランシーバ122、状態制御モジュ
ール(SCM)124、及び部品を付勢するのに必要な
全体を126で示した電源の様な幾つかの部分装置を含
んでいる。PCM 120が主コンピュータ101から
供給された制御信号を利用して、勾配コイルの励振を制
御するディジタル波形や、RF励振パルスを変調する為
にトランシーバ122で使われるRF包絡線波形の様な
ディジタル・タイミング及び制御信号を発生する。勾配
波形が、Gx ,Gy 及びGz 増幅器130,132,1
34で構成された勾配増幅器装置128に印加される。
各々の増幅器130,132,134を利用して、磁石
集成体146の一部分であって、全体を136で示した
集成体の対応する勾配コイルを励振する。励振された
時、勾配コイルが、主分極磁界と同じ方向に磁界の勾配
Gx ,Gy ,Gz を発生する。勾配はデカルト座標系の
互いに直交するX,Y,Z方向を持つ。即ち、主磁石
(図面に示してない)によって発生される磁界がZ方向
であって、それをB0 と呼ぶことにし、Z方向の合計磁
界をBz と呼ぶことゝすると、Gx =δBz /δx ,G
y =δBz /δy ,Gz =δBz /δz であり、任意の
点(x,y,z)に於ける磁界はB(x,y,z)=B
0 +Gx X+Gy Y+Gz Zによって表わされる。
138によって発生される無線周波パルスと組合せて、
勾配磁界を利用して、検査する患者の領域から出て来る
NMR信号に空間情報を符号化する。パルス制御モジュ
ール120によって発生される波形及び制御信号をトラ
ンシーバ122がRF搬送波の変調及びモードの制御に
利用する。送信モードでは、送信機が、制御信号に従っ
て、無線周波波形をRF電力増幅器123に供給し、そ
れが主磁石集成体146の中にあるRFコイル138を
付勢する。患者の励振された原子核から放射されるNM
R信号が、送信に使われたのと同じ又は異なるRFコイ
ルによって感知される。信号はトランシーバ122の受
信機部分で検出され、増幅され、復調され、フィルタに
かけられてディジタル化される。処理済み信号が、イン
ターフェース102とトランシーバ122を結合する専
用の一方向高速ディジタル回線105を介して、処理の
為に主コンピュータ101に伝達される。
り、その両方が主コンピュータ101、患者位置ぎめ装
置152の様な周辺装置、及び相互に、直列通信回線1
03を介して連絡する。PCM 120及びSCM 1
24は何れも、主コンピュータ101からの指令を処理
する16ビット・マイクロプロセッサ(例えばインテル
8086)で夫々構成される。SCM 124が、患者
揺台の位置、及び可動の患者整合用扇形光ビーム(図に
示してない)の位置に関する情報を収集する手段を含
む。主コンピュータ101がこの情報を使って、像の表
示及び再生パラメータを変更する。SCM 124は、
患者輸送及び整合装置の作動の様な機能をも開始する。
38は、分極磁界を発生するのに使われる磁石の中孔の
中に取付けられている。磁石が主磁石集成体の一部分を
形成する。この集成体は患者整合装置148、シム・コ
イル電源140及び主磁石電源142を含む。シム電源
140を利用して、主磁石に関連するシム・コイルを付
勢する。こう云うコイルは、分極磁界の非均質性を補正
する為に使われる。抵抗形磁石の場合、主磁石電源14
2を利用して磁石を連続的に付勢する。超導電形磁石の
場合、主磁石電源142は、磁石が発生する分極磁界を
適正な動作強度に持って来る為に利用され、その後は切
離される。永久磁石の場合、電源142は必要ではな
い。
び患者位置ぎめ装置152と組合さって作用する。外部
の源からの干渉を最小限に抑える為、主磁石集成体、勾
配コイル集成体、RF送信及び受信コイル、及び患者取
扱装置で構成されるNRM装置の部品は、全体を144
で示したRF遮蔽室の中に封入されている。この遮蔽は
一般的に、室全体を包み込む銅又はアルミニウムのスク
リーンの網目によって施される。スクリーンの網目が装
置によって発生されるRF信号が外に漏れない様にする
と共に、装置を室外で発生されたRF信号から遮蔽す
る。63乃至64MHz の動作周波数範囲では、約100
dbの両方向減衰が典型的である。
ンシーバ122が、電力増幅器123を介してコイル1
38AにRF励振磁界B1 を発生する部品と、コイル1
38Bに誘起されたNMR信号を受取る部品とを含む。
RF励振磁界の基本周波数又は搬送波周波数が周波数合
成器200によって発生される。これは主コンピュータ
101から通信回線103を介して1組のディジタル信
号(CF)を受取る。こう云うディジタル信号は、1ヘ
ルツの分解能で、出力201に発生すべき周波数を示
す。指令されたRF搬送波が変調器202に印加され、
そこで線203を介して受取った信号に応答して、周波
数及び振幅変調され、その結果得られたRF励振信号
が、線204を介してPCM 120が受取る制御信号
に応答して、ターンオン及びターンオフされる。線20
5を通るRF励振パルス出力の大きさが送信減衰回路2
06によって減衰させられる。この回路は、主コンピュ
ータ101から通信回線103を介してディジタル信号
TAを受取る。減衰させられたRF励振パルスが電力増
幅器123に印加され、これがRF送信コイル138A
を駆動する。
て発生されたNMR信号を受信コイル138Bで拾い、
受信機207の入力に印加する。受信機207がNMR
信号を増幅し、その後、この信号が主コンピュータ10
1から回線103を介して受取ったディジタル減衰信号
(RA)によって決定された量だけ減衰させられる。受
信機207も、PCM 120から線208を介して送
られる信号によってターンオン及びターンオフされ、実
施される特定の収集によって要求される期間の間だけ、
NMR信号が収集される様にする。
2つの信号I及びQを発生し、それがフィルタを介し
て、包括的に215で示した1対のアナログ・ディジタ
ル変換器に結合される。こう云うA/D変換器が制御線
208によって付能され、有効な信号が存在する時だ
け、ディジタル化されたNMRデータを発生する。デー
タが線105を介して主コンピュータ101に出力され
る。A/D変換器の入力にあるフィルタが、I及びQの
帯域幅を制限する為に、主コンピュータ101によって
制御される。直角検波器209は第2の周波数合成器2
10からのRF基準信号をも受取り、直角検波器209
がそれを利用して、NMR信号の内、送信されたRF搬
送波と同相である成分の振幅、並びにNMR信号の内、
それに対して直角位相である成分の振幅を感知する。周
波数合成器210は、復調信号の周波数を決定するディ
ジタル信号(CF)を回線103を介して受取る。2つ
の合成器200,210の位相は線211を介して固定
され、大抵の測定では、2つの合成器の周波数は同じで
ある。
る形式であって、2次元「スピン捩れ形(spin-war
p)」とも呼ばれる種類の普通の作像パルス順序におけ
る2つのビュー(view)が示されている。このパルス順
序は、周知の様に、検査する物体の像を再生する為の作
像用NMRデータを求めるのに役立つ。2つのビューを
A及びBと記してあり、それらは位相符号化勾配磁界G
y を別とすると同一である。各々のビューは、位相が交
互に変わるRF励振パルスを利用する。米国特許第4,
443,760号に記載されている様に、こう云うパル
スは位相が交互に変わるNMR信号S1 (t)及び
S1 ′(t)を発生して、NMR装置内の特定のベース
ライン誤差を相殺する。
ルスの存在のもとに、選択性90゜RF励振パルスが印
加される。パルス制御モジュール120(第1図)が周
波数合成器200及び変調器202(第2図)に対して
必要な制御信号を供給し、その結果得られる励振パルス
が、作像する物体の予定の領域だけにある核スピンを励
振するのに正しい位相及び周波数になる様にする。典型
的には、励振パルスは(sin x)/x関数で振幅変調
することが出来る。合成器200の周波数は、印加され
る分極磁界の強度並びに作像する特定のNMR種目に、
周知のラーモア方程式に従って依存する。パルス制御モ
ジュール120が勾配電源128にも作動信号を印加し
て、この場合はGz 勾配パルスを発生する。
スが期間2に同時に印加される。期間2のGz 勾配は位
相戻し(rephasing)パルスであって、典型的には、期
間2にわたる勾配波形の時間積分が期間1にわたるGz
勾配波形の時間積分の−1/2倍に大体等しくなる様に選
ばれる。負のGz パルスの作用は、期間1に励振された
核スピンの位相戻しをすることである。Gy 勾配パルス
は、勾配の方向に空間情報を符号化する為に、ビュー
A,B,……等の各々で異なる振幅を持つ様に選ばれた
位相符号化パルスである。相異なるGy 勾配の振幅の数
は、典型的には、再生像が位相符号化方向(Y方向)に
持つ画素分解要素の数に少なくとも等しくなる様に選ぶ
のが典型的である。典型的には、完全なNMR走査には
128個、256個又は512個の相異なる勾配Gy の
振幅が用いられ、典型的なNMR装置では、Gy の値
は、NMR走査が完了するまで、ビュー毎に一定量だけ
増分的に変えられる。
1 (t)の発生時刻を期間4に遅延させる為に、予定量
だけ励振された核スピンを位相外しするのに必要な位相
外し(dephasing)パルスである。スピンエコーNMR
信号は、典型的には期間3に180゜RFパルスを印加
することによって発生される。公知の様に、180゜R
Fパルスは、スピンエコー信号を発生する様に、装置に
よって誘起された位相外し(即ち化学的な理由によらな
い位相外し)の方向を反転するパルスである。スピンエ
コーNMR信号が、期間4に、読出し勾配パルスGx の
存在のもとに標本化され、この読出し勾配の方向(X方
向)に空間情報を周波数符号化する。
うことにより、ベースライン誤差成分を除くことが出来
る。この2回目の測定は、1番目と略同一であるが、ビ
ューAの期間5に於けるRF励振パルスは、ビューAの
期間1に於ける励振パルスに対して180゜位相がずれ
る(これを負の符号で示してある)様に選ばれている点
が異なる。その結果、期間8のスピンエコーNMR信号
S1 ′(t)は期間4のスピンエコー信号S1 (t)に
対して180゜位相がずれている。信号S1 ′(t)を
S1 (t)から減算すれば、信号の内、信号S1 ′
(t)で符号が反転している成分だけが残る。この為、
ベースライン誤差成分が相殺される。ビューB,C,D
等に対し、そして位相符号化勾配Gy の全ての値に対
し、第3図のパルス順序を繰返す。
たNMRデータが像データ配列250にディジタル形式
で記憶される。像データ配列250は2次元の配列であ
って、標本化されてディジタル化された各々のNMR信
号を、配列の行(読出し次元)に沿った一連の要素とし
て記憶する。このデータの各々の行が特定のビューに関
係しており、それらが配列の別の次元、即ち位相符号化
の次元に沿って、順次配置される。周知の様に、その後
像データ配列250に対して2次元フーリエ変換を実施
して、2次元表示データ配列251を発生する。表示デ
ータ配列251を例えばCRTに写像し、そのスクリー
ンの各々の画素の輝度を制御することが出来る。表示デ
ータ配列251の各々の要素は、その強度により、作像
されたスライスの対応するx,y位置で受信したNMR
信号のレベルを示す。こう云う強度の値が、CRTスク
リーン上の対応する画素の輝度を制御して、像を発生す
る。
があることが理解されよう。実際には、像データ配列2
50は、収集されたNMR信号の同相(I)の値に対し
て1つ、直角位相(Q)の値に対して1つの2つの配列
として存在する。こう云う複素数の値に対してフーリエ
変換が実施され、こうして変換された配列の対応する要
素の自乗の和の平方根を計算することにより、表示デー
タ配列251が発生される。この他の多くのNMRパル
ス順序及び処理方法を用いて、表示データ配列251を
発生出来ること、並びにこの発明がその全てに適用し得
ることを承知されたい。
イル138A(第2図)が、関心のある領域全体にわた
って、正しい強度及び持続時間を持つ一様な又は均質な
RF励振磁界を発生することが必要である。そうでない
と、励振されたスライス内の相異なる場所にある核スピ
ンの磁化は、第3図のパルス順序によって示す様な所望
の90゜及び180゜だけ傾かない。その為、こう云う
場所で発生されたNMR信号は、正しい振幅を持たず、
表示データ配列251(第4図)内の対応する場所は正
しくない強度の値を持つことになる。好ましい実施例の
パルス順序では、この結果、表示データ配列251中に
強度の値が小さい領域が生じる。この様な強度の値の小
さいことによって、表示される像に望ましくない暗い陰
影が生ずる。
わたってRF励振磁界が均質に発生されたとしても、こ
れは全ての核スピンから「見た」磁界が同じであるこ
と、又は受信コイル138Bが関心のある領域全体にわ
たって、その結果生じたNMR信号を一様に受信するこ
とを保証するものではない。例えば、患者の負荷作用に
より、本来であれば均質な無負荷コイル138AのRF
励振磁界が歪められたり、或いは受信コイル138Bの
受信磁界が均質でなくなることがある。その結果、やは
り表示データ配列251の強度の値に歪みが生じ、その
為に表示される像に陰影の効果が起る。
影響が第5図に例示されている。曲線255は、印加さ
れたRF励振磁界の強度の関数として、核スピンの或る
容積要素(voxe1 )によって発生された受信NMR信号
の強度を示すグラフである。RF励振磁界の強度並びに
/又は持続時間の変化があると、これは正味の磁化のフ
リップ角(θ)の変化に対応する。第3図のパルス順序
に対する曲線255は、sin3 θの形を有する。
て、核スピンから見ると正確な90゜及び180゜パル
スである場合、点256に示す様な最大のNMR信号が
発生される。他方、RF送信磁界の強度が一層小さい為
に、核スピンのフリップ角が小さいと、点257で示す
様に、発生されるNMR信号は小さくなる。同様に、核
スピンが若干一層強いRF送信磁界の強度に曝される
と、点258で示す様に、NMR信号が弱くなる。この
為、送信されるRF励振磁界の非均質性によるNMR信
号の変動は、この鐘型曲線255上にある。
ても、受信NMR信号の強度の変動が起る。この変動が
第5図に破線の曲線260,261で示してある。曲線
255,260,261の形は同じ(即ち、sin3 θ)
であるが、その振幅が異なる。破線の曲線260は、受
信コイル138Bの感度が一層高い様な関心のある領域
内の場所から受信したNMR信号のグラフであり、破線
の曲線261は受信感度並びに/又は信号強度が一層小
さい領域から受信したNMR信号のグラフである。
均質性を別々に定量的に測定して、役に立つ様な形でそ
の情報を表示する手順である。この手順をNMR装置の
較正過程の一部分として用いてもよいし、選ばれたNM
R走査の直前に使ってもよいし、或いは像の望ましくな
い陰影効果の原因を捜す場合、故障診断の手段又は設計
の手段として用いてもよい。この情報は、後からの像強
度の補正に使ってもよい。この発明の手順は、CPU
101によって実行される磁界マップ作成プログラムの
指示のもとに、上に述べた様にNMR装置によって実行
される。
プログラムに275から入り、プロセス・ブロック27
6で示す様に、収集パラメータを入力して設定する。こ
う云うパラメータは主にNMR走査に使われるパルス順
序の細部に関係するものであり、第3図の特定のパルス
順序では、その中には次のものが含まれる。
277で示す様に、予備走査を実施する。この予備走査
は送信減衰(TANOM )及び受信減衰(RANOM )の公
称値を戻す。こう云う公称値は、物体の投影の積分を最
大にするレベルであ る。公称の送信減衰(TANOM )
は、選ばれたスライス中にある核スピンのバルクに90
゜及び180゜のプリップ角を発生する値であり、公称
の受信減衰(RANOM )は受信NMR信号のピーク値
が、送信減衰が公称値に設定された時に、A/D変換器
の範囲を越えない様にする値である。
プルの送信減衰の値(TA1 乃至TAN)がこの後計算
される。好ましい実施例では7個のサンプルの値が用い
られ、4番目すなわち中心のサンプルの値がTANOM で
あり、残りの6つのサンプルは、この中心のθ=90゜
と云う公称サンプルに対して対称的な線形フリップ角範
囲にわたって等間隔で求められる。例えば、サンプル減
衰値TA1 乃至TA7 は、夫々30゜、50゜、70
゜、90゜、110゜、130゜、150゜のフリップ
角(θ)を発生する様に選ばれる。
減衰値TA1 乃至TANを用いたNMR走査を実施する
ループに入る。プロセス・ブロック279で示す様に、
サンプル送信減衰値を送信減衰器206(第2図)に出
力し、プロセス・ブロック280に示す様に、完全なN
MR走査を実施する。第4図について前に述べた様に、
走査により、選ばれたスライス全体にわたって収集され
たNMR信号の大きさを示す像データ配列250が発生
される。プロセス・ブロック281で示す様に、その
後、収集されたNMRデータに対して2次元フーリエ変
換を実施して、強度配列Iを発生する。強度配列Iは2
次元配列(例えば256×256)であり、その各々の
要素が、選ばれたスライス中の対応する物理的な場所に
於けるNMR信号の強度を示す。装置は判定ブロック2
82からループに戻り、N個のサンプル送信減衰値の各
々でNMR走査を繰返す。第7図に示す様に、こうして
7つの別々の強度配列I1 乃至I7 が作られ、中央の配
列I4 は、公称と送信減衰値 TANOM を用いて発生
された普通の表示データ配列251に対応する。
強度配列I1 乃至I7 の各々の場所にあるデータ又は要
素を検査し、そのデータに対して曲線を当てはめること
である。プロセス・ブロック285に示す様に、強度配
列I1 乃至I7 の各々の同じ場所から強度データを読取
る。これらの7つの値が、RF励振パルスによって生ず
るフリップ角θを7つの値からなる範囲にわたって増分
的に変えた時、スライス内の1つの場所又は容積要素に
於けるNMR信号の強度を表わす。前に説明した様に、
こう云う7つの値はsin3 θ曲線上にあり、プロセス・
ブロック286で示す様に、次の工程は、これらの7個
の強度データの点に最もよく当てはまる曲線を見つける
ことである。最初に7個のデータ点を調べて、このよう
な曲線上に明らかに存在しない点があるかを決定し、そ
う云う点があればそれを除去した後、残りの強度データ
点をガウス曲線に当てはめる。この様な曲線当てはめ手
順が、1969年にマックグロウヒル・ブック・カンパ
ニイから出版されたフィリップR.デビントンの著書
「物理学の為のデータの縮小と誤差の解析」の第8章に
記載されている。この曲線が第8図に示されており、点
287乃至293が、夫々の強度データ配列I1 乃至I
7 の同じ場所からの7個の強度データ点である。一旦最
善の曲線が1つの場所からの強度データ点に当てはまっ
たら、曲線中のピークの位置は、その微分がゼロになる
場所を決定することによって判る。これが、第6B図の
プロセス・ブロック295で行なわれ、このピークの2
つの座標TAM及びRAMが、送信配列297及び受信
配列296の対応する場所に保管される。第9図に示す
様に、受信配列及び送信配列296,297は、強度配
列I1 乃至I7 と同じ寸法を持っており、従ってその各
々の要素はスライス内並びに再生像の物理的な場所に対
応する。強度配列の全ての要素を、判定ブロック298
で定めたループにより、この様に処理することが出来
る。強度閾値を適用して、強度が無視し得る様な要素に
対する計算を省略することが出来る。これはおそらく像
の対象外にあるからである。何れにせよ、受信及び送信
配列296,297は、対応するピーク受信振幅値RA
M及びピーク送信減衰値TAMで埋められる。
すると、受信及び送信配列296,297を作った後、
表示し得る種々の磁界マップを作ることが出来る。プロ
セス・ブロック300で示す様に、その1番目は受信磁
界マップ305であり、これは受信配列296にある値
から直接的に作られる。その結果得られる表示は、一様
なNMR特性を持つファントムのスライスを撮影した場
合、NMR装置の受信磁界に於ける非均質性の直接的な
目安となる像である。他方、一様でない被検体を用いた
場合、受信磁界マップ305は、送信磁界の非均質性の
影響を除いた、被検体の像である。
297にある値TAMから送信磁界マップ306が直接
的に作られる。その結果得られる表示は、90゜のフリ
ップ角を達成する為により強いRF励振を必要とする場
所、並びに90゜のフリップ角を達成する為にRF励振
を弱くする必要のある場所を示す像である。この像の輝
度の変化は、送信磁界の非均質性の程度の目安である。
からもフリップ角磁界マップ307を作ることが出来
る。公称の送信減衰値(TANOM )を例えば90゜のフ
リップ角を基準とし、その後、他の送信減衰値のフリッ
プ角を次の様に計算することが出来る。
するフリップ角である。フリップ角磁界マップ307が
CRTスクリーンに直接的に表示される時、それは表示
される送信磁界マップ306と事実上同じであるが、輝
度レベルの向き又は符号が逆になる。即ち、核スピンの
フリップ角が90゜未満である場所は暗くなり、90゜
よりも大きい角度の場所は明るくなる。この磁界マップ
は、地図の等高線とよく似た線を用いて、選ばれた同じ
フリップ角を持つスライス内の場所を結ぶ輪郭マップに
変換することが出来る。
マップ308を表示の為に作ることが出来る。これを作
るには、強度配列INOM にある各々の要素の値を、受信
配列296にある対応する値(RAM)から減算する。
その値が第8図のDとして示されており、こう云う差の
値から作られた表示は、RF送信磁界の非均質性による
強度の差を強調するものになる。プロセス・ブロック3
04で示す様に、この発明に従って作った任意の磁界マ
ップは、表示装置の輝度の範囲に合う様に、輝度マップ
の値のダイナミック・レンジを適当にシフトさせると共
に倍率を定めることにより、直接的にCRTに表示する
ことが出来る。勿論、その代りに、磁界マップ305乃
至308は後で使う為に、ディジタル形式で記憶するこ
とが出来る。
域全体の送信及び受信RF磁界の輪郭を作ることが出来
る。受信磁界マップは均質な物体内で最も役立つ。この
場合、磁界マップの強度の変動は、位置に依存した受信
コイルの感度が原因とすることが出来、それは物体の組
成と変動によるものではない。差磁界マップは、負荷コ
イルの送信磁界に於ける非均質性を切離して強調するも
のである。然し、送信磁界マップは、物体の容積要素の
ピークの絶対強度が送信磁界マップの計算の決め手では
ないので、非均質及び均質の両方の物体で役立つ。例え
ば、1つの用途は、異なる送信及び受信コイルの設計と
組合せを用いて、実際の人体に於ける空間的なRF励振
磁界の分布を決定することである。これは、送信コイル
の設計と、望ましくない結合による送信磁界に対する受
信コイルの設計の影響を判断するのに非常に役立つ。
為のデータを収集するのに使われるパルス順序が、像デ
ータを収集するのに使われるパルス順序と同じである
が、そうする必要はない。勿論、異なるパルス順序を使
う場合、フリップ角θとNMR信号の強度の間の関係
は、こゝで説明したsin3 θの関係とは異なるものにな
ろう。従って、この異なる関係を正しく反映する為に
は、ガウス曲線以外の特性曲線を収集データに当てはめ
るべきである。更に、この走査を実施すると共に計算を
行なうのに必要な時間を短縮する為に、多数の処置を講
ずることが出来る。例えば、何れか一方又は両方の次元
に於ける強度配列の寸法を縮小することにより、走査時
間を短縮することが出来、強度値の群(例えば2×2個
の隣り同士)を平均し、この一層小さい1組の平均デー
タを用いて、磁界マップを計算することにより、計算時
間を更に短縮することが出来る。
2図は第1図のNMR装置の一部となるトランシーバの
ブロック図、第3図はこの発明を実施するのに用いるこ
とが出来るパルス順序を示すグラフ、第4図は第1図の
NMR装置によって発生されたデータの配列図、第5図
は第1図の装置によって発生されたNMR信号の強度を
示すグラフ、第6A図及び第6B図はこの発明の好まし
い実施例を実施する為に第1図の装置によって実行され
るプログラムのフローチャート、第7図は第6A図のプ
ログラムによって運転した時の第1図のNMR装置によ
って発生されるデータの配列図、第8図は第7図の配列
にあるデータに当てはめる曲線を示すグラフ、第9図は
この発明に従って操作された時の第1図のNMR装置に
よって発生されるデータの配列図、第10図はこの発明
に従って第1図のNMR装置によって発生されるデータ
配列としての磁界マップの配列図である。 [主な符号の説明] 100:コンピュータ・システム、 118:システム制御装置、 122:トランシーバ、 128:勾配増幅器装置、 136:勾配コイル集成体、 138:RFコイル、 I1 乃至I7 :強度配列、 305乃至308:磁界マップ。
Claims (10)
- 【請求項1】関心のある領域の走査を実施して、関心の
ある領域全体にわたる種々の位置に於けるNMR信号の
強度を表わす強度データの配列を発生するNMR装置に
於て、各々の強度データの配列を夫々相異なるRF励振
磁界強度で走査を実施することによって発生して、1組
の強度データ配列を発生する手段と、該1組の強度デー
タ配列に結合されていて、その中の対応するデータ要素
を読出して、対応するデータ要素の各組に特性曲線を当
てはめる手段と、該当てはめる手段に結合されていて、
当てはめた各々の特性曲線のピーク値を決定して、それ
から受信配列中の対応するデータ要素を発生する手段
と、前記受信配列に結合されていて、NMR装置のRF
受信磁界の非均質性をデータ要素の強度によって示す磁
界マップを発生する手段とを有するNMR装置。 - 【請求項2】磁界マップが受信配列のピーク値から直接
的に発生される請求項1記載のNMR装置。 - 【請求項3】磁界マップが、受信配列のピーク値と1組
の強度データ配列の内の1つの配列に於ける対応する要
素の値との間の差を求めることにより発生される請求項
1記載のNMR装置。 - 【請求項4】関心のある領域の走査を実施して、該関心
のある領域全体にわたる種々の位置に於けるNMR信号
の強度を表わす強度データの配列を発生するNMR装置
に於て、各々の強度データの配列を夫々相異なるRF励
振磁界強度で走査を実施することによって発生される様
にして、1組の強度データ配列を発生する手段と、該1
組の強度データ配列に結合されていて、対応するデータ
要素を読出して、対応するデータ要素の各々の組に特性
曲線を当てはめる手段と、該当てはめる手段に結合され
ていて、当てはめた各々の特性曲線のピークの場所を決
定して、該場所から送信配列に於ける対応するデータ要
素を発生する手段と、該送信配列に結合されていて、N
MR装置のRF送信磁界に於ける非均質性をデータ要素
の強度によって示す磁界マップを発生する手段とを有す
るNMR装置。 - 【請求項5】磁界マップが、送信配列に於ける場所の値
から直接的に発生される請求項4記載のNMR装置。 - 【請求項6】TANOMを前記相異なるRF励振磁界の強
度の内の1つ、TAを送信配列中の場所の値として、次
の式によってフリップ角の値 を計算することによって、磁界マップを発生する請求項
4記載のNMR装置。 - 【請求項7】関心のある領域の走査を実施し、関心のあ
る領域全体にわたる種々の場所に於けるNMR信号の強
度を表わす強度データの配列を発生するNMR装置に於
て、各々の強度データ配列が夫々相異なるRF励振磁界
の強度で走査を実施することによって発生される様にし
て、1組の強度データ配列を発生する手段と、該1組の
強度データ配列に結合されていて、その中の対応するデ
ータ要素を読出して、対応するデータ要素の各々の組に
特性曲線を当てはめる手段と、該当てはめる手段に結合
されていて、当てはめられた各々の特性曲線に於けるピ
ークの座標を決定して、該座標から、受信配列中の対応
するデータ要素及び送信配列中の対応するデータ要素を
発生する手段と、送信及び受信配列に結合されていて、
NMR装置のRF磁界の非均質性をデータ要素の強度に
よって示す磁界マップを発生する手段とを有するNMR
装置。 - 【請求項8】特性曲線がガウス曲線であり、そのピーク
の座標が、最大のNMR信号の強度の値(RAM)並び
にこの最大値を発生するのに必要なRF励振磁界の強度
(TAM)を示す請求項7記載のNMR装置。 - 【請求項9】1組の強度データ配列を発生する手段が、
公称RF励振磁界の強度を決定する予備走査を実施する
手段と、該手段に結合されていて、前記公称RF励振磁
界の強度で1回の走査が実施され、前記公称値より小さ
いRF磁界の強度で2回目の走査が実施され、公称値よ
り大きいRF磁界の強度で3回目の走査が実施される様
に、相異なる励振磁界の強度を選択する手段とを有する
請求項7記載のNMR装置。 - 【請求項10】相異なる7種類のRF励振磁界の強度で
7回の走査を実施することにより、7個1組の強度デー
タ配列が発生される請求項7記載のNMR装置。
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