JPH06167431A - 凍結保存装置 - Google Patents

凍結保存装置

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Publication number
JPH06167431A
JPH06167431A JP4318914A JP31891492A JPH06167431A JP H06167431 A JPH06167431 A JP H06167431A JP 4318914 A JP4318914 A JP 4318914A JP 31891492 A JP31891492 A JP 31891492A JP H06167431 A JPH06167431 A JP H06167431A
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JP
Japan
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unit
cooling plate
cryopreservation
storage unit
injection
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Application number
JP4318914A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Enoki
英雄 榎
Hiroshi Oki
博 大木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、急速な加熱・冷却を行ない細胞の
損傷を防ぐと共に、長期の高品質の保存を行なう装置を
提供することを目的とする。 【構成】 保存ユニット228は凍結保存部2内で熱伝
導率の大きな熱交換部26を冷却板226に接し冷却さ
れている。凍結保存時は、注入ノズル121を導入部2
5に挿入し、試料を注入し熱交換部26で急速に冷却し
保存部27に移送する。解凍時は保存ユニット228を
解凍部23に移し、両端に注入ノズル121と吸入ノズ
ル321を挿入し、加熱手段239により解凍し、注入
ノズルl21から液体を注入して解凍試料を洗い流し吸
入ノズル321から容器52に回収する。 【効果】 本発明によれば、隔離された区画ごとに試料
の冷凍解凍を行なうので、試料の出し入れによる温度上
昇や汚染が、アクセスした区画以外に及ばない。また、
試料の熱が熱伝導率の大きな熱交換部を通して奪われる
ので注入された試料を熱交換部で急速に冷却できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細胞を含む液状試料の
凍結保存に関連し、特に急速な冷却・加熱を行い、長期
の保存を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、血球や各種の細胞の凍結保存は、
細胞を含む溶液にグリセリンなどの凍害防御剤を添加し
数℃〜数百℃/minの冷却速度で緩速凍結し−80℃
以下で凍結保存する方法がよく用いられている。しかし
ながら、凍害保護剤の添加操作や解凍した後の凍害保護
剤の除去操作が煩雑で操作に数時間を要する。これらの
方法以外に凍害防御剤を用いず細胞を急速に凍結する超
急速凍結法があるが10000℃/s以上の冷却速度を
実現しないと細胞の内外に氷の結晶が生じ細胞が破壊さ
れる。超急速凍結法は主に電子顕微鏡で生物試料を観察
するときの前処理として採用されている。この方法には
衝突法、投入法、スプレー法の3種がある。衝突法は低
温の金属ブロックに試料を打ち付け急速に凍結させる方
法で、この場合、氷晶を生じさせないためには試料の厚
さが100μm以下である必要があり装置の大きさの制
限のため一度に凍結できる試料の量は非常に少なくな
る。投入法は、液体窒素や液体エタン等の冷媒に固体状
又は液状の試料を投入し冷却する方法であるが、液状試
料の場合、液体を数十μmに微粒化したうえに投入速度
を数m乃至数百m/sとする必要があるため、細胞に損
傷を生じる恐れがある。また、スプレー法は固定した試
料に冷媒を吹き付ける方法であるので、飛散しやすい液
状試料の冷却には適していない。
【0003】また、試料の保存時には液体窒素容器やフ
リーザ内に多数の試料を混在して保存するため、試料の
貯蔵、搬出時に外気が流入し庫内の温度が上昇し保存状
態が悪くなる。また、試料間の汚染や人手による取り扱
いのための汚染の危険性が生じる。
【0004】以上に関連する文献としては、冷凍,Vo
l.57,No.656,pp560−567、Jou
rnal of Microscopy,Vol.14
0,Pt1,pp17−40などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決し、細胞を含む溶液の試料を凍結する
にあたり細胞の損傷を防ぐと共に連続的に急速に試料を
凍結し、凍結した試料を混在することなく個別に長期保
存する装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の解決手段は、長手方向に伸びる孔により互
いに連通された注入口及び吸入口を有する保存ユニット
と、前記保存ユニットに液状試料を注入する注入機構を
配置した注入部と、冷凍された少なくとも一つの区画か
らなり、前記区画内に前記保存ユニットを保持する凍結
保存部と、前記保存ユニットから試料を吸入する吸入機
構を配置した吸入部とからなり、注入部と吸入部を凍結
保存部を挟んで対向したものである。
【0007】また、注入機構および吸入機構を凍結保存
部に対して移動する機構を備えたものである。
【0008】また、保存ユニットの注入部側を熱伝導率
の低い部材とするとともに、一部に熱伝導率の大きな部
材からなる熱交換部を設け、注入部及び吸入部に連通す
る孔を形成した冷却板を凍結保存部の区画内に設け、前
記冷却板に前記熱交換部を接触するものである。
【0009】また、凍結保存部内に低温の冷却板を設
け、注入機構にその先端と前記冷却板を相互に連結する
連結手段を設け、前記冷却板と注入機構の連結部分に前
記冷却板を貫通する孔を設け、冷却板の吸入部側に冷却
板と相互に連結する連結手段を有し、前記冷却板を貫通
する孔と通ずる孔を有した保存部を設けたものである。
【0010】また、凍結保存部内に注入部側と吸入部側
を結ぶ孔を有する低温の冷却板を設け、前記冷却板の吸
入部側に、前記冷却板を貫通する孔と通ずる孔を有し、
前記冷却板と相互に連結する連結手段を有する保存部を
設け、注入機構先端のノズルに熱伝導率の大きな熱交換
部を設け、前記冷却板の孔に前記熱交換部を挿入接触可
能としものである。
【0011】また、注入機構及び吸入機構の先端と保存
ユニットの端部に相互に連結する連結手段を設けたもの
である。
【0012】また、吸入機構の先端と保存部の吸入部側
の端部に相互に連結する連結手段を設けたものである。
【0013】また、保存ユニットの熱交換部の吸入部側
に保存部を設け、保存部と熱交換部に、互いに着脱可能
な連結手段を設けたものである。
【0014】また、冷却板内部に冷媒を流通する孔を設
けたものである。
【0015】また、凍結保存部の吸入部側に冷媒を貯溜
する冷媒槽を設け、かつ冷却板に突起を設け、冷却板の
突起を冷媒に浸したものである。
【0016】また、凍結保存部の区画内の保存ユニット
と冷媒を分離する隔壁を設けたものである。
【0017】
【作用】注入機構先端のノズルを凍結保存部の区画内に
装着した保存ユニットの注入口に挿入し、試料を注入す
ることにより、試料を急速に冷凍し、保存ユニット内に
凍結保存する。
【0018】また、注入機構および吸入機構を凍結保存
部に対して移動する機構を備え、注入機構および吸入機
構が複数の区画内の保存ユニットにアクセスする。
【0019】また、保存ユニットの注入部側を熱伝導率
の低い部材とするとともに、一部に熱伝導率の大きな部
材からなる熱交換部を設け、注入部及び吸入部に連通す
る孔を形成した冷却板を凍結保存部の区画内に設け、前
記冷却板に前記熱交換部を接触すし、注入口より注入し
た試料を熱交換部内の孔で急速に冷却する。
【0020】また、凍結保存部内に低温の冷却板を設
け、注入機構にその先端と冷却板を相互に連結する連結
手段を設け、冷却板と注入部の連結部分に冷却板を貫通
する孔を設け、冷却板の吸入部側に冷却板と相互に連結
する連結手段を有し冷却板を貫通する孔と通ずる孔を有
した保存部を設け、注入部へ試料を注入することで試料
を急速に冷却する。
【0021】また、凍結保存部内に注入部側と吸入部側
を結ぶ孔を有する低温の冷却板を設け、前記冷却板の吸
入部側に、前記冷却板を貫通する孔と通ずる孔を有し、
前記冷却板と相互に連結する連結手段を有する保存部を
設け、注入機構先端のノズルに熱伝導率の大きな熱交換
部を設け、前記冷却板の孔に前記熱交換部を挿入接触可
能とし、注入部から試料を注入し熱交換部で試料を急速
に冷却する。
【0022】また、注入部および吸入部の先端と保存ユ
ニットの端部に相互に連結する連結手段を設け注入部ま
たは吸入部を連結し、保存ユニットを凍結保存部から出
し入れする。
【0023】また、熱交換部の吸入部側に保存部を設
け、保存部と熱交換部が分離可能として、保存部のみを
凍結保存部から出し入れする。
【0024】また、冷却板内部に冷媒を流通する孔を設
け、冷媒により冷却板を冷却する。
【0025】また、吸入部側に冷媒を貯溜する冷媒槽を
設け、かつ冷却板に突起を設け、冷却板の突起を冷媒に
浸し、冷却板を冷却する。
【0026】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。本装置は注
入部1と凍結保存部2、吸入部3より構成される。注入
部1と吸入部3は同様の構成であり注入部1と吸入部3
は凍結保存部2を挟んで対面している。注入部1と吸入
部3はロボットハンドや移動ステージなどの移動機構
(図示しない)上に設置した注入機構11、吸入機構3
1および操作機構13、33より構成される。
【0027】注入機構11は、微動ステージ111と微
動ステージ111上の注入ノズル121と、これに連結
した三方弁122と三方弁122により注入ノズル12
1と連結するシリンジポンプなどの流体の吸引吐出可能
なポンプ123と外部ポンプ124からなる流路系と、
ベアリング114を介して微動ステージ111上に固定
された例えば円筒状の連結手段又は連結部115と連結
部115内を貫通した注入ノズル121を連結部115
内で支持するベアリング116よりなる(図1では連結
手段又は連結部115の部分は注入ノズル121の中心
軸を通る断面で示している)。連結部115は、ベアリ
ング114、116により微動ステージ111と注入ノ
ズル121に連結しているため注入ノズル121の中心
軸周りに回転可能となっている。連結部115は三方弁
122側で歯車などの動力伝達手段117を介してモー
タ118により回転駆動される。また、連結部115の
先端にはネジなどの連結手段119が存在する。
【0028】操作機構13は注入機構11と同様に、微
動ステージ131と微動ステージ131にベアリング1
34を介して固定した棒状の連結部135と連結部13
5を回転駆動するための歯車などの動力伝達手段137
とモータ138よりなる。連結部135の先端にはネジ
やボルト、六角穴などの連結手段139が存在する。
【0029】注入機構11または吸入機構31と操作機
構13、33は注入部1、吸入部3にそれぞれ存在す
る。
【0030】凍結保存部2は制御部21と冷凍部22、
解凍部23より構成されている。
【0031】制御部21は注入機構11および吸入機構
31のステージ、モータ、ポンプ類の駆動制御と冷凍部
22、解凍部23の内部の温度制御を行なう。
【0032】図1では、紙面を水平面として冷凍部2
2、解凍部23の水平断面を示しており、図2で示す各
垂直断面の直線Dで示す断面に対応する(図2のA、
B、C断面は図1の直線A、B、Cに垂直な面に対応す
る)。
【0033】冷凍部22は、注入部1と吸入部3に対向
した側面に設けた一対の外蓋221を有するケース22
2内に断熱部材223により互いに隔てられ、一対の外
蓋221により両端を密閉された単数または複数の区画
224を有する。外蓋221の外側には操作機構13、
33の連結手段139、339と連結可能な連結手段2
29が存在する。また、外蓋221はケース222に、
ネジなどの連結手段299で固定されている。区画22
4は冷却板226により注入部1側と吸入部3側に分か
れている。冷却板226は、制御部21内の冷凍機(図
示しない)より発し、配管225内を流れる冷媒により
冷却される。区画224の注入部1側と吸入部3側は冷
却板226を貫通する孔227によりつながっている。
区画224内には試料を凍結保存する保存ユニット22
8が装着される。また、断熱部材223、233内には
図2のB、C断面に示すように冷凍部21や解凍部2
3、保存ユニット228内の温度センサ(図示しない)
からの信号やヒータなどの加熱手段(図示しない)に電
流を供給する温度制御用の配線241、242が存在し
制御部に連結している。
【0034】解凍部23は冷凍部22と同様に一対の外
蓋231を有するケース232内の断熱部材233に囲
まれ一対の外蓋231により両端を密閉された区画23
4を有する。区画234はヒータなどの加熱手段(図示
しない)を有する加熱板236により注入部1側と吸入
部3側に分かれ加熱板236を貫通する孔237により
連結している。ここで、解凍部23内の孔237と冷凍
部22の孔227は同形状である。また、吸入部3側に
はマイクロ波や赤外線などを放射する加熱手段239が
設置されている。試料解凍時には区画234に保存ユニ
ット228が装着される。
【0035】本実施例によれば、隔離された区画ごとに
試料の冷凍解凍を行なうので、試料間の相互汚染がな
く、また、試料の保守管理が容易である。また、試料の
出し入れによる温度上昇や汚染が少なく他の試料への影
響が少ない。
【0036】次に、図3に保存ユニット228の断面構
造の例を示す。保存ユニット228は注入側の導入部2
5と導入部25に連結した熱交換部26さらに熱交換部
26に連結した保存部27からなる。導入部25及び保
存部27は熱伝導率の低い樹脂製とし、熱交換部26は
熱伝導率の高い金属製とすることが好ましい。導入部2
5の注入部1側の先端部分にはネジなどの連結手段25
9が存在し注入機構11の連結部115の先端の連結手
段119と連結可能になっている。流路251は導入部
25を貫通しており、注入部1側の接合部252で注入
ノズル121の先端面125に圧接する。
【0037】また、熱交換部26の外形は冷凍部22お
よび解凍部23の孔227、237の形状に対応し、保
存ユニット228を冷凍部22または解凍部23に挿入
した場合に孔227、237に密着する。保存部27に
は、孔271が貫通しており、吸入部3側先端には導入
部25と同様の連結手段279が存在し、吸入部3側の
ノズルと注入部1側のノズルと同様の手段で結合する。
また、保存部27では解凍時以外は内蓋29により吸入
部3側先端が密閉されている。熱交換部26と導入部2
5、保存部27とのそれぞれの接続部269、268は
ネジや接着剤などにより結合する。導入部25の流路2
51と保存部27の孔271は熱交換部26を貫通する
孔261により接続している。また、熱交換部26と導
入部25、保存部27の接続部付近には温度センサやヒ
ータなどの温度制御用の要素を配置する。さらに、熱交
換部の材料は、銅やアルミニュームやシリコンなどの熱
伝導率の大きな物質を用い、導入部25は樹脂やステン
レスなどの比較的熱伝導率の小さな材料を用いる。本実
施例によれば、冷却板226に熱伝導率の大きな熱交換
部26が接触し、試料を保存ユニットに注入したときに
試料の熱が主に熱交換部26を通して奪われるので、注
入ノズル121から保存ユニットの熱伝導率の小さな導
入部25に注入された試料は、導入部25では温度がほ
とんど低下せず、熱交換部の孔261で急速に冷却でき
る。
【0038】図4に熱交換部26付近の構造例を示す。
【0039】図4の(a)の例では、導入部側の流路2
51に近接してコイル状の金属線253を配置し流路内
を流れる流体を加熱する。また、流路251内や熱交換
部26付近の流路251に面して温度センサ254、2
55を設け温度センサ254、255の計測値により金
属線253に流れる電流を調整し金属線253に発生す
るジュール熱で接続部付近の流体の温度を制御する。ま
た、熱交換部26に設けた温度センサ264の計測値に
より冷却板226内の配管225に流す冷媒の量を調整
する。また、保存部27には孔271に沿ってコイル状
の金属線273が存在し保存部27に分布する温度セン
サ(図示しない)の測定値により孔271内の温度を調
節する。
【0040】本実施例によれば、熱交換部26の直前ま
で試料の温度を高く維持し、熱交換部との温度差を大き
く取れるので、熱交換部で急速に試料を冷却できる。
【0041】さらに、導入部25や保存部27を樹脂な
どの可塑性の物質を硬化させて形成する場合、先端以外
は熱交換部の孔261の内径よりも太い針に金属線25
3を巻き針の先端で熱交換部26の孔261を密閉した
後、可塑性の物質を針の周囲に充満し、硬化後、針を除
去することにより流路251を形成する。
【0042】本実施例によれば、導入部25を容易に作
成できる。
【0043】図4の(b)の例では、(a)の温度セン
サ255を温度センサを設けたヒータ256とする。
【0044】本実施例によれば、流路中のヒータにより
試料の温度を直接測定し、直接加熱することができるの
で試料の温度管理がより正確になる。
【0045】(c)例は、導入部25の流路251と熱
交換部26の孔261を細管28で接続する構成であ
る。まず、熱交換部の孔261の直径より小さな外形を
有する細管28の一端を孔261に挿入し接着剤や半
田、ろう付け材料などの結合材281で固定する。ま
た、細管28には金属線283を巻き付けヒータとす
る。細管28の他端は(a)と同様にして針の先端を細
管28の孔に挿入し密閉した後、可塑性物質を周囲に付
けて硬化後針を除去し流路251を形成してもよい。ま
た、図に示すように細管28の外径よりも大きな内径を
有する管282に他端を挿入し結合材284により固定
してもよい。細管28の中間部分の周囲を可塑性物質で
満たしてもよいが(c)に示すように空洞285として
もよい。
【0046】本実施例によれば、試料の流路を細管によ
り構成するのでドリルなどの加工では限界のある細長い
流路を構成でき、熱交換部の細管内での試料の体積当た
りの細管壁面との接触面積が大きくなるので試料を急速
に冷却できる。また、細管以外の支持部は熱伝導率が小
さいので注入ノズルを介する熱の侵入を少なくできる。
【0047】なお、流路251や孔261は切削加工に
より作成してもよいことは言うまでもない。
【0048】図5は試料の凍結保存時の動作例である。
図5は冷凍部22を制御部21側から見た断面(図1、
2のEで示す断面)を示している。冷凍部22は注入機
構11、操作機構13と移動ステージ41からなる注入
部1と吸入機構31、操作機構33と移動ステージ42
からなる吸入部3の間に位置している。図5では移動ス
テージ41は注入機構11と操作機構13を搭載し図5
の紙面に対応するXZ方向と紙面に垂直なY方向に移動
可能で注入機構11および吸入機構31、操作機構1
3、33を紙面に垂直な軸411の周りに回転する機構
を備えている。
【0049】凍結保存は、次の手順により行なう。
【0050】(1)外蓋の抜去 未使用の保存ユニット228の入っている区画224の
注入部1側の外蓋221の連結手段229に移動ステー
ジ41により操作機構13の連結手段139を合わせて
連結し、操作機構13の棒状の連結部135をモータ1
38(図1)により回転させ、ネジなどの連結手段29
9により結合している外蓋221とケース222を分離
する。
【0051】(2)試料の吸入 注入機構11の先端の注入ノズル121を試料の入った
容器51に挿入し三方弁122(図1)を介して注入ノ
ズル121と結合したポンプ123(図1)を駆動し試
料を注入機構11に吸引する。
【0052】(3)凍結 (1)で開放した区画224に注入機構11の先端を挿
入し、保存ユニット228の回転を止め、連結部115
をモータ118(図示しない)により回転し、注入機構
11の先端の連結手段119と保存ユニット228の連
結手段259を連結する。次にポンプ123(図1)を
駆動して保存ユニット228の導入部25の流路251
に試料を注入する。試料は、冷却板226に接触し十分
冷却した熱交換部26の孔261に至り急速に冷却され
凍結され、ポンプ123(図1)の吐出圧により孔26
1から保存部27の孔271に押し出され蓄積される。
【0053】(4)外蓋の装着 試料注入を終了した後、連結部115をモータ118
(図1)により逆回転し、注入機構11の先端の連結手
段119と保存ユニット228の連結手段259を分離
する。さらに、移動ステージ41を駆動して注入機構1
1の先端を区画224から出す。次に、操作機構13の
先端に連結した外蓋221を元の位置に戻しモータ13
8(図1)を逆回転しケース222に固定する。試料は
所望時間保存された後、解答され使用される。
【0054】図6に解凍時の動作を示す。まず、(1)
と同様にして外蓋221を除く。
【0055】(5)保存ユニットの抜去 (3)と同様にして注入機構11と保存ユニット228
を連結した後、移動ステージ41を駆動して保存ユニッ
ト228を冷凍部22から抜き出す。
【0056】(6)解凍部への挿入と内蓋の抜去 (1)と同様にして解凍部の両側の外蓋231を除く。
次に、移動ステージ41により保存ユニット228を解
凍部の区画234に挿入する。次に、内蓋29の連結手
段291に吸入部3側の移動ステージ41により吸入部
3側の操作機構33の連結手段339を合わせて連結
し、操作機構33の棒状の連結部335をモータ338
(図1)により回転させ、ネジにより連結している内蓋
29と保存部27を分離する。
【0057】(7)吸入ノズルの挿入と解凍 吸入側の吸入機構31の先端を移動ステージ42により
吸入部3側から区画234に挿入し、吸入機構31の連
結部315をモータ318(図1)により回転し、吸入
機構31の先端の連結手段319と保存ユニット228
の保存部27の連結手段279を連結する。次に、マイ
クロ波や赤外線などを発生する加熱手段239により保
存部27内の凍結試料を瞬時に解凍する。さらに、加熱
板を内蔵するヒータにより加熱し熱交換部の温度を試料
に適した温度まで加熱する。さらに、注入部1側の三方
弁122を外部ポンプ124側に切替えて、外部ポンプ
124と注入ノズル121を結合して外部ポンプ124
を駆動し、試料に適した組成と温度の液体126を注入
機構11を介して保存ユニット228の流路251に注
入する。流路251に注入された液体126は熱交換部
の孔261を通過して保存部27内の孔271にいたり
解凍済みの試料を洗い流して吸入部3側の吸入ノズル3
21を経由して吸入機構31の三方弁322を介して吸
入ノズル321と結合した外部ポンプ324により吸引
され容器52に吐出される。
【0058】なお、液体261を吸入ノズル321側か
ら供給し、注入ノズル121側で試料を回収してもよい
ことはいうまでもない。また、ポンプは注入側または吸
入側、一方のみ駆動することとしてもよい。
【0059】本実施例によれば、マイクロ波や赤外線な
ど試料内の分子を振動させ直接加熱し解凍するので、試
料の解凍時間が短くなる。
【0060】図7に解凍時の他の動作の例を示す。ま
ず、(1)と同様にして外蓋221を除き(5)と同様
にして保存ユニット228を抜き出す。
【0061】(8)内蓋の抜去 外部に取り出した保存ユニット228を解凍部23には
挿入せず外に露出した状態で(6)と同様にして内蓋2
9を抜き去る。
【0062】(9)吸入ノズルの挿入 (7)と同様に吸入ノズル321を保存ユニット228
の保存部27に結合する。
【0063】(10)保存部の分離と解凍 ネジなどの分離可能な手段で結合した保存部27と熱交
換部26を吸入機構31、注入機構11の連結部11
5、315の回転により取り外す。次に、ポンプ324
を駆動して試料に適した組成と温度の液体126を吸入
機構31を介して保存部27の孔271に注入し保存部
27内の凍結試料の解凍を行なうとともに容器52に洗
い出す。
【0064】なお、(8)で内蓋221を抜き去った
後、注入ノズル121側から液体126を注入し解凍を
行なうこととしてもよい。
【0065】本実施例によれば、解凍部が不要なので、
装置構成が簡易になり装置のコストが低下する。
【0066】図8(a)に本発明の他の実施例を示す。
本実施例では冷凍部22内の区画224の吸入部3側の
断熱材223がなく共通区画となっており液体窒素など
の冷媒6が存在する。冷媒中には保存ユニット228の
保存部27と冷却板226から延長した突起220が浸
っており冷媒6により冷却される。
【0067】本実施例によれば冷凍機が不要になるので
装置の構造が簡単になる。
【0068】図8(b)に本発明の更に他の実施例を示
す。本実施例では保存ユニット228の吸入部3側の断
熱材223がなく、保存ユニット228の保存部27の
周囲を囲む隔壁7が存在し、その周囲に冷媒6が存在す
る。冷媒6には冷却板226から延長した突起220が
浸っており冷却板226が冷却される。
【0069】本実施例によれば冷凍機が不要になるので
装置の構造が簡単になる。また、冷媒6が隔壁により冷
却板226の孔227から分離されているので、装置の
上下を転倒したり、傾けても冷媒6が孔227から外に
漏れることがない。
【0070】図9に本発明の他の実施例を示す。本実施
例では図3の例と異なり、保存ユニット228の導入部
25がなく熱交換部26が冷却板226と一体となって
いる。
【0071】(a)の例では、注入ノズル121と冷却
板226は連結部115の先端外側のネジなどの連結手
段119と冷却板226のネジなどの接続部269を介
して連結部115の回転により連結し、注入ノズル12
1の先端面125と冷却板226の接合部252が密着
し注入ノズル121内の流路と冷却板の孔261を連結
する。
【0072】本実施例によれば、保存ユニットの導入部
が不要になるので装置が小形になる。
【0073】また、(b)の例は注入ノズル121の先
端付近に金属線293を巻き、ヒータとしたものであ
る。
【0074】本実施例によれば、ヒータにより試料温度
を冷却板直前まで高く維持できるので、試料の急速な冷
却が可能になる。
【0075】なお、(c)の例の様にノズルの先端12
5と冷却板226の接合部252の凹凸が(a)の例と
逆になってもよい。
【0076】次に、凍結保存時の動作例を図10に示
す。まず、前実施例と同様に外蓋221を抜き去った
後、試料の吸入を行なう。凍結は、注入機構11の連結
手段119と冷却板226の接続部269を連結した
後、試料を吐出する。吐出終了後、冷却板226から注
入機構11を分離し、操作機構13により外蓋221を
装着する。
【0077】次に、解凍時の動作について図11で説明
する。まず、吸入側の操作機構33により外蓋221を
抜き去る。さらに、吸入側の操作機構33により保存ユ
ニット228の内蓋29を抜き去る。次に、吸入側の吸
入機構31により保存部27を冷却板226から分離し
冷凍部22から抜き出す。次に、解凍試料保存用の容器
52に保存部27の接続部268側を対面させ、ポンプ
324を駆動して試料に適した組成と温度の液体126
を吸入機構31を介して保存部27の孔271に注入し
保存部27内の凍結試料の解凍を行なうとともに容器5
2に洗い出す。
【0078】本実施例によれば解凍部が不要になるので
装置が小形になる。また、装置構成が簡単になりコスト
が低下する。また、保存部を抜いた後、解凍を行なうの
で動作時間が短縮する。
【0079】図12に本発明の他の実施例を示す。本実
施例では図3の例と異なり、保存ユニット228の導入
部25がなく熱交換部26が注入機構11の注入ノズル
l21の先端部と一体になっている。また、保存部27
は冷却板26にネジなどの接続部268で結合してい
る。また、保存部27の冷却板側の一端は内蓋281に
より密閉しうる構造となっている。本実施例によれば、
熱交換部と注入ノズルが一体になって動作するので、熱
交換部と注入ノズルを着脱するための機構(連結部、ベ
アリング、動力伝達手段、モータ)が不要になり構成が
簡単になるので装置のコストが低下する。
【0080】注入ノズル121の先端の基本的構造を
(b0)に示す。熱伝導率の大きな材質よりなる熱交換
部26に熱伝導率の小さな材質よりなる支持部120を
結合し、熱交換部26と、支持部120を貫通する流路
250を設ける。流路250の熱交換部26と支持部1
20の境界の支持部l20側に金属線283などにより
ヒータを構成する。また、流路250の熱交換部26へ
の入口と出口付近に温度センサ264、265を設置し
流体の温度変化を計測する。
【0081】(bl)は樹脂などの熱伝導率の小さな円
柱状の支持部120の中央に金属パイプなどの強度の大
きな細管28を通し細管28の先端部分を熱交換部26
の孔261に挿入し、半田などのろう付け材料により固
定したものである。細管28の先端部は熱交換部26の
下端より突出させる。また、支持部120と熱交換部2
6の接続はネジや接着、圧入などにより行なう。
【0082】本実施例によれば、試料の流路を細管によ
り構成するのでドリルなどの加工では限界のある細長い
流路を構成でき、熱交換部の細管内での試料の体積当た
りの細管壁面との接触面積が大きくなるので試料を急速
に冷却できる。また、細管以外の支持部は熱伝導率が小
さいので注入ノズルを介する熱の侵入を少なくできる。
【0083】(b2)は(bl)の例で熱交換部26の
手前まで細管28で試料を導き熱交換部26の孔261
と接続したものである。本実施例によれば、細管を介さ
ずに直接、試料と熱交換部が接触するので試料を急速に
冷却できる。
【0084】(b3)は熱交換部に近接した支持部12
0に内径拡大部を設け細管28の周囲を空洞285とし
たものである。
【0085】本実施例によれば、通常、空洞部分の熱伝
導率が支持部よりも小さくヒータから熱交換部に流れる
熱流が少なくなるので、ヒータによる細管の加熱が小電
流で可能になる。また、熱交換部の直前まで試料の温度
を高く維持できるので熱交換部での急速な冷却が可能に
なる。
【0086】次に、図13で実施例の装置の凍結保存時
の動作について説明する。まず、注入部1の操作機構1
3により冷凍部22の外蓋221を除去する。さらに、
操作機構13により保存部27の内蓋281を除去す
る。次に、注入機構11により試料を容器51から吸入
し、注入ノズル121を冷凍部22内に挿入し熱交換部
26を冷却板226に押し付ける。次に、注入ノズル1
21から試料を吐出する。吐出終了後、注入ノズル12
1を抜き出し、操作機構13により内蓋281、外蓋2
21を装着する。
【0087】次に、解凍時の動作について図14で説明
する。まず、吸入側の操作機構33により吸入側の外蓋
221を除去し、保存部に結合している内蓋28を除去
する。次に、吸入機構31を保存部27に結合し保存部
27を冷凍部22から抜き出す。さらに、抜き出した保
存部27の内蓋281を注入側の操作機構13により取
り外す。次に、解凍試料保存用の容器52に保存部27
の接続部268側を対面させ、ポンプ324を駆動して
試料に適した組成と温度の液体126を吸入機構31を
介して保存部27の孔271に注入し保存部27内の凍
結試料の解凍を行なうとともに容器52に洗い出す。
【0088】本実施例によれば保存ユニットの導入部が
不要になるので装置が小形になる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、隔離された区画ごとに
試料の冷凍解凍を行なうので、試料間の相互汚染がな
く、また、試料の保守管理が容易である。また、試料の
出し入れによる温度上昇が、アクセスした区画以外に及
ばないので、他の区画の試料への悪影響がない。また、
試料の熱が熱伝導率の大きな熱交換部を通して奪われる
ので注入された試料を熱交換部で急速に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による凍結保存装置の一実施例を示す図
【図2】図1に示す凍結保存装置の横断面図
【図3】図1に示す凍結保存装置における保存ユニット
の構造図
【図4】保存ユニットの熱交換部近傍の拡大詳細図
【図5】凍結保存装置による試料の保存時の動作を示す
【図6】凍結保存装置による試料の解凍時の動作を示す
【図7】図6と同様に解凍時の動作を示す図
【図8】本発明のよる凍結保存部の他の実施例を示す垂
直断面図
【図9】本発明による凍結保存装置の更に他の実施例を
示す図
【図10】図9図示の凍結保存装置による凍結保存時の
動作を示す図
【図11】図9図示の凍結保存装置による解凍時の動作
を示す図
【図12】本発明による凍結保存装置のもうひとつの実
施例を示す図
【図13】図12図示の凍結保存装置による凍結保存時
の動作を示す図
【図14】図12図示の凍結保存装置による解凍時の動
作を示す図
【符号の説明】
1…注入部 2…凍結保存部 3…吸入部 11…注入機構 l3、33…操作機構 21…制御部 22…冷凍部 23…解凍部 31…吸入機構 115…連結部 121…注入ノズル 221…外蓋 224…区画 226…冷却板 227…孔 228…保存ユニ
ット 231…外蓋 234…区画 236…加熱板 237…孔 239…加熱手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に伸びる孔により互いに連通さ
    れた注入口及び吸入口を有する保存ユニットと、前記保
    存ユニットに液状試料を注入する注入機構を配置した注
    入部と、冷凍された少なくとも一つの区画からなり、前
    記区画内に前記保存ユニットを保持する凍結保存部と、
    前記保存ユニットから試料を吸入する吸入機構を配置し
    た吸入部とからなり、注入部と吸入部を凍結保存部を挟
    んで対向したことを特徴とする凍結保存装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、注入機
    構および吸入機構を凍結保存部に対して移動する機構を
    備えたことを特徴とする凍結保存装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の装置において、
    保存ユニットの注入部側を熱伝導率の低い部材とすると
    ともに、一部に熱伝導率の大きな部材からなる熱交換部
    を設け、注入部及び吸入部に連通する孔を形成した冷却
    板を凍結保存部の区画内に設け、前記冷却板に前記熱交
    換部を接触することを特徴とする凍結保存装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の装置において、
    凍結保存部内に低温の冷却板を設け、注入機構にその先
    端と前記冷却板を相互に連結する連結手段を設け、前記
    冷却板と注入機構の連結部分に前記冷却板を貫通する孔
    を設け、冷却板の吸入部側に冷却板と相互に連結する連
    結手段を有し、前記冷却板を貫通する孔と通ずる孔を有
    した保存部を設けたことを特徴とする凍結保存装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の装置において、
    凍結保存部内に注入部側と吸入部側を結ぶ孔を有する低
    温の冷却板を設け、前記冷却板の吸入部側に、前記冷却
    板を貫通する孔と通ずる孔を有し、前記冷却板と相互に
    連結する連結手段を有する保存部を設け、注入機構先端
    のノズルに熱伝導率の大きな熱交換部を設け、前記冷却
    板の孔に前記熱交換部を挿入接触可能としたことを特徴
    とする凍結保存装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の装置において、注入機
    構及び吸入機構の先端と保存ユニットの端部に相互に連
    結する連結手段を設けたことを特徴とする凍結保存装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5に記載の装置において、
    吸入機構の先端と保存部の吸入部側の端部に相互に連結
    する連結手段を設けたことを特徴とする凍結保存装置。
  8. 【請求項8】 請求項3又は6に記載の装置において、
    保存ユニットの熱交換部の吸入部側に保存部を設け、保
    存部と熱交換部に、互いに着脱可能な連結手段を設けた
    ことを特徴とする凍結保存装置。
  9. 【請求項9】 請求項3乃至5のいずれかに記載の装置
    において、冷却板内部に冷媒を流通する孔を設けたこと
    を特徴とする凍結保存装置。
  10. 【請求項10】 請求項3乃至5のいずれかに記載の装
    置において、凍結保存部の吸入部側に冷媒を貯溜する冷
    媒槽を設け、かつ冷却板に突起を設け、冷却板の突起を
    冷媒に浸したことを特徴とする凍結保存装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の装置において、
    凍結保存部の区画内の保存ユニットと冷媒を分離する隔
    壁を設けたことを特徴とする凍結保存装置。
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