JPH06166988A - 光に透かしても文字等が裏へ透けない紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光に透かしても文字等が裏へ透けない紙
を提供する。 【構成】 濃黒色等に着色した遮光紙の着色面或は
両面に白若しくは適当な色のインク等を塗る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は光に透かしても文字等が
裏側へ透けて見えない紙に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来このような性能が必要な場合には厚
紙が使用されてきた。本発明者は先に特許出願（特願平
４−１２５３１０）して、二枚の白紙のそれぞれの片
面を遮光性のよい色、例えば黒色等に着色し、その二枚
をそれぞれの着色面を中にして貼り合わせる、一枚の白
紙の片面を黒色等に着色し、その着色面に他の白紙を貼
り合わせる。黒色紙の両面に白紙を貼り合わせる等を提
案している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、厚紙は扱いに
くく木材の浪費でもあり、本発明者が先に出願した紙は
従来使われていた厚紙より相当に薄いが、極端に薄くす
ると表面がやや黒ずむ等の問題があ。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の目的はこれらの
欠点を解決してより薄くて透けない紙を提供する事であ
り、要旨は遮光性に優れた色に着色した紙の表面に、白
又は適当な色を塗る事である。この紙を作るには、適当
な厚さの白紙の片面又は両面或は紙の内部を含む全体を
遮光性のよい色、例えば濃黒色に着色し、その紙の着色
面或は両面に、更に白又は適当な色のインク等を塗って
表面の色をその色に調色する。

【０００５】

【発明の効果】このようにして製造した紙は従来使用さ
れていた厚紙より遥かに薄く、濃黒色等の着色層の色を
隠す為に使用する白色インク等の厚さが、先の出願にお
いて同様の目的で使用する白紙の厚さより薄く、従って
全体の厚さもその分薄くなる。文字等は遮光層の濃黒色
等を隠すために塗った白又は適当な色のインク等の上に
書くが、鉛筆、ボールペン、サインペン、筆ペン等で筆
記を、ワードプロセッサーで印刷を試みたが問題はなか
った。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 白紙の片面又は両面或は全体を遮光性
   の優れた色に着色し、更にその着色面或は両面に白また
   は適当な色のインク等を塗って表面を調色した紙