JPH0616679Y2 - エンジン駆動工具 - Google Patents
エンジン駆動工具Info
- Publication number
- JPH0616679Y2 JPH0616679Y2 JP1986179471U JP17947186U JPH0616679Y2 JP H0616679 Y2 JPH0616679 Y2 JP H0616679Y2 JP 1986179471 U JP1986179471 U JP 1986179471U JP 17947186 U JP17947186 U JP 17947186U JP H0616679 Y2 JPH0616679 Y2 JP H0616679Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- gear shaft
- engine
- working machine
- drive unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンと、エンジン出力軸によって駆動され
るハンマ、又はドリル、若しくはハンマードリル等の作
業機とを一体的に備えてなるエンジン駆動工具に関す
る。
るハンマ、又はドリル、若しくはハンマードリル等の作
業機とを一体的に備えてなるエンジン駆動工具に関す
る。
一般に、上記エンジン駆動工具は、エンジン出力軸に作
業機を直結するか、又はエンジン出力軸と作業機従動軸
とをクラッチ、或いはクラッチドラム、又はクラッチ付
き歯車減速機構等で連動連結して構成されている。
業機を直結するか、又はエンジン出力軸と作業機従動軸
とをクラッチ、或いはクラッチドラム、又はクラッチ付
き歯車減速機構等で連動連結して構成されている。
ところが、上述のような構成のエンジン駆動工具を長時
間使用すると、エンジンからの発熱がクラッチ及び歯車
減速機構又はハウジング等に伝達され、これにより作業
機が過熱され、これにより作業機内部の潤滑油洩れが生
じ、軸受部の摩耗が早まり、耐久性が低下するといった
問題点がある。また、作業者が火傷をする恐れがあり、
作業性、及び安全性の面で問題点がある。
間使用すると、エンジンからの発熱がクラッチ及び歯車
減速機構又はハウジング等に伝達され、これにより作業
機が過熱され、これにより作業機内部の潤滑油洩れが生
じ、軸受部の摩耗が早まり、耐久性が低下するといった
問題点がある。また、作業者が火傷をする恐れがあり、
作業性、及び安全性の面で問題点がある。
本考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたもの
で、エンジンケースと作業機駆動ユニット間の歯車軸に
ファンを装着し、該ファンにより通気孔を通して強制的
に冷却風を作業機駆動ユニット側に送風するようにし
て、当該作業機の過熱を防止することのできるエンジン
駆動工具を提供することを目的とする。
で、エンジンケースと作業機駆動ユニット間の歯車軸に
ファンを装着し、該ファンにより通気孔を通して強制的
に冷却風を作業機駆動ユニット側に送風するようにし
て、当該作業機の過熱を防止することのできるエンジン
駆動工具を提供することを目的とする。
本考案は、回転駆動装置と、この回転駆動装置に接続さ
れるとともに、歯車軸を有する回転伝達機構部と、この
回転伝達機構部に接続された作業機駆動ユニットとを備
えたエンジン駆動工具であって、上記回転駆動装置と上
記作業機駆動ユニットとの間にはファン収容室が配設さ
れ、このファン収容室内のほぼ中心部を貫通する上記歯
車軸にはファンが設けられ、上記ファン収容室の周壁に
は外部とファン収容室内とを連通する通気孔と排気孔と
が設けられていることを特徴とする。
れるとともに、歯車軸を有する回転伝達機構部と、この
回転伝達機構部に接続された作業機駆動ユニットとを備
えたエンジン駆動工具であって、上記回転駆動装置と上
記作業機駆動ユニットとの間にはファン収容室が配設さ
れ、このファン収容室内のほぼ中心部を貫通する上記歯
車軸にはファンが設けられ、上記ファン収容室の周壁に
は外部とファン収容室内とを連通する通気孔と排気孔と
が設けられていることを特徴とする。
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説
明する。
明する。
第1図は本考案におけるエンジン駆動工具であるエンジ
ン駆動ハンマの断面図である。図中符号1はエンジンケ
ースであり、このエンジンケース1内にはエンジン(図
示せず)が内装されている。また、後部(図中右側)に
はハンドル2が付設されているとともに、前部(図中左
側)にはベアリングケース3が固着されている。このベ
アリングケース3には支承部3aが形成されている。ま
た、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)と、ク
ラッチドラムアセンブリー4を介して連動された歯車軸
6が、支承部3aに設けられた軸受5によって軸支され
ている。この歯車軸6の前端には内歯歯車7が固定され
ている。
ン駆動ハンマの断面図である。図中符号1はエンジンケ
ースであり、このエンジンケース1内にはエンジン(図
示せず)が内装されている。また、後部(図中右側)に
はハンドル2が付設されているとともに、前部(図中左
側)にはベアリングケース3が固着されている。このベ
アリングケース3には支承部3aが形成されている。ま
た、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)と、ク
ラッチドラムアセンブリー4を介して連動された歯車軸
6が、支承部3aに設けられた軸受5によって軸支され
ている。この歯車軸6の前端には内歯歯車7が固定され
ている。
また、上記ベアリングケース3の前側の支承部3bには
軸受8を介して歯車軸9が回転自在に設けられており、
この歯車軸9の前後両端には夫々歯車10,11が刻設
されている。そして、この後端側の歯車11は上記内歯
歯車7に噛合されている。
軸受8を介して歯車軸9が回転自在に設けられており、
この歯車軸9の前後両端には夫々歯車10,11が刻設
されている。そして、この後端側の歯車11は上記内歯
歯車7に噛合されている。
また、上記ベアリングケース3の前端側には作業機駆動
ユニット12が設けられている。この作業機駆動ユニッ
ト12の外殻を構成するハウジング12aの内部にはシ
リンダー13が設けられており、このシリンダー13内
にはピストン14が収納されている。そして、シリンダ
ー13の前端部にはピストン14の往復動によってハン
マー15が押し出されるよう内装されている。上記ピス
トン14の往復動によってハンマー15が押し出され
て、図示しないブルポイントの端面を打ち、該ブルポイ
ントは例えばコンクリート等に突き当り、コンクリート
等を破砕し、その後はね返る。一方、上記ハンマー15
はブルポイントの端面からのはね返りと、ピストン14
の戻り行程による吸い込みとにより元の位置に戻り、以
下同じ運動を繰り返すようになっている。
ユニット12が設けられている。この作業機駆動ユニッ
ト12の外殻を構成するハウジング12aの内部にはシ
リンダー13が設けられており、このシリンダー13内
にはピストン14が収納されている。そして、シリンダ
ー13の前端部にはピストン14の往復動によってハン
マー15が押し出されるよう内装されている。上記ピス
トン14の往復動によってハンマー15が押し出され
て、図示しないブルポイントの端面を打ち、該ブルポイ
ントは例えばコンクリート等に突き当り、コンクリート
等を破砕し、その後はね返る。一方、上記ハンマー15
はブルポイントの端面からのはね返りと、ピストン14
の戻り行程による吸い込みとにより元の位置に戻り、以
下同じ運動を繰り返すようになっている。
上記ハウジング12aの後端に組み付けられているイン
ナーケース16の後端支承部16aには上記歯車軸9の
先端部がスリーブ17を介して軸受18により支持され
ている。この歯車軸9の先端に形成された歯車10に
は、上記インナーケース16内に架設した歯車軸19の
歯車20とが噛合されている。この歯車軸19の回転が
クランク機構等の動力伝達手段を介して上記ピストン1
4に伝達され、このピストン14が往復移動しうるよう
に構成されている。
ナーケース16の後端支承部16aには上記歯車軸9の
先端部がスリーブ17を介して軸受18により支持され
ている。この歯車軸9の先端に形成された歯車10に
は、上記インナーケース16内に架設した歯車軸19の
歯車20とが噛合されている。この歯車軸19の回転が
クランク機構等の動力伝達手段を介して上記ピストン1
4に伝達され、このピストン14が往復移動しうるよう
に構成されている。
さらに、エンジンケース1の前端側のベアリングケース
3と、駆動ユニット12のハウジング12aとの間には
ファン収容室24が形成されており、このファン収容室
24内の歯車軸9には冷却用のファン21が装着されて
いる。また、ベアリングケース3とハウジング12aと
には外部とファン収容室24とを連通する通気孔22と
排気孔23とが形成されている。そして、このファン2
1の回転により強制的に冷却風が外部から通気孔22を
介してベアリングケース3側からハウジング12a内に
吸い込まれ、さらに排気孔23から外部へ排出されるよ
うに構成されている。そして、この冷却風により上記作
業機駆動ユニット12が冷却される。
3と、駆動ユニット12のハウジング12aとの間には
ファン収容室24が形成されており、このファン収容室
24内の歯車軸9には冷却用のファン21が装着されて
いる。また、ベアリングケース3とハウジング12aと
には外部とファン収容室24とを連通する通気孔22と
排気孔23とが形成されている。そして、このファン2
1の回転により強制的に冷却風が外部から通気孔22を
介してベアリングケース3側からハウジング12a内に
吸い込まれ、さらに排気孔23から外部へ排出されるよ
うに構成されている。そして、この冷却風により上記作
業機駆動ユニット12が冷却される。
ここで、上記ハウジング12aの排気孔23は、上記ベ
アリングケース3の通気孔22から吸い込んだ冷却風
を、ハウジング12a内のファン収容室24を通して当
該ハウジング12aの前方外周方向へ図示の矢印が示す
ように排気孔23から排出させれるよう形成されてお
り、これにより冷却風がハウジング12aの後端部、イ
ンナーケース16および歯車軸9,19の軸受部25,
26を冷却しうるように構成されている。
アリングケース3の通気孔22から吸い込んだ冷却風
を、ハウジング12a内のファン収容室24を通して当
該ハウジング12aの前方外周方向へ図示の矢印が示す
ように排気孔23から排出させれるよう形成されてお
り、これにより冷却風がハウジング12aの後端部、イ
ンナーケース16および歯車軸9,19の軸受部25,
26を冷却しうるように構成されている。
なお、歯車軸9のファン装着部は第2図(イ)、(ロ)
に示す如くスプライン軸9aに形成するとともに、ファ
ン21のボス部内周面に軸方向に複数本の溝21a…を
設けて相互に嵌合しうるようにして両者を固定する。そ
の他、キー、ボルト等公知の手段によって固定するよう
にしてもよい。
に示す如くスプライン軸9aに形成するとともに、ファ
ン21のボス部内周面に軸方向に複数本の溝21a…を
設けて相互に嵌合しうるようにして両者を固定する。そ
の他、キー、ボルト等公知の手段によって固定するよう
にしてもよい。
本考案は上述のように構成したことにより、冷却風がフ
ァン収容室内を通過するため、長時間連続使用した場合
にあっても、エンジンより発生する熱が熱伝導により作
業機に熱伝達する歯車、歯車軸、ハウジング等を有効に
冷却せしめることができ、作業機の過熱を防止すること
ができる。また、ファンはエンジンケースと作業機駆動
ユニットとの間に配設された歯車軸に装着されるので、
ファンの装着が容易で、しかも僅かのスペース内にファ
ンを設けることができるので、装置の大型化を防止する
ことができる。しかも、通気孔および排気孔は外部とフ
ァン収容室とを連通せしめたものであり、外気を直接フ
ァン収容室内に供給するので、冷却効率が高く、しか
も、冷却風用の通路等をスペースを要して設置する必要
がなく、装置全体の小型化を図ることができる等の効果
を奏する。
ァン収容室内を通過するため、長時間連続使用した場合
にあっても、エンジンより発生する熱が熱伝導により作
業機に熱伝達する歯車、歯車軸、ハウジング等を有効に
冷却せしめることができ、作業機の過熱を防止すること
ができる。また、ファンはエンジンケースと作業機駆動
ユニットとの間に配設された歯車軸に装着されるので、
ファンの装着が容易で、しかも僅かのスペース内にファ
ンを設けることができるので、装置の大型化を防止する
ことができる。しかも、通気孔および排気孔は外部とフ
ァン収容室とを連通せしめたものであり、外気を直接フ
ァン収容室内に供給するので、冷却効率が高く、しか
も、冷却風用の通路等をスペースを要して設置する必要
がなく、装置全体の小型化を図ることができる等の効果
を奏する。
第1図は本考案に係るエンジン駆動工具の冷却装置の一
実施例を一部断面して示す側面図、第2図(イ)、
(ロ)は同実施例における歯車軸の一部とファンを夫々
示す側面図と正面図である。 1……エンジンケース 12……作業機駆動ユニット 19……歯車 21……ファン 22……通気孔 23……排気孔
実施例を一部断面して示す側面図、第2図(イ)、
(ロ)は同実施例における歯車軸の一部とファンを夫々
示す側面図と正面図である。 1……エンジンケース 12……作業機駆動ユニット 19……歯車 21……ファン 22……通気孔 23……排気孔
Claims (1)
- 【請求項1】回転駆動装置と、この回転駆動装置に接続
されるとともに、歯車軸を有する回転伝達機構部と、こ
の回転伝達機構部に接続された作業機駆動ユニットとを
備えたエンジン駆動工具であって、上記回転駆動装置と
上記作業機駆動ユニットとの間にはファン収容室が配設
され、このファン収容室内のほぼ中心部を貫通する上記
歯車軸にはファンが設けられ、上記ファン収容室の周壁
には外部とファン収容室内とを連通する通気孔と排気孔
とが設けられていることを特徴とするエンジン駆動工
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986179471U JPH0616679Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | エンジン駆動工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986179471U JPH0616679Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | エンジン駆動工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154179U JPS63154179U (ja) | 1988-10-11 |
JPH0616679Y2 true JPH0616679Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31122563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986179471U Expired - Lifetime JPH0616679Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | エンジン駆動工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616679Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE443940B (sv) * | 1982-09-22 | 1986-03-17 | Atlas Copco Ab | Slagverktyg drivet av utbytbar motordel |
-
1986
- 1986-11-20 JP JP1986179471U patent/JPH0616679Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63154179U (ja) | 1988-10-11 |
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