JPH0616624A - 3−アミノ−4,4−ジアルキルピロリジン誘導体 - Google Patents

3−アミノ−4,4−ジアルキルピロリジン誘導体

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JPH0616624A
JPH0616624A JP4198985A JP19898592A JPH0616624A JP H0616624 A JPH0616624 A JP H0616624A JP 4198985 A JP4198985 A JP 4198985A JP 19898592 A JP19898592 A JP 19898592A JP H0616624 A JPH0616624 A JP H0616624A
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JP
Japan
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acid
amino
compound
group
solvent
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Application number
JP4198985A
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Yasuo Ito
安夫 伊藤
Hideo Kato
日出男 加藤
Shingo Yasuda
信吾 安田
Noriyuki Kato
典幸 加戸
Toshihiko Yoshida
敏彦 吉田
Yoichi Yamamoto
陽一 山本
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Abbott Japan Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【構成】次の一般式 【化1】 (式中、R1 及びR2 は同一若しくは異なって低級アル
キル基を、R3 及びR4は同一若しくは異なって水素原
子,低級アルキル基又はアミノ保護基を、R5 は水素原
子又はアミノ保護基を表す。)で示される3−アミノ−
4,4−ジアルキルピロリジン誘導体及びその塩。 【効果】これらの化合物は、抗菌剤,抗腫瘍剤,エイズ
ウィルス治療剤等の医薬品及び農薬等の合成中間体とし
て有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌剤,抗腫瘍剤及びエ
イズウィルス治療剤等の医薬品及び農薬の合成中間体と
して有用な次の一般式(I)
【化2】 (式中、R1 及びR2 は同一若しくは異なって低級アル
キル基を、R3 及びR4は同一若しくは異なって水素原
子,低級アルキル基又はアミノ保護基を、R5 は水素原
子又はアミノ保護基を表す。)で示される新規な3−ア
ミノ−4,4−ジアルキルピロリジン誘導体及びその塩
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る、4位にアルキル基が2個
置換した3−アミノピロリジン誘導体はこれまで全く知
られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】抗菌剤,抗腫瘍剤,エ
イズウィルス治療剤等の医薬品や農薬の製造の為の新規
なピロリジン誘導体の開発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の事
情を鑑み鋭意研究した結果、本発明に係る新規な3−ア
ミノ−4,4−ジアルキルピロリジン誘導体が、上記医
薬品や農薬の重要な合成中間体として有用であることを
見い出し、本発明を完成させた。
【0005】即ち、本発明は次の一般式(I)
【化3】 (式中、R1,R2,R3,R4 及びR5 は前述と同意義を表
す。)で示される新規な3−アミノ−4,4−ジアルキ
ルピロリジン誘導体及びその塩に関するものである。
【0006】本発明の前記一般式(I)中、R1,R2,R
3 及びR4 で示される低級アルキル基としては、たとえ
ば、メチル基,エチル基,n-プロピル基,イソプロピル
基,n-ブチル基,イソブチル基,sec-ブチル基,tert-
ブチル基等が挙げられ、R3,R4 及びR5 で示されるア
ミノ保護基としては、たとえば、ホルミル基,アセチル
基,プロパノイル基,ブチロイル基,tert- ブチロイル
基等の低級アルカノイル基、フルオロアセチル基,ジフ
ルオロアセチル基,トリフルオロアセチル基,クロロア
セチル基等のハロゲノ低級アルカノイル基、ベンジルオ
キシカルボニル基,エトキシカルボニル基,メトキシカ
ルボニル基,tert- ブトキシカルボニル基等のカルボン
酸エステル残基、又はフェニルメチル基,α−メチルフ
ェニルメチル基,p-メトキシフェニルメチル基等の置換
基を有していても良いフェニルメチル基等が挙げられ
る。
【0007】本発明の前記一般式(I)で示される化合
物は、所望に応じて塩に変換することも、又は生成した
塩から塩基を遊離させることもできる。
【0008】本発明の前記一般式(I)で示される化合
物の塩としては、たとえば、塩酸,臭化水素酸,ヨウ化
水素酸,硝酸,硫酸,燐酸等の鉱酸塩、あるいは、酢
酸,マレイン酸,フマル酸,クエン酸,シュウ酸,リン
ゴ酸,メタンスルホン酸,p-トルエンスルホン酸,マン
デル酸,10- カンファースルホン酸,酒石酸等の有機酸
塩等が挙げられる。
【0009】本発明の前記一般式(I)で示される化合
物は、1個又は複数個の不斉炭素原子を有しており、い
くつかの立体異性体が存在し得るが、本発明にはこれら
異性体及びその混合物も包含される。
【0010】本発明の前記一般式(I)で示される新規
な3−アミノ−4,4−ジアルキルピロリジン誘導体は
下記の製造方法により製造することができるが、該化合
物の製造方法はこれらの方法に限定されるものではな
い。
【0011】本発明に係る化合物の製造方法の第一の様
式によれば、前記一般式(I)で示される化合物は、次
の一般式(II)
【化4】 (式中、R1,R2 及びR5 は前述と同意義を表し、R6
は水酸基を表す。)で示される3−イミノ−4,4−ジ
アルキル−5−オキソピロリジン誘導体を水素化金属に
より還元することにより製造することができる。
【0012】本製造方法である水素化金属による還元
は、それ自体公知の方法であり、各種の溶媒中で反応す
ることができる。
【0013】本製造方法において使用される溶媒として
は、反応を阻害しない限りいかなるものでもよく、たと
えば、エーテル,テトラヒドロフラン,1,4−ジオキ
サン,ジグリム,ベンゼン,トルエン,キシレン,ヘキ
サン等が挙げられ、水素化金属としては、水素化アルミ
ニウムリチウム,水素化アルミニウムナトリウム等の水
素化アルミニウム類、リチウムトリ-tert-ブトキシアル
ミノヒドリド,リチウムトリエトキシアルミノヒドリ
ド,ナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミノ
ヒドリド等の水素化アルコキシアルミニウム類等が挙げ
られ、又、反応は氷冷下から溶媒の還流温度までの範囲
で行われる。
【0014】尚、本製造方法において、出発原料となっ
た前記一般式(II)で示される3−イミノ−4,4−ジア
ルキル−5−オキソピロリジン誘導体は、以下の様にし
て製造することができる。
【化5】 (式中、R1,R2,R5 及びR6 は前述と同意義を表
す。)
【0015】本発明に係る化合物の製造方法の第二の様
式によれば、前記一般式(I)で示される化合物のうち
3 又は/及びR4 が水素原子である化合物は、前記一
般式(I)中、R3 又は/及びR4 がアミノ保護基であ
る化合物を、脱保護することにより製造することができ
る。アミノ保護基が、低級アルカノイル基,ハロゲノ低
級アルカノイル基である化合物は加水分解により、カル
ボン酸エステル残基である化合物は無溶媒あるいは溶媒
中カチオンスカベンジャーの存在下あるいは非存在下、
酸で処理することにより、又、フェニルメチル基類であ
る化合物は、溶媒中、触媒を用いて酸又はアルカリ存在
下又は非存在下水素化分解することにより製造すること
ができる。
【0016】アミノ保護基が低級アルカノイル基,ハロ
ゲノ低級アルカノイル基である化合物の加水分解はそれ
自体公知の方法で、酸又はアルカリを用いて行われ、酸
性加水分解には塩酸,硫酸等の酸を、アルカリ性加水分
解には水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,ナトリウム
アルコラート等のアルカリを用い、これら酸又はアルカ
リは水溶液、もしくは、メタノール,エタノール,n-ブ
タノール,sec-ブタノール,tert- ブタノール等の有機
溶媒、あるいは含水有機溶媒による溶液として反応に用
いることができ、反応は室温から溶媒の加熱還流温度下
において行われる。
【0017】カルボン酸エステル残基の脱保護反応にお
いて使用される溶媒としては、たとえば、酢酸,酢酸エ
チル,ジオキサン,水,メタノール,エタノールあるい
はこれらの混合溶媒等が挙げられ、カチオンスカベンジ
ャーとしては、たとえば、アニソール,チオアニソール
等が挙げられ、酸としては、たとえば、塩酸,臭化水素
酸,トリフルオロ酢酸等が挙げられ、反応は氷冷下から
室温までの温度範囲で行われる。
【0018】又、フェニルメチル基類の水素化分解にお
いて使用される溶媒としては、たとえば、メタノール,
エタノール,n-プロパノール,イソプロパノール,n-ブ
タノール等のアルコール系溶媒、アセトニトリル,N,
N−ジメチルホルムアミド,N−メチル−2−ピロリド
ン,ジメチルスルホキシド,ヘキサメチルホスフォリッ
クトリアミド等の非プロトン性極性溶媒、ベンゼン,ト
ルエン等の芳香族炭化水素系溶媒等が挙げられる。又、
触媒としては、5%パラジウム炭素,10%パラジウム
炭素,20%水酸化パラジウム炭素,ラネーニッケル等
の含金属化合物等が挙げられ、酸又はアルカリとして
は、塩酸,臭化水素酸,ヨウ化水素酸,硝酸,硫酸,リ
ン酸等の鉱酸あるいは、酢酸,メタンスルホン酸等の有
機酸、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化カル
シウム,アンモニア水等の無機塩基が挙げられる。反応
温度は室温から200℃の範囲で、水素圧は、常圧から
150気圧の範囲で行われる。
【0019】本発明に係る化合物の製造方法の第三の様
式によれば、前記一般式(I)で示される化合物のう
ち、R5 が水素原子である化合物は、前記一般式(I)
中、R5 がアミノ保護基である化合物を脱保護すること
により製造することができる。アミノ保護基が、低級ア
ルカノイル基,ハロゲノ低級アルカノイル基である化合
物は加水分解により、カルボン酸エステル残基である化
合物は無溶媒あるいは溶媒中カチオンスカベンジャーの
存在下あるいは非存在下、酸で処理することにより、
又、フェニルメチル基類である化合物は、溶媒中、触媒
を用いて酸又はアルカリ存在下又は非存在下水素化分解
することにより製造することができる。
【0020】アミノ保護基が低級アルカノイル基,ハロ
ゲノ低級アルカノイル基である化合物の加水分解はそれ
自体公知の方法で、酸又はアルカリを用いて行われ、酸
性加水分解には塩酸,硫酸等の酸を、アルカリ性加水分
解には水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,ナトリウム
アルコラート等のアルカリを用い、これら酸又はアルカ
リは水溶液、もしくは、メタノール,エタノール,n-ブ
タノール,sec-ブタノール,tert- ブタノール等の有機
溶媒、あるいは含水有機溶媒による溶液として反応に用
いることができ、反応は室温から溶媒の加熱還流温度下
において行われる。
【0021】カルボン酸エステル残基の水素化分解にお
いて使用される溶媒としては、たとえば、酢酸,酢酸エ
チル,ジオキサン,水,メタノール,エタノールあるい
はこれらの混合溶媒等が挙げられ、カチオンスカベンジ
ャーとしては、たとえば、アニソール,チオアニソール
等が挙げられ、酸としては、たとえば、塩酸,臭化水素
酸,トリフルオロ酢酸等が挙げられ、反応は氷冷下から
室温までの温度範囲で行われる。
【0022】又、フェニルメチル基類の水素化分解にお
いて使用される溶媒としては、たとえば、メタノール,
エタノール,n-プロパノール,イソプロパノール,n-ブ
タノール等のアルコール系溶媒、アセトニトリル,N,
N−ジメチルホルムアミド,N−メチル−2−ピロリド
ン,ジメチルスルホキシド,ヘキサメチルホスフォリッ
クトリアミド等の非プロトン性極性溶媒、ベンゼン,ト
ルエン等の芳香族炭化水素系溶媒等が挙げられる。又、
触媒としては、5%パラジウム炭素,10%パラジウム
炭素,20%水酸化パラジウム炭素,ラネーニッケル等
の含金属化合物等が挙げられ、酸又はアルカリとして
は、塩酸,臭化水素酸,ヨウ化水素酸,硝酸,硫酸,リ
ン酸等の鉱酸あるいは、酢酸,メタンスルホン酸等の有
機酸、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化カル
シウム,アンモニア水等の無機塩基が挙げられる。反応
温度は室温から200℃の範囲で、水素圧は、常圧から
150気圧の範囲で行われる。
【0023】本発明に係る化合物の製造方法の第四の様
式によれば、前記一般式(I)で示される化合物のうち
3 又は/及びR4 が低級アルキル基である化合物は、
前記一般式(I)中、R3 又は/及びR4 が水素原子で
ある化合物とハロゲノ低級アルキルとを、溶媒中、塩基
の存在下又は非存在下で反応させるか、もしくは、次の
一般式(III)
【化6】 (式中、R7 は水素原子又は低級アルキル基を表す。)
で示されるアルデヒド化合物とを、ギ酸の存在下で反応
させることにより製造することができる。
【0024】本製造方法のうちハロゲノ低級アルキルを
用いる場合の溶媒としては、たとえば、N,N−ジメチ
ルホルムアミド,アセトン,エタノール,テトラヒドロ
フラン,ベンゼン,クロロホルム等が挙げられ、塩基と
しては、たとえば、トリエチルアミン,炭酸カリウム等
が挙げられる。
【0025】又、本製造方法のうちアルデヒド化合物を
用いる場合の前記一般式(III) で示されるアルデヒド化
合物としては、ホルムアルデヒド,アセトアルデヒド,
プロピオンアルデヒド等が挙げられ、ホルムアルデヒド
はホルムアルデヒド水溶液(ホルマリン)として使用す
ることが好ましく、又、アセトアルデヒド及びプロピオ
ンアルデヒドを使用する時は、ニトロベンゼンを溶媒と
して用いることが好ましい。
【0026】本発明に係る化合物の製造方法の第五の様
式によれば、前記一般式(I)で示される化合物のうち
光学活性な化合物は、そのラセミ体を、光学活性な酸と
ジアステレオマー塩を形成させ、適当な溶媒から分別再
結晶することにより製造することができる。
【0027】本製造方法において使用される光学活性な
酸としては、L-若しくはD-マンデル酸,L-若しくはD-酒
石酸,L-若しくはD-ジベンゾイル酒石酸,L-若しくはD-
ジパラトルオイル酒石酸,L-若しくはD-カンファーカル
ボン酸,L-若しくはD-カンファー酸,L-若しくはD-カン
ファー-10-スルホン酸等が挙げられ、使用される溶媒と
しては、たとえば、メタノール,エタノール,イソプロ
パノール,n-ブタノール,sec-ブタノール,tert- ブタ
ノール等のアルコール系溶媒、アセトン,テトラヒドロ
フラン,酢酸エチル,酢酸メチル,エーテル,イソプロ
ピルエーテル等の有機溶媒、塩化メチレン,1,2−ジ
クロルエタン,クロロホルム等のハロゲン化炭化水素系
溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチ
ルアセトアミド等のアミド系溶媒及び水、又はこれらの
混合溶媒等が挙げられる。
【0028】本発明に係る化合物の製造方法の第六の様
式によれば、前記一般式(I)で示される化合物のうち
3 又はR4 が低級アルカノイル基又はハロゲノ低級ア
ルカノイル基である化合物は、前記一般式(I)中R3
又はR4 が水素原子である化合物と、次の一般式(IV)
【化7】 (式中、R8 は低級アルキル基又はハロゲノ低級アルキ
ル基を表す。)で示される酸無水物誘導体、あるいは次
の一般式(V) R8 −CO−X (V) (式中、R8 は前述と同意義を表し、Xはハロゲン原子
を表す。)で示される酸ハライド誘導体とを、塩基の存
在下、又は非存在下、無溶媒中あるいは溶媒中で反応さ
せることにより製造することができる。
【0029】本製造方法において使用される溶媒として
は、反応を阻害しない限りいかなるものでもよく、たと
えば、エチレングリコールジメチルエーテル(モノグラ
イム),ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグ
ライム),トリエチレングリコールジメチルエーテル
(トリグライム)等のエーテル類、クロロホルム,塩化
メチレン,1,2−ジクロルエタン等のハロゲン化炭化
水素類、N,N−ジメチルホルムアミド,ジメチルスル
ホキシド,ヘキサメチルフォスホリックトリアミド等の
非プロトン性極性溶媒、ベンゼン,トルエン等の芳香族
炭化水素系溶媒、あるいは、ピリジン,ピコリン,ルチ
ジン,コリジン,トリエチルアミン等の有機塩基等が挙
げられる。
【0030】本製造方法において使用される塩基として
は、たとえば、トリエチルアミン,ピリジン,炭酸カリ
ウム等が挙げられ、反応は氷冷下から200℃の範囲で
行われる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を参考例及び実施例によって説
明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。
【0032】参考例1 3,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−フェニルメ
チルピロリジン 2,2−ジメチル−アセト酢酸エチル91.10gをエ
タノール910mlに溶解し、臭素101.47gを室温
攪拌下に滴下した。室温で3時間攪拌した後、過剰の臭
素と溶媒を減圧留去し、得られた残渣をエタノール91
0mlに溶解し、氷冷攪拌下にベンジルアミン157.3
mlを滴下した。室温に戻して16時間攪拌後、溶媒を減
圧留去し、残留物を塩化メチレンに溶解して、10%塩
酸,水で順次洗浄して無水硫酸ナトリウムで脱水した。
溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(5%メタノール−塩化メチレン)で処理
し、赤褐色油状物51.22gを得た。 NMRスペクトル δ (CDCl3) ppm : 1.27(6H,s),3.7
0(2H,s),4.64(2H,s),7.23-7.40(5H,m)
【0033】参考例1の方法に準拠して、参考例2の化
合物を得た。
【0034】参考例2 3,3−ジエチル−2,4−ジオキソ−1−フェニルメ
チルピロリジン 性状 黄色液体 NMRスペクトル δ (CDCl3) ppm : 0.79(6H,t,J=7.
5Hz),1.65-1.90(4H,m),3.56(2H,s),4.70(2H,s),7.20-7.
45(5H,m)
【0035】参考例3 3−ヒドロキシイミノ−4,4−ジメチル−5−オキソ
−1−フェニルメチルピロリジン 3,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−フェニルメ
チルピロリジン51.22gにヒドロキシルアミン塩酸
塩49.20g,トリエチルアミン98.2ml及びエタ
ノール510mlを加え、室温で一夜攪拌した。溶媒を減
圧留去し、残留物に10%クエン酸水溶液を加え、塩化
メチレンで抽出した。塩化メチレン抽出液を10%水酸
化ナトリウム水溶液で抽出し、この水層を10%塩酸を
加え酸性とし、塩化メチレンで抽出した。抽出液を無水
硫酸ナトリウムで脱水後、溶媒を減圧留去し、淡黄色結
晶を得た。この結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄
し、無色結晶33.61gを得た。酢酸エチルから再結
晶し、融点178〜181℃の無色板状晶を得た。 元素分析値 C13152 2 理論値 C, 67.51; H, 6.54; N, 12.11 実験値 C, 67.22; H, 6.83; N, 12.00
【0036】参考例3の方法に準拠して、参考例4の化
合物を得た。
【0037】参考例4 4,4−ジエチル−3−ヒドロキシイミノ−5−オキソ
−1−フェニルメチルピロリジン 性状 無色針状晶 (AcOEt-n-Hex) 融点 157〜161℃ NMRスペクトル δ (CDCl3) ppm : 0.81(6H,t,J=
7.5Hz),1.60-1.95(4H,m),3.92(2H,s),4.59(2H,s),7.20-
7.40(5H,m),7.55(1H,brs)
【0038】実施例1 3−アミノ−4,4−ジメチル−1−フェニルメチルピ
ロリジン 3−ヒドロキシイミノ−4,4−ジメチル−5−オキソ
−1−フェニルメチルピロリジン45.71gを無水テ
トラヒドロフラン4500mlに溶解し、水素化アルミニ
ウムリチウム46.00gを加えて3時間加熱還流し
た。室温に戻した後、水46ml,10%水酸化ナトリウ
ム水溶液46ml,水138mlの順に加え、不溶物を濾去
して、濾液を減圧濃縮した。残渣を塩化メチレンに溶解
し、無水硫酸ナトリウムで脱水した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1
0%メタノール−塩化メチレン)で処理し、無色液体3
1.16gを得た。 NMRスペクトル δ (CDCl3) ppm : 0.97(3H,s),
1.05(3H,s),1.51(2H,br-s),2.30-2.38(1H,m),2.43(1H,
d,J=9Hz),2.49(1H,d,J=9Hz),2.98-3.06(2H,m),3.59(1H,
d,J=13Hz),3.66(1H,d,J=13Hz),7.20-7.35(5H,m)
【0039】実施例1の方法に準拠して、実施例2の化
合物を得た。
【0040】実施例2 3−アミノ−4,4−ジエチル−1−フェニルメチルピ
ロリジン 性状 淡黄色液体 NMRスペクトル δ (CDCl3) ppm : 0.82(3H,t,J=
7Hz),0.83(3H,t,J=7Hz),1.20-1.60(6H,m),2.20(1H,dd,J
=9,6Hz),2.31(1H,d,J=9.5Hz),2.44(1H,d,J=9.5Hz),3.06
(1H,dd,J=9,6Hz),3.14(1H,t,J=6Hz),3.52(1H,d,J=13H
z),3.63(1H,d,J=13Hz),7.20-7.40(5H,m)
【0041】実施例3 (+)−3−アミノ−4,4−ジメチル−1−フェニル
メチルピロリジン・L-酒石酸塩 3−アミノ−4,4−ジメチル−1−フェニルメチルピ
ロリジン(ラセミ体)20.0gのエタノール100ml
溶液に、D-酒石酸14.7gを加え、10分間加熱還流
した。冷後、吸引濾過し、濾液を減圧濃縮し、残渣に水
を加え溶解させ10%水酸化ナトリウム水溶液を加えア
ルカリ性とした。塩化メチレン抽出し、乾燥後、溶媒を
留去して、淡褐色粘稠液体11.4gを得た。得られた
粘稠液体11.0gのメタノール50ml溶液に、L-酒石
酸8.0gを加え10分間加熱還流した。冷後、析出結
晶を濾取し、メタノール:水=1:1の混液から再結晶
し、融点212〜217℃(分解)の無色結晶7.8g
を得た。 元素分析値 C13202 ・3/2C4 6 6 理論値 C, 53.14; H, 6.81; N, 6.52 実験値 C, 52.94; H, 6.69; N, 6.47 比旋光度〔α〕D 20 +20.5° (c=1,H2O)
【0042】実施例4 (−)−3−アミノ−4,4−ジメチル−1−フェニル
メチルピロリジン・D-酒石酸塩 3−アミノ−4,4−ジメチル−1−フェニルメチルピ
ロリジン(ラセミ体)20.0gのエタノール100ml
溶液に、D-酒石酸14.7gを加え、10分間加熱還流
した。冷後、析出結晶を濾取し、得られた結晶をメタノ
ール:水=1:1の混液から再結晶し、融点210〜2
15℃(分解)の無色結晶12.3gを得た。 元素分析値 C13202 ・3/2C4 4 6 理論値 C, 53.14; H, 6.81; N, 6.52 実験値 C, 53.03; H, 6.79; N, 6.75 比旋光度〔α〕D 20 -25.0° (c=1,H2O)
【0043】実施例5 4,4−ジメチル−1−フェニルメチル−3−トリフル
オロアセチルアミノピロリジン・塩酸塩 3−アミノ−4,4−ジメチル−1−フェニルメチルピ
ロリジン30.66gを塩化メチレン300mlに溶解
し、氷冷攪拌下、無水トリフルオロ酢酸22.8mlを滴
下し、30分間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液,水で順次洗浄し、塩化メチレン層を無水硫
酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧留去し、無色結晶4
1.98gを得た。結晶をジイソプロピルエーテルから
再結晶し、融点135〜137℃の無色針状晶を得た。
得られた無色結晶を常法により塩酸塩とし、無色結晶3
7.69gを得た。この結晶をエタノールから再結晶
し、融点227〜230℃の無色プリズム晶を得た。 元素分析値 C15193 2 O・HCl 理論値 C, 53.50; H, 5.99; N, 8.32 実験値 C, 53.29; H, 5.87; N, 8.35
【0044】実施例5の方法に準拠して、実施例6〜8
の化合物を得た。
【0045】実施例6 4,4−ジエチル−1−フェニルメチル−3−トリフル
オロアセチルアミノピロリジン・塩酸塩 性状 無色針状晶 (EtOH-Et2O) 融点 199〜202℃ 元素分析値 C17233 2 O・HCl 理論値 C, 55.97; H, 6.63; N, 7.68 実験値 C, 55.76; H, 6.53; N, 7.62
【0046】実施例7 (−)−4,4−ジメチル−1−フェニルメチル−3−
トリフルオロアセチルアミノピロリジン・塩酸塩 実施例3の化合物を用いて合成した。 性状 無色針状晶 (EtOH) 融点 218〜221℃ 元素分析値 C15193 2 O・HCl 理論値 C, 53.50; H, 5.99; N, 8.32 実験値 C, 53.37; H, 5.90; N, 8.25 比旋光度〔α〕D 20 -15.8° (c=1,MeOH)
【0047】実施例8 (+)−4,4−ジメチル−1−フェニルメチル−3−
トリフルオロアセチルアミノピロリジン・塩酸塩 実施例4の化合物を用いて合成した。 性状 無色針状晶 (EtOH) 融点 217.5〜221℃ 元素分析値 C15193 2 O・HCl 理論値 C, 53.50; H, 5.99; N, 8.32 実験値 C, 53.29; H, 5.95; N, 8.27 比旋光度〔α〕D 20 +14.6° (c=1,MeOH)
【0048】実施例9 4,4−ジメチル−3−トリフルオロアセチルアミノピ
ロリジン・塩酸塩 4,4−ジメチル−1−フェニルメチル−3−トリフル
オロアセチルアミノ−ピロリジン・塩酸塩36.69の
をメタノール120ml及び水30ml溶液に、10%パラ
ジウム−炭素3.67gを加え、水素圧30気圧,40
℃で3時間水素化分解した。触媒を濾去し、溶媒を留去
後、残渣にエタノールを加えて留去し、無色固体を得
た。ジイソプロピルエーテルで処理して結晶化させ、無
色結晶26.86gを得た。この結晶をエタノールから
再結晶して、融点232〜233℃の無色針状晶を得
た。 元素分析値 C8 133 2 O・HCl 理論値 C, 38.96; H, 5.72; N, 11.36 実験値 C, 38.90; H, 5.60; N, 11.34
【0049】実施例9の方法に準拠して、実施例10〜
12の化合物を得た。
【0050】実施例10 4,4−ジエチル−3−トリフルオロアセチルアミノピ
ロリジン・塩酸塩 性状 無色結晶 (EtOH-Et2O) 融点 188〜190℃ 元素分析値 C10173 2 O・HCl 理論値 C, 43.72; H, 6.60; N, 10.20 実験値 C, 43.49; H, 6.50; N, 10.13
【0051】実施例11 (−)−4,4−ジメチル−3−トリフルオロアセチル
アミノピロリジン・塩酸塩 実施例7の化合物を用いて合成した。 性状 無色針状晶 (iso-PrOH) 融点 201〜204℃ 元素分析値 C8 133 2 O・HCl 理論値 C, 38.96; H, 5.72; N, 11.36 実験値 C, 38.79; H, 5.57; N, 11.37 比旋光度〔α〕D 20 -24.7° (c=1,MeOH)
【0052】実施例12 (+)−4,4−ジメチル−3−トリフルオロアセチル
アミノピロリジン・塩酸塩 実施例8の化合物を用いて合成した。 性状 無色針状晶 (iso-PrOH) 融点 199.5〜203.5℃ 元素分析値 C8 133 2 O・HCl 理論値 C, 38.96; H, 5.72; N, 11.36 実験値 C, 38.71; H, 5.44; N, 11.27 比旋光度〔α〕D 20 +20.0° (c=0.2,MeOH)
【0053】参考例5 7−(4,4−ジメチル−3−トリフルオロアセチルア
ミノ−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−1−メチル
−4−オキソ−1H,4H−〔1,3〕チアゼト〔3,
2−a〕キノリン−3−カルボン酸エチル 6,7−ジフルオロ−1−メチル−4−オキソ−1H,
4H−〔1,3〕チアゼト〔3,2−a〕キノリン−3
−カルボン酸エチル5.00g,4,4−ジメチル−3
−トリフルオロアセチルアミノピロリジン塩酸塩4.7
6g及び1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−
ウンデセン5.38gのN,N−ジメチルホルムアミド
50mlの懸濁液を室温で25時間攪拌した。反応液を氷
水400mlの中に加え、析出結晶を吸引濾取して、無色
結晶6.10gを得た。N,N−ジメチルホルムアミド
から再結晶し、融点272〜275℃(分解)の無色針
状晶を得た。 元素分析値 C22234 3 4 S 理論値 C, 52.69; H, 4.62; N, 8.38 実験値 C, 52.61; H, 4.42; N, 8.31
【0054】
【発明の効果】本発明の3−アミノ−4,4−ジアルキ
ルピロリジン誘導体は、たとえば、特願平4−1210
32号及び特願平4−137603号等に開示されてい
る抗菌剤,抗腫瘍剤及びエイズウィルス治療剤等の医薬
品及び農薬の合成中間体として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 陽一 石川県七尾市八田町ウ部72番地

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式 【化1】 (式中、R1 及びR2 は同一若しくは異なって低級アル
    キル基を、R3 及びR4は同一若しくは異なって水素原
    子,低級アルキル基又はアミノ保護基を、R5 は水素原
    子又はアミノ保護基を表す。)で示される3−アミノ−
    4,4−ジアルキルピロリジン誘導体及びその塩。
JP4198985A 1992-07-03 1992-07-03 3−アミノ−4,4−ジアルキルピロリジン誘導体 Pending JPH0616624A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2133279A1 (en) 1999-01-27 2009-12-16 Tetra Laval Holdings & Finance SA Laminated packaging material for paper container
WO2011031745A1 (en) 2009-09-09 2011-03-17 Achaogen, Inc. Antibacterial fluoroquinolone analogs

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