JPH06164543A - スペクトラム拡散通信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信装置

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Publication number
JPH06164543A
JPH06164543A JP43A JP33001292A JPH06164543A JP H06164543 A JPH06164543 A JP H06164543A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33001292 A JP33001292 A JP 33001292A JP H06164543 A JPH06164543 A JP H06164543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spread spectrum
communication device
commercial power
spectrum communication
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP43A
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English (en)
Inventor
Seiji Mori
政治 森
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06164543A/ja
Publication of JPH06164543A publication Critical patent/JPH06164543A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペクトラム拡散通信機において、ISM装
置からの商用電源波形に基づく妨害波による送受信に対
する影響を最小限に抑制する構成を提案することであ
る。 【構成】 スペクトラム拡散送信機の商用電源1から送
信機の電源をとるためのブリッジ回路3と同様のブリッ
ジ回路4の整流出力がフォトカプラ5に加えられ、妨害
波発生のタイミングtONが検出される。その検出出力は
制御回路6に送られて、制御回路6はこれに基づいて送
信機7の送信タイミングを制御し、tONでは送信を停止
し、tOFFで送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジ等のISM
(Industrial,Scientific and Medical 産業科学医療)
装置からの妨害波の影響下においても、その影響を最小
限に抑制可能にしたスペクトラム拡散通信装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】電波を情報伝達のためではなく、そのエ
ネルギーを利用するために割り当てられた周波数帯とし
て表に示すISMバンドがある。
【0003】
【表1】
【0004】そしてこのISMバンドのスペクトラム拡
散通信へ割り当てられたものとして表2に示すバンドが
ある。
【表2】
【0005】そしてISMバンド内での通信の原則とし
て、ISM装置からの有害な干渉を甘受しなければなら
ないこと及び他の通信に有害な混信を与えてはならない
ことをあげることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに電子レンジ等
のISM装置の内部にはマグネトロン等の発振器が設け
られており、例えば、このマグネトロンは図8(a)に
示すような波形の商用電源出力の半波整流出力で駆動さ
れているので、同図(b)に示す発振波形を出力する。
従って前記ISMバンド内での通信として、例えば、図
9(b)に示す送信波形の連続送信の場合、全体の50
%の送信情報に対して誤りが発生する危険性がある。ま
た、図9(c)に示す送信波形の間欠送信の場合、tTX
<tOFFであると、両波形が衝突するタイミングで誤り
が発生する危険がある。
【0007】本発明の目的はISM装置等からの妨害波
が存在するタイミングを予め検知して、そのタイミング
では送受信をしないようにして妨害波と送信信号との衝
突による誤りを未然に防止することができるエラーフリ
ーのスペクトラム拡散通信装置を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスペクトラム拡散装置は、スペクトラム拡
散送信機と、スペクトラム拡散受信機と、所定種類の妨
害波が発生するタイミングを検出する検出手段と、上記
タイミングにおいては、データを送信又は受信しないよ
うに前記送信機又は受信機を制御する制御手段と、を有
することを特徴とする。
【0009】
【作用】ISM装置等から妨害波が発生すると、そのタ
イミング検出され、そのタイミングではデータを送信又
は送信しないように送信機又は受信機が制御される。
【0010】
【実施例】以下本発明の各実施例を説明する。図1は例
えば電子レンジと共通の商用電源を用いたスペクトラム
拡散送信機に本発明を適用した一実施例を示す。同図に
おいて、1は電子レンジと共通の商用電源、2はトラン
ス、3は全波整流用ブリッジ回路で、その整流出力は送
信機7内部の直流電源として使用される。8は妨害波発
生タイミング検出回路で、全波整流ブリッジ回路4、フ
ォトカプラ5から成る。6はマイクロコンピュータ等を
含む制御回路である。
【0011】前述したように妨害波の波形と商用電源の
波形とは対応しているので、ブリッジ回路4の整流出力
は妨害波が送信されるタイミングをあらわしており、妨
害波発生のタイミングtONがフォトカプラ5によって検
出され、その検出出力は制御回路6に送られて、制御回
路6はこれに基づいて送信機7の送信タイミングを制御
する。即ち、tONでは送信を停止し、tOFFの期間で送
信する。
【0012】図2はスペクトラム拡散受信機に本発明を
適用した一実施例で、受信信号から妨害波のタイミング
を検出する方式をとっている。同図において、10は受
信アンテナ、11は高周波増幅器、12は周波数変換
器、13は中間周波増幅器、14は復調回路である。1
5は妨害波タイミング検出回路で、整流回路16、商用
電源周波数(50Hz又は60Hz)を中心周波数とするバ
ンドパスフィルタ17及び波形整形回路(例えばシュミ
ットトリガ回路)18を含む。19はマイクロコンピュ
ータ等を含む制御回路、20は該制御回路によりオンオ
フされるスイッチである。
【0013】整流回路16には中間周波(IF)出力が
加えられ、そのIF出力から商用電源周波数に応じた検
出出力が制御回路19に送られ、妨害波が発生するタイ
ミング検出されるので、そのタイミングではスイッチ2
0をオフにして受信を行わない。
【0014】なお、図3は本発明をスペクトラム拡散受
信機に適用した他の実施例で、商用電源21から静電誘
導により受信アンテナ22に入力される商用電源波形の
妨害波のタイミングを検出する方式をとっている。同図
において、23はコンデンサ、24はバンドパスフィル
タで、これらにより受信信号中より高周波成分であるス
ペクトラム拡散信号成分を抽出し、高周波増幅器25に
加える。
【0015】一方、26はインダクタンス、27は低周
波増幅器であり、インダクタンス26を介して受信信号
中より低周波成分である妨害波成分を抽出し、低周波増
幅器27で増幅してから、前記と同様の構成の妨害波タ
イミング検出回路28に加える。29は制御回路で、回
路28からの検出信号に基づいてスイッチ30をオンオ
フして受信を制御する。
【0016】上述した実施例によると、検出された商用
電源波形のうちで、例えば、マグネトロンが駆動されな
い期間でのみ送信を行うようにすることにより妨害を受
けることがない。但し、図2の実施例では、図4から明
らかなように、送信信号中の商用電源波形を検出する、
換言すれば信号中の妨害を受けている半周期を検出でき
るので、妨害を受けていない半周期TEの期間毎に送信
すれば妨害信号と送信信号との衝突はなくエラーフリー
となる。
【0017】これに対し図1及び図3の実施例では、図
5から明らかなように、検出出力(a)に対し妨害波の
極性が不明で、(b)又は(c)となり得るから、商用
電源波形のうちのどちらの半周期でマグネトロンが駆動
されているかは不明であり、商用電源の周波数のみが検
出される。
【0018】従って、これらの実施例の場合は、制御回
路6,19が図6に示すような制御を行って送信又は受
信のタイミングを確定する必要がある。図5において、
ステップS1では図5(b)を想定し送信又は受信し、
ステップS2で誤りが有るか否かを判別し、NOであれ
ばステップS3で図5(b)の状態を保持するが、YE
Sであると、ステップS4で図5(c)を想定して送信
又は受信し、ステップS5で図5(c)の状態を保持す
る。
【0019】図7は本発明のスペクトラム拡散通信機の
具体的な動作を示すフローチャートである。このフロー
チャートにおいて、ステップS14は前述した商用電源波
形の検出による送信制御動作の部である。またステップ
11からS13までの間では、正常の送信動作ができるか
否かを確認するため、何回か再送を行う。なお、ステッ
プS11で「ACK有」とは送信に対して相手局からの確
認信号が正しく受信できたことを意味する。
【0020】ステップS14での制御を行った後、正常の
送信動作が可能か否かでステップS7で確認され、不可
能であれば、空間の状態が極めて悪いか何かの理由で通
信が不可能であるとして通信そのものを断念する。
【0021】ステップS20で伝送されるべきデータが送
信され、その後でステップS14で行われたタイミング制
御を解除する。これはステップS14で行われる制御自体
が、妨害を受けていることを前提としているものであ
り、換言すれば必要に応じて行われるべき性質のもので
あるということで、データの送信が終了するたびに解除
する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ペクトラム拡散通信において電子レンジ等のISM装置
からの妨害波の影響を最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】図2の実施例の動作説明用の波形である。
【図5】図1及び図3の実施例の動作説明の波形図であ
る。
【図6】図1及び図3の実施例における妨害波発生タイ
ミングの検出動作説明用のフローチャートである。
【図7】本発明のスペクトラム拡散通信機の具体的動作
を示すフローチャートである。
【図8】商用電源波形とマグネトロンの発振波形を示す
波形図である。
【図9】ISM装置の発振波形と2種類の送信波形を示
す波形図である。
【符号の説明】
1 商用電源 3,4 ブリッジ回路 5 フォトカプラ 6 制御回路 7 送信機 8 検出回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散送信機と、 スペクトラム拡散受信機と、 所定種類の妨害波が発生するタイミングを検出する検出
    手段と、 上記タイミングにおいては、データを送信又は受信しな
    いように前記送信機又は受信機を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記妨害波として商用
    電源の略半周期で駆動されるマグネトロンにより発生さ
    れる妨害波を検出することを特徴とする請求項1に記載
    のスペクトラム拡散通信装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が、前記送信機の電源に並
    列に接続されたブリッジ整流回路と、該ブリッジ整流回
    路の出力によってオンオフされるフォトカプラと、を含
    むことを特徴とする請求項1に記載のスペクトラム拡散
    通信装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段が、受信信号中から商用電
    源波形を抽出する抽出回路を有する請求項2に記載のス
    ペクトラム拡散通信装置。
  5. 【請求項5】 前記抽出回路が、商用電源周波数付近に
    中心周波数を有するバンドパスフィルタと、該バンドパ
    スフィルタの出力波形を整形するシュミットトリガ回路
    と、を含むことを特徴とする請求項4に記載のスペクト
    ラム拡散通信装置。
  6. 【請求項6】 前記抽出回路が、商用電源周波数でロッ
    クされるPLL回路を有していることを特徴とする請求
    項4に記載のスペクトラム拡散通信装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段が、受信アンテナに結合し
    ている商用電源波形を抽出する抽出回路を有しているこ
    とを特徴とする請求項2に記載のスペクトラム拡散通信
    装置。
  8. 【請求項8】 前記抽出回路が、商用電源周波数付近に
    中心周波数を有するバンドパスフィルタと、該バンドパ
    スフィルタの出力波形を整形するシュミットトリガ回路
    と、を含むことを特徴とする請求項7に記載のスペクト
    ラム拡散通信装置。
  9. 【請求項9】 前記抽出回路が、商用電源周波数でロッ
    クされるPLL回路を有していることを特徴とする請求
    項7に記載されているスペクトラム拡散通信装置。
JP43A 1992-11-16 1992-11-16 スペクトラム拡散通信装置 Pending JPH06164543A (ja)

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