JPH06164228A - ガラスアンテナ - Google Patents

ガラスアンテナ

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JPH06164228A
JPH06164228A JP33355892A JP33355892A JPH06164228A JP H06164228 A JPH06164228 A JP H06164228A JP 33355892 A JP33355892 A JP 33355892A JP 33355892 A JP33355892 A JP 33355892A JP H06164228 A JPH06164228 A JP H06164228A
Authority
JP
Japan
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antenna
glass
antenna element
conductive wire
heating
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33355892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Obara
章平 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のリアガラスに複数のアンテナを付設
する際、各アンテナの干渉をなくすことによってその周
波数特性を改善したガラスアンテナを提供すること。 【構成】 自動車用窓ガラスに付設された複数本の加熱
用導電線3と、この加熱用導電線3に平行に付設された
複数本のアンテナ用導電線4、5、6と、この加熱用導
電線3に垂直に付設された複数本のアンテナ用導電線5
d,6d,7cとからなり、前記加熱用導電線3に垂直
に付設されたアンテナ用導電線5d,6d,7cは上下
方向に前記加熱用導電線3用母線3L1,3Rに沿って
付設するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のTV受信用ガラ
スアンテナの周波数特性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車のリアガラスに防曇用の
複数本の加熱用導電線とともにラジオまたはTV受信用
のアンテナ線を付設したものは知られている。
【0003】すなわち、図3に示すように強化ガラスの
表面に導電プリント線等を設けたものや、図4に示すよ
うにTV用のアンテナ線を2枚の板ガラス間に封入し、
異なる複数のアンテナ(図中、TV1やTV2等で示さ
れている)でダイバシティ受信を行うものは知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなガラスアン
テナは、1枚のリアガラスの中に多数のアンテナが近接
して付設されているので、例えば、TV2のアンテナを
良好な受信特性が得られるようにチューニングした後、
TV3を水平素子を用いてチューニングを行うと、すで
にチューニングしたTV2(およびTV1、FM1、F
M2)との間で相互に干渉を生じ、これら他のアンテナ
の性能を低下させてしまう。
【0005】すなわち、TV2は加熱用導電線と結合し
ているので、水平素子を使ってのTV3のチューニング
によってTV3は良好な受信特性が得られるようになる
が、加熱用導電線自体の特性の変化によってTV2はそ
の影響を受けて特性が変化してしまう(図6の参
照)。
【0006】したがって、多数のアンテナを1枚のリア
ガラスに設けたときには良好な特性を引き出し難いこと
になる。なお、図5および図6においてはTV3の特
性を示す。
【0007】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は自動車のリアガラスに複数
のアンテナを付設する際、各アンテナの干渉をなくすこ
とによって周波数特性を改善したガラスアンテナを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係るガラスアンテナは、自動車用窓ガラスに
付設された複数本の加熱用導電線と、この加熱用導電線
に平行に付設された複数本のアンテナ用導電線と、この
加熱用導電線に垂直に付設された複数本のアンテナ用導
電線とからなり、前記加熱用導電線に垂直に付設された
アンテナ用導電線は上下方向に前記加熱用導電線用母線
に沿って付設するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明に係るガラスアンテナは、加熱用導電
線に対し垂直に短絡して設けた母線に沿って垂直方向に
延びるアンテナ素子を付設するようにし、母線に垂直方
向に延びるアンテナ素子を結合させてチューニングを行
い、水平素子の特性に影響を与えることなく周波数特性
を改善する。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1はこの発明に係るガラスアンテナのパタ
ーン図であり、このパターンの好ましい水平方向の寸法
を示す。
【0011】このガラスアンテナ1は、窓ガラス2のほ
ぼ中央に配設された複数本の加熱用導電線3と、受信用
アンテナ4,5,6,7,8とを備える。
【0012】加熱用導電線3は窓ガラス2の左右の辺に
沿ってそれぞれ配設された母線3L1,3R,3L2で
全体としてコ字状に付設する。上記各導電線3は銀ペー
ストを印刷し、それを乾燥・焼成して形成する。
【0013】受信用アンテナ4はAM/FM用のアンテ
ナであって、導電線3の上側に設ける。この受信用アン
テナ4は3本の互いに平行なアンテナ素子4a,4b,
4cからなる主アンテナおよびこの主アンテナと結合さ
れた受信出力を増強するための補助アンテナ素子4d,
4e,4fから構成される。
【0014】図では加熱用導電線3をコ字状(上下に分
割して直列接続)に付設したが、その代りに非分割タイ
プのものでもよい。
【0015】また、図示はしていないが、加熱用導電線
3と受信用アンテナ8の間にワイパー凍結防止用の加熱
用導電線を設けてもよい。
【0016】上側の主アンテナ素子4aは給電点9から
上方に延び、ガラスエッジに平行に折り曲げられて中心
線CLを越えて延びた後15mmの間隔をもって平行に
折り返される。その先端部はアンテナ素子4aに平行に
中心線CLまで折り返された後、垂直方向に折り曲げら
れアンテナ素子4bと交差してアンテナ素子4cまで延
びる。
【0017】アンテナ素子4cの一方の開放端は下側に
折り曲げられ加熱用導電線3と5mmの間隔をもって対
向付設された補助アンテナ素子4dおよびアンテナ素子
4a,4b間に延びるよう上方に折り曲げられた補助ア
ンテナ素子4eに連なる。
【0018】上記補助アンテナ素子4dは加熱用導電線
3から誘導される受信波をアンテナ素子4c側に伝達す
るためのものである。この際、アンテナ素子4b、4e
間に10mm、4b、4c間に20mm、4c、4d間
に10mmの間隔を設ける。
【0019】補助アンテナ素子4fは給電点9から上方
に延びるアンテナ素子4aの途中からアンテナ素子4a
に平行に延びた後、30mmの間隔をもってL字状に平
行に折り返される。
【0020】受信用アンテナ5はTV用アンテナであっ
て、導電線3の上側に設ける。この受信用アンテナ5は
水平方向に延びる3本のアンテナ素子5a,5b,5c
と垂直方向に延びるアンテナ素子5dから構成する。
【0021】アンテナ素子5a,5b,5cは互いに平
行とし、上側のアンテナ素子5aはアンテナ素子4fと
4bの間に、中央のアンテナ素子5bはアンテナ素子4
bと4cの間に、下側のアンテナ素子5cはアンテナ素
子4cと4dの間にそれぞれ入り込んで相互に噛み合う
よう形成する。その際、5aと4f、5bと4b、およ
び5cと4d間にはそれぞれ5mmの間隔を設ける。
【0022】垂直方向に延びるアンテナ素子5dは窓ガ
ラスの中心部附近まで延ばし、導電線3を上下方向に短
絡する母線3Rと高周波的に結合させることによってチ
ューニングを行い、導電線3から誘導される受信電力を
有効にアンテナ5へ供給できるようにする。このときの
アンテナ素子5dの垂直部分の長さは170mm、母線
3Rとの間隔は5mm、母線3Rと重なる部分の長さは
110mmである。
【0023】受信用アンテナ6はTV用アンテナであっ
て、アンテナ素子4eの上側に設ける。この受信用アン
テナ6は3本の互いに平行なアンテナ素子6a,6b,
6cおよび垂直方向に延びるアンテナ素子6dから構成
される。
【0024】上側のアンテナ素子6aは給電点11から
上方に延び、さらにガラスエッジに平行に折り曲げられ
て延び、中央のアンテナ素子6bは給電点11から水平
方向に延び、下側のアンテナ素子6cはアンテナ素子6
bから分岐して延びる。
【0025】この際、上記各素子間には25mmの間隔
を設けるとともに、下側のアンテナ素子6cとアンテナ
素子4eとの間に20mmの間隔を設ける
【0026】垂直方向に延びるアンテナ素子6dは窓ガ
ラスの中心部附近まで延ばし、導電線3を上下方向に短
絡する母線3L1と高周波的に結合させることによって
チューニングを行い、導電線3から誘導される受信電力
を有効にアンテナ6へ供給できるようにする。
【0027】このときのアンテナ素子6dの長さは18
0mm、母線3L1との間隔は5mm、母線3L1と重
なる部分の長さは90mmである。
【0028】受信用アンテナ7はFM/TV用アンテナ
であって、導電線3の下側に設ける。受信用アンテナ7
はコ字状に折り曲げたアンテナ素子7a、水平アンテナ
素子7bおよび垂直アンテナ素子7cから構成される。
【0029】アンテナ素子7aは給電点12から導電線
3に平行に水平方向に延び、この素子7aに20mmの
間隔をもって平行に折り返して給電点12近傍まで延び
る。
【0030】水平アンテナ素子7bはアンテナ素子7a
と20mmの間隔をもって平行に付設され、その端部に
給電点12が接続される。一方の開放端から母線3Rと
平行に所定の間隔をもって垂直方向にアンテナ素子7c
を延ばす。
【0031】垂直方向に延びるアンテナ素子7cは窓ガ
ラスの中心部附近まで延ばし、導電線3を上下方向に短
絡する母線3Rと高周波的に結合させることによってチ
ューニングを行い、導電線3から誘導される受信電力を
有効にアンテナ7へ供給できるようにする。
【0032】このときのアンテナ素子7cの垂直部分の
長さは180mm、母線3Rとの間隔は5mm、母線3
Rと重なる部分の長さは160mmである。各アンテナ
素子の母線と重なる部分の長さは、好ましくは80〜2
00mm、重なり部分の母線とアンテナ素子間の間隔
は、好ましくは2〜10mmである。
【0033】この実施例においても従来と同様に上記受
信用アンテナ4〜7でダイバシティ受信を行い、その中
で最も良い受信レベルの得られるアンテナを選択するよ
うにする。なお、受信用アンテナ8は遠隔解施錠用アン
テナであり、13は給電点を示す。
【0034】図2は垂直アンテナ素子を母線と平行に所
定の間隔をもって垂直方向に設ける構成とした場合の周
波数特性を示し、FM/TV用のアンテナ7を良好な受
信レベルが得られるように、例えばアンテナ素子7aの
長さを調節することによりチューニングした後(参
照)、TV用アンテナ6を垂直素子を用いてチューニン
グを行った場合を示し(参照)、すでにチューニング
したTV2との間で相互に干渉することなく両方のアン
テナの性能が向上していることがわかる。
【0035】すなわち、本願のように垂直素子を用いて
チューニングしたときには、チューニングによってTV
2を良好な感度とした後、TV3を水平素子でもってチ
ューニングしたときであっても、従来のようにTV3の
感度は向上するが、折角チューニングしたTV2の感度
が低下してしまうという事態を生じることなくTV3の
感度を向上できる。
【0036】このように、本発明に係るガラスアンテナ
によれば多数のアンテナを1枚のリアガラスに設けたと
きでも容易に良好な特性を引き出すことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るガラス
アンテナを自動車のリアガラスに付設したとき、次のよ
うな効果を奏する。 アンテナの性能を支配する水平素子の長さを変えず、
垂直素子を加熱用導電線の母線と結合させることで加熱
用導電線から誘導されるTV帯の受信波を有効に利用で
きるので、アンテナ感度を落とすことなく周波数特性を
改善することができる。
【0038】大きな受信電力を有する加熱用導電線を
介して受信するため他のアンテナとの間の干渉が和らげ
られるので、他のアンテナに対する干渉が非常に少なく
なる。 水平素子で結合しているのではないので、加熱用導電
線の受信特性を変えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラスアンテナのパターン図
【図2】本発明に係るガラスアンテナの周波数特性図
【図3】従来のガラスアンテナのパターン図
【図4】従来のガラスアンテナのパターン図
【図5】従来のガラスアンテナの周波数特性図
【図6】従来のガラスアンテナの周波数特性図
【符号の説明】
1…ガラスアンテナ、2…窓ガラス、3…加熱用導電
線、4,5,6,7,8…受信用アンテナ、4a〜4
f,5a〜5d,6a〜6d,7a〜7c…アンテナ素
子、9,10,11,12,13…給電点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用窓ガラスに付設された複数本の
    加熱用導電線と、この加熱用導電線に平行に付設された
    複数本のアンテナ用導電線と、この加熱用導電線に垂直
    に付設された複数本のアンテナ用導電線とからなり、前
    記加熱用導電線に垂直に付設されたアンテナ用導電線は
    上下方向に前記加熱用導電線用母線に沿って付設するよ
    うにしたことを特徴とするガラスアンテナ。
JP33355892A 1992-11-19 1992-11-19 ガラスアンテナ Withdrawn JPH06164228A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33355892A JPH06164228A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 ガラスアンテナ

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JP33355892A JPH06164228A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 ガラスアンテナ

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JPH06164228A true JPH06164228A (ja) 1994-06-10

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ID=18267390

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JP33355892A Withdrawn JPH06164228A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 ガラスアンテナ

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Legal Events

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Effective date: 20000201