JPH06164168A - 電子機器ケース内にプリント基板を収納する構造 - Google Patents
電子機器ケース内にプリント基板を収納する構造Info
- Publication number
- JPH06164168A JPH06164168A JP30910692A JP30910692A JPH06164168A JP H06164168 A JPH06164168 A JP H06164168A JP 30910692 A JP30910692 A JP 30910692A JP 30910692 A JP30910692 A JP 30910692A JP H06164168 A JPH06164168 A JP H06164168A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- circuit board
- printed circuit
- printed board
- case half
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】二つ割りケースに内蔵されるプリント基板の寸
法公差に基くガタをなくす。 【構成】ケースに内蔵して保持されるプリント基板５の
端面にばね性のある湾曲部５Ａを設ける。
法公差に基くガタをなくす。 【構成】ケースに内蔵して保持されるプリント基板５の
端面にばね性のある湾曲部５Ａを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電子機器ケース内にプ
リント基板を収納する構造に関する。
リント基板を収納する構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来のプリント基板を内蔵した電
子機器ケースの分解斜視図で、一方のケース半部１はそ
の背面にコネクタ挿入口２が穿孔され、両側面に係合孔
３がそれぞれ穿孔され、下面には断面形状凹形なるガイ
ドレール４が形成されている。このガイドレール４には
プリント基板５が摺動案内されて保持されており、その
一方の端部にコネクタ６を備えている。他方のケース半
部７はその両側辺に爪部８Ａを有する係合片８を備えて
おり、この係合片８を前記ケース半部１の係合孔３に係
合させることによりケースが完成する。この状態の側面
断面図を図９に示す。
子機器ケースの分解斜視図で、一方のケース半部１はそ
の背面にコネクタ挿入口２が穿孔され、両側面に係合孔
３がそれぞれ穿孔され、下面には断面形状凹形なるガイ
ドレール４が形成されている。このガイドレール４には
プリント基板５が摺動案内されて保持されており、その
一方の端部にコネクタ６を備えている。他方のケース半
部７はその両側辺に爪部８Ａを有する係合片８を備えて
おり、この係合片８を前記ケース半部１の係合孔３に係
合させることによりケースが完成する。この状態の側面
断面図を図９に示す。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この構造ではケースの各半部には樹脂成型時の寸法公差
があり、またプリント基板にもその切取り作業時の寸法
公差があるので、図９においてプリント基板５とケース
半部７との間に僅かな隙間Ｇが生じることがある。その
ため、プリント基板５が左右にガタを生じて動くのでコ
ネクタ６の位置が一定せず相手側のコネクタとの結合が
不完全となり接触不良を起こす虞れがあった。
この構造ではケースの各半部には樹脂成型時の寸法公差
があり、またプリント基板にもその切取り作業時の寸法
公差があるので、図９においてプリント基板５とケース
半部７との間に僅かな隙間Ｇが生じることがある。その
ため、プリント基板５が左右にガタを生じて動くのでコ
ネクタ６の位置が一定せず相手側のコネクタとの結合が
不完全となり接触不良を起こす虞れがあった。
【０００４】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
プリント基板をケース内部にガタが生ずることがないよ
うに収納する構造を提供することにある。
プリント基板をケース内部にガタが生ずることがないよ
うに収納する構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明では、内面にガ
イドレールを備えた一方のケース半部に、前記ガイドレ
ールにプリント基板を保持した状態で他方のケース半部
を嵌め合わせて、プリント基板を電子機器ケース内に収
納する構造において、前記プリント基板の端面にばね性
部を設けた。このプリント基板のばね性部はプリント基
板の一辺に切込みにより形成された湾曲部或いはプリン
ト基板の端辺に取付けられた、断面形状がＵ字形の弾性
体で構成する。
イドレールを備えた一方のケース半部に、前記ガイドレ
ールにプリント基板を保持した状態で他方のケース半部
を嵌め合わせて、プリント基板を電子機器ケース内に収
納する構造において、前記プリント基板の端面にばね性
部を設けた。このプリント基板のばね性部はプリント基
板の一辺に切込みにより形成された湾曲部或いはプリン
ト基板の端辺に取付けられた、断面形状がＵ字形の弾性
体で構成する。
【０００６】
【作用】ケース側に或いはまたプリント基板側に寸法公
差があっても、プリント基板の一辺にばね性部を設けた
ことによりプリント基板とケースとの間の隙間を吸収す
るので、プリント基板のガタが生じない。
差があっても、プリント基板の一辺にばね性部を設けた
ことによりプリント基板とケースとの間の隙間を吸収す
るので、プリント基板のガタが生じない。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の実施例である収納構造を有
する電子機器ケースの外観斜視図、図２は図１に示す電
子機器ケースを分解斜視図で、図８，図９と同一符号で
示すものは同一部品である。これらの図において、ケー
スはケース半部１とケース半部７との嵌め合いにより形
成されているが、この場合従来例（図８、図９）と異な
りケースの上面と下面においてもそれぞれ貫通孔９とロ
ック片１０により係合している。
する電子機器ケースの外観斜視図、図２は図１に示す電
子機器ケースを分解斜視図で、図８，図９と同一符号で
示すものは同一部品である。これらの図において、ケー
スはケース半部１とケース半部７との嵌め合いにより形
成されているが、この場合従来例（図８、図９）と異な
りケースの上面と下面においてもそれぞれ貫通孔９とロ
ック片１０により係合している。
【０００８】図３はケース半部１のガイドレール４の溝
にプリント基板５を差し込み、このプリント基板５を押
し込んでコネクタ６をコネクタ挿通口２に嵌め込みプリ
ント基板５をケース半部１の背面に当接させた状態を示
す斜視図である。このプリント基板５の一方の端面には
湾曲部５Ａが形成されている。この状態でケース半部１
に他方のケース半部７を係合したケースの状態を図４に
側面断面で示す。この図ではプリント基板５の左端はケ
ース半部１の背面に当接してコネクタ６はコネクタ挿通
口２を挿通しており、プリント基板５の右端の湾曲部５
Ａがそのばね力でケース半部７の面を押圧しているの
で、プリント基板５は左右方向のガタのない安定した状
態でケース内に収納される。
にプリント基板５を差し込み、このプリント基板５を押
し込んでコネクタ６をコネクタ挿通口２に嵌め込みプリ
ント基板５をケース半部１の背面に当接させた状態を示
す斜視図である。このプリント基板５の一方の端面には
湾曲部５Ａが形成されている。この状態でケース半部１
に他方のケース半部７を係合したケースの状態を図４に
側面断面で示す。この図ではプリント基板５の左端はケ
ース半部１の背面に当接してコネクタ６はコネクタ挿通
口２を挿通しており、プリント基板５の右端の湾曲部５
Ａがそのばね力でケース半部７の面を押圧しているの
で、プリント基板５は左右方向のガタのない安定した状
態でケース内に収納される。
【０００９】図５はこのような湾曲部を持つプリント基
板５を標準サイズのプリント基板用部材１１より切り取
る場合を示すもので、直線部分はカッターなどによりＶ
溝１１Ａを加工し、湾曲部５ＡはＮＣドリル（エンドミ
ル）を用いてルータ加工を施して切離す。このルータ加
工は作業コストがかかるので、図６に示すように、Ｖ溝
１１Ａ加工のみにてプリント基板５を切離すこともでき
る。この場合にはプリント基板にはばね性がないので、
図７に示すように、その端部に断面形状がＵ字形のゴム
クッション１２を取付ける。
板５を標準サイズのプリント基板用部材１１より切り取
る場合を示すもので、直線部分はカッターなどによりＶ
溝１１Ａを加工し、湾曲部５ＡはＮＣドリル（エンドミ
ル）を用いてルータ加工を施して切離す。このルータ加
工は作業コストがかかるので、図６に示すように、Ｖ溝
１１Ａ加工のみにてプリント基板５を切離すこともでき
る。この場合にはプリント基板にはばね性がないので、
図７に示すように、その端部に断面形状がＵ字形のゴム
クッション１２を取付ける。
【００１０】
【発明の効果】この発明ではプリント基板の端面にばね
性部を設けたので、ケースの内部に収納したプリント基
板の寸法公差或いはまたケースの内部の寸法公差があっ
ても、これらの公差をばね性部で簡単に吸収し、プリン
ト基板はケースの内部にガタがなく収納される。
性部を設けたので、ケースの内部に収納したプリント基
板の寸法公差或いはまたケースの内部の寸法公差があっ
ても、これらの公差をばね性部で簡単に吸収し、プリン
ト基板はケースの内部にガタがなく収納される。
【図１】この発明の実施例が施された電子機器ケースの
斜視図
斜視図
【図２】図１に示した電子機器ケースの分解斜視図
【図３】図２に示すケース半部にプリント基板を差し込
んだ状態の斜視図
んだ状態の斜視図
【図４】図３に示す一方のケース半部にプリント基板を
収納し、他方のケース半部を係合して組立てた状態の側
面断面図
収納し、他方のケース半部を係合して組立てた状態の側
面断面図
【図５】湾曲部を有するプリント基板を切取るプリント
基板用部材の平面図
基板用部材の平面図
【図６】長方形のプリント基板を切取るプリント基板用
部材の平面図
部材の平面図
【図７】（Ａ）は長方形プリント基板の一辺にゴムクッ
ションを取付けた斜視図、（Ｂ）はゴムクッションの斜
視図
ションを取付けた斜視図、（Ｂ）はゴムクッションの斜
視図
【図８】従来の電子機器ケースの分解斜視図
【図９】図８に示した電子機器ケースの側面断面図
１ ケース半部 ２ コネクタ挿通口 ３ 係合孔 ４ ガイドレール ５ プリント基板 ５Ａ 湾曲部 ６ コネクタ ７ ケース半部 ８ 係合片 ９ 貫通孔 １０ ロック片 １２ ゴムクッション
Claims (3)
- 【請求項１】内面にガイドレールを備えた一方のケース
半部に、前記ガイドレールにプリント基板を保持した状
態で他方のケース半部を嵌め合わせて、プリント基板を
電子機器ケース内に収納する構造において、前記プリン
ト基板の端面にばね性部を設けたことを特徴とする電子
機器ケース内にプリント基板を収納する構造。 - 【請求項２】請求項１記載のものにおいて、プリント基
板のばね性部はプリント基板の一辺に切込みにより形成
された湾曲部であることを特徴とする電子機器ケース内
にプリント基板を収納する構造。 - 【請求項３】請求項１記載のものにおいて、プリント基
板のばね性部はプリント基板の端辺に取付けられた、断
面形状がＵ字形の弾性体であることを特徴とする電子機
器ケース内にプリント基板を収納する構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30910692A JPH06164168A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 電子機器ケース内にプリント基板を収納する構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30910692A JPH06164168A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 電子機器ケース内にプリント基板を収納する構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06164168A true JPH06164168A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=17988963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30910692A Pending JPH06164168A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 電子機器ケース内にプリント基板を収納する構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06164168A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007333547A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Hitachi Ltd | プリント基板実装構造及び核医学診断装置 |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP30910692A patent/JPH06164168A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007333547A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Hitachi Ltd | プリント基板実装構造及び核医学診断装置 |
| US8031481B2 (en) | 2006-06-15 | 2011-10-04 | Hitachi, Ltd. | Structure for mounting printed board and nuclear medicine diagnosis system |
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