JPH06164157A - マイクロロボットの収納ケース - Google Patents

マイクロロボットの収納ケース

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JPH06164157A
JPH06164157A JP4312063A JP31206392A JPH06164157A JP H06164157 A JPH06164157 A JP H06164157A JP 4312063 A JP4312063 A JP 4312063A JP 31206392 A JP31206392 A JP 31206392A JP H06164157 A JPH06164157 A JP H06164157A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光等に感知して動くマイクロロボットを収納
するための小型・コンパクトで取り扱いなどが容易な、
かつロボットの充電などができる収納ケースとする。 【構成】 ケース本体11に、ロボット収納部14、電
池ボックス16、充電回路40と電極18、19とバッ
テリチェック用スイッチ20を設けた基板17、ライト
22の操作器具収納部23、ロボット1に被せるマグネ
ット38付のカプセル37を設け、収納状態のロボット
1にカプセルを被せることによりマグネットでリード端
子3、4を挾んで電極18、19と接続し、ロボット収
納期間中に内部電源を充電する。ロボットにはパワーオ
ンリセット回路41を内蔵し、充電時、ロボット制御装
置8にリセットをかけ暴走を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1立方センチメートル
程度の大きさを有するマイクロロボットの収納ケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は光に感知して動くマイクロロ
ボットを開発し、特願平3−288764号、特願平4
−71696号、特願平4−71697号、特願平4−
71698号として出願している。このマイクロロボッ
トは1立方センチメートル程度の大きさで非常に小さい
うえに精巧なものであるから、その取り扱いには慎重を
要する。
【0003】ところで、一般に小型精密な物品の包装に
はプラスチック容器等が使われ、本体品や各部品(部分
品毎に分解可能な場合)、付属品等をしっくりと収めて
いるのが通例である。すなわち、部分品や付属品等の収
納部が適宜に配置されているだけである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が開発した前
記マイクロロボットは充電タイプのものであり、その他
にロボット操作用のリモコン器具類を必要とする。また
マイクロロボットの性質上その収納ケースを小型・コン
パクトに、しかも取り出しや取り扱いなどが容易なもの
にする必要がある。また、マイクロロボットに必要な物
品を単に収納するだけではロボットの操作上の面からか
えって不都合であり面倒である。
【0005】本発明は、かかるマイクロロボットの特殊
性に鑑み、単に前記のごとき各物品を収納する機能だけ
でなく、収納期間中に充電などができるように種々の機
能を持つポケットサイズ位のコンパクトな収納ケースを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケース本体
に、ロボット収納部と、ロボット充電用の電池ボックス
と、充電回路を形成した基板と、ロボット操作器具の収
納部とをそれぞれ設け、ロボットを収納部に収めたと
き、ロボットの内部電源を充電する構成としたマイクロ
ロボット用収納ケースである。すなわち、本発明の特徴
とする構成は、マイクロロボットの収納部と、前記マイ
クロロボットの電源を充電するための電池を入れる電池
ボックスと、前記電池ボックスに接続する充電回路を形
成し、前記マイクロロボットに対するエネルギー供給手
段を有し、ケース本体に取り付けられた基板と、前記マ
イクロロボットの操作器具の収納部とを有するものであ
る。ここで、前記エネルギー供給手段とは、ロボットの
端子と基板に設けた電極とを機械的に接続する手段のほ
か、励磁コイルや光起電力素子等を用いる非接触エネル
ギー供給手段を含むものである。
【0007】また、各物品、各部分のレイアウトに関し
ては、少なくとも、ケース本体に対する次の配置関係の
いずれかを満たすようにする。すなわち、ロボット収納
部は右側に、電池ボックスは左側に、基板はロボット収
納部の下方に、ロボット操作器具は前方側に配置する配
置関係とする。
【0008】また、基板に電極を平行に設け、両電極の
間にロボットを並列に設置するよう少なくとも2個のロ
ボット収納部を設けることができる。そして、ロボット
の接続端子として触覚部と尾を利用するときは、それぞ
れのリード端子を電極に密着させるため、さらにマグネ
ットを取り付けたカプセルをロボットに被せるようにす
る。このマグネットの吸着力でリード端子を挾んで電極
に固定する。なお、カプセルはロボット収納部に機械的
に着脱可能に係合する構成としても良い。
【0009】前記ケース本体は、ロボットに内蔵されロ
ボットの動作を司る制御装置に対し、信号を授受する信
号伝達手段を有し、少なくともロボット制御装置に対し
指令操作を行う操作回路を有する構成とすることができ
る。そして、操作回路は充電回路と、ロボット制御装置
をリセットするリセット回路を含み、該リセット回路を
ロボットに内蔵させる。さらにまた、充電回路は、バッ
テリーチェック用のスイッチと、該スイッチと連動し、
マイクロロボットの電源回路をショートさせるリセット
スイッチとを有する。
【0010】
【作用】この収納ケースは、ロボット収納部にマイクロ
ロボットを収納すると、基板のエネルギー供給手段を介
してロボットの内部バッテリー電源と接続するようにな
っているため、収納期間中にロボットの充電ができる。
該ロボットは非常に小型で、かつ精巧にできているた
め、なるべく電池交換の機会を少なくして故障の原因を
なくし、使用しやすいようにするためである。そしてロ
ボットへの充電開始と同時に、ロボットに内蔵したパワ
ーオンリセット回路によりリセットをかけ、ロボット制
御装置の暴走を防ぐ。
【0011】また、ケース本体に対し、ロボット収納部
を右側に、電池ボックスを左側に、基板をロボット収納
部の下方に、ロボット操作器具を前方側に配置すること
により、収納ケースの小型化が可能で、取り出しや取り
扱いが容易になり、コンパクトになっている。
【0012】収納状態のロボットにカプセルを被せ、マ
グネットや機械的係合手段で基板の電極上にカプセルを
固定することにより、ロボットのリード端子を電極に挾
み付けることができ、ロボットと電極との接続が容易に
できる。
【0013】この収納ケースは前記のようなロボットの
充電機能やその他にいろいろな機能を有する。例えば指
令手段でロボットに対し動作指令を入力することができ
る。そのプログラムの内容や内部電源電圧などの情報も
該指令手段に付属させて表示させることができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例による収納ケースの
平面図である。また、図2〜図8はそれぞれ図1のA−
A線〜G−G線の断面図である。この収納ケース10
は、ケース本体11と、該ケース本体11に開閉自在に
ヒンジ13で結合された蓋12とから構成されている。
また、材質は任意であるが、マイクロロボットを静電気
から保護するために導電性を有する材料を用いている。
【0015】実施例に示すマイクロロボット1は、光に
感知して動くタイプのもので、1立方センチメートル程
度の大きさのものである。このロボット1は概略、図9
〜図11に示すように構成されている。図9はマイクロ
ロボットの側面図、図10はその上面図、図11は底面
図である。すなわち、このロボット1は、目に当る部分
が光センサ2L,2Rとなっており、触覚部及び尾が内
部バッテリーの充電用とバランサを兼ねたリード端子
3,4を構成している。また独立に駆動される車輪5
L,5Rと、各車輪の減速機付き駆動装置6L,6R
と、内部中央部に設けたバッテリー電源7及びマイコン
制御装置8を備えている。
【0016】ここで、ロボット1の動作を簡単に説明す
ると、光センサ2L,2Rはそれぞれ検出領域としての
視野A1 ,A2 を有し、視野A1 ,A2 は中央部で一部
重複する視野A3 を有するようになっている。そこで、
例えば視野A3 を除く左側の視野A1 で光センサ2Lが
光源からの光を感知すると、その光は電気パルス信号に
変換され、左側駆動装置6Lのみが作動し、右側駆動装
置6Rは停止状態にあり、従って、左側車輪5Lのみが
回転し、右側車輪5Rは停止したままであるので、ロボ
ット1は進行方向に対して左側へ旋回(右旋回)するこ
とになる。同様の原理で、視野A3 を除く右側の視野A
2 で光センサ2Rが光を感知したときはロボット1は右
側へ旋回(左旋回)し、中央視野A3 で両センサ2L,
2Rが光を感知すると、ロボット1は直進することにな
る。
【0017】前記ケース本体11にはこのロボット1の
収納部14が2個設けられている。また電池15を入れ
る電池ボックス16を設け、電池ボックス16は充電回
路を形成した基板17と接続されている。基板17はロ
ボット収納部14の下方に配置して、収納ケース10の
小型化を図っている。ロボット1のバッテリー電源7を
充電するために電極18,19を基板17上に平行に設
け、一方の電極18は触覚部に当るリード端子3と、他
方の電極19は尾に当るリード端子4と、それぞれ後述
するカプセルによって接続するようになっている。また
バッテリーチェック用のランプ21を有するスイッチ2
0を基板17上に設けている。さらに、ライト等のロボ
ット操作器具22の収納部23と、その電池24の収納
部25をケース本体11に設けている。
【0018】各要素のレイアウトについては、ケース本
体11に対し、ロボット収納部14を右側に、電池ボッ
クス16を左側に、基板17をロボット収納部14の下
方に、スイッチ20を手前右側に、ロボット操作器具2
2を前方側に、それぞれ配置して取り出しや取り扱いの
容易さ、コンパクト化を図っている。なお、電池24の
収納部25はロボット操作器具22の斜め下方に平行に
配置している。以下、各部の構成についてさらに詳述す
る。
【0019】(1)ロボット収納部 ロボット収納部14は、ケース本体11の右側に横並び
に2個設けてあり、それぞれロボット1の底部の外形形
状に適合する凹部26と、さらにその中央部に車輪5
L,5Rが入る矩形凹部27を有する。ロボット1はこ
の凹部26の底面で支持され、矩形凹部27により車輪
5L,5Rの逃げ(ロボット1が浮き上がらない状態)
をなす構成となっている。凹部26の周囲は円形リブ2
8で形成し、リード端子3,4が入る溝29,30が円
形リブ28に設けられている。なお、31は後述するカ
プセルの位置決め用キーである。
【0020】(2)電池ボックス ロボット1の消費電力は極めて小さいので、単4の電池
2個で十分長期間にわたって使用することができる。そ
こでこの単4電池2個を入れる電池ボックス16をケー
ス本体11の左側に配置している。電池15はケース本
体11の裏側から入れるようになっており、裏蓋が公知
の手段で取り付けられている。
【0021】(3)基板 基板17はロボット収納部14の支持台32の下方に突
設した爪33によって保持されている。また、バッテリ
ーチェック用スイッチ20の手前側に凹部34を設けて
スイッチ操作をしやすいようにしてある。この基板17
に形成される充電回路40とこれに接続されるパワーオ
ンリセット回路41の一例を図12に示す。このリセッ
ト回路41はロボット本体側に内蔵されているものであ
るが、接続端子を設ければ基板側に設けることもでき
る。図12において、42はバッテリーチェック用のス
イッチ20と連動するリセットスイッチで、スイッチ2
0をランプ21側へ切り換えると、同時にリセットスイ
ッチ42が充電回路40を切り離すようになっており、
ロボット1の電源回路43をショートさせる。44はコ
ンデンサ、45はインバータ、46は抵抗、47はアン
ド回路、48は内部抵抗である。なお、ランプ21には
発光ダイオード(LED)を用いている。
【0022】ロボット1はその収納部14に収納中のと
きは、スイッチ20及びリセットスイッチ42はそれぞ
れ図12に示す接点a,c側にあり、電源回路43を通
じてロボット1のバッテリー電源7の充電を開始する。
この充電開始と同時に、抵抗46の接続上端はプラス電
位となり、接続下端は0電位であるので、インバータ4
5によりプラス電位となり、従ってアンド回路47の論
理積は1となるため、ロボット1のCPUコア8にリセ
ットがかかる。つまり、このパワーオンリセット回路4
1によりロボット1の充電開始時には常にCPUコア8
にリセットがかかるようになっているため、CPUコア
8の暴走を防ぐことができる。そして、コンデンサ44
が充電されると抵抗46の両接続端は同じプラス電位と
なるので、アンド回路46の一方の接続端がインバータ
45によりマイナス電位となることからアンド回路46
の論理積が0となるため、CPUコア8のリセットが解
除される。
【0023】また、例えばロボット1の動作がおかしい
場合、それが電源電圧の低下に起因するものなのか、そ
れともロボットのプログラムによるものかを確認する場
合にも、ロボット1を一旦収納部14に収納すれば、コ
ンデンサ7が空のときは前述のように充電を開始し、か
つCPUコア8にリセットがかかるので、その後のロボ
ット1の動作の様子からいずれの原因かを判断すること
ができる。
【0024】次に、電池15のバッテリーチェックを行
うときは、スイッチ20を接点b側へ切り換えることに
より、ランプ21の点灯具合で電池15の残存容量を確
認することができる。またスイッチ20を接点b側へ切
り換えると同時に、リセットスイッチ42は接点d側へ
切り換わる。このとき、電源回路43はショートする
が、内部抵抗48によりバッテリー電源7の放電出力を
消費させることにしている。スイッチ20を元に戻すた
びごとにリセット回路41によりリセットがかかる。
【0025】(4)カプセル 図13〜図17にカプセル35の構成を示す。このカプ
セル35はドーム状に形成されており、収納状態のロボ
ット1に被せるようになっている。また両側にそれぞれ
マグネット36を装着したツマミ部37を有している。
従って、基板17に設けた電極18,19は磁性体で構
成されている。また、ロボット1のリード端子3,5も
所定形状を保つようにバネ性を持つ線材で構成されてい
る。カプセル35の底面に位置決めのための前記キー3
1に嵌合するキー溝38を設けている。カプセル35の
形状は本実施例に限定しないが、透明のプラスチック材
料とした方が都合が良い。ロボット1は向きを合わせて
収納部14に入れ、リード端子3,4をそれぞれの電極
18,19上に置き、しかるのちカプセル35をロボッ
ト1に被せる。カプセル35はマグネット36によって
リード端子3,4を挾んで磁性体の電極18,19に吸
着固定されるので、リード端子3,4とそれぞれの電極
18,19とを簡単に接続することができる。電極1
8,19側が磁石であり、カプセル35の側に磁性体が
装着されていても良い。
【0026】図18はカプセル35の他の固定手段を示
すものである。これは機械的な係合による着脱可能な固
定手段で、ロボット収納部14の周囲に複数のバネ性の
ある爪51を設け、カプセル35の外周に爪51と係合
する溝52を設けてなるものである。このカプセル35
を収納状態のロボット1に被せると、溝52に爪51が
係合するのでカプセル35がロボット収納部14に固定
される。もちろんこのとき、カプセル35の下端面でリ
ード端子3,4をそれぞれ電極18,19に挾み付けて
接続する。カプセル35は図示しないツマミ部を手で持
って引き抜く。
【0027】(5)ロボット操作器具及びその電池の収
納部 ロボット操作器具22はケース本体11の前方側(ヒン
ジ側)に長手方向に平行に収納される。電池24は操作
器具収納部23の斜め下方に設けた電池収納部25に収
納される。ロボット1を動作させるための光源は比較的
弱いもので十分なので、かなり小型のライトでロボット
操作器具26を構成することができる。また、集光と散
光の調整ができるものであれば、遠方から1台のロボッ
トを制御したり、近傍から複数のロボットを同時に制御
することができる。
【0028】実施例の収納ケース10は以上のように構
成されているので、ロボット1の収納期間中、電池ボッ
クス16内の電池15の電気が基板17の充電回路32
及び電極18,19を介し、さらに電極18,19とそ
れぞれ接続されたリード端子3,4を経てロボット1の
バッテリー電源7に流れており、電源7を常時充電して
いる。従って、ロボット1を収納部14から取り出して
別途充電などをする必要もなく直ちに動作をさせること
ができる。また、カプセル37を収納状態のロボット1
に被せるだけで簡単にリード端子3,4と電極18,1
9をそれぞれ接続することができる。また充電開始時は
リセット回路41によりロボット1のCPUコア8にリ
セットがかかるようになっているので、CPUコア8の
暴走を防ぐことができる。さらに、ロボット1及びその
操作に必要な物品、すなわち光源をなす操作器具22,
電池15,24,基板17,バッテリーチェック用スイ
ッチ20などを前述のように合理的に配置・収納してい
るので、取り出しやすく、取り扱いやすいものとなって
おり、収納ケース10をポケットサイズ位の小型でコン
パクトなものにすることができる。
【0029】次に、この収納ケース10に前記の充電機
能のほかに次のような機能を持たせることができる。図
19はその一例としてロボット1に対する指令手段60
を有する収納ケース10を示すものである。この実施例
は、ケース本体11の電池ボックス上にキーボード61
を設け、蓋12にモニターパネル62を設けたものであ
る。モニターパネル62にはキーボード61の指令操作
でロボット1のプログラム内容や、内部電源電圧などの
情報を表示させる。なお、ライト22は必ずしも必要で
はなく、プログラムに従ってロボット1を動作させる場
合は無くても良い。接続端子70は外部のパーソナルコ
ンピュータや外部記憶装置等と信号を授受するための端
子であり、パーソナルコンピュータでプログラミングを
したり、外部記憶装置からプログラムを呼び込むことが
できる。
【0030】ロボットへの信号伝達とロボットからの情
報収集のための情報の授受方法としては、専用コネクタ
を利用する方法や、図20に示すように電源ラインにA
C信号で重畳させる方法、図21に示すようにフォトカ
プラ、磁気センサなどを利用する方法などがある。ここ
では後二者の場合を主に説明する。
【0031】図20は電源ラインにAC信号で重畳させ
る方法を示すブロック図である。この操作回路63は、
収納ケース10側の指令手段60と充電回路40をDC
カット手段としてのコンデンサ64を介して接続し、ま
た充電回路40とロボット本体側のCPUコア内のメモ
リ手段66を同じくDCカット手段のコンデンサ65を
介して接続してなるものである。なお、同図では図12
のパワーオンリセット回路41は省略してある。従って
この構成によると、電源ラインのAC信号に情報信号を
載せて双方向に情報の授受ができる。
【0032】図21はフォトカプラ、磁気センサなどを
利用する方法を示すものであり、図22はその回路図で
ある。ロボット本体にはフォトセンサとLEDを兼用し
た光素子72L(または72R,いずれか一方でも良
い)を設け、またこの素子に対向して同じくフォトセン
サとLEDを兼用した光素子71をロボット収納部14
の壁に設置している。この構成によると、指令手段60
からパルス信号を送信すると、その指令信号に対応して
素子71が断続的に発光し、これをロボット1の目に内
蔵した素子72L(または72R)が受光することによ
り、その情報をCPUコア8に入力することができる。
また、ロボット1から格納されている情報を外部に出力
するときは、スイッチ73をセンシング側へ切り換える
ことにより同様に内部情報を取り出すことができる。従
って、情報の授受が行われているときはロボット1の目
の部分が断続的に光る。
【0033】なお、本発明において、ロボット1と基板
電極18,19との電気的接続は前記のようにカプセル
35のマグネット36によってリード端子3,4を電極
18,19に挾み付けるものに限らず、ロボット1の車
輪やその他の接続端子を用いて電極と摩擦的に接触する
構成としても良い。要はロボット1を収納したときに同
時に電極との接続が簡単にできるものであれば良い。か
かるロボットへのエネルギー供給手段は接触式であると
非接触式であるとを問わない。また、カプセル内にはロ
ボット1の頭部を押さえるバネを設けることもできる。
【0034】また、ロボット1は光に感知して動くもの
で説明したが、赤外線や超音波などでも同様の動作をさ
せることが可能であり、当然に操作器具もそれに対応す
るものとされる。また、基板17の適宜の個所に電池残
留容量等を示すデジタル表示部を設けることもでき、さ
らに収納ケースの蓋12を利用してツール類やスイッチ
などを収めるようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上により、本発明の収納ケースは次の
ような効果が得られるものである。 (1)マイクロロボットの収納期間中に内部電源の充電
ができる。従って、充電の手間が省け、電池交換を要し
ないため故障の原因を少なくできる。 (2)ポケットサイズ位の大きさであるので、持ち運び
に便利である。 (3)ロボット及びその操作に必要な各物品を合理的に
配置・収納しているので、取り出しや取り扱いが容易で
ある。 (4)カプセルを収納状態のロボットに被せるだけで簡
単に充電回路との接続ができる。またカプセルによって
ロボットの収納状態を安定させることもできる。 (5)リセット回路により、充電時におけるロボット制
御装置の暴走を防ぐことができる。 (6)ロボット収納時にロボットのプログラム内容や電
源電圧などのチェックができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す収納ケースの平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】図1のE−E線断面図である。
【図7】図1のF−F線断面図である。
【図8】図1のG−G線断面図である。
【図9】マイクロロボットの側面図である。
【図10】マイクロロボットの上面図である。
【図11】マイクロロボットの底面図である。
【図12】充電回路の回路図である。
【図13】カプセルの平面図である。
【図14】カプセルの正面図である。
【図15】カプセルの側面図である。
【図16】カプセルの底面図である。
【図17】図13のH−H線断面図である。
【図18】カプセルの他の固定方法を示す断面図であ
る。
【図19】本発明の他の実施例を示す収納ケースの斜視
図である。
【図20】指令手段とロボットとの情報の授受方法を示
す回路図である。
【図21】指令手段とロボットとの情報の授受方法の他
の例を示す説明図である。
【図22】前記他の例における回路図である。
【符号の説明】
1 マイクロロボット 2L,2R 光センサ 3,4 リード端子 5L,5R 車輪 6L,6R 減速機付き駆動装置 7 バッテリー電源 8 マイコン制御装置(CPUコア) 10 収納ケース 11 ケース本体 12 蓋 14 ロボット収納部 15 電池 16 電池ボックス 17 基板 18,19 電極 20 バッテリーチェック用スイッチ 22 ロボット操作器具 23 操作器具収納部 24 電池 25 電池収納部 35 カプセル 36 マグネット 40 充電回路 41 パワーオンリセット回路 42 リセットスイッチ 43 電源回路 51 爪 52 溝 60 指令手段 61 キーボード 62 モニターパネル 63 操作回路 70 接続端子 71 光素子 72L,72R 光素子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロロボットの収納部と、 前記マイクロロボットの電源を充電するための電池を入
    れる電池ボックスと、 前記電池ボックスに接続する充電回路を形成し、前記マ
    イクロロボットに対するエネルギー供給手段を有し、ケ
    ース本体に取り付けられた基板と、 前記マイクロロボットの操作器具の収納部と、 を備えてなるマイクロロボットの収納ケース。
  2. 【請求項2】 少なくとも、前記ケース本体に対しロボ
    ット収納部が右側に、電池ボックスが左側に、基板が前
    記ロボット収納部の下方に、操作器具収納部が前方側で
    ある配置のいずれかの関係を満たしてなる請求項1記載
    のマイクロロボットの収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記ロボット収納部を前記基板に設けた
    前記マイクロロボットとの接続用電極の間に複数設けて
    なる請求項2記載のマイクロロボットの収納ケース。
  4. 【請求項4】 着脱可能であり、前記マイクロロボット
    の一部を押圧し前記ロボット収納部に固定するカプセル
    を有する請求項1記載のマイクロロボットの収納ケー
    ス。
  5. 【請求項5】 前記カプセルは前記基板の電極に吸着す
    るマグネットを有し、該マグネットの吸着力で前記マイ
    クロロボットのリード端子を前記電極に挾み付けて固定
    する請求項4記載のマイクロロボットの収納ケース。
  6. 【請求項6】 前記ケース本体は、前記マイクロロボッ
    トに内蔵され該マイクロロボットの動作を司る制御装置
    に対し、信号を授受する信号伝達手段を有し、少なくと
    も前記マイクロロボットの制御装置に対し指令操作を行
    う操作回路を有する請求項1記載のマイクロロボットの
    収納ケース。
  7. 【請求項7】 前記操作回路は、前記充電回路と、前記
    マイクロロボットの制御装置をリセットするリセット回
    路を含む請求項6記載のマイクロロボットの収納ケー
    ス。
  8. 【請求項8】 前記リセット回路は前記マイクロロボッ
    トに内蔵されている請求項7記載のマイクロロボットの
    収納ケース。
  9. 【請求項9】 前記充電回路は、バッテリーチェック用
    のスイッチと、該スイッチと連動し、前記マイクロロボ
    ットの電源回路をショートさせるリセットスイッチを有
    する請求項1または請求項7記載のマイクロロボットの
    収納ケース。
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JP2001125641A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Sony Corp 移動ロボットのための充電システム、充電ステーションを探索する方法、移動ロボット、コネクタ、及び、電気的接続構造
JP2007513793A (ja) * 2003-12-10 2007-05-31 アーベーベー・アーベー ロボット・アプリケイションためのパワーサプライ・システム

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