JPH06163834A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH06163834A
JPH06163834A JP4335052A JP33505292A JPH06163834A JP H06163834 A JPH06163834 A JP H06163834A JP 4335052 A JP4335052 A JP 4335052A JP 33505292 A JP33505292 A JP 33505292A JP H06163834 A JPH06163834 A JP H06163834A
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JP
Japan
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signal processing
power supply
processing circuit
voltage
integrated circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4335052A
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English (en)
Inventor
Koichi Hasegawa
浩一 長谷川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイポーラ素子からなるアナログ信号処理回
路1と、CMOS素子からなるディジタル信号処理回路
2とを備えた半導体集積回路101において、ディジタ
ル信号処理回路2で発生した貫通電流の、アナログ信号
処理回路1への影響を低減し、アナログ信号処理回路1
の誤動作や特性悪化を極力抑える。 【構成】 集積回路の電源電圧Vccより低い定電圧を発
生する定電圧回路3を備え、上記CMOS構成のディジ
タル信号処理回路2を上記定電圧により駆動し、上記バ
イポーラ構成のアナログ信号処理回路1を上記集積回路
の電源電圧Vccにより駆動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路に関
し、特にバイポーラ素子とCMOS素子とをモノリシッ
クに搭載してなるBi−CMOS構造を有する半導体集
積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の半導体集積回路を説明する
ためのブロック図であり、200は上記Bi−CMOS
構造を有する半導体集積回路で、バイポーラ素子からな
るアナログ信号処理回路1と、CMOS素子からなるデ
ィジタル信号処理回路2とを有し、上記各信号処理回路
1及び2は共通の電源ライン5aにより集積回路の電源
Vccに接続されている。
【0003】次に動作について説明する。上記各信号処
理回路1,2はそれぞれ電源Vccから共通の電源ライン
5aを介して駆動電流が供給され、所定の回路動作を行
う。
【0004】上記ディジタル信号処理回路2では、静的
電流,つまり回路内のノードの信号レベルが一定である
状態において流れる電流はほぼ零と見なせるが、動作
中,つまり上記信号レベルが変化している状態において
は電源側から接地側に貫通電流が流れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ディジ
タル信号処理回路2にてこのような貫通電流が流れる
と、これが電源ライン5aに廻り込み、アナログ信号処
理回路1の電源電位に影響を与えることとなる。特に上
記ディジタル信号処理回路2が一定周期で信号レベルの
変化が発生するような回路構成である場合、この周期で
上記電源ライン5aの電位がゆれることになる。この結
果上記アナログ信号処理回路1において、上記ディジタ
ル信号処理回路2の貫通電流の影響がノイズとして現わ
れ、誤動作あるいは特性の悪化を招いてしまう。
【0006】このように従来の半導体集積回路200で
は、CMOS構成のディジタル信号処理回路2にて発生
した貫通電流が、電源ライン5aのノイズとなってアナ
ログ信号処理回路1に廻り込むため、アナログ信号処理
回路1での誤動作や特性悪化を招いてしまうといった問
題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、CMOS構成のディジタル信号
処理回路で発生した貫通電流の、バイポーラ構成のアナ
ログ信号処理回路への影響を低減することができ、アナ
ログ信号処理回路の誤動作や特性悪化を極力抑えること
ができる半導体集積回路を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、バイポーラ素子からなるアナログ信号処理回
路と、CMOS素子からなるディジタル信号処理回路と
を備えた半導体集積回路において、集積回路の電源電圧
より低い定電圧を発生する定電圧発生手段を備え、上記
ディジタル信号処理回路を上記定電圧により駆動し、上
記アナログ信号処理回路を上記集積回路の電源電圧によ
り駆動するようにしたものである。
【0009】この発明は上記半導体集積回路において、
上記定電圧発生手段として、集積回路の電源電圧及びこ
れより低い基準電圧を受け、上記電源電圧を該基準電圧
の所定倍の電圧と比較し、該電源電圧の方が大きい時上
記基準電圧を出力し、上記電源電圧の方が小さい時上記
電源電圧を出力する電圧比較器を備えたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、バイポーラ構成のアナロ
グ信号処理回路と同一基板上に形成されたCMOS構成
のディジタル信号処理回路を、集積回路の電源電圧より
低い定電圧により駆動するようにしたから、ディジタル
信号処理回路で発生する貫通電流が小さくなる。これに
より該貫通電流の影響により上記アナログ信号処理回路
において生ずるノイズが低減され、上記貫通電流による
アナログ信号処理回路での誤動作や特性劣化の発生を抑
制することができる。
【0011】またこの発明においては、上記定電圧発生
手段として、集積回路の電源電圧及びこれより低い基準
電圧を受け、上記電源電圧を該基準電圧の所定倍の電圧
と比較し、該電源電圧の方が大きい時上記基準電圧を出
力し、上記電源電圧の方が小さい時上記電源電圧を出力
する電圧比較器を備えたので、電源電圧が変動する場
合、特にこれが、ディジタル信号処理回路での貫通電流
による悪影響がアナログ信号処理回路において大きく現
れる程度に大きくなった時、ディジタル信号処理回路の
駆動電源の電圧が低下することとなり、上記と同様、貫
通電流によるアナログ信号処理回路での誤動作や特性劣
化の発生を抑制することができる。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の第1の実施例による半導体集
積回路を説明するためのブロック図である。図におい
て、101は集積回路の電源電圧より低い定電圧を発生
する定電圧回路3を有する本実施例の半導体集積回路
で、この半導体集積回路101では、上記CMOS構成
のディジタル信号処理回路2はCMOS部電源ライン6
を介して上記定電圧回路3に接続され、上記アナログ信
号処理回路1はアナログ部電源ライン5を介して集積回
路の電源Vcc(5V)に接続されている。またここでは
上記定電圧回路3は、その出力として3Vで一定な定電
圧を出力するよう構成しているが、上記出力定電圧は上
記ディジタル信号処理回路2の動作可能な最低電位(約
1.5V)に設定してもよい。なおこの定電圧回路3
は、その出力部のドライブ能力や配線電流容量を、負荷
となるディジタル信号処理回路2の負荷容量を考慮して
設計する必要がある。
【0013】次に作用効果について説明する。このよう
な構成の半導体集積回路101では、上記アナログ信号
処理回路1はアナログ部電源ライン5を介して集積回路
の電源Vccを受け、また上記ディジタル信号処理回路2
はCMOS部電源ライン6を介して、上記電源Vccより
低い定電圧を上記定電圧回路3から受け、それぞれ回路
動作を行う。
【0014】この際上記ディジタル信号処理回路2では
その駆動電源の電圧に比例した貫通電流が流れることと
なるが、該回路2が集積回路の電源電圧に比べて小さい
定電圧回路3の出力定電圧により駆動されているため、
上記貫通電流のレベルも小さくなっている。このため上
記ディジタル信号処理回路2の貫通電流の影響により上
記アナログ信号処理回路1において生ずるノイズが低減
され、上記貫通電流によるアナログ信号処理回路1での
誤動作や特性劣化の発生を抑制することができる。
【0015】このように本実施例では、集積回路の電源
電圧より低い定電圧を発生する定電圧回路3を、ディジ
タル信号処理回路2の電源として設けたので、上記ディ
ジタル信号処理回路2が低電圧駆動されることとなり、
これにより該回路2を流れる貫通電流のレベルが小さく
なる。この結果ディジタル信号処理回路2で発生した貫
通電流のバイポーラ部電源ライン5への廻り込みノイズ
のレベルも小さくなり、バイポーラ構成のアナログ信号
処理回路1における誤動作や特性劣化を低減することが
できる。
【0016】またディジタル信号処理回路2を、集積回
路の電源Vcc,つまりアナログ信号処理回路1の駆動電
源とは別の定電圧回路3により駆動しているため、ディ
ジタル信号処理回路2の電源レベルを電源Vccの値にか
かわらず所望の値に設定することができる。
【0017】なお、上記実施例では、ディジタル信号処
理回路2を定電圧回路3の出力定電圧により駆動する回
路構成を示したが、上記定電圧回路3に代えて電圧比較
器を用いてもよい。
【0018】実施例2.図2は本発明の第2の実施例に
よる半導体集積回路を説明するための図であり、図にお
いて102は、上記第1の実施例の定電圧回路3に代え
て、集積回路の電源Vcc(5V)及びこれよりレベルの
低い基準電圧Vref を入力とする電圧比較器4を搭載し
た半導体集積回路で、上記電圧比較器4は、上記集積回
路の電源Vccを上記基準電圧Vref の所定倍の電圧と比
較し、該電源電圧Vccの方が大きい時上記基準電圧Vre
f を出力し、上記電源電圧Vccの方が小さい時上記電源
電圧Vccを出力するよう構成されている。ここでは上記
基準電圧Vref を1.8V程度とし、電源Vccと比較さ
れる基準電圧の所定倍の電位を3V程度に設定してい
る。この基準電圧の所定倍の電位は、アナログ信号処理
回路1が受けるディジタル信号処理回回路での貫通電流
の影響を考慮して設定する。その他の構成は上記第1実
施例と同一である。
【0019】次に作用効果について説明する。このよう
な構成の半導体集積回路102では、上記アナログ信号
処理回路1はアナログ部電源ライン5を介して集積回路
の電源Vccを受け、また上記ディジタル信号処理回路2
はCMOS部電源ライン6を介して上記電圧比較器4の
出力電圧を受け、それぞれ回路動作を行う。
【0020】この際、上記電圧比較器4は、その出力,
つまりCMOS部電源ライン6の電位を、集積回路の電
源Vccの電位を基準電圧Vref の所定倍の電位と比較す
ることにより決定する。
【0021】つまりこの場合は、電源電圧となるバイポ
ーラ部電源ライン5の電位をVcc5とすると、Vcc5 ≦
n×Vref の時、電源Vccをディジタル信号処理回路2
に出力し、Vcc5 >n×Vref の時、上記基準電圧Vre
f をディジタル信号処理回路2に出力する。
【0022】このように第2の実施例では、集積回路の
電源Vccを上記基準電圧Vref の所定倍の電圧と比較
し、該電源電圧の方が大きい時上記基準電圧を出力し、
上記電源電圧の方が小さい時上記電源電圧Vref を出力
する電圧比較回路4を備えたので、集積回路の電源Vcc
が変動する場合、該電圧Vccが、ディジタル信号処理回
路2での貫通電流による悪影響がアナログ信号処理回路
1において大きく現れる程度に大きくなった時、ディジ
タル信号処理回路の駆動電源の電圧が低下することとな
り、上記実施例と同様、貫通電流によるアナログ信号処
理回路での誤動作や特性劣化の発生を抑制することがで
きる。
【0023】またこの第2実施例の回路102において
も、ディジタル信号処理回路2を、集積回路の電源Vcc
とは別の電圧比較器4の出力により駆動しているため、
電源Vccの値にかかわらず、ディジタル信号処理回路2
の電源電圧を所望の値を設定することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る半導体集積
回路によれば、バイポーラ構成のアナログ信号処理回路
と同一基板上に形成されたCMOS構成のディジタル信
号処理回路を、集積回路の電源電圧より低い定電圧によ
り駆動するようにしたので、ディジタル信号処理回路で
発生する貫通電流が小さくなり、該貫通電流によるアナ
ログ信号処理回路での誤動作や特性劣化の発生を抑制す
ることができる効果がある。
【0025】またこの発明によれば、上記定電圧発生手
段として、集積回路の電源電圧及びこれより低い基準電
圧を受け、上記電源電圧を該基準電圧の所定倍の電圧と
比較し、該電源電圧の方が大きい時上記基準電圧を出力
し、上記電源電圧の方が小さい時上記電源電圧を出力す
る電圧比較器を備えたので、電源電圧が変動する場合、
該電だが、ディジタル信号処理回路での貫通電流による
悪影響がアナログ信号処理回路において大きく現れる程
度に大きくなった時、ディジタル信号処理回路の駆動電
源の電圧が低下することとなり、上記と同様、貫通電流
によるアナログ信号処理回路での誤動作や特性劣化の発
生を抑制することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による半導体集積回路を
説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例による半導体集積回路を
説明するためのブロック図である。
【図3】従来の半導体集積回路を説明するためのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 アナログ信号処理回路 2 ディジタル信号処理回路 3 定電圧回路 4 電圧比較器 5 バイポーラ部電源ライン 6 CMOS部電源ライン 101,102 半導体集積回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】またこの発明によれば、上記定電圧発生手
段として、集積回路の電源電圧及びこれより低い基準電
圧を受け、上記電源電圧を該基準電圧の所定倍の電圧と
比較し、該電源電圧の方が大きい時上記基準電圧を出力
し、上記電源電圧の方が小さい時上記電源電圧を出力す
る電圧比較器を備えたので、電源電圧が変動する場合、
特にこれが、ディジタル信号処理回路での貫通電流によ
る悪影響がアナログ信号処理回路において大きく現れる
程度に大きくなった時、ディジタル信号処理回路の駆動
電源の電圧が低下することとなり、上記と同様、貫通電
流によるアナログ信号処理回路での誤動作や特性劣化の
発生を抑制することができる効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイポーラ素子からなるアナログ信号処
    理回路と、CMOS素子からなるディジタル信号処理回
    路とを備えた半導体集積回路において、 集積回路の電源電圧より低い定電圧を発生する定電圧発
    生手段を備え、 上記ディジタル信号処理回路を上記定電圧により駆動
    し、上記アナログ信号処理回路を上記集積回路の電源電
    圧により駆動するようにしたことを特徴とする半導体集
    積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、 上記定電圧発生手段は、 上記集積回路の電源電圧及びこれより低い基準電圧を受
    け、上記電源電圧を該基準電圧の所定倍の電圧と比較
    し、該電源電圧の方が大きい時上記基準電圧を出力し、
    上記電源電圧の方が小さい時上記電源電圧を出力する電
    圧比較器であることを特徴とする半導体集積回路。
JP4335052A 1992-11-20 1992-11-20 半導体集積回路 Pending JPH06163834A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03172782A (ja) * 1989-12-01 1991-07-26 Hitachi Ltd 半導体集積回路
JPH0442566A (ja) * 1990-06-08 1992-02-13 Hitachi Ltd ディジタル・アナログ混在lsi
JPH04163959A (ja) * 1990-10-29 1992-06-09 Sony Corp アナログ・ディジタル回路の電源回路

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