JPH06163221A - 高電圧分圧抵抗器 - Google Patents
高電圧分圧抵抗器Info
- Publication number
- JPH06163221A JPH06163221A JP31677992A JP31677992A JPH06163221A JP H06163221 A JPH06163221 A JP H06163221A JP 31677992 A JP31677992 A JP 31677992A JP 31677992 A JP31677992 A JP 31677992A JP H06163221 A JPH06163221 A JP H06163221A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- capacitor
- insulating
- voltage dividing
- voltage
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- Pending
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】抵抗器1とそれに並列に接続されるコンデンサ
ーを抵抗器1の周りにコンデンサー電極となる金属箔と
絶縁紙で作り油含浸して、抵抗器とコンデンサの並列回
路を作る。 【効果】抵抗器の周りに、並列に接続するコンデンサー
を作ってしまうので対地浮遊容量が極めて小さくでき、
占積効率も高く小形化できる。
ーを抵抗器1の周りにコンデンサー電極となる金属箔と
絶縁紙で作り油含浸して、抵抗器とコンデンサの並列回
路を作る。 【効果】抵抗器の周りに、並列に接続するコンデンサー
を作ってしまうので対地浮遊容量が極めて小さくでき、
占積効率も高く小形化できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】高電圧電源装置には出力電圧を安
定化するために出力電圧を検出しその検出電圧が一定に
なるように負帰還を掛け安定化している。本発明は、そ
の出力電圧を検出するために用いられるのが抵抗器であ
り電源の安定性を決める要因の一つになっているものに
関する。
定化するために出力電圧を検出しその検出電圧が一定に
なるように負帰還を掛け安定化している。本発明は、そ
の出力電圧を検出するために用いられるのが抵抗器であ
り電源の安定性を決める要因の一つになっているものに
関する。
【0002】
【従来の技術】高電圧電源で出力電圧を検出する検出抵
抗器は負荷側の原因で電源出力をアースに対して短絡状
態になる場合がある。この時、電源内の電圧検出抵抗器
に部分的に異常な電圧がかかる場合が多い。それは、電
圧検出抵抗器が対アース電位に対して浮遊容量を持ち、
この浮遊容量に蓄積された電圧が原因でこのような現象
を起こす元になっている。これを解決するために抵抗器
とコンデンサーを並列に接続し、それを複数個直列に接
続して、電圧検出抵抗器を構成し、浮遊容量に蓄えられ
ているエネルギーを負荷の異常時に並列に接続したコン
デンサーでエネルギーを均一化し、抵抗器に異常な電圧
が掛らないようにしている。例えば、参考文献として、
「DEVELOPMENT OF A HIGH VOLTAGE UNIVERSAL DIVIDE
R」がある。
抗器は負荷側の原因で電源出力をアースに対して短絡状
態になる場合がある。この時、電源内の電圧検出抵抗器
に部分的に異常な電圧がかかる場合が多い。それは、電
圧検出抵抗器が対アース電位に対して浮遊容量を持ち、
この浮遊容量に蓄積された電圧が原因でこのような現象
を起こす元になっている。これを解決するために抵抗器
とコンデンサーを並列に接続し、それを複数個直列に接
続して、電圧検出抵抗器を構成し、浮遊容量に蓄えられ
ているエネルギーを負荷の異常時に並列に接続したコン
デンサーでエネルギーを均一化し、抵抗器に異常な電圧
が掛らないようにしている。例えば、参考文献として、
「DEVELOPMENT OF A HIGH VOLTAGE UNIVERSAL DIVIDE
R」がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に高電圧を検出す
る検出抵抗器にコンデンサーを並列接続する場合、それ
ぞれ個別の部品を用い、組み合わせ実装しているのが実
情である。このため、高電圧を検出する検出部は大きく
なってしまう。この弱点を無くする方法として、抵抗器
の回りに絶縁紙と金属箔でコンデンサーを形成してしま
えば、抵抗器とコンデンサーが小さく実装できる。
る検出抵抗器にコンデンサーを並列接続する場合、それ
ぞれ個別の部品を用い、組み合わせ実装しているのが実
情である。このため、高電圧を検出する検出部は大きく
なってしまう。この弱点を無くする方法として、抵抗器
の回りに絶縁紙と金属箔でコンデンサーを形成してしま
えば、抵抗器とコンデンサーが小さく実装できる。
【0004】
【課題を解決するための手段】コンデンサーを作るとき
の巻心と抵抗器をその中にいれたとき絶縁機能を兼ねた
パイプ状の絶縁体にコンデンサーの電極となる金属箔と
絶縁紙をコンデンサが複数個直列に構成されるように所
望の容量にあった長さに巻き、その両端電極より電極リ
ード線を出しておき、並列に接続する抵抗器に絶縁紙を
巻き、前記パイプ状に作ったコンデンサーの芯部分にい
れ抵抗器リード線とコンデンサーリード線を接続すれ
ば、一つの抵抗器とコンデンサーが並列接続されたもの
ができる。このようにできたものを複数個直列接続し、
所望の分圧器ができる。
の巻心と抵抗器をその中にいれたとき絶縁機能を兼ねた
パイプ状の絶縁体にコンデンサーの電極となる金属箔と
絶縁紙をコンデンサが複数個直列に構成されるように所
望の容量にあった長さに巻き、その両端電極より電極リ
ード線を出しておき、並列に接続する抵抗器に絶縁紙を
巻き、前記パイプ状に作ったコンデンサーの芯部分にい
れ抵抗器リード線とコンデンサーリード線を接続すれ
ば、一つの抵抗器とコンデンサーが並列接続されたもの
ができる。このようにできたものを複数個直列接続し、
所望の分圧器ができる。
【0005】
【作用】パイプ状の絶縁筒に巻いた絶縁紙とコンデンサ
ーの電極となる金属箔がコンデンサーを構成し、そのパ
イプ状になったコンデンサーのパイプの芯部分に抵抗器
を入れ、コンデンサー,抵抗器のリード線を接続すれ
ば、個別部品のコンデンサーと抵抗器を互いに絶縁し、
並列に接続したものと同じ作用し、また、抵抗器の回り
に巻き付けるようにコンデンサーを構成しているので実
装面で占積効率が上がり小形にできる。
ーの電極となる金属箔がコンデンサーを構成し、そのパ
イプ状になったコンデンサーのパイプの芯部分に抵抗器
を入れ、コンデンサー,抵抗器のリード線を接続すれ
ば、個別部品のコンデンサーと抵抗器を互いに絶縁し、
並列に接続したものと同じ作用し、また、抵抗器の回り
に巻き付けるようにコンデンサーを構成しているので実
装面で占積効率が上がり小形にできる。
【0006】
【実施例】図1,図2にコンデンサー2直列構成の実施
例を示す。図に示す如く、抵抗器1に絶縁紙4aを巻
き、その外側にコンデンサーを作る時の巻心と絶縁を兼
ねた絶縁パイプが、そしてコンデンサーを構成する金属
箔2a,2b,2c及び絶縁紙4b,4cが電極箔2
a,2b,2cを絶縁するように4b,4cで挾むよう
に同じに巻き付けられている。両端のコンデンサー電極
2a,2bはそれぞれ電極リード線5a,5bで取り出
し、抵抗器1のリード端子にそれぞれ接続されている。
このように構成したものの等価回路は図3に示すように
表される。コンデンサー6,7は電極箔2aと2cと2
bが互いに対面している部分で作られる。以上のように
作られたコンデンサーと抵抗器が並列に接続されたもの
10を複数本直列に絶縁板11の上に取り付けたもの2
0を図4に示す。図4には直列構成が4個の場合の例を
示す。この20を更に絶縁紙で包絶縁、油浸コンデンサ
ーを作るように油含浸し、図3のような両端に電極22
を備えた絶縁物で出来た容器21に封入し両端リード線
を電極22に接続すれば高電圧分圧抵抗器になる。ま
た、絶縁油の代わりに絶縁ガスを使用する場合は、絶縁
紙の代わりにポリプロピレンフィルムの様な高分子化合
物フィルムを用い絶縁ガスにはSF6 等を充填すれば、
乾式形の高電圧分圧器もできる。
例を示す。図に示す如く、抵抗器1に絶縁紙4aを巻
き、その外側にコンデンサーを作る時の巻心と絶縁を兼
ねた絶縁パイプが、そしてコンデンサーを構成する金属
箔2a,2b,2c及び絶縁紙4b,4cが電極箔2
a,2b,2cを絶縁するように4b,4cで挾むよう
に同じに巻き付けられている。両端のコンデンサー電極
2a,2bはそれぞれ電極リード線5a,5bで取り出
し、抵抗器1のリード端子にそれぞれ接続されている。
このように構成したものの等価回路は図3に示すように
表される。コンデンサー6,7は電極箔2aと2cと2
bが互いに対面している部分で作られる。以上のように
作られたコンデンサーと抵抗器が並列に接続されたもの
10を複数本直列に絶縁板11の上に取り付けたもの2
0を図4に示す。図4には直列構成が4個の場合の例を
示す。この20を更に絶縁紙で包絶縁、油浸コンデンサ
ーを作るように油含浸し、図3のような両端に電極22
を備えた絶縁物で出来た容器21に封入し両端リード線
を電極22に接続すれば高電圧分圧抵抗器になる。ま
た、絶縁油の代わりに絶縁ガスを使用する場合は、絶縁
紙の代わりにポリプロピレンフィルムの様な高分子化合
物フィルムを用い絶縁ガスにはSF6 等を充填すれば、
乾式形の高電圧分圧器もできる。
【0007】以上述べたように、抵抗器1の回りに並列
接続するコンデンサーを構成すれば、抵抗器及びコンデ
ンサーの個別部品を絶縁紙等で包並列になるように接
続、それを更に複数個直列に絶縁板等に取り付ける方法
に比べ、実装効率が上がり装置が小形化される。抵抗器
はコンデンサーの電極で完全に包まれるため対地に対す
る浮遊容量が極めて小さくなる。又コンデンサー電極と
抵抗器間の電位傾度もそれぞれで分圧しているため電位
傾度も大きくならず電位も揃ってくる。このため、印加
されている電圧が急変しても、浮遊容量による影響が小
さくなり抵抗器の局所に異常電圧が印加されることもな
くなり部品が破損することもなくなる。
接続するコンデンサーを構成すれば、抵抗器及びコンデ
ンサーの個別部品を絶縁紙等で包並列になるように接
続、それを更に複数個直列に絶縁板等に取り付ける方法
に比べ、実装効率が上がり装置が小形化される。抵抗器
はコンデンサーの電極で完全に包まれるため対地に対す
る浮遊容量が極めて小さくなる。又コンデンサー電極と
抵抗器間の電位傾度もそれぞれで分圧しているため電位
傾度も大きくならず電位も揃ってくる。このため、印加
されている電圧が急変しても、浮遊容量による影響が小
さくなり抵抗器の局所に異常電圧が印加されることもな
くなり部品が破損することもなくなる。
【0008】
(1) 抵抗器に並列に接続するコンデンサーを抵抗器の周
りに作ってしまうので構造が単純で、かつ、実装効率が
上がり、小形化される。
りに作ってしまうので構造が単純で、かつ、実装効率が
上がり、小形化される。
【0009】(2) 抵抗器の周りをコンデンサー電極が包
むように配置されるため、対地との浮遊容量を極限まで
小さくできる。
むように配置されるため、対地との浮遊容量を極限まで
小さくできる。
【図1】本発明実施例の断面図である。
【図2】本発明実施例の構造図である。
【図3】等価回路を示す図である。
【図4】組み立て図である。
【図5】組み立て断面図である。
1…抵抗器、2a,2b,2c…金属箔、3…絶縁パイ
プ、4a,4b,4c…絶縁紙、5a,5b…リード
線、6,7…コンデンサー、10…抵抗器,コンデンサ
ー複合素子、11…絶縁板、20…抵抗組み込み板、2
1…絶縁物製容器、22…電極板。
プ、4a,4b,4c…絶縁紙、5a,5b…リード
線、6,7…コンデンサー、10…抵抗器,コンデンサ
ー複合素子、11…絶縁板、20…抵抗組み込み板、2
1…絶縁物製容器、22…電極板。
Claims (2)
- 【請求項1】抵抗器とコンデンサーを並列接続構成され
た高電圧分圧抵抗器に於いて並列接続するコンデンサー
をコンデンサーの電極となる金属箔とそれらを絶縁する
ための絶縁紙,コンデンサーと抵抗器とを絶縁する絶縁
紙を抵抗器の周りに巻き付け構成し、それらを絶縁処理
したことを特徴とする高電圧分圧抵抗器。 - 【請求項2】請求項1において、ユニットを複数個直列
に接続されたことを特徴とする高電圧分圧抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31677992A JPH06163221A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 高電圧分圧抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31677992A JPH06163221A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 高電圧分圧抵抗器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06163221A true JPH06163221A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18080821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31677992A Pending JPH06163221A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 高電圧分圧抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06163221A (ja) |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP31677992A patent/JPH06163221A/ja active Pending
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