JPH06163213A - サイリスタバルブ用避雷器およびそれを用いた直流送電用サイリスタバルブ - Google Patents

サイリスタバルブ用避雷器およびそれを用いた直流送電用サイリスタバルブ

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JPH06163213A
JPH06163213A JP4308977A JP30897792A JPH06163213A JP H06163213 A JPH06163213 A JP H06163213A JP 4308977 A JP4308977 A JP 4308977A JP 30897792 A JP30897792 A JP 30897792A JP H06163213 A JPH06163213 A JP H06163213A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、漏れ電流を監視することがで
きるサイリスタバルブ用避雷器およびそれを用いた直流
送電用サイリスタバルブを提供する。 【構成】 サイリスタバルブ2A〜2Dと並列に避雷器
単位4A〜4Dをそれぞれ設けると共に、各避雷器単位
4A〜4D間にはそれぞれサイリスタバルブ2A〜2D
の端子に対応した位置に接続導体5〜9を配置し、これ
ら各避雷器単位4A〜4Dのそれぞれの一端と接続導体
5〜9間に絶縁物10〜13を設け、この各避雷器単位
4A〜4Dの一端と接続導体5〜9間に、電気的に並列
接続した漏れ電流計15と、度数計14とを接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流送電用サイリスタバ
ルブの過電圧保護用として用いられるサイリスタバルブ
用避雷器およびそれを用いた直流送電用サイリスタバル
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】直流送電用サイリスタバルブは、近年の
電力需要の増大に伴って実用化が推進されており、その
運転電圧はDC125kVから250kV,500kV
と昇圧変換され、高電圧、大電流化されようとしてい
る。
【0003】このような直流送電用サイリスタバルブの
経済的絶縁設計をするためには、優れたサイリスタバル
ブ用避雷器が必要となる。しかし、このような直流送電
用サイリスタバルブは、四段に段積みされて電気的に直
列接続した構造となるため、全体の高さが約11m〜1
5mとなり、このような直流送電用サイリスタバルブの
過電圧保護用として用いられるサイリスタバルブ用避雷
器を、通常の交流用避雷器のように単一碍管内に避雷器
要素を収納したものを各段毎にそれぞれ対応させて四段
に積み重ねて構成すると、十分な耐震強度を得ることが
できない。そのため、平成4年電気学会全国大会論文
集、S13−10「交直変換所用避雷器」に示すよう
に、サイリスタバルブ用避雷器をサイリスタバルブの本
体上に直接搭載した構成が提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように直流送電用サイリスタバルブを構成した場合、サ
イリスタバルブの耐電圧試験時に、サイリスタバルブ用
避雷器をサイリスタバルブから分離して、サイリスタバ
ルブ用避雷器との間の絶縁が影響を与えないようにし、
その後、再度組立てなければならず、面倒な作業が必要
であった。このため、本件と同一出願人に係る特願平4
−2314号で提案したサイリスタバルブ用避雷器で
は、図9に示すように支持碍管内に避雷器要素を収納し
て構成した避雷器単位30a,30bを二段積みにし、
複数の支持碍子31を介して架台32の上に支持固定し
たものを二組用意し、これら組間を電気的に直列接続し
て全体として避雷器要素を四段に構成し、対応する段毎
にサイリスタバルブと接続していた。しかし、このよう
なサイリスタバルブ用避雷器は、二段積みにした避雷器
単位30a,30bのための支持構成が組毎にそれぞれ
必要であり、全体としての付設面積を増大させたり、構
造を複雑にしていた。
【0005】また、この種のサイリスタバルブ用避雷器
は、避雷器要素として酸化亜鉛素子を用いており、その
絶縁劣化を漏れ電流の測定によって監視する必要がある
が、通常の交流用避雷器であれば、その接地側に変流器
を挿入し、これによって数mA程度の漏れ電流を容易に
検出することができる。これに対してサイリスタバルブ
用避雷器は、図9に示すように複数の支持碍子31を介
して全体を大地から絶縁しているため簡単に測定するこ
とができない。しかも、仮りに漏れ電流計を設けること
ができたとしても、サイリスタバルブの転流振動電圧に
より数百mA程度の過渡的転流サ−ジ電流の影響を受け
るため、数mA程度のサイリスタバルブ用避雷器の漏れ
電流から、この数百mA程度までの広範囲の電流を測定
しなければならなかった。
【0006】本発明の目的は、簡単な構成で、漏れ電流
を測定することができるサイリスタバルブ用避雷器およ
びそれを用いた直流送電用サイリスタバルブを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、多段に構成したサイリスタバルブの各段
に、避雷器単位をそれぞれ接続して成るサイリスタバル
ブ用避雷器において、上記各避雷器単位間にそれぞれ接
続導体を配置してほぼ垂直方向に積み重ね、上記各避雷
器単位の一端と上記接続導体間にそれぞれ絶縁物を設
け、上記各避雷器単位の一端と上記接続導体間に、電気
的に並列接続した漏れ電流計と度数計を接続したことを
特徴とする。
【0008】また本発明は上記目的を達成するために、
多段に構成したサイリスタバルブと、多段に構成した避
雷器単位を有するサイリスタバルブ用避雷器と、上記サ
イリスタバルブと上記避雷器単位の対応する各段間をそ
れぞれ接続する導体とから構成したサイリスタバルブ用
避雷器を用いた直流送電用サイリスタバルブにおいて、
上記各避雷器単位間にそれぞれ接続導体を配置してほぼ
垂直方向に積み重ねて上記サイリスタバルブに並置し、
上記各避雷器単位の一端と上記接続導体間にそれぞれ絶
縁物を設け、上記各避雷器単位の一端と上記接続導体間
に、電気的に並列接続した漏れ電流計と度数計を接続
し、上記サイリスタバルブと上記避雷器単位の対応する
各段間をそれぞれ接続する導体は、その一端を上記接続
導体に接続したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によるサイリスタバルブ用避雷器は、上
述したように避雷器単位の一端に絶縁物を介して接続導
体を設け、この避雷器単位の一端と接続導体間に、並列
接続した電流計と度数計を接続したため、電流計によっ
て漏れ電流を監視することができる。
【0010】また本発明による直流送電用サイリスタバ
ルブは、各避雷器単位間にそれぞれ接続導体を配置して
ほぼ垂直方向に積み重ねて構成したサイリスタバルブ用
避雷器をサイリスタバルブに並置したため、積み重ね方
向における接続導体の軸方向長を適宜選定することによ
って、サイリスタバルブ用避雷器とサイリスタバルブを
対応する各段毎に接続する導体を単純にし、構成を簡単
にすることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって説明す
る。
【0012】図1は本発明の一実施例による直流送電用
サイリスタバルブの概略構成を示す正面図である。
【0013】直流送電用サイリスタバルブは、四段に構
成したサイリスタバルブ2A〜2Dの各段にそれぞれ電
気的並列に、酸化亜鉛素子を収納して構成した避雷器単
位4A,4B,4C,4Dをそれぞれ接続し、これら避
雷器単位4A,4B,4C,4Dを垂直方向に四段に積
み重ねてサイリスタバルブ用避雷器LAを構成してい
る。
【0014】サイリスタバルブ用避雷器LAにおける各
段の構成はほぼ同一であるから、ここでは避雷器単位4
Aを中心とする構成について詳細に説明する。避雷器単
位4Aは、図5に示すようにそれぞれ仮想四角形の各頂
点に配置された4本の並置避雷器単位4a1,4a2,
4a3,4a4を並置して構成されており、これら各並
置避雷器単位4a1〜4a4は、それぞれ縦断面図であ
る図2と横断面図である図4に示すように繊維強化プラ
スチック等で成る絶縁筒33内に酸化亜鉛素子である避
雷器要素35を複数積層して構成され、絶縁筒33の外
周部を、例えばシリコン系ポリマ−等のプラスチックの
ひだ付き絶縁被覆34で覆っている。繊維強化プラスチ
ック等で成る絶縁筒33は碍管に比べて軽量であり、サ
イリスタバルブ用避雷器LAの耐震性を向上しており、
また絶縁被覆34は絶縁筒33の外周部の外部汚損によ
る対電圧の低下を防止している。
【0015】図1に示すように付設面には、絶縁支持物
18によって大地から絶縁された接続導体5が設けられ
ており、この接続導体5の上方部にはフランジが形成さ
れている。この接続導体5のフランジ上には、絶縁物1
0を介して上述した避雷器単位4Aの下端が接続されて
いる。従って、図1に示す避雷器単位4Aの下端と接続
導体5間は絶縁物10によって電気的に絶縁されている
が、これら両者間は、避雷器単位4Aの下端に接続した
導体17と、接続導体5に接続した導体16間に電気的
に並列に接続した漏れ電流計15と度数計14とを介し
て電気的に接続されている。避雷器単位4Aの上端に
は、両端にフランジを有する接続導体6が配置され、こ
の避雷器単位4Aの上端と接続導体6の下方のフランジ
間は直接電気的に接続されている。同様に、避雷器単位
4Bの下端は絶縁物11を介して接続導体6の上方のフ
ランジに接続され、避雷器単位4Bの上端は両端にフラ
ンジを有する接続導体7の下方のフランジに直接電気的
に接続されている。また他の避雷器単位4Cおよび4D
も同様に構成され、結果として四段の避雷器単位4A〜
4Dが垂直方向に積み重ねられ、各接続導体6〜9は四
段に構成したサイリスタバルブ2A〜2Dと図1に示す
ように電気的に接続され、サイリスタバルブ2A〜2D
側は変換用変圧器1,3に接続されている。
【0016】さらにサイリスタバルブ用避雷器LAの具
体的な構成を説明する。図3は避雷器単位4Aの具体的
な構成を拡大して示す正面図である。
【0017】並置した四本の並置避雷器単位4a1〜4
a4から成る避雷器単位4Aの上下に配置した接続導体
5,6には、各並置避雷器単位4a1〜4a4の上下端
部をそれぞれ包囲して電界を緩和する電界緩和用シ−ル
ド24A,24Bが固定されている。上述した漏れ電流
計15と度数計14とは並置され、それらの下端子は導
体16を介して接続導体5に接続されるが、避雷器単位
4Aの動作を記録する動作記録器19を介して導体16
と接続導体5間を電気的に接続している。漏れ電流計1
5と度数計14の上端子は、導体17を介して各並置避
雷器単位4a1〜4a4の下端に接続されるが、より詳
細には接続導体5の上部のフランジに絶縁物36を介し
て固定した共通導体28を設け、この共通導体28に導
体17を接続している。この共通導体28は、同部の水
平断面図である図5に示すように各並置避雷器単位4a
1〜4a4の最下部に位置する各避雷器要素33の下端
と電気的に接続した接続板37間をそれぞれ電気的に接
続しており、これら各並置避雷器単位4a1〜4a4の
最下部に位置する避雷器要素33の下端は、絶縁物36
によって接続導体5とは電気的に絶縁されている。避雷
器単位4Aの上端部も同様に構成され、結局、各並置避
雷器単位4a1〜4a4の最上部と最下部に位置する共
通導体28間に、各並置避雷器単位4a1〜4a4の避
雷器要素33が電気的に並列に接続されている。他の避
雷器単位4B〜4Dも同様の構成であり、ここでは詳細
な説明を省略する。
【0018】このような具体的な構成のサイリスタバル
ブ用避雷器LAと、四段構成のサイリスタバルブ2A〜
2Dと組み合わせて構成した直流送電用サイリスタバル
ブを図6に示しており、図1に対応する同等物には同一
符号を付けている。
【0019】四段構成のサイリスタバルブ用避雷器LA
と、四段構成のサイリスタバルブ2A〜2Dとは並置さ
れ、それぞれ図1に対応するように接続導体20によっ
て電気的に接続されている。より詳細には、避雷器単位
4Aの平面図である図7に示すように接続導体5に金具
5aを固定し、この金具5aに複数本の接続導体20
a,20b,20c,20dの一端を電気的および機械
的に固定し、これら接続導体20a〜20dの他端をサ
イリスタバルブ2Aの端子へ電気的および機械的に固定
している。
【0020】このように構成した直流送電用サイリスタ
バルブによれば、四段構成のサイリスタバルブ2A〜2
Dに隣接して四段構成のサイリスタバルブ用避雷器LA
を並置し、さらにサイリスタバルブ用避雷器LAは四段
の避雷器単位4A〜4D間に接続導体5〜9を設けたた
め、接続導体5〜9の軸方向長さを調整することによっ
て、サイリスタバルブ2A〜2D間の端子に接続導体5
〜9を対応させることができ、これら両者間を簡単な構
成の接続導体20a〜20dによって容易に接続するこ
とができると共に、全体の付設面積を従来例に比べて縮
小することができる。
【0021】またサイリスタバルブ用避雷器LAは、避
雷器単位4A〜4Dの下端と接続導体5〜9間をそれぞ
れ絶縁物10〜13によって電気的に絶縁し、避雷器単
位4A〜4Dの下端に接続した導体17と、接続導体5
〜9に接続した導体16間に少なくとも並列に接続した
漏れ電流計15と度数計14とを設けたため、各避雷器
単位4A〜4Dの避雷器要素33を流れる漏れ電流を、
各漏れ電流計15によってそれぞれ監視することができ
る。また各段にはそれぞれ複数の避雷器単位を並置して
四段の避雷器単位4A〜4Dを構成したため、従来のよ
うにそれぞれ一段に一つの避雷器単位を用い、これらを
四段に積み重ねた場合よりも耐震性を向上させることが
できる。つまり、例えば最下段においては複数の並置避
雷器単位4a1〜4a4を用いているため、これら複数
の並置避雷器単位4a1〜4a4を適当な間隔で仮想四
角形の各頂点に配置することによって、耐震強度の高い
構造物とすることができる。しかも、各避雷器単位4A
〜4Dの各並置避雷器単位は、それぞれ繊維強化プラス
チック等で成る絶縁筒33内に酸化亜鉛素子である避雷
器要素35を複数積層して構成するようにしたため、碍
管を用いた場合よりも軽量にして強度の高い構造物とす
ることができる。尚、上述の軽量化を除くならば、絶縁
筒33に変えて碍管を用いても良い。
【0022】次に、サイリスタバルブ用避雷器LAにお
いて、漏れ電流計15と度数計14とを電気的並列に接
続した構成について説明する。
【0023】図8は漏れ電流計15と度数計14とを電
気的に並列に接続した回路図を示している。避雷器単位
4Aには内部抵抗R1を有する電流計15が接続され、
また保護ギャップ27を介して内部抵抗R2を有する度
数計14が接続されている。内部抵抗R1と内部抵抗R
2とで分流されて漏れ電流計15を流れる電流は、整流
器36を通した後、コンデンサ37に充電させ、その
後、抵抗39を介して表示部38へと流れる。この内部
抵抗R1と内部抵抗R2との分流比を適当に選定するこ
とによって、2mA〜200mA程度の広範囲な転流振
動電流および漏れ電流を容易に漏れ電流計15の表示部
38に表示させることができる。サイリスタバルブ2A
〜2Dの転流振動電流によりサイリスタバルブ用避雷器
LAの漏れ電流も過渡的な電流となるが、コンデンサ3
7によって抑制されて表示部38に至るため、漏れ電流
計15の表示部38の指針は静的に判読できる。内部抵
抗R2を有する度数計14は、整流器40、コンデンサ
41およびカウンタ駆動用コイル42等から構成されて
いる。このように漏れ電流計15と度数計14とを電気
的に並列に接続したため、何等かの原因で漏れ電流計1
5が切れたとしても、放電電流は並列接続された度数計
14を流れることになり、通常の運転に支障をきたすこ
とがない。従って、漏れ電流計15の振れと度数計14
のカウンタ−数字を外部から観察することにより、サイ
リスタバルブ用避雷器LAの動作を容易に点検できると
共に、機器の信頼性を向上することができる。
【0024】尚、上記の実施例においてサイリスタバル
ブ用避雷器およびサイリスタバルブは共に四段構成とし
たが、これに限定されない。またサイリスタバルブ用避
雷器の各避雷器単位4A〜4Dは、それぞれ四本の並置
避雷器単位で構成したが、並置避雷器単位の本数はこれ
に限定されない。
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明のサイリスタバルブ
用避雷器は、避雷器単位と接続導体間に絶縁物を配置
し、避雷器単位と接続導体間に電気的に並列接続した漏
れ電流計と度数計を接続したため、漏れ電流を監視する
ことができると共に、万一、漏れ電流計が断線しても度
数計を通して両者間の接続を保つことができ、機器の信
頼性を向上することができる。
【0026】また本発明の直流送電用サイリスタバルブ
は、多段構成のサイリスタバルブに隣接して上述の多段
構成のサイリスタバルブ用避雷器を並置し、さらにサイ
リスタバルブ用避雷器は多段の避雷器単位間に接続導体
を設けたため、接続導体の軸方向長さを調整することに
よって、サイリスタバルブ間の端子に接続導体を対応さ
せることができ、これら両者間を簡単な構成の導体によ
って容易に接続することができ、また全体の付設面積を
従来例に比べて縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による直流送電用サイリスタ
バルブの概略構成を示す正面図である。
【図2】図1に示すサイリスタバルブ用避雷器の避雷器
単位を示す縦断面図である。
【図3】図1に示すサイリスタバルブ用避雷器の避雷器
単位の具体的構成を示す正面図である。
【図4】図1に示すサイリスタバルブ用避雷器の避雷器
単位を示す横断面図である。
【図5】図3に示す避雷器単位の横断面図である。
【図6】本発明の一実施例による直流送電用サイリスタ
バルブの具体的な構成を示す正面図である。
【図7】図6に示す直流送電用サイリスタバルブの要部
を拡大して示す平面図である。
【図8】図6の要部である度数計と漏れ電流計の回路図
である。
【図9】従来のサイリスタバルブ用避雷器の正面図であ
る。
【符号の説明】
2A〜2D サイリスタバルブ 4A〜4D 避雷器単位 5〜9 接続導体 10〜13 絶縁物 14 度数計 15 漏れ電流計 16,17 導体 33 絶縁筒 LA サイリスタバルブ用避雷器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段に構成したサイリスタバルブの各段
    に、避雷器単位をそれぞれ接続して成るサイリスタバル
    ブ用避雷器において、上記各避雷器単位間にそれぞれ接
    続導体を配置してほぼ垂直方向に積み重ね、上記各避雷
    器単位の一端と上記接続導体間にそれぞれ絶縁物を設
    け、上記各避雷器単位の一端と上記接続導体間に、電気
    的に並列接続した漏れ電流計と度数計を接続したことを
    特徴とするサイリスタバルブ用避雷器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記各段
    の避雷器単位は、並置した複数の並置避雷器単位を有し
    て構成したことを特徴とするサイリスタバルブ用避雷
    器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、上記各段
    の避雷器単位を構成する上記各並置避雷器単位は、それ
    ぞれ繊維強化プラスッチクで成る絶縁筒内に避雷器要素
    を配置して構成したことを特徴とするサイリスタバルブ
    用避雷器。
  4. 【請求項4】 多段に構成したサイリスタバルブと、多
    段に構成した避雷器単位を有するサイリスタバルブ用避
    雷器と、上記サイリスタバルブと上記避雷器単位の対応
    する各段間をそれぞれ接続する導体とから構成したサイ
    リスタバルブ用避雷器を用いた直流送電用サイリスタバ
    ルブにおいて、上記各避雷器単位間にそれぞれ接続導体
    を配置してほぼ垂直方向に積み重ねて上記サイリスタバ
    ルブに並置し、上記各避雷器単位の一端と上記接続導体
    間にそれぞれ絶縁物を設け、上記各避雷器単位の一端と
    上記接続導体間に、電気的に並列接続した漏れ電流計と
    度数計を接続し、上記サイリスタバルブと上記避雷器単
    位の対応する各段間をそれぞれ接続する導体は、その一
    端を上記接続導体に接続したことを特徴とするサイリス
    タバルブ用避雷器を用いた直流送電用サイリスタバル
    ブ。
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