JPH06161788A - マルチタスク・システム - Google Patents

マルチタスク・システム

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JPH06161788A
JPH06161788A JP4307464A JP30746492A JPH06161788A JP H06161788 A JPH06161788 A JP H06161788A JP 4307464 A JP4307464 A JP 4307464A JP 30746492 A JP30746492 A JP 30746492A JP H06161788 A JPH06161788 A JP H06161788A
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JP4307464A
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Masahiro Kobayashi
正浩 小林
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のクライアントプロセス10a,10b がマルチ
タスクで動作するマルチタスク・システムに関し,通信
プロセス13においてクライアントプロセスが一連のシー
ケンシャルな依頼を専有できる制御機構を提供すること
を目的とする。 【構成】通信プロセス13内に,クライアントプロセスか
らの専有権取得要求に対し, 所定の条件により一連のシ
ーケンシャルな依頼を専有させる専有権設定処理手段15
と,あるクライアントプロセスが専有権を取得している
場合に,他のクライアントプロセスからの専有権取得要
求を無効とする要求無効化処理手段16と,専有権を取得
しているクライアントプロセスからの専有権解除要求に
より,専有権を解除する専有権解除処理手段17とを設
け, シーケンシャル処理の排他制御を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,マルチタスクで動作す
るシステムにおいて,複数のクライアントプロセスにお
ける特定のプロセスが一連のシーケンシャルな通信処理
を専有できるようにしたマルチタスク・システムに関す
る。
【0002】パーソナルコンピュータやワークステーシ
ョンの世界においても,高機能化が進み,マルチタスク
環境を提供するシステムが多く用いられるようになって
きた。これに伴い,メインフレーム(サーバ)と連携す
るアプリケーションプログラム(APL)も機能単位で
分散した構成をとり,各々の機能が独立したAPLとし
ての動作が可能となっている。このようなマルチタスク
環境において,通信プログラムとの会話における複数A
PL間の排他制御を効率よく実現する手段が必要とされ
る。
【0003】
【従来の技術】図9は従来技術の説明図である。図9に
おいて,91,92はクライアントプロセスのアプリケ
ーションプログラム,93は通信処理を行う通信プログ
ラム,94はクライアントプロセスの処理要求を実行す
るサーバが動作するメインフレームを表す。
【0004】従来,マルチタスク環境内で,メインフレ
ーム94と通信するプログラムを開発する場合,一つの
物理的な通信回線を使用して,複数の論理セション(以
下,LUという)として見せかける方式は確立してい
る。この場合,LU内での依頼の排他制御は,アプリケ
ーションプログラム(APL)の責任で処理しているの
が現状である。
【0005】図9は,アプリケーションプログラム91
(以下,APL1という)がセションを確立し,メイン
フレーム94内のデータ一覧を取り出し,アプリケーシ
ョンプログラム92(以下,APL2という)を実行す
ることにより,データをメインフレーム94に登録し,
新しい一覧を取り出す処理の例を示している。この処理
の流れは,以下のとおりである。
【0006】 APL1は,通信プログラム93に対
しセションの確立を要求する。通信プログラム93は,
メインフレーム94との間のLUを確定し,LU番号を
APL1に返却する。
【0007】 APL1は,LU番号で結合したメイ
ンフレーム94内の一覧情報を取り出すために,通信プ
ログラム93に対して,一覧取り出しを依頼する。通信
プログラム93は,一覧取り出しの依頼プロトコル(サ
ーバとの間のインタフェース)を組み立ててサーバに対
して送信する。
【0008】 APL1は,APL2をキック(起
動)する。このとき,使用するLU番号をAPL2に通
知する。APL2が終了するまで,APL1はその他の
処理(通信プログラム93に依頼する処理)を行わない
状態とする。
【0009】 APL2は,通信プログラム93に対
してデータ登録を依頼する。通信プログラム93は,デ
ータ登録の依頼プロトコルを組み立ててメインフレーム
94のサーバに対して送信する。サーバは,データを登
録し,データ登録の結果を通信プログラム93に送信す
る。通信プログラム93は,APL2に対してデータ登
録結果を返却する。
【0010】 APL2は,データ登録後の一覧情報
を取り出すために,通信プログラム93に対して一覧取
り出しを依頼する。通信プログラム93は,一覧取り出
しの依頼プロトコルを組み立ててサーバに対して送信す
る。サーバは,一覧情報を作成して通信プログラム93
に送信する。通信プログラム93は,APL2に対して
一覧情報を返却する。
【0011】 APL2は終了する。APL1はAP
L2が終了したことを知ると,その他の処理(通信プロ
グラム93に依頼する処理)を実行できる状態に戻す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の方
式では,ベースとなるアプリケーションプログラム(図
9に示すAPL1)は,キックするアプリケーションプ
ログラム(APL2)が通信プログラム93を使用する
か否かを把握していなくてはならなかった。また,いず
れかが通信プログラムを使用している場合には,自他共
の通信プログラム93の使用を禁止する制御処理を構築
しなければならなかった。
【0013】もし,あるAPL1と他のAPL2とが,
互いに独立に通信プログラム93を使用したとすると,
図10に示すような問題が発生する。一般に,通信プロ
グラム93にとってのクライアントは複数であり,サー
バ95に対する依頼の回線は一つである。この構成でマ
ルチタスクの場合,クライアントである各機能が独立し
て非同期に動作する。そのため,各機能を実現するAP
L1,APL2間でシーケンシャル処理の排他制御が行
われないとすると,各機能から通信プログラム93への
依頼は早いもの勝ちとなる。
【0014】例えば,図10に示すように,APL1が
最初にサービスAを要求すると,通信プログラム93
は,サービスAの依頼プロトコルを組み立ててサーバ9
5に対し送信する。サーバ95は,サービスAの処理結
果を通信プログラム93に返送し,通信プログラム93
はそれをAPL1に返却する。
【0015】ここで,他のAPL2が,サービスCを要
求すると,同様に通信プログラム93はサーバ95に対
し,サービスCの依頼プロトコルを送信する。これとほ
ぼ同時に,APL1がサービスBの要求を続いて行った
とする。その要求についても,通信プログラム93は,
サーバ95に対し,依頼プロトコルを送信する。
【0016】サーバ95側では,これらの依頼が別々の
機能から出されたことを区別できないので,一連の処理
として扱う。これにより,APL1のサービスBの要求
に対して,APL2からの依頼によるサービスCの結果
が返却されたり,APL2からの次データの要求に対
し,次データが存在せずにエラーとなることがある。こ
のように,複数の依頼/結果の組み合わせからなる一連
処理により,ある機能としての処理が完結する場合,そ
の一連処理の途中で他機能の依頼に割り込まれると,一
連処理を矛盾なく完遂できなくなることが多々発生す
る。
【0017】したがって,このような一連処理について
排他制御を行わなければならないが,この排他制御処理
は,アプリケーションプログラム毎に構築するのではな
く,排他制御が可能となる手段を通信プログラム93が
提供することにより,その処理機構を局所化する必要が
ある。
【0018】本発明は上記問題点の解決を図り,クライ
アントプロセスが一連のシーケンシャルな依頼を専有で
きる制御機構を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は,本発明の原理説
明図である。図1において,10a,10bはアプリケ
ーションプログラムが動作するクライアントプロセス,
11a,11bは専有権取得要求部,12aは専有権解
除要求部,13は通信プログラムが動作する通信プロセ
ス,14はクライアントプロセスに与えた専有権を管理
する専有制御表,15は専有権設定処理手段,16は要
求無効化処理手段,17は専有権解除処理手段,18は
通信プロセス13を介して依頼された処理を実行し結果
を返却するサーバプロセスを表す。
【0020】本システムは,マルチタスクで動作する複
数のクライアントプロセス10a,10bと,各クライ
アントプロセス10a,10bからの処理依頼により通
信処理を実行する通信プロセス13とを有する。
【0021】そして,通信プロセス13は,クライアン
トプロセスからの専有権取得要求により,そのクライア
ントプロセスに対し,他のクライアントプロセスが専有
権を取得していないことを条件として専有権を与え,一
連のシーケンシャルな依頼を専有させる専有権設定処理
手段15と,あるクライアントプロセスが専有権を取得
している場合に,他のクライアントプロセスからの専有
権取得要求を無効とする要求無効化処理手段16と,専
有権を取得しているクライアントプロセスからの専有権
解除要求により,専有権を解除する専有権解除処理手段
17とを備えている。
【0022】
【作用】例えば,クライアントプロセス10aが,ユー
ザ入力に応じた一連処理を行うため,サーバプロセス1
8に処理を依頼するものとする。クライアントプロセス
10aは,まず最初に通信プロセス13に対し,専有権
取得要求部11aにより処理の専有権を要求する。この
依頼に対し,通信プロセス13は,専有権設定処理手段
15によりクライアントプロセス10aに対し専有権を
与え,その情報を専有制御表14に登録する。
【0023】以後,クライアントプロセス10aは,サ
ービスA,サービスBというような一連の処理依頼を行
い,通信プロセス13を介してサーバプロセス18から
処理結果を得ることができる。
【0024】これらの一連処理が終了したならば,専有
権解除要求部12aにより専有権の解除を通知する。通
信プロセス13は,専有権解除処理手段17によりクラ
イアントプロセス10aに対して与えた専有権を解放
し,専有制御表14の登録情報を抹消する。クライアン
トプロセス10aは,ユーザから要求された処理結果を
ディスプレイ画面に出力する。
【0025】クライアントプロセス10aが専有権を取
得してからそれを解放するまでの間,他のクライアント
プロセス10bが専有権取得要求部11bにより,専有
権を獲得しようとすると,専有制御表14に既に他のプ
ロセスにより専有権が設定されているため,要求無効化
処理手段16により,その要求は無効化される。すなわ
ち,専有中であるので,専有権取得がエラーとなる。ク
ライアントプロセス10bは,専有できなかったことか
ら,サービスC等の依頼を行うことなく,他機能使用中
の旨をディスプレイ画面に出力する。
【0026】以上のように,アプリケーションプログラ
ムが一連処理の最初で専有権を取得し,最後にその専有
権を解放できる手段を通信プロセス13内に設けること
により,マルチタスク環境下での別プロセス間の排他制
御を簡単に実現することが可能になる。
【0027】
【実施例】図2は,本発明の実施例によるシステム構成
例を示す。ワークステーション20は,ディスプレイ2
2やキーボード23等の入出力装置を持ち,回線を介し
てホスト処理装置21に接続される。ワークステーショ
ン20内では,マルチタスク環境を提供する制御プログ
ラム24,クライアントプロセスとして動作する各アプ
リケーションプログラム(APL1,APL2,…)2
5,通信プロセスとしての通信プログラム27が存在す
る。通信プログラム27には,各アプリケーションプロ
グラム25とのインタフェースとして所定のアプリケー
ションインタフェース(以下,APIという)26があ
る。
【0028】ホスト処理装置21では,例えばワークス
テーション20からの処理依頼を受けて,データベース
などが格納された外部記憶装置29にアクセスし依頼さ
れた処理を実行するサーバプログラム28が動作する。
【0029】図3は,本発明の第1の実施例におけるA
PIの例を示す。本発明の第1の実施例では,アプリケ
ーションプログラムごとにシステムで一意に付与された
アプリケーションID(以下,AIDという)により,
専有権を管理する。そのため,専有権取得API30の
入力パラメタは,論理セション番号(LU番号)とAI
Dと出力パラメタ格納域番地とからなる。出力パラメタ
は,その依頼に対する処理結果である。専有権取得を要
求するアプリケーションプログラムがこの入力パラメタ
を作成し,通信プログラムが結果を出力パラメタとして
返却する。
【0030】専有権解除API31の入力パラメタ,出
力パラメタも同形式である。既に専有権を取得している
アプリケーションプログラムが,この入力パラメタを作
成し,通信プログラムに通知することにより,該当する
AIDの専有権が解除される。
【0031】サーバに対するサービス要求等のその他の
依頼API32には,入力パラメタとしてさらに処理要
求に係る入力データの領域があり,出力パラメタとして
処理結果のデータが格納される結果データの領域があ
る。
【0032】図4は,このAPIに対する通信プログラ
ム処理フローチャートを示す。専有制御表14には,専
有フラグと専有AIDの領域があり,専有フラグがON
のとき専有中,OFFのときフリー状態を示す。専有A
IDは,専有フラグがONのとき有効であり,この領域
には専有権を取得しているアプリケーションプログラム
のAIDが格納される。
【0033】通信プログラムは,初期設定時に専有制御
表14の専有フラグをOFFにする。そして,APIに
よる依頼受信処理40を行う。処理依頼があると,専有
制御表14の専有フラグを調べ,それがONであれば,
さらに依頼元の指定AIDが専有AIDと同じかどうか
を判定する。
【0034】もし,専有フラグがONであり,かつAI
Dが異なっていれば,専有中エラーを出力パラメタの結
果域に設定する処理41を実行し,結果返却処理43に
より,その結果を返却する。
【0035】専有フラグがOFFのとき,または専有フ
ラグがONであり指定AIDと専有AIDが一致すると
きには,判定処理42により,依頼が何であるかを調
べ,依頼内容により以下の処理を実行する。
【0036】(a) 依頼が専有権取得である場合,専有制
御表14の専有フラグをONにし,入力パラメタで指定
されたAIDを専有AIDとして設定する。 (b) 依頼が専有権解除である場合,専有制御表14の専
有フラグをOFFにする。
【0037】(c1 ) 〜(cn ) その他の依頼の場合,各依
頼1〜依頼nに応じたプロトコルを組み立てて図2に示
すホスト処理装置21へ送信し,結果1〜結果nが返っ
てきたならば,その結果を解析して出力パラメタに設定
する。
【0038】次に結果返却処理43により,APIに従
って依頼元のアプリケーションプログラムに結果を返却
する。図5は,第1の実施例におけるアプリケーション
プログラムの処理フローチャートを示す。
【0039】まず,処理50により,ユーザ入力などの
何らかのイベントを待つ。イベントが発生したならば,
イベントに応じた処理の振り分けを行い,それがホスト
処理装置におけるサーバとの連携処理であれば,以下の
処理を行う。
【0040】処理51により,図3に示す専有権取得A
PI30によって通信プログラムに対し専有権の取得を
要求する。他のプログラムにより専有中であるため専有
権取得が失敗した場合には,処理52により,他機能使
用中メッセージを出力し,処理50へ戻って次の処理イ
ベントを待つ。
【0041】専有権取得に成功したならば,所定の処理
シーケンス等に従って,サーバに対してサービスを依頼
する(処理53,処理55)。もし,これらの結果が正
常でなければ,エラーメッセージを出力し(処理54,
処理56),処理58へ移る。すべての結果が正常であ
れば,処理57によりその正常結果を出力する。
【0042】以上の一連の処理が終了したならば,処理
58により,図3に示す専有権解除API31によって
専有権の解除を要求し,処理50へ戻って次の処理イベ
ントを待つ。
【0043】図6は,本発明の第2の実施例におけるA
PIの例を示す。本発明の第2の実施例では,専有権ご
とに通信プログラムが一意に付与した識別子(これをL
OCK−IDという)により,専有権を管理する。この
LOCK−IDは,例えば各専有権ごとに1ずつ歩進さ
れるシーケンス番号でもよく,また,AIDと他の任意
情報とから所定の関数をもとに計算される値により構成
されるようなものでもよい。後者の場合,LOCK−I
Dはパスワード的な機能も兼ねることになる。
【0044】この例におけるAPIは図6に示すように
なっており,専有権取得API60の入力パラメタは,
論理セション番号(LU番号)と出力パラメタ格納域番
地とからなる。出力パラメタの領域は,結果および専有
権取得成功時に付与されるLOCK−IDが格納される
領域からなる。専有権取得を要求するアプリケーション
プログラムが専有権取得API60の入力パラメタを作
成し,通信プログラムに要求すると,通信プログラムは
結果とLOCK−IDを出力パラメタとして返却する。
【0045】専有権解除API61の入力パラメタに
は,専有権取得API60の出力パラメタで通知された
LOCK−IDを指定する。出力パラメタは結果通知領
域だけである。既に専有権を取得しているアプリケーシ
ョンプログラムは,専有権ごとに付与されたLOCK−
IDを入力パラメタ中に設定し,通信プログラムに通知
することにより,該当するLOCK−IDの専有権を解
除することができる。
【0046】サーバに対するサービス要求等のその他の
依頼API62には,入力パラメタとしてさらに処理要
求に係る入力データの領域があり,出力パラメタとして
処理結果のデータが格納される結果データの領域があ
る。
【0047】図7は,このAPIに対する通信プログラ
ム処理フローチャートを示す。専有制御表14には,専
有フラグと専有IDの領域があり,専有フラグがONの
とき専有中,OFFのときフリー状態を示す。専有ID
は,専有フラグがONのとき有効であり,この領域には
専有権ごとに付与されるLOCK−IDが格納される。
【0048】通信プログラムは,初期設定時に専有制御
表14の専有フラグをOFFにする。そして,APIに
よる依頼受信処理70を行う。処理依頼があると,専有
制御表14の専有フラグを調べ,それがONのとき,さ
らに依頼元の指定LOCK−IDが専有IDと同じかど
うかを判定する。
【0049】もし,専有フラグがONであり,かつ指定
LOCK−IDと専有IDが異なっていれば,専有中エ
ラーを出力パラメタの結果域に設定する処理71を実行
し,結果返却処理73により,その結果を返却する。
【0050】専有フラグがOFFのとき,または専有フ
ラグがONであり指定LOCK−IDと専有IDが一致
するときには,判定処理72により,依頼が何であるか
を調べ,依頼内容により以下の処理を実行する。
【0051】(a) 依頼が専有権取得である場合,専有制
御表14の専有フラグをONにし,新たなLOCK−I
Dを生成して出力パラメタに設定するとともに,専有制
御表14の専有ID域にそのLOCK−IDを設定す
る。
【0052】(b) 依頼が専有権解除である場合,専有制
御表14の専有フラグをOFFにする。 (c1 ) 〜(cn ) その他の依頼の場合,各依頼1〜依頼n
に応じたプロトコルを組み立てて図2に示すホスト処理
装置21へ送信し,結果1〜結果nが返ってきたなら
ば,その結果を解析して出力パラメタに設定する。
【0053】次に結果返却処理73により,APIに従
って依頼元のアプリケーションプログラムに結果を返却
する。図8は,第2の実施例におけるアプリケーション
プログラムの処理フローチャートを示す。
【0054】まず,処理80により,ユーザ入力などの
何らかのイベントを待つ。イベントが発生したならば,
イベントに応じた処理の振り分けを行い,それがホスト
処理装置におけるサーバとの連携処理であれば,以下の
処理を行う。
【0055】処理81により,図6に示す専有権取得A
PI60によって通信プログラムに対し専有権の取得を
要求する。他のプログラムにより専有中であるため専有
権取得が失敗した場合には,処理82により,他機能使
用中メッセージを出力し,処理80へ戻って次の処理イ
ベントを待つ。
【0056】専有権取得に成功したならば,処理83に
より,出力パラメタに設定されているLOCK−IDを
以下のサービス依頼のために保存する。その後,所定の
処理シーケンス等に従って,サーバへのサービスを依頼
する(処理84,処理86)。もし,これらの結果が正
常でなければ,エラーメッセージを出力し(処理85,
処理87),処理89へ移る。すべての結果が正常であ
れば,処理88によりその正常結果を出力する。
【0057】以上の一連の処理が終了したならば,処理
89により,図6に示す専有権解除API61によって
専有権の解除を要求し,処理80へ戻って次の処理イベ
ントを待つ。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
APL層で通信プログラムへの依頼の排他制御処理を構
築することなく,一連の処理を構築することが可能とな
る。
【0059】APL層で排他制御処理を構築した場合に
は,その構築した処理との整合性を考慮したうえでなけ
れば,新機能のAPLを作成することはできない。しか
し,本発明のように,通信プログラム内で排他制御機構
を持っていれば新旧のAPLにかかわらず,同一の仕様
(通信プログラムインタフェース)上で,新APLを構
築していくことが可能となる。このため,APL層の構
造が簡略化し,かつ新機能を別APLとして追加するこ
とが容易になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例によるシステム構成例を示す図
である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるAPIの例を示
す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における通信プログラム
処理フローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例におけるアプリケーショ
ンプログラムの処理フローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例におけるAPIの例を示
す図である。
【図7】本発明の第2の実施例における通信プログラム
処理フローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例におけるアプリケーショ
ンプログラムの処理フローチャートである。
【図9】従来技術の説明図である。
【図10】従来技術の問題点説明図である。
【符号の説明】
10a,10b クライアントプロセス 11a,11b 専有権取得要求部 12a 専有権解除要求部 13 通信プロセス 14 専有制御表 15 専有権設定処理手段 16 要求無効化処理手段 17 専有権解除処理手段 18 サーバプロセス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチタスクで動作する複数のクライア
    ントプロセス(10a,10b, …) と,各クライアントプロセ
    スからの処理依頼により通信処理を実行する通信プロセ
    ス(13)とを有するマルチタスク・システムにおいて,前
    記通信プロセスは,前記クライアントプロセスからの専
    有権取得要求により,そのクライアントプロセスに対
    し,他のクライアントプロセスが専有権を取得していな
    いことを条件として専有権を与え,一連のシーケンシャ
    ルな依頼を専有させる専有権設定処理手段(15)と,ある
    クライアントプロセスが専有権を取得している場合に,
    他のクライアントプロセスからの専有権取得要求を無効
    とする要求無効化処理手段(16)と,前記専有権を取得し
    ているクライアントプロセスからの専有権解除要求によ
    り,専有権を解除する専有権解除処理手段(17)とを備え
    たことを特徴とするマルチタスク・システム。
JP4307464A 1992-11-18 1992-11-18 マルチタスク・システム Withdrawn JPH06161788A (ja)

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JP4307464A JPH06161788A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 マルチタスク・システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002304304A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Denso Corp 処理実行装置、当該処理実行装置に搭載される処理プログラム、及び記録媒体
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