JP3418500B2 - クライアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法 - Google Patents
クライアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理システム
における機能非同期呼び出し方法にかかわり、より詳細
に言えば、クライアントサーバ型分散データ処理システ
ムにおけるサーバ機能の非同期呼び出し方法に関する。
更に、具体的に言えば、本発明はサーバ機能の同期呼び
出しを前提として作成されたクライアントプログラムと
サーバプログラムに変更を加えることなく、サーバ機能
の非同期呼び出しを可能とするクライアントサーバ型シ
ステムの機能非同期呼び出し方法に関する。 【0002】 【従来の技術】複数のデータ処理装置を情報伝達ネット
ワークで接続して構成する分散データ処理システムにお
けるデータ処理のモデルとして、クライアントサーバ型
が知られている。ここで、サーバはデータ処理機能を提
供する。クライアントは機能呼び出しの手順に従い、サ
ーバのデータ処理機能を呼び出して処理を依頼する。ク
ライアントとサーバの機能呼び出しの連携を行なうた
め、クライアントサーバ型システムは、クライアントの
機能呼び出し依頼をサーバに配信するソフトウェアを含
む。 【0003】データ処理機能の呼び出し方法は、同期呼
び出しと非同期呼び出しの2種類に大別できる。 【0004】同期呼び出し方法では、クライアントは
「同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア」にサーバ
の機能呼び出しを依頼すると、機能処理終了まで待機
し、同じく「同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェ
ア」からサーバの処理結果を受け取った後、次の処理を
実行する。よって、同期呼び出しでは、即座にサーバの
処理結果を要求するため、例えば、サーバの存在する計
算機が動いていなかったり、サーバまでのネットワーク
経路に障害が存在する場合、同期型の機能呼び出しは失
敗し、その旨クライアントに通知される。このような技
術は、例えば、「The Common Object
Request Broker Architect
ure and Specefication,OBJ
ECT MANAGEMENT GROUP and
X/Open, 1993」pp.81〜に開示されて
いる。 【0005】非同期呼び出し方法では、クライアントは
「メッセージ蓄積配信ソフトウェア」にサーバの機能呼
び出しと処理の内容を依頼し、この機能処理終了を待た
ずに次の処理を実行する。クライアントが依頼した処理
は、通常、「メッセージ蓄積配信ソフトウェア」内に設
けられた「メッセージ蓄積部」に格納される。サーバは
「メッセージ蓄積部」から機能呼び出し依頼を取り出し
て実行し、結果を再度「メッセージ蓄積部」に格納す
る。クライアントは「メッセージ蓄積部」を検査し、目
的の結果があればそれを受け取る。 【0006】以上のように、非同期呼び出し方法では、
即座にサーバの処理結果を要求せず、処理要求を「メッ
セージ蓄積部」に一時保存するため、例えば、サーバの
存在する計算機が動いていなかったり、サーバまでのネ
ットワーク経路に障害が存在しても、クライアントは処
理を依頼することが可能である。この方法を実現する基
盤技術は、例えば、「DECmessageQ Int
roductionto Message Queui
ng,Digital EquipmentCorpo
ration, 1994」に開示されている。 【0007】以下の説明において、同期呼び出し方法と
は、クライアントの呼び出し依頼処理と、サーバにおけ
る呼び出された機能による処理と、クライアントによる
サーバの処理結果の獲得処理とが、それぞれ時間的に連
続したひとまとまりの処理として実行されるサーバ機能
の呼び出し方法であると定義する。また、非同期呼び出
し方法とは、クライアントの呼び出し依頼処理と、サー
バでの呼び出された機能の処理と、クライアントによる
サーバの処理結果の獲得処理とが、それぞれ時間的に独
立した処理として実行されるサーバ機能の呼び出し方法
であると定義する。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】クライアントサーバ型
システム上で動作するアプリケーションプログラムの多
くは、同期呼び出し方法を利用して作成されている。し
かし、これらのプログラムを、常時接続状態にないネッ
トワークを介した環境や、常時サーバの存在する計算機
が動いていない環境で快適に利用するためには、サーバ
に対する機能依頼の方法を同期呼び出しから非同期呼び
出しに変更する必要がある。 【0009】しかし、同期呼び出しと非同期呼び出しで
は、機能呼び出しの手順が異なり、プログラムの変更は
容易ではない。特に、クライアント側は、同期呼び出し
方法の場合、呼び出しと結果の獲得を「同期呼び出しリ
クエスト配信ソフトウェア」に対する1回の要求で行な
っていたが、非同期呼び出しでは、「メッセージ蓄積配
信ソフトウェア」への、「依頼」と「結果の獲得」の2
回の要求を行なうようにプログラムを変更する必要があ
る。さらに「結果の獲得」までに時間待ちが必要な場
合、その対処のためのプログラムの変更が必要である。 【0010】本発明の目的は、同期呼び出しを前提に開
発されたクライアントプログラムとサーバプログラムに
変更を加えることなく、クライアントによるサーバ機能
の非同期呼び出しを可能とするクライアントサーバ型シ
ステムの非同期呼び出し方法を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の第1のクライア
ントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法は、少
なくとも1つのクライアント計算機と少なくとも1つの
サーバ計算機とがネットワークを介して互いに接続さ
れ、上記クライアント計算機はサーバ計算機に対するサ
ーバ機能呼び出しメッセージを送信するクライアントプ
ログラムを備え、かつ、上記サーバ計算機はクライアン
ト計算機からのサーバ機能呼び出しメッセージを受けて
当該サーバ機能呼び出しメッセージで指示された内容を
同期状態で実行するサーバプログラムを備えたクライア
ントサーバ型システムに適用されるものであり、次の特
徴を有している。 【0012】すなわち、上記クライアント計算機内のク
ライアントプログラムは、上記サーバ機能呼び出しメッ
セージを送信する第1のステップと、第1のプログラム
は、上記サーバ機能呼び出しメッセージを受信してその
内容をテーブルに格納し、その後サーバ機能呼び出しメ
ッセージをネットワークへ非同期で送信し、かつサーバ
機能呼び出しメッセージに対するサーバ計算機からのサ
ーバリプライメッセージをネットワークを介して非同期
で受信し、上記テーブルに両者を対応付けて格納し、さ
らに、サーバ機能呼び出しメッセージを受信したとき、
上記テーブルを参照して、当該サーバ機能呼び出しメッ
セージの内容と当該サーバ機能呼び出しメッセージに対
するサーバリプライメッセージのうち少なくとも一方が
格納されていないとき、クライアントプログラムに対し
てサーバ計算機に対する同期呼び出しに失敗したことを
内容とするサーバリプライメッセージを送信し、当該サ
ーバ機能呼び出しメッセージの内容と当該サーバ機能呼
び出しメッセージに対するサーバリプライメッセージと
が両方とも格納されているとき、クライアントプログラ
ムに対してテーブルから取得したサーバリプライメッセ
ージを送信する第2のステップと、第2のプログラム
は、ネットワークを介して上記サーバ機能呼び出しメッ
セージを非同期で受信して、受信したサーバ機能呼び出
しメッセージをサーバ計算機のサーバプログラムに送信
し、さらにサーバ計算機から送信されるサーバリプライ
メッセージを受信して、非同期でネットワークへ送信す
る第3のステップと、上記クライアント計算機のクライ
アントプログラムは、上記サーバ機能呼び出しメッセー
ジを受信し、サーバ機能呼び出しメッセージで指定され
た機能を呼び出して実行し、サーバリプライメッツセー
ジを作成して、第2のプログラムに送信する第4のステ
ップと から構成されていることを特徴としている。 【0013】本発明の第2のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、少なくとも1つのク
ライアント計算機と少なくとも1つのサーバ計算機とが
ネットワークを介して互いに接続され、上記クライアン
ト計算機はサーバ計算機に対するサーバ機能呼び出しメ
ッセージを同期状態で送信するクライアントプログラム
を備え、かつ、上記サーバ計算機はクライアント計算機
からのサーバ機能呼び出しメッセージを受けて当該サー
バ機能呼び出しメッセージで指示された内容を同期状態
で実行するサーバプログラムを備えたクライアントサー
バ型システムに適用されるものであり、次の特徴を有し
ている。 【0014】すなわち、上記クライアント計算機内のク
ライアントプログラムは、上記サーバ機能呼び出しメッ
セージを送信する第1のステップと、上記クライアント
計算機内に設けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲
介機構は、上記サーバ機能呼び出しメッセージを受信
し、クライアント計算機内に設けられたリクエストリプ
ライテーブルに上記サーバ機能呼び出しメッセージに含
まれる情報が既に格納されているか否かを判定し、該情
報が格納されていないと判定された場合には、クライア
ントプログラムに対してサーバ計算機に対する同期呼び
出しに失敗したことを内容とするサーバリプライメッセ
ージを送信し、かつ上記サーバ機能呼び出しメッセージ
に含まれる情報をリクエストリプライテーブルにし格納
し、かつ上記サーバ機能呼び出しメッセージを送信し、
さらに該情報が格納されていると判定された場合には、
当該サーバ機能呼び出しメッセージに含まれる情報が格
納されている欄に対応する欄にサーバ計算機からの上記
サーバ機能呼び出しメッセージに対応するサーバリプラ
イメッセージが格納されているか否かを判定し、サーバ
リプライメッセージが格納されていると判定された場合
には、クライアントプログラムに対して上記サーバリプ
ライメッセージを送信し、サーバリプライメッセージが
格納されていないと判定された場合には、クライアント
プログラムに対してサーバ計算機に対する同期呼び出し
に失敗したことを内容とするサーバリプライメッセージ
を送信する第2のステップと、上記クライアント計算機
内に設けられたメッセージ蓄積配信ソフトウェアは、第
2のステップにおいてサーバ機能呼び出しメッセージ仲
介機構から送信されたサーバ機能呼び出しメッセージを
受信し、目的のサーバ計算機に対して受信したサーバ機
能呼び出しメッセージをネットワークを介して非同期で
送信する第3のステップと、上記サーバ計算機内に設け
られたメッセージ蓄積配信ソフトウェアは、第3のステ
ップにおいてクライアント計算機内のメッセージ蓄積配
信ソフトウェアから送信されたサーバ機能呼び出しメッ
セージを非同期で受信して、サーバ計算機内に設けられ
たサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構へ送信する第
4のステップと、上記サーバ計算機内に設けられたサー
バ機能呼び出しメッセージ仲介機構は、第4のステップ
においてサーバ計算機内に設けられたメッセージ蓄積配
信ソフトウェアから送信されたサーバ機能呼び出しメッ
セージを受信し、サーバ計算機内に設けられたサーバプ
ログラムに送信する第5のステップと、サーバ計算機内
に設けられたサーバプログラムは、第5のステップにお
いて送信されたサーバ機能呼び出しメッセージを受信
し、サーバ機能呼び出しメッセージで指定された機能を
呼び出して実行し、サーバリプライメッツセージを作成
してサーバ計算機のサーバ機能呼び出しメッセージ仲介
機構へ送信する第6のステップと、上記サーバ計算機内
に設けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構
は、第6のステップにおいてサーバプログラムから送信
されたサーバリプライメッツセージを受信し、サーバ計
算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウェアへ送信する第
6のステップと、上記サーバ計算機内に設けられたメッ
セージ蓄積配信ソフトウェアは、第6のステップにおい
て送信されたサーバリプライメッセージを受信し、目的
のクライアント計算機に対してネットワークを介して非
同期で受信したサーバリプライメッセージを送信する第
7のステップと、上記クライアント計算機内に設けられ
たメッセージ蓄積配信ソフトウェアは、第7のステップ
においてサーバ計算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウ
ェアから送信されたサーバリプライメッセージをネット
ワークを介して非同期で受信して、クライアント計算機
内に設けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構
へ送信する第8のステップと、上記クライアント計算機
内に設けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構
は、第8のステップにおいて送信されたサーバリプライ
メッセージを受信し、クライアント計算機内のリクエス
トリプライテーブルにおける上記サーバリプライメッセ
ージに含まれるサーバ機能呼び出しに関する情報が格納
されている欄に対応する欄に上記サーバリプライメッセ
ージを格納する第9のステップとから構成されているこ
とを特徴としている。 【0015】本発明の第3のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、上記第2の発明にお
ける上記クライアント計算機内に設けられたサーバ機能
呼び出しメッセージ仲介機構が、クライアントプログラ
ムのコンパイル時にリンクするライブラリの一つとして
構成され、クライアントプログラムがサーバサーバ機能
呼び出しメッセージを送信する際に、クライアントプロ
グラムの本体が上記ライブラリ内のサーバ機能呼び出し
メッセージ仲介機構を選択することを特徴としている。 【0016】本発明の第4のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、上記第2又は第3の
発明において、上記第2のステップにおけるサーバ機能
呼び出しメッセージ仲介機構での処理で、上記クライア
ント計算機が、サーバ機能呼び出しメッセージの情報と
利用者によってあらかじめ設定されたサーバ機能呼び出
しの有効期間とを対応付けて保持し、クライアントプロ
グラムに対してサーバリプライメッセージを送信する前
に、現在時刻が上記有効期間内か否かを判定するステッ
プを設けとことを特徴としている。 【0017】本発明の第5のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、上記第2又は第3又
は第4の発明において、上記第2のステップにおけるサ
ーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構での処理で、クラ
イアントプログラムに対してサーバリプライメッセージ
を送信する前に、サーバリプライメッセージの内容の一
部を利用者に提示し、利用者によるサーバリプライメッ
セージの採否に関する入力を受け付けるステップを設け
たことを特徴としている。 【0018】本発明の第6のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、上記第2又は第3又
は第4又は第5の発明において、上記第2のステップに
おけるサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構での処理
で、上記クライアント計算機は、利用者によってあらか
じめ設定された上記サーバ機能呼び出しメッセージに対
する文字列や図形などのシンボルを保持し、利用者に対
してサーバリプライメッセージやその内容の一部を提示
するとき上記文字列や図形などのシンボルを同時に提示
し、またはサーバリプライメッセージの提示やその内容
の一部の提示に代えて上記文字列や図形などのシンボル
を提示するステップを設けたことを特徴としている。 【0019】本発明の第7のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、少なくとも1つのク
ライアント計算機と少なくとも1つのサーバ計算機とが
ネットワークを介して互いに接続され、上記クライアン
ト計算機はサーバ計算機へサーバ機能呼び出しメッセー
ジを送信するために必要な同期呼び出しリクエスト配信
ソフトウェアとクライアントプログラムとを備え、か
つ、上記サーバ計算機はクライアント計算機からのサー
バ機能呼び出しメッセージを受信して当該サーバ機能呼
び出しメッセージで指示された内容を実行するために必
要な同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェアとサーバ
プログラムを備えたクライアントサーバ型システムに適
用されるものであり、次の特徴を有している。 【0020】すなわち、上記クライアント計算機は、ク
ライアント計算機内のクライアントプログラムと同期呼
び出しリクエスト配信ソフトウェアの働きにより、サー
バ機能呼び出しメッセージをネットワークへ送信する第
1のステップと、第1の計算機は、第1の計算機内に設
けられた同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェアの働
きにより、第1のステップにおいて送信されたサーバ機
能呼び出しメッセージを受信し、さらに、第1の計算機
内に設けられた名前付け機能プログラムの働きによって
第1の計算機内に設けられた名前識別子テーブルを上記
受信したサーバ機能呼び出しメッセージに含まれる呼び
出し機能名に基づいて検索し、第2の計算機に設けられ
たサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構のアドレスを
求め、さらに、上記同期呼び出しリクエスト配信ソフト
ウェアの働きにより、上記サーバ機能呼び出しメッセー
ジを上記アドレスの上記第2の計算機に設けられたサー
バ機能呼び出しメッセージ仲介機構にネットワークを介
して送信する第2のステップと、上記第2の計算機は、
第2の計算機内に設けられた同期呼び出しリクエスト配
信ソフトウェアの働きにより、第2のステップにおいて
送信されたサーバ機能呼び出しメッセージをネットワー
クから受信し、上記アドレスのサーバ機能呼び出しメッ
セージ仲介機構は、第2の計算機内に設けられたリクエ
ストリプライテーブル内に上記サーバ機能呼び出しメッ
セージに含まれる情報が既に格納されているか否かを判
定し、該情報が格納されていないと判定された場合に
は、クライアント計算機のクライアントプログラムに対
してサーバ計算機に対する同期呼び出しに失敗したこと
を内容とするサーバリプライメッセージを、第2の計算
機内に設けられた同期呼び出しリクエスト配信ソフトウ
ェアの働きによってネットワークを介して送信し、かつ
上記サーバ機能呼び出しメッセージに含まれる情報をリ
クエストリプライテーブルに格納し、かつ上記サーバ機
能呼び出しメッセージを第2の計算機内に設けられたメ
ッセージ蓄積配信ソフトウェアの働きによって第3の計
算機に非同期に送信し、さらに該情報が格納されている
と判定された場合には、当該サーバ機能呼び出しメッセ
ージに含まれる情報が格納されている欄に対応する欄に
サーバ計算機からの上記サーバ機能呼び出しメッセージ
に対応するサーバリプライメッセージが格納されている
か否かを判定し、サーバリプライメッセージが格納され
ていると判定された場合には、クライアント計算機のク
ライアントプログラムに対して上記サーバリプライメッ
セージを、第2の計算機内に設けられた同期呼び出しリ
クエスト配信ソフトウェアの働きによってネットワーク
を介して送信し、サーバリプライメッセージが格納され
ていないと判定された場合には、第2の計算機内に設け
られた同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェアの働き
によって、クライアント計算機のクライアントプログラ
ムに対して、サーバ計算機に対する同期呼び出しに失敗
したことを内容とするサーバリプライメッセージをネッ
トワークを介して送信する第3のステップと、上記第3
の計算機内に設けられたメッセージ蓄積配信ソフトウェ
アは、第3のステップにおいて第2の計算機内のメッセ
ージ蓄積配信ソフトウェアから送信されたサーバ機能呼
び出しメッセージをネットワークを介して非同期で受信
して、第3の計算機内に設けられたサーバ機能呼び出し
メッセージ仲介機構へ送信し、上記第3の計算機内に設
けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構は上記
サーバ機能呼び出しメッセージを受信して、第3の計算
機内に設けられた同期呼び出しリクエスト配信ソフトウ
ェアの働きにより、該サーバ機能呼び出しメッセージを
ネットワークへ送信する第4のステップと、上記サーバ
計算機内に設けられた同期呼び出しリクエスト配信ソフ
トウェアは、第4のステップにおいて送信されたサーバ
機能呼び出しメッセージをネットワークを介して受信
し、サーバ計算機内に設けられたサーバプログラムはサ
ーバ機能呼び出しメッセージで指定された機能を呼び出
して実行し、サーバリプライメッツセージを作成し、サ
ーバ計算機の同期サーバ機能呼び出しメッセージ配信ソ
フトウェアを介してネットワークへ送信する第5のステ
ップと、上記第3の計算機内に設けられた同期呼び出し
リクエスト配信ソフトウェアは、第5のステップにおい
て送信されたサーバリプライメッセージをネットワーク
を介して受信し、第3の計算機内に設けられたサーバ機
能呼び出しメッセージ仲介機構の働きにより、第3の計
算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウェアへ送信し、第
3の計算機内に設けられたメッセージ蓄積配信ソフトウ
ェアは、該サーバリプライメッセージを受信して、上記
第2の計算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウェアに対
してネットワークを介して非同期で送信する第6のステ
ップと、上記第2の計算機内に設けられたメッセージ蓄
積配信ソフトウェアは、第6のステップにおいて第3の
計算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウェアから送信さ
れたサーバリプライメッセージを非同期で受信して、第
3の計算機内に設けられたサーバ機能呼び出しメッセー
ジ仲介機構の働きにより、リクエストリプライテーブル
における上記サーバリプライメッセージに含まれるサー
バ機能呼び出しに関する情報が格納されている欄に対応
する欄に上記サーバリプライメッセージを格納する第7
のステップとから構成されていることを特徴としてい
る。 【0021】上記第1及び第2及び第3及び第7のクラ
イアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法に
よれば、クライアントプログラムからサーバ機能同期呼
び出しメッセージが送信され、該サーバ機能同期呼び出
しメッセージを受け付けると、その機能同期呼び出しメ
ッセージの内容及びその機能同期呼び出しメッセージに
対応するサーバ計算機からの返答であるサーバリプライ
メッセージの内容がテーブル(リクエストリプライテー
ブル)に保存されているかを判断して、クライアントプ
ログラムに対して当該機能呼び出し成否を含む情報とし
て、サーバリプライメッセージを編集して送信する。そ
して、上記クライアントプログラムからサーバ機能同期
呼び出しメッセージを受け付ける過程と上記クライアン
トプログラムに対してサーバリプライメッセージを送信
する過程は同期して行われる。 【0022】しかし、サーバ計算機へのサーバ機能同期
呼び出しメッセージの送信と、サーバ計算機からのサー
バリプライメッセージの送信は、非同期で行われる。 【0023】これにより、同期呼び出しを前提に開発さ
れたクライアントプログラムとサーバプログラムに変更
を加えることなく、クライアント計算機によるサーバ機
能の非同期呼び出しを行うことができる。 【0024】上記第4のクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法によれば、利用者によってあ
らかじめ設定されたサーバ機能呼び出しの有効期間によ
り、サーバリプライメッセージが現在時刻において有効
であるかどうかを検査することが可能になり、有効期限
を過ぎた古いサーバリプライメッセージをクライアント
プログラムが受け取る事態を回避できる。 【0025】上記第5のクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法によれば、クライアントプロ
グラムに対してサーバリプライメッセージを送信する前
に、サーバリプライメッセージの内容の一部を利用者に
提示し、利用者によるサーバリプライメッセージの採否
に関する入力を受け付けることが可能になるため、不当
なサーバリプライメッセージをクライアントプログラム
が受け取り、不当な処理を行う可能性を削減できる。更
に、上記第5のクライアントサーバ型システムの機能非
同期呼び出し方法によれば、機能呼び出しリクエスト仲
介機構での処理で、非同期のサーバ機能呼び出しで得た
サーバリプライメッセージを受け取った際に、事前にそ
の内容の一部を利用者に提示するため、利用者が適切な
時刻にクライアントプログラムを起動することが可能に
なる。 【0026】上記第6のクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法によれば、利用者に対してサ
ーバリプライメッセージやその内容の一部を提示すると
き上記文字列や図形などのシンボルを同時に提示し、ま
たはサーバリプライメッセージの提示やその内容の一部
の提示に代えて上記文字列や図形などのシンボルを提示
するため、利用者がサーバリプライメッセージの内容を
容易に理解できるようになる。 【0027】 【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態につ
いてさらに詳しく説明する。なお、本発明は以下に説明
する実施の形態に限定されるものではない。 【0028】(第1の実施の形態)図1は、本発明のク
ライアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法
を適用したクライアントサーバ型システムの一構成例を
示すブロック図である。 【0029】図1に示すクライアントサーバ型システム
100は、複数の計算機109a,100b等(他の計
算機は図示せず)をLAN(Local Area N
etwork)等の情報伝達用のネットワーク108で
接続した構成を有している。 【0030】計算機109a上には、クライアントプロ
グラム105と機能呼び出しリクエスト仲介機構101
aとリクエストリプライテーブル102とメッセージ蓄
積配信ソフトウェア104aとが配置され、計算機10
9b上には、サーバプログラム107と機能呼び出しリ
クエスト仲介機構101bとメッセージ蓄積配信ソフト
ウェア104bとが配置されている。したがって、計算
機109aはクライアントとして使用され、計算機10
9bはサーバとして使用される。 【0031】図1において、クライアントプログラム1
05は、同期呼び出しの手順でサーバプログラム107
の機能を呼び出すプログラムである。 【0032】メッセージ蓄積配信ソフトウェア104
a,104bは、その内部にメッセージを蓄積しつつ、
互いにネットワーク108を介して連絡をとり、相互に
メッセージを配信するプログラムである。 【0033】サーバプログラム107は、同期呼び出し
の呼び出しの手順で、機能呼び出しを受け付けるプログ
ラムである。 【0034】図2は、図1のクライアントサーバ型シス
テムで用いるサーバ機能呼び出しメッセージ(機能呼び
出しリクエスト)301の一例を示す説明図である。サ
ーバ機能呼び出しメッセージ301は、図1に示すクラ
イアントプログラムから機能呼び出しリクエスト仲介機
構(クライアント側)101aに送出されるものであ
る。 【0035】図2に示すように、サーバ機能呼び出しメ
ッセージ301はリクエスト情報210を含む。リクエ
スト情報210は、サーバ識別子211と機能識別子2
12と引数並び213から構成されている。サーバ識別
子211とは、機能呼び出しの際に、サーバプログラム
を特定するための情報で、例えば、サーバプログラム毎
に割り当てられたUUID(Universal Un
ique Identifier)やサーバプログラム
が存在する計算機のネットワーク上のアドレス等から構
成されている。機能識別子212は、サーバが提供する
各機能毎に一意に付けられた、機能を識別するための情
報である。引数並び213は、機能呼び出しの際の引数
の並びである。以上のように、サーバ機能呼び出しメッ
セージ301は、サーバからの機能呼び出しに十分な情
報から構成される。 【0036】図3は、図1のクライアントサーバ型シス
テムで用いるサーバリプライメッセージ401の一例を
示す説明図である。サーバリプライメッセージ401
は、図1に示すサーバプログラムが、要求された処理の
終了後、機能呼び出しリクエスト仲介機構(サーバ側)
101bへ送出するものである。 【0037】サーバリプライメッセージ401は、リプ
ライ情報220とリクエスト識別情報420を含む。リ
プライ情報220は、返り値並び221と成功通知フラ
グ412から構成されている。リクエスト識別情報42
0は、例えば、サーバ識別子211と機能識別子212
と引数並び213を含み、個々のリクエスト情報210
(図2参照)を識別できるように構成されている。リク
エスト識別情報420の他の実施の形態としては、リク
エスト毎に固有の番号を付け、これをリクエスト識別情
報420としてもよい。 【0038】図4は、図1に示したクライアント側の機
能呼び出しリクエスト仲介機構101aとリクエストリ
プライテーブル102の詳細を示す図である。機能呼び
出しリクエスト仲介機構101aは、クライアントプロ
グラム105からサーバ機能呼び出しメッセージ301
を受信するリクエスト受信部201と、クライアントプ
ログラム105へサーバリプライメッセージ401を送
信するリプライ送信部202と、サーバへリクエスト情
報210を転送するリクエスト転送部203と、サーバ
からのリプライ情報220を受信するリプライ受信部2
04とから構成されている。 【0039】図4において、クライアントのリクエスト
受信部201は、上記したように、同期型のサーバ機能
呼び出しメッセージ301を受信するプログラムモジュ
ールである。これは、図1に示す構成においては、同期
型のサーバ機能呼び出しメッセージ301を受信して、
リクエストリプライテーブル102にリクエスト情報2
10として格納するものである。 【0040】また、図4において、サーバへのリクエス
ト転送部203は、クライアントのリクエスト受信部2
01において受信したサーバ機能呼び出しメッセージ3
01に関し、サーバ側のメッセージ蓄積配信ソフトウェ
ア104bへのサーバ機能呼び出しメッセージ301の
非同期の転送処理を、メッセージ蓄積配信ソフトウェア
104aに依頼するプログラムモジュールである。 【0041】また、図4において、サーバのリプライ受
信部204は、サーバ側のメッセージ蓄積配信ソフトウ
ェア104bから送られるサーバリプライメッセージ4
01をクライアント側のメッセージ蓄積配信ソフトウェ
ア104aを介して受信して、リクエストリプライテー
ブル102に格納するプログラムモジュールである。さ
らに、図4において、クライアントへのリプライ送信部
202は、クライアントプログラム105のサーバ機能
呼び出しの受信後の返り値として、サーバのリプライ受
信部204がサーバから受信したクライアントサーバリ
プライメッセージ401を、クライアントプログラム1
05へ送信するプログラムモジュールである。 【0042】上記したように、図4において、サーバへ
のリクエスト転送部203は、リクエスト情報210
(サーバ機能呼び出しメッセージ301)を非同期の情
報として、図1に示すメッセージ蓄積配信ソフトウェア
104aに転送するものである。なお、クライアントの
リクエスト受信部201とサーバへのリクエスト転送部
203は、上記構成の他に、次のようにして実現するこ
とが可能である。例えば、クライアントプログラム10
5のコンパイル時にリンクするライブラリの一つとし
て、機能呼び出しリクエスト仲介機構101aを構成
し、非同期のサーバ機能呼び出しを実行する際に、クラ
イアントプログラム105の本体が上記ライブラリ内の
機能呼び出しリクエスト仲介機構101aを選択可能に
構成することにより実現できる。また、機能呼び出しリ
クエスト仲介機構101aをメッセージ蓄積配信ソフト
ウェア104a内に埋め込むことにより、クライアント
のリクエスト受信部201において、図2に示すサーバ
機能呼び出しメッセージ301を受信することができ
る。 【0043】さらに、図4に示すように、リクエストリ
プライテーブル102は、リクエスト情報210とリプ
ライ情報220の組から構成されている。リクエスト情
報210は、機能呼び出し時にサーバの指定をする際に
使用する「サーバ識別子211」と、機能の指定に使用
する「機能識別子212」と、機能呼び出し時に受け渡
す「引数並び213」から構成されている。リプライ情
報220は、機能呼び出しの結果である「返り値並び2
21」と、機能呼び出しの成功失敗を示す「成功通知フ
ラグ412」から構成されている。リクエストリプライ
テーブル102は、例えば、ファイルとして保存する。 【0044】サーバ側の機能呼び出しリクエスト仲介機
構101bは、サーバ側のメッセージ蓄積配信ソフトウ
ェア104bからサーバ機能呼び出しメッセージ301
を受け取り、その内容に従い、サーバの機能を同期呼び
出しの手順で呼び出し、呼び出しの結果から、サーバリ
プライメッセージ401を生成し、それを、クライアン
ト側のメッセージ蓄積配信ソフトウェア104aへ転送
することを、メッセージ蓄積配信ソフトウェア104b
に依頼するプログラムである。 【0045】次に、図5に示すフローチャートにしたが
って、クライアント側の機能呼び出しリクエスト仲介機
構101aでの処理手順について、詳細に説明する。 【0046】クライアント側の機能呼び出しリクエスト
仲介機構101aのリクエスト受信部201は、クライ
アントプログラム105からサーバ機能同期呼び出しメ
ッセージ301(リクエスト)を受信する(ステップ5
01)。続いて、リクエスト受信部201は、受信した
サーバ機能同期呼び出しメッセージ301内のサーバ識
別子211と機能識別子212と引数並び213がリク
エストリプライテーブル102に記録されているか否か
を調べる(ステップ502)。 【0047】同じリサーバ機能同期呼び出しメッセージ
301(リクエスト)が記録されていない場合には(ス
テップ502)、クライアントへのリプライ送信部20
2からクライアントプログラム105に対して、クライ
アントへ呼び出し失敗を意味するリプライを送信し(ス
テップ503)、サーバへのリクエスト転送部203
で、リクエストリプライテーブル102への欄の追加及
びリクエスト情報210の書き込みを行い(ステップ5
04)、サーバ機能呼び出しメッセージ301を組み立
て、このメッセージの配信をメッセージ蓄積配信ソフト
ウェア104aへ依頼し(ステップ505)、処理を終
了する。クライアントプログラム105への呼び出し失
敗を意味するリプライの送信(ステップ503)は、例
えば、サーバリプライメッセージ401中の成功フラグ
412を「失敗」にしたリプライを送信することにより
行なう。 【0048】ステップ502で、同じサーバ機能同期呼
び出しメッセージ301(リクエスト)が記録されてい
れば、クライアントへのリプライ送信部202で、リク
エストリプライテーブル102に、リクエストに対応す
るリプライ情報220が存在するか否かを調べる(ステ
ップ511)。存在すれば、そのリプライ情報220を
読み込み、サーバリプライメッセージを作成し(ステッ
プ512)、クライアントにリプライを送信し(ステッ
プ513)、処理を終了する。 【0049】ステップ511で、リクエストに対応する
リプライ情報220が存在しなければ、クライアントへ
呼び出し失敗を意味するリプライを送信し(ステップ5
21)、処理を終了する。クライアントプログラム10
5への呼び出し失敗を意味するリプライの送信(ステッ
プ521)は、例えば、サーバリプライメッセージ40
1中の成功フラグ412を「失敗」にしたリプライを送
信することにより行なう。 【0050】図6は、クライアント側の機能呼び出しリ
クエスト仲介機構101a内に存在するサーバからのリ
プライ受信部204(図4参照)での処理手順を示すフ
ローチャートである。 【0051】サーバからのリプライ受信部204におけ
る処理は、例えば、メッセージ蓄積配信ソフトウェア1
04aからのメッセージ到着の通知や、計算機109a
が提供する「タイマ割り込み」による割り込みにより開
始する。サーバからのリプライ受信部204の処理は、
まず、メッセージ蓄積配信ソフトウェア104aから、
サーバリプライメッセージ401(図3参照)を受け取
り(ステップ601)、リクエストリプライテーブル1
02中で、受け取ったサーバリプライメッセージ401
に対応するリクエストのある欄を捜し(ステップ60
2)、その欄にリプライ情報220を書き込み(ステッ
プ603)、処理を終了する。対応するサーバリプライ
メッセージ401のある欄を捜すステップ602におい
ては、サーバリプライメッセージ401内のサーバ識別
子211及び機能識別子212と、リクエストリプライ
テーブル102中のサーバ識別子211及び機能識別子
212とが、それぞれ比較される。 【0052】図7は、サーバ側の機能呼び出しリクエス
ト仲介機構101bでの処理手順を示すフローチャート
である。機能呼び出しリクエスト仲介機構101bで
は、まず、メッセージ蓄積配信ソフトウェア104bか
ら、サーバ機能呼び出しメッセージ301を受け取る
(ステップ701)。次に、当該サーバ機能呼び出しメ
ッセージ301から得られる情報に基づいて、サーバ機
能の同期呼び出しを行い、機能呼び出しの結果の返り値
等のリプライを待つ(ステップ702)。次に、上記リ
プライを得た後、そのリプライの情報からサーバリプラ
イメッセージ401(図3参照)を作成し、クライアン
ト側のメッセージ配信ソフトウェア104aへの上記サ
ーバリプライメッセージ401の配信を、サーバ側メッ
セージ配信ソフトウェア104bへ依頼してた後(ステ
ップ703)、処理を終了する。 【0053】図8は、上記した第1の実施の形態におけ
る非同期呼び出しの手順を示す説明図であり、クライア
ントプログラム105、機能呼び出しリクエスト仲介機
構101a,105b、メッセージ蓄積配信ソフトウェ
ア104a,b、サーバプログラム107の間の相互の
つながりの典型的な例を示している。 【0054】図8に示すように、クライアントプログラ
ム105の1回目のサーバ機能同期呼び出し(801)
では、機能呼び出しリクエスト仲介機構101aは、ク
ライアントプログラム105に対して、呼び出し失敗の
リプライを送信する。したがって、クライアントプログ
ラム105から見ると、あたかも同期呼び出しに失敗し
たかのように見える。 【0055】しかし、実際には、機能呼び出しリクエス
ト仲介機構101aはメッセージ蓄積配信ソフトウェア
104aに対してリクエスト情報(サーバ機能呼び出し
メッセージ301)を送信し、メッセージ蓄積配信ソフ
トウェア104aは非同期でサーバ側のメッセージ蓄積
配信ソフトウェア104bに対してリクエスト情報(サ
ーバ機能呼び出しメッセージ301)を送信する。 【0056】そして、サーバ側のメッセージ蓄積配信ソ
フトウェア104bは、受信したリクエスト情報を機能
呼び出しリクエスト仲介機構101bに送信し、サーバ
プログラム107に対してサーバ機能の同期呼び出しを
行う。これにより、サーバプログラム107は、リプラ
イ情報(サーバリプライメッセージ401)を機能呼び
出しリクエスト仲介機構101bに送信する(80
2)。上記機能呼び出しリクエスト仲介機構101b
は、受信したリプライ情報をメッセージ蓄積配信ソフト
ウェア104bに送信し、メッセージ蓄積配信ソフトウ
ェア104bは非同期でクライアント側のメッセージ蓄
積配信ソフトウェア104aに転送する。 【0057】次に、クライアント側のメッセージ蓄積配
信ソフトウェア104aは、受信したリプライ情報を機
能呼び出しリクエスト仲介機構101aへ転送し、リク
エストリプライテーブル102にその内容を格納する。 【0058】クライアントプログラム105が2回目の
サーバ機能同期呼び出し(803)を実行すると、機能
呼び出しリクエスト仲介機構101aはリクエストリプ
ライテーブル102から該当するリプライ情報を読み出
してクライアントプログラムに送信する。したがって、
2回目のサーバ機能同期呼び出し(803)は、クライ
アントプログラム105から見れば呼び出しに成功した
ことになる。 【0059】以上の説明から明らかなように、クライア
ントプログラム105の1回目のサーバ機能同期呼び出
し(801)では、クライアントプログラム105から
見ると、あたかも同期呼び出しに失敗したかのように見
える。しかし、機能呼び出しリクエスト仲介機構101
a,101bとメッセージ蓄積配信ソフトウェア104
a,104bの前記の動作により、サーバ機能の同期呼
び出しは別のタイミングで実行され(802)、結果が
機能呼び出しリクエスト仲介機構101aに渡る。よっ
て、その後のクライアントプログラム105によるサー
バ機能同期呼び出し(803)では、たとえサーバプロ
グラム107の機能を同期呼び出しできない状況にあっ
ても、サーバ機能同期呼び出し(802)の結果を返す
ことにより、クライアントプログラム105から見れば
呼び出しに成功したように見える。 【0060】上記した第1の実施の形態によれば、同期
型のサーバ機能呼び出しを受け付けて、非同期のサーバ
機能呼び出しとしてメッセージ蓄積配信ソフトウェアへ
出力する機能呼び出しリクエスト仲介機構101aを設
けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、機能
呼び出しリクエスト仲介機構としては、次のようにして
実現することも可能である。例えば、クライアントプロ
グラム105のコンパイル時にリンクするライブラリの
一つとして、機能呼び出しリクエスト仲介機構を構成
し、非同期のサーバ機能呼び出しを実行する際に、クラ
イアントプログラム105の本体が上記ライブラリ内の
機能呼び出しリクエスト仲介機構を選択可能に構成する
ことにより実現できる。また、機能呼び出しリクエスト
仲介機構101aをメッセージ蓄積配信ソフトウェア1
04a内に埋め込むことにより、クライアントのリクエ
スト受信部201において、図2に示すサーバ機能呼び
出しメッセージ301を受信することができる。 【0061】(第2の実施の形態)図9は、本発明を名
前付け機能を持つクライアントサーバ型システムに適用
した場合における一実施の形態を示す構成図である。図
9に示すクライアントサーバ型システム900は、複数
の計算機109c,d,e,f,gをLAN(Loca
lArea Network)等の情報伝達ネットワー
ク108を介して接続して構成されている。計算機10
9c上には、クライアントプログラム105と同期呼び
出しリクエスト配信ソフトウェア901cとが、それぞ
れ配置されている。計算機109d上には、複数の機能
プログラムから成るサーバプログラム107と同期呼び
出しリクエスト配信ソフトウェア901dとが、それぞ
れ配置されている。また、計算機109e上には、名前
付け機能902と名前識別子テーブル903と同期呼び
出しリクエスト配信ソフトウェア901dとが、それぞ
れ配置されている。また、計算機109f上には、機能
呼び出しリクエスト仲介機構(クライアント側)101
aとリクエストリプライテーブル102とメッセージ蓄
積配信ソフトウェア104a(クライアント側)と同期
呼び出しリクエスト配信ソフトウェア901aとが、そ
れぞれ配置されている。また、計算機109g上には、
機能呼び出しリクエスト仲介機構(サーバ側)101b
とメッセージ蓄積配信ソフトウェア(サーバ側)104
bと同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア901b
とが、それぞれ配置されている。したがって、計算機1
09cはクライアントとして使用され、計算機109d
はサーバとして使用される。 【0062】上記図9に示す第2の実施の形態の最大の
特徴は、第1の実施の形態においてクライアントの計算
機に配置されていた、機能呼び出しリクエスト仲介機構
(クライアント側)101aとリクエストリプライテー
ブル102とメッセージ蓄積配信ソフトウェア104a
(クライアント側)が、クライアントではない計算機1
09fに配置され、かつ第1の実施の形態においてサー
バの計算機に配置されていた機能呼び出しリクエスト仲
介機構(サーバ側)101bとメッセージ蓄積配信ソフ
トウェア(サーバ側)104bが、サーバではない計算
機109gに配置されている点である。 【0063】図10は、図9に示す計算機109e上に
設けられている名前識別子テーブル903の構成例を示
す図である。名前識別子テーブル903は、機能名10
01と機能識別子211を対応付けるテーブルであり、
同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア901a,
b,c,dやその適用プログラムが便宜上付けたサーバ
プログラム107を構成する機能プログラム名1001
と、その名前に対応する機能識別子211の組から構成
されている。前記したように、サーバプログラム107
は通常複数の機能プログラムから構成され、各機能プロ
グラムに対してそれぞれ名前が付けられている。また、
同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア901a,
b,c,dは、ネットワーク108を介して相互にリク
エストメッセージを配信するプログラムである。 【0064】計算機109e上に設けられた名前付け機
能902は、同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア
901a,b,c,dから、機能プログラム名1001
を引数にして呼び出されると、同じく計算機109e上
に設けられた名前識別子テーブル903を参照して、機
能識別子211を返すプログラムである。 【0065】本実施の形態では、非同期呼び出しを行な
いたい機能については、名前識別子テーブル903の機
能プログラム名として当該機能名が格納され、名前識別
子テーブル903の機能識別子として計算機109f上
の機能呼び出しリクエスト仲介機構101aのアドレス
が格納されている。 【0066】ここで、機能呼び出しリクエスト仲介機構
(クライアント側)101a内のリクエスト受信部(図
示せず、図4の201に相当する)は、第1の実施の形
態と異なり、クライアントプログラム105のコンパイ
ル時にリンクするライブラリの一つとして、機能呼び出
しリ構成したり、メッセージ蓄積配信ソフトウェア10
4a内に埋め込んだりせず、例えば、1つの独立したプ
ログラムである機能呼び出しリクエスト仲介機構101
a内に含まれるプログラムモジュールである。 【0067】第1の実施の形態の処理手順とは、図5に
おけるクライアント側の機能呼び出しリクエスト仲介機
構101aでの処理手順中の、サーバ機能の同期呼び出
し受信処理(ステップ501)が異なる(他の処理は第
1の実施の形態と基本的に同一であり、前記課題を解決
するための手段の欄で説明した第7の発明(請求項7記
載の発明)に相当する処理が実行される)。すなわち、
第1の実施の形態では、機能呼び出しリクエスト仲介機
構101a内のリクエスト受信部201は、クライアン
トプログラム105のコンパイル時にリンクするライブ
ラリとして構成したり、または、メッセージ蓄積配信ソ
フトウェア104a内に埋め込まれることにより、クラ
イアントプログラム105が送信するサーバ機能呼び出
しメッセージ301を直接受信するよう構成されてい
た。しかし、第2の実施の形態では、クライアントのリ
クエスト受信部は1つの独立したプログラムである機能
呼び出しリクエスト仲介機構101aに含まれる。そし
て、名前識別子テーブル903の機能識別子211に
は、呼び出したい機能プログラムの本当の識別子ではな
く、機能呼び出しリクエスト仲介機構101aの識別子
(アドレス)を保持しているため、クライアントプログ
ラム105のサーバ機能呼び出しメッセージ301は、
機能呼び出しリクエスト仲介機構101aに送信され、
機能呼び出しリクエスト仲介機構(クライアント側)1
01a内のリクエスト受信部が、サーバ機能呼び出しメ
ッセージ301を受信する。 【0068】上記した第2の実施の形態によれば、同期
型機能呼び出しを前提に作成されたクライアントプログ
ラム105とサーバプログラム107に何も変更を加え
ることなく、また、メッセージ蓄積配信ソフトウェア1
04a,104bにも何も変更を加えることなく、クラ
イアントプログラム105からサーバプログラムの非同
期型の機能呼び出し要求を行うことができる。しかも、
計算機109c以外にサーバとなる計算機を複数台設け
た場合にも、各サーバとなる計算機から非同期の呼び出
しを実行することが可能になる。 【0069】(第3の実施の形態)以下に説明する第3
の実施の形態は、第1の実施の形態において、リプライ
情報獲得を利用者へ通知する手段と、リプライ送信時の
リプライ内容を確認する手段と、サーバ機能呼び出しに
文字や図形等からなるシンボル(愛称)を付す手段と、
リプライ情報の有効期限の自動管理手段と、失敗リプラ
イパタンを設定する手段を加えたものである。 【0070】図11は、本発明のクライアントサーバ型
システムの機能非同期呼び出し方法を適用したクライア
ントサーバ型システムの一構成例(第3の実施の形態)
を示すブロック図である。すなわち、図11に示すクラ
イアントサーバ型システム1100は、第1の実施の形
態のクライアントサーバ型システム100の計算機10
9a上に(図1参照)、補助情報テーブル1102と、
補助情報テーブル管理プログラム1121と、キーボー
ド1122とを加えて配置し、さらに、計算機109a
とディスプレイ装置1124と画面上ポイント指示装置
1125とを画面表示アダプタ1123を介して接続
し、さらに、第1の実施の形態のリクエストリプライテ
ーブル102の代わりに、これを拡張した新たなリクエ
ストリプライテーブル1301を配置することにより構
成されている。 【0071】図12は、図11に示す補助情報テーブル
1102の構成の詳細を示す図である。図示するよう
に、補助情報テーブル1102は、対象サーバ機能12
01と、失敗時リプライパタン1202と、リプライ情
報有効期間1203と、呼び出しの愛称(文字、図形等
のシンボル)1204の情報の組により構成されてい
る。対象サーバ機能1201の欄は、サーバ識別子21
1と機能識別子212とからなり、特定のサーバからの
特定の機能呼び出しを指定できる情報から構成されてい
る。 【0072】失敗時リプライパタン1202の欄は、複
数の返り値の組からなり、特定のパタンのリプライメッ
セージを作成できる情報から構成されている。リプライ
情報保存期間1203の欄は、日数、時間の指定情報を
保持するように構成される。呼び出しの愛称(文字、図
形等のシンボル)1204の欄は、任意の文字列、もし
くは図形情報などを保持するように構成される。補助情
報テーブル1102は、例えば、ファイルとして保存す
る。 【0073】図11に示す補助情報テーブル管理プログ
ラム1121は、補助情報テーブル1102の書き換え
や内容の調査を行うことができ、且つ、各種図形や文字
の画面への表示を、画面表示アダプタ1123に対して
要求できるように構成される。また、補助情報テーブル
管理プログラム1121は、画面表示アダプタ1123
から送られる画面上ポイント指示装置1125の指す画
面上の位置情報や、キーボード1122から送られる利
用者の入力情報を、受け取るプログラムである。 【0074】図11に示す画面表示アダプタ1123
は、各種図形や文字の画面表示要求を受け取り、それら
画面に表示する図形パタン情報を保持し、図形パタンを
表示するようなディスプレイ装置制御信号を発生するよ
うに構成されている。また、画面上ポイント指示装置1
125に信号を送ったり、画面上ポイント指示装置11
25が送ってくる信号を処理し、画面上ポイント指示装
置1125が指す画面上の位置情報を計算する装置であ
る。 【0075】図11に示すディスプレイ装置1124
は、ディスプレイ装置制御信号を受け取り、これに従
い、画面に図形パタンを表示する装置である。 【0076】キーボード1122は、計算機109aの
利用者の文字入力情報を、電子化し、これを計算機10
9aに通知する装置である。 【0077】図13は、第11図に示す第3の実施の形
態におけるリクエストリプライテーブル1301の構成
例を示す図である。リクエストリプライテーブル130
1は、第1の実施の形態のリクエストリプライテーブル
102(図4参照)の構成に加え、リクエスト受け付け
日時1302を保持するように構成されている。リクエ
スト受け付け日時1302の欄は、例えば、年号、月、
日、時、分の情報を表わす整数値の組から構成されてい
る。 【0078】図14は、図11に示す第3の実施の形態
において、クライアント側の機能呼び出しリクエスト仲
介機構101aでの処理手順を示すフローチャートであ
る。図14において、図5に示すステップと同一ステッ
プには、同一の符号を付している。第3の実施の形態に
おけるリクエスト仲介機構101aの処理手順が、図5
に示す第1の実施の形態の処理手順と異なっているの
は、次のステップである。すなわち、対象サーバ機能か
否かを判別するステップ1401と、クライアントへの
呼び出し失敗リプライの送信ステップ1402,140
8と、リクエストリプライテーブルへの欄の追加とリク
エスト内容の書き込みステップ1403と、同期呼び出
しリクエストのサーバへの転送ステップ1404と、リ
プライ内容確認ステップ1405と、リプライの有効期
限を確認するステップ1407と、リプライ情報の消去
ステップ1406が、異なっている。 【0079】すなわち、対象サーバ機能かを判別するス
テップ1401は、サーバ機能同期呼び出し受信(ステ
ップ501)の直後に実行するステップであり、サーバ
機能呼び出しメッセージ301内のサーバ識別子211
と機能識別子212と、補助情報テーブル1102内の
対象サーバ機能1201欄のサーバ識別子211と機能
識別子212とを比較し、対象サーバ機能が登録されて
いるかどうかを判断するステップである。 【0080】また、クライアントへの呼び出し失敗リプ
ライの送信ステップ1402では、ステップ501で受
信したクライアントのサーバ機能呼び出しメッセージ3
01に含まれるサーバ識別子211と機能識別子212
と、補助情報テーブル1102内の対象サーバ機能12
01欄のサーバ識別子211と機能識別子212とを比
較し、対応する失敗時リプライパタンを見つけ出し、こ
の情報をもとに、サーバリプライメッセージ401を作
成して、クライアントへ送信する。 【0081】リクエストリプライテーブルへの欄の追加
とリクエスト内容の書き込みステップ1403では、第
1の実施の形態のステップ504の処理に加え、クライ
アントのサーバ機能呼び出しメッセージ301を受け付
けた日時を、例えば計算機内の時計を参照し、リクエス
トリプライテーブル1301のリクエスト受け付け日時
1302の欄に書き込む処理が追加される。 【0082】同期呼び出しリクエストのサーバへの転送
ステップ1404は、サーバ機能同期呼び出し受信(ス
テップ501)において受け付けた機能呼び出しが、補
助情報テーブル1102に登録されておらず、機能呼び
出しリクエスト仲介機構101aの以後の処理ステップ
を実行しない場合に呼び出され、サーバ機能呼び出しメ
ッセージ301をそのまま直接計算機109b上のサー
バプログラム107に転送するステップである。 【0083】リプライの有効期限を確認するステップ1
407は、リプライ情報の読み込み(ステップ512)
の直前に実行されるステップであり、補助情報テーブル
1102のリプライ情報有効期間1203と、リクエス
トリプライテーブル1301のリクエスト受け付け日時
1302と、例えば、計算機109a内の時計から得た
現在の時刻をもとに、リプライ情報が現在も有効かどう
かを判断するステップである。もし、有効期限を過ぎて
いれば、リプライ情報の消去(ステップ1406)を行
ない、過ぎていなければ、リプライ情報の読み込み(ス
テップ512)を行なう。 【0084】リプライ内容確認ステップ1405は、リ
プライ情報の読み込み(ステップ512)の直後に実行
されるステップであり、サーバ識別子211と機能識別
子212を比較することにより、ステップ501で受信
したクライアントのサーバ機能呼び出しメッセージ30
1に対応するリクエスト受け付け時間1302をリクエ
ストリプライテーブル1301から求め、かつ呼び出し
の愛称(文字、図形等のシンボル)1204を補助情報
テーブル1102から求め、画面表示アダプタ1123
に対して求めた情報の表示を要求し、利用者の入力の受
け付けを行なう。 【0085】図15は、リプライ内容確認ステップ14
05において、補助情報テーブル管理プログラム112
1が画面表示アダプタ1123に対して要求する表示例
を示す図である。欄1501〜1508には、それぞ
れ、リクエスト受け付け日時1302と、呼び出しの愛
称(文字、図形等のシンボル)1204と、サーバ識別
子211と、機能識別子212と、引数並び213と、
返り値並び221を表示する。さらに利用者の入力を受
け付けるために、「はい」と「いいえ」の表示された領
域1510,1511が設けられている。リプライ内容
の確認に対する利用者の入力は、例えば、画面上ポイン
ト指示装置1125によって利用者が指示した画面上の
ポイントの位置情報を画面表示アダプタから得、これと
「はい」と「いいえ」の表示された領域1510,15
11の画面上の場所とを比較することにより行なう。 【0086】リプライ内容の確認を行うステップ140
5において、利用者がリプライ内容を認めた(YES)
場合には、クライアントへのリプライ送信(ステップ5
13)を行なう。認めなかった(NO)場合には、リプ
ライ情報の消去(ステップ1406)を行ない、次い
で、メッセージ蓄積配信ソフトウェアへのリクエスト情
報の配信要求(ステップ505)を行なう。リプライ情
報の消去(ステップ1406)では、ステップ501に
おいて受信されたサーバ機能呼び出しメッセージ301
に対応するリクエストリプライテーブル1301内のリ
プライ情報220の内容が消去される。 【0087】図16は、第3の実施の形態において、ク
ライアント側の機能呼び出しリクエスト仲介機構101
a内のサーバのリプライ受信部(図示せず、図4の20
4に相当)が実行する処理手順を示すフローチャートで
ある。図16に示すフローチャートは、図6に示す第1
の実施の形態の処理手順のステップ603(リクエスト
リプライテーブルへのリプライ情報の書き込み)の直後
に、ステップ1601(リプライ情報獲得の利用者への
通知)を設けたものである。リプライ情報獲得を利用者
へ通知するステップ1601の内容は、リクエスト受け
付け時間1302と呼び出しの愛称(文字、図形等のシ
ンボル)1204とサーバ識別子211と機能識別子2
12と引数並び213と返り値並び221を、画面に表
示することである。ここで、サーバ識別子211と機能
識別子212は、ステップ601で受け取ったサーバリ
プライメッセージ401に含まれるサーバ識別子211
と機能識別子212である。また、リクエスト受け付け
時間1302と引数並び213と返り値並び221は、
リクエストリプライテーブル1301中に設けられた複
数の欄のうち、サーバリプライメッセージ401(図3
参照)に対応する欄のものである。呼び出しの愛称(文
字、図形等のシンボル)1204は、補助情報テーブル
1102中に設けられた複数の欄のうち、サーバリプラ
イメッセージ401に対応する欄のものである。 【0088】図17は、リプライ情報獲得を利用者へ通
知するステップ1601において、補助情報テーブル管
理プログラム1121が画面表示アダプタ1123に対
して要求する表示例を示す図である。図17に示すよう
に、欄1701から1708には、リクエスト受け付け
日時1302と呼び出しの愛称(文字、図形等のシンボ
ル)1204とサーバ識別子211と機能識別子212
と引数並び213と返り値並び221とが、それぞれ表
示される。 【0089】図18は、図11に示す補助情報テーブル
管理プログラム1121の処理の流れを示すフローチャ
ートである。図18に示すように、補助情報テーブル管
理プログラム1121では、画面表示管理アダプタ11
23への入力画面表示依頼(ステップ1801)を行な
い、次いで、利用者のキーボードからの入力処理(ステ
ップ1802)を行ない、入力内容の補助テーブルへの
書き込み(ステップ1803)を行ない、処理を終了す
る。 【0090】図19は、図18に示す入力画面表示依頼
のステップ1801において、画面表示管理アダプタ1
123へ表示依頼する表示内容の一例を示す図である。
図中、点線で囲まれた領域1901〜1907は、それ
ぞれ、サーバ識別子211と機能識別子212と呼び出
しの愛称(文字、図形等のシンボル)1204とリプラ
イ情報有効期間1203と失敗リプライパタン1202
に関して、利用者の入力を受け付けるための領域であ
り、表示初期状態では空欄となっている。 【0091】図18に示す利用者のキーボードからの入
力処理ステップ1802においては、例えば、画面上ポ
イント指示装置1125で入力したい領域の指示を受け
付け、キーボード1122からの入力情報を受け付ける
ことにより、サーバ識別子211と機能識別子212と
呼び出しの愛称(文字、図形等のシンボル)1204と
リプライ情報有効期間1203と失敗リプライパタン1
202に関する利用者の入力情報を受け付ける処理が行
われる。 【0092】図18に示す入力内容の補助テーブルへの
書き込みステップ1803では、補助情報テーブル11
02に欄を追加し、さらに、キーボード1122からの
入力処理ステップ1802で得られた、サーバ識別子2
11と機能識別子212と呼び出しの愛称(文字、図形
等のシンボル)1204とリプライ情報有効期間120
3と失敗リプライパタン1202に関する情報を、追加
した欄に書き込む処理が行われる。 【0093】上記した第3の実施の形態によれば、第1
に、リプライ情報獲得を利用者が知る手段を備えたこと
により、利用者がいつクライアントプログラムを起動す
れば良いかを知ることが容易になる。第2に、リプライ
送信時のリプライ内容の確認の手段を備えたことによ
り、不当なリプライをクライアントプログラムが受け取
り、不当な処理を行う可能性を削減できる。第3に、リ
プライ情報の有効期限の自動管理手段を備えたことによ
り、有効期限を過ぎた古い情報をクライアントプログラ
ムが受け取る事態を回避できる。第4に、失敗リプライ
パタンを設定する手段を備えたことにより、クライアン
トプログラムへの呼び出し失敗の通知の際に、クライア
ントプログラムへ送信する適切なリプライパタンを設定
でき、クライアントプログラムとの円滑な連携が可能と
なる。第5、にサーバ機能呼び出しへ愛称(文字、図形
等のシンボル)を付けす手段を備えたことにより、リプ
ライ情報獲得を利用者に通知する際やリプライ送信時の
リプライ内容の際に画面表示するメッセージにサーバ機
能呼び出し愛称(文字、図形等)を付加でき、利用者が
メッセージ内容を容易に理解できるようになる。 【0094】 【発明の効果】本発明によれば、同期型呼び出しを前提
に開発されたクライアントプログラムとサーバプログラ
ムに変更を加えることなく、クライアント計算機による
サーバ機能の非同期呼び出しが可能となる効果がある。 【0095】すなわち、前記第1及び第2及び第3及び
第7のクライアントサーバ型システムの機能非同期呼び
出し方法によれば、クライアントプログラムからサーバ
機能同期呼び出しメッセージが送信され、該サーバ機能
同期呼び出しメッセージを受け付けると、その機能同期
呼び出しメッセージの内容及びその機能同期呼び出しメ
ッセージに対応するサーバ計算機からの返答であるサー
バリプライメッセージの内容がテーブル(リクエストリ
プライテーブル)に保存されているかを判断して、クラ
イアントプログラムに対して当該機能呼び出し成否を含
む情報として、サーバリプライメッセージを編集して送
信する。そして、上記クライアントプログラムからサー
バ機能同期呼び出しメッセージを受け付ける過程と上記
クライアントプログラムに対してサーバリプライメッセ
ージを送信する過程は同期して行われる。 【0096】しかし、サーバ計算機へのサーバ機能同期
呼び出しメッセージの送信と、サーバ計算機からのサー
バリプライメッセージの送信は、非同期で行われる。 【0097】これにより、同期呼び出しを前提に開発さ
れたクライアントプログラムとサーバプログラムに変更
を加えることなく、クライアント計算機によるサーバ機
能の非同期呼び出しを行うことが可能になる。 【0098】また、前記第4のクライアントサーバ型シ
ステムの機能非同期呼び出し方法によれば、利用者によ
ってあらかじめ設定されたサーバ機能呼び出しの有効期
間により、サーバリプライメッセージが現在時刻におい
て有効であるかどうかを検査することが可能になり、有
効期限を過ぎた古いサーバリプライメッセージをクライ
アントプログラムが受け取る事態を回避できる。 【0099】また、前記第5のクライアントサーバ型シ
ステムの機能非同期呼び出し方法によれば、クライアン
トプログラムに対してサーバリプライメッセージを送信
する前に、サーバリプライメッセージの内容の一部を利
用者に提示し、利用者によるサーバリプライメッセージ
の採否に関する入力を受け付けることが可能になるた
め、不当なサーバリプライメッセージをクライアントプ
ログラムが受け取り、不当な処理を行う可能性を削減で
きる。更に、上記第5のクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法によれば、機能呼び出しリク
エスト仲介機構での処理で、非同期のサーバ機能呼び出
しで得たサーバリプライメッセージを受け取った際に、
事前にその内容の一部を利用者に提示するため、利用者
が適切な時刻にクライアントプログラムを起動すること
が可能になる。 【0100】また、前記第6のクライアントサーバ型シ
ステムの機能非同期呼び出し方法によれば、利用者に対
してサーバリプライメッセージやその内容の一部を提示
するとき上記文字列や図形などのシンボルを同時に提示
し、またはサーバリプライメッセージの提示やその内容
の一部の提示に代えて上記文字列や図形などのシンボル
を提示するため、利用者がサーバリプライメッセージの
内容を容易に理解できるようになる。
における機能非同期呼び出し方法にかかわり、より詳細
に言えば、クライアントサーバ型分散データ処理システ
ムにおけるサーバ機能の非同期呼び出し方法に関する。
更に、具体的に言えば、本発明はサーバ機能の同期呼び
出しを前提として作成されたクライアントプログラムと
サーバプログラムに変更を加えることなく、サーバ機能
の非同期呼び出しを可能とするクライアントサーバ型シ
ステムの機能非同期呼び出し方法に関する。 【0002】 【従来の技術】複数のデータ処理装置を情報伝達ネット
ワークで接続して構成する分散データ処理システムにお
けるデータ処理のモデルとして、クライアントサーバ型
が知られている。ここで、サーバはデータ処理機能を提
供する。クライアントは機能呼び出しの手順に従い、サ
ーバのデータ処理機能を呼び出して処理を依頼する。ク
ライアントとサーバの機能呼び出しの連携を行なうた
め、クライアントサーバ型システムは、クライアントの
機能呼び出し依頼をサーバに配信するソフトウェアを含
む。 【0003】データ処理機能の呼び出し方法は、同期呼
び出しと非同期呼び出しの2種類に大別できる。 【0004】同期呼び出し方法では、クライアントは
「同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア」にサーバ
の機能呼び出しを依頼すると、機能処理終了まで待機
し、同じく「同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェ
ア」からサーバの処理結果を受け取った後、次の処理を
実行する。よって、同期呼び出しでは、即座にサーバの
処理結果を要求するため、例えば、サーバの存在する計
算機が動いていなかったり、サーバまでのネットワーク
経路に障害が存在する場合、同期型の機能呼び出しは失
敗し、その旨クライアントに通知される。このような技
術は、例えば、「The Common Object
Request Broker Architect
ure and Specefication,OBJ
ECT MANAGEMENT GROUP and
X/Open, 1993」pp.81〜に開示されて
いる。 【0005】非同期呼び出し方法では、クライアントは
「メッセージ蓄積配信ソフトウェア」にサーバの機能呼
び出しと処理の内容を依頼し、この機能処理終了を待た
ずに次の処理を実行する。クライアントが依頼した処理
は、通常、「メッセージ蓄積配信ソフトウェア」内に設
けられた「メッセージ蓄積部」に格納される。サーバは
「メッセージ蓄積部」から機能呼び出し依頼を取り出し
て実行し、結果を再度「メッセージ蓄積部」に格納す
る。クライアントは「メッセージ蓄積部」を検査し、目
的の結果があればそれを受け取る。 【0006】以上のように、非同期呼び出し方法では、
即座にサーバの処理結果を要求せず、処理要求を「メッ
セージ蓄積部」に一時保存するため、例えば、サーバの
存在する計算機が動いていなかったり、サーバまでのネ
ットワーク経路に障害が存在しても、クライアントは処
理を依頼することが可能である。この方法を実現する基
盤技術は、例えば、「DECmessageQ Int
roductionto Message Queui
ng,Digital EquipmentCorpo
ration, 1994」に開示されている。 【0007】以下の説明において、同期呼び出し方法と
は、クライアントの呼び出し依頼処理と、サーバにおけ
る呼び出された機能による処理と、クライアントによる
サーバの処理結果の獲得処理とが、それぞれ時間的に連
続したひとまとまりの処理として実行されるサーバ機能
の呼び出し方法であると定義する。また、非同期呼び出
し方法とは、クライアントの呼び出し依頼処理と、サー
バでの呼び出された機能の処理と、クライアントによる
サーバの処理結果の獲得処理とが、それぞれ時間的に独
立した処理として実行されるサーバ機能の呼び出し方法
であると定義する。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】クライアントサーバ型
システム上で動作するアプリケーションプログラムの多
くは、同期呼び出し方法を利用して作成されている。し
かし、これらのプログラムを、常時接続状態にないネッ
トワークを介した環境や、常時サーバの存在する計算機
が動いていない環境で快適に利用するためには、サーバ
に対する機能依頼の方法を同期呼び出しから非同期呼び
出しに変更する必要がある。 【0009】しかし、同期呼び出しと非同期呼び出しで
は、機能呼び出しの手順が異なり、プログラムの変更は
容易ではない。特に、クライアント側は、同期呼び出し
方法の場合、呼び出しと結果の獲得を「同期呼び出しリ
クエスト配信ソフトウェア」に対する1回の要求で行な
っていたが、非同期呼び出しでは、「メッセージ蓄積配
信ソフトウェア」への、「依頼」と「結果の獲得」の2
回の要求を行なうようにプログラムを変更する必要があ
る。さらに「結果の獲得」までに時間待ちが必要な場
合、その対処のためのプログラムの変更が必要である。 【0010】本発明の目的は、同期呼び出しを前提に開
発されたクライアントプログラムとサーバプログラムに
変更を加えることなく、クライアントによるサーバ機能
の非同期呼び出しを可能とするクライアントサーバ型シ
ステムの非同期呼び出し方法を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の第1のクライア
ントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法は、少
なくとも1つのクライアント計算機と少なくとも1つの
サーバ計算機とがネットワークを介して互いに接続さ
れ、上記クライアント計算機はサーバ計算機に対するサ
ーバ機能呼び出しメッセージを送信するクライアントプ
ログラムを備え、かつ、上記サーバ計算機はクライアン
ト計算機からのサーバ機能呼び出しメッセージを受けて
当該サーバ機能呼び出しメッセージで指示された内容を
同期状態で実行するサーバプログラムを備えたクライア
ントサーバ型システムに適用されるものであり、次の特
徴を有している。 【0012】すなわち、上記クライアント計算機内のク
ライアントプログラムは、上記サーバ機能呼び出しメッ
セージを送信する第1のステップと、第1のプログラム
は、上記サーバ機能呼び出しメッセージを受信してその
内容をテーブルに格納し、その後サーバ機能呼び出しメ
ッセージをネットワークへ非同期で送信し、かつサーバ
機能呼び出しメッセージに対するサーバ計算機からのサ
ーバリプライメッセージをネットワークを介して非同期
で受信し、上記テーブルに両者を対応付けて格納し、さ
らに、サーバ機能呼び出しメッセージを受信したとき、
上記テーブルを参照して、当該サーバ機能呼び出しメッ
セージの内容と当該サーバ機能呼び出しメッセージに対
するサーバリプライメッセージのうち少なくとも一方が
格納されていないとき、クライアントプログラムに対し
てサーバ計算機に対する同期呼び出しに失敗したことを
内容とするサーバリプライメッセージを送信し、当該サ
ーバ機能呼び出しメッセージの内容と当該サーバ機能呼
び出しメッセージに対するサーバリプライメッセージと
が両方とも格納されているとき、クライアントプログラ
ムに対してテーブルから取得したサーバリプライメッセ
ージを送信する第2のステップと、第2のプログラム
は、ネットワークを介して上記サーバ機能呼び出しメッ
セージを非同期で受信して、受信したサーバ機能呼び出
しメッセージをサーバ計算機のサーバプログラムに送信
し、さらにサーバ計算機から送信されるサーバリプライ
メッセージを受信して、非同期でネットワークへ送信す
る第3のステップと、上記クライアント計算機のクライ
アントプログラムは、上記サーバ機能呼び出しメッセー
ジを受信し、サーバ機能呼び出しメッセージで指定され
た機能を呼び出して実行し、サーバリプライメッツセー
ジを作成して、第2のプログラムに送信する第4のステ
ップと から構成されていることを特徴としている。 【0013】本発明の第2のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、少なくとも1つのク
ライアント計算機と少なくとも1つのサーバ計算機とが
ネットワークを介して互いに接続され、上記クライアン
ト計算機はサーバ計算機に対するサーバ機能呼び出しメ
ッセージを同期状態で送信するクライアントプログラム
を備え、かつ、上記サーバ計算機はクライアント計算機
からのサーバ機能呼び出しメッセージを受けて当該サー
バ機能呼び出しメッセージで指示された内容を同期状態
で実行するサーバプログラムを備えたクライアントサー
バ型システムに適用されるものであり、次の特徴を有し
ている。 【0014】すなわち、上記クライアント計算機内のク
ライアントプログラムは、上記サーバ機能呼び出しメッ
セージを送信する第1のステップと、上記クライアント
計算機内に設けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲
介機構は、上記サーバ機能呼び出しメッセージを受信
し、クライアント計算機内に設けられたリクエストリプ
ライテーブルに上記サーバ機能呼び出しメッセージに含
まれる情報が既に格納されているか否かを判定し、該情
報が格納されていないと判定された場合には、クライア
ントプログラムに対してサーバ計算機に対する同期呼び
出しに失敗したことを内容とするサーバリプライメッセ
ージを送信し、かつ上記サーバ機能呼び出しメッセージ
に含まれる情報をリクエストリプライテーブルにし格納
し、かつ上記サーバ機能呼び出しメッセージを送信し、
さらに該情報が格納されていると判定された場合には、
当該サーバ機能呼び出しメッセージに含まれる情報が格
納されている欄に対応する欄にサーバ計算機からの上記
サーバ機能呼び出しメッセージに対応するサーバリプラ
イメッセージが格納されているか否かを判定し、サーバ
リプライメッセージが格納されていると判定された場合
には、クライアントプログラムに対して上記サーバリプ
ライメッセージを送信し、サーバリプライメッセージが
格納されていないと判定された場合には、クライアント
プログラムに対してサーバ計算機に対する同期呼び出し
に失敗したことを内容とするサーバリプライメッセージ
を送信する第2のステップと、上記クライアント計算機
内に設けられたメッセージ蓄積配信ソフトウェアは、第
2のステップにおいてサーバ機能呼び出しメッセージ仲
介機構から送信されたサーバ機能呼び出しメッセージを
受信し、目的のサーバ計算機に対して受信したサーバ機
能呼び出しメッセージをネットワークを介して非同期で
送信する第3のステップと、上記サーバ計算機内に設け
られたメッセージ蓄積配信ソフトウェアは、第3のステ
ップにおいてクライアント計算機内のメッセージ蓄積配
信ソフトウェアから送信されたサーバ機能呼び出しメッ
セージを非同期で受信して、サーバ計算機内に設けられ
たサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構へ送信する第
4のステップと、上記サーバ計算機内に設けられたサー
バ機能呼び出しメッセージ仲介機構は、第4のステップ
においてサーバ計算機内に設けられたメッセージ蓄積配
信ソフトウェアから送信されたサーバ機能呼び出しメッ
セージを受信し、サーバ計算機内に設けられたサーバプ
ログラムに送信する第5のステップと、サーバ計算機内
に設けられたサーバプログラムは、第5のステップにお
いて送信されたサーバ機能呼び出しメッセージを受信
し、サーバ機能呼び出しメッセージで指定された機能を
呼び出して実行し、サーバリプライメッツセージを作成
してサーバ計算機のサーバ機能呼び出しメッセージ仲介
機構へ送信する第6のステップと、上記サーバ計算機内
に設けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構
は、第6のステップにおいてサーバプログラムから送信
されたサーバリプライメッツセージを受信し、サーバ計
算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウェアへ送信する第
6のステップと、上記サーバ計算機内に設けられたメッ
セージ蓄積配信ソフトウェアは、第6のステップにおい
て送信されたサーバリプライメッセージを受信し、目的
のクライアント計算機に対してネットワークを介して非
同期で受信したサーバリプライメッセージを送信する第
7のステップと、上記クライアント計算機内に設けられ
たメッセージ蓄積配信ソフトウェアは、第7のステップ
においてサーバ計算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウ
ェアから送信されたサーバリプライメッセージをネット
ワークを介して非同期で受信して、クライアント計算機
内に設けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構
へ送信する第8のステップと、上記クライアント計算機
内に設けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構
は、第8のステップにおいて送信されたサーバリプライ
メッセージを受信し、クライアント計算機内のリクエス
トリプライテーブルにおける上記サーバリプライメッセ
ージに含まれるサーバ機能呼び出しに関する情報が格納
されている欄に対応する欄に上記サーバリプライメッセ
ージを格納する第9のステップとから構成されているこ
とを特徴としている。 【0015】本発明の第3のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、上記第2の発明にお
ける上記クライアント計算機内に設けられたサーバ機能
呼び出しメッセージ仲介機構が、クライアントプログラ
ムのコンパイル時にリンクするライブラリの一つとして
構成され、クライアントプログラムがサーバサーバ機能
呼び出しメッセージを送信する際に、クライアントプロ
グラムの本体が上記ライブラリ内のサーバ機能呼び出し
メッセージ仲介機構を選択することを特徴としている。 【0016】本発明の第4のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、上記第2又は第3の
発明において、上記第2のステップにおけるサーバ機能
呼び出しメッセージ仲介機構での処理で、上記クライア
ント計算機が、サーバ機能呼び出しメッセージの情報と
利用者によってあらかじめ設定されたサーバ機能呼び出
しの有効期間とを対応付けて保持し、クライアントプロ
グラムに対してサーバリプライメッセージを送信する前
に、現在時刻が上記有効期間内か否かを判定するステッ
プを設けとことを特徴としている。 【0017】本発明の第5のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、上記第2又は第3又
は第4の発明において、上記第2のステップにおけるサ
ーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構での処理で、クラ
イアントプログラムに対してサーバリプライメッセージ
を送信する前に、サーバリプライメッセージの内容の一
部を利用者に提示し、利用者によるサーバリプライメッ
セージの採否に関する入力を受け付けるステップを設け
たことを特徴としている。 【0018】本発明の第6のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、上記第2又は第3又
は第4又は第5の発明において、上記第2のステップに
おけるサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構での処理
で、上記クライアント計算機は、利用者によってあらか
じめ設定された上記サーバ機能呼び出しメッセージに対
する文字列や図形などのシンボルを保持し、利用者に対
してサーバリプライメッセージやその内容の一部を提示
するとき上記文字列や図形などのシンボルを同時に提示
し、またはサーバリプライメッセージの提示やその内容
の一部の提示に代えて上記文字列や図形などのシンボル
を提示するステップを設けたことを特徴としている。 【0019】本発明の第7のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法は、少なくとも1つのク
ライアント計算機と少なくとも1つのサーバ計算機とが
ネットワークを介して互いに接続され、上記クライアン
ト計算機はサーバ計算機へサーバ機能呼び出しメッセー
ジを送信するために必要な同期呼び出しリクエスト配信
ソフトウェアとクライアントプログラムとを備え、か
つ、上記サーバ計算機はクライアント計算機からのサー
バ機能呼び出しメッセージを受信して当該サーバ機能呼
び出しメッセージで指示された内容を実行するために必
要な同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェアとサーバ
プログラムを備えたクライアントサーバ型システムに適
用されるものであり、次の特徴を有している。 【0020】すなわち、上記クライアント計算機は、ク
ライアント計算機内のクライアントプログラムと同期呼
び出しリクエスト配信ソフトウェアの働きにより、サー
バ機能呼び出しメッセージをネットワークへ送信する第
1のステップと、第1の計算機は、第1の計算機内に設
けられた同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェアの働
きにより、第1のステップにおいて送信されたサーバ機
能呼び出しメッセージを受信し、さらに、第1の計算機
内に設けられた名前付け機能プログラムの働きによって
第1の計算機内に設けられた名前識別子テーブルを上記
受信したサーバ機能呼び出しメッセージに含まれる呼び
出し機能名に基づいて検索し、第2の計算機に設けられ
たサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構のアドレスを
求め、さらに、上記同期呼び出しリクエスト配信ソフト
ウェアの働きにより、上記サーバ機能呼び出しメッセー
ジを上記アドレスの上記第2の計算機に設けられたサー
バ機能呼び出しメッセージ仲介機構にネットワークを介
して送信する第2のステップと、上記第2の計算機は、
第2の計算機内に設けられた同期呼び出しリクエスト配
信ソフトウェアの働きにより、第2のステップにおいて
送信されたサーバ機能呼び出しメッセージをネットワー
クから受信し、上記アドレスのサーバ機能呼び出しメッ
セージ仲介機構は、第2の計算機内に設けられたリクエ
ストリプライテーブル内に上記サーバ機能呼び出しメッ
セージに含まれる情報が既に格納されているか否かを判
定し、該情報が格納されていないと判定された場合に
は、クライアント計算機のクライアントプログラムに対
してサーバ計算機に対する同期呼び出しに失敗したこと
を内容とするサーバリプライメッセージを、第2の計算
機内に設けられた同期呼び出しリクエスト配信ソフトウ
ェアの働きによってネットワークを介して送信し、かつ
上記サーバ機能呼び出しメッセージに含まれる情報をリ
クエストリプライテーブルに格納し、かつ上記サーバ機
能呼び出しメッセージを第2の計算機内に設けられたメ
ッセージ蓄積配信ソフトウェアの働きによって第3の計
算機に非同期に送信し、さらに該情報が格納されている
と判定された場合には、当該サーバ機能呼び出しメッセ
ージに含まれる情報が格納されている欄に対応する欄に
サーバ計算機からの上記サーバ機能呼び出しメッセージ
に対応するサーバリプライメッセージが格納されている
か否かを判定し、サーバリプライメッセージが格納され
ていると判定された場合には、クライアント計算機のク
ライアントプログラムに対して上記サーバリプライメッ
セージを、第2の計算機内に設けられた同期呼び出しリ
クエスト配信ソフトウェアの働きによってネットワーク
を介して送信し、サーバリプライメッセージが格納され
ていないと判定された場合には、第2の計算機内に設け
られた同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェアの働き
によって、クライアント計算機のクライアントプログラ
ムに対して、サーバ計算機に対する同期呼び出しに失敗
したことを内容とするサーバリプライメッセージをネッ
トワークを介して送信する第3のステップと、上記第3
の計算機内に設けられたメッセージ蓄積配信ソフトウェ
アは、第3のステップにおいて第2の計算機内のメッセ
ージ蓄積配信ソフトウェアから送信されたサーバ機能呼
び出しメッセージをネットワークを介して非同期で受信
して、第3の計算機内に設けられたサーバ機能呼び出し
メッセージ仲介機構へ送信し、上記第3の計算機内に設
けられたサーバ機能呼び出しメッセージ仲介機構は上記
サーバ機能呼び出しメッセージを受信して、第3の計算
機内に設けられた同期呼び出しリクエスト配信ソフトウ
ェアの働きにより、該サーバ機能呼び出しメッセージを
ネットワークへ送信する第4のステップと、上記サーバ
計算機内に設けられた同期呼び出しリクエスト配信ソフ
トウェアは、第4のステップにおいて送信されたサーバ
機能呼び出しメッセージをネットワークを介して受信
し、サーバ計算機内に設けられたサーバプログラムはサ
ーバ機能呼び出しメッセージで指定された機能を呼び出
して実行し、サーバリプライメッツセージを作成し、サ
ーバ計算機の同期サーバ機能呼び出しメッセージ配信ソ
フトウェアを介してネットワークへ送信する第5のステ
ップと、上記第3の計算機内に設けられた同期呼び出し
リクエスト配信ソフトウェアは、第5のステップにおい
て送信されたサーバリプライメッセージをネットワーク
を介して受信し、第3の計算機内に設けられたサーバ機
能呼び出しメッセージ仲介機構の働きにより、第3の計
算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウェアへ送信し、第
3の計算機内に設けられたメッセージ蓄積配信ソフトウ
ェアは、該サーバリプライメッセージを受信して、上記
第2の計算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウェアに対
してネットワークを介して非同期で送信する第6のステ
ップと、上記第2の計算機内に設けられたメッセージ蓄
積配信ソフトウェアは、第6のステップにおいて第3の
計算機内のメッセージ蓄積配信ソフトウェアから送信さ
れたサーバリプライメッセージを非同期で受信して、第
3の計算機内に設けられたサーバ機能呼び出しメッセー
ジ仲介機構の働きにより、リクエストリプライテーブル
における上記サーバリプライメッセージに含まれるサー
バ機能呼び出しに関する情報が格納されている欄に対応
する欄に上記サーバリプライメッセージを格納する第7
のステップとから構成されていることを特徴としてい
る。 【0021】上記第1及び第2及び第3及び第7のクラ
イアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法に
よれば、クライアントプログラムからサーバ機能同期呼
び出しメッセージが送信され、該サーバ機能同期呼び出
しメッセージを受け付けると、その機能同期呼び出しメ
ッセージの内容及びその機能同期呼び出しメッセージに
対応するサーバ計算機からの返答であるサーバリプライ
メッセージの内容がテーブル(リクエストリプライテー
ブル)に保存されているかを判断して、クライアントプ
ログラムに対して当該機能呼び出し成否を含む情報とし
て、サーバリプライメッセージを編集して送信する。そ
して、上記クライアントプログラムからサーバ機能同期
呼び出しメッセージを受け付ける過程と上記クライアン
トプログラムに対してサーバリプライメッセージを送信
する過程は同期して行われる。 【0022】しかし、サーバ計算機へのサーバ機能同期
呼び出しメッセージの送信と、サーバ計算機からのサー
バリプライメッセージの送信は、非同期で行われる。 【0023】これにより、同期呼び出しを前提に開発さ
れたクライアントプログラムとサーバプログラムに変更
を加えることなく、クライアント計算機によるサーバ機
能の非同期呼び出しを行うことができる。 【0024】上記第4のクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法によれば、利用者によってあ
らかじめ設定されたサーバ機能呼び出しの有効期間によ
り、サーバリプライメッセージが現在時刻において有効
であるかどうかを検査することが可能になり、有効期限
を過ぎた古いサーバリプライメッセージをクライアント
プログラムが受け取る事態を回避できる。 【0025】上記第5のクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法によれば、クライアントプロ
グラムに対してサーバリプライメッセージを送信する前
に、サーバリプライメッセージの内容の一部を利用者に
提示し、利用者によるサーバリプライメッセージの採否
に関する入力を受け付けることが可能になるため、不当
なサーバリプライメッセージをクライアントプログラム
が受け取り、不当な処理を行う可能性を削減できる。更
に、上記第5のクライアントサーバ型システムの機能非
同期呼び出し方法によれば、機能呼び出しリクエスト仲
介機構での処理で、非同期のサーバ機能呼び出しで得た
サーバリプライメッセージを受け取った際に、事前にそ
の内容の一部を利用者に提示するため、利用者が適切な
時刻にクライアントプログラムを起動することが可能に
なる。 【0026】上記第6のクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法によれば、利用者に対してサ
ーバリプライメッセージやその内容の一部を提示すると
き上記文字列や図形などのシンボルを同時に提示し、ま
たはサーバリプライメッセージの提示やその内容の一部
の提示に代えて上記文字列や図形などのシンボルを提示
するため、利用者がサーバリプライメッセージの内容を
容易に理解できるようになる。 【0027】 【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態につ
いてさらに詳しく説明する。なお、本発明は以下に説明
する実施の形態に限定されるものではない。 【0028】(第1の実施の形態)図1は、本発明のク
ライアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法
を適用したクライアントサーバ型システムの一構成例を
示すブロック図である。 【0029】図1に示すクライアントサーバ型システム
100は、複数の計算機109a,100b等(他の計
算機は図示せず)をLAN(Local Area N
etwork)等の情報伝達用のネットワーク108で
接続した構成を有している。 【0030】計算機109a上には、クライアントプロ
グラム105と機能呼び出しリクエスト仲介機構101
aとリクエストリプライテーブル102とメッセージ蓄
積配信ソフトウェア104aとが配置され、計算機10
9b上には、サーバプログラム107と機能呼び出しリ
クエスト仲介機構101bとメッセージ蓄積配信ソフト
ウェア104bとが配置されている。したがって、計算
機109aはクライアントとして使用され、計算機10
9bはサーバとして使用される。 【0031】図1において、クライアントプログラム1
05は、同期呼び出しの手順でサーバプログラム107
の機能を呼び出すプログラムである。 【0032】メッセージ蓄積配信ソフトウェア104
a,104bは、その内部にメッセージを蓄積しつつ、
互いにネットワーク108を介して連絡をとり、相互に
メッセージを配信するプログラムである。 【0033】サーバプログラム107は、同期呼び出し
の呼び出しの手順で、機能呼び出しを受け付けるプログ
ラムである。 【0034】図2は、図1のクライアントサーバ型シス
テムで用いるサーバ機能呼び出しメッセージ(機能呼び
出しリクエスト)301の一例を示す説明図である。サ
ーバ機能呼び出しメッセージ301は、図1に示すクラ
イアントプログラムから機能呼び出しリクエスト仲介機
構(クライアント側)101aに送出されるものであ
る。 【0035】図2に示すように、サーバ機能呼び出しメ
ッセージ301はリクエスト情報210を含む。リクエ
スト情報210は、サーバ識別子211と機能識別子2
12と引数並び213から構成されている。サーバ識別
子211とは、機能呼び出しの際に、サーバプログラム
を特定するための情報で、例えば、サーバプログラム毎
に割り当てられたUUID(Universal Un
ique Identifier)やサーバプログラム
が存在する計算機のネットワーク上のアドレス等から構
成されている。機能識別子212は、サーバが提供する
各機能毎に一意に付けられた、機能を識別するための情
報である。引数並び213は、機能呼び出しの際の引数
の並びである。以上のように、サーバ機能呼び出しメッ
セージ301は、サーバからの機能呼び出しに十分な情
報から構成される。 【0036】図3は、図1のクライアントサーバ型シス
テムで用いるサーバリプライメッセージ401の一例を
示す説明図である。サーバリプライメッセージ401
は、図1に示すサーバプログラムが、要求された処理の
終了後、機能呼び出しリクエスト仲介機構(サーバ側)
101bへ送出するものである。 【0037】サーバリプライメッセージ401は、リプ
ライ情報220とリクエスト識別情報420を含む。リ
プライ情報220は、返り値並び221と成功通知フラ
グ412から構成されている。リクエスト識別情報42
0は、例えば、サーバ識別子211と機能識別子212
と引数並び213を含み、個々のリクエスト情報210
(図2参照)を識別できるように構成されている。リク
エスト識別情報420の他の実施の形態としては、リク
エスト毎に固有の番号を付け、これをリクエスト識別情
報420としてもよい。 【0038】図4は、図1に示したクライアント側の機
能呼び出しリクエスト仲介機構101aとリクエストリ
プライテーブル102の詳細を示す図である。機能呼び
出しリクエスト仲介機構101aは、クライアントプロ
グラム105からサーバ機能呼び出しメッセージ301
を受信するリクエスト受信部201と、クライアントプ
ログラム105へサーバリプライメッセージ401を送
信するリプライ送信部202と、サーバへリクエスト情
報210を転送するリクエスト転送部203と、サーバ
からのリプライ情報220を受信するリプライ受信部2
04とから構成されている。 【0039】図4において、クライアントのリクエスト
受信部201は、上記したように、同期型のサーバ機能
呼び出しメッセージ301を受信するプログラムモジュ
ールである。これは、図1に示す構成においては、同期
型のサーバ機能呼び出しメッセージ301を受信して、
リクエストリプライテーブル102にリクエスト情報2
10として格納するものである。 【0040】また、図4において、サーバへのリクエス
ト転送部203は、クライアントのリクエスト受信部2
01において受信したサーバ機能呼び出しメッセージ3
01に関し、サーバ側のメッセージ蓄積配信ソフトウェ
ア104bへのサーバ機能呼び出しメッセージ301の
非同期の転送処理を、メッセージ蓄積配信ソフトウェア
104aに依頼するプログラムモジュールである。 【0041】また、図4において、サーバのリプライ受
信部204は、サーバ側のメッセージ蓄積配信ソフトウ
ェア104bから送られるサーバリプライメッセージ4
01をクライアント側のメッセージ蓄積配信ソフトウェ
ア104aを介して受信して、リクエストリプライテー
ブル102に格納するプログラムモジュールである。さ
らに、図4において、クライアントへのリプライ送信部
202は、クライアントプログラム105のサーバ機能
呼び出しの受信後の返り値として、サーバのリプライ受
信部204がサーバから受信したクライアントサーバリ
プライメッセージ401を、クライアントプログラム1
05へ送信するプログラムモジュールである。 【0042】上記したように、図4において、サーバへ
のリクエスト転送部203は、リクエスト情報210
(サーバ機能呼び出しメッセージ301)を非同期の情
報として、図1に示すメッセージ蓄積配信ソフトウェア
104aに転送するものである。なお、クライアントの
リクエスト受信部201とサーバへのリクエスト転送部
203は、上記構成の他に、次のようにして実現するこ
とが可能である。例えば、クライアントプログラム10
5のコンパイル時にリンクするライブラリの一つとし
て、機能呼び出しリクエスト仲介機構101aを構成
し、非同期のサーバ機能呼び出しを実行する際に、クラ
イアントプログラム105の本体が上記ライブラリ内の
機能呼び出しリクエスト仲介機構101aを選択可能に
構成することにより実現できる。また、機能呼び出しリ
クエスト仲介機構101aをメッセージ蓄積配信ソフト
ウェア104a内に埋め込むことにより、クライアント
のリクエスト受信部201において、図2に示すサーバ
機能呼び出しメッセージ301を受信することができ
る。 【0043】さらに、図4に示すように、リクエストリ
プライテーブル102は、リクエスト情報210とリプ
ライ情報220の組から構成されている。リクエスト情
報210は、機能呼び出し時にサーバの指定をする際に
使用する「サーバ識別子211」と、機能の指定に使用
する「機能識別子212」と、機能呼び出し時に受け渡
す「引数並び213」から構成されている。リプライ情
報220は、機能呼び出しの結果である「返り値並び2
21」と、機能呼び出しの成功失敗を示す「成功通知フ
ラグ412」から構成されている。リクエストリプライ
テーブル102は、例えば、ファイルとして保存する。 【0044】サーバ側の機能呼び出しリクエスト仲介機
構101bは、サーバ側のメッセージ蓄積配信ソフトウ
ェア104bからサーバ機能呼び出しメッセージ301
を受け取り、その内容に従い、サーバの機能を同期呼び
出しの手順で呼び出し、呼び出しの結果から、サーバリ
プライメッセージ401を生成し、それを、クライアン
ト側のメッセージ蓄積配信ソフトウェア104aへ転送
することを、メッセージ蓄積配信ソフトウェア104b
に依頼するプログラムである。 【0045】次に、図5に示すフローチャートにしたが
って、クライアント側の機能呼び出しリクエスト仲介機
構101aでの処理手順について、詳細に説明する。 【0046】クライアント側の機能呼び出しリクエスト
仲介機構101aのリクエスト受信部201は、クライ
アントプログラム105からサーバ機能同期呼び出しメ
ッセージ301(リクエスト)を受信する(ステップ5
01)。続いて、リクエスト受信部201は、受信した
サーバ機能同期呼び出しメッセージ301内のサーバ識
別子211と機能識別子212と引数並び213がリク
エストリプライテーブル102に記録されているか否か
を調べる(ステップ502)。 【0047】同じリサーバ機能同期呼び出しメッセージ
301(リクエスト)が記録されていない場合には(ス
テップ502)、クライアントへのリプライ送信部20
2からクライアントプログラム105に対して、クライ
アントへ呼び出し失敗を意味するリプライを送信し(ス
テップ503)、サーバへのリクエスト転送部203
で、リクエストリプライテーブル102への欄の追加及
びリクエスト情報210の書き込みを行い(ステップ5
04)、サーバ機能呼び出しメッセージ301を組み立
て、このメッセージの配信をメッセージ蓄積配信ソフト
ウェア104aへ依頼し(ステップ505)、処理を終
了する。クライアントプログラム105への呼び出し失
敗を意味するリプライの送信(ステップ503)は、例
えば、サーバリプライメッセージ401中の成功フラグ
412を「失敗」にしたリプライを送信することにより
行なう。 【0048】ステップ502で、同じサーバ機能同期呼
び出しメッセージ301(リクエスト)が記録されてい
れば、クライアントへのリプライ送信部202で、リク
エストリプライテーブル102に、リクエストに対応す
るリプライ情報220が存在するか否かを調べる(ステ
ップ511)。存在すれば、そのリプライ情報220を
読み込み、サーバリプライメッセージを作成し(ステッ
プ512)、クライアントにリプライを送信し(ステッ
プ513)、処理を終了する。 【0049】ステップ511で、リクエストに対応する
リプライ情報220が存在しなければ、クライアントへ
呼び出し失敗を意味するリプライを送信し(ステップ5
21)、処理を終了する。クライアントプログラム10
5への呼び出し失敗を意味するリプライの送信(ステッ
プ521)は、例えば、サーバリプライメッセージ40
1中の成功フラグ412を「失敗」にしたリプライを送
信することにより行なう。 【0050】図6は、クライアント側の機能呼び出しリ
クエスト仲介機構101a内に存在するサーバからのリ
プライ受信部204(図4参照)での処理手順を示すフ
ローチャートである。 【0051】サーバからのリプライ受信部204におけ
る処理は、例えば、メッセージ蓄積配信ソフトウェア1
04aからのメッセージ到着の通知や、計算機109a
が提供する「タイマ割り込み」による割り込みにより開
始する。サーバからのリプライ受信部204の処理は、
まず、メッセージ蓄積配信ソフトウェア104aから、
サーバリプライメッセージ401(図3参照)を受け取
り(ステップ601)、リクエストリプライテーブル1
02中で、受け取ったサーバリプライメッセージ401
に対応するリクエストのある欄を捜し(ステップ60
2)、その欄にリプライ情報220を書き込み(ステッ
プ603)、処理を終了する。対応するサーバリプライ
メッセージ401のある欄を捜すステップ602におい
ては、サーバリプライメッセージ401内のサーバ識別
子211及び機能識別子212と、リクエストリプライ
テーブル102中のサーバ識別子211及び機能識別子
212とが、それぞれ比較される。 【0052】図7は、サーバ側の機能呼び出しリクエス
ト仲介機構101bでの処理手順を示すフローチャート
である。機能呼び出しリクエスト仲介機構101bで
は、まず、メッセージ蓄積配信ソフトウェア104bか
ら、サーバ機能呼び出しメッセージ301を受け取る
(ステップ701)。次に、当該サーバ機能呼び出しメ
ッセージ301から得られる情報に基づいて、サーバ機
能の同期呼び出しを行い、機能呼び出しの結果の返り値
等のリプライを待つ(ステップ702)。次に、上記リ
プライを得た後、そのリプライの情報からサーバリプラ
イメッセージ401(図3参照)を作成し、クライアン
ト側のメッセージ配信ソフトウェア104aへの上記サ
ーバリプライメッセージ401の配信を、サーバ側メッ
セージ配信ソフトウェア104bへ依頼してた後(ステ
ップ703)、処理を終了する。 【0053】図8は、上記した第1の実施の形態におけ
る非同期呼び出しの手順を示す説明図であり、クライア
ントプログラム105、機能呼び出しリクエスト仲介機
構101a,105b、メッセージ蓄積配信ソフトウェ
ア104a,b、サーバプログラム107の間の相互の
つながりの典型的な例を示している。 【0054】図8に示すように、クライアントプログラ
ム105の1回目のサーバ機能同期呼び出し(801)
では、機能呼び出しリクエスト仲介機構101aは、ク
ライアントプログラム105に対して、呼び出し失敗の
リプライを送信する。したがって、クライアントプログ
ラム105から見ると、あたかも同期呼び出しに失敗し
たかのように見える。 【0055】しかし、実際には、機能呼び出しリクエス
ト仲介機構101aはメッセージ蓄積配信ソフトウェア
104aに対してリクエスト情報(サーバ機能呼び出し
メッセージ301)を送信し、メッセージ蓄積配信ソフ
トウェア104aは非同期でサーバ側のメッセージ蓄積
配信ソフトウェア104bに対してリクエスト情報(サ
ーバ機能呼び出しメッセージ301)を送信する。 【0056】そして、サーバ側のメッセージ蓄積配信ソ
フトウェア104bは、受信したリクエスト情報を機能
呼び出しリクエスト仲介機構101bに送信し、サーバ
プログラム107に対してサーバ機能の同期呼び出しを
行う。これにより、サーバプログラム107は、リプラ
イ情報(サーバリプライメッセージ401)を機能呼び
出しリクエスト仲介機構101bに送信する(80
2)。上記機能呼び出しリクエスト仲介機構101b
は、受信したリプライ情報をメッセージ蓄積配信ソフト
ウェア104bに送信し、メッセージ蓄積配信ソフトウ
ェア104bは非同期でクライアント側のメッセージ蓄
積配信ソフトウェア104aに転送する。 【0057】次に、クライアント側のメッセージ蓄積配
信ソフトウェア104aは、受信したリプライ情報を機
能呼び出しリクエスト仲介機構101aへ転送し、リク
エストリプライテーブル102にその内容を格納する。 【0058】クライアントプログラム105が2回目の
サーバ機能同期呼び出し(803)を実行すると、機能
呼び出しリクエスト仲介機構101aはリクエストリプ
ライテーブル102から該当するリプライ情報を読み出
してクライアントプログラムに送信する。したがって、
2回目のサーバ機能同期呼び出し(803)は、クライ
アントプログラム105から見れば呼び出しに成功した
ことになる。 【0059】以上の説明から明らかなように、クライア
ントプログラム105の1回目のサーバ機能同期呼び出
し(801)では、クライアントプログラム105から
見ると、あたかも同期呼び出しに失敗したかのように見
える。しかし、機能呼び出しリクエスト仲介機構101
a,101bとメッセージ蓄積配信ソフトウェア104
a,104bの前記の動作により、サーバ機能の同期呼
び出しは別のタイミングで実行され(802)、結果が
機能呼び出しリクエスト仲介機構101aに渡る。よっ
て、その後のクライアントプログラム105によるサー
バ機能同期呼び出し(803)では、たとえサーバプロ
グラム107の機能を同期呼び出しできない状況にあっ
ても、サーバ機能同期呼び出し(802)の結果を返す
ことにより、クライアントプログラム105から見れば
呼び出しに成功したように見える。 【0060】上記した第1の実施の形態によれば、同期
型のサーバ機能呼び出しを受け付けて、非同期のサーバ
機能呼び出しとしてメッセージ蓄積配信ソフトウェアへ
出力する機能呼び出しリクエスト仲介機構101aを設
けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、機能
呼び出しリクエスト仲介機構としては、次のようにして
実現することも可能である。例えば、クライアントプロ
グラム105のコンパイル時にリンクするライブラリの
一つとして、機能呼び出しリクエスト仲介機構を構成
し、非同期のサーバ機能呼び出しを実行する際に、クラ
イアントプログラム105の本体が上記ライブラリ内の
機能呼び出しリクエスト仲介機構を選択可能に構成する
ことにより実現できる。また、機能呼び出しリクエスト
仲介機構101aをメッセージ蓄積配信ソフトウェア1
04a内に埋め込むことにより、クライアントのリクエ
スト受信部201において、図2に示すサーバ機能呼び
出しメッセージ301を受信することができる。 【0061】(第2の実施の形態)図9は、本発明を名
前付け機能を持つクライアントサーバ型システムに適用
した場合における一実施の形態を示す構成図である。図
9に示すクライアントサーバ型システム900は、複数
の計算機109c,d,e,f,gをLAN(Loca
lArea Network)等の情報伝達ネットワー
ク108を介して接続して構成されている。計算機10
9c上には、クライアントプログラム105と同期呼び
出しリクエスト配信ソフトウェア901cとが、それぞ
れ配置されている。計算機109d上には、複数の機能
プログラムから成るサーバプログラム107と同期呼び
出しリクエスト配信ソフトウェア901dとが、それぞ
れ配置されている。また、計算機109e上には、名前
付け機能902と名前識別子テーブル903と同期呼び
出しリクエスト配信ソフトウェア901dとが、それぞ
れ配置されている。また、計算機109f上には、機能
呼び出しリクエスト仲介機構(クライアント側)101
aとリクエストリプライテーブル102とメッセージ蓄
積配信ソフトウェア104a(クライアント側)と同期
呼び出しリクエスト配信ソフトウェア901aとが、そ
れぞれ配置されている。また、計算機109g上には、
機能呼び出しリクエスト仲介機構(サーバ側)101b
とメッセージ蓄積配信ソフトウェア(サーバ側)104
bと同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア901b
とが、それぞれ配置されている。したがって、計算機1
09cはクライアントとして使用され、計算機109d
はサーバとして使用される。 【0062】上記図9に示す第2の実施の形態の最大の
特徴は、第1の実施の形態においてクライアントの計算
機に配置されていた、機能呼び出しリクエスト仲介機構
(クライアント側)101aとリクエストリプライテー
ブル102とメッセージ蓄積配信ソフトウェア104a
(クライアント側)が、クライアントではない計算機1
09fに配置され、かつ第1の実施の形態においてサー
バの計算機に配置されていた機能呼び出しリクエスト仲
介機構(サーバ側)101bとメッセージ蓄積配信ソフ
トウェア(サーバ側)104bが、サーバではない計算
機109gに配置されている点である。 【0063】図10は、図9に示す計算機109e上に
設けられている名前識別子テーブル903の構成例を示
す図である。名前識別子テーブル903は、機能名10
01と機能識別子211を対応付けるテーブルであり、
同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア901a,
b,c,dやその適用プログラムが便宜上付けたサーバ
プログラム107を構成する機能プログラム名1001
と、その名前に対応する機能識別子211の組から構成
されている。前記したように、サーバプログラム107
は通常複数の機能プログラムから構成され、各機能プロ
グラムに対してそれぞれ名前が付けられている。また、
同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア901a,
b,c,dは、ネットワーク108を介して相互にリク
エストメッセージを配信するプログラムである。 【0064】計算機109e上に設けられた名前付け機
能902は、同期呼び出しリクエスト配信ソフトウェア
901a,b,c,dから、機能プログラム名1001
を引数にして呼び出されると、同じく計算機109e上
に設けられた名前識別子テーブル903を参照して、機
能識別子211を返すプログラムである。 【0065】本実施の形態では、非同期呼び出しを行な
いたい機能については、名前識別子テーブル903の機
能プログラム名として当該機能名が格納され、名前識別
子テーブル903の機能識別子として計算機109f上
の機能呼び出しリクエスト仲介機構101aのアドレス
が格納されている。 【0066】ここで、機能呼び出しリクエスト仲介機構
(クライアント側)101a内のリクエスト受信部(図
示せず、図4の201に相当する)は、第1の実施の形
態と異なり、クライアントプログラム105のコンパイ
ル時にリンクするライブラリの一つとして、機能呼び出
しリ構成したり、メッセージ蓄積配信ソフトウェア10
4a内に埋め込んだりせず、例えば、1つの独立したプ
ログラムである機能呼び出しリクエスト仲介機構101
a内に含まれるプログラムモジュールである。 【0067】第1の実施の形態の処理手順とは、図5に
おけるクライアント側の機能呼び出しリクエスト仲介機
構101aでの処理手順中の、サーバ機能の同期呼び出
し受信処理(ステップ501)が異なる(他の処理は第
1の実施の形態と基本的に同一であり、前記課題を解決
するための手段の欄で説明した第7の発明(請求項7記
載の発明)に相当する処理が実行される)。すなわち、
第1の実施の形態では、機能呼び出しリクエスト仲介機
構101a内のリクエスト受信部201は、クライアン
トプログラム105のコンパイル時にリンクするライブ
ラリとして構成したり、または、メッセージ蓄積配信ソ
フトウェア104a内に埋め込まれることにより、クラ
イアントプログラム105が送信するサーバ機能呼び出
しメッセージ301を直接受信するよう構成されてい
た。しかし、第2の実施の形態では、クライアントのリ
クエスト受信部は1つの独立したプログラムである機能
呼び出しリクエスト仲介機構101aに含まれる。そし
て、名前識別子テーブル903の機能識別子211に
は、呼び出したい機能プログラムの本当の識別子ではな
く、機能呼び出しリクエスト仲介機構101aの識別子
(アドレス)を保持しているため、クライアントプログ
ラム105のサーバ機能呼び出しメッセージ301は、
機能呼び出しリクエスト仲介機構101aに送信され、
機能呼び出しリクエスト仲介機構(クライアント側)1
01a内のリクエスト受信部が、サーバ機能呼び出しメ
ッセージ301を受信する。 【0068】上記した第2の実施の形態によれば、同期
型機能呼び出しを前提に作成されたクライアントプログ
ラム105とサーバプログラム107に何も変更を加え
ることなく、また、メッセージ蓄積配信ソフトウェア1
04a,104bにも何も変更を加えることなく、クラ
イアントプログラム105からサーバプログラムの非同
期型の機能呼び出し要求を行うことができる。しかも、
計算機109c以外にサーバとなる計算機を複数台設け
た場合にも、各サーバとなる計算機から非同期の呼び出
しを実行することが可能になる。 【0069】(第3の実施の形態)以下に説明する第3
の実施の形態は、第1の実施の形態において、リプライ
情報獲得を利用者へ通知する手段と、リプライ送信時の
リプライ内容を確認する手段と、サーバ機能呼び出しに
文字や図形等からなるシンボル(愛称)を付す手段と、
リプライ情報の有効期限の自動管理手段と、失敗リプラ
イパタンを設定する手段を加えたものである。 【0070】図11は、本発明のクライアントサーバ型
システムの機能非同期呼び出し方法を適用したクライア
ントサーバ型システムの一構成例(第3の実施の形態)
を示すブロック図である。すなわち、図11に示すクラ
イアントサーバ型システム1100は、第1の実施の形
態のクライアントサーバ型システム100の計算機10
9a上に(図1参照)、補助情報テーブル1102と、
補助情報テーブル管理プログラム1121と、キーボー
ド1122とを加えて配置し、さらに、計算機109a
とディスプレイ装置1124と画面上ポイント指示装置
1125とを画面表示アダプタ1123を介して接続
し、さらに、第1の実施の形態のリクエストリプライテ
ーブル102の代わりに、これを拡張した新たなリクエ
ストリプライテーブル1301を配置することにより構
成されている。 【0071】図12は、図11に示す補助情報テーブル
1102の構成の詳細を示す図である。図示するよう
に、補助情報テーブル1102は、対象サーバ機能12
01と、失敗時リプライパタン1202と、リプライ情
報有効期間1203と、呼び出しの愛称(文字、図形等
のシンボル)1204の情報の組により構成されてい
る。対象サーバ機能1201の欄は、サーバ識別子21
1と機能識別子212とからなり、特定のサーバからの
特定の機能呼び出しを指定できる情報から構成されてい
る。 【0072】失敗時リプライパタン1202の欄は、複
数の返り値の組からなり、特定のパタンのリプライメッ
セージを作成できる情報から構成されている。リプライ
情報保存期間1203の欄は、日数、時間の指定情報を
保持するように構成される。呼び出しの愛称(文字、図
形等のシンボル)1204の欄は、任意の文字列、もし
くは図形情報などを保持するように構成される。補助情
報テーブル1102は、例えば、ファイルとして保存す
る。 【0073】図11に示す補助情報テーブル管理プログ
ラム1121は、補助情報テーブル1102の書き換え
や内容の調査を行うことができ、且つ、各種図形や文字
の画面への表示を、画面表示アダプタ1123に対して
要求できるように構成される。また、補助情報テーブル
管理プログラム1121は、画面表示アダプタ1123
から送られる画面上ポイント指示装置1125の指す画
面上の位置情報や、キーボード1122から送られる利
用者の入力情報を、受け取るプログラムである。 【0074】図11に示す画面表示アダプタ1123
は、各種図形や文字の画面表示要求を受け取り、それら
画面に表示する図形パタン情報を保持し、図形パタンを
表示するようなディスプレイ装置制御信号を発生するよ
うに構成されている。また、画面上ポイント指示装置1
125に信号を送ったり、画面上ポイント指示装置11
25が送ってくる信号を処理し、画面上ポイント指示装
置1125が指す画面上の位置情報を計算する装置であ
る。 【0075】図11に示すディスプレイ装置1124
は、ディスプレイ装置制御信号を受け取り、これに従
い、画面に図形パタンを表示する装置である。 【0076】キーボード1122は、計算機109aの
利用者の文字入力情報を、電子化し、これを計算機10
9aに通知する装置である。 【0077】図13は、第11図に示す第3の実施の形
態におけるリクエストリプライテーブル1301の構成
例を示す図である。リクエストリプライテーブル130
1は、第1の実施の形態のリクエストリプライテーブル
102(図4参照)の構成に加え、リクエスト受け付け
日時1302を保持するように構成されている。リクエ
スト受け付け日時1302の欄は、例えば、年号、月、
日、時、分の情報を表わす整数値の組から構成されてい
る。 【0078】図14は、図11に示す第3の実施の形態
において、クライアント側の機能呼び出しリクエスト仲
介機構101aでの処理手順を示すフローチャートであ
る。図14において、図5に示すステップと同一ステッ
プには、同一の符号を付している。第3の実施の形態に
おけるリクエスト仲介機構101aの処理手順が、図5
に示す第1の実施の形態の処理手順と異なっているの
は、次のステップである。すなわち、対象サーバ機能か
否かを判別するステップ1401と、クライアントへの
呼び出し失敗リプライの送信ステップ1402,140
8と、リクエストリプライテーブルへの欄の追加とリク
エスト内容の書き込みステップ1403と、同期呼び出
しリクエストのサーバへの転送ステップ1404と、リ
プライ内容確認ステップ1405と、リプライの有効期
限を確認するステップ1407と、リプライ情報の消去
ステップ1406が、異なっている。 【0079】すなわち、対象サーバ機能かを判別するス
テップ1401は、サーバ機能同期呼び出し受信(ステ
ップ501)の直後に実行するステップであり、サーバ
機能呼び出しメッセージ301内のサーバ識別子211
と機能識別子212と、補助情報テーブル1102内の
対象サーバ機能1201欄のサーバ識別子211と機能
識別子212とを比較し、対象サーバ機能が登録されて
いるかどうかを判断するステップである。 【0080】また、クライアントへの呼び出し失敗リプ
ライの送信ステップ1402では、ステップ501で受
信したクライアントのサーバ機能呼び出しメッセージ3
01に含まれるサーバ識別子211と機能識別子212
と、補助情報テーブル1102内の対象サーバ機能12
01欄のサーバ識別子211と機能識別子212とを比
較し、対応する失敗時リプライパタンを見つけ出し、こ
の情報をもとに、サーバリプライメッセージ401を作
成して、クライアントへ送信する。 【0081】リクエストリプライテーブルへの欄の追加
とリクエスト内容の書き込みステップ1403では、第
1の実施の形態のステップ504の処理に加え、クライ
アントのサーバ機能呼び出しメッセージ301を受け付
けた日時を、例えば計算機内の時計を参照し、リクエス
トリプライテーブル1301のリクエスト受け付け日時
1302の欄に書き込む処理が追加される。 【0082】同期呼び出しリクエストのサーバへの転送
ステップ1404は、サーバ機能同期呼び出し受信(ス
テップ501)において受け付けた機能呼び出しが、補
助情報テーブル1102に登録されておらず、機能呼び
出しリクエスト仲介機構101aの以後の処理ステップ
を実行しない場合に呼び出され、サーバ機能呼び出しメ
ッセージ301をそのまま直接計算機109b上のサー
バプログラム107に転送するステップである。 【0083】リプライの有効期限を確認するステップ1
407は、リプライ情報の読み込み(ステップ512)
の直前に実行されるステップであり、補助情報テーブル
1102のリプライ情報有効期間1203と、リクエス
トリプライテーブル1301のリクエスト受け付け日時
1302と、例えば、計算機109a内の時計から得た
現在の時刻をもとに、リプライ情報が現在も有効かどう
かを判断するステップである。もし、有効期限を過ぎて
いれば、リプライ情報の消去(ステップ1406)を行
ない、過ぎていなければ、リプライ情報の読み込み(ス
テップ512)を行なう。 【0084】リプライ内容確認ステップ1405は、リ
プライ情報の読み込み(ステップ512)の直後に実行
されるステップであり、サーバ識別子211と機能識別
子212を比較することにより、ステップ501で受信
したクライアントのサーバ機能呼び出しメッセージ30
1に対応するリクエスト受け付け時間1302をリクエ
ストリプライテーブル1301から求め、かつ呼び出し
の愛称(文字、図形等のシンボル)1204を補助情報
テーブル1102から求め、画面表示アダプタ1123
に対して求めた情報の表示を要求し、利用者の入力の受
け付けを行なう。 【0085】図15は、リプライ内容確認ステップ14
05において、補助情報テーブル管理プログラム112
1が画面表示アダプタ1123に対して要求する表示例
を示す図である。欄1501〜1508には、それぞ
れ、リクエスト受け付け日時1302と、呼び出しの愛
称(文字、図形等のシンボル)1204と、サーバ識別
子211と、機能識別子212と、引数並び213と、
返り値並び221を表示する。さらに利用者の入力を受
け付けるために、「はい」と「いいえ」の表示された領
域1510,1511が設けられている。リプライ内容
の確認に対する利用者の入力は、例えば、画面上ポイン
ト指示装置1125によって利用者が指示した画面上の
ポイントの位置情報を画面表示アダプタから得、これと
「はい」と「いいえ」の表示された領域1510,15
11の画面上の場所とを比較することにより行なう。 【0086】リプライ内容の確認を行うステップ140
5において、利用者がリプライ内容を認めた(YES)
場合には、クライアントへのリプライ送信(ステップ5
13)を行なう。認めなかった(NO)場合には、リプ
ライ情報の消去(ステップ1406)を行ない、次い
で、メッセージ蓄積配信ソフトウェアへのリクエスト情
報の配信要求(ステップ505)を行なう。リプライ情
報の消去(ステップ1406)では、ステップ501に
おいて受信されたサーバ機能呼び出しメッセージ301
に対応するリクエストリプライテーブル1301内のリ
プライ情報220の内容が消去される。 【0087】図16は、第3の実施の形態において、ク
ライアント側の機能呼び出しリクエスト仲介機構101
a内のサーバのリプライ受信部(図示せず、図4の20
4に相当)が実行する処理手順を示すフローチャートで
ある。図16に示すフローチャートは、図6に示す第1
の実施の形態の処理手順のステップ603(リクエスト
リプライテーブルへのリプライ情報の書き込み)の直後
に、ステップ1601(リプライ情報獲得の利用者への
通知)を設けたものである。リプライ情報獲得を利用者
へ通知するステップ1601の内容は、リクエスト受け
付け時間1302と呼び出しの愛称(文字、図形等のシ
ンボル)1204とサーバ識別子211と機能識別子2
12と引数並び213と返り値並び221を、画面に表
示することである。ここで、サーバ識別子211と機能
識別子212は、ステップ601で受け取ったサーバリ
プライメッセージ401に含まれるサーバ識別子211
と機能識別子212である。また、リクエスト受け付け
時間1302と引数並び213と返り値並び221は、
リクエストリプライテーブル1301中に設けられた複
数の欄のうち、サーバリプライメッセージ401(図3
参照)に対応する欄のものである。呼び出しの愛称(文
字、図形等のシンボル)1204は、補助情報テーブル
1102中に設けられた複数の欄のうち、サーバリプラ
イメッセージ401に対応する欄のものである。 【0088】図17は、リプライ情報獲得を利用者へ通
知するステップ1601において、補助情報テーブル管
理プログラム1121が画面表示アダプタ1123に対
して要求する表示例を示す図である。図17に示すよう
に、欄1701から1708には、リクエスト受け付け
日時1302と呼び出しの愛称(文字、図形等のシンボ
ル)1204とサーバ識別子211と機能識別子212
と引数並び213と返り値並び221とが、それぞれ表
示される。 【0089】図18は、図11に示す補助情報テーブル
管理プログラム1121の処理の流れを示すフローチャ
ートである。図18に示すように、補助情報テーブル管
理プログラム1121では、画面表示管理アダプタ11
23への入力画面表示依頼(ステップ1801)を行な
い、次いで、利用者のキーボードからの入力処理(ステ
ップ1802)を行ない、入力内容の補助テーブルへの
書き込み(ステップ1803)を行ない、処理を終了す
る。 【0090】図19は、図18に示す入力画面表示依頼
のステップ1801において、画面表示管理アダプタ1
123へ表示依頼する表示内容の一例を示す図である。
図中、点線で囲まれた領域1901〜1907は、それ
ぞれ、サーバ識別子211と機能識別子212と呼び出
しの愛称(文字、図形等のシンボル)1204とリプラ
イ情報有効期間1203と失敗リプライパタン1202
に関して、利用者の入力を受け付けるための領域であ
り、表示初期状態では空欄となっている。 【0091】図18に示す利用者のキーボードからの入
力処理ステップ1802においては、例えば、画面上ポ
イント指示装置1125で入力したい領域の指示を受け
付け、キーボード1122からの入力情報を受け付ける
ことにより、サーバ識別子211と機能識別子212と
呼び出しの愛称(文字、図形等のシンボル)1204と
リプライ情報有効期間1203と失敗リプライパタン1
202に関する利用者の入力情報を受け付ける処理が行
われる。 【0092】図18に示す入力内容の補助テーブルへの
書き込みステップ1803では、補助情報テーブル11
02に欄を追加し、さらに、キーボード1122からの
入力処理ステップ1802で得られた、サーバ識別子2
11と機能識別子212と呼び出しの愛称(文字、図形
等のシンボル)1204とリプライ情報有効期間120
3と失敗リプライパタン1202に関する情報を、追加
した欄に書き込む処理が行われる。 【0093】上記した第3の実施の形態によれば、第1
に、リプライ情報獲得を利用者が知る手段を備えたこと
により、利用者がいつクライアントプログラムを起動す
れば良いかを知ることが容易になる。第2に、リプライ
送信時のリプライ内容の確認の手段を備えたことによ
り、不当なリプライをクライアントプログラムが受け取
り、不当な処理を行う可能性を削減できる。第3に、リ
プライ情報の有効期限の自動管理手段を備えたことによ
り、有効期限を過ぎた古い情報をクライアントプログラ
ムが受け取る事態を回避できる。第4に、失敗リプライ
パタンを設定する手段を備えたことにより、クライアン
トプログラムへの呼び出し失敗の通知の際に、クライア
ントプログラムへ送信する適切なリプライパタンを設定
でき、クライアントプログラムとの円滑な連携が可能と
なる。第5、にサーバ機能呼び出しへ愛称(文字、図形
等のシンボル)を付けす手段を備えたことにより、リプ
ライ情報獲得を利用者に通知する際やリプライ送信時の
リプライ内容の際に画面表示するメッセージにサーバ機
能呼び出し愛称(文字、図形等)を付加でき、利用者が
メッセージ内容を容易に理解できるようになる。 【0094】 【発明の効果】本発明によれば、同期型呼び出しを前提
に開発されたクライアントプログラムとサーバプログラ
ムに変更を加えることなく、クライアント計算機による
サーバ機能の非同期呼び出しが可能となる効果がある。 【0095】すなわち、前記第1及び第2及び第3及び
第7のクライアントサーバ型システムの機能非同期呼び
出し方法によれば、クライアントプログラムからサーバ
機能同期呼び出しメッセージが送信され、該サーバ機能
同期呼び出しメッセージを受け付けると、その機能同期
呼び出しメッセージの内容及びその機能同期呼び出しメ
ッセージに対応するサーバ計算機からの返答であるサー
バリプライメッセージの内容がテーブル(リクエストリ
プライテーブル)に保存されているかを判断して、クラ
イアントプログラムに対して当該機能呼び出し成否を含
む情報として、サーバリプライメッセージを編集して送
信する。そして、上記クライアントプログラムからサー
バ機能同期呼び出しメッセージを受け付ける過程と上記
クライアントプログラムに対してサーバリプライメッセ
ージを送信する過程は同期して行われる。 【0096】しかし、サーバ計算機へのサーバ機能同期
呼び出しメッセージの送信と、サーバ計算機からのサー
バリプライメッセージの送信は、非同期で行われる。 【0097】これにより、同期呼び出しを前提に開発さ
れたクライアントプログラムとサーバプログラムに変更
を加えることなく、クライアント計算機によるサーバ機
能の非同期呼び出しを行うことが可能になる。 【0098】また、前記第4のクライアントサーバ型シ
ステムの機能非同期呼び出し方法によれば、利用者によ
ってあらかじめ設定されたサーバ機能呼び出しの有効期
間により、サーバリプライメッセージが現在時刻におい
て有効であるかどうかを検査することが可能になり、有
効期限を過ぎた古いサーバリプライメッセージをクライ
アントプログラムが受け取る事態を回避できる。 【0099】また、前記第5のクライアントサーバ型シ
ステムの機能非同期呼び出し方法によれば、クライアン
トプログラムに対してサーバリプライメッセージを送信
する前に、サーバリプライメッセージの内容の一部を利
用者に提示し、利用者によるサーバリプライメッセージ
の採否に関する入力を受け付けることが可能になるた
め、不当なサーバリプライメッセージをクライアントプ
ログラムが受け取り、不当な処理を行う可能性を削減で
きる。更に、上記第5のクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法によれば、機能呼び出しリク
エスト仲介機構での処理で、非同期のサーバ機能呼び出
しで得たサーバリプライメッセージを受け取った際に、
事前にその内容の一部を利用者に提示するため、利用者
が適切な時刻にクライアントプログラムを起動すること
が可能になる。 【0100】また、前記第6のクライアントサーバ型シ
ステムの機能非同期呼び出し方法によれば、利用者に対
してサーバリプライメッセージやその内容の一部を提示
するとき上記文字列や図形などのシンボルを同時に提示
し、またはサーバリプライメッセージの提示やその内容
の一部の提示に代えて上記文字列や図形などのシンボル
を提示するため、利用者がサーバリプライメッセージの
内容を容易に理解できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のクライアントサーバ型システ
ムの機能非同期呼び出し方法を適用したクライアントサ
ーバ型システムの一構成例(第1の実施の形態)を示す
ブロック図である。 【図2】図2は、図1に示すクライアントサーバ型シス
テムで用いるサーバ機能呼び出しメッセージ301の一
例を示す説明図である。 【図3】図3は、図1に示すクライアントサーバ型シス
テムで用いるサーバリプライメッセージ401の一例を
示す説明図である。 【図4】図4は、図1に示したクライアント側の機能呼
び出しリクエスト仲介機構101aとリクエストリプラ
イテーブル102の詳細を示す説明図である。 【図5】図5は、クライアント側の機能呼び出しリクエ
スト仲介機構101aでの処理手順を示すフローチャー
トである。 【図6】図6は、クライアント側の機能呼び出しリクエ
スト仲介機構101a内に存在するサーバからのリプラ
イ受信部204における処理手順を示すフローチャート
である。 【図7】図7は、サーバ側の機能呼び出しリクエスト仲
介機構101bでの処理手順を示すフローチャートであ
る。 【図8】図8は、第1の実施の形態における非同期呼び
出しの手順を示す説明図である。 【図9】図9は、本発明を名前付け機能を持つクライア
ントサーバ型システムに適用した場合における一構成例
(第2の実施の形態)を示すブロック図である。 【図10】図10は、図9に示す計算機109e上に設
けられている名前識別子テーブル903の構成例を示す
説明図である。 【図11】図1は、本発明のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法を適用したクライアント
サーバ型システムの一構成例(第3の実施の形態)を示
すブロック図である。 【図12】図12は、図11に示す補助情報テーブル1
102の構成の詳細を示す説明図である。 【図13】図13は、第11図に示すリクエストリプラ
イテーブル1301の構成例を示す説明図である。 【図14】図14は、図11に示すクライアント側の機
能呼び出しリクエスト仲介機構101aにおいて実行さ
れる処理を示すフローチャートである。 【図15】図15は、図14に示すリプライ内容確認ス
テップ1405において、補助情報テーブル管理プログ
ラム1121が画面表示アダプタ1123に対して要求
する表示例を示す説明図である。 【図16】図16は、第3の実施の形態において、クラ
イアント側の機能呼び出しリクエスト仲介機構101a
内のサーバのリプライ受信部が実行する処理手順を示す
フローチャートである。 【図17】図17は、図16に示すリプライ情報獲得を
利用者へ通知するステップ1601において、補助情報
テーブル管理プログラム1121が画面表示アダプタ1
123に対して要求する表示例を示す説明図である。 【図18】図18は、図11に示す補助情報テーブル管
理プログラム1121の処理手順を示すフローチャート
である。 【図19】図19は、図18に示す入力画面表示依頼の
ステップ1801において、画面表示管理アダプタ11
23へ表示依頼する表示内容の一例を示す図である。 【符号の説明】 100,900,1100…クライアントサーバ型シス
テム、108…ネットワーク、109a,109b,1
09c,109d,109e,109f,109g…計
算機、105…クライアントプログラム、107…サー
バプログラム、101a,b…機能呼び出しリクエスト
仲介機構、104a,b…メッセージ蓄積配信ソフトウ
ェア、102…リクエストリプライテーブル。
ムの機能非同期呼び出し方法を適用したクライアントサ
ーバ型システムの一構成例(第1の実施の形態)を示す
ブロック図である。 【図2】図2は、図1に示すクライアントサーバ型シス
テムで用いるサーバ機能呼び出しメッセージ301の一
例を示す説明図である。 【図3】図3は、図1に示すクライアントサーバ型シス
テムで用いるサーバリプライメッセージ401の一例を
示す説明図である。 【図4】図4は、図1に示したクライアント側の機能呼
び出しリクエスト仲介機構101aとリクエストリプラ
イテーブル102の詳細を示す説明図である。 【図5】図5は、クライアント側の機能呼び出しリクエ
スト仲介機構101aでの処理手順を示すフローチャー
トである。 【図6】図6は、クライアント側の機能呼び出しリクエ
スト仲介機構101a内に存在するサーバからのリプラ
イ受信部204における処理手順を示すフローチャート
である。 【図7】図7は、サーバ側の機能呼び出しリクエスト仲
介機構101bでの処理手順を示すフローチャートであ
る。 【図8】図8は、第1の実施の形態における非同期呼び
出しの手順を示す説明図である。 【図9】図9は、本発明を名前付け機能を持つクライア
ントサーバ型システムに適用した場合における一構成例
(第2の実施の形態)を示すブロック図である。 【図10】図10は、図9に示す計算機109e上に設
けられている名前識別子テーブル903の構成例を示す
説明図である。 【図11】図1は、本発明のクライアントサーバ型シス
テムの機能非同期呼び出し方法を適用したクライアント
サーバ型システムの一構成例(第3の実施の形態)を示
すブロック図である。 【図12】図12は、図11に示す補助情報テーブル1
102の構成の詳細を示す説明図である。 【図13】図13は、第11図に示すリクエストリプラ
イテーブル1301の構成例を示す説明図である。 【図14】図14は、図11に示すクライアント側の機
能呼び出しリクエスト仲介機構101aにおいて実行さ
れる処理を示すフローチャートである。 【図15】図15は、図14に示すリプライ内容確認ス
テップ1405において、補助情報テーブル管理プログ
ラム1121が画面表示アダプタ1123に対して要求
する表示例を示す説明図である。 【図16】図16は、第3の実施の形態において、クラ
イアント側の機能呼び出しリクエスト仲介機構101a
内のサーバのリプライ受信部が実行する処理手順を示す
フローチャートである。 【図17】図17は、図16に示すリプライ情報獲得を
利用者へ通知するステップ1601において、補助情報
テーブル管理プログラム1121が画面表示アダプタ1
123に対して要求する表示例を示す説明図である。 【図18】図18は、図11に示す補助情報テーブル管
理プログラム1121の処理手順を示すフローチャート
である。 【図19】図19は、図18に示す入力画面表示依頼の
ステップ1801において、画面表示管理アダプタ11
23へ表示依頼する表示内容の一例を示す図である。 【符号の説明】 100,900,1100…クライアントサーバ型シス
テム、108…ネットワーク、109a,109b,1
09c,109d,109e,109f,109g…計
算機、105…クライアントプログラム、107…サー
バプログラム、101a,b…機能呼び出しリクエスト
仲介機構、104a,b…メッセージ蓄積配信ソフトウ
ェア、102…リクエストリプライテーブル。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 13/00 357
G06F 15/177 681
EUROPAT(QUESTEL)
JICSTファイル(JOIS)
INSPEC(DIALOG)
WPI(DIALOG)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 同期型呼び出しを行なうクライアントプ
ログラムを有するクライアントと、同期型呼び出しを行
なうサーバプログラムを有するサーバとを接続した分散
処理システムにおいて、 前記クライアントは、前記クライアントプログラムから
のサーバ機能の呼び出しの要求をテーブルに記憶し、 所定のイベントを検出した際に、前記テーブル内の要求
を前記サーバに送信し、 前記サーバは、前記クライアントからの要求に対応する
応答を前記クライアントに送信し、 前記クライアントは、前記サーバからの前記応答を受信
して、前記要求に対応させて前記テーブルに記憶し、 前記クライアントプログラムからのサーバ機能の呼び出
しの要求に応じて、前記テーブルから前記要求に対応し
た前記応答を読み出し、 前記読み出した応答を前記クライアントプログラムに送
信することを特徴とするクライアントサーバ型システム
の機能非同期呼び出し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15113096A JP3418500B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | クライアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15113096A JP3418500B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | クライアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09330287A JPH09330287A (ja) | 1997-12-22 |
JP3418500B2 true JP3418500B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=15512029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15113096A Expired - Fee Related JP3418500B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | クライアントサーバ型システムの機能非同期呼び出し方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3418500B2 (ja) |
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- 1996-06-12 JP JP15113096A patent/JP3418500B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09330287A (ja) | 1997-12-22 |
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