JPH06161567A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH06161567A JPH06161567A JP4308742A JP30874292A JPH06161567A JP H06161567 A JPH06161567 A JP H06161567A JP 4308742 A JP4308742 A JP 4308742A JP 30874292 A JP30874292 A JP 30874292A JP H06161567 A JPH06161567 A JP H06161567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- energization
- state
- waveform
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims abstract description 46
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 34
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 26
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 11
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 4
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 abstract 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 33
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 26
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 24
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 description 17
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 15
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 15
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 10
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 8
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 4
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 3
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 3
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 3
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 206010000369 Accident Diseases 0.000 description 1
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 トライアック(図示せず)が半波通電の場合
は、コンパレータ13の非反転入力電圧が反転入力電圧
を越えるため、コンパレータ13の出力はHIGHとな
り、トランジスタ15はONする。これによって、フリ
ップフロップ(図示せず)がセットされて、リレーは遮
断される。このようにトライアックが半波通電状態にな
った場合、これを速やかに検知して、異常状態であると
記憶保持した後、リレーを遮断することができる。 【効果】 ヒータへ半波通電されている場合に、即座に
異常状態の発生を記憶保持する構成とすることにより、
トライアックの片方向のショート故障(反対方向はオー
プン故障)が検知されるまでの所要時間を短くすること
ができる。
は、コンパレータ13の非反転入力電圧が反転入力電圧
を越えるため、コンパレータ13の出力はHIGHとな
り、トランジスタ15はONする。これによって、フリ
ップフロップ(図示せず)がセットされて、リレーは遮
断される。このようにトライアックが半波通電状態にな
った場合、これを速やかに検知して、異常状態であると
記憶保持した後、リレーを遮断することができる。 【効果】 ヒータへ半波通電されている場合に、即座に
異常状態の発生を記憶保持する構成とすることにより、
トライアックの片方向のショート故障(反対方向はオー
プン故障)が検知されるまでの所要時間を短くすること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被記録材上に記録媒体
を熱定着させる画像形成装置に関するものである。
を熱定着させる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術1 記録媒体すなわちトナーをプリント用紙に定着させるこ
とで、メモリ上に記憶されているイメージを可視化する
画像形成装置は、レーザビームプリンタや複写機に代表
され、その記録方式の静粛性から、広く利用されてい
る。
とで、メモリ上に記憶されているイメージを可視化する
画像形成装置は、レーザビームプリンタや複写機に代表
され、その記録方式の静粛性から、広く利用されてい
る。
【0003】画像形成装置におけるプリント動作は、公
知の電子写真技術すなわち露光、現像、転写のプロセス
を経て、プリント用紙上にトナーを可視化し、最後にト
ナーをプリント用紙に定着させることで終了する。
知の電子写真技術すなわち露光、現像、転写のプロセス
を経て、プリント用紙上にトナーを可視化し、最後にト
ナーをプリント用紙に定着させることで終了する。
【0004】トナーをプリント用紙に定着させるため
に、熱による方法、圧力による方法、熱と圧力を併用す
る方法の何れかが選択される。
に、熱による方法、圧力による方法、熱と圧力を併用す
る方法の何れかが選択される。
【0005】熱定着方法を選択した場合、発火物となり
得るプリント用紙を加熱することから、火災事故発生の
可能性があり、このときの安全性確保は非常に重要な技
術である。
得るプリント用紙を加熱することから、火災事故発生の
可能性があり、このときの安全性確保は非常に重要な技
術である。
【0006】図24に、定着器ヒータの制御回路と、前
記安全性確保のための回路(以後、安全回路と呼ぶ)を
示す。本図は、プリント用紙の加熱手段である定着ヒー
タ101と、定着ヒータの温度を検出するサーミスタ1
02よりなる定着器103、サーミスタの検出温度を電
圧値として入力し、この結果により、ヒータ通電制御回
路であるトライアック105の開閉指示を行ない、ま
た、何らかの異常事態発生時には、即座に、ヒータ通電
遮断回路であるリレー106を制御するCPU104、
ヒータ通電電流を検出する、カレントトランス107よ
りなる電流検出回路、ヒータ過熱状態を検出する、コン
パレータ108よりなる過熱状態検出回路、前記CPU
104が通電指示を出力していないにも拘わらず、通電
電流を検出したこと、あるいは、ヒータの過熱状態を検
出したことを記憶保持するフリップフロップ109から
構成される。
記安全性確保のための回路(以後、安全回路と呼ぶ)を
示す。本図は、プリント用紙の加熱手段である定着ヒー
タ101と、定着ヒータの温度を検出するサーミスタ1
02よりなる定着器103、サーミスタの検出温度を電
圧値として入力し、この結果により、ヒータ通電制御回
路であるトライアック105の開閉指示を行ない、ま
た、何らかの異常事態発生時には、即座に、ヒータ通電
遮断回路であるリレー106を制御するCPU104、
ヒータ通電電流を検出する、カレントトランス107よ
りなる電流検出回路、ヒータ過熱状態を検出する、コン
パレータ108よりなる過熱状態検出回路、前記CPU
104が通電指示を出力していないにも拘わらず、通電
電流を検出したこと、あるいは、ヒータの過熱状態を検
出したことを記憶保持するフリップフロップ109から
構成される。
【0007】以下に、各部の回路を詳細に説明する。
【0008】103は定着器であり、AC一次回路に挿
入されたヒータ101と、ヒータの温度をモニタするサ
ーミスタ102によって構成される。固定抵抗110と
の分圧回路によって、サーミスタの抵抗値は電圧値に変
換され、A/D変換回路に入力される。なお図24で
は、A/D変換回路を内蔵したCPU104を用いた
が、A/D変換回路が外付けであっても構わない。
入されたヒータ101と、ヒータの温度をモニタするサ
ーミスタ102によって構成される。固定抵抗110と
の分圧回路によって、サーミスタの抵抗値は電圧値に変
換され、A/D変換回路に入力される。なお図24で
は、A/D変換回路を内蔵したCPU104を用いた
が、A/D変換回路が外付けであっても構わない。
【0009】CPU104はサーミスタ102によって
ヒータの温度を知り、温度が高い場合にはトライアック
105の点弧を停止してAC一次回路を開き、他方、温
度が低い場合にはトライアック105の点弧を開始して
AC一次回路を閉じる。これによって定着器のヒータ1
01が一定温度となるように制御する。
ヒータの温度を知り、温度が高い場合にはトライアック
105の点弧を停止してAC一次回路を開き、他方、温
度が低い場合にはトライアック105の点弧を開始して
AC一次回路を閉じる。これによって定着器のヒータ1
01が一定温度となるように制御する。
【0010】CPU104はポート2出力から、トライ
アック105の点弧信号を出力する。トライアック10
5の点弧信号をHIGH、あるいは、LOWのレベル信
号と設定した場合に、CPU104が暴走することで、
定着ヒータ101を加熱し続ける方向に出力が固定され
る可能性がある。この不具合を回避するために、トライ
アック105の点弧信号をパルス状とする。
アック105の点弧信号を出力する。トライアック10
5の点弧信号をHIGH、あるいは、LOWのレベル信
号と設定した場合に、CPU104が暴走することで、
定着ヒータ101を加熱し続ける方向に出力が固定され
る可能性がある。この不具合を回避するために、トライ
アック105の点弧信号をパルス状とする。
【0011】また、CPU104を搭載したCPUボー
ドは、トランジスタ111によるオープンコレクタ出力
としている。オープンコレクタ出力とすることで、CP
Uボードと安全回路との間の、ハーネスの断線時のため
の対策となる。つまり、安全回路側にプルアップ抵抗1
12を設置することにより、ハーネス断線時には、低イ
ンピーダンスで電源ラインに接続されるため、信号ライ
ンにパルス状ノイズが重畳することはない。
ドは、トランジスタ111によるオープンコレクタ出力
としている。オープンコレクタ出力とすることで、CP
Uボードと安全回路との間の、ハーネスの断線時のため
の対策となる。つまり、安全回路側にプルアップ抵抗1
12を設置することにより、ハーネス断線時には、低イ
ンピーダンスで電源ラインに接続されるため、信号ライ
ンにパルス状ノイズが重畳することはない。
【0012】113は直流カット用コンデンサである。
これによって、CPU104の暴走時あるいはハーネス
断線時に、直流レベルとなった信号を遮断することがで
きる。
これによって、CPU104の暴走時あるいはハーネス
断線時に、直流レベルとなった信号を遮断することがで
きる。
【0013】次段の、抵抗114,ダイオード115,
コンデンサ116は整流・平滑回路であり、パルス状波
形の包絡線を得るためのものである。
コンデンサ116は整流・平滑回路であり、パルス状波
形の包絡線を得るためのものである。
【0014】トランジスタ117は、フォトトライアッ
クカプラ118のLEDドライブとなるほか、異常通電
計時用コンデンサ128の電荷を放電する。
クカプラ118のLEDドライブとなるほか、異常通電
計時用コンデンサ128の電荷を放電する。
【0015】フォトトライアックカプラ118の内蔵L
EDが点灯すると、トライアック105は点弧し、AC
一次回路は閉じる。ゼロクロスコンパレータ内蔵フォト
トライアックカプラを用いることにより、トライアック
点弧時のノイズ発生を抑制することができる。
EDが点灯すると、トライアック105は点弧し、AC
一次回路は閉じる。ゼロクロスコンパレータ内蔵フォト
トライアックカプラを用いることにより、トライアック
点弧時のノイズ発生を抑制することができる。
【0016】107はカレントトランスであり、AC一
次回路の電流に比例した電流値が二次巻線に得られる。
次に、抵抗119によって二次巻線電流値を電流/電圧
変換する。
次回路の電流に比例した電流値が二次巻線に得られる。
次に、抵抗119によって二次巻線電流値を電流/電圧
変換する。
【0017】抵抗120,121,122,123とコ
ンパレータ124,125によってウィンドゥコンパレ
ータが構成される。前記コンパレータは、オープンコレ
クタ出力であり、反転入力電圧が非反転入力電圧を越え
た時に、出力端子から電流吸い込みとなる。2つのコン
パレータはワイヤードオア接続され、抵抗126によっ
てLOWレベルが作られる。このウィンドゥ幅は、前記
4本の抵抗の比によって決定され、コンパレータの入力
電圧がウィンドゥ幅の上下にある場合、出力はLOWと
なる。
ンパレータ124,125によってウィンドゥコンパレ
ータが構成される。前記コンパレータは、オープンコレ
クタ出力であり、反転入力電圧が非反転入力電圧を越え
た時に、出力端子から電流吸い込みとなる。2つのコン
パレータはワイヤードオア接続され、抵抗126によっ
てLOWレベルが作られる。このウィンドゥ幅は、前記
4本の抵抗の比によって決定され、コンパレータの入力
電圧がウィンドゥ幅の上下にある場合、出力はLOWと
なる。
【0018】トランジスタ127は、コンデンサ128
の充放電を切り替えるスイッチであり、前記トランジス
タがOFFの場合、抵抗129,130を介して、コン
デンサに充電される。トランジスタがONの場合、抵抗
130とトランジスタを介して、コンデンサは放電され
る。
の充放電を切り替えるスイッチであり、前記トランジス
タがOFFの場合、抵抗129,130を介して、コン
デンサに充電される。トランジスタがONの場合、抵抗
130とトランジスタを介して、コンデンサは放電され
る。
【0019】前記コンデンサ128の充電が進行し、コ
ンデンサの両端の電位差が、トランジスタ131のベー
ス・エミッタ間電圧とツェナダイオード132のツェナ
電圧との和を越えると、トランジスタ131はONす
る。
ンデンサの両端の電位差が、トランジスタ131のベー
ス・エミッタ間電圧とツェナダイオード132のツェナ
電圧との和を越えると、トランジスタ131はONす
る。
【0020】また、過熱状態検出コンパレータ108に
よって、定着ヒータの過熱状態は検出され、トランジス
タ133はOFFする。
よって、定着ヒータの過熱状態は検出され、トランジス
タ133はOFFする。
【0021】トランジスタ133は、コンデンサ134
の充放電を切り替えるスイッチであり、前記トランジス
タがOFFの場合、抵抗135,136を介して、コン
デンサに充電される。トランジスタがONの場合、抵抗
136とトランジスタを介して、コンデンサは放電され
る。
の充放電を切り替えるスイッチであり、前記トランジス
タがOFFの場合、抵抗135,136を介して、コン
デンサに充電される。トランジスタがONの場合、抵抗
136とトランジスタを介して、コンデンサは放電され
る。
【0022】前記コンデンサ134の充電が進行し、コ
ンデンサの両端の電位差が、トランジスタ137のベー
ス・エミッタ間電圧とツェナダイオード138のツェナ
電圧との和を越えると、トランジスタ137はONす
る。
ンデンサの両端の電位差が、トランジスタ137のベー
ス・エミッタ間電圧とツェナダイオード138のツェナ
電圧との和を越えると、トランジスタ137はONす
る。
【0023】過熱状態の継続時間をチェックする基準時
間は、コンデンサ134の容量値、抵抗135,136
の抵抗値、ツェナダイオード138のツェナ電圧値によ
って決定される。これらの値を最適化することで、耐ノ
イズ性を向上させつつ、安全性を確保するシステムが構
築できる。
間は、コンデンサ134の容量値、抵抗135,136
の抵抗値、ツェナダイオード138のツェナ電圧値によ
って決定される。これらの値を最適化することで、耐ノ
イズ性を向上させつつ、安全性を確保するシステムが構
築できる。
【0024】フリップフロップ109はセット専用であ
り、トランジスタ131がON、あるいはトランジスタ
137がONすることで記憶保持される。
り、トランジスタ131がON、あるいはトランジスタ
137がONすることで記憶保持される。
【0025】つまり、CPU104が定着ヒータ101
に対して通電指示を出力していないにも拘わらず通電状
態が一定時間以上継続した場合、あるいは定着ヒータ1
01の過熱状態が一定時間以上継続した場合のいずれか
の要因で、前記フリップフロップ109は異常状態であ
ることを記憶保持する。
に対して通電指示を出力していないにも拘わらず通電状
態が一定時間以上継続した場合、あるいは定着ヒータ1
01の過熱状態が一定時間以上継続した場合のいずれか
の要因で、前記フリップフロップ109は異常状態であ
ることを記憶保持する。
【0026】106はリレーであり、トランジスタ13
9がONかつトランジスタ140がONの場合、リレー
巻線に電流が流れ、リレー接点は閉じる。
9がONかつトランジスタ140がONの場合、リレー
巻線に電流が流れ、リレー接点は閉じる。
【0027】CPU104のポート1出力をHIGHと
することで、トランジスタ141はONし、これによ
り、トランジスタ140はONする。CPU104は、
何らかの障害が発生したことを検出した後、ポート1出
力をLOWとすることで、即座に、定着ヒータを遮断す
ることができる。ポート1出力をHIGHイネーブルと
したのは、ポート1出力のハーネスが切断された場合
に、トランジスタ141のベース・エミッタ間に並列に
挿入された抵抗によって、リレー接点を開く方向、すな
わち安全性の高い方向に落ち着かせるためである。
することで、トランジスタ141はONし、これによ
り、トランジスタ140はONする。CPU104は、
何らかの障害が発生したことを検出した後、ポート1出
力をLOWとすることで、即座に、定着ヒータを遮断す
ることができる。ポート1出力をHIGHイネーブルと
したのは、ポート1出力のハーネスが切断された場合
に、トランジスタ141のベース・エミッタ間に並列に
挿入された抵抗によって、リレー接点を開く方向、すな
わち安全性の高い方向に落ち着かせるためである。
【0028】フリップフロップ109がセットされる
と、トランジスタ139はOFFとなり、リレー接点は
開く。
と、トランジスタ139はOFFとなり、リレー接点は
開く。
【0029】ところで、トライアック105の故障モー
ドには、いくつかの種類があり、ヒータへの通電が不能
となるオープン故障、常時通電状態となるショート故障
のほかに、片方向のみ通電可能となる半波通電故障があ
る。
ドには、いくつかの種類があり、ヒータへの通電が不能
となるオープン故障、常時通電状態となるショート故障
のほかに、片方向のみ通電可能となる半波通電故障があ
る。
【0030】半波通電故障でも二種類の故障が存在す
る。一つは、トライアックのゲート端子での制御が可能
だが、片方向のみ通電可能となる場合であり、もう一つ
は、片方向のショート故障(反対方向はオープン故障)
である。
る。一つは、トライアックのゲート端子での制御が可能
だが、片方向のみ通電可能となる場合であり、もう一つ
は、片方向のショート故障(反対方向はオープン故障)
である。
【0031】従来の安全回路では、片方向のショート故
障に対しても有効であり、一定時間経過後、リレーは遮
断される。
障に対しても有効であり、一定時間経過後、リレーは遮
断される。
【0032】従来技術2 また、CPU104がトライアック点弧信号を有効と
し、かつ、リレー遮断信号を無効としているにも拘わら
ず、ハロゲンヒータ101に通電がなされない状態は、
リレー故障、トライアック故障、ハロゲンヒータ断線な
どが原因となって起こり得る。この時、カレントトラン
ス107によって通電電流は検出されない。
し、かつ、リレー遮断信号を無効としているにも拘わら
ず、ハロゲンヒータ101に通電がなされない状態は、
リレー故障、トライアック故障、ハロゲンヒータ断線な
どが原因となって起こり得る。この時、カレントトラン
ス107によって通電電流は検出されない。
【0033】従来技術3 図24に関して以上説明したように、カレントトランス
107は異常状態の検出手段として利用されている。
107は異常状態の検出手段として利用されている。
【0034】ところで、CPU104も安全性を確保す
るためのソフトウェアを用意している。つまり、ハロゲ
ンヒータ101に通電を開始して、一定時間待機した
後、サーミスタ102での温度検出を行ない、所望の温
度に達していないことを確認すると、ヒータ101への
通電を停止する。これによって、ヒータの断線が判断で
きる。
るためのソフトウェアを用意している。つまり、ハロゲ
ンヒータ101に通電を開始して、一定時間待機した
後、サーミスタ102での温度検出を行ない、所望の温
度に達していないことを確認すると、ヒータ101への
通電を停止する。これによって、ヒータの断線が判断で
きる。
【0035】なお、所望の温度に達するまでに必要な時
間は、定着ローラ表面の初期温度と温度上昇勾配に影響
を受ける。
間は、定着ローラ表面の初期温度と温度上昇勾配に影響
を受ける。
【0036】定着ローラ表面の初期温度を把握するため
には、ハロゲンヒータに通電を開始する前に、サーミス
タで温度検出を行なえばよい。
には、ハロゲンヒータに通電を開始する前に、サーミス
タで温度検出を行なえばよい。
【0037】温度上昇勾配は、ハロゲンヒータの定格電
力値、装置への入力電圧値によって決定される。これ
は、ハロゲンヒータの定格電力値、装置への入力電圧値
によって、ハロゲンヒータの消費電力(発熱量)が決ま
るためである。
力値、装置への入力電圧値によって決定される。これ
は、ハロゲンヒータの定格電力値、装置への入力電圧値
によって、ハロゲンヒータの消費電力(発熱量)が決ま
るためである。
【0038】従来技術4 図25は、本発明の背景となるその他の画像形成装置を
示す。図26は、図25に示した装置本体の電源遮断後
も、一定時間以上、故障状態であると記憶保持するため
の電気回路を示す。また図27に、定着不能の検出ルー
チンと、その記憶保持ルーチンを示す。
示す。図26は、図25に示した装置本体の電源遮断後
も、一定時間以上、故障状態であると記憶保持するため
の電気回路を示す。また図27に、定着不能の検出ルー
チンと、その記憶保持ルーチンを示す。
【0039】まず、図25に従って、従来技術を説明す
る。
る。
【0040】カセット501に積載されている記録紙P
は給紙ローラ502により1枚ピックアップされ、レジ
スト前ガイド503にガイドされてレジストローラ50
4に送られる。その後、感光体としてのドラム505に
合わせてレジストローラ504により記録紙Pは搬送さ
れ、転写ローラ506により記録紙P上に感光ドラム5
05上のトナー像が転写される。
は給紙ローラ502により1枚ピックアップされ、レジ
スト前ガイド503にガイドされてレジストローラ50
4に送られる。その後、感光体としてのドラム505に
合わせてレジストローラ504により記録紙Pは搬送さ
れ、転写ローラ506により記録紙P上に感光ドラム5
05上のトナー像が転写される。
【0041】そして、分離ガイド507,搬送ガイド5
08,入口ガイド509にガイドされ、定着ローラ51
0および加圧ローラ511のローラ対により加熱、加圧
されて記録紙P上のトナー像が永久像として定着する。
この時、記録紙Pは定着ローラ510に巻き付くので分
離爪512により強制的に分離され、定着排紙ローラ5
13,514により搬送されて、排紙ローラ515によ
りトレイ516に積載される。
08,入口ガイド509にガイドされ、定着ローラ51
0および加圧ローラ511のローラ対により加熱、加圧
されて記録紙P上のトナー像が永久像として定着する。
この時、記録紙Pは定着ローラ510に巻き付くので分
離爪512により強制的に分離され、定着排紙ローラ5
13,514により搬送されて、排紙ローラ515によ
りトレイ516に積載される。
【0042】定着装置500は画像形成装置本体に対し
て着脱可能となっているので、寿命に達した場合、また
は、故障した場合には、背面カバー517を開いて、定
着装置500を矢印A方向に取り出して交換作業を行な
うことができる。
て着脱可能となっているので、寿命に達した場合、また
は、故障した場合には、背面カバー517を開いて、定
着装置500を矢印A方向に取り出して交換作業を行な
うことができる。
【0043】定着装置500が装置本体に取付けられた
状態では、定着装置側コネクタ518と装置本体側コネ
クタ519は嵌合(結合)している。また、定着装置5
00を装置本体から取り外した状態では、定着装置側コ
ネクタ518と装置本体側コネクタ519は抜去(離
脱)している。
状態では、定着装置側コネクタ518と装置本体側コネ
クタ519は嵌合(結合)している。また、定着装置5
00を装置本体から取り外した状態では、定着装置側コ
ネクタ518と装置本体側コネクタ519は抜去(離
脱)している。
【0044】次に、図26を用いて、故障状態記憶保持
回路について説明する。本図において、520はCPU
であり、ポート1出力,ポート2入力,A/Dコンバー
タ入力を有する。521は、故障状態であることを記憶
保持するための、コンデンサである。装置本体の電源が
遮断されても、コンデンサ521に電荷が残っている限
り、故障状態であることが記憶保持される。
回路について説明する。本図において、520はCPU
であり、ポート1出力,ポート2入力,A/Dコンバー
タ入力を有する。521は、故障状態であることを記憶
保持するための、コンデンサである。装置本体の電源が
遮断されても、コンデンサ521に電荷が残っている限
り、故障状態であることが記憶保持される。
【0045】522は、抵抗であり、コンデンサ521
への充電時の突入電流を抑えて、CPU520のポート
1出力の破壊を防止するためのものである。この抵抗値
は、コンデンサ521への充電を速やかに行なうため
に、ポート1出力を破壊しない程度に低い値とされてい
る。
への充電時の突入電流を抑えて、CPU520のポート
1出力の破壊を防止するためのものである。この抵抗値
は、コンデンサ521への充電を速やかに行なうため
に、ポート1出力を破壊しない程度に低い値とされてい
る。
【0046】523は、ダイオードであり、電源遮断時
でのコンデンサ521の放電を抑制するためのものであ
る。つまり、装置本体の電源が遮断されて、CPU52
0に電源が供給されなくなった場合に、CPU520の
ポート1出力はアースに接続したことと等価になる。こ
の時、ダイオード523がなければ、コンデンサ521
の電荷は、抵抗522を介して、速やかに放電してしま
うので、ダイオード523によって、抵抗522での放
電を防止している。
でのコンデンサ521の放電を抑制するためのものであ
る。つまり、装置本体の電源が遮断されて、CPU52
0に電源が供給されなくなった場合に、CPU520の
ポート1出力はアースに接続したことと等価になる。こ
の時、ダイオード523がなければ、コンデンサ521
の電荷は、抵抗522を介して、速やかに放電してしま
うので、ダイオード523によって、抵抗522での放
電を防止している。
【0047】524は抵抗であり、コンデンサ521に
充電された電荷を放電するためのものである。この抵抗
値は、装置本体の電源遮断後、一定時間以上、コンデン
サ521の電荷を残しておくため、大きな値としてあ
る。
充電された電荷を放電するためのものである。この抵抗
値は、装置本体の電源遮断後、一定時間以上、コンデン
サ521の電荷を残しておくため、大きな値としてあ
る。
【0048】525は、抵抗であり、コンデンサ526
と組合せて、CPU520のポート2入力の入力フィル
タを構成している。この抵抗値は、装置本体の電源遮断
時の、抵抗525を介しての放電を防止するため、大き
な値としてある。
と組合せて、CPU520のポート2入力の入力フィル
タを構成している。この抵抗値は、装置本体の電源遮断
時の、抵抗525を介しての放電を防止するため、大き
な値としてある。
【0049】527は、サーミスタであり、定着ローラ
表面に当接させて定着ローラ表面温度を検出する。サー
ミスタ527は、温度上昇とともに、抵抗値が低下す
る。528は、サーミスタ527の抵抗値を電圧値に変
換するための抵抗である。
表面に当接させて定着ローラ表面温度を検出する。サー
ミスタ527は、温度上昇とともに、抵抗値が低下す
る。528は、サーミスタ527の抵抗値を電圧値に変
換するための抵抗である。
【0050】定着ローラ表面温度が上昇することで、C
PU520のA/Dコンバータ入力電圧は低下する。
PU520のA/Dコンバータ入力電圧は低下する。
【0051】さらに、図27を用いて、定着不能検出ル
ーチンと、定着不能記憶保持ルーチンについて説明す
る。
ーチンと、定着不能記憶保持ルーチンについて説明す
る。
【0052】まず、ステップS501において、A/D
コンバータ入力からサーミスタ電圧を入力して、CPU
520内部のAレジスタに変換後のデータを記憶する。
コンバータ入力からサーミスタ電圧を入力して、CPU
520内部のAレジスタに変換後のデータを記憶する。
【0053】ステップS502において、ハロゲンヒー
タの通電を開始する。
タの通電を開始する。
【0054】ステップS503において、定着ローラ表
面温度上昇の待ち時間を決定するためのタイマをセット
する。
面温度上昇の待ち時間を決定するためのタイマをセット
する。
【0055】ステップS504とステップS505にお
いて、設定された待ち時間だけ、待機する。
いて、設定された待ち時間だけ、待機する。
【0056】ステップS506において、再度、A/D
コンバータ入力からサーミスタ電圧を入力する。
コンバータ入力からサーミスタ電圧を入力する。
【0057】ステップS507において、サーミスタ電
圧を比較する。比較した結果、ステップS506での測
定結果がAレジスタの値を下回った場合、正常であると
判断して、ステップS508でハロゲンヒータの通電を
停止して、定着不能検出ルーチンを終了する。
圧を比較する。比較した結果、ステップS506での測
定結果がAレジスタの値を下回った場合、正常であると
判断して、ステップS508でハロゲンヒータの通電を
停止して、定着不能検出ルーチンを終了する。
【0058】ステップS506での測定結果がAレジス
タの値を下回らない場合、異常であると判断して、ステ
ップS509に移行する。
タの値を下回らない場合、異常であると判断して、ステ
ップS509に移行する。
【0059】ステップS509において、CPU520
はポート1出力をHIGHとし、コンデンサ521に充
電を開始して、ステップS508に移行する。
はポート1出力をHIGHとし、コンデンサ521に充
電を開始して、ステップS508に移行する。
【0060】図27に示した定着不能検出ルーチンは、
装置本体の電源投入直後に実行すればよい。装置がスタ
ンバイ状態においては、定着ローラ表面温度を一定に保
つために、断続的にハロゲンヒータに通電するので、そ
の都度、サーミスタ電圧の変化をモニタすれば、定着不
能状態が検出できる。
装置本体の電源投入直後に実行すればよい。装置がスタ
ンバイ状態においては、定着ローラ表面温度を一定に保
つために、断続的にハロゲンヒータに通電するので、そ
の都度、サーミスタ電圧の変化をモニタすれば、定着不
能状態が検出できる。
【0061】以上説明したように、CPU520は、定
着不能であると検出した後、コンデンサに充電すること
で、装置本体の電源を遮断したとしても、一定時間以
上、故障状態であることを記憶保持することができる。
コンデンサに電荷が残っている限り、装置本体の電源を
再投入したとしても、故障状態が継続して、プリント動
作は不能となる。
着不能であると検出した後、コンデンサに充電すること
で、装置本体の電源を遮断したとしても、一定時間以
上、故障状態であることを記憶保持することができる。
コンデンサに電荷が残っている限り、装置本体の電源を
再投入したとしても、故障状態が継続して、プリント動
作は不能となる。
【0062】
【発明が解決しようとする課題】課題1 しかしながら、上記の従来技術1では、トライアックが
片方向のショート故障(反対方向はオープン故障)にな
った場合、異常状態(CPUが定着ヒータに対して通電
指示を出力していないにも拘わらず、通電状態が一定時
間以上継続する状態)であることを検知するまでの所要
時間が、双方向のショート故障の場合と比較して、長く
なるという問題があった。
片方向のショート故障(反対方向はオープン故障)にな
った場合、異常状態(CPUが定着ヒータに対して通電
指示を出力していないにも拘わらず、通電状態が一定時
間以上継続する状態)であることを検知するまでの所要
時間が、双方向のショート故障の場合と比較して、長く
なるという問題があった。
【0063】これは、ウィンドゥコンパレータ124,
125のいずれか片方しか電流検出ができないため、ト
ランジスタ127のOFFデューティが小さく、コンデ
ンサ128の充電が進行しないためである。
125のいずれか片方しか電流検出ができないため、ト
ランジスタ127のOFFデューティが小さく、コンデ
ンサ128の充電が進行しないためである。
【0064】また、トライアックのゲート端子での制御
は可能であっても、片方向のみ通電可能となる場合に
は、ヒータの電力が等価的に低下して、所望の時間内に
定着可能状態とならないにも拘わらず、異常状態である
と検知できないという問題もあった。
は可能であっても、片方向のみ通電可能となる場合に
は、ヒータの電力が等価的に低下して、所望の時間内に
定着可能状態とならないにも拘わらず、異常状態である
と検知できないという問題もあった。
【0065】よって本発明の目的は、定着用の加熱手段
に半波通電波形が加わった場合にも、直ちに異常検出が
行えるよう構成した画像形成装置を提供することにあ
る。
に半波通電波形が加わった場合にも、直ちに異常検出が
行えるよう構成した画像形成装置を提供することにあ
る。
【0066】課題2 また上記の従来技術2は、CPUがハロゲンヒータを通
電可能とするように制御しているにも拘わらず、カレン
トトランスによって通電電流が検出されないという異常
状態を、CPUは直接的に知ることができなかった。
電可能とするように制御しているにも拘わらず、カレン
トトランスによって通電電流が検出されないという異常
状態を、CPUは直接的に知ることができなかった。
【0067】つまり、CPUが、トライアック点弧信号
を有効とし、かつ、リレー遮断信号を無効にしている時
に、サーミスタ電圧をモニタして温度上昇しないことに
よって、ハロゲンヒータに通電がなされていない可能性
があることを間接的に認識するにすぎない。
を有効とし、かつ、リレー遮断信号を無効にしている時
に、サーミスタ電圧をモニタして温度上昇しないことに
よって、ハロゲンヒータに通電がなされていない可能性
があることを間接的に認識するにすぎない。
【0068】このため、異常状態の認識が遅延し、迅速
なエラー処理が実行できないという不具合が発生する可
能性があった。また、給紙時点では適正温度であったに
も拘わらず定着時に温度低下しているために、定着が不
十分なプリント用紙が排紙されるという不具合が発生す
る可能性もあった。
なエラー処理が実行できないという不具合が発生する可
能性があった。また、給紙時点では適正温度であったに
も拘わらず定着時に温度低下しているために、定着が不
十分なプリント用紙が排紙されるという不具合が発生す
る可能性もあった。
【0069】また、こういった従来の不具合を解消する
ために、CPUに対して、カレントトランスでの通電検
出結果を報告する信号線を追加することが考えられる
が、安全回路とCPUボードが異なるユニットである場
合には、ハーネス数の増加となり、装置のコストアップ
が生じるという問題がある。
ために、CPUに対して、カレントトランスでの通電検
出結果を報告する信号線を追加することが考えられる
が、安全回路とCPUボードが異なるユニットである場
合には、ハーネス数の増加となり、装置のコストアップ
が生じるという問題がある。
【0070】よって本発明の目的は、ハーネスの数を増
加させることなく、異常状態を直接的に検知し得る画像
形成装置を提供することにある。
加させることなく、異常状態を直接的に検知し得る画像
形成装置を提供することにある。
【0071】課題3 上記の従来技術3では、定着ローラ表面の初期温度を把
握したとしても、定着ローラ表面の温度上昇勾配は把握
できないといった問題があった。
握したとしても、定着ローラ表面の温度上昇勾配は把握
できないといった問題があった。
【0072】このため、従来では、ハロゲンヒータの定
格電力値が大きめにばらつき、装置への入力電圧値も高
めにばらついた場合を想定して、待機時間を短めに設定
していた。
格電力値が大きめにばらつき、装置への入力電圧値も高
めにばらついた場合を想定して、待機時間を短めに設定
していた。
【0073】これとは逆に、ハロゲンヒータの定格電力
値が小さめにばらつき、装置への入力電圧値も低めにば
らついた場合には、温度上昇勾配が小さくなることで、
正常であるにも拘わらず、一定時間内に所望の温度に達
していないため、異常状態であると判断されるという問
題があった。
値が小さめにばらつき、装置への入力電圧値も低めにば
らついた場合には、温度上昇勾配が小さくなることで、
正常であるにも拘わらず、一定時間内に所望の温度に達
していないため、異常状態であると判断されるという問
題があった。
【0074】よって本発明の目的は、CPUなどの制御
手段が、加熱手段(ヒータ)の消費電力を求めることが
できるよう構成した画像形成装置を提供することにあ
る。
手段が、加熱手段(ヒータ)の消費電力を求めることが
できるよう構成した画像形成装置を提供することにあ
る。
【0075】課題4 上記の従来技術4では、装置本体に電源が供給された状
態で、定着装置を交換した場合、定着不能と判断される
ことで、装置本体の電源を遮断したとしても、一定時間
以上、プリント動作できなくなるといった問題があっ
た。
態で、定着装置を交換した場合、定着不能と判断される
ことで、装置本体の電源を遮断したとしても、一定時間
以上、プリント動作できなくなるといった問題があっ
た。
【0076】よって本発明の目的は、上記のような問題
点を解決し、装置本体に電源が供給された状態で、定着
装置を交換した場合には、ハロゲンヒータの断線に代表
される、他の定着不能状態と分別して、少なくとも、装
置本体の電源の遮断後には、故障状態であることを記憶
保持しない画像形成装置を提供することにある。
点を解決し、装置本体に電源が供給された状態で、定着
装置を交換した場合には、ハロゲンヒータの断線に代表
される、他の定着不能状態と分別して、少なくとも、装
置本体の電源の遮断後には、故障状態であることを記憶
保持しない画像形成装置を提供することにある。
【0077】課題5 先に説明した従来技術1では、安全回路が動作して、装
置からの発煙、発火が未然に防止されたとしても、定着
装置の劣化は防止できなかった。なぜならば、定着ロー
ラ表面温度のリップル、オーバシュートによって、安全
回路が誤動作しないようにするため、過熱状態であると
判断する温度を、一般に、非常に高い温度に設定するた
めである。
置からの発煙、発火が未然に防止されたとしても、定着
装置の劣化は防止できなかった。なぜならば、定着ロー
ラ表面温度のリップル、オーバシュートによって、安全
回路が誤動作しないようにするため、過熱状態であると
判断する温度を、一般に、非常に高い温度に設定するた
めである。
【0078】このため、劣化した定着装置を使用し続け
る可能性があり、プリント品質の低下、さらには発煙、
発火しやすくなるなどの問題があった。
る可能性があり、プリント品質の低下、さらには発煙、
発火しやすくなるなどの問題があった。
【0079】こういった問題を解決するため、装置本体
に所有する不揮発性メモリに、安全回路が動作した履歴
を記憶することが考えられるが、ユーザが容易に、定着
装置を装置本体から着脱可能な構造となっている場合に
は、装置本体に記憶されている履歴と定着装置が一致し
ない可能性があり、問題の解決にはならない。
に所有する不揮発性メモリに、安全回路が動作した履歴
を記憶することが考えられるが、ユーザが容易に、定着
装置を装置本体から着脱可能な構造となっている場合に
は、装置本体に記憶されている履歴と定着装置が一致し
ない可能性があり、問題の解決にはならない。
【0080】よって本発明の目的は、装置本体との組合
せによらず、定着装置の劣化把握することができる画像
形成装置を提供することにある。
せによらず、定着装置の劣化把握することができる画像
形成装置を提供することにある。
【0081】
【課題を解決するための手段】手段1 本発明は、記録媒体を被記録材上に熱定着させる加熱手
段を備えた画像形成装置において、前記加熱手段への通
電波形が半波通電波形であることを検出する検出手段
と、前記検出手段により前記半波通電波形が検出された
場合には、タイマを作動させることなく直ちに、異常状
態の発生を記憶保持させる保持手段とを具備したもので
ある。
段を備えた画像形成装置において、前記加熱手段への通
電波形が半波通電波形であることを検出する検出手段
と、前記検出手段により前記半波通電波形が検出された
場合には、タイマを作動させることなく直ちに、異常状
態の発生を記憶保持させる保持手段とを具備したもので
ある。
【0082】手段2 本発明は、記録媒体を被記録材上に熱定着させる加熱手
段を備えた画像形成装置において、前記加熱手段の温度
を検出する温度検出手段と、前記温度検出結果に基づい
て前記加熱手段への通電指示の有無を制御する制御手段
と、前記加熱手段への通電電流を検出する電流検出手段
と、前記加熱手段への通電を停止する通電遮断手段と、
前記加熱手段への通電指示が有効であって、かつ、前記
通電遮断手段への作動指示が無効であるにも拘わらず通
電電流が検出されないことを判定する判定手段と、前記
判定手段により通電電流が検出されないと判定された場
合に、前記制御手段に対して、異常状態が生じたことを
知らせる報知手段とを具備し、前記報知手段のための信
号線を、他の制御線と兼用させるものである。
段を備えた画像形成装置において、前記加熱手段の温度
を検出する温度検出手段と、前記温度検出結果に基づい
て前記加熱手段への通電指示の有無を制御する制御手段
と、前記加熱手段への通電電流を検出する電流検出手段
と、前記加熱手段への通電を停止する通電遮断手段と、
前記加熱手段への通電指示が有効であって、かつ、前記
通電遮断手段への作動指示が無効であるにも拘わらず通
電電流が検出されないことを判定する判定手段と、前記
判定手段により通電電流が検出されないと判定された場
合に、前記制御手段に対して、異常状態が生じたことを
知らせる報知手段とを具備し、前記報知手段のための信
号線を、他の制御線と兼用させるものである。
【0083】手段3 本発明は、記録媒体を被記録材上に熱定着させる加熱手
段を備えた画像形成装置において、前記加熱手段の温度
を検出する温度検出手段と、前記温度検出結果に基づい
て前記加熱手段への通電指示の有無を制御する制御手段
と、前記加熱手段への通電電流波形を検出する電流検出
手段と、前記通電電流波形に対して所定の波形整形処理
を施し、前記加熱手段の消費電力値を求めるための情報
を前記制御手段に知らせる報知手段とを具備したもので
ある。
段を備えた画像形成装置において、前記加熱手段の温度
を検出する温度検出手段と、前記温度検出結果に基づい
て前記加熱手段への通電指示の有無を制御する制御手段
と、前記加熱手段への通電電流波形を検出する電流検出
手段と、前記通電電流波形に対して所定の波形整形処理
を施し、前記加熱手段の消費電力値を求めるための情報
を前記制御手段に知らせる報知手段とを具備したもので
ある。
【0084】手段4 被記録材上に画像を熱定着させる定着手段を、着脱可能
な形態として備えた画像形成装置において、定着不能状
態となった場合には、当該装置本体の電源遮断後も、一
定時間以上にわたって故障状態であることを保持する保
持手段と、当該装置本体に電源を供給した状態において
前記定着手段を装置本体から離脱交換したことを、前記
定着不能状態と分別して検出する検出手段と、前記検出
手段により前記定着装置が交換されたと検出された場
合、装置本体の電源が遮断された後であっても、前記保
持手段に故障状態であることを保持させない禁止手段と
を具備したものである。
な形態として備えた画像形成装置において、定着不能状
態となった場合には、当該装置本体の電源遮断後も、一
定時間以上にわたって故障状態であることを保持する保
持手段と、当該装置本体に電源を供給した状態において
前記定着手段を装置本体から離脱交換したことを、前記
定着不能状態と分別して検出する検出手段と、前記検出
手段により前記定着装置が交換されたと検出された場
合、装置本体の電源が遮断された後であっても、前記保
持手段に故障状態であることを保持させない禁止手段と
を具備したものである。
【0085】手段5 本発明は、被記録材上に画像を熱定着させる定着手段
を、着脱可能な形態として備えた画像形成装置におい
て、前記定着手段に異常が生じたことを記憶する記憶手
段と、前記定着装置に対する前記記憶手段の内容を永久
的に記憶保持させる履歴保持手段と、前記永久的記憶保
持の内容を、任意の時点で読み出す読み出し手段とを具
備したものである。
を、着脱可能な形態として備えた画像形成装置におい
て、前記定着手段に異常が生じたことを記憶する記憶手
段と、前記定着装置に対する前記記憶手段の内容を永久
的に記憶保持させる履歴保持手段と、前記永久的記憶保
持の内容を、任意の時点で読み出す読み出し手段とを具
備したものである。
【0086】
【作用】作用1 本発明(手段1)では、加熱手段(ヒータ)への通電波
形が半波通電波形であることを判断した場合には、一定
時間以上、待機するのではなく、即座に異常状態の発生
を記憶保持させるものである。
形が半波通電波形であることを判断した場合には、一定
時間以上、待機するのではなく、即座に異常状態の発生
を記憶保持させるものである。
【0087】より具体的に述べると、ヒータへ半波通電
されている場合に、即座に異常状態の発生を記憶保持す
る構成とすることにより、トライアックの片方向のショ
ート故障(反対方向はオープン故障)が検知されるまで
の所要時間を短くすることができる。また、トライアッ
クの片方向のみ通電制御可能となる故障についても、検
知可能とすることができる。
されている場合に、即座に異常状態の発生を記憶保持す
る構成とすることにより、トライアックの片方向のショ
ート故障(反対方向はオープン故障)が検知されるまで
の所要時間を短くすることができる。また、トライアッ
クの片方向のみ通電制御可能となる故障についても、検
知可能とすることができる。
【0088】作用2 本発明(手段2)においては、加熱手段への通電指示
(トライアックの点弧信号)が有効であって、かつ通電
遮断手段への作動指示(リレー遮断信号)が無効である
にも拘わらず、電流検出手段(カレントトランス)によ
る電流検出がなされないことを判断した場合に、温度管
理を司る制御手段(CPU)に対して、異常状態である
と報告する。そして、この報告のための信号線を他の制
御線と兼用させる。
(トライアックの点弧信号)が有効であって、かつ通電
遮断手段への作動指示(リレー遮断信号)が無効である
にも拘わらず、電流検出手段(カレントトランス)によ
る電流検出がなされないことを判断した場合に、温度管
理を司る制御手段(CPU)に対して、異常状態である
と報告する。そして、この報告のための信号線を他の制
御線と兼用させる。
【0089】すなわち本発明では、トライアックの点弧
信号が有効であって、かつ、リレー遮断信号が無効であ
るにも拘わらず、カレントトランスによる電流検出がな
されないことを判断した後、CPUに対して異常状態で
あると報告する構成としたので、CPUは、異常状態の
発生を、直接、知ることができる。
信号が有効であって、かつ、リレー遮断信号が無効であ
るにも拘わらず、カレントトランスによる電流検出がな
されないことを判断した後、CPUに対して異常状態で
あると報告する構成としたので、CPUは、異常状態の
発生を、直接、知ることができる。
【0090】作用3 本発明(手段3)においては、電流検出手段(カレント
トランス)で検出したヒータ通電波形を加工し、この情
報を制御手段(CPU)に報告する構成としたので、C
PUはヒータの消費電力値を求めることができる。カレ
ントトランスで検出したヒータ通電波形を加工する理由
は、ヒータ通電波形が、その時点での、ハロゲンヒータ
の消費電力(発熱量)に相当するためである。
トランス)で検出したヒータ通電波形を加工し、この情
報を制御手段(CPU)に報告する構成としたので、C
PUはヒータの消費電力値を求めることができる。カレ
ントトランスで検出したヒータ通電波形を加工する理由
は、ヒータ通電波形が、その時点での、ハロゲンヒータ
の消費電力(発熱量)に相当するためである。
【0091】作用4 本発明(手段4)では、装置本体に電源を供給した状態
で、定着手段を装置本体から交換したことを、定着不能
状態と分別して検出し、少なくとも装置本体の電源遮断
後には、保持手段に故障状態であると記憶保持させない
構成としたので、装置本体の電源再投入後、故障状態と
ならず、すぐさまプリント動作が再開できる。
で、定着手段を装置本体から交換したことを、定着不能
状態と分別して検出し、少なくとも装置本体の電源遮断
後には、保持手段に故障状態であると記憶保持させない
構成としたので、装置本体の電源再投入後、故障状態と
ならず、すぐさまプリント動作が再開できる。
【0092】作用5 本発明(手段5)では、装置本体から着脱可能な定着手
段中に、安全回路が動作した履歴を永久記憶する構成と
したので、装置本体との組合せによらず、定着手段の劣
化を把握することができる。
段中に、安全回路が動作した履歴を永久記憶する構成と
したので、装置本体との組合せによらず、定着手段の劣
化を把握することができる。
【0093】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0094】実施例1 図1は、本発明の第1の実施例を示す。本実施例では、
カレントトランスの二次巻線電圧を積分して、積分後の
直流電圧によって、半波通電であるか否かを判断する。
カレントトランスの二次巻線電圧を積分して、積分後の
直流電圧によって、半波通電であるか否かを判断する。
【0095】なお、従来例を説明した図24と同一の部
品は、図1において同一の番号を付けて、説明を省略す
る。
品は、図1において同一の番号を付けて、説明を省略す
る。
【0096】図1において11は反転増幅回路であり、
カレントトランスの二次巻線電圧を反転増幅するための
ものである。
カレントトランスの二次巻線電圧を反転増幅するための
ものである。
【0097】12は積分回路であり、反転増幅回路11
の出力電圧を積分する。
の出力電圧を積分する。
【0098】13はオープンコレクタ出力のコンパレー
タであり、積分回路12の出力電圧が反転入力電圧を越
えた場合に、出力に接続したプルアップ抵抗14によっ
て、コンパレータ13の出力はHIGHとなる。
タであり、積分回路12の出力電圧が反転入力電圧を越
えた場合に、出力に接続したプルアップ抵抗14によっ
て、コンパレータ13の出力はHIGHとなる。
【0099】逆に、積分回路12の出力電圧がコンパレ
ータ13の反転入力電圧を下回る場合には、出力端子か
ら電流吸い込みとなり、プルアップ抵抗14によって、
コンパレータ13の出力はLOWとなる。
ータ13の反転入力電圧を下回る場合には、出力端子か
ら電流吸い込みとなり、プルアップ抵抗14によって、
コンパレータ13の出力はLOWとなる。
【0100】15はトランジスタであり、コンパレータ
13の出力がHIGHの時にONして、コンパレータ1
3の出力がLOWの時にOFFする。
13の出力がHIGHの時にONして、コンパレータ1
3の出力がLOWの時にOFFする。
【0101】トランジスタ15がONすると、図示しな
いフリップフロップ109がセットされて、リレーは遮
断される。
いフリップフロップ109がセットされて、リレーは遮
断される。
【0102】次に、図1の各部の電圧波形を示した図2
を用いて、半波通電と全波通電の分別方法を説明する。
を用いて、半波通電と全波通電の分別方法を説明する。
【0103】信号S11は、全波通電時のカレントトラ
ンスの二次巻線電圧であり、正負に均等に振れる。
ンスの二次巻線電圧であり、正負に均等に振れる。
【0104】それに対して、信号S11′は、半波通電
時のカレントトランスの二次巻線電圧であり、片側(こ
の場合、正電圧)のみ振れる。負電圧が多少出ているの
は、カレントトランスのインダクタンスの影響である。
時のカレントトランスの二次巻線電圧であり、片側(こ
の場合、正電圧)のみ振れる。負電圧が多少出ているの
は、カレントトランスのインダクタンスの影響である。
【0105】信号S11を積分した信号S12は、振幅
が小さくなる。これは、信号S11が正負に均等に振れ
ていて、直流分を持たないためである。
が小さくなる。これは、信号S11が正負に均等に振れ
ていて、直流分を持たないためである。
【0106】信号S11′を積分した信号S12′は、
信号S11′の平滑波形(直流電圧波形)となる。電圧
値は、ほぼ、信号S11′の波高値となる。
信号S11′の平滑波形(直流電圧波形)となる。電圧
値は、ほぼ、信号S11′の波高値となる。
【0107】コンパレータ13の反転入力電圧(基準電
圧)を、信号S12の振幅より大きく、信号S12′の
ピーク値より小さく設定すれば、半波通電と全波通電の
分別が可能となる。
圧)を、信号S12の振幅より大きく、信号S12′の
ピーク値より小さく設定すれば、半波通電と全波通電の
分別が可能となる。
【0108】つまり、半波通電の場合は、コンパレータ
13の非反転入力電圧が反転入力電圧を越えるため、コ
ンパレータ13の出力はHIGHとなり、トランジスタ
15はONする。これによって、フリップフロップ10
9がセットされて、リレーは遮断される。
13の非反転入力電圧が反転入力電圧を越えるため、コ
ンパレータ13の出力はHIGHとなり、トランジスタ
15はONする。これによって、フリップフロップ10
9がセットされて、リレーは遮断される。
【0109】また、全波通電の場合は、コンパレータ1
3の非反転入力電圧が反転入力電圧を下回るため、コン
パレータ13の出力はLOWとなり、トランジスタ15
はOFFする。これによって、フリップフロップ109
はセットされない。
3の非反転入力電圧が反転入力電圧を下回るため、コン
パレータ13の出力はLOWとなり、トランジスタ15
はOFFする。これによって、フリップフロップ109
はセットされない。
【0110】以上、説明したように、トライアックが半
波通電状態になった場合、これを速やかに検知して、異
常状態であると記憶保持した後、リレーを遮断すること
ができる。
波通電状態になった場合、これを速やかに検知して、異
常状態であると記憶保持した後、リレーを遮断すること
ができる。
【0111】実施例2 図3は、本発明の第2の実施例を示す。本実施例では、
ウィンドゥコンパレータを構成している二つのコンパレ
ータの各々のオンデューティを比較することで、半波通
電であるかを判断する。
ウィンドゥコンパレータを構成している二つのコンパレ
ータの各々のオンデューティを比較することで、半波通
電であるかを判断する。
【0112】なお、従来例を説明した図24と同一の部
品は、図3において同一の番号を付けて、説明を省略す
る。
品は、図3において同一の番号を付けて、説明を省略す
る。
【0113】21はプルアップ抵抗であり、コンパレー
タ124の出力のLOWレベルを保証するためのもので
ある。
タ124の出力のLOWレベルを保証するためのもので
ある。
【0114】22もプルアップ抵抗であり、コンパレー
タ125の出力のLOWレベルを保証するためのもので
ある。
タ125の出力のLOWレベルを保証するためのもので
ある。
【0115】23は負論理表記したANDゲートであ
り、コンパレータ124,125の出力のいずれかがL
OWとなる場合に、ANDゲート23の出力がLOWと
なる。
り、コンパレータ124,125の出力のいずれかがL
OWとなる場合に、ANDゲート23の出力がLOWと
なる。
【0116】つまり、カレントトランスによってヒータ
通電電流が検出された場合に、ANDゲート23の出力
がLOWとなる。トランジスタ127以降の回路の動作
は従来例と同一となる。
通電電流が検出された場合に、ANDゲート23の出力
がLOWとなる。トランジスタ127以降の回路の動作
は従来例と同一となる。
【0117】24はNORゲートであり、二入力ともL
OWである場合に、出力はHIGHとなる。NORゲー
ト24の入力の片側にクロックCLKを入力しているの
は、カレントトランスによってヒータ通電電流が検出さ
れている時間を、カウンタで計時するためである。
OWである場合に、出力はHIGHとなる。NORゲー
ト24の入力の片側にクロックCLKを入力しているの
は、カレントトランスによってヒータ通電電流が検出さ
れている時間を、カウンタで計時するためである。
【0118】25は4ビットのカウンタであり、NOR
ゲート24の出力をカウントアップする。
ゲート24の出力をカウントアップする。
【0119】26は4ビットのデジタルコンパレータで
あり、A入力4ビットとB入力4ビットを比較して、そ
の大小関係を出力する。
あり、A入力4ビットとB入力4ビットを比較して、そ
の大小関係を出力する。
【0120】カウンタ25のカウント値が等しい場合に
は、(A=B)出力がHIGHとなり、その他の出力
(A>B,A<B)はLOWとなる。
は、(A=B)出力がHIGHとなり、その他の出力
(A>B,A<B)はLOWとなる。
【0121】カウンタ25のカウント値が異なる場合に
は、(A>B)出力と(A<B)出力のいずれかがHI
GHとなり、(A=B)出力はLOWとなる。
は、(A>B)出力と(A<B)出力のいずれかがHI
GHとなり、(A=B)出力はLOWとなる。
【0122】27はORゲートであり、カウンタ25の
カウント値が異なる場合に、ORゲート27の出力はH
IGHとなる。
カウント値が異なる場合に、ORゲート27の出力はH
IGHとなる。
【0123】28はトランジスタであり、ORゲート2
7の出力がHIGHの時にONし、ORゲート27の出
力がLOWの時にOFFする。
7の出力がHIGHの時にONし、ORゲート27の出
力がLOWの時にOFFする。
【0124】トランジスタ28がONすると、図示しな
いフリップフロップ109がセットされて、リレーは遮
断される。
いフリップフロップ109がセットされて、リレーは遮
断される。
【0125】29はNOTゲートであり、カウンタ25
のカウント値が等しい場合に、カウンタ25をクリアす
るためのものである。
のカウント値が等しい場合に、カウンタ25をクリアす
るためのものである。
【0126】次に、図3の各部の電圧波形を示した図4
を用いて、半波通電と全波通電の分別方法を説明する。
を用いて、半波通電と全波通電の分別方法を説明する。
【0127】信号S21は、半波通電時のカレントトラ
ンスの二次巻線電圧であり、片側(この場合、正電圧)
のみ振れる。
ンスの二次巻線電圧であり、片側(この場合、正電圧)
のみ振れる。
【0128】信号S22は、コンパレータ124の出力
電圧であり、信号S21が正方向に振れているため、オ
ン(LOW)デューティ(オンとオフの比)は大きくな
る。
電圧であり、信号S21が正方向に振れているため、オ
ン(LOW)デューティ(オンとオフの比)は大きくな
る。
【0129】信号S23は、コンパレータ125の出力
電圧であり、信号S21が負方向にほとんど振れていな
いため、オンデューティは小さくなる。
電圧であり、信号S21が負方向にほとんど振れていな
いため、オンデューティは小さくなる。
【0130】信号S24は、信号S22をクロック信号
CLKで同期化した信号であり、信号S22のオンデュ
ーティに比例して、パルス数は多くなっている。
CLKで同期化した信号であり、信号S22のオンデュ
ーティに比例して、パルス数は多くなっている。
【0131】信号S25は、信号S23をクロック信号
CLKで同期化した信号であり、信号S23のオンデュ
ーティが小さいため、パルス数は少なくなっている。
CLKで同期化した信号であり、信号S23のオンデュ
ーティが小さいため、パルス数は少なくなっている。
【0132】信号S24と信号S25のパルス数を比較
すれば、半波通電と全波通電の分別が可能となる。
すれば、半波通電と全波通電の分別が可能となる。
【0133】つまり、半波通電の場合は、信号S24と
信号S25のパルス数が不一致となり、トランジスタ2
8はONする。これによって、フリップフロップ109
がセットされて、リレーは遮断される。
信号S25のパルス数が不一致となり、トランジスタ2
8はONする。これによって、フリップフロップ109
がセットされて、リレーは遮断される。
【0134】また、全波通電の場合は、信号S24と信
号S25のパルス数が一致して、トランジスタ28はO
FFする。これによって、フリップフロップ109はセ
ットされない。
号S25のパルス数が一致して、トランジスタ28はO
FFする。これによって、フリップフロップ109はセ
ットされない。
【0135】実施例3 図5は、本発明の第3の実施例を示す。本実施例では、
ウィンドゥコンパレータを構成している二つのコンパレ
ータが交互にオンすることを確認することで、半波通電
であるかを判断する。
ウィンドゥコンパレータを構成している二つのコンパレ
ータが交互にオンすることを確認することで、半波通電
であるかを判断する。
【0136】なお、従来例を説明した図24、第2の実
施例を説明した図3と同一の部品は、図5において同一
の番号を付けて、説明を省略する。
施例を説明した図3と同一の部品は、図5において同一
の番号を付けて、説明を省略する。
【0137】本実施例において、半波通電状態では、ウ
ィンドゥコンパレータの片側しかオンしないように、抵
抗120,121,122,123の比を調整する。
ィンドゥコンパレータの片側しかオンしないように、抵
抗120,121,122,123の比を調整する。
【0138】31はシーケンサであり、本実施例のシー
ケンス制御を司る。シーケンサ31の動作説明は後述す
る。
ケンス制御を司る。シーケンサ31の動作説明は後述す
る。
【0139】32は、シーケンサ31をリセットするた
めの、コンデンサと抵抗である。電源投入時には、シー
ケンサ31の*RST入力はLOWとなり、コンデンサ
と抵抗によって決定される時間だけ経過した後、*RS
T入力はHIGHとなる。
めの、コンデンサと抵抗である。電源投入時には、シー
ケンサ31の*RST入力はLOWとなり、コンデンサ
と抵抗によって決定される時間だけ経過した後、*RS
T入力はHIGHとなる。
【0140】33はトランジスタであり、シーケンサ3
1のOUT出力がHIGHの時、トランジスタ33はO
Nして、OUT出力がLOWの時、トランジスタ33は
OFFする。
1のOUT出力がHIGHの時、トランジスタ33はO
Nして、OUT出力がLOWの時、トランジスタ33は
OFFする。
【0141】トランジスタ33がONすると、異常状態
記憶保持フリップフロップ109は異常状態であるとセ
ットされる。
記憶保持フリップフロップ109は異常状態であるとセ
ットされる。
【0142】次に、図6に示したシーケンサ31の状態
遷移図を用いて、シーケンサ31の動作説明をする。
遷移図を用いて、シーケンサ31の動作説明をする。
【0143】まず、負論理リセット入力(*RST)を
LOWとすることで、シーケンサはリセットされ、*R
STがHIGHとなった時点で、ステート1に遷移す
る。
LOWとすることで、シーケンサはリセットされ、*R
STがHIGHとなった時点で、ステート1に遷移す
る。
【0144】ステート1で、OUT出力をLOWとす
る。
る。
【0145】また、ステート1では、IN1入力とIN
2入力のいずれかがLOWとなる(カレントトランスで
ヒータ通電電流が検出される)状態を待機する。
2入力のいずれかがLOWとなる(カレントトランスで
ヒータ通電電流が検出される)状態を待機する。
【0146】カレントトランスでのヒータ通電電流が検
出されることで、ステート2に移行する。図6では、I
N1入力がLOWとなる(図5中、コンパレータ124
がオンする、つまり、トライアックが正方向のみ通電す
る)状態を示した。
出されることで、ステート2に移行する。図6では、I
N1入力がLOWとなる(図5中、コンパレータ124
がオンする、つまり、トライアックが正方向のみ通電す
る)状態を示した。
【0147】ステート2で、IN1入力がHIGHとな
る(コンパレータ124がオフする)状態を待機して、
IN1入力がHIGHとなった時点で、ステート3に移
行する。
る(コンパレータ124がオフする)状態を待機して、
IN1入力がHIGHとなった時点で、ステート3に移
行する。
【0148】ステート3で、IN1入力とIN2入力の
いずれかがLOWとなる状態を待機する。
いずれかがLOWとなる状態を待機する。
【0149】正常(全波通電)状態では、IN1入力が
続けてLOWにはならない。
続けてLOWにはならない。
【0150】半波通電状態では、コンパレータ125は
オンできないため、IN1入力が続けてLOWとなる。
オンできないため、IN1入力が続けてLOWとなる。
【0151】IN1入力が続けてLOWとなった場合に
は、ステート5に移行して、OUT出力をHIGHとす
る。この後、ステート5からは、他のステートには移行
できない。
は、ステート5に移行して、OUT出力をHIGHとす
る。この後、ステート5からは、他のステートには移行
できない。
【0152】IN2入力がLOWとなった場合には、正
常状態であると判断し、ステート4に移行して、IN2
入力がHIGHとなる状態を待機する。
常状態であると判断し、ステート4に移行して、IN2
入力がHIGHとなる状態を待機する。
【0153】IN2入力がHIGHとなると、ステート
1に戻り、再度、待機状態となる。
1に戻り、再度、待機状態となる。
【0154】実施例4 図7は、本発明の第4の実施例を示す。本実施例では、
CPUがヒータに通電しようとしているにも関わらず、
カレントトランスによる電流検出がなされないことを判
断した後、フリップフロップに記憶保持する。CPUに
対する報告は、CPUボードからのトライアック点弧信
号を兼用する。
CPUがヒータに通電しようとしているにも関わらず、
カレントトランスによる電流検出がなされないことを判
断した後、フリップフロップに記憶保持する。CPUに
対する報告は、CPUボードからのトライアック点弧信
号を兼用する。
【0155】なお、従来例を説明した図24と同一の部
品は、図7において同一の番号を付けて、説明を省略す
る。
品は、図7において同一の番号を付けて、説明を省略す
る。
【0156】41はプルアップ抵抗であり、トランジス
タ117がOFFした時のコレクタ電位を確定するため
のものである。
タ117がOFFした時のコレクタ電位を確定するため
のものである。
【0157】42はフォトトライアックカプラ内蔵LE
Dを点灯させるための信号であり、CPU104からパ
ルス状のトライアック点弧信号が有効となると、トラン
ジスタ117がONして、信号42はLOWとなり、ト
ライアック点弧信号が無効となると、トランジスタ11
7がOFFして、信号42はHIGHとなる。
Dを点灯させるための信号であり、CPU104からパ
ルス状のトライアック点弧信号が有効となると、トラン
ジスタ117がONして、信号42はLOWとなり、ト
ライアック点弧信号が無効となると、トランジスタ11
7がOFFして、信号42はHIGHとなる。
【0158】43はリレー駆動信号であり、CPU10
4がリレーをONさせる時に、信号43はHIGHとな
り、リレーをOFFさせる時に、信号43はLOWとな
る。
4がリレーをONさせる時に、信号43はHIGHとな
り、リレーをOFFさせる時に、信号43はLOWとな
る。
【0159】44はカレントトランスによるヒータ通電
電流検出信号であり、ハロゲンヒータへ通電がなされる
と、ウィンドゥコンパレータを構成しているコンパレー
タ124,125がONして、信号44はLOWとな
り、ヒータへ通電がなされないと、信号44はHIGH
となる。
電流検出信号であり、ハロゲンヒータへ通電がなされる
と、ウィンドゥコンパレータを構成しているコンパレー
タ124,125がONして、信号44はLOWとな
り、ヒータへ通電がなされないと、信号44はHIGH
となる。
【0160】45はシーケンサであり、本実施例のシー
ケンス制御を司る。シーケンサ45の動作説明は後述す
る。
ケンス制御を司る。シーケンサ45の動作説明は後述す
る。
【0161】46は、シーケンサ45をリセットするた
めの、コンデンサと抵抗である。電源投入時には、シー
ケンサ45の*RST入力はLOWとなり、コンデンサ
と抵抗によって決定される時間だけ経過した後、*RS
T入力はHIGHとなる。
めの、コンデンサと抵抗である。電源投入時には、シー
ケンサ45の*RST入力はLOWとなり、コンデンサ
と抵抗によって決定される時間だけ経過した後、*RS
T入力はHIGHとなる。
【0162】47はトランジスタであり、シーケンサ4
5のOUT出力がHIGHの時、トランジスタ47はO
Nして、OUT出力がLOWの時、トランジスタ47は
OFFする。
5のOUT出力がHIGHの時、トランジスタ47はO
Nして、OUT出力がLOWの時、トランジスタ47は
OFFする。
【0163】トランジスタ47がONすると、異常状態
記憶保持フリップフロップ109は異常状態であるとセ
ットされる。
記憶保持フリップフロップ109は異常状態であるとセ
ットされる。
【0164】49はフリップフロップ109の状態を検
知するための信号であり、フリップフロップ109がセ
ットされると、トランジスタ48はONして、信号49
はLOWとなり、フリップフロップ109がセットされ
ていないと、トランジスタ48はOFFして、信号49
はHIGHとなる。信号49はCPU104のポート3
入力に接続される。
知するための信号であり、フリップフロップ109がセ
ットされると、トランジスタ48はONして、信号49
はLOWとなり、フリップフロップ109がセットされ
ていないと、トランジスタ48はOFFして、信号49
はHIGHとなる。信号49はCPU104のポート3
入力に接続される。
【0165】通常動作時には、フリップフロップ109
はセットされていないため、トランジスタ48はOFF
している。このとき、トランジスタ48の存在は他の回
路に影響を及ぼさないため、CPUから送出されたパル
ス状のトライアック点弧信号は有効となる。
はセットされていないため、トランジスタ48はOFF
している。このとき、トランジスタ48の存在は他の回
路に影響を及ぼさないため、CPUから送出されたパル
ス状のトライアック点弧信号は有効となる。
【0166】フリップフロップの状態を確認するために
は、まず、CPUはポート2出力をLOWとして、次
に、ポート3入力から信号49を入力すればよい。
は、まず、CPUはポート2出力をLOWとして、次
に、ポート3入力から信号49を入力すればよい。
【0167】正常状態でフリップフロップ109がセッ
トされていない場合には、トランジスタ48はOFF
し、トランジスタ111がOFFであることも合わせ
て、プルアップ抵抗112によって、信号49はHIG
Hとなる。この信号をポート3から入力することで、C
PUは安全回路が正常状態であると認知する。
トされていない場合には、トランジスタ48はOFF
し、トランジスタ111がOFFであることも合わせ
て、プルアップ抵抗112によって、信号49はHIG
Hとなる。この信号をポート3から入力することで、C
PUは安全回路が正常状態であると認知する。
【0168】異常状態が発生しフリップフロップがセッ
トされた場合には、トランジスタ48はONし、トラン
ジスタ111がOFFであるにも関わらず、信号49は
LOWとなる。この信号をポート3から入力すること
で、CPUは安全回路に異常状態が発生したことを認知
する。
トされた場合には、トランジスタ48はONし、トラン
ジスタ111がOFFであるにも関わらず、信号49は
LOWとなる。この信号をポート3から入力すること
で、CPUは安全回路に異常状態が発生したことを認知
する。
【0169】以上、ポート3の入力レベルをポーリング
する実施例を示したが、ポート3をLOWアクティブの
割込み入力に置換すれば、さらに迅速な異常状態認知が
可能となることは言うまでもない。
する実施例を示したが、ポート3をLOWアクティブの
割込み入力に置換すれば、さらに迅速な異常状態認知が
可能となることは言うまでもない。
【0170】次に、図8に示したシーケンサ45の状態
遷移図を用いて、シーケンサ45の動作説明をする。
遷移図を用いて、シーケンサ45の動作説明をする。
【0171】まず、負論理リセット入力(*RST)を
LOWとすることで、シーケンサはリセットされ、*R
STがHIGHとなった時点で、ステート1に遷移す
る。
LOWとすることで、シーケンサはリセットされ、*R
STがHIGHとなった時点で、ステート1に遷移す
る。
【0172】ステート1で、シーケンサの出力と内部状
態を初期設定する。つまり、OUT出力をLOW、内蔵
カウンタのイネーブル信号(*EN)をHIGHとす
る。
態を初期設定する。つまり、OUT出力をLOW、内蔵
カウンタのイネーブル信号(*EN)をHIGHとす
る。
【0173】また、ステート1では、*IN1入力がL
OW、かつ、IN2入力がHIGHとなる(CPUがト
ライアック点弧信号とリレー駆動信号を有効にする)状
態を待機する。
OW、かつ、IN2入力がHIGHとなる(CPUがト
ライアック点弧信号とリレー駆動信号を有効にする)状
態を待機する。
【0174】CPUがトライアック点弧信号とリレー駆
動信号を有効にすることで、ステート2に移行する。
動信号を有効にすることで、ステート2に移行する。
【0175】ステート2で、*ENをLOWとして、内
蔵カウンタのカウントアップを開始する。
蔵カウンタのカウントアップを開始する。
【0176】ステート3で、カウンタのリップルキャリ
出力(*RCO)を待機する。カウンタがオーバフロー
する(*RCOがLOWとなる)ことで、ステート4に
移行する。
出力(*RCO)を待機する。カウンタがオーバフロー
する(*RCOがLOWとなる)ことで、ステート4に
移行する。
【0177】トライアック点弧信号を有効にした後、多
少の時間遅れを伴なって、ヒータに通電が開始されるた
め、カウンタでの待ち時間を設定する。ゼロクロスコン
パレータ内蔵フォトトライアックカプラを使用する場
合、最悪、半周期分(50Hzでは10ms)の遅延を
考慮しなければならない。
少の時間遅れを伴なって、ヒータに通電が開始されるた
め、カウンタでの待ち時間を設定する。ゼロクロスコン
パレータ内蔵フォトトライアックカプラを使用する場
合、最悪、半周期分(50Hzでは10ms)の遅延を
考慮しなければならない。
【0178】CPUがトライアック点弧信号とリレー駆
動信号を有効にしている(*IN1入力がLOW、か
つ、IN2入力がHIGH)にも拘わらず、ヒータへの
通電がなされない(IN3入力がHIGH)状態は異常
であるため、ステート4で、IN3入力をチェックす
る。
動信号を有効にしている(*IN1入力がLOW、か
つ、IN2入力がHIGH)にも拘わらず、ヒータへの
通電がなされない(IN3入力がHIGH)状態は異常
であるため、ステート4で、IN3入力をチェックす
る。
【0179】IN3入力がHIGHの場合は、ステート
6に移行して、OUT出力をHIGHとする。この後、
ステート6からは、他のステートには移行できない。I
N3入力がLOWの場合は、ステート5に移行する。
6に移行して、OUT出力をHIGHとする。この後、
ステート6からは、他のステートには移行できない。I
N3入力がLOWの場合は、ステート5に移行する。
【0180】ステート5では、トライアック点弧信号と
リレー駆動信号が有効、かつ、ヒータに通電が継続する
限り待機する。
リレー駆動信号が有効、かつ、ヒータに通電が継続する
限り待機する。
【0181】ステート5からは、トライアック点弧信号
とリレー駆動信号が有効にも関わらず、ヒータ通電が終
了した場合、ステート6に移行する。
とリレー駆動信号が有効にも関わらず、ヒータ通電が終
了した場合、ステート6に移行する。
【0182】また、トライアック点弧信号とリレー駆動
信号のいずれかが無効になった場合には、ステート1に
戻り、再度、待機状態となる。
信号のいずれかが無効になった場合には、ステート1に
戻り、再度、待機状態となる。
【0183】実施例5 図9は、本発明の第5の実施例を示す。本実施例では、
CPUに対する報告は、CPUボードからのリレー制御
信号を兼用する。フリップフロップに記憶保持する条件
は、実施例4と同一である。
CPUに対する報告は、CPUボードからのリレー制御
信号を兼用する。フリップフロップに記憶保持する条件
は、実施例4と同一である。
【0184】なお従来例を説明した図24と同一の部
品、または、第4の実施例を説明した図7と同一の部品
は、図9において同一の番号を付けて、説明を省略す
る。
品、または、第4の実施例を説明した図7と同一の部品
は、図9において同一の番号を付けて、説明を省略す
る。
【0185】ただし、CPU104のポート1出力とト
ランジスタ141のベース間に接続される抵抗は、CP
Uボード上に移動した。
ランジスタ141のベース間に接続される抵抗は、CP
Uボード上に移動した。
【0186】51はトランジスタであり、フリップフロ
ップ109に異常状態の発生をセットされた場合にはO
Nする。
ップ109に異常状態の発生をセットされた場合にはO
Nする。
【0187】52はプルアップ抵抗であり、トランジス
タ51がONした時のLOWレベルを保証する。
タ51がONした時のLOWレベルを保証する。
【0188】53は信号線であり、CPU104のポー
ト3入力に接続され、トランジスタ51がONした場合
にはLOWとなる。
ト3入力に接続され、トランジスタ51がONした場合
にはLOWとなる。
【0189】通常動作時には、フリップフロップ109
はセットされていないため、トランジスタ51はOFF
している。このとき、トランジスタ51の存在は他の回
路に影響を及ぼさないため、CPUから送出されたリレ
ー制御信号は有効となる。
はセットされていないため、トランジスタ51はOFF
している。このとき、トランジスタ51の存在は他の回
路に影響を及ぼさないため、CPUから送出されたリレ
ー制御信号は有効となる。
【0190】フリップフロップの状態を確認するために
は、まず、CPUはポート1出力をHIGHとして、次
に、ポート3入力から信号53を入力すればよい。
は、まず、CPUはポート1出力をHIGHとして、次
に、ポート3入力から信号53を入力すればよい。
【0191】正常状態でフリップフロップ109がセッ
トされていない場合には、トランジスタ51はOFF
し、CPUのポート1がHIGHであることから、信号
53はHIGHとなる。この信号をポート3から入力す
ることで、CPUは安全回路が正常状態であると認知す
る。
トされていない場合には、トランジスタ51はOFF
し、CPUのポート1がHIGHであることから、信号
53はHIGHとなる。この信号をポート3から入力す
ることで、CPUは安全回路が正常状態であると認知す
る。
【0192】異常状態が発生しフリップフロップがセッ
トされた場合には、トランジスタ51はONするため、
CPUのポート1がHIGHであるにも関わらず、信号
53はLOWとなる。この信号をポート3から入力する
ことで、CPUは安全回路に異常状態が発生したことを
認知する。
トされた場合には、トランジスタ51はONするため、
CPUのポート1がHIGHであるにも関わらず、信号
53はLOWとなる。この信号をポート3から入力する
ことで、CPUは安全回路に異常状態が発生したことを
認知する。
【0193】実施例6 図10は、本発明の第6の実施例を示す。本実施例で
は、CPUに対する報告は、CPUボードからの温度検
出結果を意味する信号線を兼用する。フリップフロップ
に記憶保持する条件は、実施例4と同一である。
は、CPUに対する報告は、CPUボードからの温度検
出結果を意味する信号線を兼用する。フリップフロップ
に記憶保持する条件は、実施例4と同一である。
【0194】なお、従来例を説明した図24と同一の部
品は、図10において同一の番号を付けて、説明を省略
する。
品は、図10において同一の番号を付けて、説明を省略
する。
【0195】55はトランジスタであり、フリップフロ
ップ109に異常状態の発生をセットされた場合にはO
Nする。
ップ109に異常状態の発生をセットされた場合にはO
Nする。
【0196】通常動作時には、フリップフロップ109
はセットされていないため、トランジスタ51はOFF
している。このとき、トランジスタ51の存在は他の回
路に影響を及ぼさない。
はセットされていないため、トランジスタ51はOFF
している。このとき、トランジスタ51の存在は他の回
路に影響を及ぼさない。
【0197】異常状態が発生しフリップフロップ109
がセットされた場合には、トランジスタ51はONする
ため、A/D変換回路の入力電圧は、ほぼ零となる。こ
の状態は、サーミスタが異常温度を検出したことと等価
となり、CPUは安全回路に異常状態が発生したことを
認知する。
がセットされた場合には、トランジスタ51はONする
ため、A/D変換回路の入力電圧は、ほぼ零となる。こ
の状態は、サーミスタが異常温度を検出したことと等価
となり、CPUは安全回路に異常状態が発生したことを
認知する。
【0198】この場合、リレーが遮断されて、徐々に温
度が低下する動作とならないため、CPUは温度変化を
追跡する必要がなく、迅速に異常状態の発生を認知する
ことができる。
度が低下する動作とならないため、CPUは温度変化を
追跡する必要がなく、迅速に異常状態の発生を認知する
ことができる。
【0199】実施例7 図11は、本発明の第7の実施例を示す。図12は、そ
の各部の電圧波形を示す。
の各部の電圧波形を示す。
【0200】本実施例では、ウィンドゥコンパレータの
出力電圧を積分して、ハロゲンヒータの発熱量に相当す
る直流電圧を求めて、CPUのA/D変換回路に入力す
る。
出力電圧を積分して、ハロゲンヒータの発熱量に相当す
る直流電圧を求めて、CPUのA/D変換回路に入力す
る。
【0201】なお、従来例を説明した図24と同一の部
品は、図11において同一の番号を付けて、説明を省略
する。
品は、図11において同一の番号を付けて、説明を省略
する。
【0202】61はカレントトランスの二次巻線電圧波
形であり、一次巻線電流(ヒータ通電電流であり、ヒー
タの発熱量と相関する)に比例した波形となっている。
形であり、一次巻線電流(ヒータ通電電流であり、ヒー
タの発熱量と相関する)に比例した波形となっている。
【0203】62はウィンドゥコンパレータの出力電圧
波形であり、波形61の振幅が大きいと、波形62のL
OWデューティは大きくなる(LOWである期間が長く
なる)。
波形であり、波形61の振幅が大きいと、波形62のL
OWデューティは大きくなる(LOWである期間が長く
なる)。
【0204】63は反転増幅回路である。
【0205】64は反転増幅回路63の出力電圧波形で
あり、波形62の正電圧は負電圧になる。
あり、波形62の正電圧は負電圧になる。
【0206】65は積分回路である。
【0207】66は積分回路65の出力電圧波形であ
り、波形62のLOWデューティが大きいと、波形66
の直流電圧値は小さくなる。
り、波形62のLOWデューティが大きいと、波形66
の直流電圧値は小さくなる。
【0208】波形66をCPU104のA/D変換回路
に入力することで、ヒータの発熱量と相関する、カレン
トトランスの二次巻線電圧の振幅を知ることができる。
に入力することで、ヒータの発熱量と相関する、カレン
トトランスの二次巻線電圧の振幅を知ることができる。
【0209】つまり、CPU104のA/D変換入力電
圧が小さいことで、ヒータの発熱量は大きく、逆に、A
/D変換入力電圧が大きいことで、ヒータの発熱量は小
さいと判断すればよい。
圧が小さいことで、ヒータの発熱量は大きく、逆に、A
/D変換入力電圧が大きいことで、ヒータの発熱量は小
さいと判断すればよい。
【0210】さらには、CPU104は、内蔵メモリ
に、A/D変換入力電圧とヒータ発熱量の相関を示すテ
ーブルを持つことで、リアルタイムにヒータ発熱量を知
ることが可能となる。
に、A/D変換入力電圧とヒータ発熱量の相関を示すテ
ーブルを持つことで、リアルタイムにヒータ発熱量を知
ることが可能となる。
【0211】実施例8 図13は本発明の第8の実施例を示し、図14はその各
部の電圧波形を示す。本実施例では、ウィンドゥコンパ
レータの出力電圧がLOWになっている時間をカウント
して、ハロゲンヒータの発熱量に相当するカウント値を
求めて、CPUのデータバスに入力する。
部の電圧波形を示す。本実施例では、ウィンドゥコンパ
レータの出力電圧がLOWになっている時間をカウント
して、ハロゲンヒータの発熱量に相当するカウント値を
求めて、CPUのデータバスに入力する。
【0212】なお、従来例を説明した図24と、第7の
実施例を説明した図11と同一の部品は、図13におい
て同一の番号を付けて、説明を省略する。
実施例を説明した図11と同一の部品は、図13におい
て同一の番号を付けて、説明を省略する。
【0213】71は負論理表記したNORゲートであ
り、二入力ともLOWである場合に、出力はHIGHと
なる。NORゲート71の入力の片側にクロックCLK
を入力しているのは、カレントトランスによってヒータ
通電電流が検出されている時間を、カウンタで計時する
ためである。
り、二入力ともLOWである場合に、出力はHIGHと
なる。NORゲート71の入力の片側にクロックCLK
を入力しているのは、カレントトランスによってヒータ
通電電流が検出されている時間を、カウンタで計時する
ためである。
【0214】72はNORゲート71の出力電圧波形で
あり、カレントトランスの二次巻線電圧波形71が一定
電圧以上となった場合に、クロックCLKが波形72と
して出力される。
あり、カレントトランスの二次巻線電圧波形71が一定
電圧以上となった場合に、クロックCLKが波形72と
して出力される。
【0215】73は4ビットのカウンタであり、波形7
2をカウントアップする。
2をカウントアップする。
【0216】74はNOTゲートであり、カレントトラ
ンスの二次巻線電圧波形61が一定電圧未満である期間
に、カウンタ73のカウント値をクリアする。
ンスの二次巻線電圧波形61が一定電圧未満である期間
に、カウンタ73のカウント値をクリアする。
【0217】75はカウンタ23のLSB出力電圧波形
であり、波形72を二分周した波形となる。
であり、波形72を二分周した波形となる。
【0218】76〜78もカウンタ73の出力電圧波形
であり、波形78はカウント値のMSBとなる。
であり、波形78はカウント値のMSBとなる。
【0219】カウンタ73の出力電圧波形75〜78が
意味するカウント値は、波形62のLOWデューティが
大きいと、大きな値となる。
意味するカウント値は、波形62のLOWデューティが
大きいと、大きな値となる。
【0220】波形75〜78をCPU104のデータバ
スに入力することで、ヒータの発熱量と相関する、カレ
ントトランスの二次巻線電圧の振幅を知ることができ
る。
スに入力することで、ヒータの発熱量と相関する、カレ
ントトランスの二次巻線電圧の振幅を知ることができ
る。
【0221】つまり、CPU104が読み込んだデータ
値が小さいことで、ヒータの発熱量は小さく、逆に、デ
ータ値が大きいことで、ヒータの発熱量は大きいと判断
すればよい。
値が小さいことで、ヒータの発熱量は小さく、逆に、デ
ータ値が大きいことで、ヒータの発熱量は大きいと判断
すればよい。
【0222】さらには、CPU104は、内蔵メモリ
に、データ値とヒータ発熱量の相関を示すテーブルを持
つことで、リアルタイムにヒータ発熱量を知ることが可
能となる。
に、データ値とヒータ発熱量の相関を示すテーブルを持
つことで、リアルタイムにヒータ発熱量を知ることが可
能となる。
【0223】なお、データの分解能を向上するために
は、クロックCLKの周波数を上げてカウンタ73のビ
ット数を増加することが必要になる。
は、クロックCLKの周波数を上げてカウンタ73のビ
ット数を増加することが必要になる。
【0224】実施例9 図15は本発明の第9の実施例を示す回路図であり、図
16はその各部の電圧波形を示す。本実施例では、ウィ
ンドゥコンパレータの出力電圧とゼロクロスコンパレー
タの出力電圧を比較することで、ハロゲンヒータの発熱
量に相当する、電圧波形の位相差を求めて、CPUのポ
ートに入力する。
16はその各部の電圧波形を示す。本実施例では、ウィ
ンドゥコンパレータの出力電圧とゼロクロスコンパレー
タの出力電圧を比較することで、ハロゲンヒータの発熱
量に相当する、電圧波形の位相差を求めて、CPUのポ
ートに入力する。
【0225】なお、従来例を説明した図24と、第7の
実施例を説明した図11と同一の部品は、図15におい
て同一の番号を付けて、説明を省略する。
実施例を説明した図11と同一の部品は、図15におい
て同一の番号を付けて、説明を省略する。
【0226】81はウィンドゥコンパレータの片側であ
るコンパレータ124の出力電圧波形である。
るコンパレータ124の出力電圧波形である。
【0227】82はゼロクロスコンパレータである。
【0228】83はゼロクロスコンパレータ82の出力
電圧波形であり、カレントトランスのヒータ通電電流波
形が正電圧である期間に、波形83はHIGHとなる。
電圧波形であり、カレントトランスのヒータ通電電流波
形が正電圧である期間に、波形83はHIGHとなる。
【0229】84はEX−OR(排他的論理和)ゲート
であり、二入力の論理が異なる場合に、出力がHIGH
となる。
であり、二入力の論理が異なる場合に、出力がHIGH
となる。
【0230】85はEX−ORゲート84の出力電圧波
形であり、波形61が零電位から一定電圧に達するまで
の期間、あるいは、一定電圧から零電位に達するまでの
期間に、LOWとなる。
形であり、波形61が零電位から一定電圧に達するまで
の期間、あるいは、一定電圧から零電位に達するまでの
期間に、LOWとなる。
【0231】波形81のLOWデューティが大きいと、
波形85のLOWデューティは小さくなる。
波形85のLOWデューティは小さくなる。
【0232】波形85をCPU104のポート3に入力
することで、ヒータの発熱量と相関する、カレントトラ
ンスの二次巻線電圧の振幅を知ることができる。つま
り、CPU104のポート3入力電圧のLOW期間が短
いことで、ヒータの発熱量は大きく、逆に、LOW期間
が長いことで、ヒータの発熱量は小さいと判断すればよ
い。
することで、ヒータの発熱量と相関する、カレントトラ
ンスの二次巻線電圧の振幅を知ることができる。つま
り、CPU104のポート3入力電圧のLOW期間が短
いことで、ヒータの発熱量は大きく、逆に、LOW期間
が長いことで、ヒータの発熱量は小さいと判断すればよ
い。
【0233】実施例10 図17は、本発明の第10の実施例を示す。本実施例で
は、定着装置を装置本体から着脱可能とするためのコネ
クタに、信号線を一本追加して、定着装置離脱時に、追
加した信号線による回路が開くことで、装置本体の電源
供給状態にて定着装置を交換したことを検出する。
は、定着装置を装置本体から着脱可能とするためのコネ
クタに、信号線を一本追加して、定着装置離脱時に、追
加した信号線による回路が開くことで、装置本体の電源
供給状態にて定着装置を交換したことを検出する。
【0234】611はCPUボードであり、装置各部に
配置したセンサなどから情報を入力して、装置各部の電
気回路を制御する、CPU520を実装している。
配置したセンサなどから情報を入力して、装置各部の電
気回路を制御する、CPU520を実装している。
【0235】612は追加する信号線であり、定着装置
側コネクタ518と装置本体側コネクタ519が嵌合し
た状態では定着装置内でアースに接続され、コネクタ5
18とコネクタ519が離脱した状態ではCPUボード
611内に設置された抵抗613によってプルアップさ
れる。
側コネクタ518と装置本体側コネクタ519が嵌合し
た状態では定着装置内でアースに接続され、コネクタ5
18とコネクタ519が離脱した状態ではCPUボード
611内に設置された抵抗613によってプルアップさ
れる。
【0236】よって、CPU520のポート3入力に接
続された信号線612がLOWの時、定着装置が装置本
体に設置されていると判断し、信号線612がHIGH
の時、定着装置が装置本体から取り出された状態である
と判断すればよい。
続された信号線612がLOWの時、定着装置が装置本
体に設置されていると判断し、信号線612がHIGH
の時、定着装置が装置本体から取り出された状態である
と判断すればよい。
【0237】図18は、図17に示した実施例のための
フローチャートを示す。
フローチャートを示す。
【0238】ステップS501において、A/Dコンバ
ータ入力からサーミスタ電圧を入力して、CPU520
内部のAレジスタに変換後のデータを記憶する。
ータ入力からサーミスタ電圧を入力して、CPU520
内部のAレジスタに変換後のデータを記憶する。
【0239】ステップS502において、ハロゲンヒー
タの通電を開始する。
タの通電を開始する。
【0240】ステップS503において、定着ローラ表
面温度上昇の待ち時間を決定するためのタイマをセット
する。
面温度上昇の待ち時間を決定するためのタイマをセット
する。
【0241】ステップS504とステップS505にお
いて、設定された待ち時間だけ、待機する。
いて、設定された待ち時間だけ、待機する。
【0242】ステップS506において、再度、A/D
コンバータ入力からサーミスタ電圧を入力する。
コンバータ入力からサーミスタ電圧を入力する。
【0243】ステップS507において、サーミスタ電
圧を比較する。比較した結果、ステップS506での測
定結果がAレジスタの値を下回った場合、正常であると
判断して、ステップS508でハロゲンヒータの通電を
停止して、定着不能検出ルーチンを終了する。
圧を比較する。比較した結果、ステップS506での測
定結果がAレジスタの値を下回った場合、正常であると
判断して、ステップS508でハロゲンヒータの通電を
停止して、定着不能検出ルーチンを終了する。
【0244】ステップS506での測定結果がAレジス
タの値を下回らない場合、ステップS611に移行す
る。
タの値を下回らない場合、ステップS611に移行す
る。
【0245】ステップS611において、信号線612
を接続したポート3入力がHIGHであるかチェックす
る。ポート3入力がHIGHである場合、定着装置が装
置本体から取り出された状態であると判断して、ステッ
プS508に移行する。
を接続したポート3入力がHIGHであるかチェックす
る。ポート3入力がHIGHである場合、定着装置が装
置本体から取り出された状態であると判断して、ステッ
プS508に移行する。
【0246】ポート3入力がLOWである場合、異常状
態であると判断して、CPU520のポート1出力をH
IGHとし、コンデンサ521に充電を開始して、ステ
ップS508に移行する。
態であると判断して、CPU520のポート1出力をH
IGHとし、コンデンサ521に充電を開始して、ステ
ップS508に移行する。
【0247】これによって、ハロゲンヒータに通電して
サーミスタによる温度上昇が検知された場合はもちろん
のこと、サーミスタによる温度上昇が検出されなかった
場合にも、定着装置が装置本体から離脱した状態におい
ては、異常であると記憶保持しない。
サーミスタによる温度上昇が検知された場合はもちろん
のこと、サーミスタによる温度上昇が検出されなかった
場合にも、定着装置が装置本体から離脱した状態におい
ては、異常であると記憶保持しない。
【0248】実施例11 図19は、本発明の第11の実施例を示す。本実施例で
は、装置本体に、定着装置の着脱に伴ないオンオフが切
り替わるスイッチを追加して、スイッチの接点状態を検
出することで、装置本体の電源供給状態にて定着装置を
交換したことを検出する。
は、装置本体に、定着装置の着脱に伴ないオンオフが切
り替わるスイッチを追加して、スイッチの接点状態を検
出することで、装置本体の電源供給状態にて定着装置を
交換したことを検出する。
【0249】621はマイクロスイッチであり、定着装
置が装置本体に設置されている状態では、マイクロスイ
ッチ621はオンし、定着装置が装置本体から取り出さ
れた状態では、マイクロスイッチ621はオフする。
置が装置本体に設置されている状態では、マイクロスイ
ッチ621はオンし、定着装置が装置本体から取り出さ
れた状態では、マイクロスイッチ621はオフする。
【0250】623はプルアップ抵抗であり、マイクロ
スイッチ621がオフしている場合、信号線622はH
IGHとなる。
スイッチ621がオフしている場合、信号線622はH
IGHとなる。
【0251】よって、CPU520のポート3入力に接
続された信号線622がLOWの時、定着装置が装置本
体に設置されていると判断し、信号線622がHIGH
の時、定着装置が装置本体から取り出された状態である
と判断すればよい。
続された信号線622がLOWの時、定着装置が装置本
体に設置されていると判断し、信号線622がHIGH
の時、定着装置が装置本体から取り出された状態である
と判断すればよい。
【0252】なお、ソフトウェアでの処理は図18と同
一であるので、説明は省略する。
一であるので、説明は省略する。
【0253】実施例12 図20は、本発明の第12の実施例を示す。本実施例で
は、定着装置に突起を設け、装置本体にはフォトインタ
ラプタを追加して、定着装置の着脱(突起の移動)に伴
ないオンオフが切り替わる、フォトインタラプタ内蔵の
フォトトランジスタのオンオフ状態を検知することで、
装置本体の電源供給状態にて定着装置を交換したことを
検出する。
は、定着装置に突起を設け、装置本体にはフォトインタ
ラプタを追加して、定着装置の着脱(突起の移動)に伴
ないオンオフが切り替わる、フォトインタラプタ内蔵の
フォトトランジスタのオンオフ状態を検知することで、
装置本体の電源供給状態にて定着装置を交換したことを
検出する。
【0254】631は定着装置に設けられた突起であ
る。
る。
【0255】632はフォトインタラプタであり、発光
LEDと、受光することでオンするフォトトランジスタ
が内蔵されている。
LEDと、受光することでオンするフォトトランジスタ
が内蔵されている。
【0256】定着装置が装置本体に設置されている状態
では、突起631によって、フォトインタラプタ632
は遮光され、定着装置が装置本体から取り出された状態
では、フォトインタラプタは通光される。
では、突起631によって、フォトインタラプタ632
は遮光され、定着装置が装置本体から取り出された状態
では、フォトインタラプタは通光される。
【0257】633はLED発光時の電流制限抵抗であ
り、抵抗633を介して電流が流れ、LEDは発光す
る。
り、抵抗633を介して電流が流れ、LEDは発光す
る。
【0258】635はプルアップ抵抗であり、フォトイ
ンタラプタ632に内蔵されたフォトトランジスタがオ
フしている場合、信号線634はHIGHとなる。
ンタラプタ632に内蔵されたフォトトランジスタがオ
フしている場合、信号線634はHIGHとなる。
【0259】よって、CPU520のポート3入力に接
続された信号線634がLOWの時、定着装置が装置本
体に設置されていると判断し、信号線634がHIGH
の時、定着装置が装置本体から取り出れた状態であると
判断すればよい。
続された信号線634がLOWの時、定着装置が装置本
体に設置されていると判断し、信号線634がHIGH
の時、定着装置が装置本体から取り出れた状態であると
判断すればよい。
【0260】なお、ソフトウェアでの処理は図18と同
一であるので説明は省略する。
一であるので説明は省略する。
【0261】実施例13 図21は、本発明の第13の実施例を示す。本実施例で
は、定着装置にヒューズを内蔵させて、異常状態記憶保
持用フリップフロップがセットされると、ヒューズを切
断する。一種のセンサを扱う要領でヒューズの切断をチ
ェックすればよい。
は、定着装置にヒューズを内蔵させて、異常状態記憶保
持用フリップフロップがセットされると、ヒューズを切
断する。一種のセンサを扱う要領でヒューズの切断をチ
ェックすればよい。
【0262】なお、従来例を説明した図24と同一の部
品は、図21において同一の番号を付けて、説明を省略
する。
品は、図21において同一の番号を付けて、説明を省略
する。
【0263】711は定着装置103に内蔵されたヒュ
ーズであり、片側はアースに接続されている。
ーズであり、片側はアースに接続されている。
【0264】712はプルアップ抵抗であり、ヒューズ
が切断された場合に、CPU104のポート3入力をH
IGHにする。
が切断された場合に、CPU104のポート3入力をH
IGHにする。
【0265】713はトランジスタであり、フリップフ
ロップ109がセットされると、トランジスタ713は
オンする。
ロップ109がセットされると、トランジスタ713は
オンする。
【0266】714もトランジスタであり、トランジス
タ713がオンすると、トランジスタ714もオンし、
エミッタ・コレクタを介して、ヒューズ切断電源が流れ
る。
タ713がオンすると、トランジスタ714もオンし、
エミッタ・コレクタを介して、ヒューズ切断電源が流れ
る。
【0267】以上まとめると、過熱状態などの要因によ
って安全回路が動作した場合、フリップフロップ109
がセットされ、トランジスタ714がオンして、定着装
置に内蔵されたヒューズが切断される。CPU104
は、ポート3入力がHIGHであることで、定着装置が
劣化している可能性があることを認知できる。
って安全回路が動作した場合、フリップフロップ109
がセットされ、トランジスタ714がオンして、定着装
置に内蔵されたヒューズが切断される。CPU104
は、ポート3入力がHIGHであることで、定着装置が
劣化している可能性があることを認知できる。
【0268】ヒューズを定着装置に内蔵したことで、ユ
ーザが定着装置を交換した場合も、劣化したことを判別
することができる。
ーザが定着装置を交換した場合も、劣化したことを判別
することができる。
【0269】実施例14 図22は、本発明の第14の実施例を示す。本実施例で
は、サーミスタと直列回路で、定着装置にヒューズを内
蔵させて、異常状態記憶保持用フリップフロップがセッ
トされると、ヒューズを切断する。そして、サーミスタ
の電圧をモニタすることで、ヒューズの切断がチェック
できる。
は、サーミスタと直列回路で、定着装置にヒューズを内
蔵させて、異常状態記憶保持用フリップフロップがセッ
トされると、ヒューズを切断する。そして、サーミスタ
の電圧をモニタすることで、ヒューズの切断がチェック
できる。
【0270】なお、従来例を説明した図24と同一の部
品は、図22において同一の番号を付けて、説明を省略
する。
品は、図22において同一の番号を付けて、説明を省略
する。
【0271】721は定着装置103に内蔵されたヒュ
ーズであり、サーミスタ102とプルアップ抵抗110
の間に挿入されている。
ーズであり、サーミスタ102とプルアップ抵抗110
の間に挿入されている。
【0272】722,723はトランジスタであり、フ
リップフロップがセットされると、トランジスタ72
2,723はオンする。この時、ヒューズ切断電流が、
トランジスタ722,723を介して流れる。
リップフロップがセットされると、トランジスタ72
2,723はオンする。この時、ヒューズ切断電流が、
トランジスタ722,723を介して流れる。
【0273】ヒューズが切断されると、サーミスタ10
2によってアースにターミネイトしたことと等価になる
ため、CPU104のA/D変換入力電圧は零となり、
これによって、定着装置が劣化している可能性があるこ
とを認知できる。
2によってアースにターミネイトしたことと等価になる
ため、CPU104のA/D変換入力電圧は零となり、
これによって、定着装置が劣化している可能性があるこ
とを認知できる。
【0274】実施例15 図23は、本発明の第15の実施例を示す。本実施例で
は、定着装置にラッチングリレーを内蔵させて、異常状
態記憶保持用フリップフロップがセットされると、ラッ
チングリレーをセットする。一種のセンサを扱う要領で
ラッチングリレーの接点の開閉をチェックすればよい。
は、定着装置にラッチングリレーを内蔵させて、異常状
態記憶保持用フリップフロップがセットされると、ラッ
チングリレーをセットする。一種のセンサを扱う要領で
ラッチングリレーの接点の開閉をチェックすればよい。
【0275】なお、従来例を説明した図24と、第13
の実施例を説明した図21と同一の部品は、図23にお
いて同一の番号を付けて、説明を省略する。
の実施例を説明した図21と同一の部品は、図23にお
いて同一の番号を付けて、説明を省略する。
【0276】731は定着装置103に内蔵されたラッ
チングリレーであり、接点、コイルとも片側はアースに
接続されている。本実施例では、初期状態で接点が開い
ているラッチングリレーを使用する。ラッチングリレー
とは、セット用コイルに電流を流すと、接点が閉じて、
以後、コイルへの通電を停止しても、接点は閉じた状態
を維持するものである。なお、接点を開くためには、リ
セット用コイルに電流を流すことが必要になる。
チングリレーであり、接点、コイルとも片側はアースに
接続されている。本実施例では、初期状態で接点が開い
ているラッチングリレーを使用する。ラッチングリレー
とは、セット用コイルに電流を流すと、接点が閉じて、
以後、コイルへの通電を停止しても、接点は閉じた状態
を維持するものである。なお、接点を開くためには、リ
セット用コイルに電流を流すことが必要になる。
【0277】732はプルアップ抵抗であり、ラッチン
グリレー731の接点が開いた状態ではCPU104の
ポート3入力をHIGHにする。
グリレー731の接点が開いた状態ではCPU104の
ポート3入力をHIGHにする。
【0278】安全回路が動作した場合、フリップフロッ
プ109がセットされ、トランジスタ714がオンし
て、定着装置に内蔵されたラッチングリレー31の接点
が開く。CPU104は、ポート3入力がLOWである
ことで、定着装置が劣化している可能性があることを認
知できる。
プ109がセットされ、トランジスタ714がオンし
て、定着装置に内蔵されたラッチングリレー31の接点
が開く。CPU104は、ポート3入力がLOWである
ことで、定着装置が劣化している可能性があることを認
知できる。
【0279】
【発明の効果】本発明を実施することにより、以下に列
挙する効果を得ることができる。
挙する効果を得ることができる。
【0280】効果1 本発明(手段1)によれば、例えばトライアックの片方
向のショート故障(反対方向はオープン故障)が生じた
場合にも、その故障が検知されるまでの所要時間を短く
することができるため、 1)迅速な故障認知と、それに対するエラー処理の実行 2)定着が不十分なプリント用紙が排紙される不具合の
防止 を可能とする効果が得られる。
向のショート故障(反対方向はオープン故障)が生じた
場合にも、その故障が検知されるまでの所要時間を短く
することができるため、 1)迅速な故障認知と、それに対するエラー処理の実行 2)定着が不十分なプリント用紙が排紙される不具合の
防止 を可能とする効果が得られる。
【0281】効果2 本発明(手段2)によれば、ハーネス数を増加させるこ
となく、異常状態の発生を、直接、知ることができるた
め、装置のコストアップを抑制しつつ、 1)迅速な故障認知と、それに対するエラー処理の実行 2)定着が不十分なプリント用紙が排紙される不具合の
防止 を可能とする効果が得られる。
となく、異常状態の発生を、直接、知ることができるた
め、装置のコストアップを抑制しつつ、 1)迅速な故障認知と、それに対するエラー処理の実行 2)定着が不十分なプリント用紙が排紙される不具合の
防止 を可能とする効果が得られる。
【0282】効果3 本発明(手段3)によれば、CPUなどの制御手段はヒ
ータの消費電力値を求めることができるため、 1)ソフトウェア上の適切な待機時間の設定 2)待機時間が短いために起こる誤判断の防止 3)待機時間が長いために起こる発煙、発火の防止 が可能となる効果が得られる。
ータの消費電力値を求めることができるため、 1)ソフトウェア上の適切な待機時間の設定 2)待機時間が短いために起こる誤判断の防止 3)待機時間が長いために起こる発煙、発火の防止 が可能となる効果が得られる。
【0283】効果4 本発明(手段4)によれば、定着装置を装置本体から交
換後、故障状態であると記憶保持されないため、すぐさ
まプリント動作が再開できるので、ユーザの操作性が向
上するという効果がある。
換後、故障状態であると記憶保持されないため、すぐさ
まプリント動作が再開できるので、ユーザの操作性が向
上するという効果がある。
【0284】効果5 本発明(手段5)によれば、装置本体との組合せによら
ず、定着装置の劣化を把握することができるため、 1)プリント品質の低下の防止 2)発煙、発火の防止 が可能となり、ユーザの操作性が向上する効果が得られ
る。
ず、定着装置の劣化を把握することができるため、 1)プリント品質の低下の防止 2)発煙、発火の防止 が可能となり、ユーザの操作性が向上する効果が得られ
る。
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】図1の各部の電圧波形を示す波形図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図4】図3の各部の電圧波形を示す波形図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す回路図である。
【図6】図5に示したシーケンサ31の状態遷移図であ
る。
る。
【図7】本発明の第4実施例を示す回路図である。
【図8】本発明の第4実施例に使用するシーケンサの状
態遷移図である。
態遷移図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す回路図である。
【図10】本発明の第6実施例を示す回路図である。
【図11】本発明の第7実施例を示す回路図である。
【図12】図11の各部の電圧波形図である。
【図13】本発明の第8実施例を示す回路図である。
【図14】図13の各部の電圧波形図である。
【図15】本発明の第9実施例を示す回路図である。
【図16】図15の各部の電圧波形図である。
【図17】本発明の第10実施例を示す回路図である。
【図18】本発明の第10実施例の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図19】本発明の第11実施例を示す回路図である。
【図20】本発明の第12実施例を示す回路図である。
【図21】本発明の第13実施例を示す回路図である。
【図22】本発明の第14実施例を示す回路図である。
【図23】本発明の第15実施例を示す回路図である。
【図24】従来の技術を説明するための回路図である。
【図25】画像形成装置(レーザビームプリンタ)の一
般的な構成を示す断面図である。
般的な構成を示す断面図である。
【図26】故障状態であることを記憶保持するための電
気回路図である。
気回路図である。
【図27】定着不能検出ルーチンと、定着不能記憶保持
ルーチンを示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
11 反転増幅回路 12 積分回路 13 コンパレータ 14 プルアップ抵抗 15 フリップフロップ109セット用トランジスタ 42 フォトトライアックカプラLED点灯信号 43 リレー駆動信号 44 ヒータ通電電流検出信号 45 シーケンサ 63 反転増幅回路 65 積分回路 104 CPU 105 トライアック 106 リレー 107 カレントトランス 109 異常状態記憶保持フリップフロップ 500 定着装置 510 定着ローラ 511 加圧ローラ 518 定着装置側コネクタ 519 装置本体側コネクタ 520 CPU 521 異常状態記憶保持用コンデンサ 524 放電用抵抗 527 サーミスタ 612 定着装置離脱検出用信号線 621 マイクロスイッチ 622 定着装置離脱検出用信号線 632 フォトインタラプタ 711 ヒューズ 714 ヒューズ切断用トランジスタ
Claims (5)
- 【請求項1】 記録媒体を被記録材上に熱定着させる加
熱手段を備えた画像形成装置において、 前記加熱手段への通電波形が半波通電波形であることを
検出する検出手段と、 前記検出手段により前記半波通電波形が検出された場合
には、タイマを作動させることなく直ちに、異常状態の
発生を記憶保持させる保持手段とを具備したことを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項2】 記録媒体を被記録材上に熱定着させる加
熱手段を備えた画像形成装置において、 前記加熱手段の温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出結果に基づいて前記加熱手段への通電指示
の有無を制御する制御手段と、 前記加熱手段への通電電流を検出する電流検出手段と、 前記加熱手段への通電を停止する通電遮断手段と、 前記加熱手段への通電指示が有効であって、かつ、前記
通電遮断手段への作動指示が無効であるにも拘わらず通
電電流が検出されないことを判定する判定手段と、 前記判定手段により通電電流が検出されないと判定され
た場合に、前記制御手段に対して、異常状態が生じたこ
とを知らせる報知手段とを具備し、前記報知手段のため
の信号線を、他の制御線と兼用させることを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項3】 記録媒体を被記録材上に熱定着させる加
熱手段を備えた画像形成装置において、 前記加熱手段の温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出結果に基づいて前記加熱手段への通電指示
の有無を制御する制御手段と、 前記加熱手段への通電電流波形を検出する電流検出手段
と、 前記通電電流波形に対して所定の波形整形処理を施し、
前記加熱手段の消費電力値を求めるための情報を前記制
御手段に知らせる報知手段とを具備したことを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項4】 被記録材上に画像を熱定着させる定着手
段を、着脱可能な形態として備えた画像形成装置におい
て、 定着不能状態となった場合には、当該装置本体の電源遮
断後も、一定時間以上にわたって故障状態であることを
保持する保持手段と、 当該装置本体に電源を供給した状態において、前記定着
手段を装置本体から離脱交換したことを、前記定着不能
状態と分別して検出する検出手段と、 前記検出手段により前記定着装置が交換されたと検出さ
れた場合、装置本体の電源が遮断された後であっても、
前記保持手段に故障状態であることを保持させない禁止
手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】 被記録材上に画像を熱定着させる定着手
段を、着脱可能な形態として備えた画像形成装置におい
て、 前記定着手段に異常が生じたことを記憶する記憶手段
と、 前記定着装置に対する前記記憶手段の内容を永久的に記
憶保持させる履歴保持手段と、 前記永久的記憶保持の内容を、任意の時点で読み出す読
み出し手段とを具備したことを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308742A JPH06161567A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308742A JPH06161567A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06161567A true JPH06161567A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=17984744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4308742A Pending JPH06161567A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06161567A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007195330A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Sharp Corp | 電子機器及び移動体通信端末 |
JP2007212503A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Canon Inc | 電流検出装置、電力制御装置及びそれらを具備した画像形成装置 |
US20240106227A1 (en) * | 2022-09-23 | 2024-03-28 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Half-wave condition detection in electrical appliances |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP4308742A patent/JPH06161567A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007195330A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Sharp Corp | 電子機器及び移動体通信端末 |
JP2007212503A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Canon Inc | 電流検出装置、電力制御装置及びそれらを具備した画像形成装置 |
US20240106227A1 (en) * | 2022-09-23 | 2024-03-28 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Half-wave condition detection in electrical appliances |
US11990743B2 (en) * | 2022-09-23 | 2024-05-21 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Half-wave condition detection in electrical appliances |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8761631B2 (en) | Power supply including zero-cross detection circuit, and image forming apparatus | |
US8509633B2 (en) | Heating device and image forming apparatus | |
US4994852A (en) | Image forming apparatus having a malfunction detection device and power shutdown therefor | |
US5699239A (en) | Power supply control circuit | |
US9372463B2 (en) | Image forming apparatus including fixing section having heat generating members switchable between series and parallel connection conditions | |
US20130195497A1 (en) | Power source, power failure detection apparatus, and image forming apparatus | |
US4740671A (en) | Temperature control apparatus for detecting an abnormality in a heater in a copying machine or the like | |
KR20120083764A (ko) | 화상형성장치의 정착기 보호장치 및 방법과, 이를 구비한 화상형성장치 | |
US6405000B1 (en) | Image forming apparatus and starting-up method | |
JP4111893B2 (ja) | ヒータ制御装置、ヒータ制御方法および画像形成装置 | |
US4882782A (en) | Safety apparatus for detecting an abnormality of power control element | |
US20180095403A1 (en) | Power supply system and image forming apparatus | |
JP7259555B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH06161567A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4900669B2 (ja) | 誘導加熱装置および電子機器 | |
JP2003295644A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2022129388A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013156568A (ja) | 電源、及び、画像形成装置 | |
JP2003295679A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4312557B2 (ja) | 定着制御装置及び画像形成装置 | |
JP2005084546A (ja) | 定着制御装置、定着制御方法、定着制御プログラム、記録媒体及び画像形成装置 | |
JP3049664B2 (ja) | 発熱素子を用いた定着器の制御装置 | |
JP3583267B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5556607B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000228269A (ja) | ヒータ制御装置、電子写真記録装置、ヒータ制御方法、及び電子写真記録装置の熱定着用ヒータの制御方法 |