JPH06160650A - 光ファイバの無反射端部形成方法 - Google Patents
光ファイバの無反射端部形成方法Info
- Publication number
- JPH06160650A JPH06160650A JP4338104A JP33810492A JPH06160650A JP H06160650 A JPH06160650 A JP H06160650A JP 4338104 A JP4338104 A JP 4338104A JP 33810492 A JP33810492 A JP 33810492A JP H06160650 A JPH06160650 A JP H06160650A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- end portion
- masking material
- reflection end
- reflection
- Prior art date
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- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバの端部を容易に、確実に、安価に
斜めに形成することができる方法を実現する。 【構成】 光ファイバ2の端部3を被覆しているマスキ
ング材1を、光ファイバ軸と特定の角度をもって斜めに
除去した後、同端部3をエッチング液4でエッチング処
理して同端部3を斜めに溶解するようにした。 【効果】 光ファイバの無反射端部を安価に形成でき
る。再現性の良い加工が可能となり、品質の均一な無反
射端部が得られる。
斜めに形成することができる方法を実現する。 【構成】 光ファイバ2の端部3を被覆しているマスキ
ング材1を、光ファイバ軸と特定の角度をもって斜めに
除去した後、同端部3をエッチング液4でエッチング処
理して同端部3を斜めに溶解するようにした。 【効果】 光ファイバの無反射端部を安価に形成でき
る。再現性の良い加工が可能となり、品質の均一な無反
射端部が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光の反射を防止できる光
ファイバ端部を形成するのに利用される光ファイバの無
反射端部形成方法に関するものである。
ファイバ端部を形成するのに利用される光ファイバの無
反射端部形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの端部を無反射端部とする
(反射はしても光の進行方向してきた方向に光が戻らな
いようにする)ために、従来より同端部を斜めにするこ
とが行われている。
(反射はしても光の進行方向してきた方向に光が戻らな
いようにする)ために、従来より同端部を斜めにするこ
とが行われている。
【0003】同端部を斜めにする方法の一つとして、従
来は図3に示す様に光ファイバAの端部にフェルールB
を取付け、そのフェルールBごと斜め(6〜8°程度)
に研磨する方法があった。
来は図3に示す様に光ファイバAの端部にフェルールB
を取付け、そのフェルールBごと斜め(6〜8°程度)
に研磨する方法があった。
【0004】また、従来は特願平2−22502号(図
4)に見られるように、光ファイバAの端部Cを台座D
で支持し、その端部Cを押し具Eで上から押して同図
(b)に示す様に斜めに圧壊し、その先端に屈折率が光
ファイバAのコア部と近い接着剤Fを配置する方法もあ
った。
4)に見られるように、光ファイバAの端部Cを台座D
で支持し、その端部Cを押し具Eで上から押して同図
(b)に示す様に斜めに圧壊し、その先端に屈折率が光
ファイバAのコア部と近い接着剤Fを配置する方法もあ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す方法では光
ファイバAの先端にフェルールBを取付けるのでフェル
ール代がかかり、また、フェルール取付け時に研磨作業
をしなければならず、取付け作業が面倒であり時間もか
かる。このためコスト高になるという問題があった。
ファイバAの先端にフェルールBを取付けるのでフェル
ール代がかかり、また、フェルール取付け時に研磨作業
をしなければならず、取付け作業が面倒であり時間もか
かる。このためコスト高になるという問題があった。
【0006】図4に示す方法では圧壊によるストレスが
光ファイバAに加わることや、光ファイバAの端部が必
ずしも斜めにならない場合もあった。
光ファイバAに加わることや、光ファイバAの端部が必
ずしも斜めにならない場合もあった。
【0007】本発明の目的は光ファイバの端部を確実に
斜めに形成することができ、しかも作業が容易で、安価
に光ファイバの無反射端部を形成できる方法を実現する
ことにある。
斜めに形成することができ、しかも作業が容易で、安価
に光ファイバの無反射端部を形成できる方法を実現する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ端の
無反射処理方法は図1(a)に示す様に、光ファイバ2
の端部3を被覆しているマスキング材1を図1(b)に
示す様に光ファイバ軸と特定の角度をもって斜めに除去
した後、図1(c)に示す様に同端部3をエッチング液
4でエッチング処理して図2(a)に示す様に斜めに溶
解するものである。
無反射処理方法は図1(a)に示す様に、光ファイバ2
の端部3を被覆しているマスキング材1を図1(b)に
示す様に光ファイバ軸と特定の角度をもって斜めに除去
した後、図1(c)に示す様に同端部3をエッチング液
4でエッチング処理して図2(a)に示す様に斜めに溶
解するものである。
【0009】
【作用】本発明の光ファイバ端の無反射処理方法では、
光ファイバ2の端部3を被覆しているマスキング材1を
光ファイバ軸と特定の角度をもって除去してから、その
端部3のマスキング材1が除去された部分をエッチング
液4でエッチング処理するので、マスキング材1の除去
されている部分が斜めに溶解されて同端部3が図2
(a)の様に斜めに形成される。このためコア部が斜め
に研磨されたのと同様の効果を有する無反射端面が得ら
れる。
光ファイバ2の端部3を被覆しているマスキング材1を
光ファイバ軸と特定の角度をもって除去してから、その
端部3のマスキング材1が除去された部分をエッチング
液4でエッチング処理するので、マスキング材1の除去
されている部分が斜めに溶解されて同端部3が図2
(a)の様に斜めに形成される。このためコア部が斜め
に研磨されたのと同様の効果を有する無反射端面が得ら
れる。
【0010】
【実施例1】近年、カーボンの耐水分特性及び高強度の
特性を生かして、ファイバのクラッドの上にカーボンを
コートしたカーボンコートファイバが各種分野で使用さ
れることが多くなっている。実施例1ではこのカーボン
コートファイバの端部を斜めに形成する場合について説
明する。
特性を生かして、ファイバのクラッドの上にカーボンを
コートしたカーボンコートファイバが各種分野で使用さ
れることが多くなっている。実施例1ではこのカーボン
コートファイバの端部を斜めに形成する場合について説
明する。
【0011】図1(a)に示す様にカーボン(マスキン
グ材)1により被覆されているファイバ(カーボンコー
トファイバ)2の端部3のカーボン1にレーザ光5を光
ファイバ軸と特定の角度をもって照射して、図1(b)
に示す様にカーボン1を斜めに除去する。
グ材)1により被覆されているファイバ(カーボンコー
トファイバ)2の端部3のカーボン1にレーザ光5を光
ファイバ軸と特定の角度をもって照射して、図1(b)
に示す様にカーボン1を斜めに除去する。
【0012】次に、前記端部3を図1(c)に示す様に
エッチング液(例えばフッ酸水溶液)4内に浸漬してエ
ッチングしたところ、図2(a)に示すように同端部3
の先端が光ファイバ2の中心軸X−Xとずれたところに
頂点6を持つ円錐状になった。
エッチング液(例えばフッ酸水溶液)4内に浸漬してエ
ッチングしたところ、図2(a)に示すように同端部3
の先端が光ファイバ2の中心軸X−Xとずれたところに
頂点6を持つ円錐状になった。
【0013】
【比較例】ちなみに、マスキング材(カーボン)1をフ
ァイバ軸とレーザ光4により水平に除去すると、それを
図1(c)のようにエッチング処理して得られるファイ
バ2の端部3は図2(b)に示す様に水平面状になっ
た。
ァイバ軸とレーザ光4により水平に除去すると、それを
図1(c)のようにエッチング処理して得られるファイ
バ2の端部3は図2(b)に示す様に水平面状になっ
た。
【0014】
【他の実施例】本発明におけるマスキング材1はカーボ
ン以外のもの、例えばエッチング速度(溶解速度)の遅
い耐フッ酸性の樹脂などであってもよく、これをファイ
バに薄くマスキングしておいてもよい。
ン以外のもの、例えばエッチング速度(溶解速度)の遅
い耐フッ酸性の樹脂などであってもよく、これをファイ
バに薄くマスキングしておいてもよい。
【0015】本発明におけるマスキング材1の除去には
レーザ光5以外の手段、例えば、アーク放電とか、ヒー
タによる加熱等を利用してもよい。
レーザ光5以外の手段、例えば、アーク放電とか、ヒー
タによる加熱等を利用してもよい。
【0016】図1、2に示す実施例は1本のファイバを
処理する場合であるが、本発明では多数本のファイバを
並べておき、回転ミラー等でレーザ光をスキャンして、
多数本のファイバのマスキング材1を一度に斜めに除去
することもできる。この場合はその多数本のファイバを
同時にエッチング処理することもできる。
処理する場合であるが、本発明では多数本のファイバを
並べておき、回転ミラー等でレーザ光をスキャンして、
多数本のファイバのマスキング材1を一度に斜めに除去
することもできる。この場合はその多数本のファイバを
同時にエッチング処理することもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明の光ファイバの無反射端部形成方
法によれば次の様な効果がある。 .光ファイバの無反射端部を手軽に安価に形成でき
る。 .マスキング材1を除去する角度の制御及びエッチン
グの時間制御によりファイバ2の端部3の傾斜角を制御
できるので、再現性の良い加工が可能となり、品質の均
一な無反射端部が得られる。
法によれば次の様な効果がある。 .光ファイバの無反射端部を手軽に安価に形成でき
る。 .マスキング材1を除去する角度の制御及びエッチン
グの時間制御によりファイバ2の端部3の傾斜角を制御
できるので、再現性の良い加工が可能となり、品質の均
一な無反射端部が得られる。
【図1】(a)は本発明におけるマスキング材除去時の
説明図、(b)は(a)のマスキング材除去方法により
マスキング材が除去された状態の説明図、(c)は本発
明におけるエッチング処理の説明図。
説明図、(b)は(a)のマスキング材除去方法により
マスキング材が除去された状態の説明図、(c)は本発
明におけるエッチング処理の説明図。
【図2】(a)は本発明の光ファイバの無反射端部形成
方法により形成された無反射端部の説明図、(b)は比
較例により得られた無反射端部の説明図。
方法により形成された無反射端部の説明図、(b)は比
較例により得られた無反射端部の説明図。
【図3】従来の光ファイバの無反射端部形成方法の説明
図。
図。
【図4】(a)、(b)は従来の光ファイバの無反射端
部形成方法の他の説明図。
部形成方法の他の説明図。
1 マスキング材 2 光ファイバ 3 端部 4 エッチング液
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバ2の端部3を被覆しているマ
スキング材1を光ファイバ軸と特定の角度をもって斜め
に除去した後、同端部3をエッチング液4でエッチング
処理して斜めに溶解することを特徴とする光ファイバ端
の無反射処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338104A JPH06160650A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 光ファイバの無反射端部形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338104A JPH06160650A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 光ファイバの無反射端部形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06160650A true JPH06160650A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18314954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4338104A Pending JPH06160650A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 光ファイバの無反射端部形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06160650A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08179141A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-12 | Nec Corp | 光ファイバ及びその端部の成形方法 |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP4338104A patent/JPH06160650A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08179141A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-12 | Nec Corp | 光ファイバ及びその端部の成形方法 |
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