JPH06160331A - 流通形pH電極 - Google Patents

流通形pH電極

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JPH06160331A
JPH06160331A JP33357992A JP33357992A JPH06160331A JP H06160331 A JPH06160331 A JP H06160331A JP 33357992 A JP33357992 A JP 33357992A JP 33357992 A JP33357992 A JP 33357992A JP H06160331 A JPH06160331 A JP H06160331A
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JP
Japan
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tube
glass
test liquid
spherical
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP33357992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Yanagida
芳紀 柳田
Hisashi Sakurai
恒 桜井
Masaharu Takayama
正治 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Electronics Ltd
Original Assignee
Toa Electronics Ltd
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Publication date
Application filed by Toa Electronics Ltd filed Critical Toa Electronics Ltd
Priority to JP33357992A priority Critical patent/JPH06160331A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 pH測定範囲を0〜14とする測定系におい
ても極めて有効に使用し得る流通形pH電極を提供す
る。 【構成】 球状とされるpH感応ガラス膜8を上端に形
成した管部材4の内側に、被検液導入管20を配置す
る。この被検液導入管20により被検液を導入して、被
検液を球状pH感応ガラス膜8へと吹き当てる。この被
検液は、管部材4と被検液導入管20との間の環状通路
24を通って排出孔18より排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微量被検液の連続的な
pH測定が可能な流通形pH電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に、微量被検液のpHを測定する場
合に使用される従来の流通形pH電極を示す。この流通
形pH電極100は、ガラス支持管101の下方に測定
部102を有し、この測定部102を貫通してpH感応
ガラスで作製されたガラス細管103が配設される。ガ
ラス細管103の一端には被検液導入管104が、又、
他端には被検液排出管105が接続される。更に、ガラ
ス支持管101の内部には内部電極106が配置される
と共に、電極内部液107が収容されている。
【0003】このような構成にて、被検液を、被検液導
入管104、ガラス細管103、そして被検液排出管1
05へと流動せしめることにより、被検液のpHが連続
的に測定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯かる構成の流通形p
H電極100では、上述したように、被検液が導入され
るガラス細管103は、pH感応ガラスにて作製するこ
とが必須である。このように、管状に加工されたpH感
応ガラスは、そのpH特性が、一般の球状pH感応ガラ
スと比較すると、アルカリ領域における誤差が大きいこ
とが分かっている。そのために、従来の流通形pH電極
は、pH測定範囲を0〜14とする測定系には使用し得
ないという問題を有していた。
【0005】従って、本発明の目的は、pH測定範囲を
0〜14とする測定系においても極めて有効に使用し得
る流通形pH電極を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
流通形pH電極にて達成される。要約すれば、本発明
は、球状とされるpH感応ガラス膜を上端に形成した管
部材の内側に、被検液導入管を配置し、この被検液導入
管により被検液を導入して、前記球状pH感応ガラス膜
へと吹き当て、その後、被検液は前記管部材と前記被検
液導入管との間の環状通路を通って排出するようにした
ことを特徴とする流通形pH電極である。
【0007】本発明の好ましい態様によると、概略円筒
形状をした細長のガラス支持管と、前記ガラス支持管の
内側に配置され、そしてその下端部が前記ガラス支持管
に一体に接合され、上端には球状のpH感応ガラス膜が
一体に設けられた内管と、前記ガラス支持管の下端開口
部を閉鎖するホルダと、前記ホルダ及び前記内管を貫通
して、前記球状pH感応ガラス膜の内側へと延在するよ
うにして設けられた被検液導入管と、前記ガラス支持管
内で、前記球状pH感応ガラス膜に隣接して配置された
内部電極と、前記ガラス支持管内に収容された電極内部
液と、前記被検液導入管へと導入され、そして前記被検
液導入管内を上昇して前記球状pH感応ガラス膜の内面
に吹き当てられ、次いで、前記内管と前記被検液導入管
との間に形成された環状通路を介して下方へと流動する
被検液を排出するために、前記ガラス支持管に形成され
た排出孔とを有することを特徴とする流通形pH電極が
提供される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る流通形pH電極を図面に
則して更に詳しく説明する。図1に本発明に係る流通形
pH電極の一実施例の全体構成を、又、図2には、図1
に示す流通形pH電極の要部を拡大して示す。
【0009】本実施例によると、流通形pH電極1は、
概略円筒形状をした細長のガラス支持管2を有する。ガ
ラス支持管2は、図2を参照するとより良く理解される
ように、その下方端側に位置してその内側に、細長の短
管、即ち、内管4が一体に配置される。つまり、ガラス
支持管2の内側に、ガラス支持管2の内径より小さい外
径を有した内管4が配置され、内管4の下端部外壁と、
ガラス支持管2の内壁とが環状部材6にて一体に接合さ
れる。内管4の上端開口部4aは、幾分上方へと拡開し
て形成され、その拡開部4aにpH感応ガラスにて作製
された球状のガラス膜8が一体に設けられる。
【0010】一例として、ガラス支持管2及び内管4の
具体的寸法を例示すれば、ガラス支持管2は、全長が7
0mm、内径5.3mm、肉厚0.85mmとされ、内
管4は、全長15mm、外径3mm、肉厚0.5mmと
され、先端拡開部4aの径は最大4mmとされる。又、
ガラス支持管2に接合される内管4の下端接続部6は、
ガラス支持管2の下端より8mmのところに位置するよ
うに構成される。このとき球状pH感応ガラス膜8の径
は大略4.3mmとされた。斯かる構成によって、好結
果を得ることができた。
【0011】ガラス支持管2の内側には、前記ガラス膜
8に隣接して、その上方に内部電極10が配置される。
この内部電極10は、図1に示すように、ガラス支持管
2の上端に装着された電極キャップ12に取り付けら
れ、電極端子14を介して測定装置本体(図示せず)へ
と接続可能とされる。又、ガラス支持管2の内壁と、前
記内管4及びガラス膜8との間に画成される空間部に
は、電極内部液Lが収容される。
【0012】更に、ガラス支持管2の、前記内管4との
接続部6より下方に延在した延長部2aには、前記内管
4との接続部6のすぐ下方に隣接して被検液の排出孔1
8が形成され、又、詳しくは後で説明するが、被検液導
入管20を保持し且つガラス支持管2の下端開口部を閉
鎖するためのホルダ22が装着される。
【0013】このホルダ22は、ガラス支持管2の下方
延長部2aが挿入される円筒部22aと、この円筒部2
2aに連接して形成されたノズル部22bとを有する。
ノズル部22bは、その中心に、円筒部22aへと連通
する貫通孔22cが形成されている。ホルダ22は、任
意の材料にて作製し得るが、プラスチック材料、例えば
PVC樹脂などで形成するのが好適である。
【0014】本発明に従えば、前記ホルダ22のノズル
部貫通孔22cを貫通し、更に前記内管4の内側に位置
して、球状pH感応ガラス膜8の内部へと延在するよう
にして、被検液導入管20が配置される。被検液導入管
20は、例えば内径1.12mm、肉厚0.18mmの
ステンレススチール製のパイプとし得るが、その他、チ
タンなどの金属管、或はガラス管なども使用することが
できる。従って、上記説明にて理解されるように、内管
4の内壁と被検液導入管20の外壁との間には環状の通
路24が形成される。
【0015】本発明の流通形pH電極の組立手順の一例
を示す図3をも参照するとより良く理解されるように、
上記構成の流通形pH電極にて、被検液導入管20はそ
の下方端部が、シリコーンゴムからなるパッキング30
を介してガラス支持管2の下方延長部2aの内側に液密
に取り付けられる。又、円筒部22aをガラス支持管2
の下方延長部2aに適合し、そして、ノズル部22bの
貫通孔22cに被検液導入管20の下方端部が挿入され
たホルダ22の内部空間部には、例えばシリコン樹脂や
エポキシ樹脂などとされる充填剤26が充填され、各部
材は一体に、しかも液密にて固定される。又、ホルダ円
筒部22aとガラス支持管2の下方延長部2aとの隙
間、或はホルダ22のノズル部貫通孔22cと被検液導
入管20との隙間にも充填剤が充填され、両者間は液密
とされる。
【0016】次に、以上の如くに構成される本発明の流
通形pH電極の作用について、図2を参照して、説明す
る。
【0017】サンプルポット(図示せず)などに貯留さ
れた被検液は、連結チューブTなどを介して被検液導入
管20へとポンプ送りされる。被検液導入管20へと導
入された被検液は、被検液導入管20内を矢印方向へと
上昇し、球状pH感応ガラス膜8の内面に吹き当てられ
る。ガラス膜8に吹き当てられた被検液は、次いで、ガ
ラス膜内面に沿って内管4の拡開部4aへと流れ、そし
て、内管4と被検液導入管20との間に形成された環状
通路24を介して下方へと流動する。下方へと流動した
被検液は、その後、ガラス支持管2に形成された排出孔
18を通って外部へと送出される。
【0018】このように、本発明によれば、従来の球状
pH感応ガラス膜のpH特性をそのまま、流通形pH電
極に採用することができ、微量被検液の連続的なpH測
定が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る流通
形pH電極は、球状pH感応ガラス膜を上端に形成した
管部材の内側に被検液導入管を配置し、そしてこの被検
液導入管により被検液を導入して、球状ガラス膜へと吹
き当てる構成とされるので、従来の球状pH感応ガラス
膜のpH特性をそのまま流通形pH電極に採用すること
ができ、微量pH測定範囲を0〜14とする測定系にて
も極めて有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流通形pH電極の一実施例の全体
構成を示す正面図である。
【図2】図1に示す流通形pH電極の要部拡大断面図で
ある。
【図3】本発明に係る流通形pH電極の組立手順の一例
を示す分解斜視図である。
【図4】従来の流通形pH電極の構成図である。
【符号の説明】
1 流通形pH電極 2 ガラス支持管 4 内管 8 球状pH感応ガラス膜 10 内部電極 18 排出孔 20 被検液導入管 22 ホルダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状とされるpH感応ガラス膜を上端に
    形成した管部材の内側に、被検液導入管を配置し、この
    被検液導入管により被検液を導入して、前記球状pH感
    応ガラス膜へと吹き当て、その後、被検液は前記管部材
    と前記被検液導入管との間の環状通路を通って排出する
    ようにしたことを特徴とする流通形pH電極。
  2. 【請求項2】 概略円筒形状をした細長のガラス支持管
    と、前記ガラス支持管の内側に配置され、そしてその下
    端部が前記ガラス支持管に一体に接合され、上端には球
    状のpH感応ガラス膜が一体に設けられた内管と、前記
    ガラス支持管の下端開口部を閉鎖するホルダと、前記ホ
    ルダ及び前記内管を貫通して、前記球状pH感応ガラス
    膜の内側へと延在するようにして設けられた被検液導入
    管と、前記ガラス支持管内で、前記球状pH感応ガラス
    膜に隣接して配置された内部電極と、前記ガラス支持管
    内に収容された電極内部液と、前記被検液導入管へと導
    入され、そして前記被検液導入管内を上昇して前記球状
    pH感応ガラス膜の内面に吹き当てられ、次いで、前記
    内管と前記被検液導入管との間に形成された環状通路を
    介して下方へと流動する被検液を排出するために、前記
    ガラス支持管に形成された排出孔とを有することを特徴
    とする流通形pH電極。
JP33357992A 1992-11-19 1992-11-19 流通形pH電極 Pending JPH06160331A (ja)

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JPH06160331A true JPH06160331A (ja) 1994-06-07

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JP (1) JPH06160331A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4027069A1 (de) * 1989-08-29 1991-03-14 Mitsubishi Electric Corp Drosselklappensteuerung fuer eine brennkraftmaschine
JP2008215826A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 T & K Serve:Kk 流通形pH電極用ホルダー

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4027069A1 (de) * 1989-08-29 1991-03-14 Mitsubishi Electric Corp Drosselklappensteuerung fuer eine brennkraftmaschine
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