JPH06159483A - 歯車変速機 - Google Patents

歯車変速機

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Publication number
JPH06159483A
JPH06159483A JP4308443A JP30844392A JPH06159483A JP H06159483 A JPH06159483 A JP H06159483A JP 4308443 A JP4308443 A JP 4308443A JP 30844392 A JP30844392 A JP 30844392A JP H06159483 A JPH06159483 A JP H06159483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
sound
case
acoustic sound
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP4308443A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Agata
寛志 阿片
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4308443A priority Critical patent/JPH06159483A/ja
Publication of JPH06159483A publication Critical patent/JPH06159483A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】歯車3,4,入,出力軸1,2,軸1,2を支
持する軸受6〜9及びこれらを内包するケース5を含む
変速機において、ケース5の外側の一部または全体に、
ケース5との間に空隙を介し面状の音響発生手段13を
設け、ケース5と音響発生手段13との間に音響検出手
段を設け、音響検出手段で検出した信号をアンプ,位相
変換器等を介し、制御信号として音響発生手段13に入
力する。 【効果】歯車ケースから発生した騒音と、大きさが等し
く位相が180度逆の音を発生させ、歯車ケースから発
生した騒音を打ち消すように作用し、騒音の小さい変速
機を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車等を有する変速機
に係り、特に、変速機の騒音を低減するのに好適な変速
機の騒音低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歯車等を有する変速機の騒音は、
歯車の噛み合いに起因する騒音が主成分であることか
ら、歯車の噛み合いによる加振力を低減する、あるいは
歯車の振動がケースに伝搬しにくいようにする等の考案
がなされている。例えば、特開昭60−98245 号公報が例
としてあげられる。これはこれなりに重要であるが、伝
達動力が大きい場合や歯車の精度がそれ以上上げられな
い場合等歯車自身の改良だけでは限界のある場合も多
い。このような場合には、ケースの防音等が必要にな
る。その一例として、例えば、実開昭61−73869 号公報
がある。これは、ケースの内側を遮音板で被覆し多数の
ポケットを形成したものであるが、構造が複雑であるこ
と、ケースの内側なので油がたまる等課題も多い。ま
た、ケース自体が振動した場合、発生するケースの振動
音に対しては効果がなく、これに対しては、装置全体を
覆う防音カバーに依存しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、歯車
等を有する変速機の騒音を、ケース内からの透過音及び
ケースの振動音を低減することにより、騒音の低い変速
機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ケースの外
面の一部または全面に、ケースとの間に空隙を介し面状
の音響発生手段を設け、ケースと音響発生手段との間に
音響検出手段を設け、前記音響検出手段で検出した信号
をアンプ,位相変換器等を介し、制御信号として前記音
響発生手段に入力することにより達成される。
【0005】
【作用】本発明の騒音低減装置は、音響検出手段で検出
した騒音をもとに、検出した騒音と大きさが等しく位相
が180度逆の音を、音響発生手段より発生させる。音
響発生手段より発生した音は、歯車ケースより発生した
騒音を打ち消すように作用する。その結果、騒音の低い
変速機を提供することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
より説明する。本実施例はかさ歯車減速機に本発明の騒
音低減装置を設置した例である。
【0007】先ず、図1を用い本実施例の構成について
説明する。入力軸1に固定された小歯車3と出力軸2に
固定された大歯車4は、入力軸1と出力軸2の各々の軸
中心線が交わる点が各々のかさ歯車のかさの中心となる
ように噛み合い、これらをケース5が内包している。入
力軸1は軸受6,軸受7を介し、出力軸2は軸受8,軸
受9を介しケース5に支持されている。また、出力軸2
に働くスラスト力は支持スラスト軸受10により支持さ
れる。
【0008】ケース5の内部には油タンク11があり、
内蔵された油圧ポンプ12により歯車部及び軸受部に給
油される。ケース5の外側には、空隙を有して本発明の
騒音低減装置である面状の音響発生装置13が弾性部材
14等を介して設置されている。音響発生装置13は、
例えば、図2に示すシート状の圧電フィルム13a、あ
るいは図3に示す薄板13bに圧電素子13c等の振動
発生装置が装着されたものである。また、ケース5と音
響発生装置13との間の空間には、音響検出装置である
マイクロホン15が設置されている。マイクロホン15
と音響発生装置13との間には、図4に示すように、ア
ンプ16,位相変換器17が接続されている。弾性部材
14を介して設置した理由は、音響発生装置13が共振
しないためであり、共振の心配がなければ直接設置して
もよい。
【0009】次に、本実施例の動作について説明する。
電動機やタービン等の回転がカップリング等を介し入力
軸1に伝わり、その回転が小歯車3から大歯車4に伝わ
り出力軸2を回転させる。これにより入力軸1の回転は
減速され、方向を変え出力軸2に伝わる。出力軸2の回
転はカップリング等を介し負荷側に伝わり、例えば、ポ
ンプ等の負荷を駆動させる。
【0010】このとき小歯車3と大歯車4との噛み合い
により衝突音や振動音が発生する。図5に示すように、
この騒音の主成分は歯車の噛み合い周波数(入力軸1の
回転数×小歯車3の歯数)の1次成分であり、数百Hz
から1kHzまでの騒音が特に大きい。歯車近傍で発生
した音はケース5内の音圧を高めるとともに、ケース5
から外部に透過し、耳障りな騒音となる。この透過音は
ケース5の板厚を上げることによりある程度は遮音され
るが、歯車から伝達される振動によりケース5自体が振
動し、その効果が低減される。そのため、ケース5内部
からの透過音を低減するとともに、ケース5の振動によ
り発生する振動音を低減することが低騒音化には重要で
ある。
【0011】本発明の騒音低減装置は、音響検出用のマ
イク15によりケース5の内部及び表面から発生した騒
音を検出し、検出された信号はアンプ16,位相変換器
17により調整され、音響発生装置13に制御信号とし
て入力される。音響発生装置13は検出した信号と、大
きさが等しく位相が180度逆の音を発生し、ケース5
からの騒音を打ち消すように作用する。振幅及び位相の
調整は、予め音響発生装置13の前面での音の測定値が
小さくなるように調整するか、あるいは、外部にもマイ
クロホンを設置し、その出力が小さくなるように制御し
てもよい。
【0012】以上のように作用するので、本発明の騒音
低減装置は歯車等を有する減速機の低騒音化に効果が大
きい。
【0013】次に、本発明の第二の実施例について、図
6を用いて説明する。本実施例の特徴は図6に示すよう
に、制御信号としてケース5に装着された振動検出器1
8の検出信号を用いた点、すなわち、図4のマイクロホ
ン15が振動検出器18に変わった点である。その他の
構成は第一の実施例と同様である。
【0014】以上のように構成することにより、ケース
5内部からの透過音及びケース5の振動音を低減するこ
とができるので、騒音の低い変速機を提供することがで
きる。また、制御信号として振動(加速度)を用いてい
るので位相検出がしやすい、取扱い性がよい等の利点が
ある。
【0015】次に、本発明の第三の実施例について、図
7を用いて説明する。本実施例の特徴は、アンプ,位相
変換器の調整用つまみ19,20が付いた点である。そ
の他の構成は第一の実施例と同様である。
【0016】このように構成することにより、アンプ,
位相変換器の調整用つまみ19,20を用い音響検出手
段で検出した騒音をもとに、検出した騒音と大きさが等
しく位相が180度逆の音を、音響発生手段より発生さ
せるように調整できる。その結果、変速機設置後でも、
また運転状況に応じても調整ができ、騒音の低い変速機
を提供することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の騒音低減装置は、ケース内部か
らの透過音及びケースの振動音を打ち消すように作用す
るので、騒音の小さい変速機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】音響発生装置の一実施例の縦断面図。
【図3】音響発生装置の他の実施例の縦断面図。
【図4】制御系のブロック線図。
【図5】変速機騒音の周波数分析結果の特性図。
【図6】本発明の第二の実施例の騒音低減装置部の縦断
面図。
【図7】本発明の第三の実施例の調整用つまみ部の正面
図。
【符号の説明】
1…入力軸、2…出力軸、3…小歯車、4…大歯車、5
…ケース、6,7,8,9…軸受、10…支持スラスト
軸受、11…油タンク、12…油圧ポンプ、13…音響
発生装置、14…弾性部材、15…マイクロホン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車、前記歯車を固定する軸、前記軸を支
    持する軸受等及びこれらを内包するケースを含む変速機
    において、前記ケースの外面の一部または全面に、前記
    ケースとの間に空隙を介し面状の音響発生手段を設け、
    前記ケースと前記音響発生手段との間に音響検出手段を
    設け、前記音響検出手段で検出した信号をアンプ,位相
    変換器等を介し、制御信号として前記音響発生手段に入
    力するようにしたことを特徴とする歯車変速機。
JP4308443A 1992-11-18 1992-11-18 歯車変速機 Pending JPH06159483A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4308443A JPH06159483A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 歯車変速機

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JP4308443A JPH06159483A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 歯車変速機

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JPH06159483A true JPH06159483A (ja) 1994-06-07

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ID=17981097

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JP4308443A Pending JPH06159483A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 歯車変速機

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JP (1) JPH06159483A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091013A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd 減速装置の軸の支持構造
CN106090193A (zh) * 2016-08-25 2016-11-09 辽宁科技学院 一种用于变速箱齿轮啮合降噪装置
CN115264033A (zh) * 2022-09-22 2022-11-01 江苏南江减速机有限公司 一种减速机的降噪防护罩

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