JPH06159205A - 複合遊星歯車装置 - Google Patents
複合遊星歯車装置Info
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- JPH06159205A JPH06159205A JP19493493A JP19493493A JPH06159205A JP H06159205 A JPH06159205 A JP H06159205A JP 19493493 A JP19493493 A JP 19493493A JP 19493493 A JP19493493 A JP 19493493A JP H06159205 A JPH06159205 A JP H06159205A
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- shaft
- gear
- planet
- planetary
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/04—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
- F02N15/043—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the gearing including a speed reducer
- F02N15/046—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the gearing including a speed reducer of the planetary type
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車のスターターモーターに使用するため
に、より小型で軽量な構成体からなる複合遊星歯車装置
を提供すること。 【構成】 本装置は電機子シャフト（１２）に取付けら
れたピニオン（２０）と相対的に静止したリング歯車
（２２）と、複数個の遊星シャフト（２６，２８）と、
複数個の遊星歯車セットとを含む。各々の遊星シャフト
は出力シャフト（１６）に連結され、電機子シャフト
（１２）の周りで軌道に乗ることができる。各々の遊星
歯車セットは、関連する遊星シャフトに取付けられた２
つの遊星歯車を有する。前記遊星歯車の１つはピニオン
（２０）と係合し、ピニオンの回転を第１遊星歯車（４
４）へ伝達する。他の遊星歯車（４６）は第１遊星歯車
と共に回転することができ、リング歯車と係合し、関連
する遊星シャフトを電機子シャフトの周りで軌道に乗
せ、エンジンを始動させるのに十分な回転を出力シャフ
トに伝達する。
に、より小型で軽量な構成体からなる複合遊星歯車装置
を提供すること。 【構成】 本装置は電機子シャフト（１２）に取付けら
れたピニオン（２０）と相対的に静止したリング歯車
（２２）と、複数個の遊星シャフト（２６，２８）と、
複数個の遊星歯車セットとを含む。各々の遊星シャフト
は出力シャフト（１６）に連結され、電機子シャフト
（１２）の周りで軌道に乗ることができる。各々の遊星
歯車セットは、関連する遊星シャフトに取付けられた２
つの遊星歯車を有する。前記遊星歯車の１つはピニオン
（２０）と係合し、ピニオンの回転を第１遊星歯車（４
４）へ伝達する。他の遊星歯車（４６）は第１遊星歯車
と共に回転することができ、リング歯車と係合し、関連
する遊星シャフトを電機子シャフトの周りで軌道に乗
せ、エンジンを始動させるのに十分な回転を出力シャフ
トに伝達する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のためのスタータ
ーモーターに係り、特に、複合遊星歯車減速装置を有し
たスターターモーターに関する。
ーモーターに係り、特に、複合遊星歯車減速装置を有し
たスターターモーターに関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃エンジンのための大分部の始動装置
は、バッテリー駆動の直流スターターモーターを含む。
前記スターターモーターは、エンジンを始動させるのに
必要な回転速度、即ち、一般的に、火花点火エンジンに
関しては、毎分６０ないし１００回転、ディーゼルエン
ジンに関しては、毎分約８０ないし２００回転より大き
な電機子シャフトの速度を得ることができる。しかしな
がら、エンジンを始動させるのに必要なトルクが、スタ
ーターモーターの電機子が発生させることのできるトル
クよりも大きいので、スターターモーターの速度を増大
したトルクに変えるために何等かの設備を設けなければ
ならない。
は、バッテリー駆動の直流スターターモーターを含む。
前記スターターモーターは、エンジンを始動させるのに
必要な回転速度、即ち、一般的に、火花点火エンジンに
関しては、毎分６０ないし１００回転、ディーゼルエン
ジンに関しては、毎分約８０ないし２００回転より大き
な電機子シャフトの速度を得ることができる。しかしな
がら、エンジンを始動させるのに必要なトルクが、スタ
ーターモーターの電機子が発生させることのできるトル
クよりも大きいので、スターターモーターの速度を増大
したトルクに変えるために何等かの設備を設けなければ
ならない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来型の自動車のスタ
ーターモーターは、電機子シャフトの速度を減少させ
て、それに対応してエンジン始動のために利用可能なト
ルクを増大させるために、単一遊星歯車セットを用いて
いる。この歯車セットは代表的には、スターターモータ
ーハウジングに固定されたリング歯車と、電機子シャフ
トとともに回転可能なピニオンと、前記ピニオンおよび
リング歯車の両者と係合する少なくとも１つの遊星歯車
とからなる。例えば、コルビン他による米国特許第４，
４１２，４５７を参照するとよい。歯車の相対的な直径
や、各々の歯の数によって、前記単一遊星歯車セット
は、スターターモーターの電機子シャフトに対する出力
シャフトのトルクを増加させ、その速度を減少させる。
このように、単一遊星歯車セットを備えたスターターモ
ーターは、直接駆動の、即ち、歯車減速なしのスタータ
ーモーターと同等な出力を発生することができ、同時に
モーターの構成体を、より小寸法かつ、より軽量にする
ことができる。
ーターモーターは、電機子シャフトの速度を減少させ
て、それに対応してエンジン始動のために利用可能なト
ルクを増大させるために、単一遊星歯車セットを用いて
いる。この歯車セットは代表的には、スターターモータ
ーハウジングに固定されたリング歯車と、電機子シャフ
トとともに回転可能なピニオンと、前記ピニオンおよび
リング歯車の両者と係合する少なくとも１つの遊星歯車
とからなる。例えば、コルビン他による米国特許第４，
４１２，４５７を参照するとよい。歯車の相対的な直径
や、各々の歯の数によって、前記単一遊星歯車セット
は、スターターモーターの電機子シャフトに対する出力
シャフトのトルクを増加させ、その速度を減少させる。
このように、単一遊星歯車セットを備えたスターターモ
ーターは、直接駆動の、即ち、歯車減速なしのスタータ
ーモーターと同等な出力を発生することができ、同時に
モーターの構成体を、より小寸法かつ、より軽量にする
ことができる。
【０００４】広範囲な使用目的のために、さらに複雑な
複合遊星歯車装置が提案されている。これらの設計は、
代表的には、共通のシャフトに取付けられた２あるいは
それ以上の遊星歯車を有している。例えば、デューアに
よる米国特許第３，０８１，６４８は、コンピュータ
や、ナビゲーション制御計測装置、ガイダンス制御装
置、およびその類似装置に使用するタイプのサーボ制御
機構に用いるための、複合エピサイクル歯車機構を教示
している。また、ライナー他による米国特許第３，６４
０，１５０も、翼のフラップあるいは脚室ドアのよう
な、蝶番のついた飛行機構成体を付勢するための、複合
遊星歯車装置の使用を開示している。
複合遊星歯車装置が提案されている。これらの設計は、
代表的には、共通のシャフトに取付けられた２あるいは
それ以上の遊星歯車を有している。例えば、デューアに
よる米国特許第３，０８１，６４８は、コンピュータ
や、ナビゲーション制御計測装置、ガイダンス制御装
置、およびその類似装置に使用するタイプのサーボ制御
機構に用いるための、複合エピサイクル歯車機構を教示
している。また、ライナー他による米国特許第３，６４
０，１５０も、翼のフラップあるいは脚室ドアのよう
な、蝶番のついた飛行機構成体を付勢するための、複合
遊星歯車装置の使用を開示している。
【０００５】自動車のスターターモーターに用いるため
にも、複合遊星歯車装置が提案されている。例えば、ギ
バンによる米国特許第４，５７３，３６４は、中心シャ
フトと一体構造になった太陽歯車が数個の遊星歯車を駆
動する歯車減速のスターター駆動装置を開示している。
第１の遊星歯車と同軸的な第２組の遊星歯車が被駆動シ
ャフトの歯車の歯と噛合し、それによって被駆動シャフ
トを駆動する。
にも、複合遊星歯車装置が提案されている。例えば、ギ
バンによる米国特許第４，５７３，３６４は、中心シャ
フトと一体構造になった太陽歯車が数個の遊星歯車を駆
動する歯車減速のスターター駆動装置を開示している。
第１の遊星歯車と同軸的な第２組の遊星歯車が被駆動シ
ャフトの歯車の歯と噛合し、それによって被駆動シャフ
トを駆動する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はエンジンを始動
するために、自動車のスターターモーターの電機子シャ
フトから出力シャフトへ回転を伝達するための、改良さ
れた複合遊星歯車装置を提供する。前記装置は電機子シ
ャフトに取付けられたピニオンと相対的に静止したリン
グ歯車と、複数個の遊星シャフトと、複数個の遊星歯車
セットとを含む。各々の遊星シャフトは出力シャフトに
連結され、電機子シャフトの周りで軌道に乗ることがで
きる。各々の遊星歯車セットは、関連する遊星シャフト
に取付けられた２つの遊星歯車を有する。前記遊星歯車
の１つはピニオンと係合し、ピニオンの回転を第１遊星
歯車へ伝達する。他の遊星歯車は第１遊星歯車と共に回
転することができ、リング歯車と係合し、関連する遊星
シャフトを電機子シャフトの周りで軌道に乗せ、エンジ
ンを始動させるのに十分な回転を出力シャフトに伝達す
る。
するために、自動車のスターターモーターの電機子シャ
フトから出力シャフトへ回転を伝達するための、改良さ
れた複合遊星歯車装置を提供する。前記装置は電機子シ
ャフトに取付けられたピニオンと相対的に静止したリン
グ歯車と、複数個の遊星シャフトと、複数個の遊星歯車
セットとを含む。各々の遊星シャフトは出力シャフトに
連結され、電機子シャフトの周りで軌道に乗ることがで
きる。各々の遊星歯車セットは、関連する遊星シャフト
に取付けられた２つの遊星歯車を有する。前記遊星歯車
の１つはピニオンと係合し、ピニオンの回転を第１遊星
歯車へ伝達する。他の遊星歯車は第１遊星歯車と共に回
転することができ、リング歯車と係合し、関連する遊星
シャフトを電機子シャフトの周りで軌道に乗せ、エンジ
ンを始動させるのに十分な回転を出力シャフトに伝達す
る。
【０００７】従って、本発明の目的は上述したタイプの
装置で、モーターの電機子シャフトと出力シャフトとの
間で、単一遊星歯車セットから得られるよりも大きい歯
車減速を得ることのできる、より効率的な装置を提供す
ることにある。
装置で、モーターの電機子シャフトと出力シャフトとの
間で、単一遊星歯車セットから得られるよりも大きい歯
車減速を得ることのできる、より効率的な装置を提供す
ることにある。
【０００８】本発明の他の目的は、上述したタイプの装
置で、より大きな歯車減速比を有した装置を提供するこ
とにある。
置で、より大きな歯車減速比を有した装置を提供するこ
とにある。
【０００９】本発明の他の目的は、上述したタイプの装
置で、より小さくてより軽量のモーター電機子とモータ
ー界磁部品を提供することにある。
置で、より小さくてより軽量のモーター電機子とモータ
ー界磁部品を提供することにある。
【００１０】本発明のさらに他の目的は、上述したタイ
プの装置で、直接駆動の、あるいは単一遊星歯車減速の
スターターモーターに等価な出力を維持する装置を提供
することにある。
プの装置で、直接駆動の、あるいは単一遊星歯車減速の
スターターモーターに等価な出力を維持する装置を提供
することにある。
【００１１】本発明のこれらおよびその他の目的、特
徴、および利点は、添付図面を参照しながら、本発明を
実施するための最良形態についての以下の詳細な説明か
ら容易に明らかになるであろう。
徴、および利点は、添付図面を参照しながら、本発明を
実施するための最良形態についての以下の詳細な説明か
ら容易に明らかになるであろう。
【００１２】
【実施例】図面を参照しながら、本発明の好ましい実施
例について説明する。図１と図２は複合遊星歯車装置１
０を示しており、これは自動車両のスターターモーター
１４の電機子シャフト１２から出力シャフト１６へ回転
を伝達するためのものである。出力シャフト１６の回転
は、その後、自動車エンジン（図示せず）のクランクシ
ャフトへ伝達され、後述するようにしてエンジンを始動
する。
例について説明する。図１と図２は複合遊星歯車装置１
０を示しており、これは自動車両のスターターモーター
１４の電機子シャフト１２から出力シャフト１６へ回転
を伝達するためのものである。出力シャフト１６の回転
は、その後、自動車エンジン（図示せず）のクランクシ
ャフトへ伝達され、後述するようにしてエンジンを始動
する。
【００１３】スターターモーター１４のモーターハウジ
ング１８はその中に一連の界磁発生装置、例えば、よく
知られている従来型の界磁コイルあるいは永久磁石を支
持している。前記界磁発生装置は、当業界で知られてい
るように自動車両の点火スイッチを始動位置へ回したと
きに、電機子シャフト１２を比較的高速で回転させるよ
うに作用する。
ング１８はその中に一連の界磁発生装置、例えば、よく
知られている従来型の界磁コイルあるいは永久磁石を支
持している。前記界磁発生装置は、当業界で知られてい
るように自動車両の点火スイッチを始動位置へ回したと
きに、電機子シャフト１２を比較的高速で回転させるよ
うに作用する。
【００１４】前記複合遊星歯車装置１０は、ピニオン１
０と、リング歯車２２と、複数個の遊星シャフト２４，
２６，２８および３０と、複数個の遊星歯車セット３
２，３４，３６および３８とからなる。ピニオン２０は
電機子シャフト１２に固定的に取付けられ、従って点火
スイッチが始動位置へ回されると、電機子シャフト１２
と共に比較的高速で回転する。リング歯車２２は、モー
ターのハウジング１８に固定的に取付けられていて、従
って、電機子シャフト１２の回転に対しては静止して保
持されている。代表的にいうと、モーターハウジング１
８の直径は約３インチ（７．６２ｃｍ）であり、電機子
シャフト１２の周りで同心的に配置されたリング歯車２
２を保持している。
０と、リング歯車２２と、複数個の遊星シャフト２４，
２６，２８および３０と、複数個の遊星歯車セット３
２，３４，３６および３８とからなる。ピニオン２０は
電機子シャフト１２に固定的に取付けられ、従って点火
スイッチが始動位置へ回されると、電機子シャフト１２
と共に比較的高速で回転する。リング歯車２２は、モー
ターのハウジング１８に固定的に取付けられていて、従
って、電機子シャフト１２の回転に対しては静止して保
持されている。代表的にいうと、モーターハウジング１
８の直径は約３インチ（７．６２ｃｍ）であり、電機子
シャフト１２の周りで同心的に配置されたリング歯車２
２を保持している。
【００１５】各々の遊星シャフト２４，２６，２８およ
び３０は、出力シャフト１６の一端と一体構造になった
板部材４２に固定されている。前記板部材４０はモータ
ーハウジング１８の中で回転可能になっていて、遊星シ
ャフト２４，２６，２８および３０を支持し、従って、
各々のシャフトは電機子シャフト１２とリング歯車２２
との間の点にまで延在している。各々の遊星シャフト２
４，２６，２８および３０は、板部材４０と出力シャフ
ト１６とが回転すると、電機子シャフト１２の周りで軌
道に乗ることができる。図１および図２に示した実施例
は電機子シャフト１２の周りで等角度的に配置された４
個の遊星シャフトを有しているが、本発明の機能を発揮
するのには単一の遊星シャフトしか必要としないことが
理解されるはずである。
び３０は、出力シャフト１６の一端と一体構造になった
板部材４２に固定されている。前記板部材４０はモータ
ーハウジング１８の中で回転可能になっていて、遊星シ
ャフト２４，２６，２８および３０を支持し、従って、
各々のシャフトは電機子シャフト１２とリング歯車２２
との間の点にまで延在している。各々の遊星シャフト２
４，２６，２８および３０は、板部材４０と出力シャフ
ト１６とが回転すると、電機子シャフト１２の周りで軌
道に乗ることができる。図１および図２に示した実施例
は電機子シャフト１２の周りで等角度的に配置された４
個の遊星シャフトを有しているが、本発明の機能を発揮
するのには単一の遊星シャフトしか必要としないことが
理解されるはずである。
【００１６】前記遊星歯車セット３２，３４，３６およ
び３８は遊星シャフト２４，２６，２８および３０の上
に取付けられ、それらによって支持されている。各々の
遊星歯車セット３２，３４，３６および３８は２つの遊
星歯車のセットからなっている。説明のために遊星歯車
セット３６を参照すると、これは、遊星シャフト２８に
取付けられた第１遊星歯車４４と第２遊星歯車４６とか
らなっている。
び３８は遊星シャフト２４，２６，２８および３０の上
に取付けられ、それらによって支持されている。各々の
遊星歯車セット３２，３４，３６および３８は２つの遊
星歯車のセットからなっている。説明のために遊星歯車
セット３６を参照すると、これは、遊星シャフト２８に
取付けられた第１遊星歯車４４と第２遊星歯車４６とか
らなっている。
【００１７】第１遊星歯車４４は、第１遊星歯車４４の
中へ押込まれたベアリングによって、遊星シャフト２８
に回転可能的に取付けられている。第１遊星歯車４４は
ピニオン２０と係合し、電機子シャフト１２の回転は第
１遊星歯車４４に伝達される。第２遊星歯車４６も同様
に遊星シャフト２８に回転可能的に取付けられており、
また第１遊星歯車４４にも固定されていて、従って遊星
シャフト２８によって画定された回転軸線の周りで一緒
に回転可能となっている。第２遊星歯車４６は第１遊星
歯車４４の直径より小さい直径を有し、第２遊星歯車４
６がリング歯車２２と回転可能的に係合しているので、
遊星シャフト２８は板部材４０と、それと一体構造的な
出力シャフト１６を駆動する。
中へ押込まれたベアリングによって、遊星シャフト２８
に回転可能的に取付けられている。第１遊星歯車４４は
ピニオン２０と係合し、電機子シャフト１２の回転は第
１遊星歯車４４に伝達される。第２遊星歯車４６も同様
に遊星シャフト２８に回転可能的に取付けられており、
また第１遊星歯車４４にも固定されていて、従って遊星
シャフト２８によって画定された回転軸線の周りで一緒
に回転可能となっている。第２遊星歯車４６は第１遊星
歯車４４の直径より小さい直径を有し、第２遊星歯車４
６がリング歯車２２と回転可能的に係合しているので、
遊星シャフト２８は板部材４０と、それと一体構造的な
出力シャフト１６を駆動する。
【００１８】あるいは、当業界では、第１遊星歯車４４
と第２遊星歯車４６とが遊星シャフト２８に関して直接
固定され、遊星シャフト２８に対しては相対的に回転で
きないようにすることもわかるであろう。遊星シャフト
２８とその他の遊星シャフト２４，２６および３０と
は、出力シャフト１６の板部材４０上に回転可能的に支
持されるであろう。
と第２遊星歯車４６とが遊星シャフト２８に関して直接
固定され、遊星シャフト２８に対しては相対的に回転で
きないようにすることもわかるであろう。遊星シャフト
２８とその他の遊星シャフト２４，２６および３０と
は、出力シャフト１６の板部材４０上に回転可能的に支
持されるであろう。
【００１９】操作においては、電機子シャフト１２の回
転およびトルクは、ピニオン２０から第１遊星歯車４４
および歯車セット３２，３４，３８のその他の第１遊星
歯車とへ伝達され、電機子シャフト１２から遊星歯車セ
ットへ、歯車の相対的な直径および各々の歯車の歯数に
比例した速度変化を発生させる。第１遊星歯車４４と同
じ速度で回転する第２遊星歯車４６が静止的なリング歯
車２２と接触し、それに沿って円周方向に移動する。従
って、複合遊星歯車セット３２，３４，３６および３８
はそれらを取付けられている遊星シャフトの軸線の周り
で回転し、さらに遊星シャフト２４，２６，２８および
３０がピニオン２０と出力シャフト１６との周りで回転
する。このようにして運動とトルクとが出力シャフト１
６へ伝達される。
転およびトルクは、ピニオン２０から第１遊星歯車４４
および歯車セット３２，３４，３８のその他の第１遊星
歯車とへ伝達され、電機子シャフト１２から遊星歯車セ
ットへ、歯車の相対的な直径および各々の歯車の歯数に
比例した速度変化を発生させる。第１遊星歯車４４と同
じ速度で回転する第２遊星歯車４６が静止的なリング歯
車２２と接触し、それに沿って円周方向に移動する。従
って、複合遊星歯車セット３２，３４，３６および３８
はそれらを取付けられている遊星シャフトの軸線の周り
で回転し、さらに遊星シャフト２４，２６，２８および
３０がピニオン２０と出力シャフト１６との周りで回転
する。このようにして運動とトルクとが出力シャフト１
６へ伝達される。
【００２０】図１に示したように、また当業界で従来か
ら分かっているように、スターター駆動装置４８はピニ
オン５０とオーバーランニングクラッチ５２とからな
る。ピニオン５０は、出力シャフト１６上で移動可能的
に配置され、かつそれによって駆動されるオーバーラン
ニングクラッチ５２によって駆動される。ピニオン５０
は始動しようとするエンジンに取付けられたフライホイ
ール（図示せず）と噛合可能である。この目的のため
に、モーターハウジング１８の端部５４は、当業界で知
られているように、ピニオン５０とエンジンのフライホ
イールとの噛合部を収納するための開口（図示せず）を
有している。出力シャフト１６にはまたらせん状のスプ
ライン５６が設けられており、オーバーランニングクラ
ッチ５２における合致的ならせん溝と協動し、ソレノイ
ド６０の係合レバー５８によってスターター駆動装置４
８が出力シャフト１６に関して軸線方向に少し移動され
た時にはいつも、スターター駆動装置４８を少し回転さ
せるようになっている。スターター駆動装置４８を軸線
方向に移動させると、ピニオン５０はエンジンのフライ
ホイールと係合させられる。
ら分かっているように、スターター駆動装置４８はピニ
オン５０とオーバーランニングクラッチ５２とからな
る。ピニオン５０は、出力シャフト１６上で移動可能的
に配置され、かつそれによって駆動されるオーバーラン
ニングクラッチ５２によって駆動される。ピニオン５０
は始動しようとするエンジンに取付けられたフライホイ
ール（図示せず）と噛合可能である。この目的のため
に、モーターハウジング１８の端部５４は、当業界で知
られているように、ピニオン５０とエンジンのフライホ
イールとの噛合部を収納するための開口（図示せず）を
有している。出力シャフト１６にはまたらせん状のスプ
ライン５６が設けられており、オーバーランニングクラ
ッチ５２における合致的ならせん溝と協動し、ソレノイ
ド６０の係合レバー５８によってスターター駆動装置４
８が出力シャフト１６に関して軸線方向に少し移動され
た時にはいつも、スターター駆動装置４８を少し回転さ
せるようになっている。スターター駆動装置４８を軸線
方向に移動させると、ピニオン５０はエンジンのフライ
ホイールと係合させられる。
【００２１】本発明による複合遊星歯車装置は、電機子
シャフト１２と出力シャフト１６との速度減速比を、単
一遊星歯車セットから得られる代表的な約４．３６ない
し１という減速比に比べて、約９．５ないし１にする。
本発明による減速比は、各々の歯車の歯数、および（あ
るいは）歯車の直径を変化させることによって変えるこ
とができることを理解すべきである。
シャフト１２と出力シャフト１６との速度減速比を、単
一遊星歯車セットから得られる代表的な約４．３６ない
し１という減速比に比べて、約９．５ないし１にする。
本発明による減速比は、各々の歯車の歯数、および（あ
るいは）歯車の直径を変化させることによって変えるこ
とができることを理解すべきである。
【００２２】本発明による複合遊星歯車装置は、約１０
ないし１２フィートポンド（１．３６−１．６３ｋｇ−
ｍ）の出力トルクと、約１ないし２ｋｗのピーク出力と
を発生させ、これは直接駆動あるいは従来の単一遊星歯
車によって減速されるスターターモーターから得られる
出力トルクおよび出力に匹敵できる。さらに、本発明の
構成体は、直接駆動あるいは従来型の単一遊星歯車機構
の構成体より軽量でより小さい。
ないし１２フィートポンド（１．３６−１．６３ｋｇ−
ｍ）の出力トルクと、約１ないし２ｋｗのピーク出力と
を発生させ、これは直接駆動あるいは従来の単一遊星歯
車によって減速されるスターターモーターから得られる
出力トルクおよび出力に匹敵できる。さらに、本発明の
構成体は、直接駆動あるいは従来型の単一遊星歯車機構
の構成体より軽量でより小さい。
【００２３】ここで示し、記載した本発明の形態は本発
明の好ましい実施例を構成しているが、それらは全ての
あり得る形態を説明しようとするものではないことが理
解されるはずである。また、用いられる用語は限定する
というよりもむしろ説明のための用語であり、開示した
本発明の精神と範囲を逸脱することなしに各種の変更を
行うことができることも理解されるはずである。
明の好ましい実施例を構成しているが、それらは全ての
あり得る形態を説明しようとするものではないことが理
解されるはずである。また、用いられる用語は限定する
というよりもむしろ説明のための用語であり、開示した
本発明の精神と範囲を逸脱することなしに各種の変更を
行うことができることも理解されるはずである。
【図１】本発明による複合遊星歯車装置を有する自動車
のスターターモーターの部分断面図。
のスターターモーターの部分断面図。
【図２】図１の線２−２に沿って見たスターターモータ
ーの断面図。
ーの断面図。
１０ 複合遊星歯車装置 １２ 電機子シャフト １６ 出力シャフト １８ ハウジング ２０ ピニオン ２２ リング歯車 ２４，２６，２８，３０ 遊星シャフト ３２，３４，３６，３８ 遊星歯車 ４４ 第１遊星歯車 ４６ 第２遊星歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド エル．キャリーレ アメリカ合衆国ミシガン州ウエイン カウ ンティ，リボニア，シックス マイル 35611
Claims (8)
- 【請求項１】 自動車のスターターモーターのための複
合遊星歯車装置において、 回転可能な電機子シャフトと、 出力シャフトと、 前記電機子シャフトに固定的に取付けられたピニオン
と、 電機子シャフトの周りに配置されたリング歯車と、 前記出力シャフトに連結され、出力シャフトに回転を伝
達するために、各々が電機子シャフトの周りに軌道に乗
る複数個の遊星シャフトと、 複数個の遊星歯車セットであって、その各々が、 対応的な遊星シャフトに取付けられた第１遊星歯車であ
って、これが前記ピニオンと係合して、電機子シャフト
の回転を第１遊星歯車に伝達することができる、その第
１遊星歯車と、 対応的な遊星シャフトに取付けられた第２遊星歯車であ
って、これが前記リング歯車と係合して、対応する遊星
シャフトを電機子シャフトの周りで軌道に乗せ、出力シ
ャフトに回転を伝達することができる、その第２遊星歯
車とを含んでいる、その複数個の遊星歯車セットとを含
むことを特徴とする複合遊星歯車装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の装置において、前記リン
グ歯車がハウジングに固定的に取付けられている複合遊
星歯車装置。 - 【請求項３】 請求項１記載の装置において、前記第１
遊星歯車が第２遊星歯車に関する相対的な、回転に対し
て固定されている複合遊星歯車装置。 - 【請求項４】 請求項３記載の装置において、前記第１
遊星歯車が第２遊星歯車に固定されている複合遊星歯車
装置。 - 【請求項５】 請求項１記載の装置において、前記第１
遊星歯車が対応する遊星シャフトに回転可能的に取付け
られている複合遊星歯車装置。 - 【請求項６】 請求項１記載の装置において、前記第２
遊星歯車が対応する遊星シャフトに回転可能的に取付け
られている複合遊星歯車装置。 - 【請求項７】 請求項１記載の装置において、前記リン
グ歯車が電機子シャフトの周りで同心的に配置されてい
る複合遊星歯車装置。 - 【請求項８】 請求項１記載の装置において、前記第１
遊星歯車が第１の直径を有し、前記第２遊星歯車が第２
の直径を有し、前記第１直径が第２直径より大きい複合
遊星歯車装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US92515592A | 1992-08-06 | 1992-08-06 | |
| US925155 | 1992-08-06 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06159205A true JPH06159205A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=25451300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19493493A Pending JPH06159205A (ja) | 1992-08-06 | 1993-08-05 | 複合遊星歯車装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0582429A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06159205A (ja) |
| CA (1) | CA2101606A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996016265A1 (fr) * | 1994-11-24 | 1996-05-30 | Nippondenso Co., Ltd. | Demarreur dote d'un mecanisme reducteur d'engrenage planetaire |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5953955A (en) * | 1994-11-24 | 1999-09-21 | Nippondenso Co., Ltd. | Starter with planetary gear speed reduction mechanism |
| AU1280195A (en) * | 1994-12-19 | 1996-07-10 | Nippondenso Co. Ltd. | Starter |
| DE69700196T2 (de) * | 1996-02-16 | 1999-12-16 | Denso Corp | Anlasser mit Planetuntersetzungsgetriebe |
| JP4784567B2 (ja) | 2007-07-05 | 2011-10-05 | 株式会社デンソー | スタータ |
| JP4831043B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2011-12-07 | 株式会社デンソー | スタータ |
| JP4957530B2 (ja) * | 2007-12-05 | 2012-06-20 | 株式会社デンソー | スタータ |
| US8826878B2 (en) * | 2010-11-03 | 2014-09-09 | GM Global Technology Operations LLC | Multiple gear ratio starter motor |
| US10519920B2 (en) * | 2018-01-17 | 2019-12-31 | Deere & Company | Automatic two-mode high reduction power transmission system |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB145527A (en) * | 1919-05-26 | 1921-04-07 | Bosch Robert | Improvements relating to electric starting devices for internal combustion engines |
| US4573364A (en) * | 1984-08-15 | 1986-03-04 | General Motors Corporation | Gear reduction starter drive |
-
1993
- 1993-07-27 EP EP93305940A patent/EP0582429A1/en not_active Withdrawn
- 1993-07-29 CA CA 2101606 patent/CA2101606A1/en not_active Abandoned
- 1993-08-05 JP JP19493493A patent/JPH06159205A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996016265A1 (fr) * | 1994-11-24 | 1996-05-30 | Nippondenso Co., Ltd. | Demarreur dote d'un mecanisme reducteur d'engrenage planetaire |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0582429A1 (en) | 1994-02-09 |
| CA2101606A1 (en) | 1994-02-07 |
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