JPH06159133A - ピストン - Google Patents

ピストン

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Publication number
JPH06159133A
JPH06159133A JP33955492A JP33955492A JPH06159133A JP H06159133 A JPH06159133 A JP H06159133A JP 33955492 A JP33955492 A JP 33955492A JP 33955492 A JP33955492 A JP 33955492A JP H06159133 A JPH06159133 A JP H06159133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
steel
engine
aluminum
skirt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33955492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Hidaka
義明 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
H K S KK
HKS Co Ltd
Original Assignee
H K S KK
HKS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by H K S KK, HKS Co Ltd filed Critical H K S KK
Priority to JP33955492A priority Critical patent/JPH06159133A/ja
Publication of JPH06159133A publication Critical patent/JPH06159133A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/04Heavy metals
    • F05C2201/0433Iron group; Ferrous alloys, e.g. steel
    • F05C2201/0448Steel

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機関の燃費を向上するとともに、耐久性、軽
量性、オイル消費性、ブローバイガス低減性を向上する
こと。 【構成】 ピストンヘッド21とピストンリング部22
とボス部23とを備えたピストン本体部20を鋼材にて
形成するとともに、ピストンスカート部30を鋼材にて
形成し、ピストン本体部20におけるピストンリング部
22の下端外周部にピストンスカート部30を接合して
なるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のピストンに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピストンとして、アルミニウムピ
ストン、或いはセラミックピストンがある。
【0003】アルミニウムピストンは、断熱度が低く、
冷却性が高いため、高負荷領域での機関の燃費を向上可
能とする(図2のa)。
【0004】セラミックピストンは、断熱度が高いた
め、機関の冷却損失が高い軽負荷領域での機関の燃費を
向上可能とする(図2のb)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来のア
ルミニウムピストン、セラミックピストンでは、自動車
用内燃機関等で実用上の使用頻度の高い中負荷領域(図
2のN)での機関の燃費を悪くする。
【0006】即ち、アルミニウムピストンは、冷却性が
高いため、機関の冷却損失が高い軽負荷〜中負荷領域で
の機関の燃費を悪くする(図2のa)。
【0007】また、セラミックピストンは、断熱度が高
いため、中負荷〜高負荷領域での機関の燃費を悪くする
(図2のb)。
【0008】尚、ピストンには、機関の燃費向上の他、
耐久性、軽量性、オイル消費性、ブローバイガス低減性
を具備することが望まれる。
【0009】本発明は、機関の燃費を向上するととも
に、耐久性、軽量性、オイル消費性、ブローバイガス低
減性を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピストンヘッ
ドとピストンリング部とボス部とを備えたピストン本体
部を鋼材にて形成するとともに、ピストンスカート部を
鋼材にて形成し、ピストン本体部におけるピストンリン
グ部の下端外周部にピストンスカート部を接合してなる
ようにしたものである。
【0011】
【作用】 ピストンの全体が鋼材にて形成される。ここで、鋼の
断熱度は、断熱度の低いアルミニウムと、断熱度の高い
セラミックとの中間に位置する。このため、鋼ピストン
を用いた機関の燃費は、軽負荷〜高負荷領域の全域で、
アルミニウムピストンとセラミックピストンを用いた機
関に比して、平均的燃費を示す。そして、特に、自動車
用内燃機関等で実用上の使用頻度の高い中負荷領域(図
2のN)では、鋼ピストンはアルミニウムピストンやセ
ラミックピストンに比して、機関の燃費を最も向上可能
とする(図2のc)。
【0012】ピストン本体部のうちのピストンヘッド
が鋼材にて形成されているから、耐熱強度が高く、耐ノ
ッキング性が向上する。また、融点が高く、異常燃焼に
対する耐久性も高い。また、耐熱強度、耐熱たわみが高
いから、ヘッド肉厚Ttop を例えば 2.5〜3.0mm (アル
ミニウムピストンでは 6〜7mm )に低減でき、軽量性も
向上できる。
【0013】ピストン本体部のうちのピストンリング
部が鋼材にて形成されているから、ランド、リング溝の
耐摩耗性、耐熱強度、耐熱たわみが高く、ランド厚L1
〜L3 は例えばL1 =7mm (アルミニウムピストンでは
2〜2.5mm )、L2 =4mm (アルミニウムピストンでは
1.5〜2.0mm )、L3 =3mm (アルミニウムピストンで
は 1.0〜1.5mm )に減縮できる。このため、ピストンの
全高ひいては機関高を低くでき、軽量性を向上できる。
【0014】また、ピストンリング部のランド、リング
溝の高温での寸法安定性が良いため、オイルリング、コ
ンプレッションリング等を安定的に維持でき、リークオ
イル量を低減してオイル消費性を向上でき、かつブロー
バイガス量を低減してブローバイガス低減性を向上でき
る。
【0015】ピストンスカート部が鋼材にて形成され
ているから、耐熱強度、耐熱たわみが高く、スカート肉
厚Ts を例えば 0.3〜1.5mm (アルミニウムピストンで
は 2〜3mm )に低減でき、軽量性を向上できる。このと
き、スカート肉厚Ts を薄肉にしてもピストンスカート
部の高温での寸法安定性が良いため、リークオイル量を
低減してオイル消費性を向上でき、かつブローバイガス
量を低減してブローバイガス低減性を向上できる。
【0016】尚、ピストンスカート部は、ピストン本体
部と分離して加工されるものとなるから、ピストン本体
部に比して上述の如くに極めて薄肉軽量化できるものと
なる。
【0017】
【実施例】図1は本発明のピストンの一例を示す模式
図、図2は燃費と負荷との関係を示す線図である。
【0018】ピストン10は、ピストン本体部20とピ
ストンスカート部30との接合体である。尚、図1にお
いて、11はピストンピン、12は連接棒である。
【0019】ピストン本体部20は、ピストンヘッド2
1とピストンリング部22とボス部23とを備え、鋼材
にて形成される。ピストン本体部20を形成する鋼材と
しては、機械構造用炭素鋼、合金鋼、鍛鋼、或いは鋳鋼
等を採用でき、それら鋼材は切削、鍛造、或いは鋳造等
により加工される。
【0020】ピストンスカート部30も鋼材にて形成さ
れる。ピストンスカート部30を形成する鋼材として
は、機械構造用炭素鋼、或いは合金鋼を採用でき、それ
ら鋼材からなる鋼板の円筒成形、鋼管の切削等により加
工される。尚、ピストンスカート部30のボス部23に
相対する両面にはピストンピン挿入孔31が開設され
る。ピストンピン挿入孔31はスカート部30の少なく
とも一面に設けるものであれば足りるが、重量バラン
ス、熱的バランスの点で両面に設けるのが良い。
【0021】そして、ピストン10にあっては、ピスト
ン本体部20におけるピストンリング部22の下端外周
部に設けた接合段差部24に、ピストンスカート部30
の上端部を、ビーム溶接、レーザー溶接、ロー付等にて
接合して構成される。
【0022】従って、ピストン10によれば、下記〜
の作用がある。
【0023】ピストン10の全体が鋼材にて形成され
る。ここで、鋼の断熱度は、断熱度の低いアルミニウム
と、断熱度の高いセラミックとの中間に位置する。この
ため、鋼ピストン10を用いた機関の燃費は、軽負荷〜
高負荷領域の全域で、アルミニウムピストンとセラミッ
クピストンを用いた機関に比して、平均的燃費を示す。
そして、特に、自動車用内燃機関等で実用上の使用頻度
の高い中負荷領域(図2のN)では、鋼ピストン10は
アルミニウムピストンやセラミックピストンに比して、
機関の燃費を最も向上可能とする(図2のc)。
【0024】ピストン本体部20のうちのピストンヘ
ッド21が鋼材にて形成されているから、耐熱強度が高
く、耐ノッキング性が向上する。また、融点が高く、異
常燃焼に対する耐久性も高い。また、耐熱強度、耐熱た
わみが高いから、ヘッド肉厚Ttop を例えば 2.5〜3.0m
m (アルミニウムピストンでは 6〜7mm )に低減でき、
軽量性も向上できる。
【0025】ピストン本体部20のうちのピストンリ
ング部22が鋼材にて形成されているから、ランド22
A、リング溝22Bの耐摩耗性、耐熱強度、耐熱たわみ
が高く、ランド厚L1 〜L3 は例えばL1 =7mm (アル
ミニウムピストンでは 2〜2.5mm )、L2 =4mm (アル
ミニウムピストンでは 1.5〜2.0mm )、L3 =3mm (ア
ルミニウムピストンでは 1.0〜1.5mm )に減縮できる。
このため、ピストン10の全高ひいては機関高を低くで
き、軽量性を向上できる。
【0026】また、ピストンリング部22のランド22
A、リング溝22Bの高温での寸法安定性が良いため、
オイルリング、コンプレッションリング等を安定的に維
持でき、リークオイル量を低減してオイル消費性を向上
でき、かつブローバイガス量を低減してブローバイガス
低減性を向上できる。
【0027】ピストンスカート部30が鋼材にて形成
されているから、耐熱強度、耐熱たわみが高く、スカー
ト肉厚Ts を例えば 0.3〜1.5mm (アルミニウムピスト
ンでは 2〜3mm )に低減でき、軽量性を向上できる。こ
のとき、スカート肉厚Ts を薄肉にしてもピストンスカ
ート部30の高温での寸法安定性が良いため、リークオ
イル量を低減してオイル消費性を向上でき、かつブロー
バイガス量を低減してブローバイガス低減性を向上でき
る。
【0028】尚、ピストンスカート部30は、ピストン
本体部20と分離して加工されるものとなるから、ピス
トン本体部20に比して上述の如くに極めて薄肉軽量化
できるものとなる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、機関の燃
費を向上するとともに、耐久性、軽量性、オイル消費
性、ブローバイガス低減性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のピストンの一例を示す模式図で
ある。
【図2】図2は燃費と負荷との関係を示す線図である。
【符号の説明】
10 ピストン 20 ピストン本体部 21 ピストンヘッド 22 ピストンリング部 23 ボス部 30 ピストンスカート部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンヘッドとピストンリング部とボ
    ス部とを備えたピストン本体部を鋼材にて形成するとと
    もに、ピストンスカート部を鋼材にて形成し、ピストン
    本体部におけるピストンリング部の下端外周部にピスト
    ンスカート部を接合してなることを特徴とするピスト
    ン。
JP33955492A 1992-11-27 1992-11-27 ピストン Pending JPH06159133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33955492A JPH06159133A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 ピストン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33955492A JPH06159133A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 ピストン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06159133A true JPH06159133A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18328573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33955492A Pending JPH06159133A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 ピストン

Country Status (1)

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JP (1) JPH06159133A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5505171A (en) * 1993-12-04 1996-04-09 St. John's Works Reinforced insert for a metal piston

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5505171A (en) * 1993-12-04 1996-04-09 St. John's Works Reinforced insert for a metal piston

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020122