JPH0615880U - ウェルドボンド接着剤用スポット溶接機 - Google Patents

ウェルドボンド接着剤用スポット溶接機

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Publication number
JPH0615880U
JPH0615880U JP5995892U JP5995892U JPH0615880U JP H0615880 U JPH0615880 U JP H0615880U JP 5995892 U JP5995892 U JP 5995892U JP 5995892 U JP5995892 U JP 5995892U JP H0615880 U JPH0615880 U JP H0615880U
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JP
Japan
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guide
thin plates
bonding
weld bond
crimping
Prior art date
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Pending
Application number
JP5995892U
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English (en)
Inventor
孝博 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0615880U publication Critical patent/JPH0615880U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤を所定の厚さに伸展し溶接性を改善す
る。 【構成】 軸方向に貫通する透孔を有する中空柱状の圧
着ガイド4,10を端面が相対するよう同一軸線上に所
定の間隔を置いて配設し、少なくとも一方の圧着ガイド
10を進退自在に設けて近接離間し得るよう形成し、先
端面が前記圧着ガイド4,10の端面と略同一平面を形
成するよう各透孔に挿通した電極チップ5,14を設
け、進退自在に設けた圧着ガイド10側の電極チップ1
4を透孔に沿って進退し、他方の電極チップ5に対して
近接離間し得る構成とし、高粘度ウェルドボンド用接着
剤15を塗布して重ね合わせた薄板16,16を、圧着
ガイド10を近接せしめて加圧し、高粘度ウェルボンド
用接着剤15を薄板16,16の間に伸展させ、電極チ
ップ5,14を近接させて加圧するとともに通電し、ス
ポット溶接を行なう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウェルドボンド接着剤用スポット溶接機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のスポット溶接機の一例であり、該スポット溶接機は、本体1の高 さ方向中位置から前方へ突出した下部支持台2の前面にブラケット3を設け、該 ブラケット3の先端部に丸棒状の下部電極チップ5を上向きに固設している。
【0003】 また、流体圧によりピストンロッド11を上下方向へ伸縮し得るシリンダ12 を本体1の上部に設けた上部支持台6上に取付け、該シリンダ12のピストンロ ッド11の先端部に基部を固定されて本体前方へ延びるブラケット13を設け、 該ブラケット13の先端部に前記下部電極チップ5に対向する上部電極チップ1 4を取付け、前記ピストンロッド11の伸縮により下部電極チップ5に対して近 接離間し得るようになっている。
【0004】 上述した構成を有するスポット溶接機では、図4に示すように重ね合わせた薄 板16,16の溶接すべき箇所を下部電極チップ5上に載せ、ピストンロッド1 1が伸張する方向へシリンダ12を作動して上部電極チップ14を前記薄板16 ,16に近接せしめ、該上部電極チップ14と下部電極チップ5との間に薄板1 6,16を挟んで加圧するとともに通電することにより、薄板16,16に対し てスポット溶接を行っている。
【0005】 前述のスポット溶接は、薄板16,16の溶接方法として広範囲に利用されて いるが、例えば自動車の車体などを構成する薄板16,16の接合部に外力が加 わるとスポット溶接部分に応力が集中する。
【0006】 近年、この応力集中を防止するため、重ね合わせる薄板16,16の間に高粘 度型ウェルドボンド用接着剤を塗布したのちスポット溶接を施すことにより、重 ね合わせた薄板16,16の全面的接合を図る加工方法が用いられている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の高粘度型ウェルドボンド用接着剤はエポキシ系であるの で導電性が悪く、また常温では粘度が高いために、従来のスポット溶接機では通 電が困難であり、たとえ通電し得たとしても高粘度型ウェルドボンド用接着剤が 思うように四方へ伸展しないために接合強度を十分に確保できないという問題が あった。
【0008】 本考案は、前述の実情に鑑み、電極チップと同芯の圧着ガイドを設け、該圧着 ガイドの圧下により高粘度型ウェルドボンド用接着剤を伸展せしめ、併せて電極 スポットの通電を良好な状態になし得るウェルドボンド接着剤用スポット溶接機 を提供することを目的としてなしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、軸方向に貫通する透孔を有する中空柱状の圧着ガイドを端面が相対 するよう同一軸線上に配設すると共に、先端面を前記圧着ガイドの端面と略同一 平面上に位置させ得るよう各圧着ガイドの透孔に挿通した電極チップを備え、且 つ前記圧着ガイドの間隔及び両電極チップの間隔を近接離間し得る構成としてい る。
【0010】
【作用】
従って、本考案では、当接面に高粘度ウェルドボンド用接着剤を塗布して重ね 合わせた薄板を、相対する圧着ガイドを近接せしめて挟み加圧すると、前記高粘 度ウェルドボンド用接着剤が重ね合わせた薄板の間の四方へ伸展し、その後、相 対する電極チップを前記薄板に近接せしめて加圧するとともに通電すれば、良好 な通電状態で、スポット溶接が行なわれる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0012】 図1は本考案のウェルドボンド接着剤用スポット溶接機の一実施例の概略を表 す斜視図、図2は図1に関連する圧着ガイドの先端部分の拡大図であり、図中、 図3と同じものには同じ符号を付してある。
【0013】 本実施例では、本体1の高さ方向中位置から前方へ突出した下部支持台2の前 面にブラケット3を設け、該ブラケット3の先端部に軸方向へ貫通する透孔を有 する中空円柱状の下部圧着ガイド4を上向きに固設し、且つ上端面が前記下部圧 着ガイド4の上端面と略同一の高さとなるよう丸棒状の下部電極チップ5を下部 圧着ガイド4の透孔に嵌め込む。
【0014】 また、本体1上部から前方へ突出した上部支持台6上に流体圧によりピストン ロッド7を上下方向へ伸縮し得るシリンダ8を取付け、該シリンダ8のピストン ロッド7先端部に基部を固定されて本体1前方へ延びるブラケット9を設け、前 記下部圧着ガイド4と略同径の中空円柱状の上部圧着ガイド10を、前記ブラケ ット9の先端部に前記下部圧着ガイド4と対向するように取付け、前記シリンダ 8のピストンロッド7の伸縮により下部圧着ガイド4に対して近接離間し得るよ う形成する。
【0015】 さらに、流体圧によりピストンロッド11を上下方向へ伸縮し得るシリンダ1 2を、前記上部支持台6上に設けたシリンダ8の本体1前方側に近接して取付け 、該シリンダ12のピストンロッド11の先端部に基部を固定されて本体1前方 へ延びるブラケット13を設け、前記上部圧着ガイド10の透孔に挿通され且つ 前記下部電極チップ5に対向する上部電極チップ14をブラケット13の先端部 に設けて、前記シリンダ12のピストンロッド11の伸縮により下部電極チップ 5に対して近接離間し得るよう形成する。
【0016】 次に作動について説明する。
【0017】 当接面に高粘度ウェルドボンド用接着剤15を塗布して重ね合わせた薄板16 ,16の溶接すべき箇所を図2に示すように下部圧着ガイド4上に載せ、ピスト ンロッド7が伸張する方向へシリンダ8を作動して上部圧着ガイド10を薄板1 6,16に近接せしめ、前記上部圧着ガイド10と下部圧着ガイド4とにより前 記薄板16,16を挟んで加圧すると、前記高粘度ウェルドボンド用接着剤15 が重ね合わせた薄板16,16の間の四方へ伸展し、薄板16,16を広範囲に 亙って接合する。
【0018】 さらに、ピストンロッド11が伸張する方向へシリンダ12を作動して上部電 極チップ14を前記薄板16,16に近接せしめ、該上部電極チップ14と下部 電極チップ5との間に薄板16,16を挟んで加圧するとともに通電すると、薄 板16,16に対してスポット溶接が行われる。
【0019】 本実施例によれば、中空柱状の下部圧着ガイド4と上部圧着ガイド10とを近 接離間自在に設け、且つ前記下部圧着ガイド4と上部圧着ガイド10との各透孔 に挿通された下部電極チップ5と上部電極チップ14とを近接離間自在に設け、 接合すべき薄板16,16を下部圧着ガイド4と上部圧着ガイド10との間に挟 んで加圧し得られ、さらに下部電極チップ5と上部電極チップ14とにより加圧 しつつ通電し得るよう形成したので、薄板16,16の間に塗布された高粘度ウ ェルドボンド用接着剤15を所要の厚さに伸展させることが可能となり、広範囲 にわたり強固な接合をなし得るとともに、所定の薄板間隔が得られ通電条件が一 定するので良好なスポット溶接を行うことができる。
【0020】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0021】
【考案の効果】 本考案のウェルドボンド接着剤用スポット溶接機によれば、下記のごとき種々 の優れた効果を奏し得る。
【0022】 I)端面が相対する中空柱状の圧着ガイドを近接離間自在に設け、接合すべき 薄板を該圧着ガイド間に挟んで加圧し得るよう形成したので、薄板の間に塗布さ れた高粘度ウェルドボンド用接着剤を所要の厚さに伸展させることが可能となり 、広範囲にわたり強固な接合をなし得る。
【0023】 II)前記I)項の各圧着ガイドの透孔に挿通した電極チップを近接離間自在 に設け、該各電極チップにより薄板を加圧し且つ通電し得るよう形成し、圧着ガ イドにより圧下され高粘度ウェルドボンド用接着剤を挟んで所定の間隔に設定さ れた薄板をスポット溶接し得るよう構成したので、溶接性が改善され良好なスポ ット溶接ができる。
【0024】 III)前記I)II)各項により、広範囲にわたる強固で良好な接合をなし 得るので、薄板に外力が働いてもスポット溶接部に応力が集中せず、十分な接合 強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のウェルドボンド接着剤用スポット溶接
機の一実施例の概略を表す斜視図である。
【図2】図1に関連する圧着ガイドの先端部分の拡大図
である。
【図3】従来のスポット溶接機の一例の概略を表す斜視
図である。
【図4】図3に関連する電極チップの先端部分の拡大図
である。
【符号の説明】
4 下部圧着ガイド(圧着ガイド) 5 下部電極チップ(電極チップ) 10 上部圧着ガイド(圧着ガイド) 14 上部電極チップ(電極チップ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に貫通する透孔を有する中空柱状
    の圧着ガイドを端面が相対するよう同一軸線上に配設す
    ると共に、先端面を前記圧着ガイドの端面と略同一平面
    上に位置させ得るよう各圧着ガイドの透孔に挿通した電
    極チップを備え、且つ前記圧着ガイドの間隔及び両電極
    チップの間隔を近接離間し得るよう構成したことを特徴
    とするウェルドボンド接着剤用スポット溶接機。
JP5995892U 1992-08-03 1992-08-03 ウェルドボンド接着剤用スポット溶接機 Pending JPH0615880U (ja)

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JP5995892U JPH0615880U (ja) 1992-08-03 1992-08-03 ウェルドボンド接着剤用スポット溶接機

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JP5995892U JPH0615880U (ja) 1992-08-03 1992-08-03 ウェルドボンド接着剤用スポット溶接機

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JP (1) JPH0615880U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200460391Y1 (ko) * 2009-12-10 2012-05-24 현대로템 주식회사 철도차량 루프패널용 스폿 용접장치
JP2013086098A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Fuji Heavy Ind Ltd スポット溶接装置の加圧制御方法

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