JPH06156386A - 船舶推進機用パワーステアリング装置におけるスプール位置検出装置 - Google Patents

船舶推進機用パワーステアリング装置におけるスプール位置検出装置

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JPH06156386A
JPH06156386A JP33974892A JP33974892A JPH06156386A JP H06156386 A JPH06156386 A JP H06156386A JP 33974892 A JP33974892 A JP 33974892A JP 33974892 A JP33974892 A JP 33974892A JP H06156386 A JPH06156386 A JP H06156386A
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Toshiya Senda
俊也 千田
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SHOWA AUTO ENG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプール弁の位置を高精度に安定して検出す
るとともに、耐久性を向上する。 【構成】 スプール弁22の一端部に位置検出用部材2
6を取付け、バルブハウジング21の装着したカバー2
5に位置検出用部材26を検出するホールセンサ27,
28を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船外機等の船舶推進機の
操舵アームを揺動せしめる油圧シリンダユニットへの作
動油の供給をモータ及び油圧ポンプによって行うように
した船舶推進機用パワーステアリング装置における流路
切換用スプール弁の位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶推進機のパワーステアリング装置と
して、操舵アームを揺動せしめる油圧シリンダユニット
への作動油の供給を、船のエンジンの動力を利用して回
転駆動されるベーンポンプ、ギヤーポンプ或いはトロコ
イドポンプ等の油圧ポンプによって行うようにしたもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパワーステアリング装置のようにエンジンの動
力を使用した場合、パワーステアリング装置による操舵
を行っていないときでもエンジン出力が油圧ポンプを回
転駆動させるために消費され、エンジン出力のロスが生
じる。
【0004】この場合、油圧ポンプをモータで回転駆動
するようにし、操舵時にのみモータを回転駆動すること
が考えられるが、このようにすると、非操舵時から操舵
時に移行したときにモータの起動遅れによって油圧ポン
プがパワーアシスト状態に達するまでに時間がかかり、
パワーステアリング装置の応答性が悪くなる。
【0005】そこで、例えば図5に示すように、ハンド
ル操作に連動して油圧シリンダユニットへの作動油の供
給路を切換えるスプール弁101に中立位置検知溝10
2を形成して、スプール弁101外周面に作動片103
aが摺接するリミットスイッチ103を設け、このリミ
ットスイッチ103によってスプール弁101が中立位
置(非操舵状態)から左又は右に移動して操舵状態にな
ったか否かを検出し、この検出結果に応じて電動モータ
を非操舵時には低速で回転させておき、操舵状態に移行
したときに高速で回転させるようにして、非操舵時にお
けるエンジンのパワーのロスを防止しつつ、非操舵状態
から操舵状態に移行した時に油圧ポンプを短時間でパワ
ーアシスト状態にすることができるようにすることが考
えられる。
【0006】ところが、このようなリミットスイッチに
よってスプール弁の位置検出を行う場合、検知溝102
に作動片103aが嵌り込みスムーズにリミットスイッ
チが動作しないことがある。一方、スムーズな動作を行
なわせるために検知溝102の傾斜角を緩やかにする
と、リミットスイッチの応答性が悪いためにスプール弁
の微妙な移動を検出することが難しい。更にリミットス
イッチの場合は、接点の摩耗により耐久性が十分でな
い。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、移動するスプール弁に位置検出用部材を取付
け、スプールハウジング等の固定部側にスプール弁に取
付けた位置検出用部材の移動を検出するホールセンサを
設けた。
【0008】
【作用】スプール弁の移動を非接触センサであるホール
センサにて行うので、耐久性が向上し、高精度にかつ安
定してスプール弁の移動を検出することが可能になる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明を適用したスプール位置検出装
置を備えた船外機のパワーステアリング装置の正面図、
図2は同パワーステアリング装置の断面図、図3は図2
の要部拡大断面図である。
【0010】このパワーステアリング装置は、操舵アー
ムを揺動せしめる油圧シリンダユニット1及びこの油圧
シリンダユニット1への作動油の供給路を切換えるスプ
ール弁部2とを備えている。
【0011】油圧シリンダユニット1は、ロッド11の
基端部に取付けたピストン12によってシリンダ内をロ
ッド11が挿通される側の油室S1とロッド11が挿通
されない側の油室S2とに画成している。ロッド11の
先端部にはクレビス13を固着している。そして、ハン
ドル操作に連動するボーデンケーブル14のケーブル1
5を鞘部16内を通して、ケーブル15の先端をクレビ
ス13の一端に装着し、クレビス13の他端は船外機を
揺動せしめる操舵アームを連結する。
【0012】また、スプール弁部2は、油圧シリンダユ
ニット1の油室S1,S2への作動油の供給路に通じる
油路を形成したバルブハウジング21内に、その供給路
を切換えるスプール弁22を摺動自在に嵌挿し、このス
プール弁22はケーブル15にコンロッド23を介して
連結して、ケーブル15が移動することによってスプー
ル弁22が移動して油圧シリンダユニット1の油室S
1,S2への作動油の供給路を切換える。
【0013】そして、バルブハウジング21の一端部に
スプール弁22のバルブハウジング21から突出した部
分を覆うように非磁性材料からなるカバー25を固着
し、そのスプール弁22の一端部には軟質磁性材料から
なる位置検出用部材26を取付け、カバー25の外周面
に位置検出用部材26を検出するホールセンサ27,2
8を取り付けている。
【0014】ホールセンサ27は、スプール弁22が左
方向に移動したときの位置検出用であり、スプール弁2
2が中立位置にあるとき(非操舵時)には反応せず、ス
プール弁22が左方向に1〜2mm程度移動したときに反
応するように固定している。また、ホールセンサ28
は、スプール弁22が右方向に移動したときの位置検出
用であり、スプール弁22が中立位置にあるとき(非操
舵時)には反応せず、スプール弁22が右方向に1〜2
mm程度移動したときに反応するように固定している。
【0015】次に、油圧シリンダユニット1に作動油を
供給する油圧ポンプを回転駆動するモータの駆動制御回
路について図4を参照して説明すると、バッテリ31か
らモータ32への給電路中にFET(電界効果型トラン
ジスタ)33を介装し、このFET33をオン・オフ制
御するPWM(パルス幅変調)ドライブ回路34を設
け、このPWMドライブ回路34へのバッテリ31から
の給電路中にキースイッチ35を介装するとともに、P
WMドライブ回路34にホールセンサ27,28を接続
している。
【0016】以上のように構成したパワーステアリング
装置においては、キースイッチ35がオン状態になって
エンジンが作動しているとき、スプール弁22が中立
(ニュートラル)位置にある非操舵時には、ホールセン
サ27,28がいずれも位置検出用部材26を検出して
いないので、PWMドライブ回路34はFET33をオ
ン・オフ制御するに際して、オン状態のデューティ率を
小さく(例えば50%)に制御する。これにより、モー
タ32にはFET33のオンデューティに応じた電力が
供給されて低速で回転駆動される。
【0017】そして、ハンドルが操作されてボーデンケ
ーブル14のケーブル15が移動されると、コンロッド
23を介してスプール弁22が移動して油圧シリンダユ
ニット1への作動油の供給路が切換えられるとともに、
スプール弁22の移動によって位置検出用部材26が移
動して、その移動方向に応じてホールセンサ27,28
が操舵状態に移行したことの検出信号を出力する。
【0018】それによって、PWMドライブ回路34は
FET33を100%のオンデューティ率即ち常時オン
状態に制御する。これにより、モータ32は100%の
出力で高速回転され、油圧ポンプはステアリングアシス
ト力を発生するためにフルパワーで回転駆動されて作動
油を油圧シリンダユニット1に供給する。
【0019】このように、非接触センサであるホールセ
ンサ27,28によってスプール弁22の移動を検出し
て非操舵時か操舵時かを検出することによって、水、
油、ごみ等の影響を受けることなく、安定して高精度に
スプール弁22の位置を検出できるとともに、耐久性も
向上する。
【0020】そして、非操舵時にも油圧ポンプを駆動す
るためのモータ32を低速回転しておくことによって、
操舵状態に移行して油圧ポンプによる作動油の供給が必
要になったときに、モータ32の立ち上がりに要する時
間が短くなり、パワーステアリング装置の応答性が良く
なるとともに、非操舵時に操舵時より低速(低出力)で
モータ32を回転駆動しているので、エンジンの出力ロ
スを抑制することができる。
【0021】また、キースイッチ35がオフ状態されて
エンジンが停止されたときには、PWMドライブ回路3
4が非作動状態になってFET33はオフ状態に固定さ
れるので、モータ32が停止してバッテリ31の電力消
費は行われない。
【0022】
【考案の効果】以上に説明したように本考案によれば、
ホールセンサによってスプール弁の位置を検出するよう
にしたので、高精度に安定した検出が行えるとともに、
耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したスプール位置検出装置を備え
た船外機のパワーステアリング装置の正面図
【図2】同パワーステアリング装置の断面図
【図3】図2の要部拡大断面図
【図4】モータの駆動制御回路のブロック図
【図5】従来のスプール位置検出装置の説明図
【符号の説明】
1…油圧シリンダユニット、2…スプール弁部、11…
ロッド、13…クレビス、14…ボーデンケーブル、2
1…バルブハウジング、22…スプール弁、23…コン
ロッド、25…カバー、26…位置検出用部材、27,
28…ホールセンサ、32…モータ、34…PWMドラ
イブ回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶推進機の操舵アームを揺動せしめる
    油圧シリンダユニットへの作動油の供給路をハンドル操
    作に連動して作動するスプール弁によって切換えるとと
    もに、前記油圧シリンダユニットにはモータで回転駆動
    する油圧ポンプによって作動油を供給するようにしたパ
    ワーステアリング装置において、前記スプール弁には位
    置検出用部材が取付けられ、また固定部側には前記位置
    検出用部材の移動を検出するホールセンサを設けたこと
    を特徴とする船舶推進機用パワーステアリング装置にお
    けるスプール位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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