JPH0615596B2 - 分岐状ブロツク共重合体およびその製法 - Google Patents

分岐状ブロツク共重合体およびその製法

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JPH0615596B2 JP5436784A JP5436784A JPH0615596B2 JP H0615596 B2 JPH0615596 B2 JP H0615596B2 JP 5436784 A JP5436784 A JP 5436784A JP 5436784 A JP5436784 A JP 5436784A JP H0615596 B2 JPH0615596 B2 JP H0615596B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な分岐状ビニル芳香族化合物−共役ジエン
ブロック共重合体(以下単に分岐状ブロック共重合体と
称す。)とその製法に関し、さらに詳しくは柔軟性と耐
摩耗性と耐屈曲亀裂成長性が改良された、ビニル芳香族
化合物重合体部分と少量のビニル芳香族化合物と大量の
共役ジエンとの繰り返えされたテーパーブロック共重合
体部分から成る分岐状ブロック共重合体とその製法に関
するものである。
最近感触と実用性の両面から履物分野では柔軟性にと
み、耐摩耗性が優れ、しかも耐屈曲亀裂成長性に優れた
熱可塑性エラストマーの要求が高まっている。
ポリスチレン部分とポリブタジエン部分からなる分岐状
のブロック共重合体はアニオン重合の技術の分野では公
知のものであり、例えば特開昭54−94597に開示されて
いる。
しかしこの方法では(B)n−Xまたは で表わされる(B)ブロック(ポリ共役ジエン)中のスチ
レンのテーパーブロック性に関する記載なく、またその
効果として履物用としての柔軟性と耐摩耗性、耐屈曲亀
裂成長性のバランスの点で未だ十分満足出来るものでは
ない。
本発明の目的は柔軟性にとみ、耐摩耗性と耐屈曲亀裂成
長性に優れた分岐状ブロック共重合体を提供することに
ある。
本発明の分岐状ブロック共重合体は、炭化水素溶媒中で
有機リチウム化合物を開始剤として微量のエーテルまた
は第3級アミンの存在下でビニル芳香族化合物を重合
し、更にビニル芳香族化合物と共役ジエンを繰り返えし
共重合したのち、ハロゲン化ケイ素化合物でカップリン
グして得られる 一般式 (式中、A:ビニル芳香族化合物重合体ブロック、B:
共役ジエンを主体とするビニル芳香族化合物との共重合
体であって、(a)ビニル芳香族化合物が漸増するテーパ
ーブロックを2〜10個有し、(b)ビニル芳香族化合物
/共役ジエンの重量比が2〜85/98〜15である。
X:カップリング剤残基、n:2〜6の整数) で表わされ、かつ該共重合体の全結合ビニル芳香族化合
物が20〜55重量%であって、モノマー単位で1〜4
個連らなったビニル芳香族化合物の連鎖の量が全ビニル
芳香族化合物含量の5〜30重量%であることを特徴と
する分岐状ブロック共重合体である。
本発明の分岐状ブロック共重合体の最も大きな特徴は、
一般式 で表わされる分岐状ブロック共重合体においてB部分が
特定範囲の結合ビニル芳香族化合物含量の繰り返えされ
たテーパーブロック共重合体であることにある。すなわ
ちB部分はビニル芳香族化合物が漸増するテーパーブロ
ックからなり、そのテーパーブロックの数は2〜10
個、好ましくは3〜7個が良い。テーパーブロックの数
が2未満では耐屈曲亀裂成長性が劣り、10を超えると
引張強度が劣る。B部分の結合ビニル芳香族化合物はB
部分を構成するモノマーの2〜85重量%、好ましくは
3〜55重量%、特に好ましくは3〜20重量%であ
る。2重量%未満では機械的強度が劣り、85重量%を
超えると耐摩耗性、伸びが劣る。またB部分の共役ジエ
ンのビニル結合は30%以下、好ましくは20%以下で
あることが好ましい。ビニル結合が30%を超えると耐
摩耗性が劣る。ビニル結合量はエーテル、第3級アミ
ン、またはアルカリ金属アルコキシドの添加量により調
整できる。
本発明の分岐状ブロック共重合体は全結合ビニル芳香族
化合物が10〜90重量%、好ましくは20〜70重量
%である。全結合ビニル芳香族化合物量が10重量%未
満では機械的強度が劣り、90重量%を超えると硬度が
高すぎて柔軟性の点で好ましくない。
分岐状ブロック共重合体のビニル芳香族化合物の連鎖分
布はモノマー単位で1〜4個連らなったビニル芳香族化
合物の連鎖の量が全ビニル芳香族化合物含量の5〜30
重量%、好ましくは15〜30重量%である。4以下の
連鎖が5重量%未満では耐摩耗性が劣り、30重量%を
超えると耐屈曲亀裂成長性が劣る。
本発明のブロック共重合体は次の様な方法で製造するこ
とが出来る。
すなわち、炭化水素溶媒中にエーテルまたは第3級アミ
ンを添加し、有機リチウム化合物を開始剤として用い、 (1)まずビニル芳香族化合物を全ビニル芳香族化合物の
60〜97重量%、好ましくは80〜95重量%を重合
し、重合反応が実質的に終了した後 (2)共役ジエン98〜15重量%とビニル芳香族化合物
2〜85重量%の混合物を2回〜10回に分けて重合
し、 (3)好ましくはその後共役ジエンを添加して重合する。
(4)最後にカップリング剤でカップリング反応を実施す
る。
上記の共役ジエンとビニル芳香族化合物の混合物を2回
〜10回に分けて重合する(2)の工程において各回の単
量体使用量は同程度の方が好ましく、また各回において
重合転化率が、ほぼ100%に達するまで重合を行なう
ことが望ましい。また2〜10回に分けてモノマーを添
加する方法としてモノマー混合物を添加する方法、また
は共役ジエンとビニル芳香族化合物を同時に添加する方
法等が用いられる。
好ましいビニル芳香族化合物の連鎖分布を有するビニル
芳香族化合物と共役ジエンの共重合体は、炭化水素溶媒
中にエーテル、第3級アミンおよびアルカリ金属アルコ
キシドから選ばれた少なくとも1種、好ましくはエーテ
ルまたは第3級アミンを添加して重合することによって
得られる。エーテル、第3級アミン、アルカリ金属アル
コキシド等を添加するとビニル芳香族化合物の1〜4の
連鎖量が増加するが、この連鎖量はビニル芳香族化合物
含量の5〜30重量%が好ましく、更に好ましくは15
〜30重量%である。5重量%未満では耐摩耗性が劣
り、30重量%を超えると耐屈曲亀裂成長性が劣る。
ビニル芳香族化合物の連鎖分布を調節する観点から、エ
ーテル、第3級アミンおよびアルカリ金属アルコキシド
から選ばれた少なくとも1種の使用量はモノマー100
重量部当り0.005〜0.05重量%が好ましい。
本発明に使用するビニル芳香族化合物としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、o−メチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、ジメチルスチレン、ビニルナフタレンなどが
使用できる。このうちスチレンが好ましい。また共役ジ
エンとしてはブタジエン、イソプレン、ピペリレンなど
が使用できる。このうちブタジエンが好ましい。
本発明の分岐状ブロック共重合体の重量平均分子量は1
0,000〜1,000,000、好ましくは30,000〜800,000であ
る。この中A部分の重量平均分子量は3,000〜80,000で
あり、B部分の重量平均分子量は4,500〜120,000であ
る。
本発明の分岐状ブロック共重合体は等温重合法でも断熱
重合法でも得られるが、特に断熱重合法が好ましい。ま
た好ましい重合温度範囲は0℃〜120℃である。
本発明の分岐状ブロック共重合体の製造に用いられる炭
化水素溶媒としては、例えばシクロペンタン、シクロヘ
キサン、ベンゼン、エチルベンゼン、キシレン及びこれ
らとペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ブタンなどの混合
物が用いられる。
有機リチウム化合物としては例えば、n−ブチルリチウ
ム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、n
−ヘキシルリチウム、イソプロピルリチウム、フェニル
リチウム、ナフチルリチウム等があり、モノマー100
重量部当り0.04〜1.0重量部で用いられる。
エーテル及び第3級アミンとしては、例えばジエチルエ
ーテル、ジブチルエーテル、アニソール、テトラヒドロ
フラン、ジメトキシベンゼン、エチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、
トリエチルアミン、N−ジメチルアニリン、ピリジン、
NNN′N′−テトラメチルエチレンジアミンなどのエーテ
ル化合物及び第3級アミン化合物が用いられる。
また、アルカリ金属アルコキシドとしては一般式:R′
OM、式中R′は好ましくは20までの炭素原子を含有
する脂肪族、脂環族、芳香族又は組合せ炭化水素基であ
り、そしてMはリチウム以外のアルカリ金属であり、更
に特にナトリウム、カリウム、ルビジウム、又はセシウ
ムである。その具体例としては、例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、三級−ブチルアルコール、三級−
アルミアルコール、n−ヘキシルアルコール、シクロヘ
キシルアルコール、エイコシルアルコール、2−ブテニ
ルアルコール、4−メチルシクロヘキシルアルコール、
3−ヘキセニルアルコール、2,5−デカジエニルアル
コール、3−シクロペンテニルアルコール、4,6−ジ
−n−ブチルデシルアルコール、4,8−ドデカジエニ
ルアルコール、アリルアルコール、ベンジルアルコー
ル、3(4−トリル)プロピルアルコールなどがあげら
れる。
カップリング剤の例としてはポリエポオキサイド、ポリ
イソシアネート、ポリイミン、ポリアルデハイド、ポリ
ケトン、ポリアンハイドライド、ポリエステル、ポリハ
ライド等があげられる。
ポリエポキサイドとしてはエポオキシ化植物性油、トリ
エポオキシデカンのごときエポオキシ化合物等が用いら
れ得る。
ポリイソシアネートは、好ましくは式R(NCO)
(但し、式中Rは、脂肪族、環状脂肪族あるいは芳香
族であり、2乃至30炭素原子を含む多価有機基であ
り、m3はあるいは4以上の整数、好ましくは3あるい
は4の整数である)によって表わされる化合物である。
これらの化合物の具体例には、ベンゼン−1,2,4−
トリイソシアネート、ナフタレン−1,2,5,7−テ
トライソシアネート、トリフェニルメタントリイソシア
ネート、ナフタレン−1,3,7−トリイソシアネート
等がある。
ポリアジリジニル化合物としても知られるポリイミンの
具体例には、トリ(1−アジリジニル)ホスフィンオキ
サイド、トリ(2−メチル−1−アジリジニル)ホスフ
ィンオキサイド、トリ(2−エチル−3−デシル−1−
アジリジニル)ホスフィンサルファイド、トリ(2−フ
ェニル−1−アジリジニル)ホスフィンオキサイド、ト
リ(2−メチル−3−シクロヘキシル−1−アジリジニ
ル)ホスフィンサルファイド等がある。3,4,5ある
いは6個のアジリジニル置換環を含むトリアジリジニル
置換トリアジンおよびトリホストリアジンも適当であ
る。これらの化合物の具体例には、2,4,6−トリ
(アジリジニル)1,3,5−トリアジン、2,4,6
−トリ(2−メチル−1−アジリジニル)1,3,5−
トリアジン、2,4,6−トリ(1−アジリジニル)
2,4,6−トリホスファー1,3,5−トリアジン、
2,4,6−トリ(2−メチル−n−ブチル−アジリジ
ニル)2,4,6−トリホスファー1,3,5−トリア
ジン等がある。
ポリアルデヒドは、1,4,7−ナフテントリカルボキ
シルアルデヒド、1,7,9−アンスラセントリカルボ
キシアルデヒド、1,1,5−ペンタントリカルボキシ
アルデヒドおよび類似のポリアルデヒド含有脂肪族およ
び芳香族化合物のごとき化合物によって表わされる。ポ
リケトンは、1,3,6−ヘキサントリオン、1,4,
9,10−アンスラセンテトロン、2,3−ジアセトニル
シクロヘキサノン等のごとき化合物によって表わされ得
る。ポリアンハイドライドの具体例には、ピロメリチン
酸ジアンハイドライド、スチレンマレイン酸無水物共重
合体等がある。ポリエステルの具体例には、グリセロー
ルトリステアレート、グリセロールトリオレエートおよ
び類似の化合物がある。
ポリハライドでは、シリコンテトラクロライド、シリコ
ンテトラブロマイド、およびシリコンテトラアイオダイ
ドのごときシリコンテトラハライドとトリフルオロシラ
ン、トリクロロシラン、トリクロロエチルシラン、トリ
ブロモベンジルシラン等のごときトリハロシラン、ま
た、1,3,5−トリ(ブロモメチル)ベンゼン、2,
5,6,9−テトラクロロ−3,7−デカジエン等のご
ときポリハロゲン置換炭化水素があげられる。また、機
能団を2個以上の型を含む化合物の具体例には、1,3
−ジクロロ−2−プロパノン、2,2−ジブロモ−3−
デカノン、3,5,5−トリフルオロ−4−オクタノ
ン、2,4−ジブロモ−3−ペンタノン、1,2,4,
5−ジエポオキシ−3−ペンタノン、1,2,4,5−
ジエポオキシ−3−ヘキサノン、1,2,11,12−ジエ
ポオキシ−8−ペンタデカノン、13,18,19−ジ
エポオキシ−7,14−アイコサンジオン等がある。
その他ジビニルベンゼン、一酸化炭素、二酸化炭素など
があげられる。
これらの中ではポリハライドが好ましく、特にハロゲン
化ケイ素化合物が好ましい。ハロゲン化ケイ素化合物と
してはトリブロムシラン、テトラクロロシラン、ビスト
リクロロスタニルエタン等が好適に用いられる。
カップリング剤の使用量はブロック重合体末端リチウム
原子1当量に対し0.1〜5当量、好ましくは0.5〜2当
量、更に好ましくは0.8〜1.2当量の割合で使用でき
る。
本発明のブロック共重合体は単体で、または必要に応じ
てポリスチレン、1,2−ポリブタジエン等とブレンド
して食品容器類、玩具、日常雑貨品類、履物、自動車部
品、電気器具部品に用いられる。
そのほか本発明のブロック共重合体の用途は広範囲な領
域にわたるが、その例を示すならば履物、容器などの射
出成形品、玩具、家庭用品などのフロー成形品、パッキ
ング、シート、プレートなどの圧搾成型品等に好適に使
用することができる。また炭化水素溶剤に溶解するので
接着剤としても有効に用いられる。更に本発明のブロッ
ク共重合体はSBRやNBRなどの他のゴム、ポリスチ
レンなどのプラスチック等に混合してその物性を改変さ
れるのにも用いられる。また発泡させて各種用途に用い
ることもできる。
以下に本発明の実施例をあげて詳細に説明するが、本発
明の主旨を越えない限り、本発明が限定されるものでは
ない。
なお各種測定は下記の方法によった。
柔軟性の指標として硬度(Hs)を用い、JISK6301に
従って求めた。
耐摩耗性はDIN摩耗試験機で測定した。
機械的強度は引張強度(TB)を用い、JISK6301に従
って求めた。
耐屈曲亀裂成長性はRoss屈曲試験機で測定した。
スチレン連鎖は農工大田中教授等によって開発された方
法(高分子学会予稿集、第29巻7号2055頁)に準拠し
た。
全スチレン含量は赤外法により求めた。
実施例1 洗滌、乾燥した撹拌機、ジャケット付きのオートクレー
ブに窒素雰囲気下でシクロヘキサン4,500g、テトラハ
イドロフラン0.35gを仕込んだ後、内温を70℃にし
た。
次にn−ブチルリチウム1.0gを含むヘキサン溶液を添
加後スチレンを370g添加し、60分重合した。スチレ
ンの重合転化率は100%であった。次いでスチレン1
0g、ブタジエン150gの混合物を添加して60分重
合した。スチレン、ブタジエンの重合転化率は100%
であった。更にこの操作を2回繰返した。次いでブタジ
エンを150g添加して重合転化率100%まで重合さ
せた。
次いでテトラクロロシランを0.66g含むヘキサン溶液
を添加し、20分間カップリング反応を行った。
なお重合中は温度を常に70℃になる様コントロールし
た。
重合体溶液に2,6−ジtert−ブチル−p−クレゾール
を添加し、更に伸展油(ナフテン系NONALIC(富
士興産(株)製))を50PHR添加後、シクロヘキサン
を加熱除去してブロック共重合体を得た。
実施例2〜8,比較例1〜9 表−1に示した所定量のシクロヘキサン、n−ブチルリ
チウム、テトラハイドロフラン、スチレン、ブタジエ
ン、テトラクロロシランを用いて実施例1と同様に重合
した。
実施例2,3:全結合スチレンをそれぞれ50%と30
%にした例 〃 4 :末端ブタジエンを添加しなかった例 〃 5 :B部分のモノマー添加回数を7回にした
例 〃 6,7:B部分の結合スチレンをそれぞれ8%と
3%にした例 〃 8 :スチレンの代りにパラメチルスチレンを
使用した例 〃 9 :スチレン含量を多くした例 比較例1,2:全結合スチレンをそれぞれ15%と50
%にした例 〃 3,4:B部分の結合スチレンをそれぞれ1%と
17%にした例 〃 5,6:B部分のモノマー添加回数をそれぞれ1
回と20回にした例 〃 7,8:テトラハイドロフランの添加なしと大過
剰(2g/100gモノマー)にした例 比較例9 :テトラクロロシランの代りに四塩化スズを
用いた例 ブロック共重合体の性質を表−2に示す。
実施例1〜9は比較例1〜9に比べ、柔軟性と耐摩耗性
と耐屈曲亀裂成長性のバランスの点ですぐれている。
また図に実施例1、比較例7および比較例8の共重合体
について田中等の方法によるオゾン使用の酸化分解法に
よるスチレン連鎖分布曲線を示す。
この結果は表−4のとおりであった。
【図面の簡単な説明】
図はスチレン連鎖分布曲線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伍嶋 邦夫 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 竹内 幹雄 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機リチウム化合物を開始剤として得られ
    る重量平均分子量10,000〜1,000,000の
    分岐状ビニル芳香族−共役ジエンブロック共重合体にお
    いて、該共重合体が 一般式 (式中、Aはビニル芳香族重合体ブロック、Bは共役ジ
    エンとビニル芳香族化合物との共重合体ブロックであっ
    て、B部分が (a) ビニル芳香族化合物が漸増するテーパーブロック
    を2〜10個有し、 (b) ビニル芳香族化合物/共役ジエンの重量比が2〜
    85/98〜15であり、 Xはカップリング剤残基、nは2〜6の整数)で表わさ
    れ、かつ該ブロック共重合体の全結合ビニル芳香族化合
    物が10〜90重量%であり、かつビニル芳香族モノマ
    ー単位が1〜4個連らなって構成された連鎖の量が全ビ
    ニル芳香族化合物含量の5〜30重量%であることを特
    徴とする分岐状ブロック共重合体。
  2. 【請求項2】ビニル芳香族化合物の含量が10〜90重
    量%の分岐状ビニル化合物−共役ジエンブロック共重合
    体を製造する方法において、 有機リチウム化合物を開始剤として用い、エーテルまた
    は第3級アミン化合物の存在下で、 (a)まずビニル芳香族化合物の60〜97重量%を重合
    し、重合が実質的に終了した後、 (b)共役ジエン98〜15重量%とビニル芳香族化合物
    2〜85重量%からなる混合物を2〜10回に分けて添
    加し、重合し、 (c)最後にカップリング剤でカップリングすることを特
    徴とする分岐状ブロック共重合体の製法。
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