JPH06155250A - ならい制御方式 - Google Patents

ならい制御方式

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JPH06155250A
JPH06155250A JP30675792A JP30675792A JPH06155250A JP H06155250 A JPH06155250 A JP H06155250A JP 30675792 A JP30675792 A JP 30675792A JP 30675792 A JP30675792 A JP 30675792A JP H06155250 A JPH06155250 A JP H06155250A
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JP
Japan
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sudden change
change portion
path
speed
tracing
Prior art date
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Pending
Application number
JP30675792A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Matsuura
仁 松浦
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モデル面に仮想的に平行に形成された複数の
パスに沿ってスタイラスを移動させモデル形状をならう
ならい制御方式において、一つのパス上における急変部
の数がメモリの記憶可能な点数を越えるような場合で
も、適切な処理を行うことができるようにする。 【構成】 パスL4では、開始点PS4からならい設定
速度でならいが開始され、前のパスL3で検出された急
変部の前後の所定範囲では減速速度でならっていく。こ
の途中、例えば点Fで、検出される急変部の数が急変部
データ領域の最大容量である100点となったとする
と、それ以後の範囲Gで検出された急変部は、パスL4
上の最も古い急変部から順に書き換えていく。次のパス
L5では、開始点PS5から順にならいを行う。また、
パスL4で検出された急変部データのある範囲I内で
は、各急変部の前後の範囲では減速してならいを行い、
一方、急変部データのない範囲Jにおいてはオーバライ
ドをかけた速度値によってならう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモデル面に仮想的に平行
に引かれた複数のパスに沿ってスタイラスを移動させモ
デル形状をトレースするならい制御方式に関し、特に前
回のパスで記憶された急変部付近ではスタイラスの速度
を減速させるようにするならい制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、スタイラスを用いて高速でモデル
面をならう場合、コーナー部等の急変部に高速のままス
タイラスが突入するとトレーサヘッドが破損する恐れが
ある。これを防ぐために、従来では、急変部を検出する
度にその位置を記憶しておき、次のパスをならうときに
は前回記憶された急変部付近ではならい速度を減速させ
るようにした技術がある。
【0003】図3はこの従来の方式を具体的に示す図で
ある。ここでは、モデル31について開始点PS11か
ら終了点PE11までをならうものとする。このため、
制御装置側では、開始点PS11、終了点PE11間に
平行な複数のパスを設定し、そのパス上を順にスタイラ
スを移動させていく。
【0004】今、一つのパスLa上で4個の急変部Pa
1、Pa2、Pa3、Pa4が検出されたとすると、次
にパスLbをならうときには、前回検出された急変部P
a1、Pa2、Pa3、Pa4をそれぞれパスLb上に
ほぼ平行移動させた位置Pb1、Pb2、Pb3、Pb
4を急変部として予想し、各位置Pb1、Pb2、Pb
3、Pb4付近では、ならい速度を減速させる。これに
より、急変部においてスタイラスが高速で突入して破損
したりすることが防止される。
【0005】なお、パスLbでのならいの途中でも、パ
スLaと同様に実際の急変部を検出し、これを古いデー
タと代えてメモリに記憶させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなな
らい制御方式では、メモリ容量が充分にある場合は良い
が、一つのパス上にメモリの記憶可能な点数より多数の
急変部がある場合には、その点数を越えた分の急変部の
記憶を行うことができなくなる。このため、記憶できな
かった部分に対応する領域においては、次のパスの測定
時にスタイラスの速度を適切にすることができなくなっ
ていた。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、一つのパス上における急変部の数がメモリの
記憶可能な点数を越えるような場合でも、適切な処理を
行うことのできるならい制御方式を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、モデル面に仮想的に平行に形成した複数
のパスに沿ってスタイラスを移動させモデル形状をトレ
ースするならい制御方式において、前記スタイラスの変
位量から前記パス上の急変部を検出する急変部検出手段
と、検出された順番に前記急変部を記憶する急変部記憶
手段と、前記検出された急変部の数が前記急変部記憶手
段の最大記憶容量数以上となった場合には、最も古く記
憶された急変部から順に消して新しく検出された急変部
に書き換える書き換え手段と、前記急変部の記憶された
パスに変わって次のパスの形状測定を行う場合、前記急
変部記憶手段に記憶された前記急変部付近と、前記書き
換え手段により消された領域においては前記ならい速度
を通常のならい速度設定値よりも減速させるならい速度
制御手段と、を有することを特徴とするならい制御方式
が提供される。
【0009】
【作用】急変部検出手段がスタイラスの変位量からパス
上の急変部を検出し、急変部記憶手段が検出された順番
に急変部を記憶する。書き換え手段は、検出された急変
部の数が急変部記憶手段の最大記憶容量数以上となった
場合には、最も古く記憶された急変部から順に消して新
しく検出された急変部に書き換える。急変部の記憶され
たパスに変わって次のパスの形状測定を行う場合、なら
い速度制御手段は、急変部記憶手段に記憶された急変部
付近と、書き換え手段により消された領域においては、
ならい速度を通常のならい速度設定値よりも減速させ
る。
【0010】これにより、限られた記憶容量を有効に使
用できるとともに、急変部データのない領域を測定する
場合、たとえそこに急変部が存在しても、スタイラスの
速度は減速されているので破損等の恐れがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明の一実施例のならい・デジタイジ
ング制御装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、プロセッサ11はバス10を介してROM12に格
納されたシステムプログラムを読みだし、このシステム
プログラムに従ってならい・デジタイジング制御装置1
の全体の動作を制御する。
【0012】RAM13には、トレーサヘッドで検出さ
れた各軸変位量や、一時的なデータが記憶される。この
RAM13には、後述する急変部の位置データが格納さ
れる急変部データ領域が設けられている。この急変部デ
ータ領域には、最大100点の急変部データが格納でき
る。不揮発性メモリ14は図示されていないバッテリで
バックアップされており、インターフェース15を介し
て操作盤2より入力されたならい方向、ならい速度等の
各種のパラメータを記憶する。
【0013】ならい機械3に設けられているトレーサヘ
ッド4は、その先端のスタイラス5がモデル6に接触す
ることにより生じるX軸、Y軸及びZ軸の各変位量ε
x、εy及びεzを検出してプロセッサ11に入力す
る。
【0014】プロセッサ11はこれらの変位量と、指令
されたならい方向、ならい速度に基づいて、周知の技術
により、各軸の速度指令Vx、Vy、Vzを発生する。
これらの速度指令は、サーボアンプ17x、17y及び
17zに入力され、その出力によってならい機械3のサ
ーボモータ32x、32y及び32zが駆動される。
【0015】これにより、トレーサヘッド4とモデル6
間の相対的位置関係が一定に保たれるように、トレーサ
ヘッド4がZ軸方向に移動すると共に、モデル6を乗せ
たテーブル31がX軸及び紙面と直角なY軸方向に移動
してならいが行われる。
【0016】パルスコーダ33x、33y及び33zは
サーボモータ32x、32y及び32zが所定角度回転
する毎にパルス信号FPx、FPy及びFPzを発生す
る。デジタイジング制御装置1内の現在位置レジスタ1
8x、18y及び18zは、これらのパルス信号をそれ
ぞれ可逆計数して各軸の現在位置データXa、Ya及び
Zaを求め、プロセッサ11に入力する。
【0017】デジタイジング時にはプロセッサ11はこ
れらの位置データを一定時間毎に、あるいは位置データ
の変動量が所定のトレランス値を越えた時に取り込み、
NCデータを生成する。
【0018】このNCデータはインターフェース19を
介して紙テープリーダ/パンチャー21に入力され、N
Cテープが作成される。また、インターフェース19に
図示されていない数値制御工作機械を直接に接続するこ
とにより、オンラインで高精度のならい加工を行うこと
もできる。
【0019】次に、上記ならい・デジタイジング制御装
置1によるならい制御方式の具体例を説明する。図1は
本実施例のならい制御方式の具体例を説明する図であ
り、(A)はならい対象であるモデル6の形状を示す斜
視図、(B)はスタイラス5によるならい経路を示す図
である。図に示すように、モデル6のならい面は多数の
急変部を有する。このワーク6に対してスタイラス5
は、X軸に平行な複数のパスL1、L2、L3、L4、
L5、L6・・・の順にならっていくものとする。
【0020】まず、スタイラス5は開始点PS1まで移
動し、パスL1に沿ってならっていく。ただし、パスL
1は最初の経路のため急変部データがないので、スタイ
ラス5の移動速度は通常のならい設定速度にオーバライ
ドをかけた減速速度となっている。スタイラス5がパス
L1の形状をならう途中では、変位量データに基づいて
急変部の検出も行われる。パスL1では、説明を簡単に
するため、3個の急変部P11、P12、P13のみが
検出されたものとする。この検出された急変部P11、
P12、P13は、RAM13の急変部データ領域にア
ドレス順に格納されていく。
【0021】パスL1のならいが終了すると、スタイラ
ス5はパスL2の開始点PS2までピックフィードを行
い、パスL1とは逆向きにならいを開始する。このパス
L2上では、パスL1で検出された各急変部P11、P
12、P13とほぼ同じX座標の点がそれぞれ予想急変
部P21、P22、P23として与えられている。スタ
イラス5は、開始点PS2からはならい設定速度で移動
し、各予想急変部P21、P22、P23の前後の範囲
Rでは減速速度で移動する。この減速速度は、パスL1
におけるオーバライドのかけられた減速速度とほぼ同じ
速度である。
【0022】このようにパスL2上では、予想急変部P
21、P22、P23の前後の所定範囲Rでならい速度
が減速される一方、パスL2上の実際の急変部の検出も
なされる。新たに検出されたパスL2上の急変部は、す
でにRAM13に格納されているパスL1上の急変部P
11、P12、P13を消した上にアドレス順に格納さ
れる。
【0023】ところで、パスL2をならっていくと、パ
スL1の開始点PS1と同じX座標の点T以降は予想急
変部データのない範囲Qにくる。このような場合には、
スタイラス5は、急変部の前後の範囲Rと同じく減速速
度で移動する。これにより、万一、範囲Q内に急変部が
存在してもスタイラス5の破損を防止することができ
る。以後、同様にパスL3、L4、L5・・・というよ
うに、ならい制御が行われていく。
【0024】次に、一つのパス上に急変部が多数、特に
RAM13の急変部データ領域の容量(100個)以上
ある場合のならい制御方式について、パスL4およびパ
スL5を例にして説明する。
【0025】パスL4でも他のパスと同様に開始点PS
4からならい設定速度でならいが開始され、前のパスL
3で検出された急変部の前後の所定範囲では減速速度で
ならっていく。また、この一方でパスL4上の実際の急
変部の検出もなされていく。この途中、例えば点Fで、
検出される急変部の数が急変部データ領域の最大容量で
ある100点となったとすると、それ以後の範囲Gで検
出された急変部は、パスL4上の最も古い急変部から順
に書き換えていく。したがって、範囲Gで検出された急
変部の数を20個とすると、その分、開始点PS4から
範囲H内にある20個分の古いデータが消されることに
なる。
【0026】こうしてパスL4のならいが終了すると、
次のパスL5では、開始点PS5から順にならいを行
う。また、パスL4で検出された急変部データのある範
囲I内では、各急変部の前後の範囲では減速してならい
を行う。そして、急変部データのない範囲Jにおいて
は、パスL1のときと同じオーバライドをかけた減速速
度によってならう。これにより、スタイラス5が高速で
急変部に突入することがなく、破損が防止される。
【0027】なお、本実施例では説明を簡単にするた
め、前回のパスで検出された急変部を今回のパスの予想
急変部とするようにしたが、本出願人がすでに出願した
特開平3−121753号広報等に記載されているよう
に、前回で検出した第1の急変部と前々回で検出した第
2の急変部とを結ぶ線の延長線と、今回のパスとの交点
を予想急変部とするようにしてもよい。
【0028】また、本実施例では、一つのパスのならい
が終了するたびにスタイラス5の進行方向を反転させる
ようにしたが、一般のならい制御方式で用いられている
ように、全てのパスで同一方向にスタイラス5を移動さ
せるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、検出さ
れた急変部の数が急変部記憶手段の最大記憶容量数以上
となった場合には、最も古く記憶された急変部から順に
消して新しく検出された急変部に書き換え、その書き換
えられた急変部の経路領域においては、次のパスではな
らいの速度を通常のならい速度設定値よりも減速させる
ようにしたので、急変部データのない領域を測定する場
合、たとえそこに急変部が存在しても、ならいの速度は
減速されているので破損等の恐れがない。
【0030】したがって、一つのパス上における急変部
の数がメモリの記憶可能な点数を越えるような場合で
も、適切な処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のならい制御方式の具体例を説明する
図であり、(A)はならい対象であるモデルの形状を示
す斜視図、(B)はスタイラスによるならい経路を示す
図である。
【図2】本発明の実施例のならい・デジタイジング制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】従来の方式を具体的に示す図である。
【符号の説明】
1 ならい・デジタイジング制御装置 3 ならい機械 4 トレーサヘッド 5 スタイラス 6 モデル L1〜L6 パス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデル面に仮想的に平行に形成した複数
    のパスに沿ってスタイラスを移動させモデル形状をトレ
    ースするならい制御方式において、 前記スタイラスの変位量から前記パス上の急変部を検出
    する急変部検出手段と、 検出された順番に前記急変部を記憶する急変部記憶手段
    と、 前記検出された急変部の数が前記急変部記憶手段の最大
    記憶容量数以上となった場合には、最も古く記憶された
    急変部から順に消して新しく検出された急変部に書き換
    える書き換え手段と、 前記急変部の記憶されたパスに変わって次のパスの形状
    測定を行う場合、前記急変部記憶手段に記憶された前記
    急変部付近と、前記書き換え手段により消された領域に
    おいては前記スタイラスの速度を通常のならい速度設定
    値よりも減速させるならい速度制御手段と、 を有することを特徴とするならい制御方式。
  2. 【請求項2】 前記スタイラス速度制御手段は、最初の
    パスの形状測定を行うときには、前記最初のパス上の全
    ての位置で前記ならい速度を前記速度設定値よりも減速
    させるように制御するように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のならい制御方式。
  3. 【請求項3】 前記ならい速度制御手段は、前回のパス
    にない経路範囲においては前記ならい速度を前記速度設
    定値よりも減速させるように制御するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のならい制御方式。
JP30675792A 1992-11-17 1992-11-17 ならい制御方式 Pending JPH06155250A (ja)

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JPH06155250A true JPH06155250A (ja) 1994-06-03

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