JPH0615519Y2 - 軸電流防止装置 - Google Patents

軸電流防止装置

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JPH0615519Y2
JPH0615519Y2 JP1555287U JP1555287U JPH0615519Y2 JP H0615519 Y2 JPH0615519 Y2 JP H0615519Y2 JP 1555287 U JP1555287 U JP 1555287U JP 1555287 U JP1555287 U JP 1555287U JP H0615519 Y2 JPH0615519 Y2 JP H0615519Y2
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JP
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holder
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spherical body
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rotating shaft
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JP1555287U
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JPS63124057U (ja
Inventor
仁 奥山
勝美 神宮
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株式会社芝浦製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、回転電機の回転軸を接地する方式の軸電流
防止装置の改良に関するものである。
「従来の技術」 一般に、回転電機においては、磁気不平衡、静電荷の蓄
積、回転軸への外部電源の直接印加、整流器電源の使用
による軸誘導等の原因により、回転軸の両端間または回
転軸を各軸受間または回転軸の各ジャーナル部に大なり
小なり軸電圧が発生し、この軸電圧が著しくなると、軸
受各部を通って軸電流が流れ、これによって軸受の摩
耗、回転軸の損傷、潤滑油の黒化を招き、場合によって
は軸受を損傷または焼損することがある。従って、この
ような障害が発生しないように、回転電機には軸受電流
防止装置が用いられている。通常、この軸電流防止装置
としては、軸受部を絶縁する方式と回転軸を接地する方
式とがあるが、軸受部を絶縁する方式は、回転電機の構
造上軸受部の絶縁ができないものもあり、かつ構造が複
雑になり、組立行程に最新の注意を要し、工数が多く掛
るので、普通はこの軸受部を絶縁する方式よりは簡単
で、実施し易い回転軸を接地する方式が用いられてい
る。そして、第2図に示すように、回転電機の回転軸1
を接地する方式の従来の軸電流防止装置2は、アースブ
ラシホルダー支え3、アースブラシホルダー4およびア
ースブラシ組立5から構成されている。アースブラシホ
ルダー支え3は、導電材料の板材をほぼL字形に曲げて
作られ、そのほぼL字形の垂直辺の上端部は、軸受6を
介して回転軸1を支承し、かつ、外部に塵除け7を有す
るベアリングブラケット8の内側または外側にボルト9
および座金10を介して取付けられ、ほぼL字形の水平
辺にはアースブラシホルダー4が取付けられている。こ
の第2図は、軸電流防止装置2がベアリングブラケット
8の内側に取付けられた場合を示している。また、第2
図のIII−III断面を拡大して示した第3図に示すよう
に、アースブラシホルダー4は、ホルダーシャンク11
およびキャップ12より成り、ホルダーシャンク11は
アースブラシホルダー支え3の水平辺にねじまたは半田
付け等で固着され、アースブラシ組立5を収納するため
の収納穴13を有し、上端部にはキャップ12を取付け
るためのねじ部14が設けられている。アースブラシ組
立5は、アースブラシ15、ばね16、リード線17お
よびリード線支え18より成っている。したがって、ア
ースブラシホルダー4の収納穴13にアースブラシ組立
5を、アースブラシ15を回転軸1側にして収納し、ね
じ部14にキャップ12を螺合させれば、アースブラシ
15は、ばね16を介して回転軸1の表面に押圧されて
接触し、回転軸1は常にアースブラシ15、リード線1
7、リード線支え18、キャップ12、ホルダーシャン
ク11、アースブラシホルダー支え3およびベアリング
ブラケット8を介して接地される。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、前記の従来の軸電流防止装置2のアース
ブラシ15は、ばね16により回転軸1の表面に押圧さ
れるので、回転軸1の表面を摩耗、損傷させないよう
に、黒鉛を主成分とした非常に軟質の導電材料で作られ
ているため摩耗が早く、早いものでは2〜3箇月で、長
くても6〜7箇月の短期間でアースブラシ組立5を交換
しなければならないという問題点があった。また、アー
スブラシ組立5を交換する場合、アースブラシホルダー
4よりキャップ1にを取り外して、交換すべきアースブ
ラシ組立5をアースブラシホルダー4の収納穴13より
取り出し、新しいアースブラシ組立5をアースブラシホ
ルダー4の収納穴13に収納して、アースブラシホルダ
ー4にキャップ12を螺合させねばならず、ブラシ組立
5の交換に長時間を要するという問題点があった。
「問題点を解決するための手段」 前記の問題点を解決するための手段を、この考案の実施
例に対応する第1図を参照して説明する。
まず、従来のアースブラシ組立5が短期間に摩耗すると
いう問題点を解決するためには、アースブラシ組立5の
アースブラシ15、ばね16、リード線支え18を、そ
れぞれ導電材料で作られた球状体29、押圧ばね31、
押圧板30で構成し、これらを上端部にねじ部26、下
端部に開口部27を有する導電材料で作られたホルダー
28内に、球状体29を回転可能に収納し、導電材料で
作られたキャップ32をホルダー28のねじ部26に螺
合させて導電材料で作られた押圧ばね31を圧縮し、押
圧板30を介してホルダ28の下端部の開口部27より
外方に突出した球状体29を、回転軸1の表面に押圧す
る。
次に、従来のアースブラシ組立5の交換に長時間を要す
るという問題点を解決するためには、回転軸1を軸受6
を介して支承するベアリングブラケット8に着脱可能に
取付けられた導電材料で作られた支持腕24に、ホルダ
ー28を回転軸1の長手方向に垂直方向に所定量移動可
能および着脱可能に取付ける。
「作用」 しかるときは、回転軸1は、球状体29、押圧板30、
押圧ばね31、キャップ32、ホルダー28、支持腕2
4およびベアリングブラケット8を介して接地される。
そして、回転軸1とともに球状体29も回転するため、
球状体29は全表面にわたってほぼ一様に摩耗するの
で、球状体29が従来のアースブラシ15と同様の軟質
の導電材料で作られていても、球状体29がホルダー2
8の下端部と回転軸1の間隙から脱落するまで摩耗する
には相当長期間使用することができる。
また、ホルダー28を支持腕24に対して垂直上方に所
定量移動させ、ホルダー28の下端部と回転軸1の間隙
を適当に大きくするだけで、球状体29をホルダー28
の下端部の開口部27から取り出し、または球状体29
を開口部27からホルダー28内に収納することができ
るので、従来のアースブラシ組立5の交換に比し球状体
29の交換を短期間で行うことができる。
「実施例」 以下に、この考案の軸電流防止装置の一実施例を図面に
ついて説明する。
第1図はこの考案の一実施例の要部断面正面図である。
第1図ないし第3図において同一参照番号は同一部材を
示す。
第1図に示すように、この考案の軸電流防止装置21
は、回転電機の回転軸1を支承する軸受6を取付けたベ
アリングブラケット8に、着脱可能に垂直辺の上端はボ
ルト22、座金23により固着され、水平辺は回転軸1
の長手方向に平行に延びるほぼL字形の導電材料で作ら
れた支持腕24と、この支持腕24の水平辺に設けられ
たねじ穴にねじ部25を螺合させることにより、回転軸
1の長手方向に垂直方向に所定量移動可能および着脱可
能に取付けられ、上端部にねじ部26を、下端部に開口
部27を有する導電材料で作られたホルダー28と、こ
のホルダー28内に回転可能に収納され、導電材料で作
られた少なくとも1個の球状体29と、この球状体29
の最上部にこれと接触してホルダー28内に収納され、
導電材料で作られた押圧板30と、この押圧板30を介
して球状体29に押圧力を与えるようにホルダー28内
に収納され、導電材料を作られた押圧ばね31と、ホル
ダー28のねじ部26と螺合してこの押圧ばね31を圧
縮し、押圧板30を介してホルダー28の下端部の開口
部27より突出した球状体29を、回転軸1の表面に押
圧する導電材料で作られたキャップ32とから構成され
ている。
従って、何らかの原因で回転軸1に軸電圧が発生する
と、軸電流は回転軸1、球状体29、押圧板30、押圧
板ばね31、キャップ32、ホルダー28、支持腕24
およびベアリングブラケット8を介して接地され、軸電
流は軸受6を流れないので、軸受6の損傷や焼損、回転
軸1の損傷等軸電流による回転電機の障害を防止するこ
とができる。そして、回転軸1とともに球状体29も回
転するので、球状体29は全表面にわたってほぼ一様に
摩耗する。従って、球状体29が従来のアースブラシ1
5と同様の軟質の導電材料で作られていても、球状体2
9がホルダー28の下端部と回転軸1の間隙から脱落す
るまで摩耗するには、相当長期間使用することができ
る。また、ホルダー28を支持腕24に対して垂直上方
に所定量移動させ、ホルダー28の下端部と回転軸1の
間隙を適当に大きくすることにより、球状体29をホル
ダー28の下端部の開口部27より取り出し、または、
球状体29を開口部27よりホルダー28内に収納する
ことができる。前記の実施例は軸電流防止装置21をベ
アリングブラケット8の内側に取付けた場合が示してあ
るが、軸電流防止装置21をベアリングブラケット8の
外側に取付けてもよいことは自明である。また、前記の
実施例では、ホルダー28内に球状体29を1個収納し
た場合について説明したが、ホルダー28内に球状体2
9を2個以上垂直方向に収納しておけば、回転軸1に押
圧されている最下部の球状体29が摩耗して、ホルダー
28の下端部と回転軸1の間隙から脱落すると、最下部
の球状体29に隣接していた球状体29がホルダー28
内を下降して回転軸1に押圧され、自動的に球状体29
を交換することができる。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案の軸電流防止装置は、回
転電機の回転軸を軸受を介して支承するベアリングブラ
ケットに着脱可能に取付けられ導電材料で作られた支持
腕に、上端部にねじ部、下端部に開口部を有し導電材料
で作られたホルダーを回転軸の長手方向に垂直方向に所
定量移動および着脱可能に取付け、このホルダー内に、
それぞれ導電材料で作られた球状体、押圧板および押圧
ばねを、球状体が回転可能に収納し、電動材料で作られ
たキャップをホルダーの上端部のねじ部に螺合させて押
圧ばねを圧縮し、押圧板を介してホルダーの下端部の開
口部より外方に突出した球状体を回転軸の表面に押圧
し、回転軸を球状体、押圧板、押圧ばね、キャップ、ホ
ルダーおよびベアリングブラケットを介して接地するも
のである。
そして、回転軸とともに球状体も回転するため、球状体
は全表面にわたってほぼ一様に摩耗するので、球状体が
従来のアースブラシと同様の軟質の導電材料で作られて
いても、この球状体がホルダの下端部と回転軸の間隙か
ら脱落するまで摩耗するには相当長期間使用することが
できる。また、ホルダーを支持腕に対して垂直上方に所
定量移動させ、ホルダーの下端部と回転軸の間隔を適当
に大きくすることにより、球状体をホルダーの下端部の
開口部を介してホルダー内より取り出し、または、ホル
ダ内に収納することができるので、従来のアースブラシ
組立の交換に対応する球状体の交換を短時間で行うこと
ができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部断面正面図、第2図
は従来例の正面図、第3図は第2図のIII−III断面図で
ある。 1…回転軸、6…軸受、8…ベアリングブラケット、2
1…軸電流防止装置、24…支持腕、25、26、…ね
じ部、27…開口部、28…ホルダー、29…球状体、
30…押圧板、31…押圧ばね、32…キャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転電機の回転軸を軸受を介して支承する
    ベアリングブラケットに、着脱可能に一端が固着され、
    他端は、前記回転軸の長手方向に平行に延びる導電材料
    で作られた支持腕と、この支持腕に前記回転軸の長手方
    向に垂直方向に移動、着脱可能に取付けられ、上端部に
    ねじ部、下端部に開口部を有する導電材料で作られたホ
    ルダーと、このホルダー内に回転可能に収納され、導電
    材料で作られた少なくとも1個の球状体と、この球状体
    の最上部にこれと接触して前記ホルダー内に収納され、
    導電材料で作られた押圧板と、この押圧板を介して前記
    球状体に押圧力を与えるように前記ホルダー内に収納さ
    れ、導電材料で作られた押圧ばねと、前記ホルダーのね
    じ部と螺合してこの押圧ばねを圧縮し、前記押圧板を介
    して前記ホルダーの下端部より外方に突出した前記球状
    体を、前記回転軸に押圧する、導電材料で作られたキヤ
    ップとから構成されたことを特徴とする軸電流防止装
    置。
JP1555287U 1987-02-06 1987-02-06 軸電流防止装置 Expired - Lifetime JPH0615519Y2 (ja)

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JP1555287U JPH0615519Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06 軸電流防止装置

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JPS63124057U JPS63124057U (ja) 1988-08-12
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JP1555287U Expired - Lifetime JPH0615519Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06 軸電流防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5268692B2 (ja) * 2009-02-12 2013-08-21 三菱電機株式会社 電動機
JP6071784B2 (ja) * 2013-07-10 2017-02-01 株式会社東芝 軸接地装置

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JPS63124057U (ja) 1988-08-12

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