JPH06155101A - タレット旋盤の運転方法 - Google Patents

タレット旋盤の運転方法

Info

Publication number
JPH06155101A
JPH06155101A JP33800292A JP33800292A JPH06155101A JP H06155101 A JPH06155101 A JP H06155101A JP 33800292 A JP33800292 A JP 33800292A JP 33800292 A JP33800292 A JP 33800292A JP H06155101 A JPH06155101 A JP H06155101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
turret
path
time
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33800292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Sone
裕喜 曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP33800292A priority Critical patent/JPH06155101A/ja
Publication of JPH06155101A publication Critical patent/JPH06155101A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タレット旋盤でワークを外径加工から内径加
工まで連続して行うとき等、工具割出しを伴う工程のつ
なぎ目において、工具送り時間を含む総アイドル時間を
短縮化する。 【構成】 外径加工と内径加工とを連続して行うときの
加工終了点Aから加工開始点Cまでのツールパスを、軸
方向の非干渉経路D→Bと、径方向の非干渉経路B→E
とを含む経路とする。非干渉経路D→Bは、主軸5上の
ワークWの外径面から主軸径方向Xに所定距離aだけ離
れた軸方向Zに平行な経路である。非干渉経路B→E
は、ワーク先端から主軸5の軸方向Zに所定距離bだけ
離れた径方向Xに平行な経路である。これらの経路の設
定距離a,bは、その経路途上でタレット2の割出回転
を行っても工具14a,14bがワークWと干渉しない
距離である。これら軸方向および径方向の非干渉経路D
→B→E中にタレット2の割出回転を行わせることによ
って、総アイドル時間が短縮化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ツールパスの設定お
よびタレットの割出回転時期の改良を図ったタレット旋
盤の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレット旋盤によってワークの外
径加工から内径加工を連続して行う場合、タレットの割
出回転による工具交換を行うために、図3にA→B→C
で示す経路にツールパスを設定している。A点は外径加
工の終了点、C点は内径加工の開始点である。B点はタ
レット2を割出回転させても工具14がワークWに干渉
しない距離だけ主軸5の径方向および軸方向に離れた位
置である。この位置Bでタレット2を回転させ、内径加
工用工具を割り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、B点でタレッ
ト2の移動を停止して割出回転を行うため、総アイドル
時間は、経路ABおよびBC間の移動時間に、割出回転
の時間が加わることになり、割出回転の時間が無駄とな
っている。すなわち、工具14を割り出して加工終了点
Aから開始点Cまで移動させる総アイドル時間T1 は、
割出回転所要時間をTi 、早送り速度をSとすると、 T1 =AB/S+Ti +BC/S …… となる。ただし、ABは経路A→Bの距離、BCは経路
B→Cの距離である。このように割出回転所要時間Ti
が無駄となっており、高速割出が強く望まれている。
【0004】この発明の目的は、外径加工と内径加工と
を連続して行うとき等の工具割出しを伴う工程のつなぎ
目における総アイドル時間の短縮が図れるタレット旋盤
の運転方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のタレット旋盤
の運転方法は、外径加工と内径加工とを連続して行うと
き等の工具割出しを伴う工程のつなぎ目において、タレ
ットが移動する間に割出回転を行わせる方法である。す
なわち、加工のつなぎ目における一方の加工の終了点
(A)から他方の加工の開始点(C)までのツールパス
に、タレット(2)の回転により工具(14a,14
b)がワーク(W)に干渉することのない距離だけ主軸
径方向に離れた軸方向の非干渉経路(D→B)、および
主軸軸方向に離れた径方向の非干渉経路(B→E)を設
ける。これら非干渉経路(D→B→E)を工具(14
a,14b)が通過する間のタレット移動時にタレット
(2)の割出回転を行わせる。
【0006】
【作用】この方法によると、ツールパスに軸方向の非干
渉経路(D→B)および径方向の非干渉経路(B→E)
を設け、この非干渉経路(D→B→E)を移動する間に
タレット(2)の割出回転を行わせるので、割出回転の
みに費やされる時間が不要となり、あるいは短縮され、
工具(14a,14b)を割り出して加工終了点(A)
から開始点(C)まで移動させる総アイドル時間が短縮
される。すなわち、総アイドル時間は、加工終了点
(A)から非干渉経路(D→B→E)に移動する時間
と、割出回転時間と、非干渉経路(D→B→E)から加
工開始点(C)まで移動する時間との和となる。なお、
非干渉経路(D→B→E)を移動する時間の方が割出回
転時間よりも長い場合は、この移動時間を割出回転時間
の代わりに加算した時間が総アイドル時間となるが、通
常は割出回転時間の方が長くなる。非干渉経路(D→B
→E)を設けることにより、ツールパスは長くなるが、
この経路を移動する時間は割出回転を行う時間であるた
め、総アイドル時間の増加とならない。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。図2において、旋盤1は、タレット2の
送り台3を主軸台4の側方に設置したタレット旋盤であ
り、主軸チャック5にはワークWを把持するチャック爪
5aが設けてある。送り台3は、ベッド6のレール7上
に設置したタレットスライド8と、タレットスライド8
上にレール(図示せず)を介して設置したインデックス
ハウジング9と、前記タレット2とで構成される。タレ
ットスライド8およびインデックスハウジング9は、各
々送りねじ10,11を介してX軸サーボモータ12お
よびZ軸サーボモータ13により、X,Z方向に送られ
る。タレット2は、正面形状が多角形のドラム状のもの
であり、インデックスハウジング9に内蔵された割り出
しモータ15により、水平軸回りで割出回転させられ
る。タレット2の各周面部分には工具14a,14bが
装着してある。
【0008】NC装置16は、旋盤1の全体を制御する
手段であり、NC機能部およびプログラマブルコントロ
ーラ機能部を備え、サーボドライバ18を介して各軸サ
ーボモータ12,13に駆動指令を与えると共に、割出
モータ15に割出指令を与える。NC装置16にはその
加工プログラムを作成する自動プログラミング装置17
が接続され、次のツールパスおよび割出タイミングを設
定した加工プログラムを対話形式で自動生成可能として
ある。
【0009】つぎに、この旋盤1の運転方法を説明す
る。図1は、主軸チャック5に装着したワークWに対し
て外径加工から内径加工を連続して行う場合の、外径加
工の終了点A(外径加工終了時点での工具14aの刃先
位置)から内径加工の開始点C(内径加工開始時点での
工具14bの刃先位置)までの動作説明図である。 こ
の場合、最適ツールパスとしてA→D→B→E→Cの経
路が取られ、この経路におけるD→B→Eの経路部分の
移動中にタレット2の割出回転が行われる。ツールパス
A→D→B→E→Cでは、タレット2は常に早送りされ
るが、割出回転が経路部分D→B→Eの移動時間よりも
長くかかる場合は、位置E等で回転終了まで一時的に停
止させる。
【0010】経路D→Bは、主軸チャック5に装着した
ワークWの外径面から主軸径方向(X軸方向)に所定距
離aだけ離れた主軸に平行な非干渉経路である。この場
合の距離aとはその経路上に工具14a,14bがある
状態で割出回転を行っても工具14a,14bがワーク
Wと干渉することのない距離である。また、上記の経路
B→Eは、ワークWの先端から主軸チャック5の軸方向
(Z軸方向)に所定距離bだけ離れた主軸径方向に平行
な非干渉経路であり、この場合の距離bは、その経路上
に工具14a,14bがある状態で割出回転を行っても
工具14a,14bがワークWと干渉することのない距
離である。
【0011】これら非干渉経路D→B,B→Eにおける
位置D,Eは、タレット2の割出回転所要時間Ti と、
タレット2のX軸方向およびZ軸方向の速送り速度Sと
から自動プログラミング装置17で演算される。すなわ
ち、位置D,Eは、経路D→B→Eを移動する時間が割
出回転所要時間Ti となる位置に設定される。ただし、
演算結果で、位置DがZ軸方向に位置Aよりも位置Bか
ら遠くなる場合は、位置Aと同じZ座標とする。あるい
は、さらに位置Bに近い位置を経路D→Bの最長位置と
して設定しても良い。位置Eも位置Dと同様に、位置C
よりもX軸方向に位置Bから遠くならない範囲に最長位
置を設定しておく。
【0012】このようにツールパスを設定し、非干渉経
路D→B→Eの移動中にタレット2の割出回転を行うた
め、割出回転のみに費やされる時間が不要となり、ある
いは短縮され、工具14a,14bを割り出して加工終
了点Aから開始点Cまで移動させる総アイドル時間が短
縮される。すなわち、総アイドル時間T2 は、 T2 =AD/S+Ti +EC/S …… となる。ただし、ADは、経路A→Dの距離、ECは経
路E→Cの距離、Sは早送り速度である。
【0013】上式は、割出回転所要時間Ti の方が非
干渉経路D→B→Eを移動する時間よりも長い場合、す
なわち Ti >DB/S+BE/S の場合に適用される式であるが、割出回転所要時間Ti
は比較的長いため、通常は上式の総アイドル時間T2
となる。
【0014】この結果を、従来例の場合の式と比較す
ると明らかなように、従来例の場合の経路A→C,B→
Cに比べて、上記経路A→D,E→Cの距離が短くなる
ほど、早送りに要する時間T2 は短縮されることにな
る。すなわち、距離AB,BCが長い場合ほど、この実
施例による運転方法での早送りの時間短縮効果が上がる
ことになる。
【0015】なお、前記実施例では外径加工の次に内径
加工を行う場合につき説明したが、この発明は内径加工
に続いて外径加工を行う場合にも適用することができ
る。
【0016】
【発明の効果】この発明のタレット旋盤の運転方法は、
外径加工と内径加工とを連続して行うにつき、加工終了
点から加工開始点までのツールパスに、ワークから主軸
径方向に離れた軸方向の非干渉経路、および主軸軸方向
に離れた径方向の非干渉経路を設け、この非干渉経路の
移動中に割出回転を行うようにしたため、割出回転の無
駄時間が無くなり、あるいは短縮され、工具を割り出し
て加工終了点から開始点まで移動させる総アイドル時間
が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である運転方法を示す動作
説明図である。
【図2】その運転方法が適用されるタレット旋盤および
制御系の構成を示す概念図である。
【図3】従来のタレット旋盤の運転方法を示す動作説明
図である。
【符号の説明】
1…旋盤、2…タレット、3…送り台、5…主軸チャッ
ク、12…X軸サーボモータ、13…Z軸サーボモー
タ、14a,14b…工具、W…ワーク、D→B…軸方
向の非干渉経路、B→E…径方向の非干渉経路、a,b
…距離

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外径加工と内径加工とを連続して行うと
    き等の工具割出しを伴う工程のつなぎ目において、一方
    の加工の終了点から他方の加工の開始点までのツールパ
    スに、タレットの回転により工具がワークに干渉するこ
    とのない距離だけ主軸径方向に離れた軸方向の非干渉経
    路、および主軸軸方向に離れた径方向の非干渉経路を設
    け、これら非干渉経路を工具が通過する間のタレット移
    動時にタレットの割出回転を行わせるタレット旋盤の運
    転方法。
JP33800292A 1992-11-24 1992-11-24 タレット旋盤の運転方法 Pending JPH06155101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33800292A JPH06155101A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 タレット旋盤の運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33800292A JPH06155101A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 タレット旋盤の運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06155101A true JPH06155101A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18314030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33800292A Pending JPH06155101A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 タレット旋盤の運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06155101A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010173022A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Star Micronics Co Ltd 工作機械の制御装置および刃物台の移動制御方法
JP2011011269A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Star Micronics Co Ltd 数値制御旋盤及びその制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010173022A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Star Micronics Co Ltd 工作機械の制御装置および刃物台の移動制御方法
JP2011011269A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Star Micronics Co Ltd 数値制御旋盤及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4612832A (en) Multiple-function machine tool with two spindles
US4604705A (en) Numerical control machining method and system therefor
US6971294B1 (en) Numerically controlled lathe and method of machining work using this numerically controlled lathe
JP3459516B2 (ja) 数値制御装置による重畳制御方法
JP2792443B2 (ja) ローダ装置
US4698573A (en) Numerically controlled working process
US6163735A (en) Numerically controlled machine tool
JP5059360B2 (ja) 工作機械の早送り制御方法
JPH10309649A (ja) ローダ制御装置
JP3827922B2 (ja) 自動旋盤の制御装置
US6024001A (en) Method of turning works and lathe for carrying out the method
JPH06155101A (ja) タレット旋盤の運転方法
JPH08263115A (ja) Nc工作機械における干渉回避方法
JPS5840257A (ja) 円弧状隅部の研削方法
JPH05154701A (ja) 2主軸nc旋盤
JP2002273601A (ja) 多軸工作機械
JP2001129701A (ja) 数値制御自動旋盤及びこの数値制御自動旋盤による被加工物の加工方法
JP4672288B2 (ja) 工作機械の可動部の移動を制御する制御装置、制御装置を有する工作機械及び可動部の移動方法
JPH0412482B2 (ja)
JP3010328B2 (ja) 6軸制御工作機械
JPS5816961B2 (ja) 工作機械
JPH05169301A (ja) 非真円状旋削機能を有する複合y軸加工旋盤
JPH01121102A (ja) 主軸台移動型自動旋盤
JPH0197564A (ja) マシニングセンタの研削加工装置
JPH02160402A (ja) 工作機械の切削送り設定装置