JPH06154993A - 鋳 型 - Google Patents
鋳 型Info
- Publication number
- JPH06154993A JPH06154993A JP31070292A JP31070292A JPH06154993A JP H06154993 A JPH06154993 A JP H06154993A JP 31070292 A JP31070292 A JP 31070292A JP 31070292 A JP31070292 A JP 31070292A JP H06154993 A JPH06154993 A JP H06154993A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- casting
- cavity
- sprue
- molten metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、欠陥のない鋳物を溶湯効率よ
く鋳造出来る鋳型を提供するものである。 【構成】通気性の鋳型をチャンバ−に保持し鋳型の下面
を溶融金属内に浸漬し前記チャンバ−を減圧して鋳型に
減圧力を作用させ溶融金属を鋳型の湯口から鋳型のキャ
ビテイ−内に導入する減圧吸引鋳造用の鋳型であって、
前記湯口は鋳型内のキャビテイ−から鋳型の下面に直接
開口させるとともに、湯口の直径をキャビテイ−の鋳物
最大肉厚の70〜90%に設け、且つキャビテイ−から
鋳型下面までの湯口長さを前記湯口径の1.6〜2倍に
設けたことを特徴とする鋳型である。
く鋳造出来る鋳型を提供するものである。 【構成】通気性の鋳型をチャンバ−に保持し鋳型の下面
を溶融金属内に浸漬し前記チャンバ−を減圧して鋳型に
減圧力を作用させ溶融金属を鋳型の湯口から鋳型のキャ
ビテイ−内に導入する減圧吸引鋳造用の鋳型であって、
前記湯口は鋳型内のキャビテイ−から鋳型の下面に直接
開口させるとともに、湯口の直径をキャビテイ−の鋳物
最大肉厚の70〜90%に設け、且つキャビテイ−から
鋳型下面までの湯口長さを前記湯口径の1.6〜2倍に
設けたことを特徴とする鋳型である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は減圧吸引鋳造法の鋳型に
関するもので、特に円筒状や薄肉鋳物の鋳型キャビテイ
−から直接湯口を鋳型下面に開口した鋳型に関するもの
である。
関するもので、特に円筒状や薄肉鋳物の鋳型キャビテイ
−から直接湯口を鋳型下面に開口した鋳型に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の鋳型として特公平4−8136
号公報に開示された技術が知られている。この技術は鋳
型内のキャビテ−から鋳型の下面に湯口を直接設け、鋳
型を減圧して溶融金属をキャビテイ−内に導入するもの
である。
号公報に開示された技術が知られている。この技術は鋳
型内のキャビテ−から鋳型の下面に湯口を直接設け、鋳
型を減圧して溶融金属をキャビテイ−内に導入するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では湯口
の太さや長さ等方案の細部設計寸法が明らかでない。実
際に鋳造した場合、キャビテイ−から直接湯口を設ける
このようなピンゲ−ト方案は溶湯の無駄がないので溶湯
効率が良い。しかし湯口の太さや長さによって鋳物の出
来栄えが大きく変化し、良品を鋳造するのは非常に困難
である。本発明は上記の問題点を解決して、欠陥のない
鋳物を溶湯効率よく鋳造出来る鋳型を提供するものであ
る。
の太さや長さ等方案の細部設計寸法が明らかでない。実
際に鋳造した場合、キャビテイ−から直接湯口を設ける
このようなピンゲ−ト方案は溶湯の無駄がないので溶湯
効率が良い。しかし湯口の太さや長さによって鋳物の出
来栄えが大きく変化し、良品を鋳造するのは非常に困難
である。本発明は上記の問題点を解決して、欠陥のない
鋳物を溶湯効率よく鋳造出来る鋳型を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、通気性
の鋳型をチャンバ−に保持し鋳型の下面を溶融金属内に
浸漬し前記チャンバ−を減圧して鋳型に減圧力を作用さ
せ溶融金属を鋳型の湯口から鋳型のキャビテイ−内に導
入する減圧吸引鋳造用の鋳型であって、前記湯口は鋳型
内のキャビテイ−から鋳型の下面に直接開口させるとと
もに、湯口の直径をキャビテイ−の鋳物最大肉厚の70
〜90%に設け、且つキャビテイ−から鋳型下面までの
湯口長さを前記湯口径の1.6〜2倍に設けたことを特
徴とする鋳型である。
の鋳型をチャンバ−に保持し鋳型の下面を溶融金属内に
浸漬し前記チャンバ−を減圧して鋳型に減圧力を作用さ
せ溶融金属を鋳型の湯口から鋳型のキャビテイ−内に導
入する減圧吸引鋳造用の鋳型であって、前記湯口は鋳型
内のキャビテイ−から鋳型の下面に直接開口させるとと
もに、湯口の直径をキャビテイ−の鋳物最大肉厚の70
〜90%に設け、且つキャビテイ−から鋳型下面までの
湯口長さを前記湯口径の1.6〜2倍に設けたことを特
徴とする鋳型である。
【0005】
【作用】図3図4に種々の鋳型条件で鋳造した鋳物の、
鋳型キャビテイ−の鋳物最大肉厚と湯口径との関係及び
湯口径と湯口長さの関係を示す。この結果から欠陥のな
い鋳物を得るには、鋳型の湯口径を鋳物最大肉厚の70
〜90%で、湯口長さを湯口径の1.6〜2倍に設ける
ことによって良好な鋳物を得ることが判明したものであ
る。特にこの鋳型は円筒状の管継手等の鋳物を鋳造する
場合に好適な結果を示すものである。
鋳型キャビテイ−の鋳物最大肉厚と湯口径との関係及び
湯口径と湯口長さの関係を示す。この結果から欠陥のな
い鋳物を得るには、鋳型の湯口径を鋳物最大肉厚の70
〜90%で、湯口長さを湯口径の1.6〜2倍に設ける
ことによって良好な鋳物を得ることが判明したものであ
る。特にこの鋳型は円筒状の管継手等の鋳物を鋳造する
場合に好適な結果を示すものである。
【0006】
【実施例】本発明における減圧吸引鋳造法について図1
に、本発明の一実施例の鋳型を図2に示す。高周波炉内
に溶融ステンレスを保持し、鋳型2の上面をチャンバ−
1によって保持し、鋳型2の下面を湯面3よりも沈めて
チャンバ−1内を減圧することにより鋳型2に減圧を作
用させキャビテイ−4内に炉内の溶融ステンレスを吸引
して鋳造する。この鋳型2は通気性のある材料で形成し
てあり、上鋳型5と下鋳型6で形成される空間に中子7
を設けて中空のキャビテイ−4を形成して、キャビテイ
−4から鋳型の下面に湯口8を設けてある。
に、本発明の一実施例の鋳型を図2に示す。高周波炉内
に溶融ステンレスを保持し、鋳型2の上面をチャンバ−
1によって保持し、鋳型2の下面を湯面3よりも沈めて
チャンバ−1内を減圧することにより鋳型2に減圧を作
用させキャビテイ−4内に炉内の溶融ステンレスを吸引
して鋳造する。この鋳型2は通気性のある材料で形成し
てあり、上鋳型5と下鋳型6で形成される空間に中子7
を設けて中空のキャビテイ−4を形成して、キャビテイ
−4から鋳型の下面に湯口8を設けてある。
【0007】この鋳型の最適な方案条件を求めるために
湯口8の径と湯口8の長さを変化させて種々鋳造試験を
行った。この時の炉内の溶融ステンレスの温度は155
0°Cで、チャンバ−内の減圧力は−80mmHg、鋳
型2の溶湯3に浸漬する浸漬時間は16秒間である。ま
た試験鋳造回数は各条件で夫々10枠行った。図3、図
4にその結果を示す。×印は溶湯の逸出や鋳物欠陥が多
く良品が得られない場合を示し、△印は不良率20%以
下を示し、〇印は全部良品が得られた場合を示す。
湯口8の径と湯口8の長さを変化させて種々鋳造試験を
行った。この時の炉内の溶融ステンレスの温度は155
0°Cで、チャンバ−内の減圧力は−80mmHg、鋳
型2の溶湯3に浸漬する浸漬時間は16秒間である。ま
た試験鋳造回数は各条件で夫々10枠行った。図3、図
4にその結果を示す。×印は溶湯の逸出や鋳物欠陥が多
く良品が得られない場合を示し、△印は不良率20%以
下を示し、〇印は全部良品が得られた場合を示す。
【0008】図3、図4の試験結果から、湯口径は鋳物
最大肉厚の70%〜90%が良好である。また湯口長さ
は湯口径の1.6〜2倍にした鋳型で鋳造すると良好な
鋳物が得られることが判った。この結果から鋳造する鋳
物の肉厚によって湯口径及び湯口長さを設定することが
出来、溶湯の無駄がない注入歩留まりの良い鋳造条件
で、欠陥のない良好な鋳物を得ることが出来る。
最大肉厚の70%〜90%が良好である。また湯口長さ
は湯口径の1.6〜2倍にした鋳型で鋳造すると良好な
鋳物が得られることが判った。この結果から鋳造する鋳
物の肉厚によって湯口径及び湯口長さを設定することが
出来、溶湯の無駄がない注入歩留まりの良い鋳造条件
で、欠陥のない良好な鋳物を得ることが出来る。
【0009】
【発明の効果】本発明の鋳型は、上記のごとく溶湯の無
駄がない注入歩留まりの良い鋳造条件で、欠陥のない良
好な鋳物を得ることが出来る。
駄がない注入歩留まりの良い鋳造条件で、欠陥のない良
好な鋳物を得ることが出来る。
【図1】 減圧吸引鋳造方法を説明する断面図である。
【図2】 本発明の一実施例の鋳型の断面図である。
【図3】 試験結果の鋳物最大肉厚と湯口径との関係を
示す。
示す。
【図4】 試験結果の湯口径と湯口長さとの関係を示
す。
す。
1 チャンバ− 2 鋳型 4 キャビテイ 7 中子 8 湯口
Claims (1)
- 【請求項1】 通気性の鋳型をチャンバ−に保持し鋳型
の下面を溶融金属内に浸漬し前記チャンバ−を減圧して
鋳型に減圧力を作用させ溶融金属を鋳型の湯口から鋳型
のキャビテイ−内に導入する減圧吸引鋳造用の鋳型であ
って、 前記湯口は鋳型内のキャビテイ−から鋳型の下面に直接
開口させるとともに、湯口の直径をキャビテイ−の鋳物
最大肉厚の70〜90%に設け、且つキャビテイ−から
鋳型下面までの湯口長さを前記湯口径の1.6〜2倍に
設けたことを特徴とする鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31070292A JPH06154993A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 鋳 型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31070292A JPH06154993A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 鋳 型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06154993A true JPH06154993A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18008445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31070292A Pending JPH06154993A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 鋳 型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06154993A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110117790A (ko) * | 2010-04-22 | 2011-10-28 | 대우조선해양 주식회사 | 해양 탑사이드 블록 제작 방법 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP31070292A patent/JPH06154993A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110117790A (ko) * | 2010-04-22 | 2011-10-28 | 대우조선해양 주식회사 | 해양 탑사이드 블록 제작 방법 |
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