JPH06154733A - 濾過装置 - Google Patents
濾過装置Info
- Publication number
- JPH06154733A JPH06154733A JP30906292A JP30906292A JPH06154733A JP H06154733 A JPH06154733 A JP H06154733A JP 30906292 A JP30906292 A JP 30906292A JP 30906292 A JP30906292 A JP 30906292A JP H06154733 A JPH06154733 A JP H06154733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control valve
- nozzle
- pipe
- main body
- filtration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 微粒子のみならず有機物をも除去することが
でき、除去された微粒子などによる閉塞が原因で生じる
圧力損失を防止できる濾過装置を提供する。 【構成】 本体1内上方に吸着部2を、下方に濾過部3
を設け、吸着部2の上方側面に第1のノズル17を、そ
の下方側面に第2のノズル18を開設し、第1ノズル配
管19および第2ノズル配管20と夫々接続し、本体1
上面の処理水4の流入口6は流入配管5と、下面の流出
口9は流出配管8と接続し、これらの配管に夫々第1,
第2,第3,第4の制御弁21a,21b,21c,2
1dを設け、第1ノズル配管19に吸着部洗浄水排出槽
22aを、第2ノズル配管20に濾過部洗浄水排出槽2
2bおよび吸着部洗浄水供給装置23aを択一的に、流
出配管8に次工程装置および濾過部洗浄水供給装置23
bを択一的に接続する。
でき、除去された微粒子などによる閉塞が原因で生じる
圧力損失を防止できる濾過装置を提供する。 【構成】 本体1内上方に吸着部2を、下方に濾過部3
を設け、吸着部2の上方側面に第1のノズル17を、そ
の下方側面に第2のノズル18を開設し、第1ノズル配
管19および第2ノズル配管20と夫々接続し、本体1
上面の処理水4の流入口6は流入配管5と、下面の流出
口9は流出配管8と接続し、これらの配管に夫々第1,
第2,第3,第4の制御弁21a,21b,21c,2
1dを設け、第1ノズル配管19に吸着部洗浄水排出槽
22aを、第2ノズル配管20に濾過部洗浄水排出槽2
2bおよび吸着部洗浄水供給装置23aを択一的に、流
出配管8に次工程装置および濾過部洗浄水供給装置23
bを択一的に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、濾過装置に関し、特
に半導体装置の製造における超純水の製造過程での前処
理装置に適用して有効な技術に関する。
に半導体装置の製造における超純水の製造過程での前処
理装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】超純水の製造過程において、逆浸透膜
(以下、RO膜という。)の塩排除能力に着目して、イ
オン交換装置の前に逆浸透膜装置(以下、RO装置とい
う。)が用いられるいわゆる前段RO方式においては、
処理される水などの液体(以下、処理水という。)をR
O装置に通水する前に、処理水中に含まれている微粒子
を前処理装置によって出来るだけ除去し、RO膜にかか
る負担を軽減するようにしている。
(以下、RO膜という。)の塩排除能力に着目して、イ
オン交換装置の前に逆浸透膜装置(以下、RO装置とい
う。)が用いられるいわゆる前段RO方式においては、
処理される水などの液体(以下、処理水という。)をR
O装置に通水する前に、処理水中に含まれている微粒子
を前処理装置によって出来るだけ除去し、RO膜にかか
る負担を軽減するようにしている。
【0003】この前処理装置は、アンスラサイト、ガー
ネットおよび濾過砂を濾過材として複層に充填したもの
であり、処理水中の微粒子は濾過されるが有機物を除去
することはできない。
ネットおよび濾過砂を濾過材として複層に充填したもの
であり、処理水中の微粒子は濾過されるが有機物を除去
することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような有機物が除
去されていない処理水をRO装置に通水させると、有機
物により発生した藻類などでRO膜の膜面が汚染され、
RO膜の目詰まりなどのトラブルが発生していた。
去されていない処理水をRO装置に通水させると、有機
物により発生した藻類などでRO膜の膜面が汚染され、
RO膜の目詰まりなどのトラブルが発生していた。
【0005】この藻類などによるRO膜のトラブルを防
止するためには、処理水を殺藻剤などで殺菌しつつRO
装置に通水させる方法があるものの、煩雑で作業効率を
低下させることとなった。
止するためには、処理水を殺藻剤などで殺菌しつつRO
装置に通水させる方法があるものの、煩雑で作業効率を
低下させることとなった。
【0006】一方、RO装置に通水させる処理水の給水
水質基準を満たすため、あらかじめ有機物を除去する場
合には、活性炭吸着装置によって有機物を吸着してい
た。しかし、この方法によると、濾過装置とは別に活性
炭吸着装置が必要でイニシアルコストが上昇し、また活
性炭吸着装置の設置スペースが必要となりスペース効率
が悪化することとなった。
水質基準を満たすため、あらかじめ有機物を除去する場
合には、活性炭吸着装置によって有機物を吸着してい
た。しかし、この方法によると、濾過装置とは別に活性
炭吸着装置が必要でイニシアルコストが上昇し、また活
性炭吸着装置の設置スペースが必要となりスペース効率
が悪化することとなった。
【0007】さらに、前記濾過装置や活性炭吸着装置に
より除去された微粒子などを放置しておくと、この不純
物によって濾過材などの隙間が塞がれ、処理水の通水時
における圧力損失が増加することとなる。
より除去された微粒子などを放置しておくと、この不純
物によって濾過材などの隙間が塞がれ、処理水の通水時
における圧力損失が増加することとなる。
【0008】そこで、本発明の目的は、微粒子のみなら
ず有機物をも除去することのできる濾過装置を提供する
ことにある。
ず有機物をも除去することのできる濾過装置を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、処理水から除去され
た微粒子などが原因で生じる圧力損失を防止することの
できる濾過装置を提供することにある。
た微粒子などが原因で生じる圧力損失を防止することの
できる濾過装置を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、次の通
りである。
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、次の通
りである。
【0012】すなわち、本発明の濾過装置は、本体内の
上方に吸着部が、下方には濾過部が設けられ、また前記
本体の上面には処理水が流入する流入口が、下面には前
記処理水が流出する流出口が夫々開設されている。
上方に吸着部が、下方には濾過部が設けられ、また前記
本体の上面には処理水が流入する流入口が、下面には前
記処理水が流出する流出口が夫々開設されている。
【0013】また、本発明の濾過装置は、吸着部の上方
側面に第1のノズルが、吸着部と濾過部との間の側面に
第2のノズルが開設され、第1のノズルは第1ノズル配
管と、第2のノズルは第2ノズル配管と、流入口は流入
配管と、流出口は流出配管とそれぞれ接続され、これら
の配管には夫々第1の制御弁、第2の制御弁、第3の制
御弁、第4の制御弁が設けられ、第1ノズル配管の他方
には吸着部洗浄水排出槽が接続され、また第2ノズル配
管の他方は濾過部洗浄水排出槽および吸着部洗浄水供給
装置が、流出配管の他方には次工程の装置および濾過部
洗浄水供給装置が夫々択一的に接続された前記濾過装置
であって、第3の制御弁と第4の制御弁のみが開放され
たときには、流出配管は次工程の装置と接続されて処理
水が流入口から本体内に流入し、第1の制御弁と第2の
制御弁のみが開放されたときには、第2ノズル配管は吸
着部洗浄水供給装置と接続されて、洗浄水が第2のノズ
ルから本体内に流入し、第2の制御弁と第4の制御弁の
みが開放されたときには、流出配管は濾過部洗浄水供給
装置と接続されて洗浄水が流出口から本体内に流入する
前記濾過装置である。
側面に第1のノズルが、吸着部と濾過部との間の側面に
第2のノズルが開設され、第1のノズルは第1ノズル配
管と、第2のノズルは第2ノズル配管と、流入口は流入
配管と、流出口は流出配管とそれぞれ接続され、これら
の配管には夫々第1の制御弁、第2の制御弁、第3の制
御弁、第4の制御弁が設けられ、第1ノズル配管の他方
には吸着部洗浄水排出槽が接続され、また第2ノズル配
管の他方は濾過部洗浄水排出槽および吸着部洗浄水供給
装置が、流出配管の他方には次工程の装置および濾過部
洗浄水供給装置が夫々択一的に接続された前記濾過装置
であって、第3の制御弁と第4の制御弁のみが開放され
たときには、流出配管は次工程の装置と接続されて処理
水が流入口から本体内に流入し、第1の制御弁と第2の
制御弁のみが開放されたときには、第2ノズル配管は吸
着部洗浄水供給装置と接続されて、洗浄水が第2のノズ
ルから本体内に流入し、第2の制御弁と第4の制御弁の
みが開放されたときには、流出配管は濾過部洗浄水供給
装置と接続されて洗浄水が流出口から本体内に流入する
前記濾過装置である。
【0014】
【作用】上記のような構成の濾過装置によれば、処理水
は吸着部を通過することによって、処理水中に含まれる
有機物および微小な浮遊物質が吸着されて除去され、さ
らに濾過部を通過することによって、処理水中に含まれ
る微粒子が濾過される。
は吸着部を通過することによって、処理水中に含まれる
有機物および微小な浮遊物質が吸着されて除去され、さ
らに濾過部を通過することによって、処理水中に含まれ
る微粒子が濾過される。
【0015】また、上記のような構成の濾過装置によれ
ば、第1の制御弁と第2の制御弁のみが開放され、第2
ノズル配管が吸着部洗浄水供給装置と接続された場合に
は、洗浄水が本体内に流入することで、吸着部に捕捉さ
れた有機物などが吸着部から離脱して洗浄水に溶け込
み、吸着部洗浄水排出槽へ排出される。また、第2の制
御弁と第4の制御弁のみが開放され、流出配管が濾過部
洗浄水供給装置と接続された場合には、洗浄水が本体内
に流入することで濾過部に捕捉された微粒子が濾過部か
ら離脱して洗浄水に溶け込み、濾過部洗浄水排出槽へ排
出される。
ば、第1の制御弁と第2の制御弁のみが開放され、第2
ノズル配管が吸着部洗浄水供給装置と接続された場合に
は、洗浄水が本体内に流入することで、吸着部に捕捉さ
れた有機物などが吸着部から離脱して洗浄水に溶け込
み、吸着部洗浄水排出槽へ排出される。また、第2の制
御弁と第4の制御弁のみが開放され、流出配管が濾過部
洗浄水供給装置と接続された場合には、洗浄水が本体内
に流入することで濾過部に捕捉された微粒子が濾過部か
ら離脱して洗浄水に溶け込み、濾過部洗浄水排出槽へ排
出される。
【0016】したがって、有機物などが除去されること
で圧力損失がほぼ初期の状態にまで回復されることとな
り、濾過効率が上昇する。
で圧力損失がほぼ初期の状態にまで回復されることとな
り、濾過効率が上昇する。
【0017】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例を示す濾過装置
の断面図である。
の断面図である。
【0018】まず、本実施例の濾過装置の構成について
説明する。
説明する。
【0019】本実施例における濾過装置は、本体1内の
上方に設けられた、たとえば活性炭よりなる吸着部2
と、その下方に設けられた、たとえばアンスラサイト、
ガーネットおよび濾過砂の三層構造を有する濾過部3と
からなる。
上方に設けられた、たとえば活性炭よりなる吸着部2
と、その下方に設けられた、たとえばアンスラサイト、
ガーネットおよび濾過砂の三層構造を有する濾過部3と
からなる。
【0020】本体1の上面中央部には、処理水4を本体
1内に流入するための流入配管5と接続された流入口6
が開設され、この流入口6の内側にはバッフル7が設け
られている。また、本体1の底面には、処理水4を図示
しないRO装置へ送給するための流出配管8と接続され
た流出口9が開設され、この流出口9の内側には処理水
4を渦切りするためのボルテックスブレーカ10が設け
られている。
1内に流入するための流入配管5と接続された流入口6
が開設され、この流入口6の内側にはバッフル7が設け
られている。また、本体1の底面には、処理水4を図示
しないRO装置へ送給するための流出配管8と接続され
た流出口9が開設され、この流出口9の内側には処理水
4を渦切りするためのボルテックスブレーカ10が設け
られている。
【0021】前記の吸着部2と濾過部3はそれぞれ吸着
部支持部材11および濾過部支持部材12に支持されて
設けられ、この吸着部支持部材11および濾過部支持部
材12を貫通して複数のディストリビュータ13が設置
されている。
部支持部材11および濾過部支持部材12に支持されて
設けられ、この吸着部支持部材11および濾過部支持部
材12を貫通して複数のディストリビュータ13が設置
されている。
【0022】吸着部2の上方、吸着部2と濾過部3との
間、および濾過部3の下方には処理水4を拡散するため
の空間が設けられ、それぞれ第1の拡散室14、第2の
拡散室15、第3の拡散室16とされている。
間、および濾過部3の下方には処理水4を拡散するため
の空間が設けられ、それぞれ第1の拡散室14、第2の
拡散室15、第3の拡散室16とされている。
【0023】つぎに、本実施例の濾過装置の作用につい
て説明する。
て説明する。
【0024】流入口6から本体1内に流入した処理水4
は、まず流入口6の内側に設けられたバッフル7に当て
られて第1の拡散室14で拡散され、吸着部2の上面に
均等に散布される。
は、まず流入口6の内側に設けられたバッフル7に当て
られて第1の拡散室14で拡散され、吸着部2の上面に
均等に散布される。
【0025】ここで、前記のように吸着部2はたとえば
活性炭よりなるので、処理水4はこの吸着部2を通過す
ることによって、処理水4中に含まれる有機物および微
小な浮遊物質が活性炭に吸着されて除去される。
活性炭よりなるので、処理水4はこの吸着部2を通過す
ることによって、処理水4中に含まれる有機物および微
小な浮遊物質が活性炭に吸着されて除去される。
【0026】吸着部2を通過した処理水4は、吸着部支
持部材11に設置されたディストリビュータ13によっ
て第2の拡散室15で拡散され、次に濾過部3の上面に
均等に散布される。
持部材11に設置されたディストリビュータ13によっ
て第2の拡散室15で拡散され、次に濾過部3の上面に
均等に散布される。
【0027】この濾過部3は、前記のようにたとえばア
ンスラサイト、ガーネットおよび濾過砂の三層構造から
なるので、処理水4は濾過部を通過することによって、
処理水4中に含まれる微小な粒子が濾過される。
ンスラサイト、ガーネットおよび濾過砂の三層構造から
なるので、処理水4は濾過部を通過することによって、
処理水4中に含まれる微小な粒子が濾過される。
【0028】濾過部3を通過した処理水4は、さらに濾
過部支持部材に設置されたディストリビュータ13によ
って第3の拡散室で拡散され、本体1の底面に至る。
過部支持部材に設置されたディストリビュータ13によ
って第3の拡散室で拡散され、本体1の底面に至る。
【0029】そして、本体1の底面の処理水4は、ボル
テックスブレーカ10によって渦切りされて流出口9か
ら流出し、流出配管8を通って図示しないRO装置へ送
給される。
テックスブレーカ10によって渦切りされて流出口9か
ら流出し、流出配管8を通って図示しないRO装置へ送
給される。
【0030】したがって、一つの濾過装置で有機物の除
去と微粒子の除去とが同時に行えることとなる。
去と微粒子の除去とが同時に行えることとなる。
【0031】
【実施例2】図2、図3および図4は、本発明の他の一
実施例を示す濾過装置の断面図である。
実施例を示す濾過装置の断面図である。
【0032】まず、本実施例の濾過装置の構成について
説明する。
説明する。
【0033】本実施例における濾過装置は、前記実施例
1の濾過装置に加えて、第1の拡散室14の側面に第1
のノズル17が、第2の拡散室15の側面に第2のノズ
ル18が開設されて、それぞれ第1ノズル配管19と第
2ノズル配管20とに接続され、さらにこの第1ノズル
配管19と第2ノズル配管20および前記の流入配管5
および流出配管8の配管途上にそれぞれ第1の制御弁2
1a,第2の制御弁21b,第3の制御弁21c,第4
の制御弁21dが設けられたものよりなる。
1の濾過装置に加えて、第1の拡散室14の側面に第1
のノズル17が、第2の拡散室15の側面に第2のノズ
ル18が開設されて、それぞれ第1ノズル配管19と第
2ノズル配管20とに接続され、さらにこの第1ノズル
配管19と第2ノズル配管20および前記の流入配管5
および流出配管8の配管途上にそれぞれ第1の制御弁2
1a,第2の制御弁21b,第3の制御弁21c,第4
の制御弁21dが設けられたものよりなる。
【0034】第1ノズル配管19には吸着部洗浄水排出
槽22aが、第2ノズル配管20には濾過部洗浄水排出
槽22bおよび吸着部洗浄水供給装置23aが切換弁2
4により択一的に、そして流出配管8には図示しないR
O装置および濾過部洗浄水供給装置23bがやはり切換
弁24により択一的に接続されている。
槽22aが、第2ノズル配管20には濾過部洗浄水排出
槽22bおよび吸着部洗浄水供給装置23aが切換弁2
4により択一的に、そして流出配管8には図示しないR
O装置および濾過部洗浄水供給装置23bがやはり切換
弁24により択一的に接続されている。
【0035】ここで、吸着部洗浄水供給装置23aと濾
過部洗浄水供給装置23bはそれぞれ吸着部2と濾過部
3とを洗浄するための洗浄水25を本体1内に流入する
ための装置であり、吸着部洗浄水排出槽22aと濾過部
洗浄水排出槽22bは本体1内から排出された洗浄後の
洗浄水25を受けるための槽である。
過部洗浄水供給装置23bはそれぞれ吸着部2と濾過部
3とを洗浄するための洗浄水25を本体1内に流入する
ための装置であり、吸着部洗浄水排出槽22aと濾過部
洗浄水排出槽22bは本体1内から排出された洗浄後の
洗浄水25を受けるための槽である。
【0036】また、各配管に設けられた制御弁は、次の
ように開閉されるようになっている。すなわち、図2に
示すように、流入配管5から処理水4が本体1内に流入
するときには第3の制御弁21cと第4の制御弁21d
のみが開放され、また流出配管8は図示しないRO装置
と接続される。
ように開閉されるようになっている。すなわち、図2に
示すように、流入配管5から処理水4が本体1内に流入
するときには第3の制御弁21cと第4の制御弁21d
のみが開放され、また流出配管8は図示しないRO装置
と接続される。
【0037】図3に示すように、吸着部洗浄水供給装置
23aから洗浄水25が流入するときには、第1の制御
弁21aと第2の制御弁21bのみが開放され、また第
2ノズル配管20は吸着部洗浄水供給装置23aと接続
される。
23aから洗浄水25が流入するときには、第1の制御
弁21aと第2の制御弁21bのみが開放され、また第
2ノズル配管20は吸着部洗浄水供給装置23aと接続
される。
【0038】そして、図4に示すように、濾過部洗浄水
供給装置23bから洗浄水25が流入するときには、第
2の制御弁21bと第4の制御弁21dのみが開放さ
れ、また流出配管8は濾過部洗浄水供給装置23bと接
続される。
供給装置23bから洗浄水25が流入するときには、第
2の制御弁21bと第4の制御弁21dのみが開放さ
れ、また流出配管8は濾過部洗浄水供給装置23bと接
続される。
【0039】つぎに、本実施例の濾過装置の作用につい
て説明する。
て説明する。
【0040】まず図2について説明すると、図2は第3
の制御弁21cと第4の制御弁21dのみが開放され、
流出配管8は図示しないRO装置と接続されている。し
たがって、この場合は処理水4が流入口6から本体1内
に流入して濾過され、流出口9から流出配管8によって
図示しないRO装置へ送給される。
の制御弁21cと第4の制御弁21dのみが開放され、
流出配管8は図示しないRO装置と接続されている。し
たがって、この場合は処理水4が流入口6から本体1内
に流入して濾過され、流出口9から流出配管8によって
図示しないRO装置へ送給される。
【0041】ところで、前記のように本実施例の濾過装
置は、吸着部2で処理水4中に含まれる有機物および微
小な浮遊物質を吸着し、濾過部3で処理水4中に含まれ
る微小な粒子を濾過している。そして吸着、濾過処理を
繰り返し行うと、捕捉した有機物などによって吸着部2
および濾過部3を構成している濾過砂などの間隙が閉塞
され、その結果処理水4が通過するときに圧力損失が増
加することとなる。
置は、吸着部2で処理水4中に含まれる有機物および微
小な浮遊物質を吸着し、濾過部3で処理水4中に含まれ
る微小な粒子を濾過している。そして吸着、濾過処理を
繰り返し行うと、捕捉した有機物などによって吸着部2
および濾過部3を構成している濾過砂などの間隙が閉塞
され、その結果処理水4が通過するときに圧力損失が増
加することとなる。
【0042】したがって、このような場合には、これら
捕捉した有機物などを除去して処理水4の通過時の圧力
損失を当初の状態まで回復させることが必要となってく
る。
捕捉した有機物などを除去して処理水4の通過時の圧力
損失を当初の状態まで回復させることが必要となってく
る。
【0043】図3および図4は、こういった場合の濾過
装置の作用を示すもので、図3は吸着部2に捕捉された
有機物や微粒子などを除去する場合を、図4は濾過部3
に捕捉された微小な濁質分を除去する場合を、それぞれ
示している。
装置の作用を示すもので、図3は吸着部2に捕捉された
有機物や微粒子などを除去する場合を、図4は濾過部3
に捕捉された微小な濁質分を除去する場合を、それぞれ
示している。
【0044】すなわち、図3について説明すると、図3
は第1の制御弁21aと第2の制御弁21bのみが開放
され、第2ノズル配管20は吸着部洗浄水供給装置23
aと接続されている。したがって、この図3の場合に
は、洗浄水25は第2のノズル18から本体1内に流入
し、吸着部支持部材11に設置されたディストリビュー
タ13から吸着部2へ通水され、第1のノズル17から
第1ノズル配管19を通って吸着部洗浄水排出槽22a
へ排出される。
は第1の制御弁21aと第2の制御弁21bのみが開放
され、第2ノズル配管20は吸着部洗浄水供給装置23
aと接続されている。したがって、この図3の場合に
は、洗浄水25は第2のノズル18から本体1内に流入
し、吸着部支持部材11に設置されたディストリビュー
タ13から吸着部2へ通水され、第1のノズル17から
第1ノズル配管19を通って吸着部洗浄水排出槽22a
へ排出される。
【0045】このとき、吸着部2に捕捉された有機物な
どは、洗浄水25により吸着部2から離脱して洗浄水2
5に溶け込み、洗浄水25と供に吸着部洗浄水排出槽2
2aへ排出される。
どは、洗浄水25により吸着部2から離脱して洗浄水2
5に溶け込み、洗浄水25と供に吸着部洗浄水排出槽2
2aへ排出される。
【0046】また、図4について説明すると、図4は第
2の制御弁21bと第4の制御弁21dのみが開放さ
れ、流出配管8は濾過部洗浄水供給装置23bと接続さ
れている。したがって、この図4の場合には、洗浄水2
5は流出口9から本体1内に流入し、濾過部支持部材1
2に設置されたディストリビュータ13から濾過部3へ
通水され、第2のノズル18から第2ノズル配管20を
通って濾過部洗浄水排出槽22bへ排出される。
2の制御弁21bと第4の制御弁21dのみが開放さ
れ、流出配管8は濾過部洗浄水供給装置23bと接続さ
れている。したがって、この図4の場合には、洗浄水2
5は流出口9から本体1内に流入し、濾過部支持部材1
2に設置されたディストリビュータ13から濾過部3へ
通水され、第2のノズル18から第2ノズル配管20を
通って濾過部洗浄水排出槽22bへ排出される。
【0047】このとき、濾過部3に捕捉された微粒子
は、洗浄水25により濾過部3から離脱して洗浄水25
に溶け込み、洗浄水25と供に濾過部洗浄水排出槽22
bへ排出される。
は、洗浄水25により濾過部3から離脱して洗浄水25
に溶け込み、洗浄水25と供に濾過部洗浄水排出槽22
bへ排出される。
【0048】そして、有機物などが除去された吸着部2
と濾過部3とは、圧力損失がほぼ初期の状態にまで回復
することとなり、再び図2の状態に戻して処理水4を流
入口6から本体1内に流入させ、吸着および濾過処理を
行うこととなる。
と濾過部3とは、圧力損失がほぼ初期の状態にまで回復
することとなり、再び図2の状態に戻して処理水4を流
入口6から本体1内に流入させ、吸着および濾過処理を
行うこととなる。
【0049】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0050】たとえば、本実施例の濾過装置は前段RO
方式により流出配管はRO装置と接続されるが、後段R
O方式によりイオン交換装置と接続することもできる。
方式により流出配管はRO装置と接続されるが、後段R
O方式によりイオン交換装置と接続することもできる。
【0051】また、本実施例の濾過装置においては、処
理水を拡散させるためにディストリビュータを用いてい
るが、吸着部と濾過部の支持部材に多数の間隙を設けて
ディストリビュータとすることもできる。
理水を拡散させるためにディストリビュータを用いてい
るが、吸着部と濾過部の支持部材に多数の間隙を設けて
ディストリビュータとすることもできる。
【0052】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下
記の通りである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0053】(1).すなわち、本発明の濾過装置によれば
本体内の上方に吸着部が、下方には濾過部が設けられて
いるので、処理水は吸着部を通過することによって、処
理水中に含まれる有機物および微小な浮遊物質が吸着さ
れて除去され、さらに濾過部を通過することによって、
処理水中に含まれる微粒子が濾過されることとなる。し
たがって、微粒子のみならず有機物をも濾過装置で除去
することが可能となる。
本体内の上方に吸着部が、下方には濾過部が設けられて
いるので、処理水は吸着部を通過することによって、処
理水中に含まれる有機物および微小な浮遊物質が吸着さ
れて除去され、さらに濾過部を通過することによって、
処理水中に含まれる微粒子が濾過されることとなる。し
たがって、微粒子のみならず有機物をも濾過装置で除去
することが可能となる。
【0054】(2).そのため、単体の濾過装置に微粒子の
除去と有機物の除去という複数の処理機能を付与するこ
とができ、濾過装置とは別に活性炭吸着装置によって有
機物を吸着する必要がなくなる。
除去と有機物の除去という複数の処理機能を付与するこ
とができ、濾過装置とは別に活性炭吸着装置によって有
機物を吸着する必要がなくなる。
【0055】(3).その結果、装置の製作に要するイニシ
アルコストの上昇を押えることができ、また活性炭吸着
装置の設置スペースが不要で、超純水製造装置全体の据
付面積の減少を図ることができる。
アルコストの上昇を押えることができ、また活性炭吸着
装置の設置スペースが不要で、超純水製造装置全体の据
付面積の減少を図ることができる。
【0056】(4).さらに、処理水をRO装置に通水させ
ても、有機物が原因となる藻類などの発生によるRO膜
の膜面の汚染もなく、RO膜の目詰まりなどのトラブル
が阻止できる。そして、RO装置への通水時に殺藻剤な
どを使用する必要もなくなり、作業効率の低下も防止で
きる。
ても、有機物が原因となる藻類などの発生によるRO膜
の膜面の汚染もなく、RO膜の目詰まりなどのトラブル
が阻止できる。そして、RO装置への通水時に殺藻剤な
どを使用する必要もなくなり、作業効率の低下も防止で
きる。
【0057】(5).また、洗浄水による洗浄機能を備えた
本発明の濾過装置によれば、吸着部や濾過部に捕捉され
た有機物や微粒子などが、吸着部および濾過部から離脱
して洗浄水に溶け込み本体外へ排出されので、除去され
た微粒子などが濾過砂などの間隙を塞ぐことで生じる通
水時の圧力損失をほぼ初期の状態にまで回復することが
でき、濾過効率が上昇する。
本発明の濾過装置によれば、吸着部や濾過部に捕捉され
た有機物や微粒子などが、吸着部および濾過部から離脱
して洗浄水に溶け込み本体外へ排出されので、除去され
た微粒子などが濾過砂などの間隙を塞ぐことで生じる通
水時の圧力損失をほぼ初期の状態にまで回復することが
でき、濾過効率が上昇する。
【図1】本発明の実施例1を示す濾過装置の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施例2を示す濾過装置の断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例2を示す濾過装置の断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例2を示す濾過装置の断面図であ
る。
る。
1 本体 2 吸着部 3 濾過部 4 処理水 5 流入配管 6 流入口 7 バッフル 8 流出配管 9 流出口 10 ボルテックスブレーカ 11 吸着部支持部材 12 濾過部支持部材 13 ディストリビュータ 14 第1の拡散室 15 第2の拡散室 16 第3の拡散室 17 第1のノズル 18 第2のノズル 19 第1ノズル配管 20 第2ノズル配管 21a 第1の制御弁 21b 第2の制御弁 21c 第3の制御弁 21d 第4の制御弁 22a 吸着部洗浄水排出槽 22b 濾過部洗浄水排出槽 23a 吸着部洗浄水供給装置 23b 濾過部洗浄水供給装置 24 切換弁 25 洗浄水
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/44 J 8014−4D
Claims (2)
- 【請求項1】 本体内の上方に設けられた吸着部と、前
記本体の下方に設けられた濾過部とからなり、前記本体
の上面には液体が流入する流入口が、下面には前記液体
が流出する流出口が夫々開設されていることを特徴とす
る濾過装置。 - 【請求項2】 前記吸着部の上方側面に開設され、第1
ノズル配管と接続された第1のノズルと、前記吸着部と
前記濾過部との間の側面に開設され、第2ノズル配管と
接続された第2のノズルと、流入配管と接続された前記
流入口と、流出配管と接続された前記流出口と、前記第
1ノズル配管に設けられた第1の制御弁と、前記第2ノ
ズル配管に設けられた第2の制御弁と、前記流入配管に
設けられた第3の制御弁と、前記流出配管に設けられた
第4の制御弁と、前記第1ノズル配管の他方に接続され
た吸着部洗浄水排出槽と、前記第2ノズル配管の他方に
択一的に接続された濾過部洗浄水排出槽および吸着部洗
浄水供給装置と、前記流出配管の他方に択一的に接続さ
れた次工程の装置および濾過部洗浄水供給装置とからな
り、前記各配管に設けられた制御弁は、前記第3の制御
弁と前記第4の制御弁とが開放されたときには、前記第
1の制御弁と前記第2の制御弁とは閉鎖されて前記流出
配管は次工程の装置と接続されて前記液体が前記流入口
から前記本体内に流入し、前記第1の制御弁と前記第2
の制御弁とが開放されたときには、前記第3の制御弁と
前記第4の制御弁とは閉鎖されて前記第2ノズル配管は
前記吸着部洗浄水供給装置と接続されて前記洗浄水が前
記第2のノズルから前記本体内に流入し、前記第2の制
御弁と前記第4の制御弁とが開放されたときには、前記
第1の制御弁と前記第3の制御弁とは閉鎖されて前記流
出配管は前記濾過部洗浄水供給装置と接続されて前記洗
浄水が前記流出口から前記本体内に流入することを特徴
とする請求項1記載の濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30906292A JPH06154733A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30906292A JPH06154733A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06154733A true JPH06154733A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=17988425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30906292A Pending JPH06154733A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06154733A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007196139A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | メディアろ過池と膜ろ過装置の複合ろ過装置 |
JP2014226604A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 住友電気工業株式会社 | 水処理装置及びこれを用いた水処理方法 |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP30906292A patent/JPH06154733A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007196139A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | メディアろ過池と膜ろ過装置の複合ろ過装置 |
JP2014226604A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 住友電気工業株式会社 | 水処理装置及びこれを用いた水処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6398954B2 (en) | Multimedia backwashable filtration system | |
RU2119377C1 (ru) | Способ получения чистой воды и устройство для его осуществления | |
WO2018103537A1 (zh) | 水平流砂滤池及其水处理工艺 | |
AU2007239266B2 (en) | Fine filtering apparatus using flexible fiber filter module | |
CA2208296C (en) | System and method for backwashing multiple filtration vessels | |
JP2000107751A (ja) | 流体処理装置及び流体処理媒質の再生方法 | |
JP7093202B2 (ja) | 水処理システム | |
JPH06154733A (ja) | 濾過装置 | |
KR200392652Y1 (ko) | 쾌속 이중 세척식 수질정화장치 | |
JPH05154476A (ja) | 膜濾過装置 | |
WO2005042132A1 (en) | Fine filtering apparatus using flexible fiber filter module | |
JP3124174B2 (ja) | 水処理装置 | |
KR20040060891A (ko) | 정수기 절수 세척 장치 | |
KR940005474B1 (ko) | 복합층 고도 여과방법 및 장치 | |
US20070210017A1 (en) | Filter system for filtering water or wastewater and a method of operating the filter system | |
RU2153385C1 (ru) | Аппарат для фильтрации жидкости | |
JP4765874B2 (ja) | 膜モジュールの洗浄方法 | |
CN215161348U (zh) | 一种纤维转盘滤池 | |
WO2012105172A1 (ja) | ろ過システム | |
CA2265235A1 (en) | Multimedia backwashable filtration system | |
KR20190081200A (ko) | 정수 시스템용 카트리지 필터 장치 | |
CN221028023U (zh) | 净水系统 | |
JP3239922B2 (ja) | 固液分離装置 | |
JP3106859B2 (ja) | 沈澱池のろ過装置 | |
JP3504971B2 (ja) | 浴槽湯の清浄化フィルタ |