JPH06154328A - 注射針保護装置 - Google Patents

注射針保護装置

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JPH06154328A
JPH06154328A JP5218909A JP21890993A JPH06154328A JP H06154328 A JPH06154328 A JP H06154328A JP 5218909 A JP5218909 A JP 5218909A JP 21890993 A JP21890993 A JP 21890993A JP H06154328 A JPH06154328 A JP H06154328A
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JP
Japan
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hub
sleeve
needle
protection device
injection needle
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JP5218909A
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English (en)
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Gustav A Scheuble
エー,シェーブル グスタブ
Fritz Kohnke
コーンケ フリッツ
Guenter Paczka
パッカ ギュンター
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Smith and Nephew Inc
Original Assignee
Smith and Nephew Inc
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Publication date
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    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取扱が簡単で安全性の高い注射針保護装置を
提供する。 【構成】 細長いスリーブ12と、格納及び使用位置の
間でスリーブ12内の仮想軸上を移動可能なハブ14
と、ハブ14に固定されスリーブ12の長手方向の仮想
軸とほぼ一直線上にならぶ中空の注射針18とを備えて
いる。注射針18の先端は、ハブ14の格納位置にある
ときにはスリーブ12内に位置し、注射針18が使用可
能な位置にあるときにはスリーブ12の前端から突出す
る。ロック機構は、ハブ14とスリーブ12との間を選
択可能に移動しうる。ハブ14が格納位置にあるときに
はハブ14とスリーブ12をともにロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療従事者が使用済み
の注射針に誤って触れるのを防止する注射針保護装置に
関する。さらに詳しくは、通常は注射針が内側に引っ込
んだ状態を保ち、注射を行うときだけ注射針が外側に出
る注射針保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、注射終了後の注射針を扱っている
間に誤って注射針に触れる危険に多くの医療従事者が気
付いている。すなわち、エイズや肝炎のような多くの疾
病がこのようにして感染することがわかっている。
【0003】注射針を守るスリーブは以前にも示唆され
ている。米国特許第4,772,272号は、格納された位置に
おいて注射針を覆うスリーブを開示している。注射針は
このスリーブから突出し注射が行われる。スリーブは、
注射針を保持するハブと、スリーブの内周面に生じる適
度の摩擦によって格納・突出のいずれの位置にあっても
同じ場所に固定されている。
【0004】米国特許第2,925,083号は、注射が行われ
るまで注射針が外側に出ないように覆いのついた皮下注
射器を開示している。
【0005】米国特許第4、631、057号は、 人体に薬剤等
の物質を注入する装置を開示している。この装置は、注
射器本体に接続された注射針を備えている。注射針の安
全覆いは本体に固定している。格納の位置では安全覆い
は注射針を覆わず、突出の位置で注射針を覆う。この安
全覆いのロックは格納位置で取り外し可能に保持され、
突出位置では固定されている。この安全覆いのロック
は、連動ロック部材と本体に固定されたつばとから構成
されている。
【0006】米国特許第4,655,751号は、 排液・吸液型
の注射器を開示している。この注射器は、前端と後端が
開口した透明で細長い円筒形の容器を有し、液体を収め
る内腔が中央に配置されている。後部が伸びた形のプラ
ンジャーが内腔の後端にスライド式に固定されている。
これにより、液体は内腔から容器の前端に固定された注
射針を通って排出され、あるいは注射針を通って内腔へ
吸収される。容器は、容器と同心円上に設置された保護
具が接続されている。この保護具は、容器の側壁に連結
したり、外へ向かって移動して容器の側壁から分離し、
第1の注射針露出位置と、第2の注射針覆い位置との間
を摺動可能に構成されている。これにより、注射針が露
出したり、覆われたりする。
【0007】米国特許第4,695,274号は、 注射器本体に
取り付ける注射針安全装置を開示している。この注射針
安全装置は、注射針が固定された注射針保持具を利用す
るものである。注射針は、はじめは注射針保持具と解除
可能に連動ロックされた保護筒によってつつまれてい
る。注射針を使用するとき、連動ロックが解除され、保
護筒が注射針保持具にはめ込まれ、保護筒の端部を覆う
薄膜を通過して注射針が突出する。
【0008】米国特許第4,767,413号は、液体を前もっ
て充填しているアンプルのついた使い捨ての歯科用注射
器を開示している。この注射器は、両端のいずれも尖っ
た注射針がアンプルと同軸上に配置されている。アンプ
ルが注射器のシリンダー内を先の仮想軸上に移動するこ
とによって、注射針の後端はアンプルを貫通し、注射針
の前端はシリンダーから外に向かって突出し、注射が行
われる。このとき、アンプルは注射針の後端はロックさ
れている。注射が完了すると、アンプルは注射針の後端
から離れ、シリンダー内を移動して注射針の後方に向か
う。そのため注射針の前端は自動的にシリンダー内に格
納される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の注射針
保護装置は、機構が複雑であったり、また、操作時の安
全性の確保が十分でない。このため、注射針が使用され
ていない時にはスリーブ内にしっかりとロックされ格納
の位置にあることを確認することによって、医療従事者
が使用済みの注射針に触れる危険を最小限に減らすこと
ができる、簡便で軽量なスリーブが求められている。こ
の発明の目的は、取扱が簡単で安全性の高い注射針保護
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る注射針保
護装置は、シリンジに連結できる注射針保護装置であ
り、(a)開口した前端と後端の間に長手方向に延びる
中心軸を有する細長いスリーブと、(b)スリーブ内で
中心軸上を移動でき、格納位置と使用位置とを取り得
る、シリンジに連結可能なハブと、(c)ハブに固定さ
れ、スリーブの長手方向の中心軸とほぼ同軸に延び、ハ
ブの一端から突出した先端部とハブの他端から突出した
後端部を有する注射針とを備え、(d)注射針の先端部
は、ハブが格納位置にあるときにはスリーブの内側に位
置して、注射針が使用位置にあるときにはスリーブの外
側に位置し、(e)ハブとスリーブとの間を選択的に移
動でき、ハブが格納位置にあるときにハブとスリーブと
をロックするロック手段を備えている。
【0011】また、この発明に係る注射針保護装置は、
スリーブが、透明なポリマー素材から形成された、ほぼ
円筒体からなるのが好ましい。また、この発明に係る注
射針保護装置は、スリーブが、先細状の前端を有するの
が好ましい。また、この発明に係る注射針保護装置は、
ハブが、ポリマー素材により一体に形成されたのが、好
ましい。
【0012】また、この発明に係る注射針保護装置は、
注射針が、ハブに設けられた孔を貫通して延び、この孔
に硬化接着剤で固定されているのが好ましい。また、こ
の発明に係る注射針保護装置は、ハブが、シリンジに形
成されたねじ山と係合するねじ溝のついた開口部を備え
たのが好ましい。また、この発明に係る注射針保護装置
は、ハブからその外側に向かって立ちあがった、可撓性
を有する少なくとも1つのつまみと、つまみを受け入れ
るための少なくとも一つの開口部を有するスリーブとか
らなるロック機構を備えるのが好ましい。
【0013】また、この発明に係る注射針保護装置は、
ハブに一対のつまみが、対向して設けられるのが好まし
い。また、この発明に係る注射針保護装置は、スリーブ
とハブが、ハブが格納位置と使用位置の間を移動する際
の軸回りの相対回転を防止するための共同案内手段を有
するのが好ましい。また、この発明に係る注射針保護装
置は、上記共同案内手段として、少なくとも一個の平坦
面がスリーブの内周面に形成され、この平坦面と共同す
る少なくとも一個の平坦面がハブに形成された構成が好
ましい。
【0014】さらに、この発明は、ハブが細長いスリー
ブ内を摺動して格納位置と使用位置とをとり、麻酔薬、
薬物を搬送する注射針がシリンジに連結した、注射針保
護装置のための改良されたハブであり、(a)ハブが、
一体に形成され、スリーブの中心軸上を移動し、(b)
ハブの開口がハブの移動方向に平行に形成され、(c)
ハブの開口を貫通する注射針の先端部がハブの一端から
突出し、後端部がハブの他端から突出し、(d)注射針
をハブの開口に固定する手段を備えている。
【0015】また、この発明に係るハブは、ハブが、ポ
リマー素材からなる構成が好ましい。また、この発明に
係るハブは、スリーブの開口にロックするように、可撓
性を有する一対のつまみが対向して設けられたハブを備
えた構成が好ましい。
【0016】また、この発明にハブは、ハブと注射針と
の固定手段として硬化接着剤が用いられるのが好まし
い。また、この発明に係る注射針保護装置は、ハブの移
動方向に平行な少なくとも一個の平坦面が、スリーブの
平坦面と共同し、軸回りの相対回転を防止する構成が好
ましい。
【0017】
【作用】この発明の注射針保護装置は前端・後端が開口
した細長いスリーブを有する。スリーブの後端はシリン
ジの前端とかみ合う。ハブは摺動可能にスリーブ内に収
納される。中空の注射針はハブと同軸上で連結し、注射
針の後部はハブの後部から突出して麻酔薬や薬剤を包含
したアンプルを貫通する。人体などに突き刺さる先端部
を有する注射針の前部は、ハブの前部から突出する。
【0018】ハブには、ねじ溝のついた開口がついてい
て、 シリンジのねじ山にねじ止めされる。スリーブの内
周面には案内がついていて、ハブがスリーブ内で回転す
るのを防止しスリーブ内をうまく滑るようにする。さら
に、可撓性を有するつまみに外部から力を加えることに
よってスリーブとハブがかみ合う。これによって、スリ
ーブ内に注射針が格納された位置でハブにロックがかか
り、注射針の前端はスリーブの前端から突出することは
ない。
【0019】好ましい実施例においては、この発明は一
体に形成されたハブを提供する。好ましくは、有機ポリ
マー材料から作製された一体のハブであり、ハブには接
着剤によって注射針が同軸上に固定されている。ハブに
はつまみがついていて、それをスリーブの開口部に押し
込むことによって、注射針が格納された状態でハブがロ
ックされる。つまみには十分な可撓性があり、使用者は
簡単につまみを内側へ押し戻すことにより、つまみはス
リーブの開口部から解放される。これによってハブと注
射針を使用位置に移動することができる。
【0020】スリーブの寸法は、注射針が格納された位
置で注射針の先端部まですっぽりと覆う長さである。注
射針の先端を露出するには、ロックを解除し、スリーブ
をシリンジの方に引く。解放されたハブはスリーブの前
端に向かって移動し、注射針の先端はスリーブの前端の
開口部から突出する。注射が完了すれば、スリーブが注
射針を覆い、ハブとスリーブがかみ合いロックがかか
り、注射針は格納された位置で再びロックされ、使用者
は注射針から守られる。
【0021】
【実施例】この発明は、注射針が使用されていないとき
に、医療従事者が誤って注射針に触れるのを防止する、
注射針保護装置に関する。
【0022】図1〜7は、この発明の注射針保護装置の
好ましい一実施例を示し、図1〜4において注射針保護
装置10を詳細に示す。注射針保護装置10に設けられ
たスリーブ12は、一般に円筒形で、透明なポリマー素
材からなり、前端32と後端30に開口部を有する。
【0023】スライド式のハブ14は、シリンジ16
(図5〜7参照)と連結し、スリーブ12内を滑って移
動する。注射針18は、人体などに突き刺さる先端部2
0と、麻酔薬や薬物を充填したアンプル37(図5参
照)を貫通する後端部22とを有する。注射針18はハ
ブ14にしっかりと固定されている。ハブ14と同軸上
に設けられた孔17に注射針18を挿入した後、接着剤
15を塗布するのが好ましい。適当な接着剤としてはエ
ポキシ樹脂が挙げられる。
【0024】ハブ14は、単一のポリマー素材からな
り、図のように注射針18が貫通している。ハブ14
は、シリンジ16のねじ山がついた端部40にかみ合う
ねじ溝を有する開口部38を備え、図5〜7に示すよう
にシリンジ16に連結する。
【0025】図1のように、注射針18が格納の位置に
あるとき、ハブ14がスリーブ12にロックされて、使
用されていないときに注射針18が露出するのを防止す
る。ハブ14と注射針18が格納の位置にあるとき(図
1参照)、スリーブ12が延びて注射針18の先端部2
0及び後端部22を完全に覆い、注射を行う医療従事者
が不用意に注射針18に触れるのを防止する。
【0026】ロック機構に関する好ましい実施例とし
て、一般に長方形の一対の開口部24がスリーブ12の
対向する壁体に設けられる。一対のつまみ26は、ハブ
14と一体となり、広げられて開口部24とかみ合う。
つまみ26を操作することによって、注射針18は格納
の位置に保持され、ロックが以下のように解除されるま
では、この状態を保持する。
【0027】前述のようにつまみ26は、ハブ14と一
体となっている。つまみ26は、その形によって、ある
いはポリマー素材または他の適当な素材からなっている
ことによって充分な弾性を有し、単に押してやるだけで
内側に容易に屈曲し、ハブ14をスリーブ12との係合
から解放することができる。つまみ26は、それぞれ、
ハブ14を一定の位置に固定しておくための、それぞれ
の開口部24の縁部25に係合する前縁部27を有して
いる。図1に示すように、つまみ26の外側面29は後
端部31から傾斜して形成され、後端部31はスリーブ
12の外表面から突出している。
【0028】こうした形状を有するため、使用者はつま
み26を少し押すだけで前縁部27はスリーブ12の縁
部25から外れる。溝孔39が開口部24の後方の隅か
ら伸びているため、スリーブ12のその箇所には弾性を
有し、使用者は押すだけで容易につまみ26を開口部2
4から外すことができる。
【0029】このように押すことによってハブ14はロ
ックを解除され、後述するように作動する。このような
確実な係合手段を有することにより、ロック機構は、ハ
ブ14が固定されて注射針18が不用意に露出するのを
防止するのに有効である。
【0030】つまみ26が内側に押されると、ハブ14
は、スリーブ12から外れ、スリーブ12内を滑って前
端32の開口部に向かって移動する。スリーブ12の内
側には、ハブ14の平坦面35と接合する平坦面33
(図2参照)が形成されているので、ハブ14は前端3
2に向かって移動する際にスリーブ12内を軸周りに相
対回転することがない。このように、注射針18の先端
部20が前端32を通過し、注射が行われる。その後、
注射針18は以下に述べるようにスリーブ12内の同じ
位置に格納されロックされる。
【0031】図1〜5に示すように、スリーブ12の前
端32には中心孔28が設けられている。中心孔28に
は先端封止手段としてのキャップ34がはめ込まれる。
キャップ34は前端32を覆い、中心孔28を封止す
る。キャップ34は、形状から明らかなように、注射針
保護装置の安全性を最大限に確保するタンパであるのが
好ましい。スリーブ12の後端30には、スリーブ12
の外側と同一直径を有する平坦で円形な底部封止手段で
あるキャップが嵌められる。スリーブ12の底部内径と
同一の外径寸法を有する円形のうねがキャップに垂直に
形成されている。先端封止手段であるキャップ34と底
部封止手段とは、帯紐あるいは他の適当な連結手段でつ
なげておくのが好ましい。
【0032】図5〜7は、注射針保護装置10とシリン
ジ16の連結の仕方を示す。シリンジ16は公知の素材
からなり、麻酔薬や他の薬物の入ったアンプル37を受
け入れるための内腔36が形成されている。
【0033】操作としては、図5に示すように、内腔3
6にアンプル37を装填したシリンジ16を、スリーブ
12の底部30に、きちっと止まるまで挿入する。そし
て、スリーブ12を時計廻りに回転させ、ねじ溝のつい
た開口部38をねじ山のついたシリンジ16の端部40
にねじ止めする。この位置で、注射針18の後端部22
はアンプル37を貫通し、シリンジ16は使用可能な状
態となる。
【0034】注射を行うとき、キャップ34を外す。医
療従事者は、スリーブ12の前端32から後端30まで
の全長の3分の2程度で、つまみ26が開口部24に位
置する箇所を親指と人差し指でもつ。つまみ26を押し
てハブ14のロックを解除する。次いで、シリンジ16
を押してスリーブ12内を移動させ、注射針18が開口
部28を通過して外側に伸びるようにする。これによ
り、図6に示すように、いつでも注射できる状態にな
り、注射が行われる。
【0035】注射が完了すると、医療従事者は一方の手
の親指と人差し指でスリーブ12をしっかりもち、他方
の手でシリンジを握る。シリンジ16を図7に示す位置
に引き戻して注射針18を格納し、つまみ26が開口部
24に位置する元の状態にし、スリーブ12を格納の位
置でロックする。
【0036】擦れ合う平坦部33,35は、軸周りの相
対回転が禁止されているので、つまみ26は開口部24
に係合し、格納位置にある注射針18を固定する。医療
従事者はスリーブ12を反時計廻りに回転させ、シリン
ジ16のねじ山が形成された端部40とハブ14のねじ
溝のついた開口部38の係合を解除する。そして、注射
針18のついたスリーブ12、ハブ14を公知の手段で
処分する。
【0037】図1に最もよく示されるように、スリーブ
12をシリンジ16から外すと、注射針18の両端2
0、22はスリーブ12内に収納され、注射針18への
誤った接触が防止される。つまみ26を開口部24にロ
ックすることで不用意に注射針18が露出するのを防止
できるからである。本発明の注射針保護装置は上記のよ
うに適切に使用すれば、注射針をしまっている間に医療
従事者が誤って自分自身の身体を注射針で突くようなこ
とがなくなる。
【0038】この発明によれば、ほとんどのシリンジに
適用できるので、様々に応用して用いられる注射針保護
装置が提供される。さらにこの注射針保護装置を用いれ
ば、シリンジ内のアンプルを取り替える時の操作が簡略
化される。
【0039】この発明の注射針保護装置は、独立した部
材として前もって組み立てられているので、医療従事者
が部品を組み立てる手間を省くことができる。また、従
来の注射針をねじで取り付けるのと同様にして、シリン
ジの前端にあるねじ山に注射針保護装置をねじ止めする
だけでよい。なお、上記実施例はこの発明を記述したも
のであるが、これによってこの発明が限定されるもので
はない。発明の範囲と精神から逸脱しない限り、多くの
変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】この発明の注射針保護装置は、使用者が
単につまみを内側へ押し戻すことにより、つまみはスリ
ーブの開口部から解放される。これによってハブと注射
針を使用位置に移動することができる。注射が完了すれ
ば、スリーブが注射針を覆い、ハブとスリーブがかみ合
いロックがかかり、注射針は格納位置で再びロックさ
れ、使用者は注射針から守られる。このため、注射針が
使用されていない時にはスリーブ内にしっかりとロック
され、格納位置にあることを確認することにより、医療
従事者が使用済みの注射針に触れる危険を最小限に抑え
ることができる。また、スリーブがつまみと一体に形成
されているので、軽量な構成となり、取扱が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による注射針保護装置の、
注射針が格納位置にある、スリーブの状態をしめす、部
分断面図である。
【図2】図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3】図1の線3−3に沿った断面図である。
【図4】注射針が使用位置にあるこの発明のスリーブの
1実施例の部分断面図である。
【図5】麻酔薬のアンプルをシリンンジに嵌め込み、ス
リーブをシリンジに取り付けるときの部分断面図を含む
平面図である。
【図6】スリーブがシリンジに取付られ、注射針が使用
位置にある、部分断面図を含む平面図である。
【図7】スリーブがシリンジに取り付けられ、注射針が
格納位置にある、部分断面図を含む平面図である。
【符号の説明】
10 注射針保護装置 12 スリーブ 14 ハブ 16 シリンジ 18 注射針 26 つまみ 30 後端 32 前端 33,35 平坦面 38 開口部 40 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリッツ コーンケ アメリカ合衆国、イリノイ 60067 パラ ティン イー ケニルウォース 909 (72)発明者 ギュンター パッカ アメリカ合衆国、イリノイ 60195 ホフ マン エステイツ メイフィールド レー ン 1235

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンジに連結できる注射針保護装置で
    あって、 (a)開口した前端と後端の間に長手方向に延びる中心
    軸を有する細長いスリーブと、 (b)スリーブ内で中心軸上を移動でき、格納位置と使
    用位置とを取り得る、シリンジに連結可能なハブと、 (c)ハブに固定され、スリーブの長手方向の中心軸と
    ほぼ同軸に延び、ハブの一端から突出した先端部とハブ
    の他端から突出した後端部を有する注射針とを備え、 (d)注射針の先端部は、ハブが格納位置にあるときに
    はスリーブの内側に位置し、注射針が使用位置にあると
    きにはスリーブの外側に位置し、 (e)ハブとスリーブとの間を選択的に移動でき、ハブ
    が格納位置にあるときにハブとスリーブとをロックする
    ロック手段を備えてなる注射針保護装置。
  2. 【請求項2】 スリーブが、透明なポリマー素材から形
    成された、ほぼ円筒体からなる、請求項1記載の注射針
    保護装置。
  3. 【請求項3】 スリーブが、先細状の前端を有する、請
    求項1記載の注射針保護装置。
  4. 【請求項4】 ハブが、ポリマー素材により一体に形成
    された、請求項1記載の注射針保護装置。
  5. 【請求項5】 注射針が、ハブに設けられた孔を貫通し
    て延び、この孔に硬化接着剤で固定されている、請求項
    4記載の注射針保護装置。
  6. 【請求項6】 ハブが、シリンジに形成されたねじ山と
    係合するねじ溝を有する開口部を備えた、請求項1記載
    の注射針保護装置。
  7. 【請求項7】 ハブからその外側に向かって立ちあが
    り、可撓性を有する少なくとも1つのつまみと、つまみ
    を受け入れるための少なくとも一つの開口部を有するス
    リーブとからなるロック手段を備えた、請求項1記載の
    注射針保護装置。
  8. 【請求項8】 ハブに一対のつまみが、対向して設けら
    れた、請求項7記載の注射針保護装置。
  9. 【請求項9】 スリーブとハブが、ハブが格納位置と使
    用位置の間を移動する際の軸周りの相対回転を防止する
    ための共同案内手段を有する、請求項1記載の注射針保
    護装置。
  10. 【請求項10】 上記共同案内手段として、少なくとも
    一個の平坦面がスリーブの内周面に形成され、この平坦
    面と共同する少なくとも一個の平坦面がハブに形成され
    た、請求項1記載の注射針保護装置。
  11. 【請求項11】 ハブが細長いスリーブ内を摺動して格
    納位置と使用位置とをとり、麻酔薬、薬物を搬送する注
    射針がシリンジに連結した、改良されたハブであって、 (a)ハブが、一体に形成され、スリーブの中心軸上を
    移動し、 (b)ハブの開口がハブの移動方向に平行に形成され、 (c)ハブの開口を貫通する注射針の先端部がハブの一
    端から突出し、後端部がハブの他端から突出し、 (d)注射針をハブの開口に固定する手段 を備えてなる、改良されたハブ。
  12. 【請求項12】 ハブがポリマー素材からなる、請求1
    1記載の改良されたハブ。
  13. 【請求項13】 スリーブの開口にロックするように、
    可撓性を有する一対のつまみが対向して設けられた、請
    求11記載の改良されたハブ。
  14. 【請求項14】 ハブと注射針の固定手段として硬化接
    着剤が用いられた、請求11記載の改良されたハブ。
  15. 【請求項15】 ハブの移動方向に平行な少なくとも一
    個の平坦面が、スリーブの平坦面と共同し、軸回りの相
    対回転を防止する、請求11記載の改良されたハブ。
JP5218909A 1992-09-02 1993-09-02 注射針保護装置 Pending JPH06154328A (ja)

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