JPH06153850A - 蒟蒻用自動あく抜き装置 - Google Patents

蒟蒻用自動あく抜き装置

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JPH06153850A
JPH06153850A JP43A JP33511492A JPH06153850A JP H06153850 A JPH06153850 A JP H06153850A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33511492 A JP33511492 A JP 33511492A JP H06153850 A JPH06153850 A JP H06153850A
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container
konjac
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konjak
plate
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Isamu Hoshina
勇 保科
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板蒟蒻のあく抜き時の板蒟蒻の水槽への出し
入れを機械化して作業員の負担を軽減し、さらに作業の
スピードアップを図る。 【構成】 湯を貯めた水槽1と、板蒟蒻を収容するコン
テナ2と、同コンテナ2に板蒟蒻を供給する蒟蒻供給装
置3と、夫々のコンテナ2を水槽1内を移動させる搬送
装置4と、前記コンテナ2を搬送装置4の始端側で水槽
1内に降下させる降下装置5と、同搬送装置4の終端側
でコンテナ2より板蒟蒻を取り出す蒟蒻取出装置6と、
同コンテナ2を水槽1から上昇させる上昇装置7と、上
昇したコンテナ2を前記降下装置5に送り返す戻し装置
8とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板蒟蒻を一定時間湯に
浸してあく抜きするのに使用される蒟蒻用自動あく抜き
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に蒟蒻は蒟蒻粉を50〜65℃の
温水(或は10〜28℃の水)で練って糊状にした糊状
物を、練り機に供給し、同時に同練り機に他の供給器か
ら石灰水を供給し、この糊状物と石灰水とを練り機のス
クリューの回転により攪拌、混合し、それをポンプによ
り引き出して出口から押し出して蒟蒻糊を製造する。こ
の蒟蒻糊は図3(a)に示すように長方形の枠体Aを上
下方向に複数個積み重ねた蒟蒻用の型枠Bに入れ、30
〜60分間(水の場合は数時間から数十時間)放置して
糊状の蒟蒻を適度に固化させた後、図3(b)に示すよ
うに作業員が上から枠体Aを一段づつ外して露出した部
分の蒟蒻を細長いカッターCではぎ取るようにして切断
し、さらにこの切断した蒟蒻を上からカッターCで適当
な大きさ(例えば幅27cm、長さ15cm、厚さ8c
m)に切断して板蒟蒻にする。
【0003】このようにして製造した板蒟蒻には製造時
に入れた石灰等があくとして残っているため、従来は作
業員が型枠Aより切り出した板蒟蒻をお湯の入った水槽
に1個づつ入れ、一定時間放置してあく抜きを行い、そ
の後前記水槽から板蒟蒻を取り出し、包装して製品を造
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切り出
された板蒟蒻は1個でもかなりの重さ(例えば3.2K
g)があるので、これを何十個も水槽に入れてあく抜き
し、その板蒟蒻を水槽から取り出すあく抜き作業は作業
員にとってとって大変な重労働であった。
【0005】本発明の目的は、板蒟蒻のあく抜き時の板
蒟蒻の水槽への出し入れを機械化して作業員の負担を軽
減し、さらに作業のスピードアップを図る蒟蒻用自動あ
く抜き装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の蒟蒻用自動あく
抜き装置は、図1に示すように湯を貯めた水槽1と、板
蒟蒻を収容するコンテナ2と、同コンテナ2に板蒟蒻を
供給する蒟蒻供給装置3と、夫々のコンテナ2を水槽1
内を移動させる搬送装置4と、前記コンテナ2を搬送装
置4の始端側で水槽1内に降下させる降下装置5と、同
搬送装置4の終端側でコンテナ2より板蒟蒻を取り出す
蒟蒻取出装置6と、同コンテナ2を水槽1から上昇させ
る上昇装置7と、上昇したコンテナ2を前記降下装置5
に送り返す戻し装置8とを有することを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】本発明の蒟蒻用自動あく抜き装置では、蒟蒻供
給装置3によって板蒟蒻がコンテナ2に収容され、降下
装置5によって前記コンテナ2が水槽1内に降下させら
れると、コンテナ2に収容されている板蒟蒻が水槽1内
の湯に浸かるようになり、搬送装置4によってコンテナ
2が水槽1内を始端から終端まで移動する間、水槽1内
の湯によって板蒟蒻のあく抜きが行われる。そしてあく
抜き完了後、上昇装置7によってコンテナ2が水槽1か
ら引き上げられ、蒟蒻取出装置6によってコンテナ2内
の板蒟蒻が外部に取り出される。さらに、空になったコ
ンテナ2は戻し装置8によって前記蒟蒻供給装置3及び
降下装置5に送り返され、そのコンテナ2は再び別の板
蒟蒻のあく抜きに使用される。
【0008】
【実施例】本発明の蒟蒻用自動あく抜き装置の一実施例
を図1に示す。同図に示す1は長さ350cm、幅31
cm、深さ46cmの細長い金属製の水槽である。この
水槽1には図示されていないがお湯の供給口と排出口と
が設けられており、使用前に所定の高さまでお湯を張っ
たり、使用後にそのお湯を抜いたりすることができるよ
うになっている。なお、この水槽1の底に加熱ヒータを
取付けて水槽1内の湯の温度が一定に保たれるようにし
ても良い。
【0009】図1に示す2は板蒟蒻を入れて運ぶ金属製
のコンテナである。このコンテナ2は長さ28cm、幅
41cmの金属板10の下面に、長さ28cm、幅30
cm、高さ43cmの直方体状の板蒟蒻収容棚11を形
成したものである。この板蒟蒻収容棚11は上から16
cm、9cm、9cm、9cmの間隔で取付けられてい
る仕切板12によって合計4つの棚13に分けられてお
り、各棚13はコンテナ2の幅方向の両側面が開口して
いるため、この側面からコンテナ2内に板蒟蒻を出し入
れできるようになっている。
【0010】図1の4は水槽1に取付けられるコンテナ
2の搬送装置である。同搬送装置4は水槽1の長手方向
に沿って同水槽1の縁15、16に取付けられる2本の
平行なコンベア20と、同コンベア20を回転させる図
示されていない駆動装置とから構成されている。各コン
ベア20は水槽1の長手方向の両端側に約384cm離
して設けられている一対のスプロケットギア21、22
間にチェーン23をかけてなるものであり、前記駆動装
置によって回転駆動される一方のスプロケットギア22
によって間欠的に一定の速度(例えば230cm/mi
n)で動くようになっている。
【0011】各チェーン23の外周側には金属製の爪2
4が約32cm毎に多数突接されている。これらの爪2
4は両チェーン23にまたがるように乗せられたコンテ
ナ2の金属板10を同チェーン23上にしっかりと係止
させるためのもので、同コンテナ2がチェーン23の上
をスリップすることなく確実に搬送されるようにしたも
のである。なお、前記搬送装置4のコンベア20は水槽
1の縁15、16より少し高くしてあり、同コンベア2
0にコンテナ2を乗せた状態で、同コンテナ2の板蒟蒻
収容棚11に収容される板蒟蒻が水槽1の湯に完全に浸
るようにしてある。
【0012】図1に示す5はコンテナ2を搬送装置4の
始端側で水槽1内に降下させると共に降下させたコンテ
ナ2を搬送装置4の始端に乗せる降下装置である。この
降下装置5は搬送装置4の始端側のコンベア20の内側
に入り込むように取付けられる、2本の上下に伸びたガ
イド支柱30と、両ガイド支柱30にスライド可能に取
付けられた昇降板31と、同昇降板31に突接された2
本の水平なフォーク32と、前記昇降板31を所定の高
さに昇降させるための図示されていない駆動装置とから
構成されている。
【0013】前記ガイド支柱30は金属パイプを170
cmの長さに切断して作製したものであり、水槽1の外
側に適当な間隔をあけて2本鉛直に起立させたものであ
る。前記昇降板31は長方形状の金属板であり、同金属
板の裏面に取り付けたガイド支柱30を貫通させる連結
金具(後に説明する上昇装置7の取付金具44と同じ)
によって前記ガイド支柱30にスライド可能に取り付け
た。また、この昇降板31の表面には長さ約40cmの
金属製のフォーク32が前記両コンベア20の内側に入
り込めるように2本突接されている。このフォーク32
の上面には(図示されていない)ローラがその長手方向
に沿って多数設けられており、このローラによってフォ
ーク32に乗せたコンテナ2を手前側に容易に引き出す
ことができるようになっている。
【0014】図2に示す3はコンテナ2に板蒟蒻を供給
する蒟蒻供給装置であり、前記降下装置4側の水槽1の
左縁15に取付けられている。この蒟蒻供給装置3は供
給路34より供給されてくる板蒟蒻を受け止める受取部
35と、同受取部35の板蒟蒻を水槽1の左縁15に押
し出してコンテナ2の板蒟蒻収容棚11に入れる押出機
36とから構成されている。前記押出機36はエアシリ
ンダ37の先端にコンテナ2の棚13に挿入可能な大き
さの押出板38を取付けたものである
【0015】この蒟蒻供給装置3は前記降下装置5と連
動して作動するようになっている。具体的には、降下装
置5がコンテナ2を降下させて板蒟蒻収容棚11の一番
下の棚13と左縁15とを一致させると、押出機36が
受取部35に送られてきた板蒟蒻を押し出して棚13の
側方から同棚13内に押し込むようにする。同様にして
降下装置5がコンテナ2を再度降下させて板蒟蒻収容棚
11の二番目の棚13と左縁15とを一致させると、再
び押出機36が受取部35に送られてきた板蒟蒻を押し
出して棚13の側方から同棚13内に押し込むようにす
る。この動作を合計6回繰り返してコンテナ2に6枚の
板蒟蒻を収容するようにする。
【0016】図1に示す7は搬送装置4によって搬送さ
れてくるコンテナ2を受けとってそのコンテナ2を水槽
1から上昇させる上昇装置である。この上昇装置7は搬
送装置4の終端側のコンベア20の内側に入り込むよう
に取付けられる、2本の上下に伸びたガイド支柱40
と、両ガイド支柱40にスライド可能に取付けられた昇
降板41と、同昇降板41に突接された2本の水平なフ
ォーク42と、前記昇降板41を所定の高さに昇降させ
るための図示されていない駆動装置とから構成されてい
る。
【0017】前記ガイド支柱40は金属パイプを170
cmの長さに切断して作製したものであり、水槽1の外
側に適当な間隔をあけて2本鉛直に起立させたものであ
る。前記昇降板41は長方形状の金属板であり、同金属
板の裏面に取り付けたガイド支柱40を貫通させる取付
金具44によって前記ガイド支柱40にスライド可能に
取り付けた。また、この昇降板41の表面には長さ約4
0cmの金属製のフォーク42が前記両コンベア20の
内側に入り込めるように2本突接されている。このフォ
ーク42の上面には(図示されていない)ローラがその
長手方向に沿って多数設けられており、このローラによ
って搬送装置4から運ばれてきたコンテナをフォーク4
2の上に容易に乗せ替えることができるようにしてあ
る。
【0018】図2に示す6は搬送装置4の終端側でコン
テナ2より板蒟蒻を取り出す蒟蒻取出装置である。これ
は同図に示すように水槽1の右縁16に取付けられる押
出機45と、左縁15に取付けられる板蒟蒻の受取部4
6とから構成されている。前記押出機45は受取部46
と対向するように配置されているエアシリンダ46の先
端にコンテナ2の棚13内に挿入可能な大きさの押出板
47を取付けたものである。なお、前記受取部46は押
出機45によって押し出された板蒟蒻を受けとると共に
受け取った板蒟蒻を図示されていない袋詰め機に供給す
る供給路へ送り出す。
【0019】この蒟蒻取出装置43は上昇装置7と連動
して作動するようになっている。具体的には、上昇装置
7がコンテナ2を上昇させて板蒟蒻収容棚11の一番上
の棚13と左縁15とを一致させると、押出機45が同
棚13内にある板蒟蒻を受取部46に押し出すようにす
る。同様にして上昇装置7がコンテナ2を再度上昇させ
て板蒟蒻収容棚11の二番目の棚13と左縁15とを一
致させると、再び押出機45が同棚13内にある板蒟蒻
を受取部46に押し出す。この動作を合計6回繰り返し
てコンテナ2内に板蒟蒻を受取部46に排出する。
【0020】図1の8は上昇装置7によって上昇させら
れたコンテナ2を前記降下装置5に送り返す戻し装置で
ある。この戻し装置8は前記コンベア20と同じく約3
84cm離して配置されるスプロケットギア51、52
間にチェーン53をかけて構成した2本のコンベア50
と、同コンベア50の下に2、3cm程の隙間(この隙
間にコンテナ2の金属板10が入り込む)を設けて配置
される長さ約270cmのガイドレール55と、前記コ
ンベア50を回転させる(図示されていない)駆動装置
とから構成されている。前記チェーン53には搬送装置
4のチェーン23と同様に金属製の爪54が約32cm
毎に取付けられている。また前記ガイドレール55の上
面にはその長手方向に沿って多数のローラを配置し、同
ガイドレール55上をチェーン53の爪54に係止され
て移動するコンテナ2の金属板10が滑らかに移動でき
るようにしてある。
【0021】この戻し装置8は水槽1の上方約100c
mのところに同水槽1の長手方向に沿って架設されてお
り、また同戻し装置8の始端は上昇装置7の上部に、同
装置8の終端は上昇装置7の上部に夫々位置するように
なっている。このため戻し装置8では、前記上昇装置7
によってコンテナ2が最上部に達すると、丁度コンテナ
2の金属板10が2本のチェーン53の下側に接触する
ようになり、両チェーン53に突接されている爪54に
よって金属板10が係止されるとチェーン53の移動方
向へそのコンテナ2が押し出されるようになる。また、
押し出されたコンテナ2は金属板10が上昇装置7のフ
ォーク42から外れる前にその先にあるガイドレール5
5の上に乗り移り、同コンテナ2は金属板10がチェー
ン53とガイドレール55間に挟まれた状態で移動す
る。さらに、戻し装置8の終端側では前記降下装置5が
その最上部で待機しており、ガイドレール55上を移動
するコンテナ2は降下装置5のフォーク32に乗り移
る。
【0022】なお、この戻し装置8はコンテナ2の保管
場所にもなっており、水槽1を清掃する場合等コンテナ
2が邪魔になる時は、装置に取り付けられている全ての
コンテナを搬送装置4、上昇装置7、戻し装置8によっ
て同戻し装置8に厚め、保管することもできるようにな
っている。
【0023】
【発明の効果】本発明の蒟蒻用自動あく抜き装置によれ
ば、従来人間が行っていた蒟蒻の切断作業がこの装置に
よって全て自動的に行えるので、作業員の労働負担が少
なくなりまた作業能率も大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒟蒻用自動あく抜き装置の一実施例を
示した斜視図。
【図2】図1の蒟蒻用自動あく抜き装置における蒟蒻供
給装置及び蒟蒻取出装置の一実施例を示した斜視図。
【図3】(a)は蒟蒻糊を充填する型枠の斜視図、
(b)は(a)の型枠から板蒟蒻を切り出す時の例を示
した斜視図。
【符号の説明】
1 水槽 2 コンテナ 3 蒟蒻供給装置 4 搬送装置 5 降下装置 6 蒟蒻取出装置 7 上昇装置 8 戻し装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯を貯めた水槽1と、板蒟蒻を収容する
    コンテナ2と、同コンテナ2に板蒟蒻を供給する蒟蒻供
    給装置3と、夫々のコンテナ2を水槽1内を移動させる
    搬送装置4と、前記コンテナ2を搬送装置4の始端側で
    水槽1内に降下させる降下装置5と、同搬送装置4の終
    端側でコンテナ2より板蒟蒻を取り出す蒟蒻取出装置6
    と、同コンテナ2を水槽1から上昇させる上昇装置7
    と、上昇したコンテナ2を前記降下装置5に送り返す戻
    し装置8とを有することを特徴とする蒟蒻用自動あく抜
    き装置。
JP4335114A 1992-11-20 1992-11-20 蒟蒻用自動あく抜き装置 Expired - Fee Related JP2555253B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01262769A (ja) * 1988-04-09 1989-10-19 Idemitsu Eng Co Ltd 蒟蒻の一貫製造装置
JPH01155388U (ja) * 1988-04-09 1989-10-25

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01262769A (ja) * 1988-04-09 1989-10-19 Idemitsu Eng Co Ltd 蒟蒻の一貫製造装置
JPH01155388U (ja) * 1988-04-09 1989-10-25

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