JPH06152588A - 同時同報通信方式 - Google Patents
同時同報通信方式Info
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- JPH06152588A JPH06152588A JP4294607A JP29460792A JPH06152588A JP H06152588 A JPH06152588 A JP H06152588A JP 4294607 A JP4294607 A JP 4294607A JP 29460792 A JP29460792 A JP 29460792A JP H06152588 A JPH06152588 A JP H06152588A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 個々の受信者の要望に応じてきめ細かな情報
提供を行うことができる同時同報通信方式を提供する。 【構成】 送信装置7では、送信情報SSに暗号化を施
すための適宜変化する暗号鍵データKY1と、送信情報
SSが暗号化された暗号化データCSとの対応関係を示
すための対応識別子データTS1が、暗号鍵データKY1
および暗号化データCSの双方に付与され、各々が、選
択的同報が可能な通信チャネルおよび一斉同報のみ可能
な同報通信チャネルを通じて送信される。一方、例え
ば、暗号鍵データKY1を受信した受信装置RR1では、
暗号化データCSに付与された対応識別子データTS1
に一致する対応識別子が付与された前記暗号鍵データK
Y1を用いて、暗号化データCSに施された暗号化を解
除する。逆に、暗号鍵データKY1を受信しなかった受
信装置においては暗号化は解除されない。
提供を行うことができる同時同報通信方式を提供する。 【構成】 送信装置7では、送信情報SSに暗号化を施
すための適宜変化する暗号鍵データKY1と、送信情報
SSが暗号化された暗号化データCSとの対応関係を示
すための対応識別子データTS1が、暗号鍵データKY1
および暗号化データCSの双方に付与され、各々が、選
択的同報が可能な通信チャネルおよび一斉同報のみ可能
な同報通信チャネルを通じて送信される。一方、例え
ば、暗号鍵データKY1を受信した受信装置RR1では、
暗号化データCSに付与された対応識別子データTS1
に一致する対応識別子が付与された前記暗号鍵データK
Y1を用いて、暗号化データCSに施された暗号化を解
除する。逆に、暗号鍵データKY1を受信しなかった受
信装置においては暗号化は解除されない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同報通信チャネルを用
いて送信情報に暗号化を施して複数の受信側に同時同報
通信を行うとともに、この受信側の一部に、通信チャネ
ルを用いて選択的に暗号を解読するための必須情報(例
えば、暗号鍵)を伝送する同時同報通信方式に関する。
いて送信情報に暗号化を施して複数の受信側に同時同報
通信を行うとともに、この受信側の一部に、通信チャネ
ルを用いて選択的に暗号を解読するための必須情報(例
えば、暗号鍵)を伝送する同時同報通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な公衆網において、動画像の様に
情報量が大であるデータを、時間とともに変化する情報
を必要とする受信者に選択的に伝送する通信チャネルを
設けることは技術的に困難であり、このために、無線技
術やLAN(Local Area Network)
における同報通信技術を適用した同時同報通信方式によ
るデータ通信が行われていた。
情報量が大であるデータを、時間とともに変化する情報
を必要とする受信者に選択的に伝送する通信チャネルを
設けることは技術的に困難であり、このために、無線技
術やLAN(Local Area Network)
における同報通信技術を適用した同時同報通信方式によ
るデータ通信が行われていた。
【0003】従来の同時同報通信方式において、特定の
受信側(受信者)への送信を止めることは、一般的に困
難であるために、受信契約の締結等を行った受信者のみ
が受信したデータの内容を解読できるように、送信者が
送信情報を暗号化して送信し、受信契約の締結等を行っ
た受信者に暗号化されたデータ(以後、暗号化データと
いう)を解読可能な暗号解読器を貸与する方法等が採用
されている。以下に、従来の同時同報通信方式による情
報暗号化送受信システムの構成および動作を、図3を参
照して説明する。
受信側(受信者)への送信を止めることは、一般的に困
難であるために、受信契約の締結等を行った受信者のみ
が受信したデータの内容を解読できるように、送信者が
送信情報を暗号化して送信し、受信契約の締結等を行っ
た受信者に暗号化されたデータ(以後、暗号化データと
いう)を解読可能な暗号解読器を貸与する方法等が採用
されている。以下に、従来の同時同報通信方式による情
報暗号化送受信システムの構成および動作を、図3を参
照して説明する。
【0004】図3は従来の同時同報通信方式による情報
暗号化送受信システムの概略構成を示すブロック図であ
り、この図において、1は動画像等の送信情報SSに暗
号化器2による暗号化を施して、暗号化データCSを出
力する送信装置、3は送信装置1から出力された暗号化
データCSを、全ての受信装置に送信する情報分配装
置、R1〜Rn(n≧3,nは自然数)は情報分配装置3
から送信された暗号化データCSを受信し、受信した暗
号化データCSに各々所定の処理を行い、受信情報RS
1〜RSnを図示せぬ受像装置等に出力する受信装置であ
り、受信装置R1およびR2には、各々を使用する受信者
が受信契約の締結等を行うことにより、受信した暗号化
データCSを復号する暗号解読器4が設置されている。
暗号化送受信システムの概略構成を示すブロック図であ
り、この図において、1は動画像等の送信情報SSに暗
号化器2による暗号化を施して、暗号化データCSを出
力する送信装置、3は送信装置1から出力された暗号化
データCSを、全ての受信装置に送信する情報分配装
置、R1〜Rn(n≧3,nは自然数)は情報分配装置3
から送信された暗号化データCSを受信し、受信した暗
号化データCSに各々所定の処理を行い、受信情報RS
1〜RSnを図示せぬ受像装置等に出力する受信装置であ
り、受信装置R1およびR2には、各々を使用する受信者
が受信契約の締結等を行うことにより、受信した暗号化
データCSを復号する暗号解読器4が設置されている。
【0005】このような構成において、まず、動画像等
の送信情報SSが暗号化器2により暗号化されて、暗号
化データCSとなる。暗号化データCSは、送信装置1
から情報分配装置3に供給され、ここで、受信装置R1
〜Rnに同報通信される。次に、受信装置R1およびR2
においては、受信された暗号化データCSが暗号解読器
4により復号され、送信情報SSに応じた受信情報RS
1およびRS2が図示せぬ受像装置に出力される。これに
より、受信装置R1およびR2を使用する受信者は、動画
像等の所定の情報を得ることができる。
の送信情報SSが暗号化器2により暗号化されて、暗号
化データCSとなる。暗号化データCSは、送信装置1
から情報分配装置3に供給され、ここで、受信装置R1
〜Rnに同報通信される。次に、受信装置R1およびR2
においては、受信された暗号化データCSが暗号解読器
4により復号され、送信情報SSに応じた受信情報RS
1およびRS2が図示せぬ受像装置に出力される。これに
より、受信装置R1およびR2を使用する受信者は、動画
像等の所定の情報を得ることができる。
【0006】一方、暗号解読器4が設置されていない受
信装置R3においては、受信された暗号化データCSが
復号されないために、受信情報RS3は受信情報RS1お
よびRS2と異なったものになり、受信情報RS3が出力
された図示せぬ受像装置において表示される情報は、受
信者が解読不能なものとなる。
信装置R3においては、受信された暗号化データCSが
復号されないために、受信情報RS3は受信情報RS1お
よびRS2と異なったものになり、受信情報RS3が出力
された図示せぬ受像装置において表示される情報は、受
信者が解読不能なものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の同時同報通信方式による情報暗号化送受信システム
においては、暗号解読器4が設置されている全ての受信
装置(例えば、受信装置R1およびR2)は、暗号化され
た全ての番組を受信可能となり、暗号解読器4が設置さ
れていない全ての受信装置(例えば、受信装置R3)
は、暗号化された全ての番組を受信することができな
い。したがって、個々の受信者の要望に応じて、選択的
同報通信を行い、所定の時間だけ選択的に受信可能にす
るといったような、きめ細かな情報提供を行うことは困
難であった。本発明は、このような背景の下になされた
もので、個々の受信者の要望に応じてきめ細かな情報提
供を行うことができる同時同報通信方式を提供すること
を目的とする。
来の同時同報通信方式による情報暗号化送受信システム
においては、暗号解読器4が設置されている全ての受信
装置(例えば、受信装置R1およびR2)は、暗号化され
た全ての番組を受信可能となり、暗号解読器4が設置さ
れていない全ての受信装置(例えば、受信装置R3)
は、暗号化された全ての番組を受信することができな
い。したがって、個々の受信者の要望に応じて、選択的
同報通信を行い、所定の時間だけ選択的に受信可能にす
るといったような、きめ細かな情報提供を行うことは困
難であった。本発明は、このような背景の下になされた
もので、個々の受信者の要望に応じてきめ細かな情報提
供を行うことができる同時同報通信方式を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による同時同報通
信方式は、暗号化された情報本体を伝送するための同時
同報通信チャネルとは別に、必須情報等を受信装置に選
択的に通知するための通信チャネルを設け、送信側で
は、前記情報本体に暗号化を施す前記必須情報を適宜変
化させるとともに、前記暗号化された前記情報本体と前
記変化する前記必須情報との対応関係を示すための対応
識別子を、前記暗号化された情報本体および前記必須情
報の双方に付与し、それぞれ上記同報通信チャネルおよ
び通信チャネルを通じて送信し、受信側では、前記対応
識別子を用いて、上記同報通信チャネルによって送信さ
れる前記情報本体に付与された前記対応識別子に一致す
る対応識別子が付与された必須情報により、前記情報本
体の暗号化を解除して受信情報とすることを特徴として
いる。
信方式は、暗号化された情報本体を伝送するための同時
同報通信チャネルとは別に、必須情報等を受信装置に選
択的に通知するための通信チャネルを設け、送信側で
は、前記情報本体に暗号化を施す前記必須情報を適宜変
化させるとともに、前記暗号化された前記情報本体と前
記変化する前記必須情報との対応関係を示すための対応
識別子を、前記暗号化された情報本体および前記必須情
報の双方に付与し、それぞれ上記同報通信チャネルおよ
び通信チャネルを通じて送信し、受信側では、前記対応
識別子を用いて、上記同報通信チャネルによって送信さ
れる前記情報本体に付与された前記対応識別子に一致す
る対応識別子が付与された必須情報により、前記情報本
体の暗号化を解除して受信情報とすることを特徴として
いる。
【0009】
【作用】上記構成によれば、まず、送信側において、情
報本体が必須情報により暗号化され、暗号化された情報
本体および対応する必須情報に同一の対応識別子が付与
される。次に、送信側から、通信チャネルを用いて、受
信側に対応識別子が付与された必須情報が選択的に伝送
されるとともに、同報通信チャネルを用いて、対応識別
子が付与された暗号化された情報本体が伝送される。受
信側において、受信した情報本体に付与された対応識別
子に一致する対応識別子を付与された必須情報に基づい
て、暗号化された情報本体の暗号化が解除される。
報本体が必須情報により暗号化され、暗号化された情報
本体および対応する必須情報に同一の対応識別子が付与
される。次に、送信側から、通信チャネルを用いて、受
信側に対応識別子が付与された必須情報が選択的に伝送
されるとともに、同報通信チャネルを用いて、対応識別
子が付与された暗号化された情報本体が伝送される。受
信側において、受信した情報本体に付与された対応識別
子に一致する対応識別子を付与された必須情報に基づい
て、暗号化された情報本体の暗号化が解除される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は本発明の一実施例による同時同
報通信方式を適用した情報暗号化送受信システムの構成
を示すブロック図であり、この図において、図3の各部
に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略
する。
ついて説明する。図1は本発明の一実施例による同時同
報通信方式を適用した情報暗号化送受信システムの構成
を示すブロック図であり、この図において、図3の各部
に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略
する。
【0011】この情報暗号化送受信システムは、送信情
報SSに暗号化を施し(暗号化データCS)、その暗号
化の際に使用された暗号鍵データKYと暗号化データC
Sとを対応させるための対応識別子データTSを、その
暗号化データCSに付与し(識別暗号化データDS)、
同報通信チャネルを使用して複数の受信装置に同報通信
するものである。
報SSに暗号化を施し(暗号化データCS)、その暗号
化の際に使用された暗号鍵データKYと暗号化データC
Sとを対応させるための対応識別子データTSを、その
暗号化データCSに付与し(識別暗号化データDS)、
同報通信チャネルを使用して複数の受信装置に同報通信
するものである。
【0012】図1において、5は暗号鍵データKYおよ
び対応識別子データTSを出力する暗号鍵通知部であ
り、低いビットレートの通信チャネルを介して、後述す
る受信装置RRk(kは自然数、k≦n)から、受信を
希望する時間帯を指定する受信要望データDkを受信
し、受信要望データDkに指定された時間帯に同報通信
される識別暗号化データDSの暗号化に使用された暗号
鍵データKYに対応識別子データTSを付与し、暗号鍵
等データCkを送信する対応識別子付与部6を有する。
び対応識別子データTSを出力する暗号鍵通知部であ
り、低いビットレートの通信チャネルを介して、後述す
る受信装置RRk(kは自然数、k≦n)から、受信を
希望する時間帯を指定する受信要望データDkを受信
し、受信要望データDkに指定された時間帯に同報通信
される識別暗号化データDSの暗号化に使用された暗号
鍵データKYに対応識別子データTSを付与し、暗号鍵
等データCkを送信する対応識別子付与部6を有する。
【0013】次に、7は送信情報SSに、暗号鍵通知部
5から供給される各種データに応じた処理を施し、識別
暗号化データDSを情報分配装置3に供給する送信装置
であり、送信情報SSに対して、暗号鍵データKYに基
づいた暗号化を施して、暗号化データCSを出力する暗
号化器8と、暗号化データCSに対して、その暗号化に
使用した暗号鍵データKYを対応づける対応識別子デー
タTSを付与する対応識別子付与部9とから構成されて
いる。
5から供給される各種データに応じた処理を施し、識別
暗号化データDSを情報分配装置3に供給する送信装置
であり、送信情報SSに対して、暗号鍵データKYに基
づいた暗号化を施して、暗号化データCSを出力する暗
号化器8と、暗号化データCSに対して、その暗号化に
使用した暗号鍵データKYを対応づける対応識別子デー
タTSを付与する対応識別子付与部9とから構成されて
いる。
【0014】次に、RR1〜RRnは情報分配装置3から
同報通信される識別暗号化データDSを受信する受信装
置であり、暗号鍵通知部5に対して、受信者が受信を希
望する時間帯を指定する受信要望データDkを送信する
とともに、暗号鍵通知部5から送信される暗号鍵等デー
タCkを受信し、受信した識別暗号化データDSに、暗
号鍵等データCkに応じた処理を施して、受信情報RS1
〜RSnを抽出し、その受信情報RS1〜RSnを図示せ
ぬ受像装置等に出力する。
同報通信される識別暗号化データDSを受信する受信装
置であり、暗号鍵通知部5に対して、受信者が受信を希
望する時間帯を指定する受信要望データDkを送信する
とともに、暗号鍵通知部5から送信される暗号鍵等デー
タCkを受信し、受信した識別暗号化データDSに、暗
号鍵等データCkに応じた処理を施して、受信情報RS1
〜RSnを抽出し、その受信情報RS1〜RSnを図示せ
ぬ受像装置等に出力する。
【0015】上述した受信装置RR1〜RRnにおいて、
10は受信した識別暗号化データDSを構成する暗号化
データCSと対応識別子データTSとを分離する対応識
別子分離部、11は暗号鍵等データCkを記憶する暗号
鍵等蓄積部であり、対応識別子分離部10において分離
された対応識別子データと一致した対応識別子データお
よびその対応識別子が付与された暗号鍵データを出力す
る。
10は受信した識別暗号化データDSを構成する暗号化
データCSと対応識別子データTSとを分離する対応識
別子分離部、11は暗号鍵等データCkを記憶する暗号
鍵等蓄積部であり、対応識別子分離部10において分離
された対応識別子データと一致した対応識別子データお
よびその対応識別子が付与された暗号鍵データを出力す
る。
【0016】次に、12は暗号鍵等蓄積部11から出力
された対応識別子データが付与された暗号鍵データから
対応識別子データを削除し、暗号鍵データのみを出力す
る対応識別子削除部、13は対応識別子削除部12から
出力された暗号鍵データに基づいて、対応識別子分離部
10から出力された暗号化データCSを復号する暗号解
読器であり、受信情報RS1〜RSnを図示せぬ受像装置
等に供給する。
された対応識別子データが付与された暗号鍵データから
対応識別子データを削除し、暗号鍵データのみを出力す
る対応識別子削除部、13は対応識別子削除部12から
出力された暗号鍵データに基づいて、対応識別子分離部
10から出力された暗号化データCSを復号する暗号解
読器であり、受信情報RS1〜RSnを図示せぬ受像装置
等に供給する。
【0017】このような構成において、送信装置5に供
給される送信情報SSを、時間帯毎に、例えば、4番組
に区分し、これらを暗号化するための暗号鍵データを暗
号鍵データKY1〜KY4とし、送信情報SSと暗号鍵デ
ータKY1〜KY4を対応づける対応識別子データTSを
対応識別子データTS1〜TS4とする。また、受信装置
RR1およびRR2の使用者は、各々、番組1,4および
番組2,4の受信を希望するものとする。以下、受信装
置RR1およびRR2に関わる動作を中心に説明する。
給される送信情報SSを、時間帯毎に、例えば、4番組
に区分し、これらを暗号化するための暗号鍵データを暗
号鍵データKY1〜KY4とし、送信情報SSと暗号鍵デ
ータKY1〜KY4を対応づける対応識別子データTSを
対応識別子データTS1〜TS4とする。また、受信装置
RR1およびRR2の使用者は、各々、番組1,4および
番組2,4の受信を希望するものとする。以下、受信装
置RR1およびRR2に関わる動作を中心に説明する。
【0018】まず、暗号鍵通知部5と複数の受信装置と
の間に選択的に通信チャネルが設定れ、受信装置RR1
からの受信要望データD1の受信を契機に、暗号鍵デー
タKY1およびKY4に、対応識別子データTS1および
TS4を付与した暗号鍵等データC1が、暗号鍵通知部5
から受信装置RR1に送信される。同様に、暗号鍵デー
タKY2およびKY4に、対応識別子データTS2および
TS4を付与した暗号鍵等データC2が、受信装置RR2
に送信される。受信装置RR1およびRR2において、受
信された暗号鍵等データC1およびC2は、各々、暗号鍵
等蓄積部11に一時、記憶される。
の間に選択的に通信チャネルが設定れ、受信装置RR1
からの受信要望データD1の受信を契機に、暗号鍵デー
タKY1およびKY4に、対応識別子データTS1および
TS4を付与した暗号鍵等データC1が、暗号鍵通知部5
から受信装置RR1に送信される。同様に、暗号鍵デー
タKY2およびKY4に、対応識別子データTS2および
TS4を付与した暗号鍵等データC2が、受信装置RR2
に送信される。受信装置RR1およびRR2において、受
信された暗号鍵等データC1およびC2は、各々、暗号鍵
等蓄積部11に一時、記憶される。
【0019】次に、番組1に対応する送信情報SSが送
信装置7に供給されると、送信情報SSは、暗号化器8
において、暗号鍵通知部5から供給された暗号鍵データ
KY1に基づいて暗号化が施され、暗号化データCSと
して出力される。これにより、暗号鍵通知部5におい
て、暗号化データCSと暗号鍵データKY1とを対応さ
せるための対応識別子データTS1が生成され、対応識
別子付与部9および6において、暗号化データCSおよ
び暗号鍵データKY1に付与される。次に、対応識別子
付与部9から、識別暗号化データDSが情報分配装置3
に供給され、同報通信チャネルを使用して複数の受信装
置RR1〜RRnに同報通信される。
信装置7に供給されると、送信情報SSは、暗号化器8
において、暗号鍵通知部5から供給された暗号鍵データ
KY1に基づいて暗号化が施され、暗号化データCSと
して出力される。これにより、暗号鍵通知部5におい
て、暗号化データCSと暗号鍵データKY1とを対応さ
せるための対応識別子データTS1が生成され、対応識
別子付与部9および6において、暗号化データCSおよ
び暗号鍵データKY1に付与される。次に、対応識別子
付与部9から、識別暗号化データDSが情報分配装置3
に供給され、同報通信チャネルを使用して複数の受信装
置RR1〜RRnに同報通信される。
【0020】受信装置RR1および受信装置RR2に受信
された識別暗号化データDSは、各々の対応識別子分離
部10において、暗号化データCSおよび対応識別子デ
ータTS1に分離され、各々、暗号解読器13および暗
号鍵等蓄積部11に供給される。受信装置RR1の暗号
鍵等蓄積部11に記憶された暗号鍵等データC1には、
対応識別子データTS1が含まれているために、対応識
別子データTS1が付与された暗号鍵等データKY1が、
暗号鍵等蓄積部11から対応識別子削除部12に供給さ
れる。
された識別暗号化データDSは、各々の対応識別子分離
部10において、暗号化データCSおよび対応識別子デ
ータTS1に分離され、各々、暗号解読器13および暗
号鍵等蓄積部11に供給される。受信装置RR1の暗号
鍵等蓄積部11に記憶された暗号鍵等データC1には、
対応識別子データTS1が含まれているために、対応識
別子データTS1が付与された暗号鍵等データKY1が、
暗号鍵等蓄積部11から対応識別子削除部12に供給さ
れる。
【0021】次に、対応識別子削除部12において、供
給された暗号鍵データKY1および対応識別子TS1の暗
号鍵データKY1のみが、暗号解読器13に供給され
る。暗号解読器13において、供給された暗号鍵データ
KY1に基づいて、対応識別子分離部10から供給され
た暗号化データCSが復号され、受信情報RS1が図示
せぬ受像装置等に供給される。したがって、受信装置R
R1を使用している受信者は、番組1の情報を得ること
ができる。
給された暗号鍵データKY1および対応識別子TS1の暗
号鍵データKY1のみが、暗号解読器13に供給され
る。暗号解読器13において、供給された暗号鍵データ
KY1に基づいて、対応識別子分離部10から供給され
た暗号化データCSが復号され、受信情報RS1が図示
せぬ受像装置等に供給される。したがって、受信装置R
R1を使用している受信者は、番組1の情報を得ること
ができる。
【0022】一方、受信装置RR2の暗号鍵等蓄積部1
1に記憶された暗号鍵等データC2中には、対応識別子
データTS1が含まれていないために、暗号解読器13
には暗号鍵データKY1が供給されず、暗号化データC
Sの暗号化は解除されない。上述した受信装置RR1お
よびRR2以外の受信装置についても、同様な動作が行
われ、選択的同時同報通信が行われる。
1に記憶された暗号鍵等データC2中には、対応識別子
データTS1が含まれていないために、暗号解読器13
には暗号鍵データKY1が供給されず、暗号化データC
Sの暗号化は解除されない。上述した受信装置RR1お
よびRR2以外の受信装置についても、同様な動作が行
われ、選択的同時同報通信が行われる。
【0023】番組2以降の番組についても、上述した場
合と同様な動作が繰り返され、図2に示す受信状態とな
る。図2に示すように、受信装置RR1は暗号鍵データ
KY1およびKY4を有しているために、番組1および4
を受信できる。同様に、受信装置RR2は番組2および
4を受信できる。一方、暗号鍵データを記憶していない
受信装置は、受信装置RRkのように、どの番組も受信
することができない。以上説明したように、送信情報S
Sを利用可能な受信者を容易に変更することができる。
また、通信チャネルは低いビットレートでも良いため
に、その選択的切断および接続は容易に行える。
合と同様な動作が繰り返され、図2に示す受信状態とな
る。図2に示すように、受信装置RR1は暗号鍵データ
KY1およびKY4を有しているために、番組1および4
を受信できる。同様に、受信装置RR2は番組2および
4を受信できる。一方、暗号鍵データを記憶していない
受信装置は、受信装置RRkのように、どの番組も受信
することができない。以上説明したように、送信情報S
Sを利用可能な受信者を容易に変更することができる。
また、通信チャネルは低いビットレートでも良いため
に、その選択的切断および接続は容易に行える。
【0024】なお、上述した一実施例においては、送信
情報SSを送信装置7に供給する前に、受信装置RR1
〜RRnに暗号鍵等データCkを送信し、暗号鍵等蓄積部
11に記憶しておくようにしたが、まず、受信装置RR
1〜RRnにおいて全ての番組の識別暗号化データDSを
受信して記憶し、後に、必要な番組のみの暗号鍵等デー
タCkを受信し、暗号化を解除するようにしてもよい。
情報SSを送信装置7に供給する前に、受信装置RR1
〜RRnに暗号鍵等データCkを送信し、暗号鍵等蓄積部
11に記憶しておくようにしたが、まず、受信装置RR
1〜RRnにおいて全ての番組の識別暗号化データDSを
受信して記憶し、後に、必要な番組のみの暗号鍵等デー
タCkを受信し、暗号化を解除するようにしてもよい。
【0025】また、暗号鍵通知部5から暗号鍵等データ
Ckを送信する契機を、受信装置RRkから受信要望デー
タDkを受信した時としたが、予め設定された情報に従
って送信するようにしてもよい。さらに、各受信装置に
逐次、暗号鍵等データCkを送信するようにしたが、通
信チャネルで選択的同報が可能であれば、その機能を使
用してもよい。また、通信チャネルを用いて、受信装置
RR1〜RRnに通知する必須情報は、暗号鍵以外のもの
であっても良いことは言うまでもない。
Ckを送信する契機を、受信装置RRkから受信要望デー
タDkを受信した時としたが、予め設定された情報に従
って送信するようにしてもよい。さらに、各受信装置に
逐次、暗号鍵等データCkを送信するようにしたが、通
信チャネルで選択的同報が可能であれば、その機能を使
用してもよい。また、通信チャネルを用いて、受信装置
RR1〜RRnに通知する必須情報は、暗号鍵以外のもの
であっても良いことは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信側において、暗号化された情報本体と必須情報との
受信時刻が異なっていても、両者に付与された対応識別
子により、両者の対応関係を回復して、情報本体の暗号
化を解除することが可能になる。また、選択的に送信す
ることが困難な情報量が大である情報本体を暗号化して
一斉同報する同報通信チャネルと、必須情報を伝えるた
めの通信チャネルとを設け、通信チャネルを用いて、各
々の受信側が必要とする情報本体に対応する暗号鍵のみ
を選択的に送信することにより、情報(時間帯)ごと
に、複数の受信側の受信資格を選択的に変更することが
可能になる。つまり、受信側に対して、選択的同報を行
ったのと同じ効果をあげることが可能である。さらに、
通信チャネルを用いた必須情報の通知を、課金の契機と
すれば、受信者が本当に必要とした情報に対してのみ課
金することが可能になり、不必要な情報にまで受信料金
を支払わなければならないという受信者の不公平感を減
少させることが可能である。
受信側において、暗号化された情報本体と必須情報との
受信時刻が異なっていても、両者に付与された対応識別
子により、両者の対応関係を回復して、情報本体の暗号
化を解除することが可能になる。また、選択的に送信す
ることが困難な情報量が大である情報本体を暗号化して
一斉同報する同報通信チャネルと、必須情報を伝えるた
めの通信チャネルとを設け、通信チャネルを用いて、各
々の受信側が必要とする情報本体に対応する暗号鍵のみ
を選択的に送信することにより、情報(時間帯)ごと
に、複数の受信側の受信資格を選択的に変更することが
可能になる。つまり、受信側に対して、選択的同報を行
ったのと同じ効果をあげることが可能である。さらに、
通信チャネルを用いた必須情報の通知を、課金の契機と
すれば、受信者が本当に必要とした情報に対してのみ課
金することが可能になり、不必要な情報にまで受信料金
を支払わなければならないという受信者の不公平感を減
少させることが可能である。
【図1】本発明の一実施例による同時同報通信方式を適
用した情報暗号化送受信システムの概略構成を示すブロ
ック図である。
用した情報暗号化送受信システムの概略構成を示すブロ
ック図である。
【図2】受信装置RR1〜RRnにおいて受信される番組
を示す図である。
を示す図である。
【図3】従来の情報暗号化送受信方式による情報暗号化
送受信システムの概略構成を示すブロック図である。
送受信システムの概略構成を示すブロック図である。
1,7 送信装置 2,8 暗号化器 3 情報分配装置 4,13 暗号解読器 5 暗号鍵通知部 6,9 対応識別子付与部 10 対応識別子分離部 11 暗号鍵等蓄積部 12 対応識別子削除部 C1〜Cn 暗号鍵等データ CS 暗号化データ D1〜Dn 受信要望データ DS 識別暗号化データ KY1〜KY4 暗号鍵データ R1〜Rn,RR1〜RRn 受信装置 RS1〜RSn 受信情報 SS 送信情報 TS1〜TS4 対応識別子データ
Claims (1)
- 【請求項1】 送信情報に暗号化を施し、多くの地点に
同時に同一内容の送信を行う1対多同時同報通信におい
て、 送信側と複数の受信側との間に、暗号化された情報本体
を送るための同報通信チャネルと、前記暗号化された情
報本体を解読するために必要な必須情報を、前記複数の
受信側に選択的に通知するための通信チャネルを設け、 送信側では、前記情報本体に暗号化を施すための前記必
須情報を適宜変化させるとともに、前記暗号化された情
報本体と前記変化する前記必須情報との対応関係を示す
ための対応識別子を、前記暗号化された情報本体および
前記必須情報の双方に付与し、それぞれ前記同報通信チ
ャネルおよび前記通信チャネルを通じて送信し、 受信側では、前記暗号化された情報本体に付与された前
記対応識別子に一致する対応識別子が付与された前記必
須情報を用いて、前記暗号化された情報本体の暗号化を
解除して受信することを特徴とする同時同報通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294607A JPH06152588A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 同時同報通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294607A JPH06152588A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 同時同報通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06152588A true JPH06152588A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17809953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4294607A Pending JPH06152588A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 同時同報通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06152588A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10164049A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-19 | Sony Corp | データ送信方法、データ送信装置、プログラム記録伝送媒体、データ受信方法、データ受信装置、データ送受信方法及びデータ送受信装置 |
JP2001230769A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | パケット通信システムにおける送信端、受信端、暗号鍵同期システム |
KR100413682B1 (ko) * | 2001-03-26 | 2003-12-31 | 삼성전자주식회사 | 암호화된 데이터를 포함한 데이터의 전송 및 수신 제어 방법 |
JP2006129534A (ja) * | 1996-11-27 | 2006-05-18 | Sony Corp | 情報伝送装置 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP4294607A patent/JPH06152588A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006129534A (ja) * | 1996-11-27 | 2006-05-18 | Sony Corp | 情報伝送装置 |
JP4497099B2 (ja) * | 1996-11-27 | 2010-07-07 | ソニー株式会社 | 情報伝送装置 |
JPH10164049A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-19 | Sony Corp | データ送信方法、データ送信装置、プログラム記録伝送媒体、データ受信方法、データ受信装置、データ送受信方法及びデータ送受信装置 |
JP2001230769A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | パケット通信システムにおける送信端、受信端、暗号鍵同期システム |
KR100413682B1 (ko) * | 2001-03-26 | 2003-12-31 | 삼성전자주식회사 | 암호화된 데이터를 포함한 데이터의 전송 및 수신 제어 방법 |
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