JP2000188744A - 放送送受信方法、放送送信装置、放送受信装置、及び放送送受信システム - Google Patents

放送送受信方法、放送送信装置、放送受信装置、及び放送送受信システム

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JP2000188744A
JP2000188744A JP10365370A JP36537098A JP2000188744A JP 2000188744 A JP2000188744 A JP 2000188744A JP 10365370 A JP10365370 A JP 10365370A JP 36537098 A JP36537098 A JP 36537098A JP 2000188744 A JP2000188744 A JP 2000188744A
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ecm
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JP10365370A
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English (en)
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Takeshi Kimura
武史 木村
Kazuhiro Machida
和弘 町田
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Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho KK
Original Assignee
Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の単位サービス間で共通のコンテンツ
を、相異なる複数の単位サービス間におけるセキュリテ
ィを維持しながら、複数の単位サービス間で共用可能な
放送送受信方法、放送送信装置、放送受信装置、及び放
送送受信システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 コンテンツに暗号化を施して送信する一
方、コンテンツの利用契約者に対してその暗号化を解く
鍵を供与することにより、利用契約者に限定して該当す
るコンテンツを利用可能に構成した放送送受信方法にお
いて、単位サービスに含まれる1又は2以上の各コンテ
ンツのそれぞれに錠をかけ、その各鍵をバラで渡すので
は不便なので、単位サービス毎にその各鍵を束にして錠
をかけて、単位サービス毎に1つの鍵を渡すように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツに暗号
化を施して送信する一方、コンテンツの利用契約者に対
してその暗号化を解く鍵を供与することにより、利用契
約者に限定して該当するコンテンツを利用可能に構成し
た放送送受信方法に係り、特に、例えば、1又は2以上
のコンテンツを各々含んで構成される相異なる複数の単
位サービスが存在し、かつ複数の単位サービス間で共通
のコンテンツが存在する場合であっても、複数の単位サ
ービス間におけるセキュリティを維持しながら、複数の
単位サービス間で共通のコンテンツを共用することがで
きる放送送受信方法、放送送信装置、放送受信装置、及
び放送送受信システムに関する。
【0002】また、本発明は、きわめて柔軟な有料放送
サービスを、安全かつ効率的に提供することができる放
送送受信方法、放送送信装置、放送受信装置、及び放送
送受信システムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、映像、音声、又はデータ等の
コンテンツに暗号化を施して送信する一方、コンテンツ
の利用契約者に対してその暗号化を解く復号鍵を供与す
ることにより、利用契約者に限定して該当コンテンツを
利用可能に構成した放送送受信方法が一般に知られてい
る。
【0004】この種の放送送受信方法の概要について述
べると、放送送信側は、コンテンツに対し、利用契約者
のみに与えられる鍵を用いてスクランブル処理を施して
送信する一方、放送受信側は、受信したスクランブル信
号に対し、与えられた鍵を用いたデスクランブル処理を
施すことでコンテンツを復元する。
【0005】従来の有料放送サービスについて、図7に
示す暗号鍵/復号鍵などの複数の各シンボルマークの一
部を用いてさらに詳しく述べると、図8に示すように、
コンテンツC1は、暗号鍵k1を用いてスクランブルま
たは暗号化が施されて送信される一方、この暗号鍵k1
は、コンテンツC1を含むサービスSの利用条件などと
共にワーク鍵kwを用いて暗号化され、ECM(Entitl
ement Control Message: 共通情報)と呼ばれる信号の
形態で配信される。ワーク鍵kwは、放送電波や物理的
メディアなどの様々な方法で別途配信される。例えば、
もう1段の暗号化が施されてEMM(Entitlement Mana
gement Message: 個別情報)と呼ばれる信号の形態で配
信される。
【0006】一方、複数のコンテンツを含んで構成され
る有料放送サービスを行なう場合には、図9に示すよう
に、サービスSを構成する複数のコンテンツC1,C2
は、共通の暗号鍵k1を用いて暗号化される。通常EC
Mは、課金を行なう単位サービス毎に対応付けて作成さ
れるため、1つの単位サービス内に含まれる複数のコン
テンツは、各コンテンツ毎に区別されることなく共通の
暗号鍵k1を用いてひとまとめに暗号化されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の放送送受信方法にあっては、例えば、1又は2
以上のコンテンツを含んで構成される相異なる複数の単
位サービスが存在し、かつ、複数の単位サービス間で共
通のコンテンツが存在する場合には、この共通のコンテ
ンツを、複数の単位サービス間におけるセキュリティを
維持しながら、複数の単位サービス間で共用することが
難しいという解決すべき課題を内在していた。
【0008】これについて、例えば、コンテンツC1,
C2を含んで構成される単位サービスSaと、コンテン
ツC2,C3を含んで構成される単位サービスSbと
の、相異なる複数の単位サービスを含んだ有料放送サー
ビスを行なう場合を例示して説明する。この場合、単位
サービスSa,Sbの各々には、コンテンツC2が共通
に含まれている。
【0009】まず、単位サービスSaに含まれるコンテ
ンツC1,C2に対して暗号鍵kaを用い、単位サービ
スSbに含まれるコンテンツC2,C3に対して暗号鍵
kbを用いて、各単位サービスSa,Sbに含まれる全
てのコンテンツを暗号化する場合を考える。
【0010】このとき、上述の暗号化を解く各復号鍵k
a,kbを複数の単位サービス間で共通に設定すれば
(ka=kb)、複数の単位サービス間で共通のコンテ
ンツC2を、各単位サービスSa,Sb間で共用するこ
とはできるものの、この場合、例えば単位サービスSa
の利用契約を結びさえすれば、単位サービスSbを利用
する鍵も得られてしまうので、相異なる複数の単位サー
ビス間におけるセキュリティを維持することができず、
厳正な課金管理が要求される有料放送サービスには適さ
ない。
【0011】これに対し、上述の暗号化を解く各復号鍵
ka,kbを複数の単位サービス毎に独立して設定すれ
ば(ka≠kb)、相異なる複数の単位サービス間にお
けるセキュリティは維持されるものの、複数の単位サー
ビス間で共通のコンテンツC2を各単位サービスSa,
Sb間で共用することができず、両単位サービスSa,
Sbを同時に提供する際に、各単位サービスSa,Sb
毎に共通のコンテンツC2を重複して送信するという冗
長な運用を強いられることになる。
【0012】なお、ここでは、各自に1又は2以上のコ
ンテンツを含んで構成される相異なる複数の単位サービ
ス間での関係を例示して説明したが、この形態以外に
も、例えば、ある単位サービスと、複数の単位サービス
を含む上位のパーケージサービスとの間での関係におい
ても上述と同様の課題が生じてしまう。
【0013】そこで、例えば、1又は2以上のコンテン
ツを含んで構成される相異なる複数の単位サービスが存
在し、かつ、複数の単位サービス間で共通のコンテンツ
が存在する場合であっても、複数の単位サービス間で共
通のコンテンツを、相異なる複数の単位サービス間にお
けるセキュリティを維持しながら、複数の単位サービス
間で共用可能とする新規な技術の開発が関係者の間で久
しく待ち望まれていた。
【0014】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、例えば、1又は2以上のコンテン
ツを含んで構成される相異なる複数の単位サービスが存
在し、かつ、複数の単位サービス間で共通のコンテンツ
が存在する場合であっても、複数の単位サービス間で共
通のコンテンツを、相異なる複数の単位サービス間にお
けるセキュリティを維持しながら、複数の単位サービス
間で共用可能とする放送送受信方法、放送送信装置、放
送受信装置、及び放送送受信システムを提供することを
課題とする。
【0015】また、本発明は、きわめて柔軟な有料放送
サービスを、安全かつ効率的に提供することができる放
送送受信方法、放送送信装置、放送受信装置、及び放送
送受信システムを提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、コンテンツに暗号化を施して送
信する一方、当該コンテンツの利用契約者に対してその
暗号化を解く鍵を供与することにより、利用契約者に限
定して該当するコンテンツを利用可能に構成した放送送
受信方法において、放送送信側は、1又は2以上のコン
テンツを含んで構成される単位サービスを提供するにあ
たり、前記各コンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に
独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すことで暗号化コン
テンツを作成し、当該作成された暗号化コンテンツに施
された暗号化を解く復号鍵に対し、前記単位サービス毎
に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すことで鍵束オブ
ジェクトを作成し、当該作成された鍵束オブジェクトに
施された暗号化を解く復号鍵、及び前記単位サービス毎
の利用条件をそれぞれ含む単位ECMを、前記単位サー
ビス毎に独立して作成し、当該単位サービス毎に独立し
て作成された単位ECMを、前記作成された暗号化コン
テンツ及び鍵束オブジェクトに伴って送信する一方、放
送受信側は、前記暗号化コンテンツ、前記鍵束オブジェ
クト、及び前記単位ECMをそれぞれ受信し、当該受信
した単位ECMに含まれる利用条件に従って、当該単位
ECMに含まれる鍵束オブジェクトの復号鍵を前記単位
サービス毎に取得し、当該単位サービス毎に取得した鍵
束オブジェクトの復号鍵を用いてその暗号化を解くこと
により、前記鍵束オブジェクトに含まれる前記暗号化コ
ンテンツの復号鍵を取得し、当該取得した暗号化コンテ
ンツの復号鍵を用いてその暗号化を解くことで前記コン
テンツを取得することにより、1又は2以上のコンテン
ツを含んで構成される単位サービスの利用を享受するこ
とを要旨とする。
【0017】請求項1の発明によれば、まず、放送送信
側は、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される単
位サービスを提供するにあたり、各コンテンツに対し、
各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施す
ことで暗号化コンテンツを作成し、作成された暗号化コ
ンテンツに施された暗号化を解く復号鍵に対し、単位サ
ービス毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すことで
鍵束オブジェクトを作成し、作成された鍵束オブジェク
トに施された暗号化を解く復号鍵、及び単位サービス毎
の利用条件をそれぞれ含む単位ECMを、単位サービス
毎に独立して作成し、単位サービス毎に独立して作成さ
れた単位ECMを、前記作成された暗号化コンテンツ及
び鍵束オブジェクトに伴って送信する。
【0018】一方、放送受信側は、暗号化コンテンツ、
鍵束オブジェクト、及び単位ECMをそれぞれ受信し、
受信した単位ECMに含まれる利用条件に従って、単位
ECMに含まれる鍵束オブジェクトの復号鍵を単位サー
ビス毎に取得し、単位サービス毎に取得した鍵束オブジ
ェクトの復号鍵を用いてその暗号化を解くことにより、
鍵束オブジェクトに含まれる暗号化コンテンツの復号鍵
を取得し、取得した暗号化コンテンツの復号鍵を用いて
その暗号化を解くことでコンテンツを取得することによ
り、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される単位
サービスの利用を享受する。
【0019】ここで、請求項1の発明の作用効果につい
て、例えば、2つの単位サービスS1,S2が存在し、
単位サービスS1はコンテンツC1,C2を含み、ま
た、単位サービスS2はコンテンツC2,C3を含んで
構成される具体例をあげて説明すると、従来技術では、
単位サービスS1用にC1’,C2’、単位サービスS
2用にC2”,C3”の合計4つの暗号化コンテンツを
送信する必要があったのに対し、請求項1の発明によれ
ば、暗号化コンテンツはC1’,C2’,C3’の合計
3つだけ送信すればよく、両単位サービスS1,S2間
で共通の暗号化コンテンツC2’を重複して送信する必
要がなくなる。
【0020】しかも、単位サービスS1の利用を享受す
る放送受信装置15にはka,k1,k2のみが知らさ
れ、単位サービスS1の利用を享受するには不要なコン
テンツC3の暗号鍵k3が知らされることはないため、
両単位サービスS1,S2間におけるセキュリティも十
分に確保される。
【0021】このように、請求項1の発明によれば、例
えば、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される相
異なる複数の単位サービスが存在し、かつ、複数の単位
サービス間で共通のコンテンツが存在する場合であって
も、複数の単位サービス間で共通のコンテンツを、相異
なる複数の単位サービス間におけるセキュリティを維持
しながら、複数の単位サービス間で共用可能な放送送受
信方法を実現することができる。
【0022】また、請求項2の発明は、前記暗号化コン
テンツ、前記鍵束オブジェクト、及び前記単位ECMの
各々は、各自が相異なる伝送路又は記録メディアを介し
て送信されることを妨げないことを要旨とする。
【0023】請求項2の発明によれば、暗号化コンテン
ツ、鍵束オブジェクト、及び単位ECMの各々は、各自
が相異なる伝送路又は記録メディアを介して送信される
ことを妨げないものとされる。
【0024】さらに、請求項3の発明は、前記鍵束オブ
ジェクトは、その他の鍵束オブジェクトの復号鍵を再帰
的に含むことを妨げないことを要旨とする。
【0025】請求項3の発明によれば、鍵束オブジェク
トは、その他の鍵束オブジェクトの復号鍵を再帰的に含
むことを妨げないものとされるので、したがって、単位
サービスをまとめて上位の単位サービスを提供するな
ど、階層的なサービスの提供を発展的に実現することが
できる。
【0026】さらにまた、請求項4の発明は、前記鍵束
オブジェクトは、前記暗号化コンテンツ及び/又は前記
鍵束オブジェクトの復号鍵に伴って、その暗号化コンテ
ンツ及び/又は鍵束オブジェクトを指示するポインタを
含むことを妨げないことを要旨とする。
【0027】請求項4の発明によれば、鍵束オブジェク
トは、暗号化コンテンツ及び/又は鍵束オブジェクトの
復号鍵に伴って、その暗号化コンテンツ及び/又は鍵束
オブジェクトを指示するポインタを含むことを妨げない
ものとされるので、したがって、例えばあるサービスに
含まれるコンテンツをアクセスするための識別子やパス
などの情報を示すポインタを、別途送信することなく本
発明に必須の送信要素に伴って送信可能となる結果とし
て、ポインタを別途送信する場合と比較して、きわめて
効率的なポインタの送信形態を提案することができる。
【0028】一方、請求項5の発明は、コンテンツに暗
号化を施して送信する一方、当該コンテンツの利用契約
者に対してその暗号化を解く鍵を供与することにより、
利用契約者に限定して該当するコンテンツを利用可能に
構成した放送送受信方法において、放送送信側は、コン
テンツを各々含んで構成される複数の単位サービスをま
とめたパッケージサービスを提供するにあたり、前記複
数の単位サービスに各々含まれるコンテンツに対し、当
該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施
すことで複数の暗号化コンテンツを作成し、当該作成さ
れた複数の各暗号化コンテンツに施された暗号化を解く
各復号鍵、及び前記各単位サービス毎の利用条件をそれ
ぞれ含む複数の単位ECMを、前記各単位サービス毎に
独立して作成する一方、前記パッケージサービスの利用
条件を含むパッケージECMを作成し、当該作成された
パッケージECMを、前記作成された暗号化コンテンツ
及び単位ECMに伴って送信する一方、放送受信側は、
前記パッケージサービスの利用を享受するにあたり、前
記暗号化コンテンツ、前記単位ECM、及び前記パッケ
ージECMをそれぞれ受信し、当該受信したパッケージ
ECMに含まれる前記パッケージサービスの利用条件及
び/又は前記各単位ECMに含まれる各単位サービス毎
の利用条件に従って、当該各単位ECMに含まれる暗号
化コンテンツに施された暗号化を解く復号鍵を各単位サ
ービス毎に取得し、当該各単位サービス毎に取得した暗
号化コンテンツの復号鍵を用いてその暗号化を解くこと
で前記コンテンツを取得することにより、コンテンツを
各々含んで構成される複数の各単位サービスの利用を享
受することを特徴としている。
【0029】請求項5の発明によれば、放送送信側は、
コンテンツを各々含んで構成される複数の単位サービス
をまとめたパッケージサービスを提供するにあたり、複
数の単位サービスに各々含まれるコンテンツに対し、各
コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すこ
とで複数の暗号化コンテンツを作成し、作成された複数
の各暗号化コンテンツに施された暗号化を解く各復号
鍵、及び各単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む複
数の単位ECMを、各単位サービス毎に独立して作成す
る一方、パッケージサービスの利用条件を含むパッケー
ジECMを作成し、作成されたパッケージECMを、前
記作成された暗号化コンテンツ及び単位ECMに伴って
送信する。
【0030】一方、放送受信側は、パッケージサービス
の利用を享受するにあたり、暗号化コンテンツ、単位E
CM、及びパッケージECMをそれぞれ受信し、受信し
たパッケージECMに含まれるパッケージサービスの利
用条件及び/又は各単位ECMに含まれる各単位サービ
ス毎の利用条件に従って、各単位ECMに含まれる暗号
化コンテンツに施された暗号化を解く復号鍵を各単位サ
ービス毎に取得し、各単位サービス毎に取得した暗号化
コンテンツの復号鍵を用いてその暗号化を解くことでコ
ンテンツを取得することにより、コンテンツを各々含ん
で構成される複数の各単位サービスの利用を享受する。
【0031】ここで、請求項5の発明の作用効果につい
て、図5に示すように、例えば、3つの単位サービスS
1,S2,S3を含んで構成されるパッケージサービス
S0が存在し、単位サービスS1,S2,S3の各々
は、それぞれにコンテンツC1,コンテンツC2,C3
を含んで構成される具体例をあげて説明する。
【0032】まず、パッケージサービスS0を構成する
複数の単位サービスS1,S2,S3のうち、いずれか
1つの単位サービスの利用を享受する場合には、従来技
術と同様に、各単位ECMに含まれるサービスの利用条
件に従って課金等の所要の処理を行うことで、所要の単
位サービスに含まれるコンテンツを取得することができ
る。
【0033】一方、パッケージサービスS0の利用を享
受する場合には、パッケージサービスS0のパッケージ
ECM0に含まれるパッケージサービスの利用条件を判
定して必要に応じた課金などの所要の処理を行なうと共
に、パッケージサービスS0に含まれる各単位サービス
の内容を知る。次に、各単位サービス毎の単位ECMに
含まれる各単位サービス毎の利用条件を判定して必要に
応じた課金などの所要の処理を行なうと共に、各復号鍵
k1,k2,k3をそれぞれ出力する。そして最後に、
各単位サービスS1,S2,S3に含まれる暗号化コン
テンツに施されている暗号化を、該当する各復号鍵k
1,k2,k3を用いて解き、各単位サービス毎の各コ
ンテンツを取得することでパッケージサービスS0の利
用を享受する。
【0034】上述のようにしてパッケージサービスS0
の利用を享受する際に、パッケージECM0に含まれる
パッケージサービスS0の利用条件及び/又は各単位E
CMに含まれる各単位サービス毎の利用条件に従って、
各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施された暗
号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得する点が重
要である。
【0035】具体的には、パッケージサービスS0の利
用条件と、各単位ECMに含まれる各単位サービス毎の
利用条件とが相異する場合には、上位のパッケージサー
ビスS0の利用条件を優先する構成を採用することがで
きる。ここで、パッケージECM0の利用条件を優先す
る趣旨は、例えば次述するような利用条件設定を行う際
の自由度を拡張することができるからである。
【0036】例1.パッケージECM0に、パッケージ
購入の場合には各単位サービスは無料と設定してあれ
ば、各単位サービス毎の単位ECMを解く時には課金処
理を行わない。
【0037】例2.パッケージECM0に、パッケージ
購入の場合には各単位サービスは例えば50%割引と設
定してあれば、各単位サービス毎の単位ECMを解く時
には、各単位ECMに含まれている、各単位サービスを
単独利用する際に適用される各単位サービス毎の利用条
件に従うことなく、上位のECMに設定されている所定
の割引率を勘案した課金処理を行う。
【0038】したがって、請求項5の発明によれば、パ
ッケージサービスを提供するにあたり、各単位ECMに
含まれる単位サービス価格等の利用条件とは独立したパ
ッケージサービス価格などの利用条件設定を行うことは
もちろん、割引価格のように単位サービス価格と連動し
た利用条件設定を行うことも可能になるなど、きわめて
柔軟な有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可能
な放送送受信方法を実現することができる。
【0039】また、請求項6の発明は、前記暗号化コン
テンツ、前記単位ECM、及び前記パッケージECMの
各々は、各自が相異なる伝送路又は記録メディアを介し
て送信されることを妨げないことを要旨とする。
【0040】請求項6の発明によれば、暗号化コンテン
ツ、単位ECM、及びパッケージECMの各々は、各自
が相異なる伝送路又は記録メディアを介して送信される
ことを妨げないものとされる。
【0041】さらに、請求項7の発明は、前記パッケー
ジECMは、その他のパッケージサービスの利用条件を
再帰的に含むことを妨げないことを要旨とする。
【0042】請求項7の発明によれば、パッケージEC
Mは、その他のパッケージサービスの利用条件を再帰的
に含むことを妨げないものとされるので、したがって、
パッケージサービスをさらにパッケージして上位のパッ
ケージサービスを提供するなど、階層的なサービスの提
供を発展的に実現することができる。
【0043】さらにまた、請求項8の発明は、前記単位
ECM又はパッケージECMは、その単位サービス又は
パッケージサービスに属する暗号化コンテンツ及び/又
はその下位に属するECMを指示するポインタを含むこ
とを妨げないことを要旨とする。
【0044】請求項8の発明によれば、単位ECM又は
パッケージECMは、その単位サービス又はパッケージ
サービスに属する暗号化コンテンツ及び/又はその下位
に属するECMを指示するポインタを含むことを妨げな
いものとされるので、したがって、例えばあるサービス
に含まれるコンテンツをアクセスするための識別子やパ
スなどの情報を示すポインタを、別途送信することなく
本発明に必須の送信要素に伴って送信可能となる結果と
して、ポインタを別途送信する場合と比較して、きわめ
て効率的なポインタの送信形態を提案することができ
る。
【0045】しかも、請求項9の発明は、前記パッケー
ジECMに含まれる前記パッケージサービスの利用条件
に従う課金等の所要の処理を行なった後、以下順次処理
される当該パッケージECMの下位に属する単位ECM
に含まれる利用条件が上位のECMに含まれる利用条件
と相異なる場合には、上位のECMの利用条件を優先的
に選択することを要旨とする。
【0046】請求項9の発明によれば、請求項5の作用
効果として詳述したように、パッケージサービスを提供
するにあたり、各単位ECMに含まれる単位サービス価
格等の利用条件とは独立したパッケージサービス価格な
どの利用条件設定を行うことはもちろん、割引価格のよ
うに単位サービス価格と連動した利用条件設定を行うこ
とも可能になるなど、きわめて柔軟な有料放送サービス
を、安全かつ効率的に提供可能な放送送受信方法を実現
することができる。
【0047】一方、請求項10の発明は、1又は2以上
のコンテンツを含んで構成される単位サービスを提供可
能に構成された放送送信装置であって、前記各コンテン
ツに対し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用い
て暗号化を施すことで暗号化コンテンツを作成する暗号
化コンテンツ作成手段と、当該暗号化コンテンツ作成手
段で作成された暗号化コンテンツに施された暗号化を解
く復号鍵に対し、前記単位サービス毎に独立した暗号鍵
を用いて暗号化を施すことで鍵束オブジェクトを作成す
る鍵束オブジェクト作成手段と、当該鍵束オブジェクト
作成手段で作成された鍵束オブジェクトに施された暗号
化を解く復号鍵、及び前記単位サービス毎の利用条件を
それぞれ含む単位ECMを、前記単位サービス毎に独立
して作成するECM作成手段と、当該ECM作成手段で
単位サービス毎に独立して作成された単位ECMを、前
記作成された暗号化コンテンツ及び鍵束オブジェクトに
伴って送信する送信手段と、を備えて構成されることを
要旨とする。
【0048】請求項10の発明によれば、放送送信装置
に属する各機能手段において、下記に述べる処理が順次
実行される。
【0049】すなわち、まず、コンテンツ等の送信準備
として、暗号化コンテンツ作成手段は、各コンテンツに
対し、各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化
を施すことで暗号化コンテンツを作成する。次に、鍵束
オブジェクト作成手段は、暗号化コンテンツ作成手段で
作成された暗号化コンテンツに施された暗号化を解く復
号鍵に対し、単位サービス毎に独立した暗号鍵を用いて
暗号化を施すことで鍵束オブジェクトを作成する一方、
ECM作成手段は、鍵束オブジェクト作成手段で作成さ
れた鍵束オブジェクトに施された暗号化を解く復号鍵、
及び単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む単位EC
Mを、単位サービス毎に独立して作成する。そして、送
信手段は、ECM作成手段で単位サービス毎に独立して
作成された単位ECMを、前記のようにして作成された
暗号化コンテンツ及び鍵束オブジェクトに伴って送信す
る。
【0050】したがって、請求項10の発明によれば、
例えば、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される
相異なる複数の単位サービスが存在し、かつ、複数の単
位サービス間で共通のコンテンツが存在する場合であっ
ても、複数の単位サービス間で共通のコンテンツを、相
異なる複数の単位サービス間におけるセキュリティを維
持しながら、複数の単位サービス間で共用可能な放送送
信装置を得ることができる。
【0051】また、請求項11の発明は、1又は2以上
のコンテンツを含んで構成される単位サービスの利用を
享受可能に構成された放送受信装置であって、前記各コ
ンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵
を用いて暗号化を施すことで作成された暗号化コンテン
ツと、当該暗号化コンテンツに施された暗号化を解く復
号鍵に対し、前記単位サービス毎に独立した暗号鍵を用
いて暗号化を施すことで作成された鍵束オブジェクト
と、当該鍵束オブジェクトに施された暗号化を解く復号
鍵、及び前記単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む
単位ECMと、をそれぞれ受信する受信手段と、当該受
信手段で受信した単位ECMに含まれる利用条件に従っ
て、当該単位ECMに含まれる鍵束オブジェクトの復号
鍵を前記単位サービス毎に取得する鍵束オブジェクト復
号鍵取得手段と、当該鍵束オブジェクト復号鍵取得手段
で取得した鍵束オブジェクトの復号鍵を用いてその暗号
化を解くことにより、当該鍵束オブジェクトに含まれる
前記暗号化コンテンツの復号鍵を取得する暗号化コンテ
ンツ復号鍵取得手段と、当該暗号化コンテンツ復号鍵取
得手段で取得した暗号化コンテンツの復号鍵を用いてそ
の暗号化を解くことで前記コンテンツを取得する暗号化
コンテンツ復号手段と、を備えて構成されることを要旨
とする。
【0052】請求項11の発明によれば、放送受信装置
に属する各機能手段において、下記に述べる処理が順次
実行される。
【0053】すなわち、まず、コンテンツ等の受信準備
として、受信手段は、各コンテンツに対し、各コンテン
ツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すことで作成
された暗号化コンテンツと、暗号化コンテンツに施され
た暗号化を解く復号鍵に対し、単位サービス毎に独立し
た暗号鍵を用いて暗号化を施すことで作成された鍵束オ
ブジェクトと、鍵束オブジェクトに施された暗号化を解
く復号鍵、及び単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含
む単位ECMと、をそれぞれ受信する。次に、鍵束オブ
ジェクト復号鍵取得手段は、受信手段で受信した単位E
CMに含まれる利用条件に従って、単位ECMに含まれ
る鍵束オブジェクトの復号鍵を単位サービス毎に取得す
る一方、暗号化コンテンツ復号鍵取得手段は、鍵束オブ
ジェクト復号鍵取得手段で取得した鍵束オブジェクトの
復号鍵を用いてその暗号化を解くことにより、鍵束オブ
ジェクトに含まれる暗号化コンテンツの復号鍵を取得す
る。そして、暗号化コンテンツ復号手段は、暗号化コン
テンツ復号鍵取得手段で取得した暗号化コンテンツの復
号鍵を用いてその暗号化を解くことでコンテンツを取得
する。
【0054】したがって、請求項11の発明によれば、
例えば、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される
相異なる複数の単位サービスが存在し、かつ、複数の単
位サービス間で共通のコンテンツが存在する場合であっ
ても、複数の単位サービス間で共通のコンテンツを、相
異なる複数の単位サービス間におけるセキュリティを維
持しながら、複数の単位サービス間で共用可能な放送受
信装置を得ることができる。
【0055】一方、請求項12の発明は、コンテンツを
各々含んで構成される複数の単位サービスをまとめたパ
ッケージサービスを提供可能に構成された放送送信装置
であって、前記複数の単位サービスに各々含まれるコン
テンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を
用いて暗号化を施すことで複数の暗号化コンテンツを作
成する暗号化コンテンツ作成手段と、当該暗号化コンテ
ンツ作成手段で作成された複数の各暗号化コンテンツに
施された暗号化を解く各復号鍵、及び前記各単位サービ
ス毎の利用条件をそれぞれ含む複数の単位ECMを、前
記各単位サービス毎に独立して作成する一方、前記パッ
ケージサービスの利用条件を含むパッケージECMを作
成するECM作成手段と、当該ECM作成手段で作成さ
れたパッケージECMを、前記作成された暗号化コンテ
ンツ及び単位ECMに伴って送信する送信手段と、を備
えて構成されることを要旨とする。
【0056】請求項12の発明によれば、放送送信装置
に属する各機能手段において、下記に述べる処理が順次
実行される。
【0057】すなわち、まず、コンテンツ等の送信準備
として、暗号化コンテンツ作成手段は、複数の単位サー
ビスに各々含まれるコンテンツに対し、各コンテンツ毎
に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すことで複数の暗
号化コンテンツを作成する。次に、ECM作成手段は、
暗号化コンテンツ作成手段で作成された複数の各暗号化
コンテンツに施された暗号化を解く各復号鍵、及び各単
位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む複数の単位EC
Mを、各単位サービス毎に独立して作成する一方、パッ
ケージサービスの利用条件を含むパッケージECMを作
成する。そして、送信手段は、ECM作成手段で作成さ
れたパッケージECMを、前記のようにして作成された
暗号化コンテンツ及び単位ECMに伴って送信する。
【0058】したがって、請求項12の発明によれば、
パッケージサービスを提供するにあたり、各単位ECM
に含まれる単位サービス価格等の利用条件とは独立した
パッケージサービス価格などの利用条件設定を行うこと
はもちろん、割引価格のように単位サービス価格と連動
した利用条件設定を行うことも可能になるなど、きわめ
て柔軟な有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可
能な放送送信装置を得ることができる。
【0059】また、請求項13の発明は、コンテンツを
各々含んで構成される複数の単位サービスをまとめたパ
ッケージサービスの利用を享受可能に構成された放送受
信装置であって、前記複数の単位サービスに各々含まれ
るコンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立した暗
号鍵を用いて暗号化を施すことで作成された複数の暗号
化コンテンツと、当該複数の各暗号化コンテンツに施さ
れた暗号化を解く各復号鍵、及び前記各単位サービス毎
の利用条件をそれぞれ含み、当該各単位サービス毎に独
立して作成された複数の単位ECMと、前記パッケージ
サービスの利用条件を含むようにして作成されたパッケ
ージECMと、をそれぞれ受信する受信手段と、当該受
信手段で受信したパッケージECMに含まれる前記パッ
ケージサービスの利用条件及び/又は前記各単位ECM
に含まれる各単位サービス毎の利用条件に従って、当該
各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施された暗
号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得する暗号化
コンテンツ復号鍵取得手段と、当該暗号化コンテンツ復
号鍵取得手段で取得した暗号化コンテンツの復号鍵を用
いてその暗号化を解くことで前記コンテンツを取得する
暗号化コンテンツ復号手段と、を備えて構成されること
を要旨とする。
【0060】請求項13の発明によれば、放送受信装置
に属する各機能手段において、下記に述べる処理が順次
実行される。
【0061】すなわち、まず、コンテンツ等の受信準備
として、受信手段は、複数の単位サービスに各々含まれ
るコンテンツに対し、各コンテンツ毎に独立した暗号鍵
を用いて暗号化を施すことで作成された複数の暗号化コ
ンテンツと、複数の各暗号化コンテンツに施された暗号
化を解く各復号鍵、及び各単位サービス毎の利用条件を
それぞれ含み、各単位サービス毎に独立して作成された
複数の単位ECMと、パッケージサービスの利用条件を
含むようにして作成されたパッケージECMと、をそれ
ぞれ受信する。次に、暗号化コンテンツ復号鍵取得手段
は、受信手段で受信したパッケージECMに含まれるパ
ッケージサービスの利用条件及び/又は各単位ECMに
含まれる各単位サービス毎の利用条件に従って、各単位
ECMに含まれる暗号化コンテンツに施された暗号化を
解く復号鍵を各単位サービス毎に取得する。そして、暗
号化コンテンツ復号手段は、暗号化コンテンツ復号鍵取
得手段で取得した暗号化コンテンツの復号鍵を用いてそ
の暗号化を解くことでコンテンツを取得する。
【0062】したがって、請求項13の発明によれば、
パッケージサービスを提供するにあたり、各単位ECM
に含まれる単位サービス価格等の利用条件とは独立した
パッケージサービス価格などの利用条件設定を行うこと
はもちろん、割引価格のように単位サービス価格と連動
した利用条件設定を行うことも可能になるなど、きわめ
て柔軟な有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可
能な放送受信装置を得ることができる。
【0063】さらに、請求項14の発明は、前記暗号化
コンテンツ復号鍵取得手段は、前記パッケージECMに
含まれる前記パッケージサービスの利用条件に従う課金
等の所要の処理を行なった後、以下順次処理される当該
パッケージECMの下位に属する単位ECMに含まれる
利用条件が上位のECMに含まれる利用条件と相異なる
場合には、上位のECMの利用条件を優先的に選択し、
当該選択された利用条件に従って、前記各単位ECMに
含まれる暗号化コンテンツに施された暗号化を解く復号
鍵を各単位サービス毎に取得することを要旨とする。
【0064】請求項14の発明によれば、暗号化コンテ
ンツ復号鍵取得手段は、パッケージECMに含まれるパ
ッケージサービスの利用条件に従う課金等の所要の処理
を行なった後、以下順次処理されるパッケージECMの
下位に属する単位ECMに含まれる利用条件が上位のE
CMに含まれる利用条件と相異なる場合には、上位のE
CMの利用条件を優先的に選択し、選択された利用条件
に従って、各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに
施された暗号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得
するので、したがって、請求項13の発明と同様に、パ
ッケージサービスを提供するにあたり、各単位ECMに
含まれる単位サービス価格等の利用条件とは独立したパ
ッケージサービス価格などの利用条件設定を行うことは
もちろん、割引価格のように単位サービス価格と連動し
た利用条件設定を行うことも可能になるなど、きわめて
柔軟な有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可能
な放送受信装置を得ることができる。
【0065】一方、請求項15の発明は、1又は2以上
のコンテンツを含んで構成される単位サービスを提供可
能に構成された放送送信装置と、当該放送送信装置から
の単位サービスの利用を享受可能に構成された放送受信
装置と、を含んで構成される放送送受信システムであっ
て、前記放送送信装置は、前記各コンテンツに対し、当
該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施
すことで暗号化コンテンツを作成する暗号化コンテンツ
作成手段と、当該暗号化コンテンツ作成手段で作成され
た暗号化コンテンツに施された暗号化を解く復号鍵に対
し、前記単位サービス毎に独立した暗号鍵を用いて暗号
化を施すことで鍵束オブジェクトを作成する鍵束オブジ
ェクト作成手段と、当該鍵束オブジェクト作成手段で作
成された鍵束オブジェクトに施された暗号化を解く復号
鍵、及び前記単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む
単位ECMを、前記単位サービス毎に独立して作成する
ECM作成手段と、当該ECM作成手段で単位サービス
毎に独立して作成された単位ECMを、前記作成された
暗号化コンテンツ及び鍵束オブジェクトに伴って送信す
る送信手段と、を備えて構成される一方、前記放送受信
装置は、前記暗号化コンテンツ、前記鍵束オブジェク
ト、及び前記単位ECMをそれぞれ受信する受信手段
と、当該受信手段で受信した単位ECMに含まれる利用
条件に従って、当該単位ECMに含まれる鍵束オブジェ
クトの復号鍵を前記単位サービス毎に取得する鍵束オブ
ジェクト復号鍵取得手段と、当該鍵束オブジェクト復号
鍵取得手段で取得した鍵束オブジェクトの復号鍵を用い
てその暗号化を解くことにより、当該鍵束オブジェクト
に含まれる前記暗号化コンテンツの復号鍵を取得する暗
号化コンテンツ復号鍵取得手段と、当該暗号化コンテン
ツ復号鍵取得手段で取得した暗号化コンテンツの復号鍵
を用いてその暗号化を解くことで前記コンテンツを取得
する暗号化コンテンツ復号手段と、を備えて構成される
ことを要旨とする。
【0066】請求項15の発明によれば、放送送信装置
に属する各機能手段において、下記に述べる処理が順次
実行される。
【0067】すなわち、まず、コンテンツ等の送信準備
として、暗号化コンテンツ作成手段は、各コンテンツに
対し、各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化
を施すことで暗号化コンテンツを作成する。次に、鍵束
オブジェクト作成手段は、暗号化コンテンツ作成手段で
作成された暗号化コンテンツに施された暗号化を解く復
号鍵に対し、単位サービス毎に独立した暗号鍵を用いて
暗号化を施すことで鍵束オブジェクトを作成する一方、
ECM作成手段は、鍵束オブジェクト作成手段で作成さ
れた鍵束オブジェクトに施された暗号化を解く復号鍵、
及び単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む単位EC
Mを、単位サービス毎に独立して作成する。そして、送
信手段は、ECM作成手段で単位サービス毎に独立して
作成された単位ECMを、前記のようにして作成された
暗号化コンテンツ及び鍵束オブジェクトに伴って送信す
る。
【0068】一方、放送受信装置に属する各機能手段に
おいて、下記に述べる処理が順次実行される。
【0069】すなわち、まず、コンテンツ等の受信準備
として、受信手段は、各コンテンツに対し、各コンテン
ツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すことで作成
された暗号化コンテンツと、暗号化コンテンツに施され
た暗号化を解く復号鍵に対し、単位サービス毎に独立し
た暗号鍵を用いて暗号化を施すことで作成された鍵束オ
ブジェクトと、鍵束オブジェクトに施された暗号化を解
く復号鍵、及び単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含
む単位ECMと、をそれぞれ受信する。次に、鍵束オブ
ジェクト復号鍵取得手段は、受信手段で受信した単位E
CMに含まれる利用条件に従って、単位ECMに含まれ
る鍵束オブジェクトの復号鍵を単位サービス毎に取得す
る一方、暗号化コンテンツ復号鍵取得手段は、鍵束オブ
ジェクト復号鍵取得手段で取得した鍵束オブジェクトの
復号鍵を用いてその暗号化を解くことにより、鍵束オブ
ジェクトに含まれる暗号化コンテンツの復号鍵を取得す
る。そして、暗号化コンテンツ復号手段は、暗号化コン
テンツ復号鍵取得手段で取得した暗号化コンテンツの復
号鍵を用いてその暗号化を解くことでコンテンツを取得
する。
【0070】したがって、請求項15の発明によれば、
例えば、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される
相異なる複数の単位サービスが存在し、かつ、複数の単
位サービス間で共通のコンテンツが存在する場合であっ
ても、複数の単位サービス間で共通のコンテンツを、相
異なる複数の単位サービス間におけるセキュリティを維
持しながら、複数の単位サービス間で共用可能な放送送
受信システムを得ることができる。
【0071】そして、請求項16の発明は、コンテンツ
を各々含んで構成される複数の単位サービスをまとめた
パッケージサービスを提供可能に構成された放送送信装
置と、当該放送送信装置からのパッケージサービスの利
用を享受可能に構成された放送受信装置と、を含んで構
成される放送送受信システムであって、前記放送送信装
置は、前記複数の単位サービスに各々含まれるコンテン
ツに対し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用い
て暗号化を施すことで複数の暗号化コンテンツを作成す
る暗号化コンテンツ作成手段と、当該暗号化コンテンツ
作成手段で作成された複数の各暗号化コンテンツに施さ
れた暗号化を解く各復号鍵、及び前記各単位サービス毎
の利用条件をそれぞれ含む複数の単位ECMを、前記各
単位サービス毎に独立して作成する一方、前記パッケー
ジサービスの利用条件を含むパッケージECMを作成す
るECM作成手段と、当該ECM作成手段で作成された
パッケージECMを、前記作成された暗号化コンテンツ
及び単位ECMに伴って送信する送信手段と、を備えて
構成される一方、前記放送受信装置は、前記暗号化コン
テンツ、前記単位ECM、及び前記パッケージECMを
それぞれ受信する受信手段と、当該受信手段で受信した
パッケージECMに含まれる前記パッケージサービスの
利用条件及び/又は前記各単位ECMに含まれる各単位
サービス毎の利用条件に従って、当該各単位ECMに含
まれる暗号化コンテンツに施された暗号化を解く復号鍵
を各単位サービス毎に取得する暗号化コンテンツ復号鍵
取得手段と、当該暗号化コンテンツ復号鍵取得手段で取
得した暗号化コンテンツの復号鍵を用いてその暗号化を
解くことで前記コンテンツを取得する暗号化コンテンツ
復号手段と、を備えて構成されることを要旨とする。
【0072】請求項16の発明によれば、放送送信装置
に属する各機能手段において、下記に述べる処理が順次
実行される。
【0073】すなわち、まず、コンテンツ等の送信準備
として、暗号化コンテンツ作成手段は、複数の単位サー
ビスに各々含まれるコンテンツに対し、各コンテンツ毎
に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すことで複数の暗
号化コンテンツを作成する。次に、ECM作成手段は、
暗号化コンテンツ作成手段で作成された複数の各暗号化
コンテンツに施された暗号化を解く各復号鍵、及び各単
位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む複数の単位EC
Mを、各単位サービス毎に独立して作成する一方、パッ
ケージサービスの利用条件を含むパッケージECMを作
成する。そして、送信手段は、ECM作成手段で作成さ
れたパッケージECMを、前記のようにして作成された
暗号化コンテンツ及び単位ECMに伴って送信する。
【0074】一方、放送受信装置に属する各機能手段に
おいて、下記に述べる処理が順次実行される。
【0075】すなわち、まず、コンテンツ等の受信準備
として、受信手段は、複数の単位サービスに各々含まれ
るコンテンツに対し、各コンテンツ毎に独立した暗号鍵
を用いて暗号化を施すことで作成された複数の暗号化コ
ンテンツと、複数の各暗号化コンテンツに施された暗号
化を解く各復号鍵、及び各単位サービス毎の利用条件を
それぞれ含み、各単位サービス毎に独立して作成された
複数の単位ECMと、パッケージサービスの利用条件を
含むようにして作成されたパッケージECMと、をそれ
ぞれ受信する。次に、暗号化コンテンツ復号鍵取得手段
は、受信手段で受信したパッケージECMに含まれるパ
ッケージサービスの利用条件及び/又は各単位ECMに
含まれる各単位サービス毎の利用条件に従って、各単位
ECMに含まれる暗号化コンテンツに施された暗号化を
解く復号鍵を各単位サービス毎に取得する。そして、暗
号化コンテンツ復号手段は、暗号化コンテンツ復号鍵取
得手段で取得した暗号化コンテンツの復号鍵を用いてそ
の暗号化を解くことでコンテンツを取得する。
【0076】したがって、請求項16の発明によれば、
パッケージサービスを提供するにあたり、各単位ECM
に含まれる単位サービス価格等の利用条件とは独立した
パッケージサービス価格などの利用条件設定を行うこと
はもちろん、割引価格のように単位サービス価格と連動
した利用条件設定を行うことも可能になるなど、きわめ
て柔軟な有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可
能な放送送受信システムを得ることができる。
【0077】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る放送送受信
方法、放送送信装置、放送受信装置、及び放送送受信シ
ステムの各実施形態について、図に基づいて詳細に説明
する。
【0078】図1(a)は、本発明に係る第1乃至第2
の放送送受信方法が適用される、第1乃至第2の放送送
信装置の基本機能ブロック構成図、図1(b)は、本発
明に係る第1乃至第2の放送送受信方法が適用される、
第1乃至第2の放送受信装置の機能ブロック構成図、図
2は、本発明に係る第1の放送送受信方法の基本的な処
理の流れを表す説明図、図3は、本発明に係る第1の放
送送受信方法を適用することで発揮される効果の説明に
供する図、図4は、本発明に係る第1の放送送受信方法
のさらなる応用例の説明に供する図、図5は、本発明に
係る第2の放送送受信方法の基本的な処理の流れを表す
説明図、図6は、本発明に係る第1及び第2の放送送受
信方法を組み合わせた形態の説明に供する図、図7は、
図2乃至図6の説明図で用いた各シンボルの説明に供す
る図である。
【0079】まず、本発明に係る第1の放送送受信方法
の概要について述べると、本第1の放送送受信方法は、
映像、音声、又はデータ等を含む番組、すなわちコンテ
ンツに暗号化を施して送信する一方、コンテンツの利用
契約者に対してその暗号化を解く鍵を供与することによ
り、利用契約者に限定して該当するコンテンツを利用可
能に構成した放送送受信方法において、単位サービスに
含まれる1又は2以上の各コンテンツのそれぞれに錠を
かけ、その各鍵をバラで渡すのでは不便なので、単位サ
ービス毎にその各鍵を束にして錠をかけて、単位サービ
ス毎に1つの鍵を渡すように構成したものであり、コン
テンツに何らかの視聴制限を与えて提供する必要があ
る、例えば有料放送サービスを行う場合に適用される。
【0080】詳しく述べると、本第1の放送送受信方法
では、放送送信側は、1又は2以上のコンテンツを含ん
で構成される単位サービスを提供するにあたり、前記各
コンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号
鍵を用いて暗号化を施すことで暗号化コンテンツを作成
し、当該作成された暗号化コンテンツに施された暗号化
を解く復号鍵に対し、前記単位サービス毎に独立した暗
号鍵を用いて暗号化を施すことで鍵束オブジェクトを作
成し、当該作成された鍵束オブジェクトに施された暗号
化を解く復号鍵、及び前記単位サービス毎の利用条件を
それぞれ含む単位ECMを、前記単位サービス毎に独立
して作成し、当該単位サービス毎に独立して作成された
単位ECMを、前記作成された暗号化コンテンツ及び鍵
束オブジェクトに伴って送信する一方、放送受信側は、
前記暗号化コンテンツ、前記鍵束オブジェクト、及び前
記単位ECMをそれぞれ受信し、当該受信した単位EC
Mに含まれる利用条件に従って、当該単位ECMに含ま
れる鍵束オブジェクトの復号鍵を前記単位サービス毎に
取得し、当該単位サービス毎に取得した鍵束オブジェク
トの復号鍵を用いてその暗号化を解くことにより、前記
鍵束オブジェクトに含まれる前記暗号化コンテンツの復
号鍵を取得し、当該取得した暗号化コンテンツの復号鍵
を用いてその暗号化を解くことで前記コンテンツを取得
することにより、1又は2以上のコンテンツを含んで構
成される単位サービスの利用を享受することを特徴とし
ている。
【0081】本第1の放送送受信方法によれば、まず、
放送送信側は、1又は2以上のコンテンツを含んで構成
される単位サービスを提供するにあたり、各コンテンツ
に対し、各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号
化を施すことで暗号化コンテンツを作成し、作成された
暗号化コンテンツに施された暗号化を解く復号鍵に対
し、単位サービス毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を
施すことで鍵束オブジェクトを作成し、作成された鍵束
オブジェクトに施された暗号化を解く復号鍵、及び単位
サービス毎の利用条件をそれぞれ含む単位ECMを、単
位サービス毎に独立して作成し、単位サービス毎に独立
して作成された単位ECMを、前記作成された暗号化コ
ンテンツ及び鍵束オブジェクトに伴って送信する。
【0082】一方、放送受信側は、暗号化コンテンツ、
鍵束オブジェクト、及び単位ECMをそれぞれ受信し、
受信した単位ECMに含まれる利用条件に従って、単位
ECMに含まれる鍵束オブジェクトの復号鍵を単位サー
ビス毎に取得し、単位サービス毎に取得した鍵束オブジ
ェクトの復号鍵を用いてその暗号化を解くことにより、
鍵束オブジェクトに含まれる暗号化コンテンツの復号鍵
を取得し、取得した暗号化コンテンツの復号鍵を用いて
その暗号化を解くことでコンテンツを取得することによ
り、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される単位
サービスの利用を享受する。
【0083】ここで、本第1の放送送受信方法の作用効
果について、図3に示すように、例えば、2つの単位サ
ービスS1,S2が存在し、単位サービスS1はコンテ
ンツC1,C2を含み、また、単位サービスS2はコン
テンツC2,C3を含んで構成される具体例をあげて説
明すると、従来技術では、単位サービスS1用にC
1’,C2’、単位サービスS2用にC2”,C3”の
合計4つの暗号化コンテンツを送信する必要があったの
に対し、本第1の放送送受信方法によれば、暗号化コン
テンツはC1’,C2’,C3’の合計3つだけ送信す
ればよく、両単位サービスS1,S2間で共通の暗号化
コンテンツC2’を重複して送信する必要がなくなる。
【0084】しかも、単位サービスS1の利用を享受す
る放送受信装置15にはka,k1,k2のみが知らさ
れ、単位サービスS1の利用を享受するには不要なコン
テンツC3の暗号鍵k3が知らされることはないため、
両単位サービスS1,S2間におけるセキュリティも十
分に確保される。
【0085】したがって、本第1の放送送受信方法によ
れば、例えば、1又は2以上のコンテンツを含んで構成
される相異なる複数の単位サービスが存在し、かつ、複
数の単位サービス間で共通のコンテンツが存在する場合
であっても、複数の単位サービス間で共通のコンテンツ
を、相異なる複数の単位サービス間におけるセキュリテ
ィを維持しながら、複数の単位サービス間で共用可能な
放送送受信方法を実現することができる。
【0086】次に、本発明に係る第2の放送送受信方法
の概要について述べると、本第2の放送送受信方法は、
上述した第1の放送送受信方法と同様に、映像、音声、
又はデータ等を含むコンテンツに暗号化を施して送信す
る一方、コンテンツの利用契約者に対してその暗号化を
解く鍵を供与することにより、利用契約者に限定して該
当するコンテンツを利用可能に構成した放送送受信方法
において、複数の単位サービスを含んで構成されるパッ
ケージサービスのパッケージECMには、複数の各単位
サービス毎の利用条件が記述されており、パッケージサ
ービスを契約(パッケージECMを処理)すると、単位
サービスの利用クーポンが放送受信側に記憶されて、各
単位サービスが利用できるように構成したものであり、
コンテンツに何らかの視聴制限を与えて提供する必要が
ある、例えば有料放送サービスを行う場合に適用され
る。
【0087】詳しく述べると、本第2の放送送受信方法
では、放送送信側は、コンテンツを各々含んで構成され
る複数の単位サービスをまとめたパッケージサービスを
提供するにあたり、前記複数の単位サービスに各々含ま
れるコンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立した
暗号鍵を用いて暗号化を施すことで複数の暗号化コンテ
ンツを作成し、当該作成された複数の各暗号化コンテン
ツに施された暗号化を解く各復号鍵、及び前記各単位サ
ービス毎の利用条件をそれぞれ含む複数の単位ECM
を、前記各単位サービス毎に独立して作成する一方、前
記パッケージサービスの利用条件を含むパッケージEC
Mを作成し、当該作成されたパッケージECMを、前記
作成された暗号化コンテンツ及び単位ECMに伴って送
信する一方、放送受信側は、前記パッケージサービスの
利用を享受するにあたり、前記暗号化コンテンツ、前記
単位ECM、及び前記パッケージECMをそれぞれ受信
し、当該受信したパッケージECMに含まれる前記パッ
ケージサービスの利用条件及び/又は前記各単位ECM
に含まれる各単位サービス毎の利用条件に従って、当該
各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施された暗
号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得し、当該各
単位サービス毎に取得した暗号化コンテンツの復号鍵を
用いてその暗号化を解くことで前記コンテンツを取得す
ることにより、コンテンツを各々含んで構成される複数
の各単位サービスの利用を享受することを特徴としてい
る。
【0088】本第2の放送送受信方法によれば、放送送
信側は、コンテンツを各々含んで構成される複数の単位
サービスをまとめたパッケージサービスを提供するにあ
たり、複数の単位サービスに各々含まれるコンテンツに
対し、各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化
を施すことで複数の暗号化コンテンツを作成し、作成さ
れた複数の各暗号化コンテンツに施された暗号化を解く
各復号鍵、及び各単位サービス毎の利用条件をそれぞれ
含む複数の単位ECMを、各単位サービス毎に独立して
作成する一方、パッケージサービスの利用条件を含むパ
ッケージECMを作成し、作成されたパッケージECM
を、前記作成された暗号化コンテンツ及び単位ECMに
伴って送信する。
【0089】一方、放送受信側は、パッケージサービス
の利用を享受するにあたり、暗号化コンテンツ、単位E
CM、及びパッケージECMをそれぞれ受信し、受信し
たパッケージECMに含まれるパッケージサービスの利
用条件及び/又は各単位ECMに含まれる各単位サービ
ス毎の利用条件に従って、各単位ECMに含まれる暗号
化コンテンツに施された暗号化を解く復号鍵を各単位サ
ービス毎に取得し、各単位サービス毎に取得した暗号化
コンテンツの復号鍵を用いてその暗号化を解くことでコ
ンテンツを取得することにより、コンテンツを各々含ん
で構成される複数の各単位サービスの利用を享受する。
【0090】ここで、本第2の放送送受信方法の作用効
果について、図5に示すように、例えば、3つの単位サ
ービスS1,S2,S3をまとめたパッケージサービス
S0が存在し、単位サービスS1,S2,S3の各々
は、それぞれにコンテンツC1,コンテンツC2,C3
を含んで構成される具体例をあげて説明する。
【0091】まず、パッケージサービスS0を構成する
複数の単位サービスS1,S2,S3のうち、いずれか
1つの単位サービスの利用を享受する場合には、従来技
術と同様に、各単位ECMに含まれるサービスの利用条
件に従って課金等の所要の処理を行うことで、所要の単
位サービスに含まれるコンテンツを取得することができ
る。
【0092】一方、パッケージサービスS0の利用を享
受する場合には、パッケージサービスS0のパッケージ
ECM0に含まれるパッケージサービスの利用条件を判
定して必要に応じた課金などの所要の処理を行なうと共
に、パッケージサービスS0に含まれる各単位サービス
の内容を知る。次に、各単位サービス毎の単位ECMに
含まれる各単位サービス毎の利用条件を判定して必要に
応じた課金などの所要の処理を行なうと共に、各復号鍵
k1,k2,k3をそれぞれ出力する。そして最後に、
各単位サービスS1,S2,S3に含まれる暗号化コン
テンツに施されている暗号化を、該当する各復号鍵k
1,k2,k3を用いて解き、各単位サービス毎の各コ
ンテンツを取得することでパッケージサービスS0の利
用を享受する。
【0093】上述のようにしてパッケージサービスS0
の利用を享受する際に、パッケージECM0に含まれる
パッケージサービスS0の利用条件及び/又は各単位E
CMに含まれる各単位サービス毎の利用条件に従って、
各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施された暗
号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得する点が重
要である。
【0094】具体的には、パッケージサービスS0の利
用条件と、各単位ECMに含まれる各単位サービス毎の
利用条件とが相異する場合には、上位のパッケージサー
ビスS0の利用条件を優先する構成を採用することがで
きる。ここで、上位のECMの利用条件を優先する趣旨
は、例えば次述するような利用条件設定を行う際の自由
度を拡張することができるからである。
【0095】例1.パッケージECM0に、パッケージ
購入の場合には各単位サービスは無料と設定してあれ
ば、各単位サービス毎の単位ECMを解く時には課金処
理を行わない。
【0096】例2.パッケージECM0に、パッケージ
購入の場合には各単位サービスは例えば50%割引と設
定してあれば、各単位サービス毎の単位ECMを解く時
には、各単位ECMに含まれている、各単位サービスを
単独利用する際に適用される各単位サービス毎の利用条
件に従うことなく、上位のECMに設定されている所定
の割引率を勘案した課金処理を行う。
【0097】したがって、本第2の放送送受信方法によ
れば、パッケージサービスを提供するにあたり、各単位
ECMに含まれる単位サービス価格等の利用条件とは独
立したパッケージサービス価格などの利用条件設定を行
うことはもちろん、割引価格のように単位サービス価格
と連動した利用条件設定を行うことも可能になるなど、
きわめて柔軟な有料放送サービスを、安全かつ効率的に
提供可能な放送送受信方法を実現することができる。
【0098】次に、第1及び第2の放送送受信方法の組
み合わせに係る応用例について、図6を参照して簡単に
説明する。
【0099】同図に示すように、まず、コンテンツC1
を含んで構成される単位サービスS1に対して単位EC
M1を作成する。この部分は、従来技術を用いて対応可
能である。
【0100】さて、サービスS2はコンテンツC1,C
2,C3の3つのコンテンツを含んで構成されている
が、コンテンツC1は独立したサービスS1を構成して
おり、対応する単位ECM1を持っているので、第2の
放送送受信方法を適用してサービスS2に統合する。コ
ンテンツC2,C3は独立した単位サービスを構成して
おらず、対応する単位ECMも持っていないので、第1
の放送送受信方法を適用して鍵束オブジェクトを作成す
ることでサービスS2に統合する。サービスS2に対応
するECM2は、鍵束オブジェクトの鍵kb、サービス
S2の利用を前提としたサービスS1の利用条件、及び
サービスS2の利用条件を含んでいる。
【0101】上述した第1及び第2の放送送受信方法の
組み合わせに係る応用例によれば、放送受信側は、単位
サービスS1を単独で利用する場合には、従来技術と同
様の手法を用いて単位サービスS1の利用を享受し、ま
た、サービスS2の利用を前提としてサービスS1を利
用する場合には、第2の放送送受信方法を用いて、ま
ず、サービスS2に対応するECM2に含まれるサービ
スS2の利用を前提としたサービスS1の利用条件を取
得するとともに記憶しておき、サービスS1に対応する
単位ECM1の解読時に、単位ECM1に含まれるサー
ビスS1の利用条件を採用することなく、既に記憶され
ている上位のサービスS2の利用を前提としたサービス
S1の利用条件を優先的に採用してサービスS1の利用
を享受し、そして、サービスS2に含まれるコンテンツ
C2,C3を利用する場合には、第1の放送送受信方法
を用いて、まず、サービスS2に対応するECM2に含
まれるサービスS2の利用条件、及び鍵束オブジェクト
の復号鍵kbを取得し、サービスS2の利用条件を記憶
しておき、鍵束オブジェクトの復号鍵kbを用いて暗号
化コンテンツC2’,C3’の各復号鍵を取得し、取得
した各復号鍵を用いて暗号化コンテンツC2’,C3’
を復号することでコンテンツC2,C3の利用を享受す
ることができる。
【0102】本第1及び第2の放送送受信方法の組み合
わせに係る応用例によれば、上述した第1及び第2の各
放送送受信方法が奏する作用効果の組み合わせに係る作
用効果を奏することを期待することができる。
【0103】次に、上述した第1乃至第2の放送送受信
方法が適用される第1乃至第2の放送送信装置、第1乃
至第2の放送受信装置、及び第1乃至第2の放送送受信
システムについて、以下に詳細に説明する。
【0104】図1は、第1乃至第2の放送送受信方法が
適用される、第1乃至第2の放送送信装置13、及び第
1乃至第2の放送受信装置15を含んで構成される第1
乃至第2の放送送受信システム11の基本機能ブロック
構成を表している。なお、第1乃至第2の放送送受信シ
ステム11は、その基本構成が両者間で共通のため、1
つの実施形態を説明することで両者の説明に代えること
とし、第1乃至第2の放送送受信システム11の各々で
独自な構成部分については、後述する動作記述部分にお
いて図2乃至図6を参照して別途補足説明するものとす
る。
【0105】初めに、第1乃至第2の放送送信装置13
の基本構成について説明すると、第1乃至第2の放送送
信装置13は、暗号化コンテンツ作成手段として機能す
るコンテンツ暗号化部21と、コンテンツ鍵生成部23
と、鍵束オブジェクト作成手段として機能する鍵記憶鍵
束作成部25及び鍵束暗号化部27と、鍵束鍵生成部2
9と、ECM作成手段として機能するECM暗号化部3
0と、送信手段として機能する多重送信部31と、を備
えて構成されている。
【0106】コンテンツ暗号化部21は、コンテンツ鍵
生成部23にて生成される1又は2以上の各コンテンツ
毎に独立した暗号鍵(Ks)を用いてスクランブル処理
を含む暗号化を施すことで暗号化コンテンツを作成する
暗号化コンテンツ作成機能を有している。
【0107】鍵記憶鍵束作成部25は、コンテンツ鍵生
成部23にて生成される1又は2以上の各コンテンツ毎
に独立した復号鍵を記憶するとともに、1又は2以上の
各復号鍵をサービス単位毎にまとめて構成される鍵束を
作成する鍵記憶鍵束作成機能を有している。
【0108】鍵束暗号化部27は、鍵束鍵生成部29に
て生成される各単位サービス毎に独立した暗号鍵を用い
て鍵束に暗号化を施すことで暗号化された鍵束オブジェ
クトを作成する鍵束暗号化機能を有している。
【0109】ECM暗号化部30は、第1の放送送受信
方法を適用した場合には、鍵束鍵生成部29にて生成さ
れる、鍵束オブジェクトに施された暗号化を解く復号
鍵、及び単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む単位
ECMを、各単位サービス毎に独立して作成し、また、
第2の放送送受信方法を適用した場合には、コンテンツ
暗号化部21で作成された各暗号化コンテンツに施され
た暗号化を解く各復号鍵、及び各単位サービス毎の利用
条件をそれぞれ含む複数の単位ECMを、各単位サービ
ス毎に独立して作成する一方、パッケージサービスの利
用条件を含むパッケージECMを作成するECM作成機
能を有している。なお、ECM暗号化部30は、各単位
サービスS毎の利用条件、及び鍵束オブジェクトの復号
鍵等に対し、ワーク鍵Kwを用いて暗号化を施すことで
単位ECM又はパッケージECMを作成するように構成
されている。
【0110】そして、多重送信部31は、コンテンツ暗
号化部21で作成された暗号化コンテンツや、鍵束暗号
化部27で作成された鍵束オブジェクト及び/又はEC
M暗号化部30で作成された各単位サービス毎の単位E
CMなどを、例えばMPEG−2 SYSTEMSで規
定されるパケット多重方式を用いて多重化して送信する
多重送信機能を有して構成されている。なお、多重送信
部31で多重化された放送信号は、例えばQPSKなど
の手法を用いて変調して放送される。
【0111】一方、第1乃至第2の放送受信装置15の
構成について説明すると、第1乃至第2の放送受信装置
15は、受信手段として機能する受信分離部32と、鍵
束オブジェクト復号鍵取得手段、及び暗号化コンテンツ
復号鍵取得手段を含むセキュリティモジュール33と、
暗号化コンテンツ復号手段として機能するコンテンツ復
号化部35と、暗号化コンテンツ復号鍵取得手段として
機能する鍵束復号化部37及び鍵束分解鍵記憶部39
と、を備えて構成されている。
【0112】受信分離部32は、多重送信部31で多重
送信された放送信号を受信して復調するとともに、復調
した放送信号から、暗号化コンテンツ、鍵束オブジェク
ト、及び単位ECM等の各種情報を各々分離して所定の
宛先に配送する機能を有している。
【0113】セキュリティモジュール33は、単位EC
Mに含まれる利用条件に従って、単位ECMに含まれる
鍵束オブジェクトの復号鍵を単位サービス毎に取得する
鍵束オブジェクト復号鍵取得機能と、パッケージECM
に含まれるパッケージサービスの利用条件及び/又は各
単位ECMに含まれる各単位サービス毎の利用条件に従
って、各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施さ
れた暗号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得する
暗号化コンテンツ復号鍵取得機能と、を有して構成され
ており、鍵束オブジェクト復号鍵取得手段、及び暗号化
コンテンツ復号鍵取得手段として機能するECM復号化
部41と、利用条件判定管理部43と、課金管理部45
と、鍵出力制御部47と、を含んで構成されている。
【0114】ECM復号化部41は、単位ECM又はパ
ッケージECMを、ワーク鍵Kwを用いて復号化する機
能を有している。
【0115】利用条件判定管理部43は、ECM復号化
部41で復号化された単位ECM又はパッケージECM
に含まれる単位サービス又はパッケージサービスの利用
条件を判定すると共に、あるサービスが利用条件に合致
する旨の判定が下されたとき、該当するサービスの利用
許可を鍵出力制御部47に指示する機能を有している。
【0116】課金管理部45は、利用条件判定管理部4
3で下された利用条件判定結果に従う課金管理を行う課
金管理機能を有している。
【0117】そして、鍵出力制御部47は、第1の放送
送受信方法を適用した場合には、利用条件判定管理部4
3からの指示に基づき、特定の単位サービスに係る鍵束
オブジェクトの復号鍵を出力制御し、また、第2の放送
送受信方法を適用した場合には、利用条件判定管理部4
3からの指示に基づき、特定の単位サービスに係る暗号
化コンテンツの復号鍵を出力制御する鍵出力制御機能を
有して構成されている。
【0118】一方、鍵束復号化部37は、受信分離部3
2より送出される鍵束オブジェクトに対し、鍵出力制御
部47から出力される鍵束オブジェクトの復号鍵を用い
てその暗号化を解く鍵束復号化機能を有している。
【0119】また、鍵束分解鍵記憶部39は、鍵束復号
化部37で復号化された鍵束を分解することで、鍵束オ
ブジェクトに含まれる暗号化コンテンツの復号鍵を取得
するとともに、取得した暗号化コンテンツの各復号鍵を
それぞれ記憶する機能を有している。
【0120】そして、コンテンツ復号化部35は、第1
の放送送受信方法を適用した場合には、鍵束分解鍵記憶
部39に記憶された暗号化コンテンツの各復号鍵を受け
て、特定の単位サービスに含まれる各コンテンツを復元
し、また、第2の放送送受信方法を適用した場合には、
鍵出力制御部47から出力される暗号化コンテンツの各
復号鍵を受けて、特定の単位サービスに含まれる各コン
テンツを復元するコンテンツ復号化機能を有して構成さ
れている。
【0121】次に、上述のように構成された第1乃至第
2の放送送受信システム11の動作について説明する。
【0122】初めに、第1の放送送受信方法を適用した
第1の放送送受信システム11の基本動作について、図
1及び図2を参照して説明すると、放送送信装置13に
おいて、まず、図1(a)のコンテンツ暗号化部21に
対応する暗号化機能ブロックEは、単位サービスSに含
まれる複数のコンテンツC1,C2,C3毎に、独立し
た暗号鍵k1,k2,k3を用いて暗号化を施し、暗号
化コンテンツC1’,C2’,C3’を作成する。次
に、図1(a)の鍵束暗号化部27に対応する暗号化機
能ブロックEは、これらに施された暗号化を復号する復
号鍵k1,k2,k3の集合である鍵束をさらに別の鍵
ksを用いて暗号化することで鍵束オブジェクトを作成
する。さらに、図1(a)のECM暗号化部30に対応
する暗号化機能ブロックEは、その別の鍵ksと単位サ
ービスSの利用条件等を、ワーク鍵kwを用いて暗号化
することで単位ECMを作成する。そして、図1の多重
送信部31は、上述のようにして作成された、複数の暗
号化コンテンツ、鍵束オブジェクト、及び単位ECMを
配信する。
【0123】一方、放送受信装置15において、まず、
図1(b)に示す受信分離部32は、複数の暗号化コン
テンツ、鍵束オブジェクト、及び単位ECMをそれぞれ
受信するとともに、受信した情報を各部に分離して送出
する。これを受けて、図1(b)に示すECM復号化部
41に対応する復号化機能ブロックDは、ワーク鍵kw
を用いて単位ECMに施された暗号化を解く一方、利用
条件判定管理部43は、サービスSの利用条件を判定し
て必要に応じて課金等の所要の処理を行なう。また、鍵
出力制御部47は、ECM復号化部41より単位ECM
に含まれている鍵ksを取得するが、利用条件判定管理
部43からの利用許可に係る指示を待って取得した鍵k
sを出力する。
【0124】これを受けて、図1(b)に示す鍵束復号
化部37に対応する復号化機能ブロックDは、取得した
鍵ksを用いて鍵束オブジェクトに施された暗号化を解
く一方、図1(b)に示す鍵束分解鍵記憶部39は、鍵
束を分解することで暗号化コンテンツの復号鍵k1,k
2,k3をそれぞれ取得記憶する。最後に、図1のコン
テンツ復号化部35に対応する復号化機能ブロックD
は、鍵束分解鍵記憶部39に記憶された、暗号化コンテ
ンツC1’,C2’,C3’の各復号鍵k1,k2,k
3を用いて暗号化を解き、目的のコンテンツC1,C
2,C3をそれぞれ得てサービスSの利用を享受する。
【0125】ここで、第1の放送送受信システム11で
得られる効果について、図3に示す事例をあげて説明す
ると、従来技術では、単位サービスS1用にC1’,C
2’、単位サービスS2用にC2”,C3”の合計4つ
の暗号化コンテンツを送信する必要があったのに対し、
第1の放送送受信システム11によれば、放送送信装置
13は、暗号化コンテンツをC1’,C2’,C3’の
合計3つだけ送信すればよく、両単位サービスS1,S
2間で共通の暗号化コンテンツC2’を重複して送信す
る必要がなくなる。
【0126】しかも、単位サービスS1の利用を享受す
る放送受信装置15にはka,k1,k2のみが知らさ
れ、単位サービスS1の利用を享受するには不要なコン
テンツC3の暗号鍵k3が知らされることはないため、
両単位サービスS1,S2間におけるセキュリティも十
分に確保される。
【0127】したがって、第1の放送送受信システム1
1によれば、例えば、1又は2以上のコンテンツを含ん
で構成される相異なる複数の単位サービスが存在し、か
つ、複数の単位サービス間で共通のコンテンツが存在す
る場合であっても、複数の単位サービス間で共通のコン
テンツを、相異なる複数の単位サービス間におけるセキ
ュリティを維持しながら、複数の単位サービス間で共用
可能とすることができる。
【0128】次に、第2の放送送受信方法を適用した第
2の放送送受信システム11の基本動作について、図1
及び図5を参照して説明すると、放送送信装置13にお
いて、まず、図1のコンテンツ暗号化部21に対応する
暗号化機能ブロックEは、パッケージサービスS0を構
成する複数の各単位サービスS1,S2,S3のそれぞ
れに含まれるコンテンツC1,C2,C3毎に独立した
鍵k1,k2,k3を用いて各コンテンツC1,C2,
C3に対して暗号化を施す。次に、ECM暗号化部30
に対応する暗号化機能ブロックEは、各復号鍵k1,k
2,k3と各単位サービスS1,S2,S3の利用条件
等のそれぞれを、ワーク鍵kwを用いて暗号化すること
で各単位ECM(ECM1,ECM2,ECM3)を作
成する一方、パッケージサービスS0として、パッケー
ジサービスの利用条件などをワーク鍵kwを用いて暗号
化したパッケージECM0を作成する。なお、パッケー
ジサービスS0の利用条件としては、パッケージサービ
スS0に含まれる各単位サービスをパッケージで購入し
た場合の利用条件と共に、パッケージサービスS0には
単位サービスS1,S2,S3が含まれている旨の情報
をさらに含む。そして、図1の多重送信部31は、上述
のように作成された、暗号化コンテンツ、単位ECM、
及びパッケージECMを配信する。
【0129】さて一方、放送受信装置15において、パ
ッケージサービスS0を構成する各単位サービスS1,
S2,S3のうち、いずれか1つの単位サービスの利用
を享受する場合には、従来技術と同様に、各単位ECM
に含まれるサービスの利用条件に従って課金等の所要の
処理を行えばよい。
【0130】一方、パッケージサービスS0の利用を享
受する場合には、図1のセキュリティモジュール33に
含まれるECM復号化部41に対応する図5に示す復号
化機能ブロックDは、ワーク鍵kwを用いてパッケージ
ECM0を解読する一方、図1のセキュリティモジュー
ル33に含まれる利用条件判定管理部43は、解読した
パッケージECM0に含まれるパッケージサービスの利
用条件を判定して必要に応じた課金などの所要の処理を
行なうと共に、パッケージサービスS0に含まれる単位
サービスの内容を知る。
【0131】さて、図1のセキュリティモジュール33
に含まれるECM復号化部41に対応する図5の復号化
機能ブロックDの各々は、ワーク鍵kwを用いて各単位
ECM(ECM1,ECM2,ECM3)を解読する一
方、利用条件判定管理部43は、解読した各単位ECM
に含まれる各単位サービス毎の利用条件を判定して必要
に応じた課金などの所要の処理を行なう。また、鍵出力
制御部47は、ECM復号化部41より各単位ECMに
含まれている各復号鍵k1,k2,k3を取得するが、
利用条件判定管理部43からの利用許可に係る指示を待
って取得した各復号鍵k1,k2,k3をそれぞれ出力
する。そして最後に、図1のコンテンツ復号化部35に
対応する図5の復号化機能ブロックDの各々は、各単位
サービスS1,S2,S3に該当する暗号化コンテンツ
に施されている暗号化を、鍵出力制御部47から出力さ
れた該当する各復号鍵k1,k2,k3を用いて解読
し、各単位サービス毎の各コンテンツを得てパッケージ
サービスS0の利用を享受する。
【0132】なお、上述した放送送信装置13の基本動
作の変形例として、次述の拡張動作を実現することもで
きる。
【0133】すなわち、パッケージサービスS0の利用
を享受する場合には、利用条件判定管理部43は、パッ
ケージECM0に含まれるパッケージサービスの利用条
件を判定して必要に応じた課金などの所要の処理を行な
うと共に、パッケージサービスS0に含まれる単位サー
ビスとその利用条件を記憶しておく。次に、利用条件判
定管理部43は、各単位ECMに含まれる各単位サービ
ス毎の利用条件を判定して必要に応じた課金などの所要
の処理を行なうと共に、各単位サービスに係る利用許可
を鍵出力制御部47宛に個別に送出することで、鍵出力
制御部47より各復号鍵k1,k2,k3をそれぞれ出
力させる。ここで、各単位サービス毎の利用条件を判定
する際に、既に記憶しておいた上位のパッケージECM
0に含まれるパッケージサービスS0の利用条件と、各
単位ECMに含まれる各単位サービス毎の利用条件とが
相異する場合には、上位のパッケージサービスS0の利
用条件を優先する構成を採用することができる。そして
最後に、コンテンツ復号化部35は、各単位サービスS
1,S2,S3に該当する暗号化コンテンツに施されて
いる暗号化を、鍵出力制御部47から出力された該当す
る各復号鍵k1,k2,k3を用いて解読し、各単位サ
ービス毎の各コンテンツを得てパッケージサービスS0
の利用を享受する。
【0134】ここで、上位のECMの利用条件を優先す
る趣旨は、例えば次述するような利用条件設定を行う際
の自由度を拡張することができるからである。
【0135】例1.パッケージECM0に、パッケージ
購入の場合には各単位サービスは無料と設定してあれ
ば、各単位サービス毎の単位ECMを解読する時には課
金処理を行わない。
【0136】例2.パッケージECM0に、パッケージ
購入の場合には各単位サービスは例えば50%割引と設
定してあれば、各単位サービス毎の単位ECMを解読す
る時には、各単位ECMに含まれる、各単位サービスを
単独利用する際に適用される各単位サービス毎の利用条
件に従うことなく、例えばパッケージECM0などの上
位のECMに設定されている所定の割引率を勘案した課
金処理を行う。
【0137】したがって、第2の放送送受信システム1
1によれば、パッケージサービスを提供するにあたり、
各単位ECMに含まれる単位サービス価格等の利用条件
とは独立したパッケージサービス価格などの利用条件設
定を行うことはもちろん、割引価格のように単位サービ
ス価格と連動した利用条件設定を行うことも可能になる
など、きわめて柔軟な有料放送サービスを、安全かつ効
率的に提供可能とすることができる。
【0138】さて、ここで、上述した第1及び第2の放
送送受信システムを比較してみる。
【0139】限定受信方式においては、ECMの処理が
最もセキュリティを要する部分であり、このECMは、
図1に示すセキュリティモジュール33と呼ばれる耐タ
ンパ性のモジュール内で処理される。ここで、耐タンパ
性とは、例えばICカードを例示して説明すると、カー
ドを分解するなどの物理的攻撃を含め、さまざまな攻撃
を加えても内部の秘密情報を取り出したり、不正に書き
換えることが困難であるような性質をいう。
【0140】一般に、セキュリティモジュールはあまり
高い処理能力をもっていないため、この部分での処理は
軽い方が望ましい。この観点で比較すると、第1の放送
送受信システムでは、1つのサービスの利用を享受する
際には、ただ1つのECMを処理すれば足りるのに対
し、第2の放送送受信システムでは、1つのサービスを
受けるのに1つ以上のECMを処理する必要がある。し
たがって、第2の放送送受信システムと比較して、第1
の放送送受信システムの方がセキュリティモジュールに
与える負荷が軽いという特徴を有している。
【0141】一方、第2の放送送受信システムでは、E
CMの処理すなわちセキュリティモジュールでの処理が
多くなる分、利用条件設定の柔軟性が大きいという特徴
を有している。その1つの例が、上述の例で示したよう
な柔軟な課金等の利用条件設定が可能な点である。
【0142】なお、本発明は、上述した実施形態の例に
限定されることなく、請求の範囲内において適宜の変更
を加えることにより、その他の態様で実施することが可
能である。
【0143】すなわち、例えば、本発明で取り扱う番
組、すなわちコンテンツとして、例えば映像、音声、又
はデータを含む形態を例示して説明したが、本発明はこ
の形態のみに限定されることなく、制御データやアプリ
ケーションデータ、図形、写真、その他のあらゆる形態
の情報をコンテンツとして取り扱うことが可能である。
【0144】また、本発明が適用される放送形態として
は、TV放送に限定されることなく、データ放送などの
マルチメディアコンテンツを対象とした放送形態や、ま
た、放送電波によるリアルタイム受信に限定されること
なく、通信を併用した受信や蓄積受信などの新しい受信
形態を対象とした放送形態などの将来型の放送形態等に
も適用可能であり、本発明をいずれの放送形態に適用し
た場合であっても、上述したようなきわめて優れた効果
を発揮することができる。
【0145】さらに、本発明は、以下に述べる点で実施
の自由度がある。
【0146】すなわち、例えば、本発明で言う暗号化形
態としては、対称暗号(秘密鍵暗号)、又は非対称暗号
(公開鍵暗号)等のあらゆる暗号化形態を採用すること
ができる。
【0147】また、本発明で送信される暗号化コンテン
ツ、鍵束オブジェクト、及びECMの各々は、それぞれ
放送伝送路、又は通信伝送路等のあらゆる形態の伝送媒
体を介して伝送することができる。
【0148】さらにまた、下記に述べるようなさらなる
応用も考えられる。
【0149】一般的には、あるサービスがどのようなコ
ンテンツを含んでいるかのサービス内容情報は、これを
開示してもセキュリティ上の問題は生じないので、本発
明とは別の仕組みを用いてサービス内容情報を開示する
ことが許容される。一方で、このサービス内容情報を例
えば鍵束オブジェクト、単位ECM、又はパッケージE
CM等に含ませることを妨げない形態を採用することも
できる。具体的には、鍵束オブジェクトに、暗号化コン
テンツの復号鍵に伴って、その暗号化コンテンツを指示
するポインタを含ませるか、又は単位ECM又はパッケ
ージECMに、その単位サービスに属する暗号化コンテ
ンツ及び/又はその下位に属するECMを指示するポイ
ンタを含ませることを妨げない構成を採用すれば、上述
したサービス内容情報、すなわちコンテンツをアクセス
するための識別子やパスなどの情報を示すポインタを、
別途送信することなく本発明に必須の送信要素に伴って
送信可能となる結果として、ポインタを別途送信する場
合と比較して、きわめて効率的なポインタの送信形態を
提案することができる。
【0150】さらに、例えば図4に示すように、鍵束オ
ブジェクトに含まれる情報として、暗号化コンテンツの
復号鍵kbと共に、別の鍵束オブジェクトの復号鍵ka
をも含むように構成すれば、単位サービスをさらにまと
めて上位の単位サービスを提供するなど、階層的なサー
ビスの提供を発展的に実現することができる。
【0151】そして、パッケージECMに含まれる情報
として、パッケージサービスの利用条件に伴って、その
他のパッケージサービスの利用条件を再帰的に含むこと
を妨げないように構成することもできる。
【0152】このようにすれば、パッケージサービスを
さらにパッケージして上位のパッケージサービスを提供
するなど、階層的なサービスの提供を発展的に実現する
ことができることは言うまでもない。
【0153】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、例えば、1又は2以上のコンテンツを含
んで構成される相異なる複数の単位サービスが存在し、
かつ、複数の単位サービス間で共通のコンテンツが存在
する場合であっても、複数の単位サービス間で共通のコ
ンテンツを、相異なる複数の単位サービス間におけるセ
キュリティを維持しながら、複数の単位サービス間で共
用可能な放送送受信方法を実現することができる。
【0154】また、請求項2の発明によれば、暗号化コ
ンテンツ、鍵束オブジェクト、及び単位ECMの各々
は、各自が相異なる伝送路又は記録メディアを介して送
信されることを妨げないものとされる。
【0155】さらに、請求項3の発明によれば、鍵束オ
ブジェクトは、その他の鍵束オブジェクトの復号鍵を再
帰的に含むことを妨げないものとされるので、したがっ
て、単位サービスをまとめて上位の単位サービスを提供
するなど、階層的なサービスの提供を発展的に実現する
ことができる。
【0156】さらにまた、請求項4の発明によれば、鍵
束オブジェクトは、暗号化コンテンツ及び/又は鍵束オ
ブジェクトの復号鍵に伴って、その暗号化コンテンツ及
び/又は鍵束オブジェクトを指示するポインタを含むこ
とを妨げないものとされるので、したがって、例えばあ
るサービスに含まれるコンテンツをアクセスするための
識別子やパスなどの情報を示すポインタを、別途送信す
ることなく本発明に必須の送信要素に伴って送信可能と
なる結果として、ポインタを別途送信する場合と比較し
て、きわめて効率的なポインタの送信形態を提案するこ
とができる。
【0157】一方、請求項5の発明によれば、パッケー
ジサービスを提供するにあたり、各単位ECMに含まれ
る単位サービス価格等の利用条件とは独立したパッケー
ジサービス価格などの利用条件設定を行うことはもちろ
ん、割引価格のように単位サービス価格と連動した利用
条件設定を行うことも可能になるなど、きわめて柔軟な
有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可能な放送
送受信方法を実現することができる。
【0158】また、請求項6の発明によれば、暗号化コ
ンテンツ、単位ECM、及びパッケージECMの各々
は、各自が相異なる伝送路又は記録メディアを介して送
信されることを妨げないものとされる。
【0159】さらに、請求項7の発明によれば、パッケ
ージECMは、その他のパッケージサービスの利用条件
を再帰的に含むことを妨げないものとされるので、した
がって、パッケージサービスをさらにパッケージして上
位のパッケージサービスを提供するなど、階層的なサー
ビスの提供を発展的に実現することができる。
【0160】さらにまた、請求項8の発明によれば、単
位ECM又はパッケージECMは、その単位サービス又
はパッケージサービスに属する暗号化コンテンツ及び/
又はその下位に属するECMを指示するポインタを含む
ことを妨げないものとされるので、したがって、例えば
あるサービスに含まれるコンテンツをアクセスするため
の識別子やパスなどの情報を示すポインタを、別途送信
することなく本発明に必須の送信要素に伴って送信可能
となる結果として、ポインタを別途送信する場合と比較
して、きわめて効率的なポインタの送信形態を提案する
ことができる。
【0161】しかも、請求項9の発明によれば、請求項
5の発明と同様に、パッケージサービスを提供するにあ
たり、各単位ECMに含まれる単位サービス価格等の利
用条件とは独立したパッケージサービス価格などの利用
条件設定を行うことはもちろん、割引価格のように単位
サービス価格と連動した利用条件設定を行うことも可能
になるなど、きわめて柔軟な有料放送サービスを、安全
かつ効率的に提供可能な放送送受信方法を実現すること
ができる。
【0162】一方、請求項10の発明によれば、例え
ば、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される相異
なる複数の単位サービスが存在し、かつ、複数の単位サ
ービス間で共通のコンテンツが存在する場合であって
も、複数の単位サービス間で共通のコンテンツを、相異
なる複数の単位サービス間におけるセキュリティを維持
しながら、複数の単位サービス間で共用可能な放送送信
装置を得ることができる。
【0163】また、請求項11の発明によれば、例え
ば、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される相異
なる複数の単位サービスが存在し、かつ、複数の単位サ
ービス間で共通のコンテンツが存在する場合であって
も、複数の単位サービス間で共通のコンテンツを、相異
なる複数の単位サービス間におけるセキュリティを維持
しながら、複数の単位サービス間で共用可能な放送受信
装置を得ることができる。
【0164】一方、請求項12の発明によれば、パッケ
ージサービスを提供するにあたり、各単位ECMに含ま
れる単位サービス価格等の利用条件とは独立したパッケ
ージサービス価格などの利用条件設定を行うことはもち
ろん、割引価格のように単位サービス価格と連動した利
用条件設定を行うことも可能になるなど、きわめて柔軟
な有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可能な放
送送信装置を得ることができる。
【0165】また、請求項13の発明によれば、パッケ
ージサービスを提供するにあたり、各単位ECMに含ま
れる単位サービス価格等の利用条件とは独立したパッケ
ージサービス価格などの利用条件設定を行うことはもち
ろん、割引価格のように単位サービス価格と連動した利
用条件設定を行うことも可能になるなど、きわめて柔軟
な有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可能な放
送受信装置を得ることができる。
【0166】さらに、請求項14の発明によれば、請求
項13の発明と同様に、パッケージサービスを提供する
にあたり、各単位ECMに含まれる単位サービス価格等
の利用条件とは独立したパッケージサービス価格などの
利用条件設定を行うことはもちろん、割引価格のように
単位サービス価格と連動した利用条件設定を行うことも
可能になるなど、きわめて柔軟な有料放送サービスを、
安全かつ効率的に提供可能な放送受信装置を得ることが
できる。
【0167】一方、請求項15の発明によれば、例え
ば、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される相異
なる複数の単位サービスが存在し、かつ、複数の単位サ
ービス間で共通のコンテンツが存在する場合であって
も、複数の単位サービス間で共通のコンテンツを、相異
なる複数の単位サービス間におけるセキュリティを維持
しながら、複数の単位サービス間で共用可能な放送送受
信システムを得ることができる。
【0168】そして、請求項16の発明によれば、パッ
ケージサービスを提供するにあたり、各単位ECMに含
まれる単位サービス価格等の利用条件とは独立したパッ
ケージサービス価格などの利用条件設定を行うことはも
ちろん、割引価格のように単位サービス価格と連動した
利用条件設定を行うことも可能になるなど、きわめて柔
軟な有料放送サービスを、安全かつ効率的に提供可能な
放送送受信システムを得ることができるというきわめて
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る第1乃至第2の放送送受
信方法が適用される、第1乃至第2の放送送受信システ
ムの基本機能ブロック構成図である。
【図2】図2は、本発明に係る第1の放送送受信方法の
基本的な処理の流れを表す説明図である。
【図3】図3は、本発明に係る第1の放送送受信方法を
適用することで発揮される効果の説明に供する図であ
る。
【図4】図4は、本発明に係る第1の放送送受信方法の
さらなる応用例の説明に供する図である。
【図5】図5は、本発明に係る第2の放送送受信方法の
基本的な処理の流れを表す説明図である。
【図6】図6は、本発明に係る第1及び第2の放送送受
信方法を組み合わせた形態の説明に供する図である。
【図7】図7は、図2乃至図6の説明図で用いた各シン
ボルの説明に供する図である。
【図8】図8は、従来の放送送受信方法に係る処理の流
れを表す説明図である。
【図9】図9は、従来の放送送受信方法に係る処理の流
れを表す説明図である。
【符号の説明】
11 第1乃至第2の放送送受信システム 13 第1乃至第2の放送送信装置 15 第1乃至第2の放送受信装置 21 コンテンツ暗号化部(暗号化コンテンツ作成手
段) 23 コンテンツ鍵生成部 25 鍵記憶鍵束作成部(鍵束オブジェクト作成手段) 27 鍵束暗号化部(鍵束オブジェクト作成手段) 29 鍵束鍵生成部 30 ECM暗号化部(ECM作成手段) 31 多重送信部(送信手段) 32 受信分離部(受信手段) 33 セキュリティモジュール 35 コンテンツ復号化部(暗号化コンテンツ復号手
段) 37 鍵束復号化部 39 鍵束分解鍵記憶部 41 ECM復号化部(鍵束オブジェクト復号鍵取得手
段、及び暗号化コンテンツ復号鍵取得手段) 43 利用条件判定管理部 45 課金管理部 47 鍵出力制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 AC08 AC11 AD14 BA01 BB07 BC06 BD08 BD09 5J104 AA16 EA01 EA07 EA18 JA03 NA03 PA05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツに暗号化を施して送信する一
    方、当該コンテンツの利用契約者に対してその暗号化を
    解く鍵を供与することにより、利用契約者に限定して該
    当するコンテンツを利用可能に構成した放送送受信方法
    において、 放送送信側は、 1又は2以上のコンテンツを含んで構成される単位サー
    ビスを提供するにあたり、 前記各コンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立し
    た暗号鍵を用いて暗号化を施すことで暗号化コンテンツ
    を作成し、 当該作成された暗号化コンテンツに施された暗号化を解
    く復号鍵に対し、前記単位サービス毎に独立した暗号鍵
    を用いて暗号化を施すことで鍵束オブジェクトを作成
    し、 当該作成された鍵束オブジェクトに施された暗号化を解
    く復号鍵、及び前記単位サービス毎の利用条件をそれぞ
    れ含む単位ECMを、前記単位サービス毎に独立して作
    成し、 当該単位サービス毎に独立して作成された単位ECM
    を、前記作成された暗号化コンテンツ及び鍵束オブジェ
    クトに伴って送信する一方、 放送受信側は、 前記暗号化コンテンツ、前記鍵束オブジェクト、及び前
    記単位ECMをそれぞれ受信し、 当該受信した単位ECMに含まれる利用条件に従って、
    当該単位ECMに含まれる鍵束オブジェクトの復号鍵を
    前記単位サービス毎に取得し、 当該単位サービス毎に取得した鍵束オブジェクトの復号
    鍵を用いてその暗号化を解くことにより、前記鍵束オブ
    ジェクトに含まれる前記暗号化コンテンツの復号鍵を取
    得し、 当該取得した暗号化コンテンツの復号鍵を用いてその暗
    号化を解くことで前記コンテンツを取得することによ
    り、1又は2以上のコンテンツを含んで構成される単位
    サービスの利用を享受することを特徴とする放送送受信
    方法。
  2. 【請求項2】 前記暗号化コンテンツ、前記鍵束オブジ
    ェクト、及び前記単位ECMの各々は、各自が相異なる
    伝送路又は記録メディアを介して送信されることを妨げ
    ないことを特徴とする請求項1に記載の放送送受信方
    法。
  3. 【請求項3】 前記鍵束オブジェクトは、その他の鍵束
    オブジェクトの復号鍵を再帰的に含むことを妨げないこ
    とを特徴とする請求項1乃至2のうちいずれか一項に記
    載の放送送受信方法。
  4. 【請求項4】 前記鍵束オブジェクトは、前記暗号化コ
    ンテンツ及び/又は前記鍵束オブジェクトの復号鍵に伴
    って、その暗号化コンテンツ及び/又は鍵束オブジェク
    トを指示するポインタを含むことを妨げないことを特徴
    とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の放送
    送受信方法。
  5. 【請求項5】 コンテンツに暗号化を施して送信する一
    方、当該コンテンツの利用契約者に対してその暗号化を
    解く鍵を供与することにより、利用契約者に限定して該
    当するコンテンツを利用可能に構成した放送送受信方法
    において、放送送信側は、 コンテンツを各々含んで構成される複数の単位サービス
    をまとめたパッケージサービスを提供するにあたり、 前記複数の単位サービスに各々含まれるコンテンツに対
    し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号
    化を施すことで複数の暗号化コンテンツを作成し、 当該作成された複数の各暗号化コンテンツに施された暗
    号化を解く各復号鍵、及び前記各単位サービス毎の利用
    条件をそれぞれ含む複数の単位ECMを、前記各単位サ
    ービス毎に独立して作成する一方、前記パッケージサー
    ビスの利用条件を含むパッケージECMを作成し、 当該作成されたパッケージECMを、前記作成された暗
    号化コンテンツ及び単位ECMに伴って送信する一方、 放送受信側は、 前記パッケージサービスの利用を享受するにあたり、 前記暗号化コンテンツ、前記単位ECM、及び前記パッ
    ケージECMをそれぞれ受信し、 当該受信したパッケージECMに含まれる前記パッケー
    ジサービスの利用条件及び/又は前記各単位ECMに含
    まれる各単位サービス毎の利用条件に従って、当該各単
    位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施された暗号化
    を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得し、 当該各単位サービス毎に取得した暗号化コンテンツの復
    号鍵を用いてその暗号化を解くことで前記コンテンツを
    取得することにより、コンテンツを各々含んで構成され
    る複数の各単位サービスの利用を享受することを特徴と
    する放送送受信方法。
  6. 【請求項6】 前記暗号化コンテンツ、前記単位EC
    M、及び前記パッケージECMの各々は、各自が相異な
    る伝送路又は記録メディアを介して送信されることを妨
    げないことを特徴とする請求項5に記載の放送送受信方
    法。
  7. 【請求項7】 前記パッケージECMは、その他のパッ
    ケージサービスの利用条件を再帰的に含むことを妨げな
    いことを特徴とする請求項5乃至6のうちいずれか一項
    に記載の放送送受信方法。
  8. 【請求項8】 前記単位ECM又はパッケージECM
    は、その単位サービス又はパッケージサービスに属する
    暗号化コンテンツ及び/又はその下位に属するECMを
    指示するポインタを含むことを妨げないことを特徴とす
    る請求項5乃至7のうちいずれか一項に記載の放送送受
    信方法。
  9. 【請求項9】 前記パッケージECMに含まれる前記パ
    ッケージサービスの利用条件に従う課金等の所要の処理
    を行なった後、以下順次処理される当該パッケージEC
    Mの下位に属する単位ECMに含まれる利用条件が上位
    のECMに含まれる利用条件と相異なる場合には、上位
    のECMの利用条件を優先的に選択することを特徴とす
    る請求項5乃至8のうちいずれか一項に記載の放送送受
    信方法。
  10. 【請求項10】 1又は2以上のコンテンツを含んで構
    成される単位サービスを提供可能に構成された放送送信
    装置であって、 前記各コンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立し
    た暗号鍵を用いて暗号化を施すことで暗号化コンテンツ
    を作成する暗号化コンテンツ作成手段と、 当該暗号化コンテンツ作成手段で作成された暗号化コン
    テンツに施された暗号化を解く復号鍵に対し、前記単位
    サービス毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すこと
    で鍵束オブジェクトを作成する鍵束オブジェクト作成手
    段と、 当該鍵束オブジェクト作成手段で作成された鍵束オブジ
    ェクトに施された暗号化を解く復号鍵、及び前記単位サ
    ービス毎の利用条件をそれぞれ含む単位ECMを、前記
    単位サービス毎に独立して作成するECM作成手段と、 当該ECM作成手段で単位サービス毎に独立して作成さ
    れた単位ECMを、前記作成された暗号化コンテンツ及
    び鍵束オブジェクトに伴って送信する送信手段と、 を備えて構成されることを特徴とする放送送信装置。
  11. 【請求項11】 1又は2以上のコンテンツを含んで構
    成される単位サービスの利用を享受可能に構成された放
    送受信装置であって、 前記各コンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立し
    た暗号鍵を用いて暗号化を施すことで作成された暗号化
    コンテンツと、当該暗号化コンテンツに施された暗号化
    を解く復号鍵に対し、前記単位サービス毎に独立した暗
    号鍵を用いて暗号化を施すことで作成された鍵束オブジ
    ェクトと、当該鍵束オブジェクトに施された暗号化を解
    く復号鍵、及び前記単位サービス毎の利用条件をそれぞ
    れ含む単位ECMと、をそれぞれ受信する受信手段と、 当該受信手段で受信した単位ECMに含まれる利用条件
    に従って、当該単位ECMに含まれる鍵束オブジェクト
    の復号鍵を前記単位サービス毎に取得する鍵束オブジェ
    クト復号鍵取得手段と、 当該鍵束オブジェクト復号鍵取得手段で取得した鍵束オ
    ブジェクトの復号鍵を用いてその暗号化を解くことによ
    り、当該鍵束オブジェクトに含まれる前記暗号化コンテ
    ンツの復号鍵を取得する暗号化コンテンツ復号鍵取得手
    段と、 当該暗号化コンテンツ復号鍵取得手段で取得した暗号化
    コンテンツの復号鍵を用いてその暗号化を解くことで前
    記コンテンツを取得する暗号化コンテンツ復号手段と、 を備えて構成されることを特徴とする放送受信装置。
  12. 【請求項12】 コンテンツを各々含んで構成される複
    数の単位サービスをまとめたパッケージサービスを提供
    可能に構成された放送送信装置であって、 前記複数の単位サービスに各々含まれるコンテンツに対
    し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号
    化を施すことで複数の暗号化コンテンツを作成する暗号
    化コンテンツ作成手段と、 当該暗号化コンテンツ作成手段で作成された複数の各暗
    号化コンテンツに施された暗号化を解く各復号鍵、及び
    前記各単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む複数の
    単位ECMを、前記各単位サービス毎に独立して作成す
    る一方、前記パッケージサービスの利用条件を含むパッ
    ケージECMを作成するECM作成手段と、 当該ECM作成手段で作成されたパッケージECMを、
    前記作成された暗号化コンテンツ及び単位ECMに伴っ
    て送信する送信手段と、 を備えて構成されることを特徴とする放送送信装置。
  13. 【請求項13】 コンテンツを各々含んで構成される複
    数の単位サービスをまとめたパッケージサービスの利用
    を享受可能に構成された放送受信装置であって、 前記複数の単位サービスに各々含まれるコンテンツに対
    し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号
    化を施すことで作成された複数の暗号化コンテンツと、
    当該複数の各暗号化コンテンツに施された暗号化を解く
    各復号鍵、及び前記各単位サービス毎の利用条件をそれ
    ぞれ含み、当該各単位サービス毎に独立して作成された
    複数の単位ECMと、前記パッケージサービスの利用条
    件を含むようにして作成されたパッケージECMと、を
    それぞれ受信する受信手段と、 当該受信手段で受信したパッケージECMに含まれる前
    記パッケージサービスの利用条件及び/又は前記各単位
    ECMに含まれる各単位サービス毎の利用条件に従っ
    て、当該各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施
    された暗号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得す
    る暗号化コンテンツ復号鍵取得手段と、 当該暗号化コンテンツ復号鍵取得手段で取得した暗号化
    コンテンツの復号鍵を用いてその暗号化を解くことで前
    記コンテンツを取得する暗号化コンテンツ復号手段と、 を備えて構成されることを特徴とする放送受信装置。
  14. 【請求項14】 前記暗号化コンテンツ復号鍵取得手段
    は、 前記パッケージECMに含まれる前記パッケージサービ
    スの利用条件に従う課金等の所要の処理を行なった後、
    以下順次処理される当該パッケージECMの下位に属す
    る単位ECMに含まれる利用条件が上位のECMに含ま
    れる利用条件と相異なる場合には、上位のECMの利用
    条件を優先的に選択し、当該選択された利用条件に従っ
    て、前記各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施
    された暗号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得す
    ることを特徴とする請求項13に記載の放送受信装置。
  15. 【請求項15】 1又は2以上のコンテンツを含んで構
    成される単位サービスを提供可能に構成された放送送信
    装置と、当該放送送信装置からの単位サービスの利用を
    享受可能に構成された放送受信装置と、を含んで構成さ
    れる放送送受信システムであって、 前記放送送信装置は、 前記各コンテンツに対し、当該各コンテンツ毎に独立し
    た暗号鍵を用いて暗号化を施すことで暗号化コンテンツ
    を作成する暗号化コンテンツ作成手段と、 当該暗号化コンテンツ作成手段で作成された暗号化コン
    テンツに施された暗号化を解く復号鍵に対し、前記単位
    サービス毎に独立した暗号鍵を用いて暗号化を施すこと
    で鍵束オブジェクトを作成する鍵束オブジェクト作成手
    段と、 当該鍵束オブジェクト作成手段で作成された鍵束オブジ
    ェクトに施された暗号化を解く復号鍵、及び前記単位サ
    ービス毎の利用条件をそれぞれ含む単位ECMを、前記
    単位サービス毎に独立して作成するECM作成手段と、 当該ECM作成手段で単位サービス毎に独立して作成さ
    れた単位ECMを、前記作成された暗号化コンテンツ及
    び鍵束オブジェクトに伴って送信する送信手段と、 を備えて構成される一方、 前記放送受信装置は、 前記暗号化コンテンツ、前記鍵束オブジェクト、及び前
    記単位ECMをそれぞれ受信する受信手段と、 当該受信手段で受信した単位ECMに含まれる利用条件
    に従って、当該単位ECMに含まれる鍵束オブジェクト
    の復号鍵を前記単位サービス毎に取得する鍵束オブジェ
    クト復号鍵取得手段と、 当該鍵束オブジェクト復号鍵取得手段で取得した鍵束オ
    ブジェクトの復号鍵を用いてその暗号化を解くことによ
    り、当該鍵束オブジェクトに含まれる前記暗号化コンテ
    ンツの復号鍵を取得する暗号化コンテンツ復号鍵取得手
    段と、 当該暗号化コンテンツ復号鍵取得手段で取得した暗号化
    コンテンツの復号鍵を用いてその暗号化を解くことで前
    記コンテンツを取得する暗号化コンテンツ復号手段と、 を備えて構成されることを特徴とする放送送受信システ
    ム。
  16. 【請求項16】 コンテンツを各々含んで構成される複
    数の単位サービスをまとめたパッケージサービスを提供
    可能に構成された放送送信装置と、当該放送送信装置か
    らのパッケージサービスの利用を享受可能に構成された
    放送受信装置と、を含んで構成される放送送受信システ
    ムであって、 前記放送送信装置は、 前記複数の単位サービスに各々含まれるコンテンツに対
    し、当該各コンテンツ毎に独立した暗号鍵を用いて暗号
    化を施すことで複数の暗号化コンテンツを作成する暗号
    化コンテンツ作成手段と、 当該暗号化コンテンツ作成手段で作成された複数の各暗
    号化コンテンツに施された暗号化を解く各復号鍵、及び
    前記各単位サービス毎の利用条件をそれぞれ含む複数の
    単位ECMを、前記各単位サービス毎に独立して作成す
    る一方、前記パッケージサービスの利用条件を含むパッ
    ケージECMを作成するECM作成手段と、 当該ECM作成手段で作成されたパッケージECMを、
    前記作成された暗号化コンテンツ及び単位ECMに伴っ
    て送信する送信手段と、 を備えて構成される一方、 前記放送受信装置は、 前記暗号化コンテンツ、前記単位ECM、及び前記パッ
    ケージECMをそれぞれ受信する受信手段と、 当該受信手段で受信したパッケージECMに含まれる前
    記パッケージサービスの利用条件及び/又は前記各単位
    ECMに含まれる各単位サービス毎の利用条件に従っ
    て、当該各単位ECMに含まれる暗号化コンテンツに施
    された暗号化を解く復号鍵を各単位サービス毎に取得す
    る暗号化コンテンツ復号鍵取得手段と、 当該暗号化コンテンツ復号鍵取得手段で取得した暗号化
    コンテンツの復号鍵を用いてその暗号化を解くことで前
    記コンテンツを取得する暗号化コンテンツ復号手段と、 を備えて構成されることを特徴とする放送送受信システ
    ム。
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