JPH06152023A - 色素レーザ装置 - Google Patents

色素レーザ装置

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Publication number
JPH06152023A
JPH06152023A JP29680092A JP29680092A JPH06152023A JP H06152023 A JPH06152023 A JP H06152023A JP 29680092 A JP29680092 A JP 29680092A JP 29680092 A JP29680092 A JP 29680092A JP H06152023 A JPH06152023 A JP H06152023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
cell
laser
dye cell
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP29680092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Fujima
正博 藤間
Kazuteru Tsuchida
一輝 土田
Kazumichi Suzuki
一道 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP29680092A priority Critical patent/JPH06152023A/ja
Publication of JPH06152023A publication Critical patent/JPH06152023A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色素レーザの発振の長寿命化及び安定化をする
方法を提供する。 【構成】第一に、色素セル1に直線ギア10等を取り付
け平行移動が可能な構造とする。第二に、制御計算機1
4でパルスモータ11を制御し、色素セル1を移動させ
る。 【効果】色素セルがスライドするので常に健全なセル面
がでるため、色素を効率よく励起できる。よって長時
間、安定なレーザ出力が得られる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色素セルを用いる色素
循環型の色素レーザにおいて、レーザ発振の長寿命化及
び安定化をするために好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、色素レーザについては、例えばレ
ーザ化学(I),片山幹郎,第183頁から203頁
(1985)において論じられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、色素
セルに励起レーザを照射し続けるとセルの内側に色素が
焼き付き、励起レーザが色素に照射されなくなる。その
ため、レーザ出力の低下,ビームクオリティの低下,A
SE(Amplified Spontaneous Emission)の増加等が生
じ、最終的にはレーザ発振しなくなるという問題点があ
った。
【0004】本発明の目的は、セル内側の焼き付きによ
るレーザ出力の低下等の問題点を、色素セルを自動的に
スライドさせ常に健全なセル面を出すことで長寿命で安
定な色素レーザを実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、レーザ出
力が低下した時、または、ある一定の時間が経過したら
色素セルを自動的にスライドさせることにより達成され
る。
【0006】
【作用】色素セルに励起レーザを照射する。励起レーザ
の照射時間またはショット数に応じてセルの内側に焼き
付きが生じるが、色素セルをスライドさせることにより
常に健全なセル面がでるため、色素を効率よく励起でき
る、よって長時間、安定なレーザ出力が得られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて詳細に説
明する。
【0008】図1は本発明の実施例の発振部の装置を示
している。色素セル1に色素2を連続的に流しておく、
セルの横方向より励起レーザ3をシリンドリカルレンズ
4で集光しセル中の色素へ照射する。励起レーザが照射
された色素より蛍光が放出される。この蛍光はハーフミ
ラー5とグレーティング6の間で反射される。この時、
反射される光の波長は波長選択素子であるグレーティン
グ6とエタロン7で決定する。この選択した波長の光が
再度色素セル1の中を通るとき誘導放出が生じレーザ発
振する。この光の一部はハーフミラー5を透過しレーザ
9が得られる。レンズ8は波長選定素子が波長を選定し
やすくまた誘導放出が生じやすくするための光学系であ
る。長時間励起レーザを照射すると、色素セル1の内側
に色素が焼き付く。これを防止するための色素セル1に
直線ギヤ10等を取付けパルスモータ11等で色素セル
を図中の上方向へ平行移動させる。よって常に新しいセ
ル面が得られ、色素セルの焼き付きから生じるレーザ出
力の低下,ビームクオリティの低下,ASE(Amplifie
d Spontaneous Emission)の増加等が防止できる。次
に、本発明の実施例の増幅部の装置を図2を用いて説明
する。
【0009】図2は、実施例の増幅部の装置を示してい
る。色素セル1に色素2を連続的に流しておく、セルの
横方向より励起レーザ3をシリンドリカルレンズ4で集
光しセル中の色素へ照射する。これと同期させレーザ1
2を色素セル1中に通過させるとレーザ12は誘導増幅
され高出力レーザ13となる。長時間励起レーザを照射
すると、色素セル1の内側に色素が焼き付く。これを防
止するための色素セル1に直線ギア10等を取付けパル
スモータ11等で色素セルを図中の上方向へ平行移動さ
せる。よって常に新しいセル面が得られ、色素セルの焼
き付きから生じるレーザ出力の低下,ビームクオリティ
の低下,ASEの増加等が防止できる。次に、本発明の
実施例の色素セル移動の制御方法を図3を用いて説明す
る。制御方法は発信部,増幅部とも同様なので増幅部を
代表として説明する。長時間励起レーザを照射すると、
色素セル1の内側に色素が焼き付きレーザ出力が低下す
る。レーザ出力はレーザのショット数またはオペレーシ
ョン時間に対し指数関数的に減衰する。よってレーザ出
力があるしきい値より低下するショット数、またはオペ
レーション時間は実験的に求めることができる。このし
きい値のショット数、またはオペレーション時間を制御
用計算機14のメモリに記憶しておき、実際のショット
数、またはオペレーション時間を検出し、これと比較す
る。実際のシショット数、またはオペレーション時間が
しきい値のショット数、またはオペレーション時間を越
えたとき、パルスモータ11を駆動し直線ギヤ10を移
動させ、色素セル1をスライドさせる。スライドさせる
量は色素セル1に励起レーザ3を照射する領域(約2m
m)とする。色素セル1がスライドすると新しいセル面
が得られ、色素セルの焼き付きから生じるレーザ出力の
低下,ビームクオリティの低下,ASEの増加等が防止
できる。
【0010】次に、本発明の実施例の色素セル移動の別
の制御方法を図4を用いて説明する。励起レーザの出力
を励起レーザ用ビームスプリッタ15で反射させレーザ
パワーメータ等の励起レーザ用ディテクタ16で検出す
る。色素レーザの出力も色素レーザ用ビームスプリッタ
17で反射させ色素レーザ用ディテクタ18で検出す
る。励起レーザ,色素レーザの出力を制御用計算機14
に取り込み変換効率(色素レーザの出力/励起レーザの
出力)を算出する。制御用計算機14のメモリに変換効
率のしきい値を記憶しておき、実際に測定,算出した変
換効率と比較する。実際に測定,算出した変換効率がし
きい値より低いときはパルスモータ11を駆動し直線ギ
ア10を移動させ、色素セル1をスライドさせる。変換
効率がしきい値より低くなると色素セルはスライドする
ため、常に新しいセル面が得られ、色素セルの焼き付き
から生じるレーザ出力の低下,ビームクオリティの低
下,ASEの増加等が防止できる。またレーザ出力の変
動も少なくなる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、色素セルをスライドさ
せることにより常に健全なセル面がでるため、色素を効
率よく励起できる、よって長時間,安定なレーザ出力が
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の装置の説明図。
【図2】本発明の別な実施例の装置の説明図。
【図3】本発明の実施例の色素セル移動の制御方法の説
明図。
【図4】本発明の実施例の色素セル移動の別な制御方法
の説明図。
【符号の説明】
1…色素セル、2…色素、3…励起レーザ、4…シリン
ドリカルレンズ、10…直線ギア、11…パルスモー
タ、12…レーザ、13…高出力レーザ、14…制御用
計算機。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色素セルを用いる色素循環型の色素レーザ
    において、色素セルを自動的に平行移動できる構造とす
    ることを特徴とする色素レーザ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、平行移動機構を制御計
    算機で制御し、一定時間が経過したら色素セルを自動的
    にスライドさせる色素レーザ装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、色素レーザ出力等をモ
    ニタし制御計算機により変換効率を算出し、変換効率が
    設定したしきい値より下がった時色素セルを自動的にス
    ライドさせる色素レーザ装置。
JP29680092A 1992-11-06 1992-11-06 色素レーザ装置 Pending JPH06152023A (ja)

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JP29680092A JPH06152023A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 色素レーザ装置

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JP29680092A JPH06152023A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 色素レーザ装置

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JPH06152023A true JPH06152023A (ja) 1994-05-31

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