JPH06151972A - レンズ・オン・チップ型発光装置及びその製造方法 - Google Patents

レンズ・オン・チップ型発光装置及びその製造方法

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JPH06151972A
JPH06151972A JP32487092A JP32487092A JPH06151972A JP H06151972 A JPH06151972 A JP H06151972A JP 32487092 A JP32487092 A JP 32487092A JP 32487092 A JP32487092 A JP 32487092A JP H06151972 A JPH06151972 A JP H06151972A
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JP
Japan
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light emitting
lens
emitting diode
base material
buffer layer
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JP32487092A
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English (en)
Inventor
Shigeru Aoyama
茂 青山
Arata Nakamura
新 中村
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微小レンズを装荷した点光源型発光ダイオー
ド等の半導体発光素子において、その主平面を光出射窓
から光軸方向に遠ざけることにより光学系の結合効率を
向上させる。 【構成】 光出射窓3を有する発光ダイオード素子チッ
プ2の光出射窓3の上にバッファ層14を設け、フォト
リソグラフィ技術により該バッファ層の上の光出射窓3
に対応する位置にレンズ母材24を形成した後、レンズ
母材24をベークすることによって半球状に溶融させ、
そのままレンズ母材24を硬化させバッファ層14の上
に半球状の微小レンズ13を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ・オン・チップ型
発光装置及びその製造方法に関する。具体的にいうと、
本発明は微小領域発光型の半導体発光素子(特に、発光
ダイオード)チップの光出射窓上に微小レンズを形成さ
れたレンズ・オン・チップ型発光装置とその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】図13及び図14に従来の
点光源型発光ダイオード(LED)素子の構造を示す。
図13の点光源型発光ダイオード素子101は、0.6
μm帯波長の可視光発光ダイオード素子であって、n−
GaAs基板102の上にn−GaAs1-XX層10
3、n−GaAs0.60.4層104及びSiO2膜10
5を積層し、SiO2膜105の開口106からn−G
aAs0.60.4層104内に向けてp拡散領域107を
形成し、SiO2膜105の上にp側電極108を設
け、n−GaAs基板102の下にn側電極109を設
けたものである。しかして、p側電極108及びn側電
極109間に電圧を印加すると、p拡散領域107を通
ってp側電極108からp拡散領域107の底の発光領
域110にホールが注入され、発光領域110で発光し
た光はSiO2膜105及びp側電極108の光出射窓
111を通って外部へ出射される。
【0003】また、図14の点光源型発光ダイオード素
子121は、Burrus型の発光ダイオード素子であ
って、n−GaAs基板122の下面に順次n−Al
0.3Ga0.7As層123、p−Al0.05Ga0.95As活
性層124、p−Al0.3Ga0.7As層125、n−A
0.15Ga0.85As層126及びSiO2膜127を積
層し、SiO2膜127の開口128からp−Al0.3
0.7As層125までp拡散領域129を形成し、S
iO2膜127の下に全面にわたってp側電極130を
設け、p拡散領域129と対向する位置にてn−GaA
s基板122にエッチング穴131を開口し、n−Ga
As基板122の上面にn側電極132を設けている。
しかして、p側電極130とn側電極132の間に電圧
を印加すると、p拡散領域129を通ってp側電極13
0から活性層124へホールが注入され、活性層124
の当該領域で発光した光はn−GaAs基板122のエ
ッチング穴131から外部へ出射される。
【0004】このような点光源型発光ダイオード素子1
01,121は、結像面での微小な集光スポットを容易
に得られ、また空間での平行光束を比較的容易に得られ
るといった特徴を持っているため、ポインタ(光指示
器)、レーザビームプリンタ、バーコードリーダ等の光
入出力装置の光源、あるいは、フォトマイクロセンサ、
光学式エンコーダや距離センサ等の光電検出装置の光源
として用いられている。点光源型発光ダイオード素子
は、これらの光学装置に現実に用いられている一方、こ
れらの光学装置の読取り精度、検出距離の長距離化等の
性能向上の要求に伴い、これらの要求に沿うように一層
の光利用効率の向上が望まれている。
【0005】しかしながら、点光源型発光ダイオード素
子においては、出射光の光強度分布がランバート形をし
ているため、例えば結合素子としてレンズを用いている
場合、結合レンズの開口寸法と発光位置とで定義される
見込み角のみで決まる光パワーしか原理的に利用するこ
とができない。同様に、光ファイバと結合させる場合で
は、光ファイバの開口数NAで利用可能な光パワーが制
限される。
【0006】図15は上記のような点光源型発光ダイオ
ード素子141と結合レンズ142の結合効率に関する
原理を示す説明図であって、光学系としてフォトマイク
ロセンサの投光部を想定してあり、結合レンズ142と
点光源型発光ダイオード素子141とは出射光がコリメ
ート光となるような配置となっている。このような配置
では、結合レンズ142は、その焦点位置が点光源型発
光ダイオード素子141の光出射窓(発光面)143に
一致するように配置されているため、点光源型発光ダイ
オード素子141の発光位置から結合レンズ142へ出
射される光束144の見込み角θは、結合レンズ142
の開口数NA〔=sinθ=√(R2+f2)/f;Rは結
合レンズの開口寸法の1/2(入射瞳の半径)、fは結
合レンズの焦点距離〕に対応する角度〔=sin-1(N
A)〕となる。このときの結合効率η(=取込みパワー
/出射パワー)は、後述のように、 η=NA2=sin2θ … となる。なお、145は光学系の光軸である。
【0007】図16は上記式の説明図であって、Aは
ランバート形の光強度分布を有する発光点、x,y,z
軸は当該発光点Aを原点とする直交座標系であって、発
光点Aからの光出射方向(光軸方向)にz軸を定めてい
る。また、原点を通る球面146がランバート形の光強
度分布を示し、原点から球面146上の点に引いた線分
(例えば、AC)の長さがその点(例えば、点C)の光
強度分布を表わしているから、図16に示すようにz軸
からφだけ傾いた点における光強度をI(φ)とし、光
軸(z軸)上における光強度(最大光強度=AB)をI
maxとすると、これらの間には、 I(φ)=Imax・cosφ … の関係がある。また、球面146上におけるz軸からφ
だけ傾いた方向にある幅dφの帯状輪帯を通る光パワー
ΔPは、 ΔP=2π・Imax・sinφ・cosφ・dφ =πImax・sin2φ・dφ … であるから、見込み角θ〔=sin-1(NA)〕内に放射
される光パワーPは、次の式のようになる。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、全放射光パワーは、2πImaxで
あるから、式を全放射光パワーで規格化すると、見込
み角θ内に放射される光パワー比、すなわち結合効率η
は、 η=sin2θ … となり、前記式が得られる。
【0010】図17に示すものは、式で表わされる結
合レンズの開口数NAに対する結合効率ηの計算結果を
グラフに表わしたものである。一般に用いられる結合レ
ンズの開口数NAの最大値は約0.5であるから、結合
効率ηは最大でも25%程度しか望めず、高い結合効率
が得られない。
【0011】しかし、光学系の結合効率を向上させるた
めには、発光ダイオード素子からの出射パワーを低下さ
せることなく、発光ダイオード素子の出射光強度分布の
広がりを狭くさせればよい。このような方法を実現する
手段としては、発光ダイオード素子の上に微小レンズを
装荷させる構造が考えられる。
【0012】図18は微小レンズ152を装荷された従
来の点光源型発光ダイオード151の構造を示す断面図
であって、発光ダイオード素子101の光出射窓111
の上に半球状をした微小レンズ152が装荷されてい
る。しかしながら、このような構造の発光ダイオード1
51においては、微小レンズ152を装荷されてはいる
ものの、図19に示すように微小レンズ152の主平面
(幾何光学で考えた場合の光線の屈折面)近傍に光出射
窓111が配置されているため、光出射窓111から出
る光線153は主平面を通過することなく出射される。
この結果、装荷した微小レンズ152は図19に示して
いるように屈折機能を持たず、出射光強度分布は微小レ
ンズ152を装荷しない場合とほぼ同様である。従っ
て、このような構造の点光源型発光ダイオード151で
は、微小レンズ152を装荷されていても結合レンズと
の結合効率の向上は期待することができない。
【0013】図20は微小レンズ157を装荷された別
な従来の点光源型発光ダイオード156の構造を示す断
面図である。この点光源型発光ダイオード156にあっ
ては、発光ダイオード素子121の基板122に開口さ
れたエッチング穴131内に球状の微小レンズ(ガラス
球レンズ)157を納め、エポキシ樹脂158によって
微小レンズ157を基板122に固定している。このよ
うな構造の点光源型発光ダイオード156においては、
微小レンズ157の主平面が光出射部(発光部)から十
分に離れた距離に配置されることになるので、出射光強
度分布を比較的有効に狭めることができる。しかしなが
ら、このような発光ダイオード156においては、(ア)
微小レンズの高精度位置決め、高精度接着などが要求さ
れるため、これらの工程の繁雑化によりサイクルタイム
が低下すること、(イ)従来の点光源型発光ダイオード素
子を作製するための装置以外に新規設備投資が必要にな
ること、(ウ)微小レンズの材質として合成石英ガラスが
主に用いられており、有効なレンズ機能を持たせるため
には微小球面に対して高精度研磨加工が必要となり、微
小レンズの構成材料費が非常に高価になること、等の理
由により従来の微小レンズを装荷されていない発光ダイ
オード素子と比較して数倍のコスト高になるという問題
があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、微小レンズを装荷した点光源型発光ダイオード
等の半導体発光素子において、発光ダイオード作製プロ
セスを用いて微小レンズを半導体発光素子チップの光出
射窓の上に形成し、かつ、その主平面を光出射窓から光
軸方向に遠ざけることにより、半導体発光装置を含む光
学系の結合効率を向上させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズ・オン・
チップ型発光装置は、光出射窓を有する微小領域発光型
の半導体発光素子チップの少なくとも光出射窓上にバッ
ファ層を形成し、該バッファ層の上方の前記光出射窓に
対応する位置に微小レンズを形成したことを特徴として
いる。
【0016】また、上記レンズ・オン・チップ型発光装
置においては、前記バッファ層上に付与されたレンズ母
材を溶融及び硬化させて表面を凸面状にすることによっ
て微小レンズを形成したものであってもよい。
【0017】本発明のレンズ・オン・チップ型発光装置
の製造方法は、光出射窓を有する微小領域発光型の半導
体発光素子チップの少なくとも光出射窓上にバッファ層
を形成し、該バッファ層上の前記光出射窓に対応する位
置にレンズ母材を配置し、該レンズ母材を溶融させるこ
とによりレンズ母材表面を凸面とし、前記レンズ母材表
面が凸面の状態でレンズ母材を硬化させて前記光出射窓
に対応する位置に微小レンズを形成することを特徴とし
ている。
【0018】また、本発明の別なレンズ・オン・チップ
型発光装置の製造方法は、光出射窓を有する微小領域発
光型の半導体発光素子チップが多数形成されている半導
体発光素子基板の少なくとも各光出射窓上にバッファ層
を形成し、該バッファ層上の前記各光出射窓に対応する
位置にレンズ母材を配置し、該レンズ母材を溶融させる
ことによりレンズ母材表面を凸面とし、前記レンズ母材
表面が凸面の状態でレンズ母材を硬化させて前記各光出
射窓に対応する位置に微小レンズを形成することを特徴
としている。
【0019】また、本発明のさらに別なレンズ・オン・
チップ型発光装置の製造方法は、上記のようにして製造
されたレンズ・オン・チップ型発光装置を用いて微小レ
ンズのスタンパを作製し、該スタンパ内に溶融樹脂を注
入し、該溶融樹脂が注入されたスタンパと、光出射窓を
有する微小領域発光型の半導体発光素子チップが多数形
成されている半導体発光素子基板とを位置合せし、前記
溶融樹脂を硬化させた後、スタンパを除去することによ
って半導体発光素子基板の上に多数の微小レンズを作製
することを特徴としている。
【0020】
【作用】本発明のレンズ・オン・チップ型発光装置にあ
っては、光出射窓上に形成されたバッファ層の上に微小
レンズを設けているから、球レンズ以外の例えば半球状
の微小レンズを用いた場合でも、バッファ層の厚みによ
って微小レンズの主平面と発光点とを十分に離すことが
でき、出射される光の光強度分布を微小レンズによって
有効に狭めることができる。従って、結合レンズや光フ
ァイバ等と結合させる場合には、高い結合効率を得るこ
とができる。
【0021】また、球レンズを使用しなくても高い結合
効率を得ることができるので、微小レンズの高精度位置
決め、高精度接着などを要求され無くなり、微小レンズ
の作製プロセスを簡略化することができる。さらに、球
レンズのように高精度な研磨加工が必要ないので、微小
レンズの構成材料費を安価にすることができる。
【0022】また、本発明のレンズ・オン・チップ型発
光装置の製造方法は、光出射窓上にバッファ層を形成
し、該バッファ層上の前記光出射窓に対応する位置にレ
ンズ母材を配置し、該レンズ母材を溶融させることによ
りレンズ母材表面を凸面とし、前記レンズ母材表面が凸
面の状態でレンズ母材を硬化させて前記光出射窓に対応
する位置に微小レンズを形成しているので、発光素子チ
ップの製造プロセスを利用して微小レンズを作製するこ
とができ、比較的容易に微小レンズを作製することがで
きる。また、発光素子チップの製造プロセスをそのまま
利用して微小レンズを形成することができるため、新た
な設備投資も必要なく、設備コストを安価にできる。ま
た、微小レンズの材質として例えば半導体作製用のレジ
スト剤を用いることができるため、材料コストも安価に
なる。
【0023】また、上記のようにして製造されたレンズ
・オン・チップ型発光装置を原盤として微小レンズのス
タンパを作製し、該スタンパ内に溶融樹脂を注入・硬化
させた後スタンパを除去して半導体発光素子基板の上に
多数の微小レンズを作製すれば、極めて簡単に微小レン
ズを複製することができ、微小レンズを備えた発光装置
の量産性を向上させることができる。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例によるレンズ・オン・チッ
プ型の発光ダイオード1の断面図を図1に示す。2は点
光源型(微小領域発光型)の発光ダイオード素子チップ
であって、上面に光出射窓3が開口されており、光出射
窓3の下方に発光領域4が形成されている。例えば、こ
の発光ダイオード素子チップ2は、n−GaAs基板5
の上にn−GaAs1-XX層6、n−GaAs0.60.4
層7及びSiO2膜8を積層し、SiO2膜8の開口9か
らn−GaAs0.60.4層7内に向けてp拡散領域10
を形成して電流狭搾構造とし、SiO2膜8の上にp側
電極11を設け、n−GaAs基板5の下にn側電極1
2を設けてたものであって、p側電極11及びn側電極
12間に電圧を印加すると、p拡散領域10を通ってp
側電極11からp拡散領域10の底の発光領域4にホー
ルが注入され、発光領域4で発光した光はSiO2膜8
の開口9及びp側電極11の光出射窓3を通って外部へ
出射される。さらに、発光ダイオード素子チップ2の光
出射窓3を含む領域の上面には微小レンズ13とほぼ等
しい屈折率を有する透明なバッファ層14が形成されて
おり、バッファ層14の上に微小レンズ13が設けられ
ている。ここで、微小レンズ13の開口径Dは微小レン
ズ13の表面の曲率半径rの2倍としてあり、微小レン
ズ13は半球形状をしている。
【0025】上記発光ダイオード1においては、発光ダ
イオード素子チップ2に装荷された微小レンズ13の主
平面は、バッファ層14の存在によって光出射窓3から
十分離れた位置に配置されているので、光出射窓3から
出射した光は主平面を通過することで微小レンズ13の
屈折作用を受けることになる。このとき発光ダイオード
素子チップ2に装荷する微小レンズ13とバッファ層1
4の構成を適当に設計することにより、微小レンズ13
を装荷しない場合と比較して、出射光強度分布を狭くで
き、その結果、以下に述べるように結合レンズとの結合
効率ηを向上させることができる。
【0026】図2は上記発光ダイオード1と結合レンズ
15との結合効率を説明するための図であって、光軸1
6に沿って光出射窓3、バッファ層14、微小レンズ1
3及び結合レンズ15が配置されており、次の(カ)〜(コ)
の条件が仮定されている。 (カ)結像レンズからの出射光17がコリメート光となる
よう、発光ダイオード1と結合レンズ15が配置されて
いること、(キ)微小レンズ13の最外周縁を通過した出
射光17は結合レンズ15の最外周縁を通過すること、
(ク)光出射窓3は点とみなせること、(ケ)微小レンズ13
の開口径dは微小レンズ13の表面の曲率半径の2倍で
あって、微小レンズ13が半球状をしていること、(コ)
バッファ層14と微小レンズ13の屈折率が等しいこ
と。
【0027】図2においては、光出射窓3から出射して
微小レンズ13の最外周縁を通る出射光17が光軸16
となす角度をα、微小レンズ13の最外周縁を通過して
結合レンズ15の最外周縁へ向かう出射光17が光軸1
6となす角度をβとし、バッファ層14及び微小レンズ
13の屈折率がいずれもnであるとすると、微小レンズ
13の球面においてスネルの法則を適用することにより n・sin(π/2−α)=sin(π/2−β) つまり、 n・cos(α)=cos(β) … が成立つ。ここで、光出射窓3から出射される光パワー
のうち、結合レンズ15に取込まれる光パワーの比、つ
まり結合効率ηは、図2から明らかなように、 η=sin2(α) … となる。また、仮定条件より結合レンズ15の開口数N
Aはsin(β)と等しいことから、微小レンズ13を具
備しない場合の結合効率η0は、 η0=sin2(β) … となる。従って、結合効率比mは、〜式より、 m=η/η0=sin2(α)/sin2(β) =sin2(α)/〔1−n2・cos2(α)〕 … となる。例えば、結合レンズ15の開口数NAを0.5
とすれば、 sin(β)=NA=0.5 よりβ=30゜であるから、屈折率n=1.5とする
と、α=54.73゜となり、式より結合効率比m=
2.7が得られる。すなわち、結合効率が2.7倍とな
る。
【0028】また、図3に示すものは、光出射窓3の開
口径が有限であるとし、バッファ層14の厚みwを変え
た場合の微小レンズ13の開口径dと結合効率比mとの
関係(計算結果)を示す図である。ここでも、上記条件
(キ)(ケ)(コ)を仮定すると共に光出射窓3の開口径を20
μmとし、微小レンズ13の屈折率をn=1.5とし、
結合レンズ15の開口数NA=0.5、開口径D=5m
mとしている。また、図3の曲線C1はバッファ層14
の厚みが5μmの場合、曲線C2はバッファ層14の厚
みが10μmの場合、曲線C3はバッファ層14の厚み
が15μmの場合における微小レンズ13の開口径dと
結合効率比mとの関係を示している。この計算結果によ
れば、バッファ層14の厚みが15μmの場合に最も顕
著な効果を表わしている。
【0029】図4に示すものは本発明の別な実施例によ
るレンズ・オン・チップ型の発光ダイオード・アレイ2
1を示す断面図である。図1に示したものは単体の発光
ダイオード素子チップ2の上に微小レンズ13を設けた
ものであるのに対し、この発光ダイオード・アレイ21
においては、光出射窓3を有する点光源型発光ダイオー
ド素子チップ2を多数形成された発光ダイオード素子基
板22の各光出射窓3の上にバッファ層14を介して微
小レンズ13を設けている。
【0030】図5(a)(b)(c)(d)(e)は上
記発光ダイオード・アレイ21の製造方法の一実施例を
示す断面図であって、発光ダイオード素子基板22(あ
るいは、発光ダイオードウエハ)の上に微小レンズ13
を作製する工程を示している。この微小レンズ作製プロ
セスを図5に沿って説明すると、まず、光出射窓3を有
する微小領域発光型の発光ダイオード素子チップ2が多
数形成されている発光ダイオード素子基板22の上面全
体に透明なフォトレジスト材料等によりバッファ層14
を形成し〔図5(a)〕、当該バッファ層14をフォト
リソグラフィ技術を用いてパターニングし、各光出射窓
3上にバッファ層14を配置する〔図5(b)〕。な
お、このフォトリソグラフィー技術は、発光ダイオード
の製造プロセスに用いられているものをそのまま用いる
ことができる。ついで、バッファ層14の上から発光ダ
イオード素子基板22の全面に微小レンズ用材料23
(例えば、透明な半導体作製用レジスト剤など)をコー
ティングし〔図5(c)〕、微小レンズ用材料23をフ
ォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、バッフ
ァ層14の上の光出射窓3に対応する位置に微小レンズ
用材料23からなるレンズ母材24を配置する〔図5
(d)〕。ついで、バッファ層14の上のレンズ母材2
4をベークしてレンズ母材24を溶融させると、溶融し
たレンズ母材24の表面が凸面となり、レンズ母材24
表面が凸面の状態を保ったままでレンズ母材24を硬化
させ、各光出射窓3に対応する位置に半球状の微小レン
ズ13を形成する〔図5(e)〕。このとき、バッファ
層14の材質とレンズ母材24の材質とは異なってお
り、バッファ層14の材質の融点がレンズ母材24の材
質の融点よりも高くなるように材質を選択されているの
で、バッファ層14は溶融することなく、レンズ母材2
4だけが溶融する。図6はこのようにして作製された微
小レンズ13を示す一部破断した斜視図(走査型電子顕
微鏡〔SEM〕写真に基づいて描いたもの)である。
【0031】このようにして微小レンズ13を作製すれ
ば、従来の発光ダイオードの製造プロセスを利用して微
小レンズ13を作製することができるので、比較的容易
に微小レンズ13を作製することができる。また、従来
の発光ダイオードの製造プロセスをそのまま流用して微
小レンズ13を形成することができるため、新たな設備
投資も必要なく、設備コストを安価にできる。また、微
小レンズ13の材質として例えば半導体作製用のレジス
ト剤を用いることができるため、材料コストも安価にな
る。
【0032】なお、上記実施例においては、多数の発光
ダイオード素子チップ2からなる発光ダイオード素子基
板22の上に多数の微小レンズ13を設ける場合につい
て説明したが、上記方法と同様にして単体の発光ダイオ
ード素子チップ2の上に微小レンズ13を形成すれば、
図1のような発光ダイオード1を作製することができ
る。あるいは、図5に示したようにして多数の発光ダイ
オード・アレイ21を作製した後、これを各発光ダイオ
ード素子チップ2毎にカットすれば、図1のような発光
ダイオード1を一度に多数個取りすることができる。
【0033】また、図7(a)(b)(c)(d)は微
小レンズ13の別な作製方法を示す断面図である。この
実施例は、図5(a)〜(e)のようにして微小レンズ
13を作製された発光ダイオード・アレイ21を原盤と
して微小レンズ13を作製する方法である。すなわち、
図7(a)に示すものは原盤31、すなわち例えば図5
(a)〜(e)のようにして微小レンズ13を作製され
た発光ダイオード・アレイ21である。この原盤31の
上にスタンパ材料を堆積させ、スタンパ材料が硬化して
スタンパ32が形成された〔図7(b)〕後、原盤31
を除去し、微小レンズ13及びバッファ層14の反転形
状を備えた凹部33を有するスタンパ32を得る。つい
で、スタンパ32に発光ダイオード素子基板22を重ね
て互いに位置決めし、スタンパ32の凹部33内に微小
レンズ用樹脂材料34を注入し〔図7(c)〕、微小レ
ンズ用樹脂材料34を硬化させた後、スタンパ32を除
去する。これにより、図7(d)に示すように、発光ダ
イオード素子基板22の上にスタンパ用樹脂材料34に
よってバッファ層14及び微小レンズ13を複製する。
【0034】この方法によれば、微小レンズ13とバッ
ファ層14を一度に製作することができるので、微小レ
ンズ13等の作製を容易にすることができる。なお、こ
の方法によって微小レンズ13のみを複製するようにし
ても差し支えない。
【0035】図8に本発明による発光ダイオードと光フ
ァイバの結合ユニット41の構造を示す。この結合ユニ
ット41においては、リード42を有するステム43の
上に発光ダイオード44が実装されており、円筒状部材
45にガラス板46をはめたキャップ47をステム43
に被せて発光ダイオード44を封入している。さらに、
キャップ47に嵌合させた連結用部材48に光ファイバ
49の端部を挿通させることにより光ファイバ49の端
面を発光ダイオード44に近接させて対向させている。
ここで、バッファ層14の厚みに対応する光学距離を
L、微小レンズ13の開口径をd、光ファイバの開口数
をNAとするとき、 〔d/(2L)〕≧NA となるように構成している。
【0036】しかし、このような結合ユニット41にあ
っては、発光ダイオード44と光ファイバ49の間に、
発光ダイオード44に電流を供給するためのボンディン
グワイヤ50を逃げてガラス板46を配置しなければな
らないので、発光ダイオード44の表面と光ファイバ4
9の端面との間には最低0.2mm程度の空間51と、
厚さ0.5mm程度のガラス板46が必要になる。その
結果、図9に示すように、開口数NAは大きいがコア径
の小さな光ファイバ49にとっては、光ファイバ49の
開口数NAに対応した角度(sin-1(NA))よりも小
さな入射角度の光線しか光ファイバ49に結合させるこ
とができなくなる。従来例の発光ダイオード素子を用い
た場合には、発光ダイオード素子から発した光の指向性
がランバート形であるので、光ファイバの結合効率はお
よそsin2θという値になる。例えば、発光径30μmの
発光ダイオード素子と、コア径0.125mm、開口数
NA=0.5の光ファイバを用いた場合には、開口数N
Aに対応する見込み角θ=6.9゜となり、結合効率η
は1.4%となる。一方、上記結合ユニット41を用い
れば、発光ダイオード44から発する光の指向性が鋭い
ので、大きな光パワーをコア径の小さな光ファイバ49
に結合させることができる。例えば、同じく発光径30
μmの発光ダイオード44に直径70μmの微小レンズ
13を形成した場合には、結合効率は5%を越え、大幅
に結合効率ηが向上する。
【0037】次に、本発明による発光ダイオードと光フ
ァイバの結合ユニット61の構造を図10に示す。これ
は、ステム43に被せたキャップ47の窓62に非球面
両凸レンズ63を取り付け、発光ダイオード44と光フ
ァイバ49の端面との間に非球面両凸レンズ63を挿入
したものである。この結合ユニット61にあっては、光
ファイバ49のコア径/微小レンズ径と等しい拡大倍率
を持った非球面両凸レンズ63を用いたレンズ系とする
ことにより、最大の結合効率ηを得ることができる。例
えば、発光径30μmの発光ダイオード44と、直径7
0μmの微小レンズ13、コア径0.125mm、開口
数NA=0.5の光ファイバ49を用いた場合、結合効
率ηは50%を越える。
【0038】図11は上記のような結合ユニット72を
用いた光ファイバ式光電検出装置71の構造を示す。光
電検出装置本体73内には、例えば図8や図10に示し
たような発光ダイオード44を内蔵した結合ユニット7
2と、受光素子74が納められており、結合ユニット7
2から導かれた光ファイバ49の端面と受光素子74に
接続された光ファイバ75の端面とが互いに対向させら
れている。しかして、制御回路76によって発光ダイオ
ード44を発光させると、発光ダイオード44から出射
された光は光ファイバ49を通って当該光ファイバ49
の端面から出射し、他方の光ファイバ75の端面に入射
し、当該光ファイバ75内を伝搬した光は受光素子74
に入射する。このとき、両光ファイバ49,75間が遮
られると受光素子74が受光しなくなるので、遮蔽物の
存在が検出される。このような光ファイバ式光電検出装
置71において上記のような結合ユニット72を用いれ
ば、光ファイバ49から光強度の大きな光ビームを出射
させることができるので、検出感度が向上する。
【0039】図12は本発明による発光ダイオードとレ
ンズの結合ユニット81を示す断面図である。この結合
ユニット81にあっては、キャップ47に嵌合された連
結用部材48の端部に平凸レンズのようなレンズ82を
固定している。ここで、バッファ層14の厚みに対応す
る光学距離をL、微小レンズ13の開口径をd、レンズ
の開口数をNAとするとき、 〔d/(2L)〕≧NA となるように構成している。このような構造の結合ユニ
ット81において、発光ダイオードとして従来の発光ダ
イオード素子を用いた場合には、発光ダイオード素子か
ら発した光の指向性がランバート形であるため、レンズ
に結合する光の比率はsin2θ=(NA)2となり、たと
えば当該角度がθ=30゜のとき結合効率ηは25%と
なる。一方、このような結合ユニット81において、本
発明による発光ダイオード44を用いた場合には、発光
径30μmの発光ダイオード素子チップと、直径70μ
mの微小レンズ13を用いた場合には、結合効率ηは4
0%を越え、大幅な結合効率の向上が見られる。
【0040】上記のように、本発明によるレンズ・オン
・チップ型発光ダイオードを光ファイバとの結合やレン
ズとの結合に使用すると、結合効率を高めることがで
き、されに、それらを使用した光電検出装置の検出性能
も大幅に改善することができる。なお、上記各実施例に
おいては、発光素子チップとして発光ダイオード素子チ
ップ2を用いた場合について説明したが、半導体レーザ
素子チップを用いてもよいのはもちろんである。
【0041】
【発明の効果】本発明のレンズ・オン・チップ型発光装
置にあっては、光出射窓上のバッファ層の上に微小レン
ズを設けているから、球レンズ以外の例えば半球状の微
小レンズを用いた場合でも、バッファ層の厚みによって
微小レンズの主平面と発光点とを十分に離すことがで
き、出射される光の光強度分布を微小レンズによって有
効に狭めることができる。従って、結合レンズや光ファ
イバ等と結合させる場合には、高い結合効率を得ること
ができる。
【0042】また、球レンズを使用しなくても高い結合
効率を得ることができるので、微小レンズの高精度位置
決め、高精度接着などを要求され無くなり、微小レンズ
の作製プロセスを簡略化することができる。さらに、球
レンズのように高精度な研磨加工が必要ないので、微小
レンズの構成材料費を安価にすることができる。
【0043】また、本発明のレンズ・オン・チップ型発
光装置の製造方法は、光出射窓上にバッファ層を形成
し、該バッファ層上の前記光出射窓に対応する位置にレ
ンズ母材を配置し、該レンズ母材を溶融させることによ
りレンズ母材表面を凸面とし、前記レンズ母材表面が凸
面の状態でレンズ母材を硬化させて前記光出射窓に対応
する位置に微小レンズを形成しているので、発光素子チ
ップの製造プロセスを利用して微小レンズを作製するこ
とができ、比較的容易に微小レンズを作製することがで
きる。また、発光素子チップの製造プロセスをそのまま
利用して微小レンズを形成することができるため、新た
な設備投資も必要なく、設備コストを安価にできる。ま
た、微小レンズの材質として例えば半導体作製用のレジ
スト剤を用いることができるため、材料コストも安価に
なる。
【0044】また、上記のようにして製造されたレンズ
・オン・チップ型発光装置を原盤として微小レンズのス
タンパを作製し、該スタンパ内に溶融樹脂を注入・硬化
させた後スタンパを除去して半導体発光素子基板の上に
多数の微小レンズを作製すれば、極めて簡単に微小レン
ズを複製することができ、微小レンズを備えた発光装置
の量産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるレンズ・オン・チップ
型発光ダイオードを示す断面図である。
【図2】同上の光学的作用を説明するための説明図であ
る。
【図3】同上の実施例における微小レンズの開口径と結
合効率比との関係を示す図である。
【図4】本発明の別な実施例によるレンズ・オン・チッ
プ型発光ダイオード・アレイを示す断面図である。
【図5】(a)(b)(c)(d)(e)は同上の微小
レンズの作製方法を示す断面図である。
【図6】同上の方法によって作製された微小レンズ群を
示す斜視図である。
【図7】(a)(b)(c)(d)は微小レンズの別な
作製方法を示す断面図である。
【図8】本発明による発光ダイオードと光ファイバとの
結合ユニットを示す断面図である。
【図9】同上の作用説明図である。
【図10】本発明による発光ダイオードと光ファイバと
の結合ユニットの別な実施例を示す断面図である。
【図11】光ファイバ式光電検出装置の構造を示す概略
図である。
【図12】本発明による発光ダイオードとレンズとの結
合ユニットを示す断面図である。
【図13】従来の点光源型発光ダイオード素子の構造を
示す断面図である。
【図14】従来の別な点光源型発光ダイオード素子の構
造を示す断面図である。
【図15】結合効率を説明するための点光源型発光ダイ
オード素子と結合レンズの配置説明図である。
【図16】点光源型発光ダイオード素子と結合レンズの
結合効率を求めるための図である。
【図17】結合レンズの開口数と結合効率との関係を示
す図である。
【図18】微小レンズを備えた従来の点光源型発光ダイ
オードを示す断面図である。
【図19】同上の作用説明図である。
【図20】微小レンズを備えた別な従来の点光源型発光
ダイオードを示す断面図である。
【符号の説明】
2 発光ダイオード素子チップ 3 光出射窓 13 微小レンズ 14 バッファ層 15 結合レンズ 24 レンズ母材 32 スタンパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光出射窓を有する微小領域発光型の半導
    体発光素子チップの少なくとも光出射窓上にバッファ層
    を形成し、該バッファ層の上方の前記光出射窓に対応す
    る位置に微小レンズを形成したことを特徴とするレンズ
    ・オン・チップ型発光装置。
  2. 【請求項2】 前記微小レンズは、前記バッファ層上に
    付与されたレンズ母材を溶融及び硬化させることによっ
    て表面を凸面状に形成されたものであることを特徴とす
    る請求項1に記載のレンズ・オン・チップ型発光装置。
  3. 【請求項3】 光出射窓を有する微小領域発光型の半導
    体発光素子チップの少なくとも光出射窓上にバッファ層
    を形成し、 該バッファ層上の前記光出射窓に対応する位置にレンズ
    母材を配置し、 該レンズ母材を溶融させることによりレンズ母材表面を
    凸面とし、前記レンズ母材表面が凸面の状態でレンズ母
    材を硬化させて前記光出射窓に対応する位置に微小レン
    ズを形成することを特徴とするレンズ・オン・チップ型
    発光装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 光出射窓を有する微小領域発光型の半導
    体発光素子チップが多数形成されている半導体発光素子
    基板の少なくとも各光出射窓上にバッファ層を形成し、 該バッファ層上の前記各光出射窓に対応する位置にレン
    ズ母材を配置し、 該レンズ母材を溶融させることによりレンズ母材表面を
    凸面とし、前記レンズ母材表面が凸面の状態でレンズ母
    材を硬化させて前記各光出射窓に対応する位置に微小レ
    ンズを形成することを特徴とするレンズ・オン・チップ
    型発光装置の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のレンズ・オン・チップ型
    発光装置を用いて微小レンズのスタンパを作製し、該ス
    タンパ内に溶融樹脂を注入し、該溶融樹脂が注入された
    スタンパと、光出射窓を有する微小領域発光型の半導体
    発光素子チップが多数形成されている半導体発光素子基
    板とを位置合せし、前記溶融樹脂を硬化させた後、スタ
    ンパを除去することによって半導体発光素子基板の上に
    多数の微小レンズを作製することを特徴とするレンズ・
    オン・チップ型発光装置の製造方法。
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