JPH0615136B2 - 工作機械における工具の工作物に向かつての送りを制御する方法及び装置 - Google Patents

工作機械における工具の工作物に向かつての送りを制御する方法及び装置

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JPH0615136B2 JP60185941A JP18594185A JPH0615136B2 JP H0615136 B2 JPH0615136 B2 JP H0615136B2 JP 60185941 A JP60185941 A JP 60185941A JP 18594185 A JP18594185 A JP 18594185A JP H0615136 B2 JPH0615136 B2 JP H0615136B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工具及び工作物が種々の工作段階で相互に関
連して移動する工作機械に関する。特に、本発明は工作
物に向かっての工具の送りを制御する方法及び装置に関
する。
〔概要〕
本発明は工作機械に関し、特に工作物に向かっての工具
の送りを制御する方法及び装置に関する。
本発明による制御装置は、一方が送信器、他方が受信器
として作動する2個の音響変換器を備えている。工具及
び工作物が互いに接近するときに(この接近は2個の要
素が接触する迄続く)、一方から他方へ伝達される音響
エネルギが検出され、接近速度の減少を制御するために
使用される。音響エネルギは、変調された又は他の方法
で特徴づけられた所定の周波数で伝達される。
本発明は、工具及び工作物が所定の動きを行う全ての工
作機械に適用され得る。
〔従来技術、および発明が解決しようとする問題点〕
概して、工作機械における工具の工作物に向かっての接
近は、機械のむだ時間を最大限減らすために、比較的高
速で行われる。しかしながら、工具が工作物と接触状態
になるときには、工作物の破損は勿論のこと、工具自身
の破損をも避けるために、そのような速い接近速度を急
速に引き下げることが望ましい。
長い間、特に研削盤又は型直し盤において、グラインダ
が工作物に接触するときに発生する音響放射を検出する
ように意図されている、好適にはピエゾー電気型の音響
変換器を具備する装置を使用することが知られて来た。
そして、得られた信号は増幅され、その後、接近する期
間に使用される比較的速い速度を、もし必要であれば零
に、減少させるために使用される。そのような装置は、
スイス国特許第316,871号、第585,609号
及びフランス国特許第1,371,394号及び1,5
62,799号に具体的に記載されている。
同時に、これらの既知の装置は、工具が工作物と接触す
る状態になるときに工具によって発生される音響が、機
械によって作られる寄生的な雑音、例えばベアリング、
歯車、空気圧又は油圧駆動手段等の雑音と、強度及び周
波数においてほとんど区別されていないので、装置の満
足な運転が常には保証されていないということにおいて
問題点を有していた。
本発明の目的は、前述した問題点を除去した、工作機械
における工具の送りを制御する方法及び装置を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
従って、本発明は、工作物に向かっての工具の接近する
期間で所定の距離以下になったとき、工作物に向かって
の工具の送りを表す音響信号を検出することを含む方法
を提供すること、及び前記工具の送りを表す音響信号の
出現時に工具の接近速度を、もし必要であれば零に減少
させることを先ず初めに目的として有しており、この方
法は、工作物及び工具によって構成される要素の内の第
1のものが音響的な励振を受けること、及び、検出され
る音響信号が第1の要素から第2の要素へ伝達される音
響エネルギによって前記要素の内の第2の要素に生ずる
音響信号であるということにおいて特徴づけられてい
る。
本発明による方法では一方の要素から他方の要素へ伝達
される、意図的に発生させられる音響信号が使用されて
いるが、所定の距離以下における工作物に向かっての工
具の接近の検出は、機械の運転によって発生する音響の
強度にも周波数にも依存していない。従って、本方法は
研削盤又は型直し盤のみならず、更にのこぎり盤、フラ
イス盤、中ぐり盤、旋盤等の、材料の研削によって発生
する音響が寄生的な雑音からやっと区別可能な他の工作
機械にも適用することができる。
ある種の工作機械では、接近段階においてでも、工具と
工作物との間の間隙に吹きかけられる冷却用液体が使用
される。この場合、工作物と工具との間に形成される液
体の膜の媒体を介して音響エネルギが既に伝達されてい
るので、工具が工作物と接触状態になる以前に音響信号
は検出されるのに十分な強さになっているという点にお
いて、本発明は相当な利点を有している。従って、その
ような早期の検出のおかげで、人はなお一層速い接近速
度を使用できる。更に、ある距離以下における工作物に
向かっての工具の接近の早期の検出は、例えば工作物が
しっかりと装着されていないとき、工作物と工具との衝
突により起こり得る破損を回避又は減ずることにおいて
特に有役であるということは明白である。
更に本発明は、本発明による方法の実行を可能にする制
御装置を目的として有している。
〔実施例〕
第1図に、研削/型直し盤の支持枠1が示されている。
この枠は、駆動モータ3の手段を介して、矢印Fの方向
に、枠に沿って移動可能な第1の運び台2を支持する。
運び台2は、水平軸の回りを回転するグラインダ5が装
着されている工具支持台4を含んでいる。
支持枠1は、方向Fと直角の方向に移動可能な第2の運
び台6を同様に支持し、そして、この運び台は、工作物
8用の支持台7を含んでいる。支持台4及び7は変換器
9及び10を備えており、それらの一方は送信器であ
り、他方は受信器である。これらは、組み合わされた支
持台への適用、即ちそのような支持台における、振動の
形をとった音響エネルギの検出が可能な振動変換器であ
る。ドイツ連邦共和国ハイデルベルク−エッペルハイム
6901番地所在のエンデフコ(ENDEVCO)社製の型番
213Eのピエゾ−電気変換器が好適である。
ここでは送信側の変換器である変換器9は、その作動に
必要な電気エネルギを供給する電子的な発生器11に接
続されている。受信器として使用される変換器10は増
幅器12に接続され、この増幅器の出力は第1の電子的
なスイッチ14を制御する検出器回路13に接続され、
第1の電子的なスイッチ14は、モータ3の制御を確実
にし、特にそのようなモータの速度を減速させることが
可能な制御回路15に接続されている。
本発明の固有な特徴に従って、検出器回路13の出力
は、警報回路17に接続される第2の電子的なスイッチ
16に接続され、警報回路17は、電子的なスイッチ1
6が作動したとき、警報信号を発生したり、機械の運転
を停止したりする。最後に、電子的な発生器11は接続
線18を介して検出器回路に接続されており、そのよう
な検出器に向けられる基準信号は接続線18を介して送
られる。
上述した制御装置の作用は以下の通りである。
電子的な発生器11は、グラインダ5の支持台4に固設
されている変換器9にエネルギを与える。変換器9によ
って放射される音響的な振動は、グラインダ5と工作物
8とが接触しているとき、又はこれらの2個の要素の間
に伝達媒体(例えば冷却用液体)が存在するとき、支持
台4を介してグラインダ5に、そしてそこから工作物8
に伝達される。従って、工作物8に伝達されたエネルギ
は増幅器12に向けられる電気信号を発生する変換器1
0によって検出され、増幅器12はこの信号を増幅し、
検出器回路13に伝送する。
電子的な発生器11によって供給される信号は種々のタ
イプがある。
従って、そのような信号は所定の周波数の規則的な交流
電圧から成っていてもよい。この場合、検出器回路13
は単純な整流器で作られ、そして、この整流器からの直
流出力電圧が所定のレベルを超えるとき、電子的なスイ
ッチ14は、制御回路15を介して、モータ3の回転速
度が引き下げられるか、又はモータが停止させられるよ
うに駆動される。この場合、増幅器12はもちろん変換
器10も、例えば変換器10に共鳴回路を備えること及
び/又は増幅器12にバンド−パスフィルタを使用する
ことにより、発生器11の周波数に同調させられている
と都合がよい。
更に、電子的な発生器11によって作られる信号は、例
えば振幅、周波数、位相において、又はパルス符号によ
って、又はこれらのいくつかの変調のモードの組み合わ
せによって、種々の態様に変調されてもよい。この場
合、検出器回路13は、その結果として、発生器11に
使用された変調方法に従って信号を復調することが可能
なように適合させられる必要がある。
音響エネルギの伝達は、工具5及び工作物8を介して変
換器9及び10間にのみ起きるのではなく、支持台4及
び7を介した寄生的な仕方で支持枠1からも又起きると
いうことに注意する必要がある。そのような間接的な経
路は、音響エネルギに対する、直接的な経路に対応する
距離よりもより大きな距離を意味し、この結果、この音
響エネルギはより長い伝播時間を有し、従って、有用な
信号から弁別され得る。そのような弁別手法を成し遂げ
るために、パルス化された信号を発生するための電子的
な発生器11及び検出器回路13において、一方では変
換器9及び10間を直接的に、そして他方ではこれらの
変換器間を機械の枠1を介して間接的に伝達されるパル
スの伝播時間についての弁別手段が設けられる。そのよ
うな弁別を実行する好適な現実化は、第2図及び第3図
について後述される。
検出器回路13を、直接的な信号と寄生的な信号との間
の位相のずれの状態の検出を可能にする位相弁別器とし
て構成することも又可能である。
従って、検出器回路13の出力信号から、変換器9及び
10間を直接的に伝達される音響エネルギに対応しない
全ての成分を除去することが可能である。しかしなが
ら、本発明に固有な特徴によれば、この寄生的な成分に
対応する信号を、システムの適切な作動のために使用す
ることが可能である。検出器回路13には、振幅が所定
の値を超えるとき、より具体的にはこの値以下に下がる
ときにスイッチ16に制御信号を供給する振幅弁別器が
効果的に設けられている。従って、警報回路17を制御
することが可能である。そのような振幅の減少は、電子
的な発生器11、並びに機械工具、増幅器12及び検出
器回路13によって構成される伝達要素から成る鎖の輪
の1つの機能低下を指示する。換言すると、警報信号
は、作業者に機械を停めて点検するように警告し、そし
て/又は機械の自動停止を行う。
第2図及び第3図には、今示唆したところのいくつかの
可能性を実現する好適な現実化が示されている。第2図
では、既に第1図を参照して述べられた要素に対しては
同一の参照符号が用いられている。これらの要素のいく
つかはより詳細に示されている。発生器11は、鋸歯状
信号(第3図の曲線A)を発生するようにされている発
振器19を含んでいる。
この発振器の出力は変圧器20の一次巻線に供給され、
二次巻線は送信側の変換器9に給電する。従って、変換
器9は、鋸歯状信号の零への復帰時に、パルスを周期的
に受信する。変圧器20の一次側は線22に結合されて
いる。線22は、最初に2個の比較器23a及び23b
を備える回路13に適用され、比較器23a及び23b
の正入力が線22に接続されている。
比較器の負入力は、端子a,b及びcに3つの基準電圧
を供給する電源24に接続されている。従って、線22
に存在する信号は電源24の出力a及びbである基準電
圧と比較され、鋸歯状信号が基準電圧によって規定され
るしきい値SI及びS2(第3図の曲線A参照)を夫々
横切るとき、比較信号が比較器23a及び23bの出力
端に発生する。
比較器23a及び23bの出力は、RC回路26a及び
26bによって異なった時定数に夫々調整される単安定
回路25a及び25bに夫々結合される。従って、単安
定回路25a及び25bの出力端に、夫々所定の期間t
1及びt2のタイミング・スロットを構成する2つの矩
形信号(第3図の曲線D及びE)が現れる。
変換器9によって放射される信号は第3図に曲線Bで示
されている。この変換器が発生するパルスは、それが変
換器10において受信されるときには、第3図の曲線C
の形を有する信号になる。工具5(第1図)と工作物8
とが互いに離れているとき、変換器9によるパルスの各
放射は、音響エネルギが機械の枠を通過することによ
り、変換器10に寄生的な信号SPの受信を引き起こ
す。この信号は、鋸歯状信号の偏位運動の繰り返しにつ
れて比較的複製可能な形状且つ枠の種々の部分からの反
射が更に現れることにより、減衰型の形状を示す。この
状態は第3図の鋸歯状信号の第1及び第3期間における
例によって示されている。尚、この図は時間に関して正
確な現実の姿を示しているのではなく、基本的には本発
明に従った構成の動作の説明用として供されているとい
うことは自然に理解されよう。
第2の期間内で工具5と工作物8との間の接触が確立さ
れると、この接触は、それが変換器10によって受信さ
れたときに、既に第1図に関して説明したように、工具
5の接近速度を修正するように使用され得る、音響的
な、有用なパルスIUを立ち上がらせる。
2つの可能な通路を介する音響エネルギの伝播を測定す
ることができるので、一方の、放射されるパルス(曲線
B)と、他方の、信号SP及びIUとの間の時間の関係
が、各機械のタイプに対して十分に決定され且つ知られ
るということは明白である。
このことは、有用な信号及び寄生的な信号を夫夫検出す
るために、2つのタイム・スロットt1及びt2を作れ
ば十分であるという根拠になる。従って、第3図に示さ
れる第2の期間内で、有用なパルスは、安全のための余
裕を有するように意図的に選択されたタイム・スロット
t1内で作られなければならないということは知られよ
う。同様に、寄生的な信号は、安全のための理由によっ
て、必要である以上により広くなるように意図的に選択
されたタイム・スロットt2の間に発生しなければなら
ないということは予め知られる。
第2図に戻って、変換器10は増幅器12に接続されて
おり、増幅器12はここでは抵抗誘導型回路を備えた単
純に動作する増幅器である。既に示されているので十分
理解されるように、この増幅器は、放射される信号が固
有の特性を持つとき、その信号の固有の特性の検出を可
能にするいくつかのフィルタを備えることによって完成
される。増幅器12によってもたらされる信号は比較器
27の正入力に供給され、そして比較器27の負入力は
電源24の出力cから基準電圧を受け取り、この電圧は
第3図の曲線Cのしきい値S3を構成する。
従って、比較器27は、信号SP及びIUの、しきい値
S3を超える部分の通過を許すのみであり、そして、そ
れによって生じる信号はゲート28及び29においてア
ンド回路に供給され、アンド回路によって第3図の曲線
F及びGで表される信号が夫々発生する。
アンドゲード28から来る信号は、スイッチ35によっ
て初期状態を設定され、モータ3を制御する信号を出力
端に用意する、RSフリップ−フロップである回路14
に結合される。
このモータ3は、ここでは、2個のバルブ31及び32
並びに2個の狭窄部33及び34を介してポンプ30に
接続されている油圧シリンダーアクチュエータであると
仮定されている。フリップ-フロップ14の出力端にお
いて制御信号が存在しないとき、バルブ31は、パワー
ピストンが高速度で変位されるように目盛が調整されて
いる狭窄部33を介してモーターシリンダ3に向かう、
作動油の大きな流量での流動を可能にする。他方、もし
信号が存在すれば、バルブ31は閉じ、そして減少させ
られた流量を保証し、その結果、モータ3のパワーピス
トンの低速度を保証する狭窄部34を通過する作動油の
流動を可能にするようにバルブ32は開く。
アンドゲート29は、RC回路26cによって決定され
ている時定数が発生器19の期間より長い回路25c
(復帰可能単安定回路)に結合されている。
パルスが入力トリガ部に長時間に亘って存在しないと
き、回路25cは、警報の発生用に、機械の停止用に、
或いは他の適切な制御機能用に使用されるスイッチ17
を制御する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による方法を実行する研削/型直し盤の
概略図、第2図は使用され得る電気−油体圧回路の概略
図、第3図は第2図の回路で発生する信号の形を示すタ
イミング図である。 1……支持体、2……運び台、3……モータ、4……支
持台、5……グラインダ、6……運び台、7……支持
台、8……工作物、9,10……変換器、11……電子
的な発生器、12……増幅器、13……検出器回路、1
4……スイッチ、15……制御回路、16……スイッ
チ、17……警報回路、19……発振器、24……電
源、25a,25b,25c……単安定回路。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具が工作物へ接近する期間における工作
    機械の工具の送りを制御する方法であって、該方法は、
    所定の距離以下のときに前記工作物に向かっての前記工
    具の送りを表す音響信号を検出すること、及び該信号の
    出現時に前記工具の送り速度を減少させることを含み、
    工作物及び工具によって構成される要素の内の第1のも
    のは音響的な励振を受け、検出される音響信号は前記第
    1の要素から伝達される音響エネルギの結果として第2
    の要素において生ずる音響信号であることを特徴とする
    工作機械における工具の工作物に向かっての送りを制御
    する方法。
  2. 【請求項2】前記音響的な励振は所定の周波数でもたら
    され、前記検出される信号は該周波数を弁別するために
    波される特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】前記音響的な励振は振幅、周波数又は位相
    において、又はパルス符号によって変調され、前記検出
    される信号は対応する復調を受ける特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  4. 【請求項4】前記音響的な励振はパルス化されており、
    且つ、前記検出される信号からは、前記第1の要素から
    前記第2の要素への音響エネルギの直接的な伝達に必要
    な伝播時間と異なる伝播時間を有する全ての成分が除去
    されている特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】タイム・スロットが各音響的なパルスの放
    射に続くように、且つ、前記第2の要素による音響エネ
    ルギの受信が当該タイム・スロット内で起きるときに前
    記工具の送り速度を減少させるための信号を発生するよ
    うに確立されている特許請求の範囲第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】前記検出される信号からは、前記第1の要
    素から前記第2の要素へ直接的に伝達される音響エネル
    ギに発生する位相分離と異なる位相分離を有する全ての
    成分が除去されている特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】前記検出される信号から分離される成分の
    振幅が所定の値と比較され且つ該振幅が該所定の値以下
    に下がるときはいつでも警報信号の発生をもたらす特許
    請求の範囲第4項又は第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】各音響的なパルスの放射に続く前記第1の
    タイム・スロットの次に第2のタイム・スロットが確立
    され、該第2のタイム・スロット以内に前記検出される
    信号から分離される成分の受信をしない場合には警報信
    号が発せられる特許請求の範囲第5項記載の方法。
  9. 【請求項9】工具が工作物へ接近する期間における工作
    機械の工具の送りを制御する装置であって、該装置は所
    定の距離以下のときに工作物に向かっての工具の送りを
    表す音響信号を検出するように適合させられる音響的な
    第1の変換器を含み、更に前記工具及び前記工作物を介
    して前記第1の変換器に向けて音響エネルギを伝達する
    ように配設且つ適合させられる第2の変換器と、該第2
    の変換器に電気エネルギを供給する手段と、前記第1の
    変換器によって検出される信号を処理する手段と、前記
    工具及び前記工作物間の距離が前記所定の値に達すると
    きに前記工具の送り速度の減少を制御する手段とを備え
    ることを特徴とする工作機械の工具の工作物に向かって
    の送りを制御する装置。
  10. 【請求項10】前記信号を処理する手段が整流器を具備
    する特許請求の範囲第9項記載の装置。
  11. 【請求項11】前記信号を処理する手段が周波数選択フ
    ィルタを含む特許請求の範囲第9項記載の装置。
  12. 【請求項12】前記信号を処理する手段が復調器を含む
    特許請求の範囲第9項記載の装置。
  13. 【請求項13】前記信号を処理する手段が信号の位相又
    は信号のパルス伝播時間又は信号の振幅に反応する弁別
    器を含む特許請求の範囲第9項記載の装置。
  14. 【請求項14】前記弁別器が警報信号発生手段に結合さ
    れる特許請求の範囲第13項記載の装置。
  15. 【請求項15】前記第2の変換器にエネルギを供給する
    前記手段は該変換器に結合されるパルス発生器を具備
    し、且つ、前記信号を処理する手段はタイム・スロット
    発生器と、前記第1の変換器によって受信される信号が
    前記タイム・スロット内にあるときに減速制御信号を発
    生する手段とを備える特許請求の範囲第9項記載の装
    置。
  16. 【請求項16】前記パルス発生器は鋸歯状信号発生器を
    含み、該鋸歯状信号発生器は変圧器を介して前記第2の
    変換器に結合されると共に少なくとも1個のしきい値検
    出器に結合され、該しきい値検出器は鋸歯状信号が前記
    タイム・スロットの期間を決定するための前記しきい値
    を超えるときにパルスを発生する、更に加えられるパル
    ス発生器に結合される特許請求の範囲第15項記載の装
    置。
  17. 【請求項17】前記信号を処理する手段は第1のタイム
    ・スロットに続く第2のタイム・スロットを発生する第
    2のタイム・スロット発生器と、該第2のタイム・スロ
    ットの期間に前記第1の変換器によって信号が受信され
    ないときに警報信号を発生するように適合させられてい
    る警報信号発生手段とを含む特許請求の範囲第16項記
    載の装置。
  18. 【請求項18】前記鋸歯状信号発生器は第2のしきい値
    検出器に結合され、該第2のしきい値検出器は前記鋸歯
    状信号が前記第2のタイム・スロットの期間を決定する
    ための前記第2のしきい値を超えるときはいつでもパル
    スを発生するように設けられているパルス発生器に結合
    されている特許請求の範囲第17項記載の装置。
JP60185941A 1984-08-27 1985-08-26 工作機械における工具の工作物に向かつての送りを制御する方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0615136B2 (ja)

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