JPH0615076U

JPH0615076U - くじ付き印刷物

Info

Publication number: JPH0615076U
Application number: JP816492U
Authority: JP
Inventors: 豊田中
Original assignee: 株式会社タナカ
Priority date: 1992-01-28
Filing date: 1992-01-28
Publication date: 1994-02-25

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】印刷物の散らばりを防ぎ配布の手間を省くと共
に、印刷物の披見率を向上させ情報伝達の有効性を向上
させることができる。【構成】広告紙（単位印刷物）１、２、３、４を順次重
ね、広告紙１の上に各広告紙より大形に形成した表紙５
を重ね、広告紙４の下面には前記各広告紙より大型に形
成した裏紙６を重ね冊子状とし、該冊子状の一側７を綴
じる。広告紙１乃至４の自由端１ａ、２ａ、３ａ、４ａ
を順次ずらして重ねる。各自由端に夫々くじ番号１１、
１２、１３、１４が記載されている。表紙５、裏紙６の
自由端５ａ、６ａを接着し、くじ付き印刷物８を形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、広告等を製本した印刷物にくじを付記したくじ付き印刷物に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、広告紙は個々ばらばらでは散乱する為、複数種類の広告紙を幾つかまとめて綴じて製本し冊子とすることにより、広告紙の散乱を防止し、また各広告紙を個々に配布の際の手間を削減していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の広告紙を綴じて製本した冊子は、ばらばらに配布した広告紙よりも見られる可能性は高いが、それでもまだ各広告紙を十分に見終わないうちに捨てられるおそれがあった。また、各広告紙を見終わった後には捨てられ、保存されて再度見られる場合はきわめて少なかった。従って、広告効果が薄いという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

然るにこの考案は、広告紙等の印刷物をまとめた冊子にくじを付記したので、前記問題点を解決した。

【０００５】即ちこの考案は、複数種類の単位印刷物をまとめて重ねて単位印刷物群を構成し、該単位印刷物群の一側を所定幅に亘って綴じ、他側を自由端とした冊子において、前記単位印刷物にくじを付記したことを特徴としたくじ付き印刷物である。

【０００６】また、一種類の単位印刷物毎に一連のくじを付記し、前記くじを付記した単位印刷物を分配して、異なる冊子に綴じたくじ付き印刷物である。また、全ての冊子の全ての単位印刷物に一連のくじを付記したくじ付き印刷物である。また、くじは英文字及び数字の組み合わせとしたくじ付き印刷物である。更に、自由端側の上下紙を互いに連結したくじ付き印刷物である。

【０００７】

【作用】

印刷物を綴じて冊子にしたので、印刷物が散らばるおそれなく、またまとめて配布できるので、印刷物を個々に配布することに較べて、配布の手間を省くことができる。また、印刷物にくじ番号を付したので、印刷物を綴じた冊子は少なくともくじの抽選日までは保管され、印刷物は再度見られることができる。

【０００８】

【実施例】

図面に基づきこの考案の実施例を説明する。

【０００９】広告紙（単位印刷物）１、２、３、４を順次重ね、広告紙１の上に前記各広告紙１乃至４より大形に形成した表紙５を重ね、広告紙４の下面には前記各広告紙より大型に形成した裏紙６を重ね冊子状とし、該冊子状の一側７を綴じる。前記広告紙１乃至４は一自由端１ａ、２ａ、３ａ、４ａを順次ずらして重ねられ、該自由端に夫々くじ番号１１、１２、１３、１４が記載されている（図１（ｂ））。また、表紙５、裏紙６の自由端５ａ、６ａを接着し、くじ付き印刷物８を形成する（図１（ａ））。図中９は切り取り線である。

【００１０】前記くじ番号１１乃至１４は数字、記号、英文字あるいはこれらの組合せが考えられるが、漢字等他の文字や記号でも可能である。また、前記において、表紙５及び裏紙６を設けて、それらの自由端５ａ、６ａを接着したので、表紙５に宛名等を記載すれば、略式に封印されて郵送による発送作業ができる。

【００１１】前記くじ番号の記載は、例えば図２のように、３冊の同一のくじ付き印刷物８、８ａ、８ｂにおいて、同一の広告紙１には夫々同一の母集団を構成するくじ番号１１ａ、１１ｂ、１１ｃを記載する。同様に、広告紙２には夫々同一の母集団を構成するくじ番号１２ａ、１２ｂ、１２ｃを記載し、広告紙３には夫々同一の母集団を構成するくじ番号１３ａ、１３ｂ、１３ｃを記載し、広告紙４には夫々同一の母集団を構成するくじ番号１４ａ、１４ｂ、１４ｃを記載する。従って、くじの抽選は広告紙１毎、広告紙２毎、広告紙３毎、広告紙４毎、夫々に当選番号が決められる。更に、前記くじ番号１１ａ乃至１４ｃ全体を母集団とする中から例えば「下２桁の番号」の一致等、他の抽選を行うこともできる。

【００１２】次に、使用者は受け取ったくじ付き印刷物８を切り取り線９で切り、広告紙を見る。また、後日の抽選日に、くじ番号の当選の有無を確認する。従って、少なくとも抽選発表まではくじ付き印刷物８を保管するので、くじ付き印刷物８は見られる機会が増加する。

【００１３】前記実施例において、図３に示すように、前記くじ番号１１ａ乃至１４ｃ全体を母集団とするくじ番号を記載し、抽選を行うこともできる。

【００１４】また、前記実施例において、図２及び図３でくじ付き印刷物８を３冊づつでくじ番号の記載について説明したが、当然所定配布数（例えば、数千冊等）により母集団を構成する。また、前記くじ番号の記載位置はずらして重ねられた一自由端１ａ、２ａ、３ａ、４ａとしたが、各広告紙のいずれの場所でも可能であり、広告紙毎に記載位置を変えることも可能である。

【００１５】また、前記実施例において、くじ付き印刷物８には広告紙を４枚を綴じたが、当然所定種類何枚でも可能である。また、広告紙はずらしてかさねたが、揃えて重ねることもできる。

【００１６】また、前記実施例において、各広告紙より大型の表紙５及び裏紙６を設けて、一自由端５ａ、６ａを接着したが、図４に示すように、綴じた側以外の自由端の３側を全て接着し、完全密封とし、くじ付き印刷物１５することもできる。また、図５に示すように、表紙５及び裏紙６を省き、各広告紙１乃至４のみを重ねて綴じて、くじ付き印刷物１６とすることもできる。

【００１７】更に、前記実施例において、印刷物を広告紙としたが、他の印刷物とすることもできる。

【００１８】

【考案の効果】

本願考案は、印刷物を冊子とし更にくじ番号を記載したので、受け取った者は、情報量が多いので、破棄するよりも保存する率が多くなると共に、受けとった時点及び抽選時の少なくとも２度は、各印刷物を見ることになり、被見率を向上させ、情報伝達の有効率を向上させることができる効果がある。

【提出日】平成５年４月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１５】また、前記実施例において、くじ付き印刷物８には広告紙を４枚を綴じたが、当然所定種類何枚でも可能である。また、広告紙はずらしてかさねたが、揃えて重ねることもできる。また前記実施例における広告紙の綴じ方は接着剤によることが望ましいが、針金その他を用いた綴じ方等、他の従来の綴じ方いずれでも可能である。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１７

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１７】更に、前記実施例において、印刷物を広告紙としたが、他の印刷物とすることもできる。また、前記印刷物は材質の同種又は異種のいずれでも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例で、（ａ）は斜視図、（ｂ）
はくじ番号記載部分の一部を破切した部分拡大斜視図で
ある。

【図２】この考案のくじ番号の記載方法を説明する図で
ある。

【図３】同じく他のくじ番号の記載方法を説明する図で
ある。

【図４】この考案の他の実施例の斜視図である。

【図５】この考案の他の実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１、２、３、４広告紙１ａ、２ａ、３ａ、４ａ自由端（広告紙）５表紙６裏紙７綴じた側８、１５、１６くじ付き印刷物８ａ、８ｂ、８ｃくじ付き印刷物１１、１２、１３、１４くじ番号１１ａ、１２ａ、１３ａ、１４ａくじ番号１１ｂ、１２ｂ、１３ｂ、１４ｂくじ番号１１ｃ、１２ｃ、１３ｃ、１４ｃくじ番号

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数種類の単位印刷物をまとめて重ね単位
印刷物群を構成し、該単位印刷物群の一側を所定幅に亘
って綴じ、他側を自由端とした冊子において、前記単位
印刷物にくじを付記したことを特徴としたくじ付き印刷
物
【請求項２】一種類の単位印刷物毎に一連のくじを付記
し、前記くじを付記した単位印刷物を分配して、異なる
冊子に綴じた請求項１に記載のくじ付き印刷物
【請求項３】全ての冊子の全ての単位印刷物に一連のく
じを付記した請求項１に記載のくじ付き印刷物
【請求項４】くじは英文字及び数字の組み合わせとした
請求項１に記載のくじ付き印刷物
【請求項５】自由端側の上下紙を互いに連結した請求項
１に記載のくじ付き印刷物