JPH06150386A - 光学的情報記録媒体 - Google Patents

光学的情報記録媒体

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JPH06150386A
JPH06150386A JP4298916A JP29891692A JPH06150386A JP H06150386 A JPH06150386 A JP H06150386A JP 4298916 A JP4298916 A JP 4298916A JP 29891692 A JP29891692 A JP 29891692A JP H06150386 A JPH06150386 A JP H06150386A
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JP
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optical
visible
light
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JP4298916A
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English (en)
Inventor
Kenji Yoshioka
賢司 吉岡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光記録領域内全域に、高密度にかつ鮮明に可
視情報を形成すると共に、この可視情報がトラッキング
の特性にも影響せず、かつ他の付加価値を有する光学的
情報記録媒体を提供すること。 【構成】 光カード1は、情報の記録/再生がなされる
情報トラック3と、光ビームを案内するための案内トラ
ック4とを多数有している。この光カード1は、光透過
性部材18からなる案内トラック4の下層に、可視情報
12を有する可視情報記録層13を形成している。この
可視情報12は、透明な接着剤9、前記光透過性部材1
8、及び透明基板6を介して、外部から目視可能となっ
ている。可視情報記録層13には、例えば印刷により、
可視情報12を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビームを用いて情報
の記録または再生の少なくとも一方がなされる光学的情
報記録媒体に関する。特に、本発明は、光記録領域内に
目視可能な可視情報が記録されている光学的情報記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている磁気カードと同一
のサイズで、大容量の光学的情報記録媒体として光カー
ドの実用化が進んでいる。この光カードは情報の記録・
再生を光ビームにより行う情報記録媒体で、その種類と
して読みだし専用(ROM型:Read only Memory)のも
の、追記型(WORM型:Write Once read Memory)の
もの、書換え可能なものとがある。
【0003】情報の記録方法として例をあげると、光記
録媒体上へのレーザー光の照射によりピットを形成する
もの、熱変形によるもの、また、光磁気効果による光磁
気記録などが挙げられる。また、結晶状態と非晶質状態
を可逆的に変化させ、情報を記録する相変化型もある。
これらのデータの再生原理としては反射率の変化や、カ
ー効果等を用いている。追記型及び書換え可能な記録媒
体としては、相変化型の媒体が注目されている。
【0004】ここで、図7ないし図9を参照して、光カ
ードの構造について説明する。図7のように、光学的情
報記録媒体である光カード3lは、少なくともその片面
の一部に、光ビームにより情報の記録または再生の少な
くとも一方ができる光記録領域32が形成されている。
図8は、図7に示す光記録領域32の一部を拡大したも
のである。
【0005】図8に示されるように、光記録領域32に
は、デジタル情報が記録される情報トラック33と、光
ビーム35を情報トラック33に追従させるために設け
られた案内トラック34とが形成されている。符号2l
は、情報トラック33にデジタルデータとして記録され
たライトピットである。光ビーム35aないし35c
は、図示していない回折格子により、一本の光ビームか
ら3本に分割された光ビームである。
【0006】光ビーム35aは情報トラック33の中央
部を追従し、デジタルデータの記録・再生を行う光ビー
ムである。また、光ビーム35b及び35cは、光ビー
ム35aの両サイドにあって、ビームが案内トラック3
4を跨ぐように照射されており、その信号の差分を利用
し、光ビーム35aを情報トラックの中央に追従させて
いる。
【0007】一般的には、光ビームを情報トラック33
に追従させる方法として、プッシュプル方式やウォブリ
ング方式等が知られている。
【0008】通常、案内トラック34は情報トラック3
3とは異なる反射率、もしくは異なる位相差を有するよ
うに形成されている。例えば、反射率が異なる例として
は、情報トラックは光記録材料で形成されている一方、
案内トラックは光吸収性材料で形成される。この例とし
て、特開昭63−802436号公報に記述されている
光カードの断面構造について、図9を参照して説明す
る。図9において、符号37は情報トラックを形成する
光記録材料であり、符号38は案内トラックを形成する
低反射材料である。
【0009】これら情報トラック37及び案内トラック
38の上側には透明基板36、また下側に向かって、接
着剤39、及びカード基板40が順次積層されている。
低反射率である案内トラック38の部分は、光ビームを
吸収するために形成されたもので、フォトレジストを黒
色のシアン染料で染色したものである。
【0010】光カードの具体的な製造方法としてはま
ず、写真製版法(フォト・リソ法)により、透明基板3
6上に低反射材料38を形成する。この後で、この表面
に光記録材料37を全面スパッタリングし、これを接着
剤39を介してカード基板40とはりあわせることによ
り光カードが完成する。
【0011】また、近年、光カード本来の品質や性能の
向上のみならず、付加価値の向上のためにデザイン性が
重視されている。その具体的な例として、光記録領域内
に可視情報を形成することが考えられている。このよう
な光学的情報記録媒体の例としては、特開昭64−49
88号公報に記載のものが知られている。
【0012】これは光記録領域中の案内トラックの欠落
によって、目視にて識別可能なパターンを形成するもの
である。これを図10ないし図11に示す。図10にお
ける欠落パターン41は単独では識別可能なパターンは
構成できないが、これを連続して多数形成することによ
り、目視にて識別可能なパターンを形成可能とするもの
である。この欠落部分は他と反射率が異なるため、これ
により文字・図形等をつくることで、可視情報が形成さ
れる。図11は、可視情報42が図10における方法で
形成されている光ディスク43を示してある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光記録
領域内に可視情報を記録するために、前記の特開昭64
一4988号公報で用いられている手段を用いて、目視
可能な可視情報を形成しようとすると、以下に示すよう
な欠点が生じる。図10に示す可視情報を形成している
欠落パターン41は、トラッキングにミスを生じさせな
いように、ある一定の大きさ以下、または、ある一定の
密度以下に形成しなければならない。
【0014】つまり、前記方法では、鮮明な可視情報を
高密度に形成することは必然的に困難となる。また、こ
の方法でトラッキングにミスが生じないように可視情報
を形成したとしても、仮に外的なゴミや埃等とが重なっ
た場合、トラッキングのミスが発生する可能性が高くな
る。その一方で、光記録領域に形成する可視情報を鮮明
にしようとするためには、大きい欠落パターンを形成し
なければならず、結局トラッキングが確実にできないと
いう欠点が生じてしまう。
【0015】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、光記録領域内全域に、高密度にかつ鮮明に可視情報
を形成すると共に、この可視情報がトラッキングの特性
にも影響せず、かつ他の付加価値を有する光学的情報記
録媒体を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ビームを用
いて、情報の記録または再生の少なくとも一方がなされ
る情報トラックと、前記情報トラックに沿って、前記光
ビームを案内するために設けられた案内トラックとを複
数有する光学的情報記録媒体において、前記案内トラッ
ク、または前記案内トラックを透過して目視できる位置
の少なくとも一方に、目視可能な可視情報を形成してい
る。
【0017】
【作 用】本発明は、前記案内トラックを透過して目視
できる位置、または前記案内トラックの少なくとも一方
に、可視情報を形成することにより、この可視情報は外
部から目視可能となっている。
【0018】
【実施例】以下、本発明の光学的情報記録媒体の一例と
して光カードを例にあげ、本発明の実施例について、図
を参照して説明する。
【0019】図1ないし図3は本発明の第1実施例に係
り、図1は本発明の光カードの正面図、図2は記録され
ている可視情報を示す図、図3は光カードの構造を示す
断面図である。また、図4は図3に示す光カードの変形
例に係るものである。
【0020】さらに、図5は本発明の第2実施例に係る
光カードの構造を示す断面図、図6は図5に示す光カー
ドの変形例である。尚、図1及び図2は、第1実施例、
第2実施例及び各変形例において、共通であるとして説
明する。
【0021】まず、第1実施例について説明する。図1
は本発明に係る光カードであり、光記録領域に、目視で
識別可能な可視情報を形成したものである。
【0022】図1及び図2を参照して、光カードの構造
について説明する。図1のように、光学的情報記録媒体
である光カードlは、少なくともその片面の一部に、光
ビームにより情報の記録または再生の少なくとも一方が
できる光記録領域2が形成されている。図1に示すよう
に、可視情報12は、光カード1の光記録領域2内に形
成されている。
【0023】図2は図1における可視情報12である文
字Aの部分を拡大した図である。図2に示されるよう
に、光記録領域2には、デジタル情報が記録される情報
トラック3と、光ビームを情報トラック3に追従させる
ために設けられた案内トラック4とがそれぞれ多数形成
されている。符号2lは、前記同様、情報トラック3に
デジタルデータとして記録されたライトピットである。
【0024】前記可視情報12は、少なくとも案内トラ
ック4が位置する部分には形成されており、情報トラッ
ク3に記録されているデジタルデータであるライトピッ
ト21は、記録再生特性に関しては可視情報12に影響
されないように構成されている。すなわち、前記可視情
報12は、光ビームが照射される方向から見た場合、後
述するように、情報トラック3とほぼ同層に形成された
案内トラック4の下層に形成されている。
【0025】図3は光カード1の断面構造で、符号6は
ポリカーボネイトからなる透明層(以下、透明基板と表
記する場合もある)である。この透明層6の下面には、
前記情報トラック3を構成する例えばTeSb等の光記
録材料7と、前記案内トラック4を構成する光透過性部
材18とが設けられている。
【0026】これら情報トラック3及び案内トラック4
の下側には、例えばエポキシ系の透明な接着剤9を介し
て、可視情報が形成された可視情報記録層13が積層さ
れている。
【0027】また、図3中符号10は、塩化ビニールか
らなるカード基板である。このカード基板10の上面に
は、シルク印刷によって多色刷りのデザイン印刷によ
り、前記可視情報記録層13が形成されている。
【0028】写真製版法(フォト・リソ法)を用いて、
前記透明基板6上には、情報トラック3の部分にはそれ
を構成する光記録材料7が配置・形成され、案内トラッ
ク4の部分にはそれを構成する光透過性部材18を配置
・形成される。すなわち、前記可視情報記録層13は、
図3に示すように、その上側に向かって、透明な接着剤
9、光を透過するつまり透明な案内トラック18、透明
基板6が形成されている部分を有している。従って、こ
のように構成された光カード1を上側(透明基板6の
側)から見ることにより、前記可視情報記録層13に多
色刷で印刷された図1及び図2に示す可視情報12を目
視することができる。
【0029】図3で示される構成の光カード1におい
て、デジタルデータが記録されている情報トラック3に
入射した光ビームは、情報トラック3を形成する光記録
材料7により、前記透明基板6と光記録材料7(情報ト
ラック3)との境界で反射される。
【0030】一方、案内トラック18の部分に入射した
トラッキング用の光ビームは、透明基板6と光透過性部
材18(案内トラック4)との境界では反射されず、可
視情報記録層13まで到達する。そして、可視情報記録
層13の表面で、前記入射光ビームは散乱される。従っ
て、この光ビームは、情報トラック3を照射された光ビ
ームと同じ方向へ反射される割合は、極めて少ないとい
える。
【0031】尚、案内トラック4は、入射する光ビーム
を図示しない(トラッキング用等の)光検出素子の方向
に反射させないことが重要であり、必ずしも、図9で示
されているものように、入射光線を吸収する必要はな
い。
【0032】すなわち、前記可視情報12の形成手段と
して用いた印刷では、印刷層は微視的に見ると各色の印
刷粒子の集合で形成されており、その表面は平坦性が高
くないため、この層に入射する光ビームは広い範囲の方
向に散乱される。従って、前記光吸収材料を用いなくて
も、低反射材料を案内トラックに設けたのと同じ効果が
得られる。
【0033】この様に本構成によって、前記案内トラッ
ク4においては、光吸収部材を使用することと同様のト
ラッキング性能を得ることが達成される。本実施例で
は、光記録領域2内にあって目視可能な可視情報12が
形成されると共に、この可視情報12がトラッキング性
能に影響しないことを達成できる。そして、本実施例の
光カード1において、案内トラック4は光透過性を有す
る光透過部材18で形成されており、可視情報12はこ
の案内トラック4等を通して、外部から目視することが
できる。
【0034】前記透明基板6は、可視光線と記録・再生
の光ビームの波長に対して、透明であればよい。具体的
にはポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカー
ボネイト、ポリ塩化ビニール、ガラス等が挙げられる。
また、透明基板6は透明度が高く、複屈折が低い材料が
望ましい。つまり、例えば文字等が多重になって見えに
くくなることを防止することである。また、この透明基
板6は、案内溝の有無は関係なく、いずれであってもよ
い。
【0035】前記情報トラック3を形成している光記録
材料7は、光学的に情報の記録または再生が行われる材
料で、読みだし専用型、追記型、書換型のいずれであっ
てもよい。これらの材料の種類としては、ピットを形成
する穴あけ型、結晶と非晶質を可逆的に変化させる相変
化型、光磁気効果を用いる光磁気型等のいずれの材料で
あってもよい。これらの特性を満足する材料としては、
一般に知られている光記録材料でよい。具体的には、T
e、Bi、Al、Se、Sn、In等低融点の金属、ま
たはこれらの金属を主成分とする合金があげられる。前
記合金としては、例えば、TeSb、TeSe、TbF
eCo等があげられる。また、シアニン系、ポリメチン
系、アザアヌレン系、ナフトキノン系等の色素系の記録
材料も、使用可能である。
【0036】前記光記録材料7は光透過性を有する必要
はないが、光透過性を有していてもよい。この場合、情
報の記録再生の影響がない範囲内では、前記可視情報の
コントラストの向上につながる。
【0037】前記光透過部材18は、可視情報12のコ
ントラストを大きくするためには光透過率が高い方が望
まれるが、可視情報12が透明基板6の側から確認でき
る程度の光透過率を有していれば、その材料はどの様な
材料であってもよい。また、無色である必要もなく、着
色されていてもよい。但し、光ビームのトラッキング性
能に影響を与えないために、光ビームの入射方向に該光
ビームをほとんど反射させない材料である必要がある。
具体的に例を挙げると、情報トラック3及び案内トラッ
ク4を形成するための写真製版法で、使用するフォトレ
ジストでよい。また、この光透過性部材18は、前記接
着剤9と同一であってもよい。
【0038】前記接着剤9は接着強度が高く、可視光線
に対して透明で、かつ記録・再生に影響の少ないものを
選択する必要がある。具体的にはエポキシ系、ウレタン
系、アクリル系の接着剤が挙げられる。
【0039】前記可視情報記録層13では、この層に入
射する光ビームが広い範囲の方向に散乱されるように形
成されれば良い。
【0040】そして、前記可視情報記録層13の形成方
法としては、通常の印刷による方法、カード基板10上
にエッチング等により凹凸を形成する方法、さらに、こ
の凹凸にあわせて印刷を行う方法、有機高分子等の相変
化を利用した可変情報を行う方法やホログラム印刷等が
ある。
【0041】例えば、印刷による方法の場合、一般的に
用いられている方法として、シルク印刷、オフセット印
刑、グラビア印刷等が挙げられる。印刷用のインキは各
々の印刷方法とカード基板の材料とに適合したものが選
択される。また、前記可視情報12として記録される内
容としては文字、図形、マーク、ロゴ等が挙げられ、そ
の内容について、特に限定されるものではない。
【0042】また、本実施例では、前記可視情報12は
案内トラック4を通して観察されるので、案内トラック
4の幅によって、可視情報として記録された文字や図形
等の解像度が左右される。従って、識別可能な可視情報
を形成するためには、複数の案内トラック4に可視情報
12を形成する必要がある。
【0043】また、前記情報トラック3と案内トラック
4との幅は、情報の記録/再生特性及びトラッキング性
能に影響のない限り、それぞれ任意に設定してよい。図
2においては、情報トラック3と案内トラック4との幅
の比が1:1のものを図示してあるが、情報トラック3
の幅は、案内トラック4のそれより広くあっても、狭く
あってもよい。
【0044】前記カード基板10は、情報トラック3を
保護し、カード本体の機械的強度を保つことを目的とし
ており、この目的が満足されれば特に材料を限定する必
要はない。例えばポリ塩化ビニル、ポリカーボネイト、
ポリエチレン等の樹脂材料が挙げられる。また、場合に
よっては、金属板やセラミック、または紙等も使用する
ことがきる。カード基板10は不透明であっても、透明
であってもよい。
【0045】本実施例によれば、前記可視情報12は、
光記録領域2にある光記録材料7をあたかも透過してい
るようにみえる。あるいは可視情報12が光記録層と同
一面に形成されているかの如く観察され、デザイン的に
優れ、光記録媒体に高級感が生まれ、さらに媒体自身に
付加価値を持たせることができる。また、本実施例で
は、前記可視情報12を高いコントラストで形成するこ
とができ、見やすくできる。
【0046】尚、ファラデー効果を用いる場合には、前
記光記録材料7と、この光記録材料7の下に位置する、
つまり一部の可視情報記録層13と、カード基板10と
は、透明にする必要がある。
【0047】次に、図4には、第1本実施例の変形例に
係る光カードを示す。尚、第1実施例と同様の構成及び
作用については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0048】図4において、符号14は第2の透明層、
符号15は第2の透明層14側から目視可能な可視情報
12が記録されている可視情報記録層である。また、符
号16は印刷層、符号17は透明保護層である。可視情
報記録層15はカードの透明基板6から識別可能な前記
可視情報12が形成されている。前記印刷層16は、透
明保護層17の側から可視情報が識別可能となってい
る。
【0049】尚、可視情報記録層15と印刷層16とに
形成される可視情報は、それぞれ同じものでも良いし、
一部または全体的に異なるものでも良い。
【0050】本変形例において、図3に示す第1実施例
と異なる点は、前記案内トラック4の部分には、光透過
性部材18を設けていない点である。前記案内トラック
4は前記透明基板6に直接、溝(グルーブ)として形成
されている。
【0051】また、可視情報記録層15と前記光記録材
料7との間には、第2の透明層14が挟まれている。従
って、前記案内トラック4の部分を透過した光ビーム
が、可視情報記録層15で散乱されたとしても、第2の
透明層14の厚み分、散乱面積が大きくなる。このた
め、前記情報トラック3で光ビームが反射される方向に
散乱される光ビームは、極めて少ない。
【0052】本変形例では、図3に示す第1実施例の記
録媒体と同様の効果を得ることができる。従って、本実
施例により、前記光記録領域2内に目視可能な前記可視
情報12を記録し、かつ、この可視情報12がトラッキ
ング性能に影響しないことを達成できる。
【0053】図5及び図6は本発明の第2実施例及びそ
の変形例に係り、図5は第2実施例に係る光カードの構
造を示す断面図、図6は図5の変形例に係る光カードの
構造を示す断面図である。
【0054】図5に示す本第2実施例では、図2に示す
前記案内トラック4に可視情報12を形成すると共に、
前記案内トラック4を光散乱性の材料または光吸収性の
材料で形成したものである。すなわち、本実施例は、前
記案内トラック4そのものに、可視情報を記録するもの
である。
【0055】本第2実施例では、図3に示す第1実施例
における光透過部材18に代えて、前記可視情報12が
形成されている光散乱部材19を有している。前記光散
乱部材19に形成された可視情報12は、前記透明基板
6から目視可能な情報として形成されている。その他、
第1実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号
を付して説明を省略する。
【0056】前記光散乱部材19には印刷による方法
で、可視情報12を形成してもよい。あるいは、光散乱
部材19は、少なくとも2種類以上の色の異なる光吸収
部材であると共に、色の異なる複数の光吸収材料で形成
する方法等を用いて、可視情報12を形成することもで
きる。つまり、カラー印刷と同様の効果を得るようにし
たものである。
【0057】また、第1実施例で述べた前記可視情報記
録層13の方法を使用することもできる。この実施例の
場合、前記透明基板6から見ると前記光記録領域2内に
可視情報として、前記可視情報記録層である光散乱部材
19と前記可視情報記録層13との両者が目視できるた
め、前記可視情報の情報量を増加させることができる。
つまり、より見やすくなっている。
【0058】また、前記光記録材料7または光散乱部材
(可視情報記録層)19に、可視光線の一部を透過する
材料を使用すると、厚みのあるデザインを形成すること
もできる。また、可視情報記録層19には、ホログラム
印刷を用いると立体感のあるデザインを形成することが
可能となる。
【0059】本第2実施例の場合、前記案内トラック4
を構成する光散乱部材19に入射した光は全方向に散乱
されるか、吸収されるので、第1実施例と同様に全く問
題なくトラッキングを行うことができる。
【0060】次に、図6に示す変形例では、前記案内ト
ラック4を光散乱材料20で形成している。この光散乱
部材20には、前記透明基板6から目視可能な可視情報
が形成されている。この光散乱部材20は印刷によって
形成する方法や、色の異なる複数の光吸収材料で形成す
る方法等を用いることができる。あるいは、第1実施例
で述べた可視情報の形成方法でよい。但し、本実施例
は、図4に示す変形例とは、前記情報トラック3と案内
トラック4との凸凹が逆転している。また、光記録材料
7は、透明基板6及び光散乱部材20の下に層状に形成
されている。
【0061】本変形例では、前記透明基板6側から見る
と、前記光記録領域2内に可視情報として、前記光散乱
部材からなる可視情報記録層20と前記可視情報記録層
15との両者が目視できるため、可視情報の情報量を増
加させることができる。
【0062】また、前記可視情報記録層20及び光記録
材料7には、光透過性を持たせることにより厚みのある
デザインを形成することもできる。あるいは、可視情報
記録層20にホログラム印刷を用いると、立体感のある
デザインを形成することが可能となる。
【0063】本変形例の場合、前記案内トラック4を構
成する光散乱部材に入射した光は全方向に散乱される
か、吸収されるので、第1実施例同様に光吸収部材と同
様の効果が得られる。
【0064】本発明は、情報トラックと案内トラックと
を有する光学的情報記録媒体において、案内トラック
に、あるいは案内トラックを介して目視できる位置に、
可視情報記録を設けたものである。これにより、光記録
領域中にコントラストの高い可視情報を目視できるよう
になった。また、本発明の方法では可視情報によるトラ
ッキング外れが生じることもなく、可視情報を高密度で
形成することが可能となる。
【0065】本発明は、反射型の読みだし方法である場
合について説明したが、これ以外でも良い。また、本発
明は、前記各実施例及び変形例における光カードに限定
されるものではなく、コンパクトディスク(CD)、光
ディスク、レーザーディスク、光磁気ディスク、光テー
プ等に、幾多の実施例、変形例が可能である。つまり、
前述したものに限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学的情
報記録媒体によれば、光記録領域内全域に、高密度にか
つ鮮明に可視情報を形成できると共に、この可視情報が
トラッキングの特性にも影響せず、かつ媒体自身に他の
付加価値を持たせることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の光カードの正面図。
【図2】図2は記録されている可視情報の詳細を示す
図。
【図3】図3は光カードの構造を示す断面図。
【図4】図4は図3に示す光カードの変形例に係る断面
図。
【図5】図5は第2実施例に係る光カードの構造を示す
断面図。
【図6】図6は図5に示す光カードの変形例。
【図7】図7は光カードの正面図。
【図8】図8は光記録領域の拡大図。
【図9】図9は従来の光カードの断面構造図。
【図10】図10は従来例に係る可視情報が形成された
光記録領域の詳細図。
【図11】図11は従来例に係る可視情報が形成された
光学的記録媒体の外観図。
【符号の説明】
1…光カード 2…光記録領域 3…情報トラック, 7…光記録材料 4…案内トラック,18…光透過性材料 6…透明層(基板) 9…接着剤 10…カード基板 12…可視情報 13…可視情報記録層 21…ライトピット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】一方、トラッキング用の光ビームで案内ト
ラック18の部分に入射した光は、透明基板6と光透過
性部材18(案内トラック4)との境界では反射され
ず、可視情報記録層13まで到達する。そして、可視情
報記録層13の表面で、前記入射光ビームは散乱され
る。従って、この光ビームは、情報トラック3を照射さ
れた光ビームと同じ方向へ反射される割合は、極めて少
ないといえる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを用いて、情報の記録または再生
    の少なくとも一方がなされる情報トラックと、前記情報
    トラックに沿って、前記光ビームを案内するために設け
    られた案内トラックとを複数有する光学的情報記録媒体
    において、 前記案内トラック、または前記案内トラックを透過して
    目視できる位置の少なくとも一方に、外部から目視可能
    な可視情報を形成していることを特徴とする光学的情報
    記録媒体。
JP4298916A 1992-11-09 1992-11-09 光学的情報記録媒体 Pending JPH06150386A (ja)

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JP (1) JPH06150386A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08339156A (ja) * 1995-06-13 1996-12-24 Toppan Printing Co Ltd 検証機能付ホログラムカード及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08339156A (ja) * 1995-06-13 1996-12-24 Toppan Printing Co Ltd 検証機能付ホログラムカード及びその製造方法

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