JPH0615022Y2 - 圧空成形機利用の熱成形金型 - Google Patents

圧空成形機利用の熱成形金型

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JPH0615022Y2
JPH0615022Y2 JP1986150322U JP15032286U JPH0615022Y2 JP H0615022 Y2 JPH0615022 Y2 JP H0615022Y2 JP 1986150322 U JP1986150322 U JP 1986150322U JP 15032286 U JP15032286 U JP 15032286U JP H0615022 Y2 JPH0615022 Y2 JP H0615022Y2
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flange
mold
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compressed air
annular step
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公明 百留
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プラスチック容器等の成形に使用する圧空成
形機利用の熱成形金型に関するものである。
(従来の技術) 一般的な、真空成形、圧空成形を含めた熱成形にあって
は、成形されるプラスチック容器のフランジ部の押え方
式として、これまで、第5図に示すような専用機器か、
第6図に示すような特殊金型が用いられていた。
例えば、専用機械としては、イーリッヒ(西独)RDM
シリーズがあるが、これは上下の金型でプラスチックシ
ートをクランプした後に、プラグを駆動し、さらに圧空
エアで成形するタイプである。また特殊金型としては、
下型に対して上型より油圧駆動による先行クランプが突
出して、下型に対してプラスチックシートの容器のフラ
ンジとなる部分をクランプした後、ブラグを下型のキャ
ビティ内に侵入させて圧空エアで成形するものである。
さらに、下型に対し、別個に摺動する内型と外型とより
なる加熱真空成形型が特公昭39−19048号公報に記載さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の熱成形用金型において、専用機械のものも、特殊
金型使用のものも、何れも成形されたプラスチック容器
は、フランジ部の天面だけがクランプされただけのもの
であるから、容器のフランジに続く開口縁の外側部は、
正確な寸法とはならず、二重巻締めにより蓋を密封する
容器としては適切なものではなかった。
また、公報の記載のものにあっては、外型の摺動によっ
て、それの段部にて樹脂容器の口縁部上を押圧すること
はあるとしても、この外型は切断するためのもので、そ
の製品容器のフランジ部分は、蓋による二重巻締めには
適さないものであった。
本考案は、この点を解決すべく案出されたもので、その
目的とするところは、従来の圧空成形機を利用して、上
下の金型を改良することにより、容器のフランジ部の天
面とともに、フランジ部に続く開口縁の内側面をも規制
することによって、この部分の寸法精度をよくし、もっ
て被蓋の二重巻締めに適したフランジ部を有するプラス
チック容器を成形するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案にあっては、下面
の周縁部に環状の段部を形成するとともに、中央部に押
圧プラグを有するフランジ押え体を、その内側下面に、
摺動杆とスプリングとをもって弾設した上型と、上記の
フランジ押え体の環状の段部が、開口縁の天面と内面と
に嵌合するキャビテイを設けた下型とより構成され、上
型が下型に当接したとき、加熱されたプラスチックシー
トをキャビテイの開口縁の天面と内面とに、フランジ押
え体の環状の段部をもって、スプリングにて挟圧するよ
うにした構成をとっている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本考案の圧空成形機を利用する熱成形用金型は、上型
(a)と下型(b)とよりなるものである。上型(a)
は、円板状の天板(1)の周縁に、リング状の幅広の突
出環(2)が下方に突設され、その先端内側は削り取ら
れた状態で傾斜して、押え部(3)を形成している。ま
た天板(1)の上面には、中央部に圧空エア導入管
(4)が、周縁には、例えば対称の位置に4本の連杆
(5)が突設されている。さらに、上型(a)の天板
(1)と突出環(2)との間の空間部には、この間を移
動可能に円板状のフランジ押え体(6)が設けられてい
る。
このフランジ押え体(6)には、その上面に、天板
(1)にメカニカルシール(7)を介して貫設した頭部
(8)付きの摺動杆(9)が螺設(10)されており、この
摺動杆(9)の外周には、天板(1)とフランジ押え体
(6)との間に、スプリング(11)が捲回されて弾設され
ている。このようなスプリング(11)を捲回した摺動杆
(9)は、例えば、対称の位置に4本設けられている。
フランジ押え体(6)は、その中央部に、調整ボルト(1
2)が螺貫されており、その先端は、下面が円弧状をなす
押圧プラグ(13)に螺入されている。
さらに、フランジ押え体(6)には、中央部の調整ボル
ト(12)の両側に、圧空エアの侵入路(15)(15)が貫設され
ており、下面の周縁には、容器のフランジ部の天面とフ
ランジ部に続く内面とを押える環状段部(16)が形成され
ている。下型(b)は、環状の枠組(17)に対し、キャビ
ティ本体(18)が嵌設されたもので、中央のキャビティ(1
9)の下隅にそって浅い溝(20)が形成され、この溝(20)に
そって細い排気孔(21)が多数連設されている。
(使用法、作用) 次に、本考案の使用法とその作用を説明する。
本考案の熱成形金型に使用するプラスチックシート
(c)は、ポリプロピレン/接着剤/エチレンビニルア
ルコール共重合体/接着剤/ポリプロピレンからなる約
1.2mmの厚さのものである。
このシート(c)が加熱されて、第1図に示すように、
下型(b)上に移送されてくると、スプリング(11)によ
って延び切った状態にあるフランジ押え体(6)は、そ
の下面にある押圧プラグ(13)がプラスチックシート
(c)に当接する。
この状態で、上型(a)は、連杆(5)の下降により、
天板(1)が摺動杆(9)に捲回したスプリング(10)の
反力を介して、プラグ押え体(6)、押圧プラグ(13)を
押し下げ、第3図に示すように、プラスチックシート
(c)を、キャビティ(19)の開口縁の天面と内面とに、
プラグ押え体(6)の環状段部(16)をもって挾持する。
この状態から、さらに、連杆(5)により上型(a)を
下降させると、第4図に示すように、突出環(2)の先
端の押え部(3)によって、プラスチックシート(c)
を下型(b)の枠組(17)部にクランプするとともに、天
板(1)の下降した分だけの圧縮されたスプリング(11)
の反力で、フランジ押え体(6)の環状段部(16)をもっ
て、プラスチックシート(c)をキャビティ(19)の口縁
部に強圧し、天面と外面とにおいて規制する。
ここにおいて、圧空エアを上型(a)の導入管(4)か
ら導入すると、上型(a)は、突出環(2)の先端の押
え部(3)と摺動杆(9)のメカニカルシール部(7)
で気密の状態となるから、導入された圧空エアは、フラ
ンジ押え体(6)の侵入路(15)及びフランジ押え体
(6)と押圧プラグ(13)との間を通ってキャビティ(19)
内に入り、プラスチックシート(c)を引き延ばして、
キャビティ(19)の内面に押し付けて成形する。
このとき、キャビティ(19)内のエアは、押されて下隅の
溝(20)内にめぐらされている多数の排気孔(21)より排出
される。
プラスチック容器の成形が終わると、圧空エアの導入は
止まり、上型(a)は連杆(5)によって上昇する。
以上によって、プラスチック容器の成形の一工程は終わ
る。
次に、第7図について説明すると、その(イ)に示すも
のは、例えば本考案の第4図におけるように、プラスチ
ックシートを押え部(3)のみでクランプして、フラン
ジ押え体(6)が存在しないような場合で、フランジ部
(22)は、なんら規制がないから厚くなり、寸法的に安定
性はなく、(ロ)に示すものは、第5図、第6図におけ
るように、フランジ部(22)を上下方向より押圧挾持して
クランプした場合で、天面は寸法的に安定しているが、
容器の内側方向には突出して厚くなり、寸法的に安定性
のないものとなる。(ハ)に示すものは、本考案の金型
によって成形されたもので、フランジ部(22)の天面、及
び開口縁(23)の内面とも、キャビティの開口部とフラン
ジ押え体(6)の環状段部(16)とで規制され、寸法は正
確で安定性がある。
第8図は、成形されたプラスチック容器の各部における
厚さの寸法を示すもので、本考案の金型を用いた場合の
数値に対して、括弧内の数値は、例えば第7図(イ)に
おけるような場合のものである。
(考案の効果) 本考案は、従来の圧空成形機を利用する熱成形用金型
で、上型内に摺動杆とスプリングとで弾設されたフラン
ジ押え体に、その下面周縁にキャビティの開口縁の天面
及び内面に合致する環状の段部を設け、この部分でプラ
スチックフィルムをスプリングの反力でキャビテイの開
口縁の天面及び内面に弾性的に押圧挾持するようにした
から、圧空エアによってキャビティ内に圧接成形された
プラスチック容器は、そのフランジ部において、天面及
びこれに続く内面が寸法的に正確に安定しており、これ
がため、被蓋の二重巻締めにフランジ部を有するプラス
チック容器を容易に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱成形用金型の断面図、第2図は上型
のA−A線における断面図、第3図は第1図と同様なも
ので、作動の途中状態を示し、第4図は同上の最終段階
の状態を示すもの、第5図(イ)、(ロ)は従来の専用
機械の使用状態の説明的断面図、第6図(イ)、(ロ)
は特殊金型の使用状態の説明的断面図、第7図(イ)、
(ロ)は従来の金型による、また(ハ)は本考案の金型
によるそれぞれ成形容器のフランジ部分の断面図、第8
図は成形フランジ容器の各部における厚さの寸法記入図
である。 符号a……上型 b……下型 c……プラスチックシート 1……天板 2……突出環 3……押え部 4……圧空エア導入管 5……連杆 6……フランジ押え体 7……メカニカルシール 8……頭部 9……摺動杆 10……螺設部 11……スプリング 12……調節ボルト 13……押圧プラグ 14……螺入部 15……圧空エア侵入路 16……環状段部 17……枠組 18……キャビティ本体 19……キャビティ 20……溝 21……排気孔 22……フランジ部 23……開口縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面の周縁部に環状の段部を形成するとと
    もに、中央部に押圧プラグを有するフランジ押え体を、
    その内側下面に、摺動杆とスプリングとをもって弾設し
    た上型と、上記のフランジ押え体の環状の段部が、開口
    縁の天面と内面とに嵌合するキャビテイを設けた下型と
    より構成され、上型が下型に当接したとき、加熱された
    プラスチックシートをキャビテイの開口縁の天面と内面
    とに、フランジ押え体の環状の段部をもって、スプリン
    グにて挟圧するようにしたことを特徴とする圧空成形機
    利用の熱成形金型。
JP1986150322U 1986-09-30 1986-09-30 圧空成形機利用の熱成形金型 Expired - Lifetime JPH0615022Y2 (ja)

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