JPH06148994A - 画像形成制御装置 - Google Patents

画像形成制御装置

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JPH06148994A
JPH06148994A JP4297558A JP29755892A JPH06148994A JP H06148994 A JPH06148994 A JP H06148994A JP 4297558 A JP4297558 A JP 4297558A JP 29755892 A JP29755892 A JP 29755892A JP H06148994 A JPH06148994 A JP H06148994A
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JP
Japan
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image forming
photoconductor
membership function
image
charger
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Application number
JP4297558A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Negishi
岸 広 行 根
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファジ−制御を実施する画像形成装置におい
て、使用する部品の特性のばらつきの影響をなくす。ユ
−ザの使用環境に適応して最適な制御を可能にする。 【構成】 必要に応じてメンバ−シップ関数を修正す
る。操作ボ−ドからのマニュアル調整入力に応答して修
正する。センサ自体の検出感度特性を測定し、その結果
に基づいて修正する。感光体上のトナ−付着量(濃度)
を検出し、目標値とのずれが大きい場合に修正する。長
時間コピ−動作を行なった場合に修正する。メンバ−シ
ップ関数を平行移動によって修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機のような
画像形成装置に関し、特に適正な形成画像を得るために
ファジ−推論を利用した制御を実施する制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば複写機のような画像形成装置にお
いては、感光体帯電器の放電電極電圧,感光体帯電器の
放電電流,感光体帯電器のグリッド電極電圧,感光体表
面の帯電電位,感光体表面の露光部電位,感光体表面の
残留電位,原稿露光強度,感光体への画像書込光強度,
現像バイアス電圧,転写チャ−ジャ電圧,転写チャ−ジ
ャ放電電流,現像剤のトナ−濃度,感光体上トナ−付着
量,定着器温度,機内温度,機内湿度,感光体回転時
間,給紙搬送速度等々、様々な要素の各々の状態変化が
それぞれ画像形成プロセスに影響を及ぼし、形成画像品
質が変わる。このため、形成画像品質を適正に維持する
制御は非常に難しい。
【0003】この種の画像形成制御にファジ−推論を用
いた従来技術は、例えば特開平3−89369号公報に
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ファジ−推論を用いた
従来の画像形成制御においては、制御の内容に大きな影
響を及ぼすメンバ−シップ関数は、装置の機種毎に予め
実験的に決定されており、変化することはない。従っ
て、装置の設計者が想定した標準的な条件下において
は、適切な画像形成制御が実施される。しかしながら、
実際の装置においては、使用される各部品(例えば感光
体やセンサ)の特性のばらつきにより、装置が設計者が
想定した標準的な条件と異なる状況におかれる場合があ
る。また、ユ−ザの使用環境が、標準的な使用状態とは
大きく異なる場合もある。そのような場合、適正な画像
形成制御はできなくなる。
【0005】従って本発明は、実際の装置に使用する部
品の特性にばらつきがある場合や、ユ−ザの使用環境が
標準と異なる場合であっても、各々の装置で適正な画像
形成制御を実現することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の画像形成制御装置は、装置の形成画像品質
に影響を及ぼす画像形成プロセスの操作要素を少なくと
も1つ調整する調整手段(54,23,57,59,5
3,60);前記装置の形成画像品質に影響を及ぼす画
像形成プロセスの状態量を少なくとも1つ検出する状態
検出手段(31〜36,51,58);該状態検出手段
が検出する画像形成プロセスの状態量と、前記調整手段
が調整する画像形成プロセスの操作要素との関連を定め
る、推論規則(D1)及びメンバ−シップ関数(D2)
を保持する記憶手段;前記推論規則及びメンバ−シップ
関数に基づいて、前記状態検出手段が検出した画像形成
プロセスの状態量から、前記調整手段に与える制御目標
値を生成する、ファジ−推論手段(P1);及び入力さ
れる情報に基づいて、前記メンバ−シップ関数を自動的
に調整する、関数調整手段(P2);を備える。
【0007】また第2番の発明では、前記状態検出手段
が、感光体帯電器の放電電極電圧,感光体帯電器の放電
電流,感光体帯電器のグリッド電極電圧,感光体表面の
帯電電位,感光体表面の露光部電位,感光体表面の残留
電位,原稿露光強度,感光体への画像書込光強度,現像
バイアス電圧,転写チャ−ジャ電圧,転写チャ−ジャ放
電電流,現像剤のトナ−濃度,感光体上トナ−付着量,
定着器温度,機内温度,機内湿度,感光体回転時間,及
び給紙搬送速度の少なくとも1つを検出し、前記調整手
段が、原稿露光ランプの印加電圧,感光体への画像書込
光の強度,トナ−補給量,感光体帯電器のグリッド電極
印加電圧,現像バイアス印加電圧,転写チャ−ジャ印加
電圧,転写チャ−ジャ出力電流,定着器の温度,及び給
紙搬送速度の少なくとも1つを調整する、ように構成す
る。
【0008】また第3番の発明では、前記関数調整手段
を、所定期間を経過する毎に、定期的にメンバ−シップ
関数の調整のための処理を実行する(S29,S3
5)、ように構成する。
【0009】また第4番の発明では、前記関数調整手段
を、画像形成プロセスの操作要素の調整された回数に基
づいてメンバ−シップ関数の調整を実行する(S28,
S35)、ように構成する。
【0010】また第5番の発明では、前記関数調整手段
を、画像形成プロセスの操作要素の調整量に基づいてメ
ンバ−シップ関数の調整を実行する(S30,S3
5)、ように構成する。
【0011】また第6番の発明では、前記関数調整手段
が、メンバ−シップ関数をそれを表わす座標に対する平
行移動によって調整する、ように構成する。
【0012】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0013】
【作用】本発明によれば、関数調整手段によってメンバ
−シップ関数が調整されるので、ファジ−推論の入出力
特性が修正され、画像形成制御の特性が変化する。関数
調整手段は、例えばオペレ−タによる操作ボ−ドからの
マニュアル入力に応答して、あるいは各種センサによっ
て検出された制御状態と制御目標値とのずれに応答し
て、メンバ−シップ関数を調整する。従って、使用する
部品の特性のばらつきに基づく制御特性のずれを補償し
て特性を標準状態に近づけるようにメンバ−シップ関数
を修正したり、制御特性が故意に標準状態からずれるよ
うにメンバ−シップ関数を修正してユ−ザの使用環境に
適合させることができる。
【0014】第2番の発明では、形成画像品質に影響を
及ぼす画像形成プロセスの状態量として、感光体帯電器
の放電電極電圧,感光体帯電器の放電電流,感光体帯電
器のグリッド電極電圧,感光体表面の帯電電位,感光体
表面の露光部電位,感光体表面の残留電位,原稿露光強
度,感光体への画像書込光強度,現像バイアス電圧,転
写チャ−ジャ電圧,転写チャ−ジャ放電電流,現像剤の
トナ−濃度,感光体上トナ−付着量,定着器温度,機内
温度,機内湿度,感光体回転時間,及び給紙搬送速度の
少なくとも1つを状態検出手段が検出し、形成画像品質
に影響を及ぼす画像形成プロセスの操作要素として、原
稿露光ランプの印加電圧,感光体への画像書込光の強
度,トナ−補給量,感光体帯電器のグリッド電極印加電
圧,現像バイアス印加電圧,転写チャ−ジャ印加電圧,
転写チャ−ジャ出力電流,定着器の温度,及び給紙搬送
速度の少なくとも1つを調整手段が調整する。
【0015】また第3番の発明では、メンバ−シップ関
数の調整のための処理が、所定期間を経過する毎に定期
的に実行される。これによって、画像形成プロセスの特
性の経時変化が補償される。
【0016】また第4番の発明では、メンバ−シップ関
数が、画像形成プロセスの操作要素の調整された回数に
基づいて調整される。
【0017】また第5番の発明では、メンバ−シップ関
数が、画像形成プロセスの操作要素の調整量に基づいて
調整される。
【0018】また第6番の発明では、メンバ−シップ関
数が、それを表わす座標に対する平行移動によって調整
される。
【0019】
【実施例】図1に、本発明を実施するデジタル複写機の
機構部の構成を示す。図1を参照すると、この複写機は
その上方に配置されたイメ−ジスキャナ10と下方に配
置されたプリンタ20とで構成されている。イメ−ジス
キャナ10には、露光ランプ11,コンタクトガラス1
2,第1ミラ−13,第2ミラ−14,第3ミラ−1
5,レンズ16及び一次元CCDイメ−ジセンサ17が
備わっている。露光ランプ11及び第1ミラ−13は図
示しない第1キャリッジ上に搭載され、第2ミラ−14
及び第3ミラ−15は図示しない第2キャリッジ上に搭
載され、第1キャリッジと第2キャリッジが図1の左右
方向に機械的に移動する。光源から受光部までの光路長
が変化しないように、第2キャリッジの移動速度(距
離)は第1キャリッジのそれの1/2になっている。
【0020】露光ランプ11から出た光は、コンタクト
ガラス12上に載置される原稿面で反射し、その反射光
が、第1ミラ−13,第2ミラ−14,第3ミラ−15
及びレンズ16を通って、CCDイメ−ジセンサ17の
受光面に入射する。従って、CCDイメ−ジセンサ17
の検出する一次元画像は、原稿面の光反射率分布、即ち
画像の濃淡分布に対応する。また、これらの光学系の画
像読取位置は、第1キャリッジ及び第2キャリッジの移
動に伴なって原稿上を走査されるので、原稿上の二次元
画像の情報がCCDイメ−ジセンサ17によって読取ら
れる。
【0021】イメ−ジスキャナ10が読取った原稿の二
次元画像情報は、所定の画像処理を受けた後、プリンタ
20に入力され、レ−ザ書込ユニット23が出力するレ
−ザ光の強度を変調する。レ−ザ書込ユニット23は、
高速で回転する多面鏡を有しており、多面鏡で反射し出
力されるレ−ザ光の向きは、図1の紙面に垂直な方向に
走査される。一方感光体ドラム21は、図1において時
計回りに一定の速度で回転しており、その表面は、ま
ず、メインチャ−ジャ22からの放電電流によって一様
に高電位に帯電する。帯電した感光体ドラム21の表面
に、レ−ザ書込ユニット23からのレ−ザ光が照射され
る。照射される光の強度に応じて、感光体ドラム21の
表面電位は変化する。従って、感光体ドラム21の表面
には、再生すべき二次元画像の濃淡分布に対応する電位
分布、即ち静電潜像が形成される。現像器24の近傍を
通る時に、感光体ドラム21の表面電位の高低に応じ
て、現像器24内のトナ−が感光体ドラム21の表面に
吸着するので、静電潜像はトナ−によって可視化され
る。一方、感光体ドラム21上の画像形成に同期して、
給紙系25から1枚の転写紙が給紙され、可視化された
静電潜像、即ちトナ−像に重なるように送り込まれる。
トナ−像は、転写チャ−ジャ26の近傍を通る時に転写
紙に転写され、転写紙は分離チャ−ジャ27を通る時に
感光体ドラムから分離する。更にトナ−像は、定着ユニ
ット29を通る時に、熱によって転写紙に定着される。
転写後に感光体ドラム21上に残留したトナ−は、クリ
−ニングユニット28によって回収され、また感光体ド
ラム21上の電荷は図示しない除電ランプで除電され
る。
【0022】図1の複写機の電気回路構成を図2に示
す。図2を参照して説明する。この複写機の全体の動作
は、複写プロセス制御ユニット50によって制御され
る。複写プロセス制御ユニット50は、コンピュ−タシ
ステムであり、図示しないが、マイクロプロセッサ,R
AM,ROM,A/Dコンバ−タ,タイマ等を内蔵して
いる。複写プロセス制御ユニット50には、操作ボ−ド
40,画像処理ユニット52,レ−ザ書込ユニット2
3,ヒ−タ制御ユニット53,ランプ制御ユニット5
4,スキャナユニット55,レンズユニット56,クラ
ッチ/ソレノイドユニット57,高圧電源ユニット5
9,及びモ−タ制御ユニット60が接続されている。ま
た、複写プロセス制御ユニット50の入力には、不揮発
性RAM51,トナ−付着量センサ31,表面電位計3
2,定着温度センサ33,トナ−濃度センサ34,機内
温度センサ35,機内湿度センサ36,及びその他のセ
ンサ58が接続されている。
【0023】操作ボ−ド40は、図示しないが、複写機
上面のオペレ−タの操作し易い位置に配置されており、
多数のキ−スイッチと様々な表示器を備えている。CC
Dイメ−ジセンサ17が読取った画像情報は、画像処理
ユニット52を介して、レ−ザ書込ユニット23に変調
信号として印加される。この例では、レ−ザ書込ユニッ
ト23の光源にレ−ザダイオ−ドを用いている。レ−ザ
ダイオ−ドの印加電圧は、複写プロセス制御ユニット5
0からの信号によって調整しうる。ヒ−タ制御ユニット
53は、定着ユニット29のヒ−タを制御し、定着温度
を調整する。定着温度の制御目標値は、複写プロセス制
御ユニット50から印加される。ランプ制御ユニット5
4は、露光ランプ11の光量を制御する。光量の制御目
標値は、複写プロセス制御ユニット50から印加され
る。スキャナユニット55は、イメ−ジスキャナ10の
光学走査系を制御し、レンズユニット56はレンズ16
の倍率を調整する。クラッチ/ソレノイドユニット57
は、様々なクラッチ及びソレノイドとそれらのドライバ
を備えている。高圧電源ユニット59は、メインチャ−
ジャ22の放電ワイヤに印加する電力及びそのグリッド
電極に印加する電圧,現像バイアス電圧,転写チャ−ジ
ャ26に印加する電力及び分離チャ−ジャ27に印加す
る電力を生成する。トランスを用いて高電圧を得てい
る。また、PWM(パルス幅変調)制御により、各出力
電圧及び電流を制御している。電圧及び電流の制御目標
値は、複写プロセス制御ユニット50から印加される。
モ−タ制御ユニット60は、感光体ドラム21等の駆動
源であるメインモ−タや、給紙系のモ−タを制御する。
【0024】トナ−付着量センサ31は、発光ダイオ−
ドとフォトトランジスタで構成される反射型の光学セン
サであり、図1に示すように、現像器24の少し下流
に、感光体ドラム21の表面と対向するように配置して
ある。即ち、感光体ドラム21表面の光反射率からトナ
−付着量を検出する。表面電位計32は、図1に示すよ
うに露光位置と現像位置の間に、感光体ドラム21の表
面と対向するように配置してあり、非接触で、感光体ド
ラム21表面の電位を検出する。定着温度センサ33
は、サ−ミスタであり、定着ロ−ル内に配置されてい
る。トナ−濃度センサ34は、透磁率センサであり、現
像剤中のトナ−濃度を検出する。機内温度センサ35及
び機内湿度センサ36は、感光体ドラム21の近傍に配
置されている。図1に示す複写機の、形成画像品質を一
定に維持する制御系の、機能的な構成を図3に示す。図
3を参照して説明する。この制御系は、ファジ−理論を
応用した制御回路であり、様々な入力情報に基づいてフ
ァジ−推論を実施し、制御量である出力値を生成する。
【0025】この実施例では、ファジ−推論のための入
力情報として、以下に示すものを採用している。
【0026】 i1:メインチャ−ジャワイヤ電圧 i2:メインチャ−ジャワイヤ放電電流 i3:メインチャ−ジャグリッド電圧 i4:感光体表面の暗部電位 i5:感光体表面の明部電位 i6:感光体表面の残留電位 i7:露光ランプの印加電圧 i8:書込レ−ザモニタ出力 i9:現像バイアス電圧 i10:転写チャ−ジャ電圧 i11:転写チャ−ジャ放電電流 i12:現像剤のトナ−濃度 i13:トナ−付着検出量 i14:定着器温度検出値 i15:機内温度検出値 i16:機内湿度検出値 i17:感光体回転時間 i18:給紙搬送速度 メインチャ−ジャワイヤ電圧i1,メインチャ−ジャワ
イヤ放電電流i2,メインチャ−ジャグリッド電圧i
3,現像バイアス電圧i9,転写チャ−ジャ電圧i1
0,及び転写チャ−ジャ放電電流i11は、高圧電源ユ
ニット59の各出力端子の電圧及び電流のレベル検出に
よって得られる。また、感光体表面の暗部電位i4,感
光体表面の明部電位i5,及び感光体表面の残留電位i
6は、表面電位計32によって検出される。感光体表面
の暗部電位は、レ−ザ光が照射されない部分の帯電電位
であり、感光体表面の明部電位は、所定強度のレ−ザ光
を照射した露光部分の帯電電位であり、感光体表面の残
留電位は、除電され帯電処理していない部分の表面電位
である。露光ランプの印加電圧i7は、ランプ制御ユニ
ット54の出力においてサンプリングした電圧波形から
得られる実効値電圧である。書込レ−ザモニタ出力i8
は、レ−ザ書込ユニット23が出力するレ−ザ光の走査
範囲一端に固定配置された受光器の検出する受光レベル
である。現像剤のトナ−濃度i12は、トナ−濃度セン
サ34の検出レベルである。トナ−付着検出量i13
は、コンタクトガラス12の一端に設置される基準濃度
パタ−ンを読取り、該パタ−ンに対応するトナ−像を感
光体21上に形成した時に、トナ−付着量センサ31に
よって検出されるレベルである。定着器温度検出値i1
4は定着温度センサ33によって検出される温度、機内
温度検出値i15は機内温度センサ35によって検出さ
れる温度、機内湿度検出値i16は機内湿度センサ36
によって検出される湿度である。感光体回転時間i17
は、感光体ドラム21が交換されてから現在までのそれ
が回転していた時間の累計値であり、複写プロセス制御
ユニット50が管理しており、RAM51上に保持され
ている。給紙搬送速度i18は、給紙制御系に備わった
図示しないセンサによって検出される。
【0027】このファジ−推論によって生成される出力
値は、露光ランプ電圧設定値o1,書込レ−ザ出力設定
値o2,トナ−補給時間設定値o3,メインチャ−ジャ
グリッド電圧設定値o4,現像バイアス電圧設定値o
5,転写チャ−ジャ電圧設定値o6,転写チャ−ジャ電
流設定値o7,定着温度設定値o8,及び給紙搬送速度
設定値o9である。露光ランプ電圧設定値o1は、ラン
プ制御ユニット54に制御目標値として入力される。書
込レ−ザ出力設定値o2は、レ−ザ書込ユニット23の
レ−ザダイオ−ド印加電圧を決定する。トナ−補給時間
設定値o3は、図示しないトナ−補給クラッチをオン/
オフする時間を決定する。メインチャ−ジャグリッド電
圧設定値o4,現像バイアス電圧設定値o5,転写チャ
−ジャ電圧設定値o6,及び転写チャ−ジャ電流設定値
o7は、各制御系の目標値として高圧電源ユニット59
に印加される。定着温度設定値o8は、ヒ−タ制御ユニ
ット53に制御温度目標値として印加される。給紙搬送
速度設定値o9は、給紙系の搬送速度を決定する。
【0028】ファジ−推論処理P1では、ル−ルベ−ス
D1上に設けられた様々な推論規則に基づいて、入力情
報i1〜i18を処理する。また、メンバ−シップ関数
群D2を利用して、出力値o1〜o9を生成する。ル−
ルベ−スD1及びメンバ−シップ関数群D2の基本情報
は、複写プロセス制御ユニット50内のROMに予め記
憶されている。但し実際に使用するメンバ−シップ関数
群D2は、不揮発性RAM51上に記憶されており、修
正可能になっている。
【0029】実際の制御においては、多数の入力情報i
1〜i18に基づいて多数の出力値o1〜o9を生成す
るので非常に複雑な処理が実行されるが、ここでは理解
を容易にするために、単一の入力情報i13に基づいて
単一の出力値o3を生成するものと仮定し、その制御を
説明する。
【0030】ル−ルベ−スD1上に設けられた推論規則
を次に示す。
【0031】 推論規則1: 前件部:トナ−濃度(付着量)が適正値よりも“濃い”な
らば 後件部:“薄く”せよ 推論規則2: 前件部:トナ−濃度(付着量)が適正値よりも“少し濃
い”ならば 後件部:“やや薄く”せよ 推論規則3: 前件部:トナ−濃度(付着量)が適正値よりも“少し薄
い”ならば 後件部:“やや濃く”せよ 推論規則4: 前件部:トナ−濃度(付着量)が適正値よりも“薄い”な
らば 後件部:“濃く”せよ 上記推論規則の“濃い”,“少し濃い”,“少し薄
い”,“薄い”,“薄く”,“やや薄く”,“やや濃
く”及び“濃く”の程度は、メンバ−シップ関数群D2
の中の各々に対応するメンバ−シップ関数で表わされ
る。これらのメンバ−シップ関数を図4及び図5に示
す。ファジ−推論処理P1においては、まず、入力され
るトナ−付着検出量i13を、図5に示すようにメンバ
−シップ関数F11,F12,F13及びF14に入力
し、各々の出力値(程度)を得る。次にメンバ−シップ
関数F11,F12,F13及びF14の出力値を、そ
れぞれメンバ−シップ関数F21,F22,F23及び
F24に入力し、入力値のレベルで頭切りされた各関数
領域(図5にハッチングで示す部分)を各々の推論結果
として得る。最後に、これらの推論結果を図6に示すよ
うに合成し、それらの重心位置を求め、重心位置の値
(例えば0.6秒)を推論の最終結果として出力する。
この出力値が、トナ−補給時間の設定値になる。トナ−
補給処理P5では、例えば、1枚のコピ−プロセスを実
行する毎に、設定されたトナ−補給時間の間だけ、トナ
−補給クラッチをオンし、トナ−を補給する。これによ
って、現像器24の現像剤中のトナ−濃度が上昇する。
【0032】ところで、同一機種の複写機であっても、
それに使用される部品(感光体ドラムや各種センサ)の
特性にはばらつきがあるので、同一の制御を実施しても
個々の複写機でコピ−画像の品質にばらつきが生じる。
また、ユ−ザが複写機を使用する環境が、複写機の設計
者が想定する標準的な環境と大きく異なる場合もある。
そこでこの実施例では、メンバ−シップ関数群D2の内
容を修正することによって、個々の複写機がそれぞれ最
適な画像を形成しうるように構成してある。メンバ−シ
ップ関数群D2の内容は、関数修正処理P2によって修
正される。
【0033】この実施例では、関数修正処理P2は、操
作ボ−ド40を利用したオペレ−タからのマニュアル修
正入力,初期診断処理P3の結果,及び定期診断処理P
4の結果の3種類の各々の入力デ−タに対応して、メン
バ−シップ関数群D2の内容を修正することができる。
【0034】例えば、写真やベタ画像などを頻繁にコピ
−するユ−ザにおいては、標準的な画像の場合と比べる
と、コピ−1枚あたりのトナ−消費量が多くなるので、
トナ−補給時間も通常より長くしなければならない。そ
こで、マニュアル修正モ−ドにおいて、オペレ−タがト
ナ−補給時間を増加するように、その数値を操作ボ−ド
40から入力すると、関数修正処理P2は、図7に示す
ように、メンバ−シップ関数群D2の関数F21,F2
2,F23及びF24を、それらの平行移動によって修
正する。この修正によって、ユ−ザの使用環境に適した
画像形成制御が実現する。
【0035】図3の初期診断処理P3では、個々の複写
機に使用される部品の特性のばらつきを補償するための
処理が実施される。この処理は、複写機の電源が投入さ
れる毎に1回ずつ実行される。初期診断処理P3で実行
される処理のうち、一例として、トナ−付着量センサ3
1の特性を補償する処理を図8に示す。
【0036】図8を参照して説明する。まず最初に感光
体ドラム21をクリ−ニングし、表面のトナ−を除去す
る。そして、センサ31の発光ダイオ−ドから感光体ド
ラム21に光を照射し、感光体ドラム21の表面(地
肌)からの反射光をフォトトランジスタで受光する。感
光体ドラム21の地肌の光反射率は非常に高いので、こ
の時のセンサ31の出力レベルは、それの検出感度に応
じて定まる。従って、センサ31の出力レベルからそれ
自身の検出感度を検知する。検出感度を正確に検出する
ため、実際には、センサ31の発光ダイオ−ドに流す電
流を10%と50%の2種類に切り換え、2種類の発光
量でそれぞれ受光量V1及びV2を検出し、それらに基
づいて検出特性の傾きを求める。センサ31の付勢電流
と出力電圧との関係を図9に示す。
【0037】ステップS17では、S16で求められた
検出特性の傾きを、予め定められた基準特性と比較す
る。そして、両者の特性差が所定以上の場合には、ステ
ップS19でメンバ−シップ関数を自動的に修正する。
修正されるメンバ−シップ関数の一例を図10に示す。
図10においては、図9に示す2種類の特性A及びBの
それぞれに対応して、メンバ−シップ関数F11がどの
ように修正されるかを示している。他の関数F12,F
13及びF14も同様に修正する必要がある。メンバ−
シップ関数F11〜F14は、トナ−付着量センサ31
の出力レベルを入力するので、メンバ−シップ関数F1
1〜F14のパタ−ンを修正することによって、トナ−
付着量センサ31の検出感度の違いを補償することがで
き、それによって個々の複写機の制御特性のばらつきを
低減しうる。
【0038】一方、図3に示す定期診断処理P4では、
定期的に画像形成特性を測定し、経時変化等が生じない
ように処理している。定期診断の結果は調整履歴メモリ
D3に保持される。調整履歴メモリD3の内容を利用し
て、関数修正処理P2では、必要に応じてメンバ−シッ
プ関数を修正する。定期診断処理P4及び関数修正処理
P2に含まれる処理のうち、一例として、トナ−濃度調
整の処理を図11に示す。
【0039】図11を参照して説明する。1枚のコピ−
プロセスが完了する毎に、ステップS21からS22に
進み、ト−タルカウンタCNT及びコピ−カウンタCN
copyをインクリメント(+1)する。そして、コピ−カ
ウンタCNcopyが10になると、ステップS22からS
23に進む。ステップS23ではコピ−カウンタCNco
pyをクリアし、調整フラグFadj を参照する。
【0040】最初は調整フラグFadj が0なので、ステ
ップS23からS24に進む。S24では調整フラグF
adj に1をセットする。次のステップS25では、コン
タクトガラス12の一端に配置された基準濃度パタ−ン
をイメ−ジスキャナ10で読取り、読取ったパタ−ンに
対応する像をレ−ザ書込ユニット23で感光体ドラム2
1上に書込み、その像を現像器24で現像してトナ−像
を感光体ドラム21の表面に形成する。そして次のステ
ップS26では、感光体ドラム21に形成された基準濃
度パタ−ンと対応するトナ−像の濃度(光反射率)を、
トナ−付着量センサ31で検出する。
【0041】次のステップS27では、前述のファジ−
推論処理P1を起動する。即ち、ステップS26で検出
した像濃度に基づいてファジ−推論処理P1を実行し、
その出力としてトナ−補給時間Ton(前述のo3と同
一)を得る。トナ−補給処理P5では、トナ−補給時間
Tonを入力し、コピ−プロセスを実行する度に、Tonの
期間だけトナ−補給クラッチをオンしてトナ−を補給す
る。
【0042】なお、トナ−を補給して現像剤の濃度が変
わり、その影響が感光体ドラム上の画像濃度に現われる
までにはかなりの時間を要する。従ってこの実施例で
は、トナ−付着量センサ31による像濃度検出処理を、
10枚のコピ−動作を実行する毎に1回ずつ行なってい
る。
【0043】10枚のコピ−動作を実行し、コピ−カウ
ンタCNcopyが10になると、再びステップS23に進
むが、今度は調整フラグFadj が1にセットされている
ので、次にステップS31に進む。S31では、コンタ
クトガラス12の一端に配置された基準濃度パタ−ンを
イメ−ジスキャナ10で読取り、読取ったパタ−ンに対
応する像をレ−ザ書込ユニット23で感光体ドラム21
上に書込み、その像を現像器24で現像してトナ−像を
感光体ドラム21の表面に形成する。そして次のステッ
プS32では、感光体ドラム21に形成された基準濃度
パタ−ンと対応するトナ−像の濃度(光反射率)を、ト
ナ−付着量センサ31で検出する。そして、検出した濃
度が規定範囲内か否かを調べる。具体的には、検出され
たトナ−像の高濃度部レベルVsgと低濃度部レベルVsp
を入力し、Vsp/Vsgが0.1プラスマイナス0.02
の範囲に入るか否かをチェックする。
【0044】検出した濃度が規定範囲内であれば、ステ
ップS33に進み、フラグFadj及びF2をクリアす
る。また、検出した濃度が規定範囲を外れる場合には、
ステップS34に進む。S34では、まず調整カウンタ
CNadj をインクリメントし、トナ−補給時間Tonを生
成し、Vsp/Vsg及びTonを記憶し、フラグF2を1に
セットする。
【0045】ステップS34で生成されるトナ−補給時
間Tonは、ファジ−推論で得られる値ではなく、この例
では、目標値と検出値(Vsp/Vsg)との偏差に所定の
係数を掛けて算出される。また、フラグF2が1にセッ
トされている時には、トナ−補給処理P5は、ステップ
S34で生成されるトナ−補給時間Tonに従って、トナ
−補給クラッチを制御する。
【0046】従って、ファジ−推論処理P1によって生
成されるトナ−補給時間Tonが適正でなく、制御誤差が
大きい場合には、調整フラグFadj がセットされた後、
検出濃度が規定範囲に入るまで、ステップS34が繰り
返し実行されることになる。ステップS34を実行した
回数は、調整カウンタCNadj に保持されている。
【0047】ステップS32で検出した濃度が規定範囲
に入ると、ステップS33を通ってS28に進む。S2
8では、調整カウンタCNadj の内容を参照する。調整
カウンタCNadj の値が5以上であると、即ちファジ−
推論処理P1の制御誤差が大きいと、ステップS35に
進む。また、全コピ−枚数を計数するト−タルカウンタ
CNTの値が5000以上になった場合には、ステップ
S29からS35に進み、またS34のトナ−補給時間
Tonの最大値が、所定時間Txを越えている場合には、
ステップS30からS35に進む。
【0048】ステップS35では、それまでの調整の内
容に基づいて、メンバ−シップ関数を例えば図12のよ
うに調整する。即ち、ト−タルカウンタCNT,調整カ
ウンタCNadj ,トナ−補給時間Ton,及び検出値(V
sp/Vsg)の情報が、調整履歴メモリD3に存在するの
で、それらの内容に基づいて、制御誤差が小さくなる方
向に、メンバ−シップ関数を修正する。また、ステップ
S35を実行すると、調整履歴メモリD3の内容はクリ
アされる。
【0049】なお、ステップS29ではト−タルコピ−
枚数(CNTの内容)によって、メンバ−シップ関数の
調整時期を識別しているが、例えば感光体ドラムの累積
回転時間を所定値(200時間など)と比較しても同様
に識別できる。
【0050】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、関数調整
手段(P2)によってメンバ−シップ関数が調整される
ので、ファジ−推論の入出力特性が修正され、画像形成
制御の特性が変化する。従って、使用する部品の特性の
ばらつきに基づく制御特性のずれを補償して特性を標準
状態に近づけるようにメンバ−シップ関数を修正した
り、制御特性が故意に標準状態からずれるようにメンバ
−シップ関数を修正してユ−ザの使用環境に適合させる
ことができる。
【0051】第2番の発明では、形成画像品質に影響を
及ぼす画像形成プロセスの状態量として、感光体帯電器
の放電電極電圧,感光体帯電器の放電電流,感光体帯電
器のグリッド電極電圧,感光体表面の帯電電位,感光体
表面の露光部電位,感光体表面の残留電位,原稿露光強
度,感光体への画像書込光強度,現像バイアス電圧,転
写チャ−ジャ電圧,転写チャ−ジャ放電電流,現像剤の
トナ−濃度,感光体上トナ−付着量,定着器温度,機内
温度,機内湿度,感光体回転時間,及び給紙搬送速度の
少なくとも1つを状態検出手段が検出し、形成画像品質
に影響を及ぼす画像形成プロセスの操作要素として、原
稿露光ランプの印加電圧,感光体への画像書込光の強
度,トナ−補給量,感光体帯電器のグリッド電極印加電
圧,現像バイアス印加電圧,転写チャ−ジャ印加電圧,
転写チャ−ジャ出力電流,定着器の温度,及び給紙搬送
速度の少なくとも1つを調整手段が調整するので、適切
な画像形成制御が実現する。
【0052】また第3番の発明では、メンバ−シップ関
数の調整のための処理が、所定期間を経過する毎に定期
的に(CNT)実行されるので、これによって、画像形
成プロセスの特性の経時変化が補償される。
【0053】また第4番の発明では、メンバ−シップ関
数が、画像形成プロセスの操作要素の調整された回数
(CNadj)に基づいて調整されるので、ファジ−推論
による制御誤差が低減される。
【0054】また第5番の発明では、メンバ−シップ関
数が、画像形成プロセスの操作要素の調整量(Ton)に
基づいて調整されるので、ファジ−推論による制御誤差
が低減される。
【0055】また第6番の発明では、メンバ−シップ関
数が、それを表わす座標に対する平行移動によって調整
される(図7)ので、調整や計算の変更が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の複写機の機構部を示す正面図であ
る。
【図2】 図1の複写機の電装部を示すブロック図であ
る。
【図3】 図1の複写機の制御系の一部を機能的に示す
ブロック図である。
【図4】 図3のD2内のメンバ−シップ関数を示すマ
ップである。
【図5】 図3のD2内のメンバ−シップ関数を示すマ
ップである。
【図6】 推論の中間結果を合成して示すマップであ
る。
【図7】 移動により修正されるメンバ−シップ関数を
示すマップである。
【図8】 処理P2,P3の一部分を示すフロ−チャ−
トである。
【図9】 センサ31の特性を示すグラフである。
【図10】 修正されるメンバ−シップ関数を示すマッ
プである。
【図11】 処理P2,P4の一部分を示すフロ−チャ
−トである。
【図12】 修正されるメンバ−シップ関数を示すマッ
プである。
【符号の説明】
10:イメ−ジスキャナ 11:露光ランプ 12:コンタクトガラス 13:第1ミラ− 14:第2ミラ− 15:第3ミラ− 16:レンズ 17:一次元CCDイメ−ジセンサ 20:プリンタ 21:感光体ドラム 22:メインチャ−ジャ 23:レ−ザ書込ユニ
ット 24:現像器 25:給紙系 26:転写チャ−ジャ 27:分離チャ−ジャ 28:クリ−ニングユニット 29:定着ユニット 31:トナ−付着量センサ 32:表面電位計 33:定着温度センサ 34:トナ−濃度セン
サ 35:機内温度センサ 36:機内湿度センサ 40:操作ボ−ド 50:複写プロセス制
御ユニット 51:不揮発性RAM 52:画像処理ユニッ
ト 53:ヒ−タ制御ユニット 54:ランプ制御ユニ
ット 55:スキャナユニット 56:レンズユニット 57:クラッチ/ソレノイドユニット 59:高圧電源ユニット 60:モ−タ制御ユニ
ット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 115 9222−2H 15/16 H04N 1/00 106 C 7046−5C // G05B 13/02 N 9131−3H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の形成画像品質に影響を及ぼす画像
    形成プロセスの操作要素を少なくとも1つ調整する調整
    手段;前記装置の形成画像品質に影響を及ぼす画像形成
    プロセスの状態量を少なくとも1つ検出する状態検出手
    段;該状態検出手段が検出する画像形成プロセスの状態
    量と、前記調整手段が調整する画像形成プロセスの操作
    要素との関連を定める、推論規則及びメンバ−シップ関
    数を保持する記憶手段;前記推論規則及びメンバ−シッ
    プ関数に基づいて、前記状態検出手段が検出した画像形
    成プロセスの状態量から、前記調整手段に与える制御目
    標値を生成する、ファジ−推論手段;及び入力される情
    報に基づいて、前記メンバ−シップ関数を自動的に調整
    する、関数調整手段;を備える画像形成制御装置。
  2. 【請求項2】 前記状態検出手段は、感光体帯電器の放
    電電極電圧,感光体帯電器の放電電流,感光体帯電器の
    グリッド電極電圧,感光体表面の帯電電位,感光体表面
    の露光部電位,感光体表面の残留電位,原稿露光強度,
    感光体への画像書込光強度,現像バイアス電圧,転写チ
    ャ−ジャ電圧,転写チャ−ジャ放電電流,現像剤のトナ
    −濃度,感光体上トナ−付着量,定着器温度,機内温
    度,機内湿度,感光体回転時間,及び給紙搬送速度の少
    なくとも1つを検出し、前記調整手段は、原稿露光ラン
    プの印加電圧,感光体への画像書込光の強度,トナ−補
    給量,感光体帯電器のグリッド電極印加電圧,現像バイ
    アス印加電圧,転写チャ−ジャ印加電圧,転写チャ−ジ
    ャ出力電流,定着器の温度,及び給紙搬送速度の少なく
    とも1つを調整する、前記請求項1記載の画像形成制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記関数調整手段は、所定期間を経過す
    る毎に、定期的にメンバ−シップ関数の調整のための処
    理を実行する、前記請求項1記載の画像形成制御装置。
  4. 【請求項4】 前記関数調整手段は、画像形成プロセス
    の操作要素の調整された回数に基づいてメンバ−シップ
    関数の調整を実行する、前記請求項1記載の画像形成制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記関数調整手段は、画像形成プロセス
    の操作要素の調整量に基づいてメンバ−シップ関数の調
    整を実行する、前記請求項1記載の画像形成制御装置。
  6. 【請求項6】 前記関数調整手段は、メンバ−シップ関
    数をそれを表わす座標に対する平行移動によって調整す
    る、前記請求項1記載の画像形成制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287440A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US6850718B2 (en) 2001-04-19 2005-02-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus for adjusting predetermined developer density values based on a target value and sensed patch developer density

Cited By (3)

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JP4724305B2 (ja) * 2001-03-23 2011-07-13 株式会社リコー 画像形成装置
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