JPH0614884Y2 - 熱鋼片の端部過冷防止装置 - Google Patents
熱鋼片の端部過冷防止装置Info
- Publication number
- JPH0614884Y2 JPH0614884Y2 JP1988034549U JP3454988U JPH0614884Y2 JP H0614884 Y2 JPH0614884 Y2 JP H0614884Y2 JP 1988034549 U JP1988034549 U JP 1988034549U JP 3454988 U JP3454988 U JP 3454988U JP H0614884 Y2 JPH0614884 Y2 JP H0614884Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot steel
- heat
- hearth
- shield plate
- hot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、連鋳機から抽出する熱鋼片を直接圧延する直
送圧延設備における熱鋼片の端部過冷防止装置に関す
る。
送圧延設備における熱鋼片の端部過冷防止装置に関す
る。
(従来の技術) 鋳片の熱間圧延工程に於ける省エネルギーを主目的とし
て、連続鋳造機と熱間圧延機とを通常の加熱炉を経由す
ることなく直行直結する直結圧延方式が開発されてい
る。
て、連続鋳造機と熱間圧延機とを通常の加熱炉を経由す
ることなく直行直結する直結圧延方式が開発されてい
る。
この方式においては、連続鋳造機(以下連鋳機という)
より抽出された熱鋼片をローラ上を走行させてそのまま
圧延機まで搬送すると、熱鋼片は大気との温度差により
熱鋼片の持つ顕熱が放散して冷却されてしまい、圧延に
支障をきたすようになる。従って、連鋳機から抽出され
た熱鋼片の過冷を防止するため、断熱材を内張りしたケ
ーシングにより熱鋼片を包囲するようにした保熱装置が
配設されている。
より抽出された熱鋼片をローラ上を走行させてそのまま
圧延機まで搬送すると、熱鋼片は大気との温度差により
熱鋼片の持つ顕熱が放散して冷却されてしまい、圧延に
支障をきたすようになる。従って、連鋳機から抽出され
た熱鋼片の過冷を防止するため、断熱材を内張りしたケ
ーシングにより熱鋼片を包囲するようにした保熱装置が
配設されている。
この保熱装置は、熱鋼片を極力高温の状態で維持するた
めに、ケーシングの容積を鋼片とほぼ同じ大きさにする
ことが望ましいが、鋼片の曲りや落下スケールの処理等
を考慮して、100〜200mmの余裕空間をとることが通常で
ある。更に落下スケールの処理のため、炉床にはスケー
ル排出口を設ける場合が多い。
めに、ケーシングの容積を鋼片とほぼ同じ大きさにする
ことが望ましいが、鋼片の曲りや落下スケールの処理等
を考慮して、100〜200mmの余裕空間をとることが通常で
ある。更に落下スケールの処理のため、炉床にはスケー
ル排出口を設ける場合が多い。
この場合排出口の先端には密閉弁を取付け、冷空気の侵
入を防止している。しかしこれらの空間を設けることに
より、高温ガスと低温ガスの自然対流が生じ、特に熱鋼
片側面エッジ部が過冷却されるという新たな問題がでて
くる。
入を防止している。しかしこれらの空間を設けることに
より、高温ガスと低温ガスの自然対流が生じ、特に熱鋼
片側面エッジ部が過冷却されるという新たな問題がでて
くる。
この問題を解決するために、特開昭60-9514号公報に示
す技術が提案されている。この技術は、連鋳機〜圧延機
間のロール部に、ロール部を包囲するケーシングを配置
し、このケーシングの両側面には内面に向けてバーナー
を配設し、バーナー火炎の出口にはハニカム煉瓦を配設
し、熱鋼片のエッジをこのバーナーにより加熱してい
る。又炉床には山形区画壁を配設し、バーナー火炎はハ
ニカム煉瓦を介して熱鋼片エッジ部を加熱するととも
に、炉床に設けた山形区画壁を加熱し、この加熱された
山形区画壁からの固体輻射により熱鋼片のエッジ下面を
加熱しようとするものである。
す技術が提案されている。この技術は、連鋳機〜圧延機
間のロール部に、ロール部を包囲するケーシングを配置
し、このケーシングの両側面には内面に向けてバーナー
を配設し、バーナー火炎の出口にはハニカム煉瓦を配設
し、熱鋼片のエッジをこのバーナーにより加熱してい
る。又炉床には山形区画壁を配設し、バーナー火炎はハ
ニカム煉瓦を介して熱鋼片エッジ部を加熱するととも
に、炉床に設けた山形区画壁を加熱し、この加熱された
山形区画壁からの固体輻射により熱鋼片のエッジ下面を
加熱しようとするものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこのために、熱鋼片の端面を加熱するバー
ナーが必要となり、又山形区画壁を加熱するためにバー
ナー容量が大きくなる。さらにはハニカム煉瓦等を配設
する必要があるので、熱鋼片加熱装置として設備費が大
幅に高価になる等の問題点があった。
ナーが必要となり、又山形区画壁を加熱するためにバー
ナー容量が大きくなる。さらにはハニカム煉瓦等を配設
する必要があるので、熱鋼片加熱装置として設備費が大
幅に高価になる等の問題点があった。
本考案は上記問題点を解決し、直送圧延設備において簡
単かつ安価な設備費で熱鋼片の端部の過冷却を防止する
装置を提供することにある。
単かつ安価な設備費で熱鋼片の端部の過冷却を防止する
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、連続鋳造設備と圧延機との間に所定の間隔を
置いてロール2を配設し、熱鋼片1を搬送するようにし
た直送圧延ラインの該ラインを断熱材で包囲した保熱装
置Aにおいて、該保熱装置Aの炉床上面と前記ラインの
両側下部との間にライン方向にそって遮熱板3を配設す
ることを特徴とする熱鋼片の端部過冷防止装置である。
置いてロール2を配設し、熱鋼片1を搬送するようにし
た直送圧延ラインの該ラインを断熱材で包囲した保熱装
置Aにおいて、該保熱装置Aの炉床上面と前記ラインの
両側下部との間にライン方向にそって遮熱板3を配設す
ることを特徴とする熱鋼片の端部過冷防止装置である。
(作用) 連鋳機から圧延機までのラインを、断熱材を内張したケ
ーシング等で包囲した熱鋼片の過冷を防止する保熱装置
Aにおいて、熱鋼片1両側下部と前記保熱装置炉床との
間で、ライン方向にそって熱鋼片1端部の過冷を防止す
る遮熱板3を配設する。連鋳機より抽出した熱鋼片1
は、ローラ2を走行して圧延機に搬送する。この時熱鋼
片の保有する顕熱が大気放散により冷却されないよう断
熱材を内張した保熱装置Aで包囲する。
ーシング等で包囲した熱鋼片の過冷を防止する保熱装置
Aにおいて、熱鋼片1両側下部と前記保熱装置炉床との
間で、ライン方向にそって熱鋼片1端部の過冷を防止す
る遮熱板3を配設する。連鋳機より抽出した熱鋼片1
は、ローラ2を走行して圧延機に搬送する。この時熱鋼
片の保有する顕熱が大気放散により冷却されないよう断
熱材を内張した保熱装置Aで包囲する。
この場合熱鋼片の中央部はこの保熱装置Aにて過冷防止
できるが、熱鋼片1の端部は保熱装置Aの天井、側壁、
炉床により囲まれ、かつ熱鋼片端部と保熱装置Aとの間
隙部には対流が発生し、冷却が助長される。特に保熱装
置Aの炉床部は、不定形耐火物等の畜熱量の大きい耐火
物を使用しているため、炉床への熱吸収が大である。こ
のため炉床部と熱鋼片端部との間の熱移動を極力小さく
するために、遮熱板3を設ける。この遮熱板3により畜
熱量の大きい炉床は熱遮へいされるので、熱鋼片端部の
冷却は防止できる。又間隙が小さくなることで対流の発
生を極力押さえることができ、熱鋼片端部の過冷は防ぐ
ことができる。
できるが、熱鋼片1の端部は保熱装置Aの天井、側壁、
炉床により囲まれ、かつ熱鋼片端部と保熱装置Aとの間
隙部には対流が発生し、冷却が助長される。特に保熱装
置Aの炉床部は、不定形耐火物等の畜熱量の大きい耐火
物を使用しているため、炉床への熱吸収が大である。こ
のため炉床部と熱鋼片端部との間の熱移動を極力小さく
するために、遮熱板3を設ける。この遮熱板3により畜
熱量の大きい炉床は熱遮へいされるので、熱鋼片端部の
冷却は防止できる。又間隙が小さくなることで対流の発
生を極力押さえることができ、熱鋼片端部の過冷は防ぐ
ことができる。
(実施例) 以下本考案を、図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本考案による熱鋼片エッジ過冷防止装置の断面
図、第2図は第1図のX−X断面を示す。
図、第2図は第1図のX−X断面を示す。
熱鋼片1は炉床および天井、側部断熱材5,6を内張り
し、ケーシングで包囲した保熱装置Aの中をロール2に
よって搬送する。熱鋼片1と炉床断熱材5との間の極力
熱鋼片1に近づけた位置に遮熱板3を配設する。この遮
熱板の素材は熱容量が小さく、耐熱性を具備するもので
あれば良い。また遮熱板3の裏に断熱材、例えばセラミ
ックファイバーを貼設することで、一層の効果が期待で
きる。この遮熱板3は、サポート4によって炉床に支持
する。このサポート4の素材は、遮熱板3と同じもので
も良い。この時熱鋼片1に発生したスケールが前記遮熱
板3上面に堆積することが考えられるが、遮熱板3を所
定の角度で傾斜させて配設することで解決する。なお図
中7はスケール排出口、8は密閉弁である。
し、ケーシングで包囲した保熱装置Aの中をロール2に
よって搬送する。熱鋼片1と炉床断熱材5との間の極力
熱鋼片1に近づけた位置に遮熱板3を配設する。この遮
熱板の素材は熱容量が小さく、耐熱性を具備するもので
あれば良い。また遮熱板3の裏に断熱材、例えばセラミ
ックファイバーを貼設することで、一層の効果が期待で
きる。この遮熱板3は、サポート4によって炉床に支持
する。このサポート4の素材は、遮熱板3と同じもので
も良い。この時熱鋼片1に発生したスケールが前記遮熱
板3上面に堆積することが考えられるが、遮熱板3を所
定の角度で傾斜させて配設することで解決する。なお図
中7はスケール排出口、8は密閉弁である。
この遮熱板3を配設することにより、熱鋼片1と炉床部
との空間が狭くなり、高温ガスと低温ガスの対流や熱容
量の大きい炉床断熱材5への放熱等による熱鋼片1の温
度降下量を減少することができる。尚、この保熱装置A
の側壁には、図示されていないがバーナーを設置する場
合もある。
との空間が狭くなり、高温ガスと低温ガスの対流や熱容
量の大きい炉床断熱材5への放熱等による熱鋼片1の温
度降下量を減少することができる。尚、この保熱装置A
の側壁には、図示されていないがバーナーを設置する場
合もある。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案は、熱鋼片の端部下方で炉床
との間に遮熱板を配設することにより、炉床への放散熱
を減少させうる。又炉床と熱鋼片との間隙を小さくする
ことで対流の発生を減少させ、熱鋼片端部の過冷を防止
することができるものであり、簡単かつ安価な設備費で
熱鋼片のエッジ部の過冷却を防止するとともに、直送圧
延比率の向上を図ることができ、その実用的効果は非常
に大きい。
との間に遮熱板を配設することにより、炉床への放散熱
を減少させうる。又炉床と熱鋼片との間隙を小さくする
ことで対流の発生を減少させ、熱鋼片端部の過冷を防止
することができるものであり、簡単かつ安価な設備費で
熱鋼片のエッジ部の過冷却を防止するとともに、直送圧
延比率の向上を図ることができ、その実用的効果は非常
に大きい。
第1図は本考案の実施例を示す側部断面図、第2図は第
1図のX−X矢視図である。 A……保熱装置、1……熱鋼片、2……搬送ロール、3
……遮熱板、4……サポート、5……炉床断熱物、6…
…天井、側部断熱材、7……スケール排出口、8……密
閉弁
1図のX−X矢視図である。 A……保熱装置、1……熱鋼片、2……搬送ロール、3
……遮熱板、4……サポート、5……炉床断熱物、6…
…天井、側部断熱材、7……スケール排出口、8……密
閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 荻 秀雄 福岡県北九州市八幡東区枝光1―1―1 新日本製鐵株式会社設備技術本部内 (56)参考文献 特開 昭58−174526(JP,A) 特開 昭58−176013(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】連続鋳造設備と圧延機との間に所定の間隔
を置いてロール(2)を配設し、熱鋼片(1)を搬送するよう
にした直送圧延ラインの該ラインを断熱材で包囲した保
熱装置(A)において、該保熱装置(A)の炉床上面と前記ラ
インの両側下部との間にライン方向にそって遮熱板(3)
を配設したことを特徴とする熱鋼片の端部過冷防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988034549U JPH0614884Y2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 熱鋼片の端部過冷防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988034549U JPH0614884Y2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 熱鋼片の端部過冷防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01139909U JPH01139909U (ja) | 1989-09-25 |
JPH0614884Y2 true JPH0614884Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31261252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988034549U Expired - Lifetime JPH0614884Y2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 熱鋼片の端部過冷防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614884Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58174526A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-13 | Daido Steel Co Ltd | 鋳片の端部加熱装置 |
JPS58176013A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-15 | Daido Steel Co Ltd | 鋳片の端部加熱装置 |
-
1988
- 1988-03-17 JP JP1988034549U patent/JPH0614884Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01139909U (ja) | 1989-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104729299A (zh) | 冶金炉 | |
JPH0614884Y2 (ja) | 熱鋼片の端部過冷防止装置 | |
RU2003133461A (ru) | Охлаждающий элемент для охлаждения металлургической печи | |
US5609785A (en) | Method and apparatus for improving the performance of a heating furnace for metal slabs | |
US2426568A (en) | Furnace door | |
JP3752208B2 (ja) | 連続鋳造装置 | |
JPH10212128A (ja) | フロートガラス製造装置 | |
JPS6036856B2 (ja) | 断冷ロ−ル | |
JPS58168416A (ja) | 連続鋳造設備における鋳片加熱装置 | |
SU1035069A1 (ru) | Холодильник дл металлургических печей | |
JPS6056025A (ja) | 連続焼鈍炉の炉壁構造 | |
RU2079556C1 (ru) | Устройство для охлаждения горна и нижней части доменной печи | |
JPS609514A (ja) | 熱鋼片端部加熱装置 | |
JPS638746Y2 (ja) | ||
SU1407604A1 (ru) | Устройство дл нагрева и транспортировки металла | |
SU1753225A1 (ru) | Устройство охлаждени узлов печи | |
JPS5919720Y2 (ja) | ウオ−キングビ−ム式加熱炉の抽出口構造 | |
JP3253250B2 (ja) | 自溶炉の角部冷却装置及び平面部冷却装置並びにそれらの配置構造 | |
SU1136037A2 (ru) | Устройство дл определени температурной точности работы печей | |
JPS5952205B2 (ja) | ウオ−キングビ−ム式加熱炉用炉床レ−ル | |
JPH04254514A (ja) | 鋼片加熱炉 | |
JPH05123731A (ja) | 高温鋼材端部の放熱防止方法 | |
JPS58120729A (ja) | 被熱物端部加熱装置 | |
JPH0135274B2 (ja) | ||
JPH0359778B2 (ja) |